【例文付き】公務員のインターンシップの志望動機の書き方を徹底解説!

【例文付き】公務員のインターンシップの志望動機の書き方を徹底解説!

就職活動をしている方の中には、行政の仕事を経験したいという想いから、公務員のインターンシップに参加しようと考えている方もいることでしょう。

しかし、参加するインターンシップによっては、応募の際にエントリーシートの提出が必要になる場合があります。

このエントリーシートの項目の中で、採用担当者が特に注目するのが志望動機だと言えるでしょう。

ここでは公務員のインターンシップにおける志望動機の書き方について、詳しく解説していきます。

公務員のインターンの種類

まず、公務員のインターンシップの種類について、地方公務員・国家公務員に分けて解説します。

特に、職種と主な業務内容について紹介していきます。

地方公務員のインターン

地方公務員のインターンシップでは、以下のような職種があります

地方公務員のインターンシップの職種
  • 事務職
  • 技術職(建築、土木、電気など)
  • 福祉職(保健師、社会福祉士など)
  • 教育職(学校事務など)

具体的な内容は以下の通りです。

職種ごとの主な業務内容
  • 事務職:市役所や区役所での一般事務作業、住民対応、政策立案のサポートなど
  • 技術職:公共施設の設計・管理、都市計画、インフラ整備の現場視察など
  • 福祉職:地域住民の健康相談、福祉サービスの提供、生活支援活動など
  • 教育職:学校運営サポート、教育イベントの企画・運営など

地方公務員のインターンシップの倍率は地域や職種によって異なりますが、一般的には2〜5倍程度です。

特に人気のある自治体や職種では倍率が高くなる傾向があります。

国家公務員のインターン

国家公務員のインターンシップでは、以下のような職種があります。

国家公務員のインターンシップの職種
  • 事務官
  • 技術官(情報通信、科学技術、環境保護など)
  • 外交官
  • 法務官(裁判所事務、検察事務など)

具体的な内容は以下の通りです。

職種ごとの主な業務内容
  • 事務官:各省庁での政策立案の補助、法令の調査・作成、国内外の行政機関との連携業務など
  • 技術官:技術開発プロジェクトの支援、環境政策の実施、技術的なアドバイザリー業務など
  • 外交官:外務省での外交交渉支援、国際会議の準備・運営、海外大使館での業務サポートなど
  • 法務官:裁判所での資料整理、法廷支援業務、検察庁での調査補助など

国家公務員のインターンシップの倍率は非常に高く、一般的には5〜10倍程度です。

特に外交官や高難度の技術職などでは、10倍以上になることもあります。

公務員のインターンに参加するメリット

民間企業とは違い、公務員になるためには専門知識が問われる難しい筆記試験に受からなければなりません。

そのため机上の勉強だけに注力する方も多いのですが、実際に働く際のイメージも掴んでいないと面接のときに苦労することになります。

民間企業と同様に、公務員にもインターンシップは存在するので、公務員として働きたいと思う方はぜひ参加しておきましょう。

インターンに参加しておくことで、公務員の仕事への理解を深めることができます。

主にどのような良いことがあるか、公務員のインターンに参加するメリットを3つご紹介しましょう。

働き方を知れる

現場にいる職員がどんな風に働くかを見ることで、自分が働いたときのイメージが膨らみます。

就業後のギャップがないようにするためにも、働き方を知っておくことは大事です。

実際に、現役の公務員が働いているところを見ることができるのでとても勉強になると思います。

職場の雰囲気やどのような働き方をしているのかがわかれば、モチベーションも上がるでしょう。

インターンは、本当に自分が公務員に向いているか考える良い機会になるかもしれません。

さまざまな情報を得られる

たとえば、街づくりの事業内容などさまざまな情報を得ることで深みのある志望動機を書けるようになるでしょう。

インターンでは、その自治体が何をしているか目指している方向性などを知ることができます。

さまざまな情報を得ることで、公務員になってどのようなことがしたいのかが明確になるかもしれません。

何がしたいかがはっきりすれば、面接のときにそれをアピールすることができるため、インターンでは積極的に情報を得ることを心がけてください。

選考で有利になる可能性がある

インターン期間中に人脈を作っておくことで、選考において有利になる可能性があります。

無理に気に入られようとする必要はありませんが、先輩に積極的に質問し、自分のことを覚えてもらうようにしてください。

このとき、極端なアピールをするのではなく、職場に馴染もうとするようなイメージで臨むのがコツです。

このように心がければ「コミュニケーション能力が高い」と判断され、採用される可能性も上がるでしょう。

インターン中は、仕事の内容を知ることはもちろん、人脈づくりにも力を入れてみてください。

公務員のインターンの志望動機を作る時のポイント

公務員のインターンシップは、将来のキャリアを築くための貴重な機会です。

しかし、志望動機を作成する際には、一般的な志望動機とは異なるポイントに注意する必要があります。

公務員のインターンに応募する際の志望動機作成のコツと具体的な例を紹介します。

自分の強みや関心をどのように伝えるか、公務員としての適性をアピールする方法について、具体的なステップを踏まえて解説します。

インターンの参加目的

自分がなぜ公務員のインターンに参加するのかをしっかり整理しておきましょう。

インターンに参加することによって得られるメリットは多くありますが、きちんと意識しないと十分な成果は得られません。

インターンの参加目的を自分の中ではっきりさせておくことで、有意義なインターンとすることができるでしょう。

もちろん、公務員のインターンに参加する理由は人それぞれ異なります。

その自治体の職員として働きたいと思っているのか、どのような仕事に興味があるのかなど、自分なりに答えられるようにしておきましょう。

公務員の適性をアピールする

インターンでは、自分自身が公務員にふさわしい適性があるかどうか細かくチェックされるため、公務員の適性があるというところをしっかりとアピールしましょう。

また、公務員に求められる適性とは何なのかを確認しておくことも重要です。

自治体などによって異なる場合もあるので、応募先の情報を確認しておく必要があります。

協調性やリーダーシップ、責任感などのほか、地域住民に寄り添う気持ちも持たなければなりません。

どんな人が公務員に向いているのかを具体的に把握し、それを現場の職員に伝える努力が重要と言えるでしょう。

インターン先の業務を分析しておく

インターン先の業務はどんなことをしていて、社会の中でどのような役割を担っているのか、という情報は必ず分析しておく必要があります。

業務分析が必要な理由
  • 志望動機に具体性を持たせるため
  • モチベーションを伝えるため
  • 準備してきたことを伝えるため

業務内容を理解していることを示すことで、志望動機に具体性が生まれます。

具体的な業務やプロジェクトに触れながら、自分がどのように貢献できるかを明示することで、説得力のある志望動機になるのです。

また、志望動機を作成する際に、自分のスキルや経験がどのようにその業務に役立つかを示すことが重要です。

事前に業務内容を分析することで、自分の強みを効果的にアピールすることができるようになります。

よくある公務員のインターンの志望理由

公務員へのインターンの志望理由が、きちんとまとまらないという人も多いでしょう。

インターンへの参加理由は人それぞれ異なりますが、その中でも多くの人が挙げる志望理由があります。

それは、市民の支援・地域の活性化・都市の発展の3つですが、これだけでは少々弱いので自分なりのアレンジを加えると良いでしょう。

ここからは、上記3つの志望理由について解説していきますので、インターンの志望理由が決まらないと悩んでいる方は参考にしてみてください。 

市民の支援

社会貢献といっても、その内容はさまざまです。ゆえに最初に志望動機の軸となる内容を絞ることで、まとまりのある文章に仕上げることができるでしょう。

志望動機の軸として書きやすいのは「自分が市民に対してどのようなことで役に立てるか」です。

まずは市民が日常生活でどんなことに困り、行政のどこに不満を感じているのかを考えましょう。

それから、その解決や改善のために自分に何ができて、どんなことをしたいと思っているかを書いていきます。

例えば、障害者や高齢者への福祉、子育て支援などを主題にするといいでしょう。

市民の中で困窮した環境に陥りやすい障害者や高齢者、シングルマザーのための支援について、自分なりの主張や考え方を具体的に書き、インターンシップへの動機付けにします。

「同級生に障害を抱える子がいた」「祖父の介護を経験した」というようなエピソードを交え、そのときに感じた葛藤やもどかしさを表現することで、文章に強い説得力が出るでしょう。

地域の活性化

市民という個人レベルからもう少し規模を広げて、地域レベルの問題に目を向けてみるのもいいでしょう。

「地方自治体と協力して祭りや花火大会の運営に携わった」「近隣住民とネットワークを構築して定期的にボランティア活動を行った」などのエピソードを軸にして、地域活性化の重要性ややりがいに触れていきます。

地域レベルの連携と繋がりが生まれることで子供の情操教育に影響したり、犯罪防止効果があったりなど、社会に対してさまざまな貢献ができる点を表現しましょう。

そして行政の立場からそうした地域イベントの企画・参加に取り組みたいというような構成にすると、文章全体に自然な流れが生まれるでしょう。

都市の発展

視点をさらに広げ、区や市の単位での課題に言及し、都市の発展に貢献したいという考えを軸にします。

「豊かな自然を活かして地元の素晴らしさをアピールし、観光客の増加に努めたい」や「鉄道や道路を整備して街の交通アクセスの利便性を高めたい」や「大きな商業施設を建造することで、市全体の収益を向上させられるのではないか」というような、自分なりの都市の発展計画を書き記しましょう。

しかし、実現性や論理性を欠いた内容では、ただの夢物語になってしまうので、あまりに理想の高すぎる内容は避けたほうが無難です。

自分が生まれ育った都市を舞台として、街の収益やインフラの状況を正しく調査してから計画を練ることで、現実的な展望が見えてくるでしょう。 

公務員のインターンの志望動機の構成

公務員の志望動機は、職務に従事するうえで重要となってくる社会貢献や地域の課題などに関連した内容を書くことが大切です。

志望動機の軸が定まったら、次は構成を意識して書いていきましょう。

せっかく良い志望動機があるのに、構成を意識せず適当に書いてしまうと、自分の理念や考えを相手に十分に伝えることができません。

志望動機の構成は、「結論」→「根拠」→「将来どうなりたいか」→「結論」の順で書くようにしましょう。

このように書くことで、自分の志望動機をわかりやすく印象的に伝えることができます。

以下ではそれぞれのポイントを詳しく説明していきます。

結論

最初に結論を伝えましょう。

結論を先に述べることは、「結論ファースト」と呼ばれることもあり、社会人として働くうえでもとても大切なことです。

そうすることで、相手は志望動機の全体像を把握することができ、その後の話を理解しやすくなります。

「市民の支援」を軸とした志望動機なら、「私がインターンシップを希望した理由は、この町で少子高齢化支援の現状について学びたいと考えているからです。」のような形で述べましょう。

ここでは端的に述べることを意識しましょう。ここで言いたいことを盛り込みすぎてしまうと、構成がぐちゃぐちゃになってしまい、軸がぶれた構成になってしまうおそれがあります。

1文~2文で結論を端的にわかりやすく伝えましょう。

根拠

結論を述べたら次に根拠を述べます。どのような動機や考え方を経てその結論に至ったのかを伝えましょう。

例となるエピソードがあればここで簡潔に伝えると良いでしょう。

「私は大学で地方行政における少子高齢化問題について学んでいます。私はこの町でも人口減少や高齢化が進んでいると実感しています。この町ではそのような問題に対してどのような政策を採っているのか学んでみたいと思っています。」

自分の動機や考え方を文章化することはなかなか難しい作業です。ここで気を付けたいのが、誰が聞いても理解できる根拠にすることです。

根拠と結論が結び付かない文章にならないように、文章化したら一度客観的に読み直してみて、おかしくないか確認しましょう。

将来どうなりたいか

根拠を述べたら次に将来どうなりたいかを述べます。招待どうなりたいかという将来の視点を盛り込みましょう。

結論、根拠を経て、将来こうなりたいと思っていることが伝わるように、文章に一貫性を持たせることが大切です。

「私は将来、地方行政に関わる仕事をして、生まれ育ったこの町を活性化し、若い世代・高齢者世代ともに暮らしやすい街にしたいと思っています。」

などのように、自分の将来像とインターンシップ先とに関連を持たせるようにしましょう。

当たり前のことですが、公務員のインターンシップなのに、将来はメーカーの営業職で売り上げに貢献したい、などと公務員と関係のない将来像を伝えてしまうと、面接官に「将来像と関係のない公務員になぜ応募したのか」と思われてしまいますし、良い志望動機になりません。

公務員と関連のある将来像を伝えましょう。

結論

将来像を伝えたら最後にもう一度結論を伝えましょう。

結論ではじめ、結論で締めることにより、説得力を持ってアピールできます。

「そのため、〇×市役所の△△課のインターンで、現状の課題に対してどのような政策を実施して、市民とどのように関わっているのかを体感して自分の将来に活かしたいと思い、応募させていただきました。」

ここでは、最初の結論をただ繰り返すだけでなく、述べてきた根拠と将来像を踏まえた結論を提示して締めくくりましょう。

このように、「結論」→「根拠」→「将来どうなりたいか」→「結論」の順で構成することにより、志望動機を論理的にわかりやすく伝えることができます。

構成を意識した志望動機を書いていきましょう。

公務員のインターンの志望動機の例文

公務員のインターンの志望動機を書く際、なかなかまとまらずに困っているという方も多いのではないでしょうか。

公務員のインターンの志望動機は人それぞれ違うものですが、ゼロから作ると手間や時間がかかってしまうので、例文を参考にして書くのがオススメです。

ここからは、公務員のインターンの志望理由の例文をいくつか紹介していきます。

紹介した例文を参考に志望動機をもとに、オリジナリティー溢れる志望動機を書いてみてください。

例文①:地方公務員

ここでは、職種別に地方公務員のインターンシップ選考で使える、志望動機の例文を紹介します。

ぜひ参考にして独自性がある志望動機の文章を作成してください。

事務職の志望動機例文

私は、地域社会の発展と住民の生活向上に貢献したいという強い思いから、地方公務員の事務職インターンシップを志望しました。

大学での地域社会学の学びを通じて、住民とのコミュニケーションが行政サービスの質を左右することを実感しました。

インターンシップを通じて、実際の業務を体験し、住民の声を反映した行政運営にどのように携わるかを学びたいです。

技術職(建築)の志望動機例文

私は、地域のインフラ整備を通じて安全で快適な生活環境を提供することに魅力を感じ、地方公務員の建築技術職インターンシップを志望しました。

大学で建築工学を専攻しており、設計から施工までのプロセスを学んでいます。

インターンシップでは、実際のプロジェクトに参加し、現場での経験を積むことで、理論と実践を結びつける力を養いたいです。

福祉職(保健師)の志望動機例文

私は、地域住民の健康を支える仕事に強い関心を持ち、地方公務員の保健師インターンシップを志望しました。

大学での保健学の学びを通じて、予防医療の重要性を感じました。

インターンシップを通じて、地域住民の健康管理や相談業務に携わり、現場での実践的なスキルを身につけることで、将来の保健師としての基礎を築きたいです。

教育職(学校事務)の志望動機例文

私は、教育現場を支える仕事に魅力を感じ、地方公務員の学校事務インターンシップを志望しました。

大学で教育学を専攻し、子どもたちの学びを支援することの意義を学びました。

インターンシップを通じて、学校運営に必要な事務業務を学び、教育現場の円滑な運営に貢献できるスキルを身につけたいです。

プロジェクト配属の志望動機例文

私が最も興味を持っているのは町独自のプロジェクトです。

私自身、桜などの花や植物が好きなので、特に「街を桜でいっぱいにしよう」というプロジェクトに関心を持っております。

もちろん、このプロジェクトのほかにもさまざまな仕事に興味を持っているので、地方公務員の仕事を現場で詳しく知りたいと思い、今回のインターンに参加しようと決めました。

インターンへの意気込みとしては、現場で働く先輩の姿を見て、公務員としての意識の持ち方を学びたいと考えております。

またインターン中は、同じ志を持つ学生とともに励み、公務員の仕事について理解を深めていく所存です。

実際に働き始めたときに困らないよう、責任感を持って参加いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

例文②:国家公務員

次に国家公務員インターンの職種別の志望動機例文を紹介します。

自分が応募する職種に当てはまる例文を参考にして、ぜひ上手なアピールをしてください。

事務官の志望動機例文

私は、日本の政策形成に直接関与し、国民の生活向上に貢献したいという思いから、国家公務員の事務官インターンシップを志望しました。

大学での政治学の学びを通じて、政策立案の重要性を理解しました。

インターンシップでは、各省庁の業務を体験し、具体的な政策形成のプロセスを学ぶことで、将来のキャリアに活かしたいと考えています。

技術官(情報通信)の志望動機例文

私は、日本の情報通信技術の発展に貢献したいという思いから、国家公務員の情報通信技術官インターンシップを志望しました。

大学で情報工学を専攻し、最新の技術動向に関心を持っています。

インターンシップを通じて、政府のITプロジェクトに参加し、技術的な課題解決に取り組むことで、実務経験を積みたいと考えています。

外交官の志望動機例文

私は、日本と世界を結びつける役割に強い興味を持ち、国家公務員の外交官インターンシップを志望しました。

大学で国際関係学を専攻し、多文化理解と国際交渉の重要性を学びました。

インターンシップを通じて、外務省の業務を体験し、実際の外交現場で必要なスキルや知識を身につけ、将来の国際社会での活躍に備えたいと考えています。

法務官(裁判所事務)の志望動機例文

私は、法と正義を守る仕事に強い関心を持ち、国家公務員の裁判所事務官インターンシップを志望しました。

大学で法学を専攻し、司法制度の役割を深く理解しました。

インターンシップでは、裁判所での実務を体験し、法的手続きの運営を支えるスキルを習得することで、将来の法務官としての基礎を築きたいと考えています。

省庁主催のインターンの志望動機例文

私は、国が抱える年金問題や福祉の問題について興味があります。

年金問題や福祉という問題は、少子高齢社会である日本を脅かす大きな問題だと認識しております。

自分に必要なスキルを磨き、即戦力として活躍できるようになりたいと考えて今回のインターンシップに応募いたしました。

インターンへの意気込みとしては、経験を積んでスキルを高めるとともに、公務員としてのやりがいも見つけたいと考えています。

またインターン中は、先輩の方の意見を聞きつつ、同じ学生の方とディスカッションしながら国家公務員としての心構えを学んでいく所存です。

学生気分で参加しないよう、意識を高く持って臨みますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

公務員のインターンの志望動機を書く際の注意点

公務員のインターンの志望動機を書く際には、事前に把握しておくべき注意点があります。

自分の気持ちを素直に書くことは重要ですが、ただ何となく書いた志望動機をそのまま提出してはいけません。

選考の人数によって異なるものの、場合によっては落ちてしまうおそれがあるので、ここからは公務員のインターンの志望動機を書くための注意点をいくつかご紹介します。

一度志望動機を書いてみて、以下の注意点に当てはまっていないか見直してみると良いでしょう。

希望部署に配属されるかを確認する

まずは、自分が希望した部署に必ずしも配属されるわけではないということを覚えておきましょう。

そのため、志望動機が希望部署のみにしか適応されないような内容だった場合、見直した方が良いかもしれません。

たとえば、税金関係の仕事に興味があってお金に携われる部署ばかり希望するという内容だった場合、「別の仕事には興味がない人」と思われ、選考に落ちてしまうおそれがあります。

何か特定のジャンルにこだわるのではなく、自分が興味を持っている施策や問題などを絡めながら志望動機を作るのがインターンシップ参加への近道と言えるでしょう。

募集要件に当てはまっているかを確認する

自治体ごとに参加ルールや募集要件はそれぞれ異なります。

場合によっては推薦状や論文を求められることもあるので、応募前に必要書類の有無や締め切りなどを確認しておく必要があります。

もし募集要件と異なる内容の書類を提出してしまうと落選の可能性が一気に上がるため、詳しい内容をチェックしてから応募するようにしてください。

また、締め切りを守ることも重要で、基本的に締め切りを過ぎると受け付けてもらえません。

たとえ優れた書類ができあがったとしても、提出が遅れてしまうとスタートラインにすら立てなくなるため注意してください。

志望動機がないときにやるべきこと

上記まで、志望動機の書き方や構成について説明しましたが、いざ書くとなると何を書いて良いのかわからないですよね。

どうしても書くことができず、就活サイトなどで紹介されている例文をそっくりそのまま真似て作成する学生がいますが、そうしてしまうと、自分らしさを欠いた志望動機になってしまい、良い印象を与えることができません。

自分に合った志望動機を作成するためにも、「自己分析」と「他己分析」を行うことが大切です。

以下で詳しく説明していきますね。

自己分析

就活中の方や就活について調べている方は「自己分析」が大切だ、とよく耳にすると思います。

もちろん志望動機においても自己分析は必要不可欠です。

志望動機を作成するためには「自分」のことをよく理解している必要があります。

自己分析を行うと、自分がどのような人物なのか、どんなモチベーションを持って行動しているのかを理解することができます。

自分を客観的に見てみることで、なぜ自分が公務員のインターンを希望しているのかうまく文章化することができるはずです。

自己分析を行う際、「モチベーショングラフ」を作成すると自分のこれまでの人生を可視化して、効率良く分析ができるのでおすすめです。

以下の記事でモチベーショングラフについて詳しく説明しているので参考にしてみてくださいね。

他己分析

「自己分析は聞いたことがあるけど、他己分析って何?」と思う学生も多いのではないでしょうか。

他己分析とは自分以外の人に自分の長所や短所を聞くことです。

自己分析は自分一人で行うので、どうしても主観的になってしまったり、目を向けたくない短所などを避けてしまったりしてしまいます。

他己分析を行うことで、客観的な視点から長所や短所を見つけることができます。

自分が気づけなかった点に気づくこともありますし、自己分析で見つけた長所を他己分析でも指摘されると、その長所はより説得力を持つはずです。

他己分析は、親や仲の良い友人らだとあなたのことをよく知っているし、頼みやすいと思います。

親交の深い人に限らず、付き合いが浅い人にも聞いてみると、自分の第一印象などの情報を得ることができるのでおすすめです。

志望動機が思いつかない時はプロに依頼しよう

とはいっても志望動機ってなかなか難しいですよね。

自己分析や他己分析を行ったは良いが、それをどのように志望動機と結び付けたら良いのか、また、ある程度作成したが行き詰まっていて困っている、などさまざまな理由により志望動機が書けない学生は多いと思います。

そこでおすすめしたいのが「就活のプロに相談する」ことです。

就活市場エージェントでは専任のエージェントとのマンツーマンで志望動機の相談はもちろん、面接対策やエントリーシートの対策もできます。また、あなたの就職に関する希望をヒアリングして、あなたに合った企業の紹介も行っています。

費用が気になるところですが、学生側の利用料金は一切かかりません。就活市場エージェント登録者の内定率は95%と非常に高く、就活を行うあなたへとてもおすすめです。

一人で悩むより、就活のプロと二人三脚で効果的な就職活動を行い、希望する企業の合格を掴み取りましょう。

目指す職種によって内容を工夫しよう

ここで紹介した志望動機の書き方は一例ですから、自分が目指す職種や参加したいインターンシップ先によって、内容を工夫するといいでしょう。

警察官なら防犯に関するエピソードを、消防士なら火事や台風や地震といった災害によって感じたことを、教師であれば現在の教育の在り方についてなどを軸にして盛り込んでいけば、魅力的な志望動機をスムーズに書き上げることができるのではないでしょうか。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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