【27卒】大学3年は就活をいつから始めるべきなのか?スケジュールと時期ごとに準備しておきたいことを解説

【27卒】大学3年は就活をいつから始めるべきなのか?スケジュールと時期ごとに準備しておきたいことを解説

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【大学3年の就活】27卒の就活はいつから始めるべきなのか?

「就活って、いつから始めればいいんだろう?」大学3年生になると、多くの人がこの疑問を抱くのではないでしょうか。

周りの友人がインターンの話を始めたり、就活関連の情報を目にしたりする機会が増えると、焦りを感じるかもしれませんね。

結論から言うと、27卒の皆さんの就職活動は、大学3年生になったらすぐにでも始めることをおすすめします。

近年、就活は早期化の傾向が顕著で、企業側も早い段階から学生との接点を持とうと積極的に動いています。

だからといって、「今すぐ内定を取らなければ!」と気負う必要は全くありません。

大切なのは、本格的な選考が始まる前に、じっくりと自分自身と向き合い、社会や企業について知るための準備期間を設けることです。

大学3年の早い時期から情報収集や自己分析を始めることで、余裕を持って就活本番に臨むことができます。

この記事で紹介するスケジュールを参考に、自分なりのペースで一歩ずつ進んでいきましょう。

【大学3年の就活】27卒の就活スケジュール

27卒の皆さんがこれから歩む就職活動は、どのようなスケジュールで進んでいくのでしょうか。

全体像を把握しておくことは、計画的に準備を進め、周りに流されすぎずに自分のペースを保つために非常に重要です。

「いつ、何をすべきか」が分かっていれば、漠然とした不安も軽減されるはずです。

一般的な就活スケジュールは、政府の指針によってある程度の目安が示されていますが、実際にはインターンシップや早期選考など、それよりも早い時期から動き出すのが現在の主流です。

大学3年生の春から夏にかけてインターンシップの準備が始まり、秋冬にはより本選考に近いプログラムが増えてきます。

そして、大学3年の3月には企業説明会が本格化し、そこから一気に本選考へと進んでいくイメージです。

ここでは、大学3年生になってから内定獲得までの大まかな流れを、時期ごとに具体的に解説していきます。

一つひとつのステップをしっかり理解し、万全の態勢で就活に臨めるように準備しましょう。

就活スケジュール

大学3年の4月(2026年4月)

大学3年生に進級し、いよいよ就活学年のスタートです。

この4月という時期は、本格的な就職活動が始まる前の、いわば「準備期間」の始まりと捉えるのが良いでしょう。

多くの企業では、夏に開催されるサマーインターンシップの情報がこの頃から公開され始めます。

就活情報サイトや企業の採用ページをこまめにチェックし、どのような業界や企業がインターンを募集しているのか、情報収集をスタートさせる絶好のタイミングです。

この時期に就活の土台作りを始めることで、夏以降のインターンシップ選びやエントリーシート作成が格段にスムーズになります。

焦る必要はありませんが、意識的に情報に触れ始めることが、後々の大きなアドバンテージに繋がります。

大学3年の7月(2026年7月) サマーインターンの実地

夏休みが始まる7月から8月にかけては、サマーインターンシップが本格的に実施される時期です。

多くの学生が初めて「働く」ということを具体的に体験する、非常に重要な期間と言えるでしょう。

サマーインターンに参加する最大のメリットは、企業の雰囲気や仕事内容を肌で感じられることです。

ウェブサイトや説明会だけでは分からない、社内の人間関係やリアルな業務内容に触れることで、その企業や業界への理解が格段に深まります。

人気のインターンシップは選考があるインターンも多いため、ESや面接対策も必要になります。

大学3年の10月(2026年10月) 秋冬インターン・早期選考が開始

大学の後期が始まる10月頃になると、就職活動は新たなフェーズへと移行します。

この時期の大きな動きとしては、「秋冬インターンシップ」の募集開始と、一部企業による「早期選考」のスタートが挙げられます。

秋冬インターンは、夏に比べてより実践的な内容であったり、参加者が本選考で優遇される、いわゆる「本選考直結型」のものが増える傾向にあります。

サマーインターンで得た経験や反省を活かし、さらに志望度の高い業界や企業のインターンに挑戦してみましょう。

自己分析や企業研究も、夏休みの経験を踏まえてより深掘りしていくことが重要です。

大学3年3月(2027年3月) 説明会や本選考が本格化

大学3年生の終わりが近づく3月1日は、就活生にとって非常に重要な一日となります。

この日を境に、企業の広報活動が全面的に解禁され、就職活動が一気に本格化するからです。

就活情報サイトには無数の企業情報が溢れ、大規模な合同企業説明会や、各社が独自に開催する説明会が毎日のように行われます。

それに伴い、多くの企業でエントリーシートの提出受付がスタートし、ウェブテストの受検もピークを迎えます。

そして、これらの選考を突破できた場合、グループディスカッションや面接に進むこととなります。

大学4年6月(2027年6月) 本選考の結果がでて内定が出る人も

大学4年生になり、6月1日を迎えると、いよいよ採用選考活動が正式に解禁され、面接が本格化します。

経団連に加盟している多くの大手企業がこの時期に面接をスタートさせるため、就職活動は最終局面を迎えます。

多くの企業では6月の初旬から中旬にかけて内々定を出し始めるため、周囲で就活を終える友人も出てくるでしょう。

多くの学生は、複数の企業の選考を並行して受けることになるため、面接日程の調整や移動時間の確保など、スケジュール管理能力がこれまで以上に試されます。

【大学3年の就活】27卒のライバルはいつから就活を始めているのか

大学3年生の皆さんは、周りの友人がいつから就職活動を始めているのか、もしかしたら不安に感じているかもしれません。

特に、27卒という新卒の皆さんの世代では、就職活動の早期化が進んでいると言われています。

実際にライバルたちがどのようなスケジュールで動いているのかを把握することは、自身の就職活動を効果的に進める上で非常に重要です。

過去の傾向から、27卒の皆さんのライバルたちが一体いつ頃から動き出しているのか、そしてどのように就職活動を進めているのかを具体的に探っていきましょう。

インターンシップ・仕事体験に申し込んでいる学生が60%

26卒インターンシップ参加状況

皆さんが就職活動を意識し始める時期として、まず挙げられるのがインターンシップや仕事体験への申し込みでしょう。

マイナビキャリアリサーチLabの調査によると、大学3年生の段階で実に約60%もの学生が、夏期や秋期に実施されるインターンシップ・仕事体験にすでに申し込みをしているというデータが出ています。

この数字は、多くの学生が早い段階から企業との接点を持つことの重要性を認識している証拠と言えるでしょう。

もしあなたがまだインターンシップに申し込んだ経験がないのであれば、この約60%という数字を意識して、早めに情報収集を始め、積極的に行動を起こすことが求められます。

インターンシップ・仕事体験に参加した学生は22.3%

26卒までのインターンシップ情報

インターンシップ・仕事体験への申し込み率は高いものの、実際に参加できた学生の割合はどれくらいなのでしょうか。

マイナビキャリアリサーチLabの調査結果によると、インターンシップ・仕事体験に「参加した」と回答した学生は全体の22.3%に留まっています。

この数字から何が読み取れるかというと、申し込みをした約60%の学生のうち、実際にインターンシップに参加できるのはその約3分の1程度であるということです。

これはつまり、インターンシップや仕事体験にも選考が存在し、その突破率は50%前後であることが推測できます。

人気の企業や魅力的なプログラムであるほど、応募が殺到し、選考の倍率も高くなる傾向にあります。

参加したいインターンシップがある場合は、単に申し込むだけでなく、エントリーシートの書き方や面接対策など、選考を突破するための準備も怠らないことが重要です。

26卒の内定獲得時期から見る就活早期化

26卒(5月1日jitenn  就職内定率

就職活動の早期化は、インターンシップだけでなく、内定獲得時期にも顕著に表れています。

リクルートの就活みらい研究所のデータを見ると、26卒の就職活動では、大学3年生の2月時点で内定を獲得している学生の割合が、年々増加していることが分かります。

これは、経団連が定める採用選考の解禁時期よりも前に、事実上の内定を出す企業が増えていることを意味しています。

特に外資系企業やベンチャー企業、あるいは一部のコンサルティングファームなどでは、早い段階から優秀な学生を囲い込む動きが活発です。

これらの企業は、夏や秋のインターンシップ参加者に対して早期選考を実施し、年内、あるいは年明けすぐに内定を出すケースが多く見られます。

もし皆さんが志望する業界や企業が早期選考を実施している可能性があるのであれば、大学3年生のうちから情報収集を徹底し、選考プロセスに乗れるよう準備を進める必要があります。

【大学3年の就活】いつから何をすべきなのか!時期ごとに準備しておきたいことを解説

就職活動は、「いつから始めればいいんだろう」「何を準備すればいいんだろう」と漠然とした不安を感じるかもしれませんね。

でも、事前に準備すべきことを知り、時期ごとに計画的に進めていけば、自信を持って選考に臨めるようになりますよ。

ここでは、就職活動において必ずやっておきたい準備と、大学生活の時期別にどのような行動を取るべきかを詳しく解説していきます。

これらの情報を参考に、効率的かつ戦略的に就職活動を進めていきましょう。

就活準備としてやっておきたいこと
  • 自己分析
  • 業界・企業研究
  • エントリーシートの作成
  • Webテストの対策

自己分析

就職活動の最初のステップであり、最も重要なのが自己分析です。

これは、自分の強みや弱み、興味関心、価値観、そして将来何をしたいのかを深く掘り下げる作業です。

過去の経験を振り返り、どんな時に喜びを感じ、どんな時に壁にぶつかったのかを具体的に言語化してみましょう。

なぜその行動をとったのか、その結果どうなったのかを深掘りすることで、自分自身の核となる部分が見えてきます。

自己分析をしっかりと行うことで、応募する企業や職種を選ぶ際の軸が明確になり、面接でも自信を持って自分をアピールできるようになります。

業界・企業研究

自己分析と並行して進めたいのが、業界・企業研究です。

世の中には様々な業界があり、それぞれに異なるビジネスモデルや企業文化が存在します。

まずは、自分が少しでも興味を持てる業界をいくつかピックアップし、それぞれの業界の特徴や将来性、抱えている課題などを調べてみましょう。

次に、その業界に属する企業をいくつか比較検討します。

企業のホームページや採用ページを見るだけでなく、ニュース記事や四季報なども活用して、事業内容や強み、企業理念、社風などを深く理解することが大切です。

企業研究を徹底することで、入社後のミスマッチを防ぎ、本当に自分に合った企業を見つけられる可能性が高まります。

エントリーシートの作成

就職活動において避けては通れないのがエントリーシート(ES)の作成です。

ESは、企業が皆さんの第一印象を判断する重要な書類であり、面接に進むための第一関門となります。

企業はESを通して、皆さんがどのような人物で、なぜ自社を志望するのか、そして入社後どのように貢献できるのかを知ろうとします。

自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)など、企業が求める項目に対して、具体的なエピソードを交えながら分かりやすく記述することが求められます。

ESは何度も添削を重ね、推敲することで質が高まります。

キャリアセンターや就職エージェントなど、第三者からのフィードバックも積極的に活用しましょう。

Webテストの対策

多くの企業が選考の初期段階で実施するのがWebテストです。

これは、応募者の基礎的な能力や性格特性を測るために行われます。

SPIや玉手箱、C-GABなど、様々な種類のWebテストがあり、それぞれ出題形式や対策方法が異なります。

書店で対策本を購入したり、Web上の模擬試験を活用したりして、繰り返し問題演習に取り組むことが重要です。

特に、時間制限がある中で正確に解答する力が求められるため、過去問を解き慣れておくことが点数アップにつながります。

Webテストで一定の点数を取れないと、次の選考に進むことができないため、早めの対策を心がけましょう。

面接対策

エントリーシートやWebテストを突破したら、いよいよ面接です。

面接は、皆さんの人柄やコミュニケーション能力、そして入社への熱意を企業に直接伝える場となります。

面接では、自己PRや志望動機を改めて深掘りされるだけでなく、学生時代に経験したことや、入社後にどのようなキャリアを築きたいかなど、多岐にわたる質問がされます。

想定される質問に対する回答を事前に準備し、声に出して練習することが効果的です。

また、模擬面接を通して第三者からフィードバックをもらうことで、話し方や立ち振る舞い、視線なども改善できます。

面接は練習すればするほど上達しますので、自信を持って臨めるように準備を重ねましょう。

時期ごとに行いたいこと
  • 【大学2年1月〜】自己分析・業界研究
  • 【大学3年6月〜】夏インターンシップ参加
  • 【大学3年10月〜】秋冬インターンシップ参加、OB・OG訪問、ES・筆記試験・面接対策
  • 【大学4年6月〜】筆記試験・面接選考が本格化し順次内々定が出る

【大学2年1月〜】自己分析・業界研究

就職活動の本格的なスタートは大学3年生からですが、大学2年生の1月頃から、本格的な準備を始めることをおすすめします。

この時期に特に力を入れたいのが、自己分析と業界・企業研究です。

まだ時間的に余裕がある大学2年生のうちに、じっくりと自分と向き合い、興味のある業界や企業について深く調べておきましょう。

焦らずに、幅広い業界に目を向け、自分の可能性を広げる時期と捉えるのが良いでしょう。

早期に自己分析を終えることで、夏インターンシップや今後の就職活動の軸が明確になり、効率的に準備を進めることができます。

【大学3年6月〜】夏インターンシップ参加

大学3年生になると、いよいよ就職活動が本格化します。

特に重要なのが、夏インターンシップへの参加です。

多くの企業で夏インターンシップが開催されるのは、大学3年生の6月頃から9月頃にかけてです。

これに先立ち、大学3年生の4月頃から順次募集が開始されるため、興味のある企業の情報は常にチェックし、応募締め切りに間に合うように注意しましょう。

夏インターンシップは、企業によってはその後の本選考に直結することもあります。

実際の業務を体験したり、社員の方々と交流したりする中で、企業の雰囲気や仕事内容を肌で感じられる貴重な機会です。

【大学3年10月〜】秋冬インターンシップ参加、OB・OG訪問、ES・筆記試験・面接対策

大学3年生の10月から2月頃にかけては、秋冬インターンシップが開催されます。

夏インターンシップに参加できなかった方も、この機会を積極的に活用しましょう。

また、この時期から興味を持った企業へのOB・OG訪問を開始することも非常におすすめです。

実際にその企業で働く社員の方から話を聞くことで、企業のリアルな情報や仕事のやりがい、苦労などを知ることができ、企業理解を深める上で非常に役立ちます。

そして、この時期には、本選考に向けてエントリーシート(ES)の作成、Webテスト・筆記試験、面接対策を早めに始めておくと安心です。

自己分析や業界・企業研究で得た情報を元に、具体的に準備を進めていきましょう。

【大学3年3月〜】会社説明会参加と企業エントリー

大学3年生の3月からは、いよいよ就職活動の情報解禁です。

各種就職サイトがオープンし、合同説明会や企業ごとの会社説明会への参加が本格的に始まります。

この時期は、多くの企業がプレエントリーを受け付け始めるため、興味のある企業には積極的にエントリーをしていきましょう。

説明会では、企業の事業内容やビジョン、採用情報などを詳しく聞くことができます。

また、社員の方と直接話す機会がある場合もあるので、疑問に思ったことは積極的に質問し、企業への理解を深める良い機会です。

【大学4年6月〜】筆記試験・面接選考が本格化し順次内々定が出る

大学4年生の6月以降は、多くの企業で筆記試験や面接選考が本格的に始まります。

ここまでの準備がしっかりとできていれば、自信を持って選考に臨めるはずです。

一次面接から最終面接まで、複数回の面接を突破し、無事に内々定を獲得することを目指しましょう。

この時期は、選考が集中し、精神的にも体力的にも負担がかかる時期です。

体調管理に気をつけながら、最後まで諦めずに就職活動を乗り切ってくださいね。

【大学3年の就活】企業はいつから27卒採用をはじめるのか

ここまでは学生目線でいつから就活を始めるべきか見てきましたが、ここでは企業目線の採用スケジュールを確認しておきましょう。

就職活動のスケジュールは、企業の規模や業種、そして外資系か日系かによって大きく異なります。

志望する企業がどのような採用スケジュールで動くのかを事前に把握しておくことで、効率的に準備を進め、チャンスを逃さずに選考に臨むことができます。

ここでは、企業の種類別に27卒の採用スケジュールを具体的に紹介していきますので、ぜひ今後の就職活動の参考にしてください。

外資系企業

外資系企業は、日系企業と比較して採用活動を早期から開始する傾向があります。

特に、コンサルティングファームや投資銀行などの外資系企業の場合、大学3年生の10月から11月頃には、すでに本格的な選考を開始するケースが非常に多いです。

企業によっては、それよりも早い秋冬インターンシップの段階から選考を兼ねたプログラムを実施し、その参加者の中から早期に内定を出すこともあります。

早い段階から、業界や企業に関する深い知識と、論理的思考力やコミュニケーション能力といった実践的なスキルが求められるため、大学3年生の夏休み前には準備を始めることが不可欠です。

外資系企業を志望する場合は、情報収集を密に行い、早期選考の機会を逃さないよう注意しましょう。

経団連に所属している企業

日本を代表する大手日系企業の多くは、日本経済団体連合会(経団連)に加盟しています。

経団連に所属する企業は、定められた「採用選考に関する指針」に則って採用活動を行うため、比較的統一されたスケジュールで動きます。

具体的には、「大学3年生の3月に情報解禁」となり、企業説明会の開催やエントリーシートの受付が始まります。

そして、「大学4年生の6月から面接などの選考を開始」し、その後順次内々定を出すという流れが一般的です。

このスケジュールはあくまで基本的な指針であり、実際にはインターンシップを通じて早期に学生との接点を持ったり、採用選考とは異なる形で内定に繋がる機会を設けたりする企業も存在します。

しかし、大枠としてはこのスケジュールを意識して準備を進めるのが良いでしょう。

経団連に所属していない企業(中小・ベンチャーの日系企業)

経団連に加盟していない日系企業、特に中小企業やベンチャー企業の場合、経団連が定める就職活動のルールに縛られません。

そのため、採用活動の開始時期や選考スケジュールは企業によって大きく異なります。

多くの企業では、大学3年生の2月頃から選考が開始されることが多い傾向にあります。

早い段階から優秀な学生を確保したいという狙いから、通年採用を行っていたり、学生の準備状況に合わせて柔軟に選考を進めたりする企業も珍しくありません。

大手企業とは異なる採用時期であるため、志望企業が経団連に加盟しているか否かを確認し、それぞれのスケジュールに合わせて対策を立てる必要があります。

中小・ベンチャー企業は、個性を重視したり、早期に実務経験を積ませたりするケースも多いため、自身の興味関心と企業の特性がマッチするかどうかをよく見極めることが大切です。

業界によってかなり異なる

会社の規模だけでなく、業界によっても採用スケジュールはかなり異なります。

業界 主な選考開始時期(大学3年次) 内定が出始める時期 特徴
外資系コンサル 6月~ (サマーインターン選考) 8月~12月 最も早期化が進む業界。サマーインターンが本選考直結のケースが多い。
外資系金融 6月~ (サマーインターン選考) 8月~12月 コンサルと同様に非常に早い。部門によっては通年採用も。
外資系メーカー 6月~ (サマーインターン選考) 10月~1月 P&Gなどが有名。マーケティング職などは特に人気が高く、早期に動く学生が多い。
コンサルティング業界 7月~ (夏・冬インターン選考) 10月~3月 外資系だけでなく、日系ファームも早期化が顕著。夏と冬のインターンが大きな山場。
情報通信 (IT) 業界 9月~12月 12月~4月 慢性的な人材不足を背景に、早期に人材を確保する動きが活発。メガベンチャーは特に早い。
マスコミ業界 10月~12月 1月~4月 テレビ局や大手出版社など。インターン参加が選考の前提となることが多い。
総合商社・日系大手 12月~ (冬インターン選考) 3月~6月 インターンシップ経由の早期選考(リクルーター面談など)が主流になりつつある。

このように、志望する業界によって「いつから動き出すべきか」が変わってくるため、興味のある業界の採用傾向を早めに調べておくことが重要です。

業界研究を深めることは、自身のキャリアプランを具体化する上でも役立つでしょう。

各企業のホームページを見て確認しよう

就職活動のスケジュールは、一概に「この時期にこう動く」と断言できるものではなく、前述の通り、企業の規模や業界、外資系か日系かによって大きく異なります。

さらに言えば、同じ企業であっても、複数の採用ルートや選考スケジュールを設けているケースが非常に多いため、皆さんが志望する個別の企業について、詳細な情報を確認することが何よりも重要です。

また、職種によって採用時期が異なることもあります。

総合職採用は一般的なスケジュールでも、専門職や技術職は独自の早期採用を行っている、といった具合です。

これらの最新かつ正確な情報は、各企業の採用ホームページで随時更新されています。

まめに企業の採用サイトをチェックする習慣をつけましょう。

【大学3年の就活】就活を成功させるポイント

大学3年生の皆さんは、これから本格的な就職活動に挑むことになりますね。

この大切な時期をどう過ごすかで、今後のキャリアが大きく左右されると言っても過言ではありません。

就職活動を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。

ここでは、皆さんが納得のいく内定を獲得できるよう、特に意識してほしい成功の秘訣をお伝えします。

ぜひ参考にしてくださいね。

【大学3年の就活】就活を成功させるポイント
  • 早めに就活を始める
  • インターンシップに参加する
  • 就活に便利なサービスを利用する

早めに就活を始める

就職活動において、「早めに始める」ことは非常に大きなアドバンテージになります。

これは、単に早く動き出すという意味だけでなく、計画的に準備を進めることの重要性を指しています。

早めに就活を始めるメリット
  • 就活準備に時間をかけれる
  • 志望する企業の選考に参加できる

就活準備に時間をかけれる

早くから就活を始めることで、自己分析、業界・企業研究、エントリーシート(ES)作成、Webテスト対策、面接練習といった**就活準備に十分な時間をかけることができます。

これらの準備は一朝一夕でできるものではなく、じっくりと時間をかけて取り組むことで質が高まります。

特に自己分析や企業研究は、自分自身の軸を確立し、志望動機を深く掘り下げるために不可欠です。

焦らず、一つひとつの準備に丁寧に取り組めるのは、早めのスタートを切った人の特権と言えるでしょう。

志望する企業の選考に参加できる

就職活動の早期化が進む昨今、一部の企業では一般的な採用スケジュールよりもかなり早く選考を開始します。

特に外資系企業やベンチャー企業、特定のIT企業などでは、大学3年生の秋や冬に選考が始まり、年内に内定が出ることも珍しくありません。

早めに就活を始めることで、こうした採用スケジュールが早い企業の選考を受け損ねる心配がなくなります。

もし志望する企業が早期選考を実施している場合、出遅れてしまうとそもそも選考に参加する機会すら失ってしまう可能性があります。

選択肢を広げ、本当に働きたい企業に挑戦するためにも、早めの情報収集と行動がカギとなります。

インターンシップに参加する

早期に就職活動を始めることと並んで、成功への大きなカギとなるのがインターンシップへの参加です。

インターンシップは、企業や業界を深く知るための貴重な機会であり、その後の選考にも大きく影響します。

インターンシップに参加するメリット
  • 早期選考に繋がる場合が多い
  • 実際の業務を体験できる
  • 他の学生から刺激をもらえる

早期選考に繋がる場合が多い

多くの企業が、インターンシップの参加者に対して早期選考の機会を設けています。

特に、長期インターンシップや選抜型の短期インターンシップでは、その参加者の中から優先的に本選考へ案内したり、一部の選考ステップを免除したりするケースが多々あります。

インターンシップ中に企業から高評価を得られれば、実質的に通常ルートよりも早く内定に近づくことができるのです。

これは、企業側も学生の人柄や能力を深く理解した上で採用を決められるため、ミスマッチを防ぐ上でも有効な手段だと考えているからです。

実際の業務を体験できる

インターンシップの最大の魅力の一つは、実際の業務を体験できる点です。

会社の雰囲気や社員の方々の働き方、仕事の面白さや難しさなどを肌で感じることができます。

説明会だけでは分からない、企業や職場のリアルな姿を知ることで、本当にそこで働きたいのかどうか、入社後のギャップがないかを判断する上で役立ちます。

また、業務体験を通じて得た学びや気づきは、エントリーシートや面接での説得力のある志望動機や自己PRに繋がります。

他の学生から刺激をもらえる

他の学生からの刺激 インターンへの態度調査2026年9月

インターンシップには、あなたと同じように就職活動を頑張る多くの学生が参加します。

グループワークなどを通じて、他の学生と交流し、刺激をもらえるのも大きなメリットです。

マイナビキャリアリサーチLabの調査からも多くの学生が他の学生から刺激を受けていることが分かります。

異なる考え方や視点に触れることで、自己成長に繋がったり、就職活動に対するモチベーションを高めたりすることができます。

また、同じ志を持つ仲間と出会うことで、情報交換をしたり、互いに励まし合ったりする大切な存在を見つけるきっかけにもなるでしょう。

就活に便利なサービスを利用する

就職活動は、一人で抱え込むには情報量も多く、精神的な負担も大きいものです。

そんな時、積極的に活用したいのが就活に便利なサービスです。

特に就活エージェントの利用は、就職活動を効率的かつ有利に進める上で非常に有効な手段と言えます。

就活エージェントは、皆さんの個性や希望をヒアリングし、それに合った企業の紹介、エントリーシートの添削、面接対策、さらには企業との日程調整まで、就職活動全般にわたってきめ細やかなサポートを提供してくれます。

自分では見つけられなかった優良企業を紹介してもらえたり、選考対策のプロの視点から具体的なアドバイスをもらえたりすることで、内定獲得の可能性を大きく高めることができます。

多くのエージェントサービスは無料で利用できるので、積極的に活用しない手はありません。

複数のエージェントに登録し、自分に合う担当者を見つけるのも良い方法です。

彼らは就職活動のプロフェッショナルですから、安心して相談し、皆さんの就活をよりスムーズに進めていきましょう。

【大学3年の就活】よくある質問

大学3年生の皆さんにとって、就職活動は初めての経験が多く、疑問や不安が尽きないものですよね。

ここでは、皆さんが抱きやすい「よくある質問」について、分かりやすく解説していきます。

これらの情報を知っておくことで、きっと安心して就職活動を進められるはずです。

企業の採用活動は、一般的に大学4年生の9月頃まで行われることが多いです。しかし、これはあくまで目安であり、実際には企業によって大きく異なります。特に、IT企業やサービス業など、人手不足の業界や成長企業では、通年採用を行っているところも増えています。これは、必要な時に随時採用活動を行い、優秀な人材を通年で募集する形式です。そのため、「この時期を過ぎたらもう間に合わない」と諦める必要はありません。もし志望する企業が通年採用を行っている場合は、大学4年生の後半になってもチャンスがあります。ただし、企業の採用枠が埋まる前に、早めに動き出すことに越したことはありません。

「就活解禁日」や「情報解禁日」という言葉を耳にすることが多いと思いますが、これは一般的に大学3年生の3月1日を指します。この日から、大手就職情報サイトが正式にオープンし、多くの企業が会社説明会やプレエントリーの受付を開始します。かつては、この日が就職活動のスタートラインとされていました。しかし、近年では、経団連に加盟していない企業や外資系企業が、それ以前から採用活動を始めるケースが増えています。また、インターンシップを通じて実質的な選考が行われたり、早期の内定が出たりすることも珍しくありません。そのため、3月1日はあくまで「多くの企業が本格的に動き出す目安」と捉え、それ以前から自己分析や企業研究を進めておくことが重要です。

多くの大学で内定式が開催されるのは10月です。そのため、内定式に参加することを考えると、大学4年生の10月までには内定を獲得しておきたいというのが一般的な目安となります。もちろん、10月以降も採用活動を続ける企業はありますが、選択肢を広げ、安心して就職活動を終えるためには、夏頃までには複数の内定をもらっておくと精神的な余裕が生まれます。内定式は、企業から正式に内定をもらった学生が一堂に会する場であり、入社への意識を高める機会でもあります。この時期までに内定を得られるよう、逆算して準備を進めていきましょう。

理系の学生の就職活動スケジュールは、基本的に文系学生と大きな違いはありません。大学3年生の夏からインターンシップに参加し、冬から本格的な選考対策を進め、大学4年生の6月以降に面接選考に臨むという流れは共通しています。ただし、大学院生(M1、修士1年)の場合は、文系学生よりも早めの活動が重要になります。特に、大学院推薦や教授推薦を利用する場合、その準備や選考が早期から始まることがあります。また、研究活動と並行して就職活動を進める必要があり、時間的な制約が大きくなるため、計画的な行動が求められます。大学院生は専門性が高い分、早期に企業から声がかかるケースも少なくありません。自身の研究内容と関連性の高い企業であれば、早い段階から情報収集やコンタクトを試みることをおすすめします。

【大学3年の就活】いつから就活を始めるべきか悩んだら今すぐ始めよう

大学3年生の皆さん、「就職活動、いつから始めればいいんだろう?」と悩んでいませんか?もし少しでもそう感じているなら、答えはシンプルです。

「今すぐ始めましょう!」

就職活動は、早期化が進み、多様な採用ルートが存在するため、早くから準備を始めることで得られるメリットは計り知れません。

自己分析や業界・企業研究に時間をかけることができ、本当に自分に合った企業を見つけられる可能性が高まります。

また、早期に開催されるインターンシップや選考に参加するチャンスも広がります。

確かに、周りの学生がまだ動いていないように見えたり、何から手をつけて良いか分からなかったりして、不安を感じることもあるでしょう。

でも、大丈夫です。

まずは、この記事で紹介した「就活準備としてやっておきたいこと」から、できそうなものから一つずつ始めてみてください。

例えば、自己分析シートを広げてみたり、興味のある企業のホームページを覗いてみたりするだけでも、立派な第一歩です。

就職活動は、皆さんの将来を大きく左右する大切なイベントです。

焦る必要はありませんが、立ち止まっている時間はありません。

この記事が、皆さんが一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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