インターンシップは、新卒就職活動において、企業や業界への理解を深める貴重な機会です。
しかし、多くの学生がエントリーシートや面接で頭を悩ませるのが、志望動機の作成ではないでしょうか。
特に、400字という限られた文字数の中で、自身の熱意や適性を効果的にアピールすることは簡単ではありません。
本記事では、インターンシップの志望動機が企業にとってどのような意味を持つのかを再確認し、400字という文字数制限の意図、そして書く前に整理すべき重要な3つの要素を解説します。
また、すぐに使える基本構成のテンプレートや、業界未定の場合でも評価される伝え方、さらに具体的な例文を多数紹介することで、皆さんの志望動機作成を強力にサポートします。
この記事を通して、自信を持ってインターンシップに臨めるよう、具体的な準備を進めていきましょう。
目次[目次を全て表示する]
【400字のインターンシップ志望動機】志望動機とは何かを再確認
就職活動において、インターンシップの志望動機は、単に参加したいという熱意を伝えるだけでなく、企業が皆さんの関心や価値観、そして将来の目標を見極めるための重要な情報源となります。
エントリーシートでは、限られた文字数の中でその意欲や適性をいかに端的に表現するかが問われ、構成力も評価の対象となります。
さらに、その内容は面接においても一貫性が求められるため、選考の早い段階で自身の考えを明確に言語化しておくことが極めて重要です。企業側は、皆さんがなぜそのインターンシップを志望するのか、そこで何を学びたいのか、そして将来的にどのように貢献したいと考えているのかを知ることで、自社とのマッチ度を測ろうとしています。
なぜ企業は志望動機を聞くのか
企業が志望動機を質問するのは、学生の関心領域や価値観、将来像を深く理解するためです。
選考の初期段階では、学生の熱意やその企業への適性を見極めるための重要な基準として活用されます。
例えば、企業がチームワークを重視している場合、学生が協力しながら成果を出した経験を志望動機に盛り込むことで、企業が求める人物像と合致していると判断されやすくなります 。
また、インターンシップでの行動と志望動機との間に一貫性があるかどうかも評価材料の一つです。
もし、志望動機で語られた内容と実際の行動や発言が異なると、企業は学生の信頼性や本気度を疑う可能性もあります。
企業は、学生が自社の文化や事業内容にどれだけフィットしているか、そして入社後にどれだけ貢献できるかを判断するために、志望動機から多角的に情報を得ようとしているのです。
エントリーシートで評価されるポイント
エントリーシートでは、志望動機の内容だけでなく、その文章構成力、論理性、そして誠実さが多角的に評価されます。
特に志望動機欄は、皆さんの考える力や伝える力がダイレクトに表れる項目です。
結論から先に述べられているか、具体的なエピソードが盛り込まれているか、そしてそこから何を学び、どう活かしたいと考えているのかが明確に伝わるかどうかが重要です 。
例えば、アルバイト経験をガクチカとしてアピールする場合でも、単に経験を羅列するのではなく、なぜ始めたのか、どんな課題に直面し、どう行動したのか、どのような成果を得て、何を学んだのかといった点を論理的に記述することで、読み手に情景が浮かび、説得力が格段に上がります 。
自分の言葉で書かれた、具体的なエピソードに裏打ちされた志望動機は、他の就活生と差別化を図る大きなポイントとなるでしょう。
面接との一貫性が必要な理由
エントリーシートと面接で話す内容に齟齬があると、皆さんの信頼性が低下する可能性があります。
選考が進むにつれて、企業は学生の志望度の高さや、一貫した目的意識があるかをより深く問い始めます。
例えば、ESで問題解決能力を培ったとアピールしておきながら、面接でその具体的なエピソードが曖昧だったり、別の能力ばかりを強調したりすると、企業側は本当にこの能力を持っているのか、志望度は低いのではないかと疑問を抱くかもしれません。
早期に自身の就活の軸を固め、志望動機を明確にしておくことは、後の面接対策にもつながります 。
企業が求める人物像を事前に把握し、それに合致する自身の経験や学びを戦略的にアピールすることで、この人はうちで活躍してくれそうと企業に感じてもらいやすくなります。
一貫性のあるメッセージを伝えることで、企業からの評価を高め、選考を有利に進めることができるでしょう。
【400字のインターンシップ志望動機】400字指定の意味と意図
インターンシップの志望動機において400字という文字数制限が設けられている場合、これは単に文字数を埋めることを目的としているわけではありません。
企業側は、皆さんが限られた情報の中で、いかに簡潔かつ論理的に自身の思考をまとめられるかを見極めようとしています。
短い文章の中であっても、皆さんの熱意や考えが明確に伝わるような構成を練ることが評価の対象となります。
文字数に対する内容の密度も重要なポイントであり、無駄な表現を省き、本当に伝えたいメッセージを凝縮する力が求められます。
この制限の中で、いかに効果的に自分をアピールできるかが、選考を突破するカギとなります。
参加意図が知りたい
企業側は、応募者がなぜ自社のインターンシップに参加したいと感じたのか、その理由を知りたいと考えています。
数ある企業の中で、なぜ自社を選んだのかを明確に伝えることが求められます。
400字という文字数は、「なんとなく興味がある」などの漠然とした理由だけでなく、具体的な参加目的や意欲を伝えるには十分な長さです。
この文章量を活かして応募者の意識の高さや目的意識を読み取ろうとしているのです。
自己分析ができているかを知りたい
企業は、志望動機の中から応募者がどれだけ自己理解を深めているかも確認しています。
しっかりと自己分析ができている人は、自分の強みや課題、今後の目標などを言葉にして伝えることができます。
「興味があるから」だけではなく、「自分の〇〇という経験やスキルを活かし、貴社の〇〇に貢献したい」といった具体性のある理由があれば、応募者の考え方や計画性が伝わりやすくなります。
企業について調べきれているかを知りたい
また企業は、応募者がどれほど自社について調べてきたかも気にしています。
他社にも通用するような汎用的な内容では、「志望度が低いのでは」と判断される可能性があります。
一方、企業の事業内容やプロジェクトについて具体的に触れ、「自分はどのように役立てるか」まで言及することで、企業研究の深さや熱意、真剣さを伝えることができます。
これにより、企業側はその応募者がどれほど本気であるかを見極めます。
自社に合っている人かどうか確認したい
志望動機から、企業はその人が自社にフィットするかどうかを判断しようとします。
インターンは将来の採用候補を見つける場でもあるため、自社の価値観や社風に合う人物かどうかを重視しています。
そのため志望動機の中で、自社の理念や方針に共感し、自分はどのように貢献できるかを言葉にすることで、企業に「うちに合う人材だ」と思わせることができます。
400字でまとめられるか知りたい
企業は、400字という制限の中で応募者がどれだけ分かりやすく自分の考えを表現できるかも評価対象としています。
この文字数は、情報量としては十分でありながら、簡潔さや論理性も求められるため、文章力や思考の整理力が試されます。
内容が充実していて読みやすい志望動機を書けば、応募者のコミュニケーション力や真剣さが伝わりやすくなるでしょう。
本選考とインターンの志望動機の違い
項目 | インターン選考 | 本選考 |
---|---|---|
選考の目的 | 学生の関心度や人柄の確認、育成目的もあり | 長期的に活躍できる人材の採用 |
企業側が知りたいこと | なぜその企業・業界に興味を持ったか、どんな経験をしたいか | なぜ自社を志望しているのか、入社後どう貢献できるか |
志望動機の深さ | 興味ベースでもOK。探究心や将来性を重視 | 志望度の高さ+キャリアビジョンとの整合性が必要 |
自己PRとの違い | 志望動機と自己PRが一体になっていても可 | 志望動機と自己PRを明確に分けて伝える必要がある |
エピソードの求められ方 | 「なぜ興味を持ったか」の原体験があると好印象 | 「なぜ貢献できるか」を支える具体的な実績・経験が必要 |
ゴールの違い | 「成長したい」「知りたい」でも伝わる | 「入社して何を成し遂げたいか」まで言及が必要 |
学生側のアピールポイント | 学ぶ意欲、挑戦心、吸収力 | 即戦力性、業界・企業理解、実現したい未来 |
インターンシップと本選考では、志望動機の方向性が少し異なります。
インターンでは業界や企業への関心の高さ、実務経験を通じてどんなことを学びたいかという「成長意欲」を前面に出すことが重要です。
具体的にどんなスキルを身につけたいか、現場に触れることで何を得たいのかを書くと効果的です。
一方で本選考では、その企業のビジョンや事業内容への共感、そして長期的にどう貢献したいのかという「定着・貢献意欲」が重視されます。
自分のキャリア観や価値観が企業とどう一致しているかを示し、「この企業だから働きたい」という姿勢を表現することが必要です。
つまり、インターンは“学びの場”としての意欲、本選考は“貢献の場”としての意欲を強調し、それぞれの場面に合わせた志望動機を考えることが大切です。
【400字のインターンシップ志望動機】書く前に整理すべき3つの要素
インターンシップの志望動機を書き始める前に、自分の関心がどこにあるのかを明確にすることが必要不可欠です。
漠然とした興味では、企業に皆さんの熱意を伝えることはできません。
これまでの経験や培ってきた強みを、応募する企業やインターンシップの内容とどのように結びつけられるのかが、説得力のある志望動機を作成する上で非常に重要になります。
さらに、インターンシップを通じて具体的に何を学びたいのか、どのような成長を遂げたいのかを明確にすることで、志望動機の構成に一貫した軸を持たせることができます。
この3つの要素を事前に整理しておくことで、企業に響く志望動機を効果的に書き上げることが可能になります。
なぜその企業・業界に興味を持ったか
インターンシップの志望動機において、なぜその企業・業界に興味を持ったのかという問いに対し、明確なきっかけを振り返ることは、皆さんの動機に説得力を持たせるための第一歩となります。
どの企業にも当てはまるような抽象的な内容ではなく、応募先の企業だからこそ参加したいという具体的な理由を見つける必要があります。
例えば、その企業の事業内容、企業文化、社員の方々の魅力、あるいは業界全体が抱える課題に対するその企業の取り組みなど、具体的な事例を挙げることで、皆さんの興味が本物であることを示すことができます。
興味を持った背景を明確にすることで、企業側は皆さんの企業への理解度や、その企業で働くことへの本気度を測ることができるのです。
自分の経験・強みをどう活かせるか
皆さんの過去の行動や経験から、自分が大切にしてきた価値観や培ってきたスキル、つまり強みを具体的に抽出することが重要です。
そして、その強みがインターンシップの内容とどのように結びつき、そこでどのように活かせるのかを考えることで、独自性のある志望動機が生まれます。
例えば、アルバイト経験を通じて培ったコミュニケーション能力や問題解決能力、リーダーシップなどは、多くのインターンシップで活かせる強みとなり得ます 。
単に強みを羅列するのではなく、具体的にどのような状況でその強みを発揮し、どのような成果に繋がったのかを記述することで、企業は皆さんが入社後にどのように貢献してくれるかをイメージしやすくなります。
強み→活用という文脈を意識して記述することで、皆さんの能力が応募先の企業にとってどれほど価値があるのかを効果的にアピールできるでしょう。
インターンを通じて何を得たいか
企業側は、インターンシップに参加する学生が目的意識を持っているかを非常に重視しています。
単なる業務体験に留まらず、インターンシップを通じて具体的に何を学び、その経験を将来どのように活かしていきたいのか、明確な成長ビジョンがあるかを見られます。
例えば、特定の業界の働き方を肌で感じたい、具体的な業務知識を深めたい、チームで働く経験を積みたいなど、具体的な学習目標を設定することが大切です。
これにより、皆さんがインターンシップを単なる通過点ではなく、自身のキャリア形成における貴重な機会として捉えていることが企業に伝わります。
漠然とした目標ではなく、インターンシップに参加することで得られる具体的なスキルや知識、経験、そしてそれらをどのように将来のキャリアに繋げたいかを明確にすることで、企業は皆さんの主体性や成長意欲を高く評価するでしょう。
【400字のインターンシップ志望動機】基本構成テンプレートと文字配分
インターンシップの志望動機を効果的に伝えるためには、結論→背景→目的→展望の順に文章を組み立てることが非常に説得力を高めます。
この構成を意識し、さらに各パートにどの程度の文字数を割くかを事前に決めておくことで、全体としてバランスの取れた文章を作成できます。
採用担当者は日々多くのエントリーシートに目を通しており、読みやすい構造になっているかどうかが、皆さんの志望動機を理解してもらう上で非常に重要となります。
論理的で分かりやすい構成は、皆さんの思考力をアピールする機会にもなります。
結論→背景→目的→展望の4構成が基本
インターンシップの志望動機は、まず最初になぜ応募したかという結論を明示することで、読み手の関心を引きつけることができます 。
次に、そう考えるに至った背景、インターンシップを通じて達成したい目的、そして将来的にその経験をどう活かしていきたいかという展望へと続く流れが、非常に自然で論理的です。
この一連の流れは、皆さんの思考プロセスを明確に示し、採用担当者に内容をスムーズに理解してもらう上で効果的です。
論理的かつスムーズな展開は、皆さんの論理的思考力や表現力を評価されるポイントにもなります。
各ブロックのおすすめ文字数
400字という文字数制限の中で、各ブロックに適切な文字数を配分することは、全体のバランスを保ち、説得力を高める上で重要です。
一般的には、結論に約50〜60字、そう考えるに至った背景とインターンシップへの目的それぞれに120〜140字、そして今後の展望に80〜100字程度が目安とされています。
例えば、結論では私は〇〇という経験を通じて、〇〇のスキルを深めたいと考え、貴社のインターンシップを志望しますといったように、簡潔にまとめることが重要です。
特定のブロックに文字数が偏ってしまうと、全体の説得力や読み手への印象に影響を与える可能性があるため、バランスを意識することが求められます。
このような文字数配分を意識することで、書き始めから終わりまでの一貫性を保ちやすくなり、効率的に文章を作成できるようになります。
採用担当が読みやすい文章構成とは
採用担当者がストレスなく読み進められる文章構成は、皆さんの志望動機を効果的に伝える上で不可欠です。
具体的には、短く区切りながらも論理的に展開されている文章は、読みやすく、印象に残りやすくなります。
一つの文が長すぎると、読み手が内容を理解するのに時間がかかってしまい、途中で読む意欲を削がれてしまう可能性もあります 。
適切な段落構成や、スムーズな接続語の活用も重要なポイントです。
例えば、結論先行・理由補足・具体化という基本の型を意識することで、何が言いたいのかが明確に伝わりやすくなります 。
具体的なエピソードを盛り込む際には、単に事実を述べるだけでなく、そこから何を学び、どのように成長したのかを具体的に示すことで、より深みのある志望動機となります。
【400字のインターンシップ志望動機】志望動機の文字数を増やすコツ
字数制限がある志望動機を書く際に、うまく文字調整できない場合があると思います。
その際に、文字数を増やすコツをまとめました。
以下のポイントを覚えておき、志望動機の字数を調整しましょう。
- 志望理由やエピソードを具体的に書く
- 数字や固有名詞を用いる
- 入社後のことについても深く言及する
志望理由やエピソードを具体的に書く
文字数が足りない原因として、志望理由やエピソードがシンプルすぎる、簡潔すぎてしまっている場合があります。
簡潔に書くことは重要ですが、字数が余る場合は志望理由やエピソードの部分をより具体的に書くのが良いでしょう。
その際に文章はわかりやすく書くことを心がけ、1文1文は簡潔に書き、見やすい志望動機にしましょう。
小玉 彩華
志望理由やエピソードを具体的に書くことで、それを見る・聞く採用側が内容をイメージしやすくなり、説得力の強いものとなっています。
数字や固有名詞を用いる
文字数が増やしたい場合は数字や固有名詞を使って書くと良いでしょう。
「営業成績を上げることができた」、「大会で好成績を残した」などの文章は「40%増加させた」や「県大会でベスト4」などというように書くと良いです。
志望理由やエピソードを具体的に書くこととつながっていますが、数字や固有名詞を使うことで具体性も上がり、自然に文字数を増やすことができるためオススメです。
ただし、無理に数字や固有名詞を入れすぎると逆にわかりづらく不自然な文章になってしまうので注意です。
具体性を増す
文字数を増やしたい場合は、文章の具体性を増すのも重要です。
具体的には以下の具体例を参考にして具体性を増しましょう。
ビフォー:
貴社の幅広い事業内容に魅力を感じ、ぜひ業務の一端に触れてみたいと考え応募しました。
アフター:
特に貴社の「サステナブルエネルギー事業」に関心があります。再生可能エネルギーへの需要が世界的に高まる中で、貴社が取り組む太陽光発電設備の普及促進や蓄電システムの開発に携わることで、次世代のエネルギーインフラを担う仕事の現場を体験したいと考えています。
ビフォー:
インターンを通じて、実際の業務について幅広く学びたいと考えています。
アフター:
インターンでは、営業活動の流れや顧客との関係構築方法について学びたいと考えています。特に法人営業の現場で、顧客課題のヒアリングから最適なソリューション提案までのプロセスを体験し、顧客視点での提案力を養いたいです。また、提案資料の作成方法や商談時のコミュニケーション手法など、実務で求められるスキルも具体的に学びたいと思っています。
ビフォー:
インターンシップを通じて、社会人としての基礎力を身につけたいと考えています。
アフター:
インターンを通じて、特に「課題発見力」と「論理的思考力」を身につけたいと考えています。業務において顧客の潜在的なニーズや課題を的確に掴む力が必要だと感じており、ヒアリングや情報収集を通じてその能力を鍛えたいです。また、課題に対して自分なりに仮説を立て、データや事実に基づいて筋道立てて提案するスキルを磨くことで、将来の営業や企画業務にも活かしていきたいと考えています。
【400字のインターンシップ志望動機】志望動機の文字数を減らすコツ
上記の内容と同様に、字数を調整する際に文字数を減らしたい場合があると思います。
そういった際の、文字数を減らすコツをまとめたので参考にしてみてください。
- 内容を1つに絞る
- 構成を再確認する
- 主語・述語を簡潔にする
- 接続詞を減らす/整理する
- 意味が重複している表現を削る
- 副詞や枕詞を省く
内容を1つに絞る
文字数を減らしたい場合は、伝えたい内容が複数個ないか確認しましょう。
志望理由が2個以上であったり、エピソードが2個以上ある場合は以上にわかりずらい志望動機になり、また多くの文字数を使ってしまいます。
伝えたい内容をストレートに伝えることができます。
小玉 彩華
エピソードや志望理由が複数個あると、採用側は「何を伝えたいんだ?」と困惑してしまいます。そのため、伝えたいことは1つに絞るのが良いです。
構成を再確認する
構成を再確認するのも重要です。
構成を意識せずに文章を書くと、ダブりやややこしい文章構成になっている場合が多く、字数をくってしまいます。
それを解決するために、構成を再確認して、構成通りに書けているか、話せているかを見直しましょう。自分で見直しても気づかないことも多いため、他の人に添削してもらうことをお勧めします。
以下の記事に添削についての情報をまとめたので、ぜひ確認してください。
主語・述語を簡潔にする
主語・述語を簡潔にするのも非常に効果的です。
例えば、「私は〇〇を志望しています」を「〇〇を志望しています」に変えることで、字数を減らすことができます。
基本的に、主語などはあったほうが丁寧ですが、どうしても字数を減らしたい場合は削ってみても良いでしょう。
接続詞を減らす/整理する
接続詞を減らす/整理するのも良いでしょう。
具体的には、「そして」「そのため」「また」などを多用しないということです。
志望動機をはじめとしたESを書く際に、接続詞を多用しすぎて逆にみづらくなってしまう場合があります。その際は、評価も下がってしまうので、減らしたり、整理しましょう。
意味が重複している表現を削る
文字数を減らすには、意味が重複している表現を削ることも重要です。
例えば、「貴社の強みである〇〇に魅力を感じ、関心を持ちました」という文章を、「貴社の〇〇に魅力を感じました」というふうに変えると、すっきりして見やすくなります。
意味が重複している表現を使ってしまう就活生は毎年たくさんいるので、しっかり気をつけましょう。
副詞や枕詞を省く
副詞や枕詞を省くのも重要です。
例えば、「非常に」「とても」「私自身としては」などの言葉を見直して見てください。
こういった副詞や枕詞はなくても問題ないため、字数を削る際はこういったところを見て見ましょう。
【400字のインターンシップ志望動機】業界未定でも評価される伝え方
業界がまだ定まっていない場合でも、インターンシップの志望動機で高く評価される伝え方は十分に存在します。
重要なのは、特定の業界への知識や経験がなくても、皆さんの仕事内容や企業が持つ価値観への共感を起点に志望動機を構築することです。
これまで培ってきた汎用的な経験を、インターンシップでどのように活かせるかを明確にすることで、説得力のある志望動機を作成できます。
また、学びたいという強い姿勢と、自己成長への具体的な意欲を伝えることで、企業に好印象を与えることが可能です。
業界ではなく仕事の進め方や価値観に着目する
業界に対する明確なビジョンがまだない場合でも、その企業が持つチームで協力する文化や社会貢献性といった仕事の進め方や価値観に焦点を当てることで、多くの企業で通用する汎用性の高い志望動機を作成できます。
皆さんが働く上で重視したい要素を起点に志望動機を考えると、内容に一貫性が生まれ、軸がぶれることがありません。
例えば、顧客との信頼関係を築くことにやりがいを感じる、課題解決を通じて社会に貢献したいといった具体的な価値観を提示することで、皆さんの企業選びの視点が明確になり、採用担当者に対して説得力のあるアピールとなるでしょう。
汎用性のある経験を活かす
特定の業界に特化した経験がなくても、大学でのゼミ活動やアルバイトを通じて培った力は、インターンシップの志望動機に十分に活かすことができます。
例えば、人と円滑に関わるコミュニケーション能力、困難な課題に対して工夫して取り組む問題解決能力、目標に向かって継続的に努力する力といったスキルは、どのような企業や職種においても必要とされる汎用性の高い要素です。
これらの経験を具体的に言語化し、応募先の企業やインターンシップの内容との接点を見つけることが、説得力ある志望動機を作成するカギとなります。
自身の経験を棚卸しし、企業が求める人物像に合致する強みを効果的にアピールしましょう。
学びと成長意欲を明確に伝える
業界知識がまだ浅い状態でも、なぜこのインターンシップに参加するのかという目的意識をしっかりと言語化できれば、企業から高く評価されます。
学びと成長への強い意欲を軸にすることで、未経験や業界が未定の状態であっても、十分に通用する志望動機となります。
具体的に何を知りたいのか、どのようなスキルを身につけたいのか、その経験を将来どのように活かしたいのかを明確に伝えることが重要です。
例えば、貴社の〇〇事業における△△の業務を通じて、実際の課題解決プロセスを肌で感じたいといったように、具体的な学習目的を示すことで、皆さんの主体性や意欲が伝わり、企業側も皆さんのポテンシャルを高く評価してくれるでしょう。
【400字のインターンシップ志望動機】周りの就活生と差別化をする方法
400字のインターンシップ志望動機では、限られた文字数の中でいかに印象を残せるかがカギとなります。
就活生の多くが同じような言葉を使いがちな中、内容に差をつけるには、具体的な経験や企業への理解、将来のビジョンまでを盛り込む工夫が必要です。
採用担当者に刺さる志望動機にするために、周囲と差別化できる3つの具体的な方法を紹介します。
汎用的な表現ではなく自分だけの経験を盛り込む
400字のインターンシップ志望動機で周囲と差をつけるには、誰でも使えるような一般的な表現ではなく、自分自身の経験を軸にすることが重要です。
たとえば、ただコミュニケーション能力をアピールするのではなく、どのような場面でその力を発揮したのか、どんな課題に対してどう行動したのかまで具体的に述べると説得力が増します。
ゼミ活動やアルバイトなど身近な経験でも、背景や結果を交えて語ることで、自分だけのストーリーになります。
また、その経験を通じて得た気づきや学びを、志望する企業や業界にどう活かしたいかを結びつけることで、より一層深みのある志望動機に仕上がります。
他の就活生と内容が似通わないためにも、表現の個性と具体性を意識することが大切です。
企業理解を深めてなぜこの会社かを明確に伝える
インターンシップの志望動機を評価されるものにするためには、企業研究の深さが欠かせません。
多くの学生が業界への興味や自己成長を語る一方で、特定の企業を選んだ理由が曖昧になりがちです。
そこで重要なのが、その企業独自の強みや理念、事業内容に触れた上で、自分の価値観や目指すキャリアとどのように重なるのかを伝えることです。
採用担当者は、企業への理解と志望度を見極めようとしています。
表面的な情報ではなく、ホームページや社員インタビュー、過去のインターン体験記などを参考にして、自分なりの視点で志望理由を言語化すると好印象です。
他社と比較した上での志望理由まで盛り込めれば、より深みのある400字の志望動機になります。
インターン後のビジョンまで語ることで印象を強める
400字のインターンシップ志望動機で差別化を図るには、インターン参加の目的だけでなく、その先のビジョンまで示すことが有効です。
多くの学生が「学びたい」「経験したい」といった短期的な目標を語る中で、将来どのようなキャリアを描いているのかまで触れられると、目線の高さをアピールできます。
たとえば、インターンを通じて得たスキルを将来どのように活かしたいのか、社会や業界にどんな貢献をしたいのかといった中長期的な視点を盛り込むと、志望動機に一貫性と説得力が生まれます。
インターンへの意欲と、その後の成長意欲が結びついていることで、企業側にとっても魅力的な学生として映る可能性が高まります。
【400字のインターンシップ志望動機】実際に使える志望動機の例文6選
インターンシップの志望動機を作成する際、どのように書けば良いか迷う方も多いでしょう。
ここでは、ゼミ活動、アルバイト、自己成長、チーム活動、海外経験、地域貢献といった多様な切り口から、実際に使える志望動機の例文を6つ紹介します。
これらの例文は、構成や表現の参考になるだけでなく、皆さんの自身の体験に近いものを活用することで、よりスムーズに志望動機を書き上げられるでしょう。
それぞれの例文で、具体的なエピソードをどのように盛り込み、企業への熱意や学びたい姿勢を表現しているかに注目してください。
ゼミ活動を軸にした志望動機
貴社のインターンシップを志望した理由は、これまでに培った仮説構築力や提案力を実際のビジネスの場で試し、課題解決力を実践的に高めたいと考えたからです。
私はマーケティングゼミにおいて、企業から与えられた課題に取り組む中で、消費者ニーズを深く分析し、仮説を立てて検証するプロセスの面白さを実感しました。特に、データに基づいて問題の本質を探り、的確な提案に結びつけていく経験に強い関心を抱いてきました。
インターンでは、貴社の革新的な商品開発に触れながら、机上の学びを実践に繋げたいと考えております。そして、実務を通じて自らの課題解決力に磨きをかけ、将来のキャリアに活かせる確かな力を身につけたいです。
木下恵利

ゼミでの経験をもとに、自身の強み(仮説構築力や提案力)を実務で試したいという明確な目的があり、志望理由が論理的に構成されています。企業での学びを将来のキャリアにつなげたいという成長意欲も伝わります。
接客アルバイトからの学びを活かす志望動機
貴社のサービスがどのようにして顧客満足度を高め、市場に受け入れられているのかを肌で学びたいという強い意欲から、貴社のインターンシップを志望しました。
飲食店での接客アルバイトを通じて、お客様一人ひとりのニーズを先読みし、相手の立場を理解して行動する力が身につきました。お客様から「ありがとう」と言葉をいただくたびに、人と関わる仕事のやりがいを深く感じ、この経験で培った傾聴力と提案力を活かしたいと考えるようになりました。
インターンシップでは、お客様の心を掴むサービス創造のプロセスを体験し、将来の仕事に役立てたいと考えております。
小玉 彩華
この志望動機は、顧客満足度向上への強い関心を示し、具体的なアルバイト経験から得た接客スキルを活かしたい意欲を伝えています。
良いところは、具体的な経験に基づいた自己アピールと、それをインターンシップでどう成長させたいかが明確に結ばれている点です。
自己成長意欲を前面に出した志望動機
自分自身を大きく成長させたいという強い想いから、〇〇分野で業界をリードする貴社のインターンシップを志望しました。
これまでの経験にまだ自信はないものの、新しい環境に身を置くことで、固定観念にとらわれず、スポンジのように知識やスキルを吸収し、積極的に学びたいという前向きな姿勢を大切にしています。
挑戦的な環境で専門性を高めながら、社会人として必要な基礎力を身につけ、将来のキャリア形成に繋がる学びを得たいと考えています。インターンを通じて、自身の可能性を広げたいです。
木下恵利

こちらの記事は、自己成長への強い意欲を軸に、未知の環境で積極的に学び挑戦したいという前向きな姿勢を示した志望動機です。将来のキャリア形成を見据え、専門性と基礎力の両方を高めたい意欲が伝わります。
良いところは、自信がまだ完全ではないことを正直に認めつつも、学び続ける姿勢や挑戦意欲を強調している点で、素直かつ前向きな印象を与えているところです。
チーム活動を活かした志望動機
チームの成果に貢献できる人材になりたいと思い、貴社のインターンシップを志望しました。
大学の部活動では、チームをまとめる裏方の役割にやりがいを感じ、目標達成に向けたサポート力の重要性を学びました。選手一人ひとりの強みを引き出し、最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくりに尽力する中で、協調性や課題発見・解決力を身につけました。
この経験を貴社のインターンシップでも活かし、実際のビジネスにおけるチーム連携や、プロジェクトを成功に導くプロセスを実践的に学ぶことで、将来のキャリアに繋がる貴重な経験を積みたいと考えています。
小玉 彩華
この志望動機は、「チームの成果に貢献したい」という明確な目的を持ち、大学の部活動での裏方役割を通じて培った協調性や課題解決力を具体的に示しています。インターンシップでビジネスのチーム連携やプロジェクト成功のプロセスを学びたいという意欲も伝わっています。
良いところは、実体験に基づく具体的なスキル(協調性・課題発見・解決力)を明示し、それをどうインターンで活かし成長したいかが一貫して述べられている点です。
海外経験を切り口にした志望動機
異文化理解の重要性を実感し、将来その視点を活かしてビジネスに貢献したいと考え、貴社のインターンシップを志望しました。
短期留学を通じて多様な価値観に触れたことで、異なる背景を持つ人々と協働する難しさや面白さを体感し、柔軟な思考力や適応力を身につけました。この経験を通じて、グローバル化が進む社会において不可欠な視点を得ることができたと確信しています。
貴社のグローバルな事業展開に強く惹かれており、インターンシップでは、自分の価値観がどこまで通用するのかを実践的に確かめ、今後のキャリアの可能性を広げたいと考えております。
木下恵利

この記事は、異文化理解の経験をもとにグローバル視点を養い、将来のビジネスに活かしたいという志望動機を述べています。短期留学で得た多様な価値観や適応力を具体的に示し、企業のグローバル事業への関心とインターンでの成長意欲を強調している点が良いところです。
地元志向・地域貢献を動機にした志望動機
地域に根差した企業で働く姿を具体的に想像し、将来的に私も地元に貢献できる人材となるための一歩を踏み出したいと考え、貴社のインターンシップを志望しました。
地元の商店街が年々衰退していく様子を目の当たりにし、地域経済に貢献したいという強い意識が芽生えました。特に、貴社が長年にわたり地域に密着した事業を展開し、多くの住民から信頼を得ている点に深く共感しております。
このインターンシップを通じて、地域密着型企業がどのようにして地域の活性化に貢献しているのか、その具体的な取り組みを肌で感じたいと考えております。
小玉 彩華
この記事は、地元への貢献意識を持つ志望者が、地域に根ざした企業の取り組みに共感し、その実態をインターンで学びたいという動機を述べています。
良い点は、志望理由が具体的で一貫しており、地域経済への関心と企業理解がしっかり結びついていることです。
【400字のインターンシップ志望動機】業界別例文をさらに13選紹介
インターンシップの志望動機は、応募する業界の特性や求められる人物像に合わせて内容を調整することが重要です。
ここでは、コンサルティング、食品メーカー、広告・マスコミ、医療・製薬、旅行・観光といった、異なる業界ごとの400字例文を5つご紹介します。
それぞれの例文では、その業界特有の傾向や、企業が求める訴求ポイントをどのように押さえているかを確認できます。
これらの例文を参考にすることで、皆さんの興味のある分野に合わせた説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
業界研究と併せて読むことで、より実践的な理解が深まります。
コンサル業界の例文
私は、複雑な課題に対して多角的に考え、論理的に解決策を導き出すことに強いやりがいを感じており、その力を実践の場で試してみたいと考えています。
貴社のインターンシップでは、実際のクライアントが抱える課題にどのように向き合い、どのようなプロセスで解決へと導いているのかを体感したいです。
特に、多様な業界のトップランナーが集まる環境で、論理的思考力と、チームで協働しながら成果を出すことの重要性を学ぶ機会にしたいと考えております。
この経験を通じて、自身の課題解決能力をさらに高め、将来のキャリア形成に役立てたいです。
食品メーカーの例文
私は食を通じて人々の暮らしを豊かにしたいという強い思いがあり、幼い頃から貴社の商品に親しみを感じてまいりました。
貴社の掲げる安心・安全への徹底したこだわりと、常に新しい価値を創造しようとする姿勢に深く共感しております。
インターンシップでは、商品がどのような想いを持って開発され、消費者のもとに提供されているのか、その裏側にある工夫や情熱を現場で学びたいと考えています。
安心とおいしさを両立させるための品質管理やマーケティング戦略など、食品メーカーならではの魅力を肌で感じたいと強く志望いたします。
広告・マスコミ業界の例文
私は人の心を動かす企画や表現に強い興味があり、特に貴社が手掛けられた数々の広告事例に、常に新しい発見と感動を覚えております。
単に商品を宣伝するだけでなく、社会に新しい価値観を提示し、人々の行動を変える広告の力に魅力を感じております。
インターンシップでは、実際にどのようにアイデアが生まれ、それが形になり、社会に届けられていくのかという一連のプロセスを学びたいです。
自分の発想力や表現力がどこまで通用するかを挑戦し、将来、社会に影響を与えるクリエイティブな仕事に携わりたいと強く志望いたします。
医療・製薬業界の例文
私は、身近な人の闘病経験から、医療の最前線を支える仕事に強い関心を持つようになりました。
特に、人々の健康とQOL(生活の質)向上に貢献する貴社の革新的な医薬品開発に深く感銘を受けております。
インターンシップでは、新薬が患者さんのもとに届くまでの研究開発、臨床試験、そして製造・販売に至るまでのプロセスを理解したいと考えています。
命に関わる社会的意義のある仕事に、企業としてどのように向き合い、貢献しているのかという姿勢を学び、将来、私も医療の発展に寄与できる人材になりたいと強く志望いたします。
旅行・観光業界の例文
私は、旅先で出会った人々の温かさや、忘れられない感動体験をきっかけに、人の記憶に残る仕事がしたいと強く思うようになりました。
特に、貴社が提供されている単なる旅行に留まらない、体験型の旅の企画に魅力を感じております。
インターンシップでは、旅行商品の企画から、お客様へのサービス提供、そしてその後のフォローに至るまで、旅行業界の仕事の裏側に触れてみたいです。
人々の思い出づくりにどのように関わり、感動を創造しているのかを知ることで、将来、私も多くの人々に忘れられない旅を提供できる人材になりたいと志望いたします。
通信業界の例文
私は、人々の生活基盤を支える通信インフラの発展に貢献したいと考え、貴社のインターンシップに応募しました。大学のゼミで「キャッシュレス決済の普及が消費行動に与える影響」というテーマで研究を行った際、通信技術が決済・物流・防災など多くの社会インフラと深く関わっていることを知りました。特に5GやIoTが普及することで、より快適で安全な社会の実現に向けた可能性が広がっていることに魅力を感じています。インターンシップでは、通信インフラ事業の企画・提案活動の流れを体感し、社会課題に対する通信事業の役割や顧客ニーズの捉え方について実践的に学びたいと考えています。そして得た知見を、今後の学業やキャリア形成に活かし、人々の暮らしを支えるサービス創出に貢献していきたいです。
SIer業界の例文
私は、ITを活用して企業や社会の課題解決を実現したいと考え、SIer業界のインターンシップに応募しました。大学のWebマーケティングの長期インターンにおいて、データ分析やサイト改善を通じて業務効率化や売上向上を目指す経験を積み、ITの力でビジネスが変革する過程に大きな魅力を感じました。また、業務の自動化やシステム導入が企業活動を大きく左右する場面にも直面し、SIerの重要性を実感しました。インターンシップでは、顧客課題の抽出やソリューション提案の一連の流れを体験し、課題解決型営業やプロジェクトマネジメントの視点を養いたいと考えています。そして将来、企業の成長を支えるITコンサルティング力を身につけ、社会に価値を提供できる人材へ成長したいと思っています。
銀行の例文
私は、金融を通じて企業や地域社会の発展を支援したいという思いから、貴行のインターンシップに応募しました。ゼミ活動で地域の商店街活性化策を検討する中、資金調達や事業承継など金融面の支援が不可欠であることを学び、銀行の役割の大きさを実感しました。また、顧客と長期的な信頼関係を築くことで企業成長の伴走者となる銀行員の姿に憧れを持ちました。インターンシップでは、法人営業の実務や提案業務を体験し、課題把握力・提案力を磨くと同時に、地域経済や企業経営の知識を深めたいと考えています。得た学びを活かし、将来は企業の成長や地域活性化に寄与する銀行員として活躍したいと思っています。
リース業界の例文
私は、モノの「所有」から「利用」へと価値観が変化する現代において、リース業の社会的意義に魅力を感じ、貴社のインターンシップに応募しました。大学で企業の設備投資戦略について学ぶ中で、初期投資の負担軽減や財務健全化に資するリースの役割に関心を持ちました。特にカーボンニュートラルの実現に向けた設備更新や脱炭素支援の分野でのリース活用に可能性を感じています。インターンシップでは、営業や企画の実務に触れ、顧客ニーズの把握や最適な提案のプロセスを学びたいと考えています。そして、企業活動の成長や社会課題解決を後押しするリースビジネスの担い手として成長していきたいです。
証券業界の例文
私は、企業成長の資金調達を支援し、日本経済の活性化に貢献したいという思いから、貴社のインターンシップに応募しました。ゼミで上場企業のIR活動や資本政策を研究する中で、証券会社の提案が企業の中長期戦略や社会的評価に大きな影響を与えることを知り、その責任感とやりがいに魅力を感じました。インターンシップでは、法人営業や引受業務の疑似体験を通じ、企業の成長戦略と投資家ニーズをつなぐ視点を養いたいと考えています。そして、企業価値向上と投資家の信頼を両立する提案力を身につけ、将来は産業の発展を支える証券パーソンとして活躍したいと考えています。
カード業界の例文
私は、決済インフラを通じて人々の生活をより便利で豊かにしたいと考え、貴社のインターンシップに応募しました。大学の卒業論文でキャッシュレス決済の普及による購買行動の変化を分析した経験から、決済手段の利便性やポイント施策の効果に興味を持ちました。特に、カード会社が顧客データを活用して新しい価値提案を行う点に大きな可能性を感じています。インターンシップでは、マーケティング企画や加盟店開拓の業務に触れ、顧客目線でサービスを考える力を身につけたいと考えています。そして将来、決済を軸に新たな価値を提供し、社会全体の利便性向上に貢献できる人材になりたいと思っています。
自動車メーカーの例文
私は、モビリティの進化を通じて新たなライフスタイルの提案を行う自動車産業に魅力を感じ、貴社のインターンシップに応募しました。学生時代、自動車を用いた地方活性化プロジェクトの調査に参加し、クルマが地域経済や生活基盤を支える重要な存在であることを実感しました。また、自動運転やEVといった新技術の発展が、社会課題解決にも寄与することに大きな可能性を感じています。インターンシップでは、製品企画やマーケティング業務に触れ、顧客ニーズを捉えたモビリティ提案のあり方を学びたいと考えています。そして、未来のモビリティ社会創造に貢献できる存在を目指していきたいと思います。
化学メーカーの例文
私は、素材開発を通じて持続可能な社会実現に貢献したいと考え、貴社のインターンシップに応募しました。大学の講義で新素材による製品性能向上や環境負荷低減の事例を学び、化学の力が産業の基盤を支えていることに感銘を受けました。特にリサイクル素材やバイオプラスチックといった分野に興味があり、化学メーカーが環境問題解決のカギを握ると考えています。インターンシップでは、製品企画や研究開発の業務に触れ、どのように社会課題と向き合いながら技術開発を行っているのか学びたいと考えています。将来は素材を通じて新たな価値創造を行う技術者・企画職として社会に貢献したいと思っています。
【400字のインターンシップ志望動機】企業タイプ別の例文6選
企業のタイプによって、求められる人物像や志望動機の伝え方は大きく異なります。
志望先の特徴を踏まえて、自分の経験や価値観とどのように結びつくかを整理することが重要です。
このセクションでは、ベンチャー企業から外資系企業まで、タイプ別に実践的なインターンシップ志望動機の例文を6つ紹介します。
ベンチャー企業志望の志望動機例文
私は大学のゼミ活動を通して、課題発見から解決に至るまでのプロセスを自ら考えて行動する力を培ってきました。
少人数でのディスカッションや共同作業において、自分の意見がチームに影響を与え、すぐに反映される環境に大きなやりがいを感じました。
そうした経験から、スピード感のある意思決定と柔軟な行動が求められるベンチャー企業に強く関心を持つようになりました。
貴社は少数精鋭で新しい分野に挑戦を続けており、若手にも責任ある仕事を任される環境が整っていると感じています。
私はこれまでの経験を活かし、仮説を立てて素早く検証し、必要に応じて軌道修正を図る行動力を持って業務に取り組む自信があります。
インターンでは、アイデアが形になる喜びを体感するとともに、実務の中で自分の強みと課題を明確にし、今後のキャリア形成に役立てたいと考えています。
貴社での経験を通じて、変化を楽しみ、成長を追い求める姿勢をさらに高めたいです。
大手企業志望の志望動機例文
私は大学でのグループワークやゼミ活動を通して、組織の中で役割を理解し、周囲と協力しながら成果を出す力を培ってきました。
個々の力を結集して大きな成果を上げるプロセスにやりがいを感じた経験から、多様な人材と連携しながら大きな目標に向かう大手企業に魅力を感じています。
中でも貴社は業界内で安定した基盤を築きながら、グローバル展開やデジタル領域への挑戦を続けており、変化と成長のバランスが取れた企業だと感じました。
インターンでは、実際の業務に触れながら、大規模組織の中でどのように意思決定がなされ、成果が生まれていくのかを学びたいと考えています。
また、社員の方々との交流を通じて、仕事への向き合い方やキャリア形成の考え方にも触れ、自分の将来像をより明確にしたいと思っています。
安定した環境の中でも常に挑戦し続ける姿勢を学び、成長意欲を高めたいと考えています。
BtoB企業志望の志望動機例文
私は大学でのゼミ活動を通じて、データ分析や情報収集をもとに相手のニーズを読み取り、適切な提案を行う力を養ってきました。
その中で、表には見えにくいながらも多くの企業活動を支えているBtoBビジネスに強く惹かれるようになりました。
特に、相手企業との信頼関係を築くことが成果に直結する点にやりがいを感じています。
貴社は長年にわたって業界をリードしており、技術力と提案力の両面で多くの企業から高い評価を得ていると知りました。
私もその一員として、信頼を築くビジネスの基礎を学びたいと考えています。
インターンでは、実際の提案や業務プロセスに触れることで、BtoB特有のコミュニケーションや業界構造に対する理解を深め、自分に求められるスキルを明確にしたいです。
また、顧客の成功を自分ごととして捉え、価値ある関係性を築く姿勢を学ぶことで、将来のキャリア形成にもつなげたいと考えています。
BtoC企業志望の志望動機例文
私は大学時代に接客業のアルバイトを経験し、目の前のお客様の反応が自分の行動によって変化することに大きなやりがいを感じました。
その経験から、生活者と直接関わり、ニーズをくみ取って価値を届けるBtoC企業に強い関心を持つようになりました。
中でも貴社は、豊富な商品ラインナップとブランディング力によって多様な顧客から支持を集めており、日々の暮らしの中で人々の選択肢を広げている存在だと感じています。
私は、相手の立場に立って物事を考える姿勢や、状況に応じた柔軟な対応力を活かし、貴社のインターンシップで顧客理解の深さや施策の影響力を体感したいと考えています。
さらに、マーケティングやプロモーションといった分野にも触れ、自分が届けた価値がどのように反応されるのかを知ることで、今後のキャリアの方向性を明確にしたいです。
顧客視点を常に意識しながら、実践的な学びを得たいと考えています。
老舗企業志望の志望動機例文
私は大学でのゼミ活動や地域活動を通じて、長く支持され続ける組織や仕組みには必ず信頼と工夫があることを実感しました。
そうした中で、時代の変化に対応しながらも、受け継がれてきた価値や信頼を守り続ける老舗企業に強く関心を持つようになりました。
貴社は長年にわたって安定した事業を展開しながら、常に品質や顧客満足にこだわり続けており、世代を超えて選ばれる理由があると感じています。
私は相手の立場を想像し、丁寧に対応することを大切にしてきました。
インターンでは、歴史ある企業の業務の中で、伝統を守る姿勢と変化に柔軟に対応する力の両方を学びたいと考えています。
また、実務を通して老舗企業のブランディングや価値の伝え方にも触れ、自分自身がどのような姿勢で仕事に向き合うべきかを見つめ直したいです。
長く愛される企業のあり方を体感し、自分の今後の働き方の軸を築きたいと考えています。
外資系企業志望の志望動機例文
私は大学で英語によるディスカッション型のゼミに所属し、異なる価値観を持つ相手と意見を交わす中で、論理的に考え、自分の考えを明確に伝える力を培ってきました。
その経験から、多様性が尊重され、個人の成果が評価される外資系企業に強く関心を持つようになりました。
貴社は世界的なネットワークと実績を持ち、グローバルな視点で課題に向き合う姿勢やスピード感のある意思決定に魅力を感じています。
私は、自ら目標を設定し、結果に責任を持つ姿勢を重視しており、その点でも貴社のカルチャーと親和性があると考えています。
インターンでは、多様なバックグラウンドを持つ社員の方々と協働しながら、実際のビジネスの進め方や意思決定の基準を学びたいと考えています。
また、グローバルな環境に身を置くことで、自分自身の強みや課題を客観的に捉え、今後のキャリアに活かせる実践的な学びを得たいと考えています。
【400字のインターンシップ志望動機】志望動機のNG例
次にNG例を紹介していきます。
これから紹介するNG例は多くの就活生が陥りやすいポイントとなっているので、しっかり理解しておく必要があります。
「御社なら何でもいい」と受け取られる
多くの企業がインターンシップを実施していますが、その中でも御社のインターンにたまたま目が止まり、応募させていただきました。業界については詳しくはありませんが、どんな経験も自分の成長につながると考えています。
「御社ならなんでもいい」と受け取られる志望動機はNGです。
どの企業にも当てはまる内容の志望動機では、選考で落とされる可能性が高くなります。企業は「自社に興味を持っている人」「熱意のある人」に参加してほしいと考えています。そのため、汎用性のある内容は避けましょう。
たとえば「社会人としてのスキルを磨きたいです」のような志望動機はNGです。さらに「ネームバリューに魅力を感じました」なども避けてください。
上記の2点は、一見良さげな理由に見えます。しかし、企業に熱意が伝わらず「どこでも良い」と思われるでしょう。
原因は、業界・企業研究の不足です。インターンの募集要項や公式ホームページをよく読み、志望企業に限られた志望理由を見つけましょう。
「成長したい」だけで終わる
自分を成長させたいと考え、今回インターンに応募しました。社会人としての基礎力やビジネスマナーを学びたいと思っています。
「成長したいです」とだけで終わる志望動機もNGです。
「成長したい」だけでは内容が浅く、何を得たいのか不明瞭です。そこで、インターンの志望動機には、あなたが得たいスキルや経験を伝えましょう。
もし、営業職を希望するなら「コミュニケーション能力」「ビジネスマナー」などが挙げられます。ほかにも、独自の技術や戦略を持っている場合、それらを伝えるのも効果的です。
インターンは、企業から一方的に知識や経験を与えてもらう場ではありません。
企業は、学生が「何を学びたいのか」「どのように貢献したいのか」を具体的に知りたいと考えています。単に「成長したい」と述べるだけでは、自己中心的な印象を与える可能性があるので注意してください。
企業の特徴と志望動機がズレている
私はモノづくりに興味があり、製造現場を体験したいと考えています。そのためITソリューションを提供している御社のインターンに応募しました。
企業の特徴と志望動機がズレていないか確認しましょう。
的外れな動機を提出してしまうと、企業理解が不足していると判断されます。志望動機を作成する前に、参加を希望する企業の事業内容や経営理念などをチェックしておきましょう。
たとえば、IT企業のインターンに対して「環境への配慮に共感しました」と伝えるのは避けましょう。環境への配慮は必要ですが、インターンの志望動機と関連性がありません。
企業の教育制度や取り入れている技術、仕組みなどについて、言及することをおすすめします。
企業は、学生の企業理解度を確かめています。企業イメージに囚われず、企業文化や事業内容を理解しておきましょう。
自己PRになってしまっている
私は学生団体でリーダーとしてチームをまとめ、多くの実績を残してきました。今回のインターンでもその経験を活かして活躍したいと思っています。
志望動機と自己PRが混同している場合もNGです。自分の強みやスキルをアピールすることは必要です。
しかし、志望動機では「インターンに参加したい理由」を述べる必要があります。自己アピールばかりでは志望動機になりません。
インターンへの参加意欲や目的が伝わらず、ただの自己紹介になります。誤った文章構成だと「接客経験があり、コミュニケーションスキルがあります」といった形で、自分の話ばかりが続くでしょう。
自分のことを知ってもらうことも重要ですが、志望動機を聞かれた際は、志望動機について回答してください。
自己PRの質問が来てからの回答で問題ありません。企業からの質問と回答が一致しているか確認しましょう。
抽象的で具体性がない
御社の業務を通じて社会の役に立つことができると思い、応募しました。自分もその一員として貢献できるよう頑張りたいです。
抽象的で具体性がない志望動機は、選考から落ちる可能性があります。内容が曖昧で企業に志望理由が伝わりません。
上記のNG例文のような文章だと、企業に志望動機をイメージさせられず、印象に残りません。
そのため、インターンに参加することで、何がしたいのか正確に述べましょう。
もし、具体性のあるエピソードが思いつかない人は、一度立ち止まってください。自己分析と企業研究をやり直し、あなたが魅力に感じた点を言語化しましょう。
業界研究・企業研究が浅い
御社はグローバルに展開していて、すごい企業だと思いました。詳しい事業内容はよくわかっていませんが、なんとなく惹かれたので応募しました。
業界研究・企業研究が浅い志望動機は、選考において不利です。業界のトレンドや企業の特徴について触れていない志望動機では、企業に熱意が伝えられません。
企業は「なぜ自社を志望するのだろう?」と疑問に思うでしょう。企業は、自社に興味を持ち、インターンでやりたいことが明確にある学生を求めています。積極性や主体性が期待できるからです。
そこで、公式ホームページや企業説明会から得られる情報を盛り込みましょう。もし、研究が浅いと、志望動機が表面的な内容になります。企業に参加したい気持ちや熱意が伝えられないため、注意してください。
応募締切の間際になると焦った状態で作成することになります。時間に余裕のあるうちに取り組み、情報を集めておきましょう。
志望理由が待遇・知名度・イメージだけ
御社は知名度が高く、安定している印象があるので、ぜひ一度インターンを体験してみたいと思いました。
志望理由が待遇・知名度・イメージだけだと不十分です。
企業は、経営理念や事業内容に共感し、一緒に成長していける人材を求めています。「有名企業だから」「給料が高いから」「かっこいいイメージがあるから」といった理由は避けましょう。
確かに、働くにあたって上記の条件は必要であり、仕事のモチベーションになるでしょう。しかし、志望動機には含めないでください。企業への貢献意欲が欠けていると見なされます。
また、表面上の理由でしか語れないのは、企業に対する深い理解がない証拠です。インターンを志望するきっかけは漠然としていても問題ありません。
志望動機を作成する段階では、きちんと情報を集め、言語化しましょう。
自分の目的と企業の提供内容が噛み合っていない
私はエンジニア志望で開発業務を体験したいと思い、営業部門のインターンに応募しました。開発ではないですが、雰囲気を知るために応募しました。
自分の目的と企業の提供内容が噛み合っていない志望動機は、企業からミスマッチと判断されます。
インターンの募集要項や事業内容を調べていないことが判明するからです。企業は、ボランティアでインターンを開催するわけではありません。企業の認知度向上や学生との接点を設けるためです。
つまり、企業は採用活動の一環でインターンを実施します。「自社との相性が悪いかもしれない」と思われると、インターンの参加は難しいでしょう。
そのため、志望動機を作成する前に、企業がインターンを開催する目的を理解することが重要です。自分の気持ちを整理すると同時に、企業のことについても調べましょう。
「とりあえず経験したい」というニュアンス
とりあえず社会経験を積んでおきたいと思い、インターンに応募しました。まだ業界についてはよく知らないのですが、何か得られればいいなと思っています。
「とりあえず経験したい」というニュアンスはNGです。
漠然とした理由は、インターンに参加する目的がないと判断されます。さらに、受け身の姿勢と評価され、企業に消極的な印象を与えるかもしれません。
企業は限られたリソースを使ってインターンを開催します。そのため、企業は参加意欲と貢献意識を持った学生を求めています。
もし、インターンを経験したいのであれば「何を経験し、将来どう活かしたいのか」まで具体的に示しましょう。
成長性や将来性を盛り込むことで、企業に期待感を抱かすことが可能です。「自社に有益な人材だ」と思われることで、志望動機が通過しやすくなります。
テンプレ文章の丸写し
貴社のインターンシップでは、実際の業務を通じて貴重な経験ができると考え、応募いたしました。多くの学びを得て成長したいと考えております。よろしくお願いいたします。
志望動機を作成するのに、テンプレ文章の丸写しはやめましょう。
表現にオリジナリティがなく、企業に本気度が伝わらないからです。さらに、企業は多くの志望動機を読んでいます。志望動機を読んでいるうちに、テンプレ文章だとバレるでしょう。
もし、丸写しであることが判明すると「企業への熱意がない」「自主性がない」「手抜きである」といった悪い印象を与えます。また、あなたの個性や具体的な経験が伝わらないため、ほかの学生との差別化もできません。
志望動機は、あなたの言葉で、あなたの思いを伝える大切な機会です。
チャンスを無駄にしないためにも、テンプレ文章は避けましょう。あくまで、テンプレは参考や全体像の把握に留めてください。
【400字のインターンシップ志望動機】志望動機がなかなか思いつかない場合
インターンが思いつかないことは、多くの就活生が陥る問題です。
特に、就活を始めたばかりのインターン選考の頃は多くの学生が志望動機の書き方に悩まれます。
そのため、過度に心配する必要はありませんが、ここでうまく志望動機をかけると他の就活生と差別化することができるので、ぜひ以下のポイントを意識してください。
インターンを参加したいと思った理由
まずは、インターンに参加したいと考えた理由を思いつく限り書き出してみましょう。
「関心があるから」や「新しいことに挑戦したいから」といったシンプルな動機でも問題ありません。
そうした理由の背景をさらに掘り下げていくことで、思わぬ発見やヒントが得られることがあります。
たとえば、特定の業界や企業に惹かれたきっかけ、これまでの経験から生まれた関心なども一緒に整理してみましょう。
このようなプロセスを踏むことで、自分が興味を抱くに至った経緯や具体的な出来事が明確になり、志望動機を組み立てるための材料がそろっていきます。
業界分析
次に、自分が志望している企業が属する業界について詳しく調べてみましょう。
業界全体の動きや今後の成長性、また自分にとって魅力的だと感じるポイントを見つけることで、新たな視点から志望理由を考えるヒントになります。
例えば、その業界が社会にもたらす価値や将来の展望を整理し、自分がその分野に関わりたいと思う具体的な根拠を明確にしていくことが大切です。
このように業界を深く理解することで、単なる興味にとどまらない、説得力のある志望動機を作り上げることができるでしょう。
企業分析
企業についての分析も、志望動機を練り上げる上で欠かせないプロセスです。
提供している商品やサービスに加えて、社内制度や企業風土といった内部の特徴にも目を向けてみましょう。
福利厚生の充実といった表面的な要素だけでなく、ビジネス面で他社と比べて際立っている強みを探し出すことが大切です。
たとえば、その企業ならではの戦略や先進的な取り組み、社会への貢献活動などを調べることで、自分がなぜその企業に惹かれるのか、具体的な理由を整理してみると良いでしょう。
【400字のインターンシップ志望動機】よくあるQ&A
落ちる可能性が高いです。最低限の字数の制限やルールを守れないと、仕事でもそう言った規則を守ることができないのでは?と思われ評価は低くなります。
また、最近ではwebフォームでESを入力することが主流で、字数が足りていなかったり、多かったりすると、エラーとなり入力完了できません。
基本的にはこの記事の「志望動機の文字数を減らすコツ」を見て対応しましょう。
それでも字数を減らせない場合は、chatGPTなどの生成AIなどに、「字数を減らせる部分を教えて」などと指示して、あなたの志望動機で文字数を削る部分を見つけましょう。
ぴったりでも評価は変わりません。400字ちょうどにするために、無理な文章変更をすると逆に評価が悪くなる可能性があるので注意です。
制限の9割の360字〜400字以内で書けば問題ないです。
実は「400字=約原稿用紙1枚」は、エピソードを1つしっかり描けばすぐに埋まります。
「結論→具体例→学び→インターンで活かしたいこと」の型に当てはめれば、自然とボリュームも整います。記事内のテンプレを参考に、自分の経験に置き換えるだけで、説得力ある志望動機が完成しますよ。
差がつくのは「エピソードの具体性」と「自分らしさ」です。
たとえば「人と関わるのが好き」ではなく、「高校時代に300人の文化祭リーダーを務めた経験から〜」のように、数字・役割・感情を交えるだけでグッと印象が変わります。記事では25の例文から、自分の強みに合う型が見つけられますよ。
まとめ
インターンシップの志望動機は、単なる参加意欲を示すだけでなく、皆さんの思考力、論理性、そして企業への理解度をアピールする重要なツールです。
400字という限られた文字数だからこそ、伝えたいことを明確にし、簡潔かつ効果的に表現する力が求められます。
企業が志望動機を通じて学生の何を見ているのかを理解し、自身の経験や強みをどのようにインターンシップに結びつけるかを具体的に考えることが、説得力のある志望動機を作成する鍵となります。
この記事で紹介した基本構成テンプレートや文字数配分の目安、業界別例文などを参考に、ぜひ自分だけのオリジナルな志望動機を完成させてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
400字というオーソドックスな字数の志望動機が書けるようになれば、他の字数でも問題なく志望動機を作ることができます。
そのため、400字の志望動機をしっかり書けるようにしておきましょう。