【TIS】新たな価値を生み出したと思うエピソードはどんな経験ならOK?通過するコツを徹底解説!【26卒】

【TIS】新たな価値を生み出したと思うエピソードはどんな経験ならOK?通過するコツを徹底解説!【26卒】

就活においては稀に「新たな価値を生み出したと思うエピソードはありますか」と聞かれることがあります。

もちろん志望動機や自己PRほど毎回聞かれる質問ではありませんが、準備しておかないと面食らってしまい、全く答えられないこともあります。ESの場合は少し時間をかけて作成できますが、面接で聞かれた場合、即答できないこともあるでしょう。

そこで今回は、このような質問をされた時にどのように回答すれば良いのかを紹介するため、参考にしてください。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】「新たな価値を生み出したと思うエピソード」とは

「新たな価値を生み出したと思うエピソードはありますか」という質問の概要ですが、文字通り「0から1を生み出した経験」を指します。

例えば、サークルを立ち上げたこと、アルバイトで業務改善の提案をしたことなどが例として挙げられます。

このような質問をする企業の代表例にはTISが挙げられます。

ITの力を活用して業務改善などを目指している企業であるため、似たような事業を行っている企業を受ける際には準備しておく必要があると言えるでしょう。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

「新たな価値を生み足したと思うエピソード」は、変化が激しいIT業界やベンチャー企業で聞かれることが多いです。安定感を求める大手企業や老舗企業では、こういった新しい変化を起こす人材は求められづらいですが、移り変わりの激しい業界であれば積極的に新しい考えやアクションを取り入れたいため、それを実現できる人を求める人物像と置いているのです。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】ESで聞かれる理由

新たな価値を生み出したと思うエピソードがESで聞かれる理由

企業はどのような意図を持って就活生に対して「新たな価値を生み出したと思うエピソードはありますか」と聞いてくるのでしょうか。

もちろん企業によってそれぞれ意図は存在しますが、おそらく以下の3つは多くの企業に共通する理由です。

以下の3つの意図が自然と伝わるような文章を書くことを心がけましょう。

挑戦心があるか知りたいから

まず理由の1つとして、挑戦心があるかどうかを知りたいということが挙げられます。挑戦心がなければ、新しい環境や課題に取り組む意欲が生まれず、成長が止まってしまう可能性が高いからです。

企業は指示を待つだけの受け身な人材ではなく、自ら積極的に挑戦して新しいことに取り組む姿勢を持つ人を求めています。したがって、過去にどのような場面で自ら挑戦し、新たな価値を生み出したのかを具体的に知ることで、その人の行動力や主体性を図ろうとしているのです。

企業活動においては日々変化する市場や顧客のニーズに対応し、新しいアイデアを提案し続けることが求められます。

この質問を通じて、困難な状況でも諦めず挑戦を続けられる人物かどうか見極めようとしているのです。

挑戦心を示すためには過去の経験でどのような課題に挑み、どのような工夫をして価値を生み出したのかを具体的に伝えましょう。

やり切る力があるかどうか知りたいから

企業はこの質問を通じて、あなたに「やり切る力」があるかどうかを確認している場合も多いです。

企業が人材に求めるのは一時的な努力だけでなく、困難な状況でも最後まで責任を持ち、結果を出す力です。したがって、この質問を通じて、応募者が過去に困難な課題に対してどのように粘り強く取り組み、新たな価値を生み出したのかを知ろうとしています。

エピソードを語る際にはどのような困難があったのか、その状況を乗り越えるためにどのような工夫や努力を行ったのか、そしてどのような成果を生み出したのか明確に伝えることが重要です。

「やり切る力」があると判断されれば、入社後も困難な業務に対し粘り強く取り組み、着実に成果を上げる人材として期待されることでしょう。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

発想力があるか、行動力があるか、という点をこの「新たな価値を生み出したと思うエピソードから知りたい、という目的もあります。
1から何かを生み出す発想力と、それを実行するための行動力を併せ持つ人材は、入社後に活躍しやすいためです。社内で確立された営業手法やルールがあったとしても、それに疑問を感じ、変えるための行動を取れる人物は、変化の激しいIT企業やベンチャー企業において大変重宝されます。
「新たな価値を生み出したと思うエピソード」から自分の強みを自己PRしようと考えている人は、ぜひ積極的にこの「発想力」「行動力」をアピールするようにしてみてください。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】見つけ方

ここまで企業がどのような意図でこの質問をしてくるのかについて説明しましたが、エピソードが全く思いつかないという人も多いでしょう。

そこで、ここからは「新たな価値を生み出したと思うエピソード」の見つけ方について紹介するため、ぜひ参考にしてください。

学生時代の印象に残っている経験を書き出す

まず、学生時代の印象に残っている経験を書き出してみましょう。

最初から完璧なエピソードを見つけようとせず、学業、部活動、アルバイト、インターン、ボランティア活動など、どんな小さな経験でも構いません。

例えば、困難な状況を乗り越えた経験や、周囲と協力して物事を進めた経験、あるいは自分の工夫によって何かが改善された出来事を思い出してみることが大切です。

ポイントは「自分がその場でどのように考え、行動し、結果としてどのような価値を生み出したのか」を振り返ることです。この段階では細かい内容は気にせず、とにかく多くの経験を書き出してみましょう。

自分では大したことないと思っていても、後から見直すことで意外と使えるエピソードが見つかることもあります。

その中から0から1を生み出したエピソードを探す

書き出した経験の中から「0から1を生み出した経験」がないかについて考えてみましょう。0から1を生み出すといっても、必ずしも大きな成功や革新的な結果である必要はありません。

例えば、0の状況から新しいアイデアを提案した経験や、問題を見つけて解決策を考えた経験がこれに当てはまります。

部活動で新しい練習方法を考案し成果を出した経験や、アルバイトで業務改善の提案を行った経験なども立派なエピソードです。

重要なのは自分が主体的に考え、行動し、周囲に何らかの変化や価値をもたらしたという点です。他者に言われて動いたのではなく、自分から状況を改善しようと働きかけた経験は企業が求める主体性や行動力を伝えるための重要な材料になります。

見つかったエピソードから求められる人物像に合うもの探す

ただエピソードを伝えるだけでなく、内容も選ぶことが重要です。

企業の求める人物像を把握するためには採用ページや企業理念、募集要項を確認し、どのような人材を求めているのかを理解することが大切です。例えば、主体性や協調性、挑戦心など、企業ごとに重視する内容は異なります。

そのため、書き出したエピソードの中から、自分が主体的に取り組んだ経験や、周囲と協力しながら価値を生み出した経験など、企業のニーズに合ったものを選びましょう。企業が求める人物像と自分の経験を結びつけることで、説得力のある内容につながります。

エピソードを選んだ後はどのような工夫をしたのか、その結果としてどのような価値が生まれたのかを具体的に書くことで、強い印象を与えることができるでしょう。

OBOG訪問をしてみる

エピソードが見つからない場合は、OBOG訪問を通じて他の人の経験を参考にするのも良いでしょう。志望する企業や業界で働く先輩に話を聞くことで、どのようなエピソードが評価されやすいのかを知ることができます。

実際に働いている人の話を聞くことで、その企業が求める人物像や価値観について具体的な理解が深まるでしょう。

また、自分では気づかなかった経験や、自分のエピソードの掘り下げ方についてのヒントを得られることも多くあります。訪問の際にはOBOGの方が学生時代にどのような経験を話し、自分の価値を示したのか、何を企業にアピールしたのかを質問してみましょう。

こうした情報を参考にしながら自分自身の経験を整理し直すことで、魅力的なエピソードが見つかるはずです。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

どうしても「新たな価値を生み出したと思うエピソード」が見つからないという方は、ChatGPTやGeminiといったChatAIと会話してみるのもおすすめです。
たとえば「新たな価値を生み出したと思うエピソードが思いつかないので、見つかるように私に質問を繰り返してください」などというプロンプトを打ち込むことで、新たな価値を生み出したと思うエピソードの発見につながるように誘導をしてくれるはずです。ぜひ試してみてください。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】どんな経験ならOK?例を紹介

新たな価値を生み出したと思うエピソードの経験例

ここまで「新たな価値を生み出したエピソード」の見つけ方について紹介しましたが、実際にどのような経験ならばOKなのでしょうか。

以下の3つは多くの就活生の方が話しやすく、経験している可能性が高い項目であるため、参考にしてください。

部活動やサークルの立ち上げ

何かしらの立ち上げを経験した人は、0から組織や仕組みを作り上げる過程で「主体性やリーダーシップを発揮した」とアピール可能です。

例えば、活動内容やビジョンを明確にし、新メンバーを集める段階ではコミュニケーション能力が試され、周囲を巻き込む力も必要です。さらに、活動を継続するために計画を立て、課題が生じた場合は解決策を考えながら進めていくことが求められます。

この一連の取り組みを通じて、新しい価値や環境を作り上げた点が評価されるポイントです。

何を目指して立ち上げたのか、どのような困難があったのか、どういう仲間を巻き込んで乗り越えたのかを明確に伝えることで具体性が生まれ、魅力的なエピソードになります。

また、自分が立ち上げた組織が後輩たちに受け継がれ、一定の成果を出した経験を話せば、周囲への貢献意識が高い人材としても評価されやすくなるでしょう。

新しいルールや制度の設立

自分の提案から新しいルールや制度を設立した経験も話しやすいエピソードです。

現状の課題を見つけ出し、それに対する解決策を提案し、実際に実現させたことを示すエピソードであり、問題解決能力や主体性が伝わります。

例えば、アルバイト先で業務の効率が悪いと感じ、シフト管理や業務分担に関する新しいルールを提案した結果、生産性が向上した経験などが挙げられるでしょう。また、大学のグループ活動において、メンバー同士の意見交換がうまく進んでいない状況を改善するために、ミーティングや進捗確認の制度を導入し、プロジェクトを成功させたケースなども良いです。

このエピソードでは現状をどう改善しようと考えたのか、どのように周囲に働きかけたのか、最終的にどのような価値を生んだのかを具体的に述べることが大切です。

自分の行動によって新しい仕組みやルールが根付き、結果として周囲の環境や働き方が良い方向に変わったことを示すことで、主体性やリーダーシップが伝わります。

自分だけの勉強方法の確立

自分だけの勉強方法を確立した経験を述べても良いでしょう。

地道な努力や試行錯誤を通じて、自分自身の課題を乗り越えたことを示し、勤勉さや問題解決能力が伝わります。

例えば、学業において苦手な科目を克服するために授業内容を自分なりにまとめ直したり、独自の暗記法や学習サイクルを作り上げたりした経験を話しても良いです。また、成果として成績が向上したり、資格取得に成功したりした結果があれば、それを具体的に伝えることが大切です。

このエピソードを魅力的に伝えるためには、なぜその方法を考えたのか、どのように工夫し続けたのか、どのような成果が出たのかを論理的に整理し、伝えることが重要です。

また、自分だけの学習法を確立したことで得た学びを、今後の成長や仕事にどう活かしたいのか触れることで、さらに説得力が増します。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】魅力的に書くコツ

続いて「新たな価値を生み出したと思うエピソード」について、さらに魅力的に書くコツを紹介します。

以下の4つのコツを踏まえた上で作成すれば、質の高い回答が作成でき、企業の採用担当者もあなたに一目置くことでしょう。

端的に書く

まずは端的に書くことが大切です。エントリーシートは限られた文字数の中で、企業が知りたいポイントを明確に伝える必要があります。

特にエピソード部分が長すぎると、あなたが伝えたいアピールポイントがぼやけてしまう可能性が高いです。

したがって、エピソードの流れは「何を目的として行動したのか」「どのような工夫や努力をしたのか」「最終的にどのような価値を生み出したのか」を簡潔に整理し、一貫性を持たせることが大切です。

例えば、部活動で新しい取り組みを提案した経験ならば「課題発見」「行動」「結果」の3つの要素を軸に構成しましょう。冗長な表現を避けることで、採用担当者にとって理解しやすく、内容の印象が強まります。

簡潔にまとめつつも、具体的な成果や工夫したポイントを盛り込むことで、自分の努力や主体性をしっかりと伝えられるはずです。

なぜ新たな価値を生み出そうと思ったのかを書く

エピソードの中で「なぜ新たな価値を生み出そうと思ったのか」という動機を書くことも非常に重要です。この部分は自分の行動の背景やモチベーションの源泉を伝え、説得力のある内容に仕上げるためのポイントです。

例えば、組織内の課題を見つけて改善しようと考えたならば「なぜその課題が気になったのか」「それが自分や周囲にどう影響していたのか」を明確に示しましょう。動機の部分が伝わることで、あなたの価値観や問題意識、主体性が浮き彫りになり、採用担当者に良い印象を与えられます。

また、動機を書く際には自分の経験や考え方と結びつけることでストーリー性が生まれます。「現状に満足せず、より良い環境を作りたかった」「周囲の人にとって良い仕組みを作りたかった」など、自分自身の思いを伝えることで、エピソードに深みが出て企業にとって魅力的な内容になるでしょう。

どのようにして新たな価値を生み出したのか具体的に書く

エピソードの中で最も重要な部分は「どのようにして新たな価値を生み出したのか」を具体的に書くことです。この部分では自分が主体的に取り組んだ方法や工夫、努力の過程を盛り込み、行動力や問題解決能力を示す必要があります。

例えば、アルバイトで業務の効率化を目指した場合「どのような問題点を見つけ」「どのような方法で改善を図り」「それを実行するために周囲をどう巻き込んだのか」を順序立てて説明しましょう。具体的な手順や工夫を示すことで、自分が主体的に考え行動したことが伝わり、説得力が増します。

さらに、取り組みの中で困難に直面した場合、その課題をどのように乗り越えたのかも含めると、粘り強さや工夫する能力をアピールできます。採用担当者が評価するのは結果だけでなく、その過程における努力や考え方です。

具体性を持たせることで、ただ出来事を紹介するだけでなく、自分の成長や行動力が伝わる内容に仕上がることでしょう。

周りにどのような影響を与えたか書く

周囲にどのような影響を与えたのかについて書くことも、企業が評価する重要なポイントです。価値を生み出す行動は必ず自分以外の人や組織に何らかの影響を与えています。

そのため、取り組みの結果として「どのように環境が変わったのか」「周囲の反応や評価はどうだったのか」を具体的に示すことで、自分の行動の成果が明確になります。

例えば、新しいルールを導入したことで業務が効率化された場合や、サークル活動で新しい仕組みを作り、メンバーがより活発に活動するようになったケースなどが挙げられます。

また、直接的な成果が数字として示せなくても、周囲の人から感謝されたり、影響を受けたといわれた点があれば、それも伝えましょう。周囲への影響を書くことで、自分の行動が自己満足ではなく、他者や組織に貢献するものであったことが伝わります。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】ESの回答例3選

続いて「新たな価値を生み出したと思うエピソード」について聞かれた際のESのおすすめ回答例を紹介します。

ここまで紹介した内容を踏まえた上で作成しているため、本記事のおさらいとして参考になるはずです。また、例文のポイントについても説明します。

飲食店アルバイトの例文

私は飲食店のアルバイトにおいて、タブレット注文と手書きでメニューの番号を記入するタイプの注文の両方を導入することを提案しました。
ホールメンバーの負担を抑えるためにタブレット注文を導入することは以前から検討されていましたが、高齢の方やデジタルデバイスの操作が苦手な方が利用できないのではないかと懸念されていたのです。
そこで、手書きでメニューの番号を記入するタイプの注文方法の併用を提案したところ、採用され、どのような年齢の方でも注文しやすく、ホールメンバーの負担も大きく軽減することができました。
この経験を通じて、業務を効率化するためにはどのように取り組めば良いのかについてさらに考え続けるようになりました。
貴社に入社した暁には、常に業務改善のために何ができるか考えながら、与えられた業務を100%の力でこなしたいと考えています。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

実際にアルバイトという「仕事」において価値を生み出した経験が非常に分かりやすく書かれています。
何が課題であったのか、その課題を解決するためにどのような対策をして、その結果どのような成果が出たのかについて端的に説明できています。
そしてその経験を通じて、どのような考え方や能力が身についたのか、入社後はどのように貢献するのかという流れが非常に分かりやすくまとまっているため、好印象でしょう。

大学の文化祭運営の例文

私は大学の文化祭運営チームで、新たな収益源としてオンライン配信を提案し、実現させました。
従来の文化祭では、現地来場者からの寄付や出店料が主な収益でしたが、新型コロナウイルスの影響で来場者数が制限され、大幅な収益減が懸念されました。
そこで、オンラインでイベントの様子を配信し、視聴者から寄付を募る仕組みを提案しました。具体的には、学生に配信スキルを指導するワークショップを開催し、配信プラットフォームの選定や広告宣伝も担当しました。
結果として、例年の約70%の収益を維持することができ、同時に多くの遠方の方々にも文化祭を楽しんでもらえる形を実現しました。
この経験から、新しい発想で課題解決に挑む重要性を学びました。貴社でも柔軟な視点を活かし、事業の発展に貢献したいと考えています。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

文化祭運営という「身近な場面での新しい発想による価値創出」が端的に示されています。
問題の発生原因、具体的なアクション、成果が一貫して記述されている点が評価ポイントです。
さらに、その経験を通じて学んだことが入社後の具体的な貢献に繋がる形で書かれており、好印象を与える内容です。

サークル活動の例文

私は学生時代に所属していたサークルで、会員の減少という課題に対して、新たなイベント形式を導入しました。
当時、サークルの活動がマンネリ化しており、新入生の参加率が低下していました。そこで、「体験型イベント」を提案し、具体的には地域の飲食店と連携して、フードフェス形式の活動を企画しました。
地域活性化を目的にした活動として外部からの注目も集め、SNSを活用した広報活動を徹底的に行いました。その結果、参加者数は前年の約1.5倍となり、新入生の加入者数も大幅に増加しました。
この経験から、現状を打破するために「新たな視点を取り入れる重要性」を学びました。貴社においても、既存の枠にとらわれず、新しい価値を生み出せるよう貢献したいと考えています。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

具体的な課題に対し「新たな提案をしたことと実行したこと」が明確に記述されており、成功に至るプロセスが非常にわかりやすく伝わります。
また、イベントの企画に留まらず、SNS広報など外部のリソースを活用した戦略的思考が見られる点もポイントです。
これにより、行動力と柔軟な発想力を兼ね備えた人物像を効果的に伝えています。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】ESのNG回答例

一方で「このような回答をしてしまってはマイナスな印象を与える可能性が高い」というNGの回答例についても紹介します。

なぜNGなのかについても詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

NG例文

私はインターンにおいて営業チームのメンバーのモチベーションを高めることで新たな価値を生み出しました。
私はリーダーとして企業のインターンに参加していたのですが、2人のメンバーが2週間経っても1件も制約を獲得できず、モチベーションが下がりつつありました。
そこで、自分が普段から行っている瞑想やルーティンを教えて、心を落ち着けてから商談に臨むことを提案した結果、2人ともインターンが終わるまでに1件の制約を獲得できました。
このような経験から、チームメンバーに何かを提案し、業務改善を図る能力があると自信を深めることができました。
貴社に入社した際には新たな発見や新しく得た知識を周りに共有し、貢献したいと考えています。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

全体の流れとしてそこまで悪いわけではありませんが「新たな価値を生み出したか」と聞かれると微妙な例文です。
自己PRについて聞かれている場面で「私の強みは業務改善力です」と述べるならば問題なかったかもしれませんが、このケースでは新たな価値を生み出したというよりも「ただ自分のルーティンを教えただけ」という印象が強くなっています。
結果的に、企業が求める「行動力」「主体性」「問題解決能力」を十分にアピールできていないため、採用担当者に良い印象を与えることが難しいでしょう。

【新たな価値を生み出したと思うエピソード】具体的に回答してESを通過しよう!

今回は「新たな価値を生み出したと思うエピソードはありますか」という質問に対する回答のポイントを解説しました。

この質問は毎回されるわけではありませんが、しっかりと対策をしておかないと面接時に対応できない可能性が高いです。

ぜひ本記事で紹介したポイントを活用し、エピソードを準備してスムーズに回答できるよう備えましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます