・12月からインターンに参加する方法
・冬インターンで優遇を得るコツ
・今後のスケジュール
・12月までインターンに参加していなかった学生
・初めて冬インターンに参加する学生
・就活を早く終わらせたい学生
3年生の12月を迎えると、冬のインターンが本格化し、多くの就活生が忙しさに追われるようになっていきます。
しかし、現状まだ就活を始めておらず、何から準備すれば良いのかわからず困っている人も多いでしょう。
本記事では、12月の時点で就活を始めていない学生・インターンに参加していない学生に向けて、今からやるべきことを紹介していきます。
就活準備を進める中でインターンに参加すれば、これからの選考において優遇される場合もあります。
そのため、12月からでも可能な限りインターン参加を検討しましょう。
優遇のチャンスをもらうコツもあわせて紹介していくため、これからインターン参加を控えている人もぜひ参考にしてみてください。
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12月からインターン参加は遅い?
結論からいうと、12月からのインターン参加は遅いと言わざるを得ません。
多くの大学3年生は、12月の時点では就活を始めています。
12月を迎える頃には就活が本格化するため、この時点で何も準備に着手していない状況には、正直危機感を持つべきといえるでしょう。
12月の時点で就活の準備に取り掛からなければ、準備不足の状態で本選考に慌てて臨むことになり、取り返しがつかなくなる可能性があります。
そのため、現時点で何も準備していない人は、とにかくまずは今日からできることにしっかり向き合うことが大事です。
インターン参加の予定がない人は、今からでも対策を万全にした状態で、冬インターンへの参加を検討してみてください。
12月からの就活で意識すること
12月からの就活は、決して早いとは言えません。
そのため、本格的な就活が始まる前にしっかりと「計画性」を持って準備することが重要です。
この時期は冬のインターンを行う企業が増えますが、応募者が集中するため倍率が高く、選考対策が必須となります。
自己分析や業界研究を進め、エントリーシートや面接の対策を万全にしましょう。
また、冬のインターンは就活に直結するケースも多く、インターン参加者に対して選考優遇が行われる企業も少なくありません。
今からでも参加を目指し、実際の職場で経験を積むことで、本選考での志望動機をより具体的にするチャンスにもなります。
計画的に対策を進めていけば、ライバルに差をつけることができるでしょう。
12月のインターンから繋がるあ早期選考とは
就職活動における早期選考とは、本選考のエントリー開始が多くの場合3月からであるのに対し、それ以前に行われる選考のことを指します。
特に外資系企業やコンサルティング業界、マスコミなどの一部の業界では、早期選考のエントリー受付が早く、8月頃から始まることが一般的です。
このため、12月時点で早期選考を考える場合、すでに応募締切が過ぎているケースも少なくありません。
インターン参加を通じて選考に進める場合もあるため、事前の準備が成功への鍵となります。
早期選考のきっかけ
早期選考に参加するきっかけとして、企業が実施するインターンが重要な役割を果たします。
多くの場合、インターンに参加し、現場の社員と接する中で評価されることで、早期選考の案内を受けることができます。
特に、インターン期間中に優秀な成果を残し、能力や人柄を高く評価された学生は、通常より早い段階で選考に進む機会を得ることが可能です。
冬の早期選考は採用枠が少ないため、12月にインターンに参加して早期選考枠を確保しておくことがとても大切です。
これにより他の就活生よりも早く内定に近づくことができるため、早期選考に参加したい場合は、まずインターンへの応募を積極的に行い、与えられた役割に全力で取り組むことが重要です。
早期選考のメリット・デメリット
早期選考の最大のメリットは、就職活動を早期に終えることができる点です。
内定を早く得られれば、他の活動に時間を割くことができ、精神的な余裕も生まれます。
しかし、一方でデメリットも存在します。
早期選考は通常の選考よりも早く始まるため、準備期間が短く、万全の状態で臨むのが難しい場合があります。
また、企業によっては早期選考で不合格となった場合、本選考への再挑戦ができないケースもあります。
このため、早期選考に参加する際はリスクを理解し、十分な準備を行うことが大切です。
自分の状況やスケジュールを考慮して、慎重に判断しましょう。
早期選考等の優遇をもらうために
冬に行われるインターンは、夏インターンに比べて企業からの優遇が多いといわれています。
中には内定直結型のプログラムもあり、ここで好印象を得ることで就職活動を有利に進めることが可能です。
このような優遇を得るために意識すべきポイントは、以下の3つです。
- 挨拶やマナーの徹底
- 積極的なコミュニケーション
- 前向きな姿勢を見せる
ビジネスマナーは社会人としての基本であり、礼儀正しい態度や時間厳守は、好印象につながります。
さらに、質問や周囲との交流を積極的にすることによって、自身のコミュニケーション能力がアピールできます。
なにかわからないことがあった時は積極的に質問し、アドバイスをもらった際にはすぐに実践に移そうとする姿勢などは前向きだと判断してもらえます。
これら3つを意識して12月のインターンで優遇をもらい、就活を有利に進めましょう。
12月開催インターンの特徴
12月に行われるインターンは一般的に「冬インターン」や「ウィンターインターン」と呼ばれます。
夏に行われるインターンとの違いや特徴を理解して参加することで、就職活動を有利に進めましょう。
対象者
冬インターンの対象者は、主に本選考を控えた大学三年生です。
すでに就職活動を進めてきた学生にとっては、具体的な志望企業が決まっていることが多いため、その企業の冬インターンに参加することで早期選考や内定のチャンスを掴むことができます。
一方で、まだ志望企業が決まっていない学生や、これまで就職活動を本格的に行ってこなかった学生にとっても、冬インターンは非常に有意義な機会です。
参加することで業界や企業についての理解を深め、自分の適性や興味を見極めることができます。
さらに、就活に対する具体的なイメージをつかむことができるため、これからの準備を効率的に進めるきっかけとなるでしょう。
スケジュール
冬インターンは主に12月から2月にかけて開催されますが、選考はその前に行われることが多いのが特徴です。
そのため、12月の時点ではすでに参加可能なインターンが限られている場合もあります。
早めの情報収集と応募が重要です。
また、冬インターンは休暇期間中だけでなく学期中に実施されることもあるため、学業との両立が求められます。
効率的にスケジュールを管理するためには、計画的な時間配分が不可欠です。
本記事の目次下にある「選考管理シート」を活用することで、応募スケジュールやタスクを整理し、無理なくインターンに臨むことができます。
学生の参加目的
夏季に行われたインターンは、就職活動を始めたばかりの学生が多く、業界研究や企業研究を目的に参加するケースが一般的でした。
一方で、冬季インターンは本選考を間近に控えていることから、より選考を意識した参加が求められます。
冬インターンでは、企業側も早期選考や内定に繋がる評価を重視しているため、自分に合ったプログラムを選ぶことが重要です。
業務内容や企業文化が自身の志向にマッチしているかをしっかり確認し、自身の強みをアピールできる場を選びましょう。
これにより、インターンを効果的に活用し、就職活動を有利に進めることができます。
12月インターンの選考攻略ガイド
12月からインターンに参加しようと考えている学生は、何をすれば良いのかわからないことも多いでしょう。
12月から準備を始めるとなると、とにかく時間がないことが大きな課題となります。
そのため、効率的に準備を進め、インターン・本選考の対策を少しでも充実させることが大切です。
12月開催のインターン参加のためにやるべきことは、おもに以下が挙げられます。
- まずは本選考の締め切りをチェック
- 自己分析
- 業界・企業研究
- 就活の軸の決定
- ES・面接対策
- テスト対策
- グループディスカッション対策
- 参加目的の明確化
では、必要なことを詳しくチェックしていきましょう。
まずは本選考の締め切りをチェック
12月からインターン参加などの就活準備を始める際は、まず、本選考の締め切りをチェックしましょう。
企業によっては、12月の時点で本選考が始まってしまっているパターンもあります。
外資系企業・テレビ業界・ベンチャー企業などは3年生の秋頃から本選考のエントリーを受け付けているため、興味のある企業がある人は、締め切りのチェックが欠かせません。
インターン参加の準備も進めながら、急ピッチでエントリーシートだけでも書いておくことが望ましいでしょう。
なお、各社の本選考の締め切りをチェックすれば、ある程度の就活のスケジュールが立ってきます。
そのスケジュールの全体像を考慮したうえで、以降は出遅れないためにも、今後の動き方を考えましょう。
自己分析
12月から就活に向けて動き始める場合は、まず、自己分析が欠かせません。
自己分析は就活するうえではとくに避けて通れないもので、自己分析を通じて、自分自身をよく理解することが重要となります。
これまで送ってきた人生を振り返り、自分の人間性や価値観、強みや弱み、将来のビジョンなどを整理してみましょう。
12月から始める就活は、確かに周りと比べて出遅れていますが、自己分析などの必須項目は省略しないように注意してください。
というのも、自己分析を丁寧に進めておけば、エントリーシート・面接などで筋の通った主張・アピールができるからです。
ただし、自己分析は、自分だけで完結するかたちで終わらせないことが大切です。
友人知人、家族、ツールなどを積極的に活用したうえで、自分への理解を深めていきましょう。
自己分析の具体的なやり方については、以下の記事を参考にしてみてください。
業界・企業研究
12月からの就活準備では、業界・企業研究も重要となります。
業界・企業研究では、業界・企業の現状や将来性、取り組みなどについて情報収集したうえで理解を深めていきます。
面接に臨む際にその企業のことをよく理解していなければ、本当にその企業を志望しているのか、採用担当者に疑問を持たれてしまいます。
志望動機や自己PRをしても内容がふわっとしてしまい、採用担当者からは「他社のほうが合っているのでは?」と思われるケースもあるでしょう。
採用担当者の印象に残るアピールを実践するには、業界・企業研究を経てその企業が求める人物像や社風を知り、ニーズにぴったり合う伝え方を意識する必要があります。
OB・OG訪問も企業研究を有利に進められる方法の一つです。
働く社員の生の声を聞くことで、具体的な業務内容や職場の雰囲気、働きやすさなどを知ることができますし、エントリーシートや面接で、より説得力のあるアピールができるでしょう。
なお、業界・企業研究の詳しいやり方は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。
業界研究:
企業研究:
就活の軸の決定
12月からの就活準備・インターン参加を考える際は、まず、就活の軸を明確にしましょう。
就活の軸は仕事内容・キャリアビジョンなど、将来自分が働くにあたって譲れない条件のことをいいます。
志望先企業は就活の軸に沿って見つける必要があり、就活の軸が定まっていれば、やりたいことや自分の人生において優先するものからぶれずにキャリアを考えていけます。
なお、就活の軸は面接でよく聞かれる質問の一つでもあるため、面接対策としても考えておくべき重要なポイントです。
就活の軸を明らかにするためには、自己分析が必須となります。
そのため、自己分析をしっかり行ったうえで、就活の軸もあわせて定めていきましょう。
就活の軸の考え方などの詳細は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
ES・面接対策
ESと面接対策は非常に重要です。
特にESは選考の最初の関門であり、第一印象を左右するため、質を高めることが求められます。
一方で、面接は実際に企業の社員と対面する貴重な機会であり、人柄や意欲を直接アピールできる場です。
ESに関しては内容の精度だけでなく、提出形式や細部への注意が必要です。
例えば、手書きの場合は丁寧な文字で書きましょう。
また、企業のフォーマットに合わせることも重要であり、指定された形式を守らない場合には選考から外される可能性があります。
面接対策も同様に重要です。
第一印象を左右する服装や表情、話し方に気を配りましょう。
また「自己PR」「志望動機」「ガクチカ」はESでも面接でも必ず聞かれるため、入念に対策しておくことを推奨します。
ESの書き方のポイントについては、以下を参考にしてみてください。
なお、就活の面接における頻出質問の答え方については、こちらも記事も見ておきましょう。
テスト対策
12月から就活準備を始める際は、テスト対策も欠かさず進めていきましょう。
WEBテストは、インターンの選考でも本選考でも、取り入れている企業が多いからです。
テスト対策をおろそかにすると、ほとんど何も解答できずに終わってしまうことも少なくありません。
また、WEBテストはテンポよく問題を解いていく時間配分が重要です。
そのためにはテストそのものに慣れる必要があるので、過去問を繰り返し解くなどの対策が有効と考えられます。
しかしながら、12月からの就活準備では、なかなかWEBテスト対策に時間を割けないことも少なくありません。
そのため、最優先で対策するというよりは、通学時間などの空き時間をうまく活用して勉強することを意識しましょう。
グループディスカッション対策
12月からの就活準備では、グループディスカッションの対策も重要といえます。
インターン選考や本選考で取り入れているグループディスカッションは、適切な立ち回りのコツを押さえておかない限り、うまく発言できない場合があります。
準備不足がたたれば、ほとんど何もできずに終わってしまうこともあるため、事前にグループディスカッション対策はしっかり重ねておきましょう。
なお、企業はグループディスカッションを通じて、学生の論理的思考力や団体の中での立ち回り方、総合的な人柄などをチェックしています。
難しいテーマで議論が必要な場合でも、最低限何か発言したりリアクションを取ったりできるように、ディスカッションの場に慣れることが重要です。
最近はディスカッション練習ができるスマホアプリも人気なので、積極的に活用してみてください。
グループディスカッションを乗り切るためのコツは、以下をチェックしておきましょう。
参加目的の明確化
12月からインターンに参加したいと思った際は、実際に参加する前に、参加目的を明確に定めておきましょう。
参加目的を決めず、「なんとなく必要そうだから」といった曖昧なスタンスで参加してしまうと、結果として何の学びにもならないからです。
さらに、参加する目的はESや面接で聞かれるため、目的なしの状態で選考に臨めば落ちる可能性が高いといえます。
あらかじめ目的を設定していれば、インターン中も「〇〇を得たいから△△しよう」といったように、目的に沿った積極的な行動が取れるでしょう。
自ら学びや経験を得ようと行動できるため、インターンを有意義なものにすることで、自分自身の成長につながります。
また、目的をもってインターン参加を考えれば、どのインターンに参加すべきかスムーズに選べるでしょう。
早期選考を狙うことや情報収集することなど、明確な目的をもってインターン参加を検討してみてください。
参加目的の決め方や例文はこちらの記事を参考にしてみてください。
12月締め切りのインターン情報
ここからは、12月締め切りのインターン情報を詳しく紹介していきます。
12月には、メーカーやIT、金融業界のエンジニア職・技術職のインターンが締め切られる傾向です。
締め切り後は、年末年始の学校が休みの期間を有効活用するかたちで開催される流れです。
12月締め切りで冬インターンを実施する企業の一例と、具体的な締め切りは以下のとおりです。
企業名 | 締め切り日 | 採用HP |
---|---|---|
三菱電機 | 12/15 | https://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/graduates/index.html |
LINEヤフー | 12/18 | https://www.lycorp.co.jp/ja/recruit/ |
大和総研 | 12/22 | https://www.dir.co.jp/recruit/ |
コクヨ | 12/23 | https://www.kokuyo.co.jp/com/recruit/ |
TIS | 12/31 | https://www.tis.co.jp/saiyo.html |
12月からインターン参加を考える場合、間に合うかどうかは「12月のいつ頃に」インターンに参加しようと考えたかによります。
12月上旬であれば、締め切り的にまだ間に合う企業も多いでしょう。
しかし年末を目前に控えた12月下旬の場合は、間に合わない企業も多くなるため、十分に注意が必要です。
12月のインターンに参加するメリット
12月のインターンは、就職活動を進める上で非常に貴重な機会です。
具体的な業界理解や、企業とのつながりを深められる機会が豊富に得られるため、自分の可能性を広げる絶好のタイミングです。
短期の参加でも得られる学びは多く、キャリア形成の大きなヒントを得ることができるでしょう。
今までの反省を生かせる
これまでインターンに参加してきた学生であれば、参加後に振り返りを行い、自分の反省点を見つけた経験があるはずです。
この反省を次の機会に生かせるのが冬インターンの大きな魅力です。
特にグループディスカッションのようなスキルは、最初の経験では戸惑うことが多いですが、一度経験していることで進行や発言のタイミングなどを改善しやすくなります。
その結果、冬インターンでは優秀な成績を残せる可能性が高まり、早期選考への案内や特別な優遇を得るチャンスが広がります。
過去の経験を武器に、さらに成長した姿を企業にアピールできるこの機会を、ぜひ活用しましょう。
優遇をもらえる可能性が高い
12月に行われる冬インターンは、本選考直前という時期特有の特徴があります。
多くのプログラムが早期選考への案内や内定直結の内容を含んでおり、ここで優遇を勝ち取れば就職活動を非常に有利に進めることが可能です。
ただし、冬インターンは参加するハードルが高い場合も多く、応募時点で高い基準が求められることがあります。
そのため、事前準備を徹底し、選考に万全の状態で臨むことが重要です。
冬インターンは貴重なチャンスでもあるため、しっかりと戦略を練り、成功を掴む第一歩を踏み出しましょう。
本選考直前の情報を得られる
12月の冬インターンは、本選考直前という時期だからこその情報収集の場としても大変貴重です。
このタイミングでは、企業がこれまで公開していなかった採用に関する重要な情報を公開することがあります。
また、インターンを通じて社員や他の学生と直接話すことで、自分では知らなかった企業の内部事情や選考のコツを得られる可能性もあります。
こうした情報は、本選考で他の学生と差をつけるための大きな武器になります。
積極的にコミュニケーションを取り、インターンを単なる経験ではなく、有益な情報を得るための場として活用しましょう。
12月インターンの探し方
12月のインターンを探すにはどのような方法がおすすめかについても紹介します。
もちろん、SNSで探したり、友人に紹介してもらったりすることも選択肢の1つではありますが、一般的な方法は以下の3つです。
冬のインターンの探し方については以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、なかなか見つからないという方はぜひ参考にしてみてください。
企業のWebサイト
12月開催のインターンを探す際に企業の公式Webサイトをチェックすることは非常に有効な方法です。
多くの企業はインターン募集情報を専用ページで公開しており、具体的なプログラム内容や応募条件、スケジュールなどの詳細が掲載されています。
また、公式Webサイトには他の求人媒体には載っていない限定情報が掲載されることも多いため、逐一確認しましょう。
例えば、企業の採用情報ページではインターンだけでなく、本選考の情報や企業文化についての記載も見つけることができます。
これらの情報を併せて確認することで、その企業がどのような人材を求めているのか、どのような職場環境で働けるのかを具体的にイメージできます。
インターンの求人サイト
インターン求人を専門に扱うWebサイトを利用することもおすすめです。
求人サイトでは複数の企業の情報が掲載されており、自分が探している条件を設定して効率的に検索できます。
例えば、勤務地や業種、インターン期間、報酬の有無など、細かな条件を指定することで、自分に合ったインターンを効率的に見つけられます。
求人サイトの利点の1つは、比較検討がしやすい点です。
複数の企業の情報が一箇所に集まっているため、募集内容や応募条件を簡単に比較できます。
また、求人サイトによってはユーザーの希望条件に基づいたおすすめ案件を提示する機能や、応募締切間近の求人を通知する機能も備わっているため、忙しい学生にとって非常に便利です。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターを活用することも、12月のインターンを探す上で非常に有効な手段です。
キャリアセンターは企業と学生をつなぐ窓口であり、学生向けに特化した求人情報が提供されています。
特に、大学が直接連携している企業からのインターン募集は他の求人媒体には掲載されていない限定的な情報であることが多いです。
また、キャリアセンターでは求人情報だけでなく、応募書類の書き方や面接対策に関するアドバイスも受けることもできます。
例えば、エントリーシートの添削や模擬面接を行っている大学もあり、うまく活用すれば選考に向けた準備をよりスムーズに進めることができます。
12月インターンを探す際の注意点
ここからは、12月からインターンに参加する際の注意点を見ていきます。
12月にインターンに参加する際は、学生によっては焦りや不安などが邪魔をしてしまい、自分に合ったインターンが選べなくなる可能性があります。
参加するインターンを選ぶうえで、後悔しないためには、以下2つの点に注意してください。
- 大手企業ばかりを受けない
- プログラム内容を確認する
いずれも重要な注意点なので、12月からインターン参加を考える場合は、必ず事前にチェックしておきましょう。
では、注意点の詳細を一つひとつ解説していきます。
大手企業ばかりを受けない
12月からインターンに参加する場合は、大手企業ばかり志望しないように気をつけてください。
というのも、冬インターンはその他の時期のインターンよりも参加率が高く、大手企業は倍率が上がってしまうからです。
冬インターンは本選考が始まる直前のタイミングで実施されるため、より意識の高い学生が参加を考えています。
年末年始に実施されるインターンも多く、日程的に参加しやすいことも倍率が上がる要因の一つかもしれません。
そのため、大手企業のインターンばかりを志望すると、選考に漏れることで結果としてどこのインターンにも参加できない可能性が出てきます。
さらにいうと、大手企業は選考フローがしっかりしているため、準備にも時間がかかります。
冬インターン参加を検討する場合は、大手だけでなく、同じ業界の中小企業のインターン募集もチェックしておきましょう。
プログラム内容を確認する
12月からインターン参加を考える場合は、インターンの日程や募集要項をチェックする際に、しっかりとプログラム内容も確認しましょう。
インターンによってプログラム内容は大きく異なるため、場合によっては、自分の参加目的を果たせない可能性があります。
参加目的に合ったインターンかどうかは、プログラム内容で事前に判断することが必要です。
目的が業界研究であれば、説明会に似たプログラムである1dayインターンで問題ありませんし、わざわざ数日~数週間単位のインターンに参加する必要はないと考えられます。
反対にその企業・業界の仕事内容について詳しく知りたい場合は、1dayインターンでは不十分な可能性があるため、業務体験が含まれたプログラムのインターンを探す必要があります。
インターン参加の際はあらかじめプログラム内容に目を向け、自分の目的にマッチするインターンか忘れずに確かめておきましょう。
12月インターンの必勝テクニック
12月の冬インターンには意識の高い学生がたくさん応募します。
選考の段階で周りの学生と差をつけなければ参加は難しいでしょう。
ここでは、ほかの学生と差をつけてインターンに合格するためのコツを3つ紹介します。
- ESで具体的な数字を示す
- 志望動機で差をつける
- 初対面の印象に注意する
ESで具体的な数字を示す
冬インターンは非常に倍率が高いため、多くの学生がエントリーシート(ES)の段階で選考から落とされる傾向があります。
そのため、ESで自分を効果的にアピールすることが非常に重要です。
ESを書く際には、過去の経験や成果を具体的な数字で示すことを心がけましょう。
たとえば、「売上を20%向上させた」「チームで〇〇人をまとめた」「イベントに〇〇名を集客した」といった形で具体的な数値を入れることで、あなたの行動や成果に説得力が生まれます。
ただの抽象的な自己PRよりも、数字を交えた記述は採用担当者にとって印象的で、信頼性が高まります。
具体的な成果を示すことで、あなたの努力と成果が伝わりやすくなり、選考を突破する可能性が高まるでしょう。
志望動機で差をつける
志望動機はどの企業でも必ず聞かれる重要な質問です。
多くの学生が入念に準備している項目だからこそ、ここで他の応募者と差をつけることがポイントです。
自分の経験や価値観を基に、その企業や業界を志望する理由を具体的に伝えると、熱意の伝わる魅力的な志望動機になります。
インターンの志望動機を書く際には、まず企業や業界についてしっかり調査し、自分の目標や将来像と関連づけてアピールしましょう。
また、企業が提供するインターンで学びたいことや挑戦したいことを具体的に述べると、主体性が伝わります。
志望動機はあなたの個性を最も表現できる部分です。
書き方や具体例については、この記事を参考にして準備を進めてみてください。
初対面の印象に注意する
学生と人事が初めて接するのは多くの場合面接ですが、実際にはその前段階の書類で第一印象が決まっています。
書類はあなたを表現する重要なツールです。
エントリーシートや履歴書は、丁寧な字で記入することを心がけ、空白を最小限に抑えてしっかりと内容を埋めましょう。
これだけで、相手に与える印象が大きく変わります。
また、面接に進んだ場合はマナーや服装に気を配ることが重要です。
清潔感のある服装や適切な挨拶は、信頼感を高める要素になります。
話し方や表情にも注意し、明るく丁寧な態度を心がけましょう。
初対面の印象は、採用担当者の心に大きく影響を与えます。
細部に注意を払い、相手に良い印象を残せるように準備しましょう。
12月以降の就活スケジュール
12月から就活に取り組み、インターン参加をあわせて検討する際は、12月以降の就活スケジュールを前もってチェックしておきましょう。
ここでは、時期に分けて就活の基本的なスケジュールを紹介していきます。
12月から就活を始めた場合、冬インターンも始まり、本選考を間近に控えた状態になるためとにかく毎月忙しい状況になります。
忙しいスケジュールをうまくこなすためには、全体の状況把握が必要なので、以下の点はしっかり把握しておきましょう。
1月~2月
年が明ける頃の1月~2月には、冬インターンの開催と一部の企業の早期選考があります。
冬インターンは本選考直前のインターンのため、多くの学生が参加することが特徴です。
就活が本格的にスタートする前に、企業に対して、働くということそのものに対して理解を深められます。
ただし、具体的な冬インターンの開催日は企業により異なるため、1月の時点ではすでに冬インターンが終了しているケースもあります。
そのため、開催日程や締め切りは事前によく確認するようにしましょう。
なお、1月~2月には、企業によっては早期選考が実施されることもあるため注意が必要です。
選考が早い企業を志望する際は、12月の段階から書類作成や面接対策などをしっかり準備することが大切です。
しかしそうは言っても、1月~2月は、多くの企業はまだ本選考を開始していない状況です。
焦らず、今できる準備を万全にしていきましょう。
1月のインターンイン関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
3月
3月は、大手企業の新卒向けの情報解禁の時期です。
多くの企業において新卒のエントリーが開始されるため、エントリーシート作成の準備に追われるようになります。
冬インターンに参加した人は、インターンの選考経験を活かし、より魅力的なエントリーシートの作成につなげることが大切です。
アピールポイントなどがわからなくなったときは、必要に応じて、改めて自己分析・企業研究などを重ねることも重要になるでしょう。
なお、エントリーシートを書く際は、何度も内容を見直して推敲することが大切です。
自分一人で書き上げて終わりにするのではなく、周りに添削を頼んだり、気になったポイントを聞いたりしましょう。
就活エージェントなどの支援サービスを積極的に利用し、プロに添削してもらうこともおすすめです。
4月
4月は、エントリーシートの提出やWEBテストの受験をする大事な時期になります。
本選考がいよいよ本格化するタイミングなので、毎日やるべきことに追われる多忙な時期になるでしょう。
実際に就活では、4年生になった4月が最も忙しくなるタイミングといわれています。
12月からの対策で時間を思うように取れない人は、WEBテスト対策は、通学時間や授業と授業の合間などに行うと良いでしょう。
また、4月は企業の選考スケジュールに合わせて動かなければならないため、アルバイトも含めプライベートの予定は可能な限り削ることをおすすめします。
就活を最優先し、3月~4月あたりは柔軟に動ける状態を作っておきましょう。
なお、4月は大学で履修する授業を決める時期でもあります。
単位に余裕がある人は、就活で動きやすいように履修をうまく調整すると良いでしょう。
長期インターンにも参加しよう
就活準備を進める際は、積極的に、長期インターンへの参加も検討してみてください。
長期インターンのメリットは、以下のとおりです。
- 通年募集が行われている
- 短期インターンより倍率が低い
- より本格的に業務に携われることで社会人経験を積める
- ガクチカのエピソードとして活用しやすい
- 給料がもらえることが多い
長期インターンにはこのようにメリットが多く、倍率が低くいつでも募集があることから、参加しやすい傾向にあります。
就職前に社会人経験を積めるのも大きなメリットになり、自分の適性を知るうえで役立つでしょう。
また、長期インターンでは業務を通じて多くのことを経験するため、ガクチカのエピソードとして活用しやすくなります。
さらに、給料がもらえるケースも多いため、「アルバイトと両立しながら就活を進めるくらいなら、長期インターンを経験したい」と考える人も少なくありません。
12月のインターンに関するよくある質問
12月からインターン参加を考える場合は、あわせてインターンについてのよくある質問もチェックしておきましょう。
冬インターン参加に向けて動き出す際は、以上の点について疑問や不安を感じる人も多いでしょう。
12月からの就活準備はとにかく時間がないことが課題なので、少しでも疑問や不安を感じた際は、早いうちに解決しておきましょう。
では、質問の回答をまとめていきます。
12月の時点では、就活生によっては、すでに内定を持っているケースがあります。
というのも、業界・企業の方針次第では本選考はかなり早い段階で開始されることがあり、12月にはすでに本選考が終了している場合があるためです。
傾向的に、本選考がほかよりも早い業界・企業は、以下が挙げられます。
- ベンチャー企業
- 外資系企業
- 放送・マスコミ業界
上記に当てはまる企業でも、みな選考が早いとは限りませんが、エントリーを検討する際はくれぐれも注意が必要です。
周りが内定を持っていると焦ってしまうことも多いですが、就活において焦りは禁物です。
焦って行動すれば、自己分析や企業研究などの必要なプロセスがおろそかになる可能性があります。
周りに内定を持っている友人がいるなら、わからないことを積極的に聞き、必要に応じてアドバイスしてもらうことも大事です。
冬インターンの参加率は、おおよそ50%くらいといわれています。
全体でインターンの参加経験がある学生は9割程度になり、その中でも冬インターンに参加を決める人はたくさんいます。
みな冬インターンに積極的に参加するのは、本選考直前の時期であり、企業・業界研究に活かしたい思いがあるためでしょう。
また、直前になればなるほど多くの学生が就活に本気で向き合い始めるので、夏や秋に比べて参加率が高まりやすいのもあります。
これまで一度もインターンに参加していない場合は、冬インターンが最後のチャンスになることを理解しておきましょう。
インターン参加にあたっては選考も実施されるため、選考から漏れないようにするには、選考対策もしっかりと実践する必要があります。
選考対策をしたうえで冬インターンに臨めば、その対策経験は、のちの本選考でも活きてくるでしょう。
12月のインターンは内定獲得の近道!
3年生の12月を迎える段階で何もしていないと、「インターンにも参加できず本当にまずい…」と感じるかもしれません。
しかし、12月からでもしっかり準備を整えて臨めば、インターン参加にもこれから来る本選考にもまだ間に合います。
冬インターンは12月~1月あたりに実施されるため、本選考前にインターンに参加したい場合は、まず締め切り・開催スケジュールをよく確認してください。
キャリアセンターに相談し、今からエントリーできるインターンの情報をもらうことも大切です。
そのうえで、自己分析やES対策などの必要なことも、しっかりと進めていきましょう。
インターンでは本選考のための優遇がもらえる場合も多いため、せっかくのチャンスを活かし、本選考に備えましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート