高学歴就活生の失敗原因8選に当てはまってないか要チェック!落ちる人の特徴とは

高学歴就活生の失敗原因8選に当てはまってないか要チェック!落ちる人の特徴とは

高学歴の人でも就活失敗する理由

残念ながら、高学歴の人でも就活に失敗してしまうことは少なくありません。

以下のいずれかに必ず当てはまるというわけではありませんが、多くの高学歴の就活に失敗してしまう方は以下のいずれかが当てはまるはずです。

もしあなたが「学歴に自信があるのに、なかなか就活がうまくいかない」と悩んでいる場合は、下のいずれかに当てはまっていないか確認してみてください。

1.情報収集を積極的に行なっていない

高学歴の人でも就活に失敗する理由の1つとして、情報収集を積極的に行なわないことが挙げられます。

「高学歴であれば楽に良い企業に就職できる」と考え、十分な情報収集を怠ってはいないでしょうか。

就活には多くの準備が必要であり、企業の選定や面接対策、エントリーシートの作成など、多岐にわたるタスクをこなすために最新の情報や業界動向を把握することが不可欠です。

情報収集が不足していると、企業の求める人物像や業界のトレンドに対応したアピールができず、選考で不利になってしまいます。

また、情報が少ないと自己分析や企業研究が不十分になり、自分にあった企業を見つけることも難しいです。

その結果、自分に合わない企業に応募してしまったり、面接で的外れな回答をしてしまったりするため、内定を獲得することが難しくなるのです。

2.不合格になった選考を反省できていない

不合格になった選考を反省できていない人も多いとされています。

高学歴の人の中には自分の能力を過信してしまっている人も多く、不合格の原因を深く考えずに次の選考に進んでしまうことがあります。

しかし、不合格の原因をしっかりと分析し、改善点を見つけて対策を立てなければ、同じミスを繰り返し、結果として何度も選考に落ちてしまうことでしょう。

振り返りをすれば、自己PRの内容が企業の求める人物像と合致していない、面接でのコミュニケーションがうまく取れていないなど、面接の度に異なる課題が見つかります。

これらの課題を1つずつクリアしていくためには、選考結果を受けて自己分析を行い、次の選考に向けて改善策を講じることが重要です。

反省と課題改善を繰り返すことで徐々に選考通過率が向上し、最終的には内定獲得につながります。

3.将来のビジョンがない

将来のビジョンがない人は、高学歴であったとしてもなかなか内定を得ることが難しいです。

企業は就活生が将来どのようなキャリアを描いているのか、そしてそのビジョンに向けてどのように貢献できるのかを重要視しています。

将来のビジョンが明確でないと、志望動機や自己PRに具体性が欠けてしまい、面接官に与える印象が薄くなります。

また、将来のビジョンがないと入社意欲が低く見られ、企業に対する本気度も伝わりません。

したがって、企業は就活生が真剣に働く意欲があるのかを疑問視し、結果的に選考で不利になってしまうことが多いです。

明確なビジョンを持ち、それを具体的に語ることで自分の意欲と計画性をアピールするようにしましょう。

4.業界分析・企業分析が足りない

業界分析や企業研究が足りない人は、高学歴であったとしても内定を得られる可能性が低いです。

高学歴の人はついつい自分のアピールポイントだけに注力し、企業や業界の研究を怠ってしまうことがあります。

しかし企業は就活生が自社の業界や企業文化について理解しているかを非常に重要視しています。

例えば、企業のビジョンやミッションに共感しているか、業界の最新トレンドに精通しているかを見極めるための質問を面接で頻繁に行います。

業界分析や企業分析が不十分だと、こうした質問に対して適切に答えることができず、「この就活生は我が社についてあまり知らないのではないか?」という印象を与えてしまいます。

また、企業の強みや課題を把握していないと具体的な貢献策を提案することが難しくなり、自分の強みを企業のニーズに合わせてアピールすることもできません。

したがって、業界や企業について深く調査し、面接に臨むことが大切なのです。

5.エントリー企業の選定が雑

エントリー企業の選定が雑であることも、高学歴の人が就活に失敗する要因の1つとして挙げられます。

高学歴の人はつい自分の学歴を過信し、多くの企業に手当たり次第にエントリーしてしまうことが多いです。

しかし、企業選定が雑だと自分の価値観やスキルにあった企業を見つけることが難しくなってしまいます。

例えば、自分がクリエイティブな仕事をしたいと考えているにもかかわらず、企業選定を適当に行った結果、データ分析や事務作業が中心の企業に応募してしまうことなどもあります。

その結果、面接での志望動機が曖昧になり、企業への適応性が低いと判断されてしまうのです。

さらに、エントリー数が多すぎると各企業への準備がおろそかになり、面接対策やエントリーシートの質が低下します。

自分に合った企業を厳選し、しっかりと準備をしてエントリーすることが就活成功のための重要なポイントであるといえます。

6.学歴を過信している

高学歴であることを過信していることも、就活失敗の大きな理由の1つです。

高学歴の人は自分の学歴が優れたものであるため、それだけで内定を取れると勘違いしてしまいがちです。

しかし、企業は学歴だけではなく、就活生の人間性や実務能力、コミュニケーション能力などを総合的に評価します。

もちろん、学歴が良いに越したことはありませんが、学歴に依存しすぎると自分の強みや経験を十分にアピールできず、結果的に印象が薄くなります。

例えば、東大卒というだけでなく、どのようなプロジェクトに参加して、どのような成果を上げたかを具体的に説明することが重要です。

また、学歴に頼りすぎることで自己分析や企業研究が疎かになり、面接の質問に的確に答えることができない人も多くいます。

学歴はあくまで1つの要素であり、その他のスキルや経験をバランス良くアピールすることが求められます。

7.超大手思考になってしまっている

高学歴の人とは、つまり受験勉強をしっかりと頑張った人であり、大学に続いて、会社も日本有数のトップクラスに属したいと思いがちです。

その傾向が続いていると、超大手の企業しか受けないという人も少なくありません。

多くの高学歴の人は、安定性や知名度を重視して超大手企業への就職を目指します。

しかし、超大手の企業は競争が激しく、選考基準も非常に高いため簡単に内定を得ることができません。

視野を広げずに超大手企業にばかりエントリーすると、選考に落ち続けてしまい、結果的に就職先が見つからないことも多いです。

また、超大手企業に限定して就活を行うと、中小企業やベンチャー企業での貴重な経験や成長の機会を逃してしまうこともあります。

中小企業やベンチャー企業では、より幅広い業務に携わり、早い段階で責任あるポジションを任されることが多いです。

したがって、キャリアの初期段階で多くのスキルを身につけるには非常に有効な選択肢といえます。

視野を広げ、多様な企業にエントリーすることで、自分に最適な職場を見つけるチャンスを増やしましょう。

8.1人で就活をしている

いくら高学歴で優秀な人であったとしても、1人で就活をしていてはなかなかうまく進みません。

1人で就活を進めると、情報収集や選考対策、メンタルケアなどが十分に行えないことが多いからです。

友人や先輩、キャリアカウンセラーなどと情報を共有し合うことで、自分では気づかない企業の情報や選考のコツを知ることができます。

また、他の人との交流を通じて自分の弱点を指摘してもらい、改善するためのアドバイスを受けることも重要です。

1人で就活を続けると選考に落ちた時の精神的な負担が特に大きくなりやすく、モチベーションを維持できなくなってしまう人も多いです。

グループディスカッションや模擬面接を友人と行うことで自信を持って選考に臨むことができ、メンタル面でのサポートも得られます。

仲間と協力して就活を進めることでより効果的に準備を行い、内定獲得の確率を高めましょう。

高学歴が就活で有利といわれている2つの理由

確かに、高学歴の人は学歴に自信がない人よりも十分に就活において有利であるとはいえます。

それゆえに慢心から就活を失敗してしまうケースも少なくありませんが、まずはなぜ高学歴が就活で有利と言われているのか、理由を分析しましょう。

理由を理解しておくことで、就活においてよりあなたの「高学歴」という強みをアピールしやすくなります。

書類選考を突破しやすいから

書類選考を突破しやすいことが、高学歴の人が就活で有利と言われている理由の1つです。

高学歴であることは過去の努力の証や知能が高いことの証明として企業に評価されます。

例えば難関大学に入学するためには長期間にわたる厳しい受験勉強や競争を勝ち抜く必要があります。

このような過程を経て得た学歴は、就活生が目標達成に向けて継続的に努力する能力があることの証拠です。

企業は努力の積み重ねを重視し、採用選考の初期段階である書類選考において高学歴の就活生を優先的に評価する傾向があります。

また、高学歴の大学に通うことで学業以外にもサークル活動やインターンシップ、研究活動など多様な経験を積む機会が増え、それが履歴書やエントリーシートに記載されることで就活生の魅力が高まります。

このように、高学歴であることは書類選考において有利に働き、次の選考ステージに進む確率が高まるのです。

学歴フィルターが存在するから

学歴フィルターが存在することも、高学歴の人が就活において有利と言われている理由の1つです。

企業の中には採用プロセスにおいて学歴フィルターを使用するところが少なくありません。

特定の大学出身者を優先的に選考する、または特定の大学の出身者を選考から除外する基準を設けることを「学歴フィルター」と呼びます。

学歴フィルターを設けることで、一定の基準を設けることができ、大量の就活生をスムーズに捌けるのです。

したがって、学歴フィルターを設けている企業の中では、高学歴の学生が選考の初期段階で有利になります。

高学歴が就活で失敗しないためのポイント2選

続いて、高学歴の人が就活で失敗しないためのポイントを2つ紹介します。

高学歴であるという強みを活かして、より就活をスムーズに進め、第一志望の内定を得るためにも、以下の2点は頭に入れておいてください。

1.油断せず選考対策を行う

高学歴の人が就活で失敗する理由について説明したところでも軽く触れましたが、油断せずに選考対策を行うことが重要です。

高学歴であることは確かに強力な武器ですが、それだけに頼っていては十分ではありません。

書類選考や面接で高い評価を得るためには、しっかりとした準備を行わなければなりません。

自己PRや志望動機の練り直し、模擬面接の実施、業界研究や企業分析など、基本的な選考対策を徹底することは特に重要です。

例えば、自分の強みや経験を具体的なエピソードを交えて説得力のある形で伝えるための練習を繰り返すことで、面接官に対するアピール力を高めることができます。

また、面接では企業の求める人物像や企業文化に合わせた適切な回答を準備することで、自分の適性をさらに強くアピールできるようになります。

高学歴だからこそ、自分の能力を最大限に引き出し、余すことなくアピールできるようにするための準備を怠らないことが就活成功の鍵といえます。

2.幅広い業種・規模の企業を受ける

高学歴の人が就活で失敗しないためのもう1つのポイントは、幅広い業種や規模の企業を受けることです。

高学歴の人はしばしば超大手の企業や上場企業だけに焦点を絞ってしまいがちですが、これだけでは選考に漏れてしまう可能性もあります。

中小企業やベンチャー企業にも目を向けることで就活の幅が広がり、内定獲得の可能性が高まります。

中小企業やベンチャー企業では大手企業にはない独自の魅力や成長のチャンスもあります。

裁量権が大きく早い段階で重要なプロジェクトに関与できることや、個人の意見やアイデアが尊重されやすい環境は大きな魅力と言えます。

また給与や福利厚生に関しても大手企業と同等以上の条件を提供してくれる企業も少なくありません。

幅広い業種や規模の企業にエントリーすることで自分に最適な職場を見つけるチャンスが増え、就活の成功確率を高めることができます。

高学歴の就活でよくある質問

高学歴で内定がない場合はどうしたらいい?

高学歴の人でも内定を得られないことは往々にしてあります。

そのような場合は企業を紹介してくれる就活エージェントを利用することをおすすめします。

様々な企業とのコネクションを持っている場合もあるため、あなたにぴったりの条件の良い企業を紹介してくれるでしょう。

高学歴で中小企業に行くとどうなる?

高学歴の人が中小企業に行ったからといって、特にマイナスなことはありません。

むしろ、まだ成長しきっていない発展途上の企業に地頭の良いあなたが入社すれば、大いに活躍できる可能性があります。

高学歴の方は大企業を優先的に選びたいかもしれませんが、中小企業やベンチャー企業も十分良い選択肢の1つです。

高学歴で中小・ベンチャー企業は余裕?

確かに学歴に自信がない人よりは高学歴の人が中小企業やベンチャー企業を受けるにあたって有利ではあります。

しかし「余裕」ということは全くありません。

油断して適当に選考を受けた場合、内定を得られる可能性は低いといえます。

油断せずにしっかりと企業研究を行い、質の高いエントリーシートを作成して臨みましょう。

高学歴でも油断せず就活しよう!

今回は高学歴にも関わらずなかなか就活がうまくいかない方や、就活に不安を抱える、学歴に自信がある人に向けて、失敗する理由や失敗しないための対策方法を紹介しました。

確かに、高学歴であることが就活において不利に働くことはありません。

しかし学歴にあぐらをかいて何も対策していないと、1つの企業からも内定を得られないことすらあります。

ぜひ本記事の内容をもとに、油断せず、しっかりと対策して第一志望の企業に内定できるように取り組んでみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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