早稲田大学教育学部国語国文学科(在籍中)
末原辰将
未開拓の地である「佐賀」から上京し、「ニンゲン」の文明に慣れるために日々奮闘中。
特技は部屋を片付けないこと。好きな音楽はhip-hopで、尊敬する人はいないです。
4年で卒業できるように頑張ります。
はじめに
地方出身の学生で、大学進学を機に上京を考えてる人は多いのではないでしょうか?
実際に、地方である佐賀から上京してきた私が感じたメリット・デメリットについていくつか紹介したいと思います。上京を考えてる方は参考にしてみてください!
私が上京した理由
佐賀県の佐賀市で生まれ、消滅可能性のある町や村に囲まれて育った私は、小学生のころから塾に通い、中高一貫校に進学。文系に進んだ結果、大学に進むのははもちろんのこと、東京等の都市部の方に進学するのは当たり前で、地方に残っても可能性がないという価値観に囲まれて来ました。
当時の私もその価値観に染まっており、「上京は正義」という考えの元進学しました。
そして現在、東京の大学に進学して二年目に突入したところです。この一年間は自分はなぜ東京に来たのか葛藤することが少なくありませんでした。
どうして上京をする学生が多いのか?
現在地方の学生が多く都市部に流れているのが現状です。多くの学生が上京を考えていると思います。では、なぜ上京を考える学生が多くなるのでしょうか?
- 東京に住んでみたい
- 周りの人が上京するから
- なんとなくそれが正解だと思うから
など、漠然とした理由の方が、私が上京して知り合った地方出身の学生に多かったです。
なぜ自分は上京するのか考えることが重要
先ほど述べた通り、特に目的もなく上京した人は多くいるのですが、その結果後悔する人は少なくありません。
「せっかく上京したのになにもやりたいことがない」となってしまったら、ものすごくもったいないのではないですよね。
勇気を出して上京したならば、ただボーっと生きていくよりも、目的をもって生活していく方が上京に意味を見い出せるんじゃないでしょうか。
実際に強く目的をもっていなかったけど…
実際私も「国語の勉強がしたい」ということ以外上京に強い目的を持たずに東京に来ました。その結果「なんで自分は今東京にいるんだろう」と感じることも少なくありませんでした。
慣れない都会での生活に最初は苦労しますし、実際に予想してたものと現実の間にギャップを感じてしまいます。そのギャップを乗り越えるのには、確かな目的を持つことが大事だと思います。
結果的に今、私はこうしてインターン生として自分のやりたいことを見つけることが出来ましたが、だれもがそうやって後天的にやりたいことを見つけることは難しいのではないかと思います。
大学入学の際の上京に関するメリット・デメリットについて
地方の学生の方たちの中で、漠然と上京することが正解だと思ってる人たちは多いと思います。
しかし、実際に上京しないと分からないことはたくさんあり、当然デメリットも存在します。メリットにばかり目を向けてしまって、後悔する人もいるのでしっかり、自分に対してそれがいいのかどうか考えることが大事です。
上京のメリット
もちろん、上京することで得られるメリットも沢山あります。佐賀から実際に上京した私が感じたメリットについて紹介したいと思います。
東京の大学に進学して得られる娯楽を含んだ体験
上京する際の楽しみといえば、地方に残っていては得られない刺激や娯楽だと思います。沢山建っている高層ビル、見たことのない量の人混み、賑やかな夜の繁華街。すべて地方に残っていては見られないものでした。これを見ないで地方に残っているのは確かにもったいないと思いました。
観光ではなくその環境が自分の生活圏になるという感覚は上京しないと得られないものです。
東京に進学することで得られる対価
東京に進学するメリットの一つに「名の売れた」大学が他の都市よりも多いことがあると思います。
他の都市に進学するよりも選択肢は多いですし、多くの地域から人が集まるので多様性を学べる機会は溢れています。
地方に残っても仕事はありますが、最先端の現場で働ける機会は他よりも多いと思います。そういった現場で働きたいなら上京も一つの手段として強いのではないでしょうか。
上京に付随するデメリット
ここで紹介したいのはやはり、「上京」にはメリットばかりではないということです。思ってもいなかったところでデメリットを感じることがあります。実際に私が感じたデメリットな点をいくつか紹介します。
上京でかかる費用問題
上京するにあたって目に見えてはっきりわかる部分といえば、「お金」ではないでしょうか。
東京の1人暮らしの家賃の相場は住む場所にもよりますが、他の都市とは一線を隠すレベルだと感じました。物価も他より高いですし、お金は地方に残るよりも確実に多くかかると思います。学費も私立に行くとなれば安くはありませんし、親御さんにかかる負担は大きくなります。
生活費を稼ぐために沢山バイトをしないといけないということになり、自分のやりたいことに回す時間が減ってしまっては本末転倒です。
地方に残ることで得られたかもしれない体験
地方に残ることで得られたかもしれない体験もあります。昔ながらの友達といつでも会えるというのは精神的に心強いものがありますし、地元に残ってないとできない事業だって実は沢山あります。一度「田舎だから何もない」という考え方を捨てて見てみることも大事です。
上京した人がよく言う苦労
上京した人がよく言う苦労した事・している事といえば「文化の違い」というものがあります。
方言もありますし、日常生活の中で感じる些細な「違い」を感じ続けることは自分が思っているよりも意外とストレスになります。上京してすぐは誰もが心置きなく話せる人を作れるわけではないのでメンタル的にも負担があります。慣れない環境の中にいきなり1人になることになります。
上京が正解だと思わずに再検討を
「上京が正解」という思考停止型の考え方を一度やめて、「なぜ自分は上京したいのか」、「上京して自分はなにをしたいのか」こういったことを考えてみてください。
意外と上京しなくてもよかったなんてことがあるかもしれません。どんなことでもいいので、一つ自分の中で確立した目的があれば、先に挙げたデメリットの部分は乗り越えられると思います。なので後悔しないためにも、今一度再検討することをお勧めします。
まとめ
実際に佐賀から上京した私が感じたメリット・デメリットについてまとめて紹介してみましたがどうでしょうか。
ただ思考停止したままに上京して後悔するというのはとてももったいないものです。進学の為に上京するというのは人生のなかでそう多く訪れる機会を無駄にしないためにも、上京を考えていて不安を感じている人は、これを参考にして自分は本当に上京するべきなのかどうか再検討してみてください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート