【就活】将来何をしたいかわからない...。それでも内定はもらえる?企業の探し方や就活の進め方を解説!

【就活】将来何をしたいかわからない...。それでも内定はもらえる?企業の探し方や就活の進め方を解説!

「将来何をしたいか分からない」

こんな言葉を近年、就活生の間で耳にすることが増えました。

就活を進めていくうちに、自分が本当にやりたいことはなんなのかわからなくなってしまい、これからの就活に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、そんな「将来何をしたいか分からない」という就活生の方向けに、

 ・将来やりたいことがなくても選考は通るのか? 
 ・なぜそんな悩みを抱えてしまうのか? 
 ・これから就活をどのように進めていけばよいのか?

を、順番に分かりやすく解説していきます。

ぜひ今後の就活の参考にしてみてください!

【将来何をしたいか分からない】それでも内定はもらえる?

まずはじめに、「将来何をしたいか分からない」という悩みをもったままで選考を進めていって、内定を獲得することはできるのか?という疑問に回答していきます。

就活生の皆さんが最も不安なのはこの点なのではないかと思います。

実際、早期選考や情報解禁後から様々な企業を受けてみたが、エントリーシートや面接を通過できず、困ってしまいこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか?

ということで、実際に選考を通過することはできるのかという点に触れていきたいと思います!

結論:通過できるが危険が大きい

結論から言いますと,「将来何をしたいかわからない」という悩みを抱えたままでも内定を獲得することは可能です。

しかし,この悩みを解決しないまま選考を進めていくことには大きな危険が潜んでいます。

では,いったいどんな危険が潜んでいるのでしょうか?

企業探しや選考対策がとても大変になる

1点目に挙げたいのが、「将来何をしたいか分からない」という悩みをもったまま就活を進めていくと、企業探しや選考対策がとても大変になる、という点になります。

企業探しの基本は、自身の「就活軸」や「目指す将来像」をもとに、そこに合う企業を探していくことになります。

しかし、「将来何をしたいか分からない」と悩んでいる就活生の多くは「就活軸」や「目指す将来像」が定まっていない状態になるため、企業を絞り切れない、という事態に陥ってしまいます。

また、選考で伝える志望動機なども「就活軸」や「目指す将来像」をベースに組み立てていくことになりますが、ここが定まっていないとどうしても内容が薄くなりがちです。そのため、「就活軸」や「目指す将来像」を持っている人たちに比べて、選考対策をより入念に行う必要が出てきてしまうのです。

やっとのことで見つけた1社の選考対策がとても労力のかかるものになってしまっては、就活に疲れてしまいますよね。

ミスマッチにつながりやすい

2点目が「ミスマッチにつながりやすい」という点になります。

ミスマッチとは、就職した企業と合わない、ということを指します。

自身のやりたいこと、なりたい仕事をベースに企業を探すことができていないと、内定を獲得できたとしても,就職後いざ働いてみたときに

「思っていた仕事、環境と違う」「自分にこの仕事が向いていない」

といった形でミスマッチを引き起こしてしまい、成績不振や早期離職に繋がってしまいます。

実際、ここ数年で「将来何をしたいか分からない」という悩みを抱えたまま就活を進めてミスマッチを起こしてしまうケースが増えており、新卒社会人の離職率は右肩上がりとなってしまっています。

そうなってしまっては、せっかく頑張った就活もやり直しとなり、苦労が水の泡となってしまいます。

皆さんも、それだけは絶対に避けたいのではないでしょうか?

【将来何をしたいか分からない】そもそもの原因は?

「将来何をしたいか分からない」という悩みをかかえたままで就活を進めていくことには危険が潜んでいるということをお伝えしましたが、それでも、多くの就活生がこの悩みを抱えていることは事実です。

では、そもそもなぜそのような悩みを抱えてしまうのでしょうか?

そこには、3つの大きな理由があると、筆者は考えています。

自己分析がしっかりできていないから

1つ目の理由は「自己分析がしっかりできていないから」になります!自己分析では、自分の向き不向きや適正を、自分のことを分析することによって見ていくことになります。

しかし、ここが不十分になってしまうと、

・自分に何が向いているかが分からない
・自分が好きなことがわかっていない

ということになってしまいます。

つまり、自己分析がしっかりできていないと、「自分が将来どんなことをしたいと思っているのか」を理解することは必然的に難しくなってしまうのです。

業界・業種ごとの業務内容をよく知らないから

2つ目の理由は、「業界・業種ごとの業務内容をよく知らないから」になります!業界や業種をあまり多く知らなかったり、職種を知っていても細かい業務内容まで知らなければ、自分が将来どんな仕事をしているのかを想像することなんてできませんよね。

自分がする業務をよく知らないまま入社をしてしまうことは,先述したミスマッチに繋がる最も大きな原因の1つでもありますし、自分の人生を左右する仕事がどんな仕事なのかよく知らない状態では「自分が将来何をしたいのか」なんて分かりません。

様々な業界や職種を知り、その業務内容を理解していくことで、

「この仕事であれば将来やっていくことができそうだ」

ということを初めて考えられるようになります。

自分が就職している未来が想像できないから

3点目は「自分が就職している未来が想像できないから」になります。

社会人経験がないために、自分が将来何かの職について、何かの仕事をしている姿が想像できないからです。

社会人になった自分の姿が考えられなければ、選考で伝える内容も薄くなっていきますし、就活に前向きになれるはずもありません。

自分が実際に働いている姿を想像できるようになることは、自分のモチベーション管理や選考で入社意思をはっきりと伝えられるようになるためにも、実はかなり大切なことなのです。

【将来何をしたいか分からない】就活の進め方は?

さて、ここまで、「将来何をしたいか分からない」状態で就活を進めていくことは危険であること、また、なぜそのような悩みを抱えてしまうのかを解説してきました。

では、今からうまく就活を進めていくためにはどうすればいいのでしょうか?

今からでも、自分に合う企業に出会って、納得内定を目指すのは遅くありません。

今から巻き返すための5つの方法をご紹介します!

適性検査をしてみる

1つ目は「適性検査をしてみる」ことです。

適性検査とは、自分にはどんな業界・業種が向いているのか、自分はどんな環境に適応しやすいのか、といったことが分かる検査のことです。

これをすることで、自分の仕事の向き不向きを知ることができたり、ストレス耐性や得意不得意を知ることができます。

これらを知ることができれば、その中に将来したい仕事のヒントが見つかるかもしれません。

自己分析をしてみる

2つ目は「自己分析をしてみる」ことです。

適性検査との違いは、その目的にあります。

適性検査はあくまで仕事の「適性」を見るもの。それに対して自己分析は、自分の好き嫌いや性格を知るためのものになります。

自分の未来を想像するためには、自分の過去と現在の分析が必要不可欠です。自己分析では、自分の過去と現在を分析して自分のことを言語化していきます。つまり就活において、就職した未来のことを考えるためには、自己分析は必須といえるのです。

自分の好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なことなどが言語化できれば、自分がやりたいことが自ずと見つかっていくはずです。

業界研究をしてみる

3つ目は「業界分析をしてみる」ことです。

業界分析とは、その業界にはどんな職種があるのか、その職種ではどんな業務をするのか、ということを分析することです。

業界分析を行うことで、その業界で自分が働くとしたらどんな働き方になるのか、という想像がつくようになります。

その想像ができれば、自分はその業界・業種で働いていけそうか、という点を判断できるようになります。

消去法で選んでみる

4つ目が「消去法で選んでみる」ことです。これは先述した適性検査、自己分析、業界研究が前提となります。自分の向き不向きや好き嫌い、各業界の仕事内容が分かっても、「実際に何をしたいのかは分からないまま...」という方も多いでしょう。そんな時は、いったん消去法で企業を絞ってみることをおすすめします。自分が嫌いな職種を除いてみる、自分の苦手な職種を除いてみる、といったように絞っていけば、自分が進むべき道が残ってゆくはずです。

現場の人の声を聴いてみる

最後が「現場の人の声を聞いてみる」ことです。これは、最もおすすめの方法になります。

なぜかというと、実際に現場で働いている人は、自分がしている仕事がどんな仕事なのか、どんな人物が向いているかといった点を間違いなく把握しているからです。

OB・OG訪問や人事面談、エージェントを利用して、現場で実際に働いている人の声や就活のプロの話を聞いてみることで、現場目線の実体験や適性を知ることができます。

ある意味、業界研究と適性検査を1気にできる最強の方法かもしれませんね。

【将来何をしたいか分からない】適性検査、自己分析のやり方

さて、今からでも就活をうまく進める方法5選をご紹介しましたが、

いきなり適性検査や自己分析をやれ、と言われてもどうやればいいか分かりませんよね。

ということで、適性検査、自己分析にはどのような方法があるのかを軽くご紹介します。

①自分の周辺情報を書き出してみる

まずは、自分の周辺情報を書き出してみることです。

ここでいう周辺情報とは、自分に関するあらゆる情報のことです。

  例)趣味、特技、習い事、好きな科目、苦手なこと、過去に嬉しかったこと、過去1番頑張ったことなど...。

次に、とにかく書き出してみた後に、同じカテゴリーに分類できそうなものをくくります。

  例)趣味:野球、好きな科目:体育▶「スポーツ」

そうすると、自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことが見えてくるはずです!

②サイト、LINEツールを活用する

自己分析や適性検査は、実は調べると様々なツールが存在します。

いくつかの質問に答えるだけで自動的に性格タイプを教えてくれたり、疑似的な適性検査を体験したりすることができます。

サイトによってはかなり精度が高いものもあり、いろいろ試していて自分のタイプとして出てくることが多い傾向があるタイプをつかんでいただけたら、と思います。

またサイトだけではなく、LINE上で気軽に自己分析ができるツールなども存在します。

就活市場でもLINEにて自己分析ができますので、ぜひ覗いてみてください!

③エージェントを活用する

最後に、就活エージェントを利用する方法をご紹介します。

就活エージェントといえば、企業紹介という印象が強いかもしれませんが、実は自己分析からやってくれる就活エージェントも少なくありません。

なぜなら、自己分析で得た情報をもとに企業紹介ができたほうが、ミスマッチが起こりにくいからです。

就活市場エージェントでも、自己分析を就活のプロが完全無料でお手伝いしています!

さらに、実際に現場で使われている適性検査を体験することも可能となっておりますので、ぜひご気軽にお申し込みください!

【将来何をしたいか分からない】現場の声を聴くには

最後に、先述した「現場で実際に働いている人の声を聴く」方法をご紹介します!

社会人に会いに行く、アポを取って時間をもらう、ということになりますので、ちょっとハードルが高いように思えますが、実は様々な方法があります。

ぜひ参考にしてみてください。

①インターンシップに参加してみる

まず1つ目に、インターンシップに参加してみる、という方法をご紹介します。

短期インターンシップ・長期インターンシップに参加することで、現場の声を聴くことはもちろん、実際に現場の仕事を体験することができます。

また、インターンシップに参加することはいわゆる「ガクチカ」としても選考で使うことが可能となってきます。それだけ社会人経験を積んでいる、という証明になるからです。

社会人になる前に社会人の経験ができる、という点においては、このインターンシップの参加が唯一無二かと思います。

②OB、OG訪問

次に紹介するのが、OB・OG訪問になります。

OB・OG訪問とは、自分と同じ大学の先輩で、気になる企業に就職した方に話を聞きにいくことです。

自分の大学の先輩になるので、就活の相談相手としても心強いですし、大学で学んだことを入社してからどう活かせるかという点まで話を聞くことができます。

また、選考を経験している先輩、ということになりますので、いざその企業を受ける!となったときには選考対策のための情報収集の場としても活用できます、

OB・OG訪問ができる先輩は、大学のキャリアセンターや掲示板アプリなどで探すことができますよ!

③就活のプロに相談する

最後に紹介するのは、就活のプロに相談する、という方法です。

就活のプロとは、例えば、人事の方であったり、就活エージェント、学校のキャリアセンターの方などです。

現場で働いている人とは少しだけずれるかもしれませんが、就活を知り尽くしているプロであれば、様々な業界、様々な業種のことを知り尽くしているので、比較しながら情報を聞くことができます。

面談を募集している人事の方はサイトやアプリで「人事面談」と検索すると見つかりますし、エージェントやキャリアセンターは予約するだけで完全無料で取り合ってくれますので、おすすめの方法となっています!

まとめ

今回の記事では、最近増えている「将来何をしたいか分からない」という悩みを抱えている就活生の方に向けて、その危険性と原因、今後の就活について解説してきました。

将来したい仕事がないまま就活を進めていくことは大きな危険が伴いますが、自分がなぜそのように悩んでしまっているのか、今後どうしたら就活が上手くいくのかを知ることができたのではないでしょうか?

ぜひ今後、自己分析や業界研究を踏まえて、自分の将来のことを見つめなおしてみてください!

 

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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