就活における面接では、長所だけでなく、短所についても聞かれることが多いです。
しかし、自分の長所についてアピールする対策はしてきたものの、なかなか短所を説明する方法が思い浮かばない人も多いでしょう。
そこで、今回は面接で短所を聞かれる理由や、うまく答える方法について詳しく紹介します。
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【短所の例】面接で短所を聞かれる理由
面接で短所を聞かれる理由は何なのでしょうか。
面接官がどのような意図を持って短所を聞いてくるかを理解できれば、相手が求めているものにより近い答えを用意できます。
より良い印象を与え、採用に近づくためにも、面接で短所を聞かれる理由を踏まえながら回答を準備しましょう。
短所を正確に把握しているか知りたいから
企業が面接で短所について聞く理由の1つとして、就活生が自分の短所を正確に把握しているかどうか知りたいと考えていることが挙げられます。
自己理解が深い人は、自分の弱点や課題を理解し、改善するために適切な行動を取れます。
就職後に短期間でスキルを伸ばせるか、早い段階で適応できるかを判断するにあたって非常に重要な要素です。
そこで、例えば時間管理が苦手な場合、その点を認識し、スケジュール管理のスキルを向上させるための習慣を取り入れるなど、具体的な改善策を講じていることを話しましょう。
短所をどう改善するのか把握するため
就活生が短所をどう改善しようとしているのかを知りたいと考えている企業は多いです。
短所は、それが自分の短所であると理解するだけでは、あまり意味がありません。
克服するために具体的な努力をする必要があるからです。
短所を理解した上で、改善しようと取り組んでいるかどうかは、就職してからも課題に直面した際に工夫して取り組めるかどうかに大きく関連しています。
例えば、人前で話すことが苦手であれば、スピーチクラブに参加する、プレゼンテーションの練習を繰り返すことなどが具体的な対策です。
どのような適切な対策を講じているか、そしてどのように短所を改善しようと日々取り組み続けているかを知ることで、入社してから成長する余地がある人物かどうかを知ろうとしているのです。
企業に合っているか見極めるため
いくら他の要素が素晴らしかったとしても、企業に合っていなければ活躍できない可能性が高いです。
例えば、あなたの短所が目指している企業の主要な業務を遂行するにあたって、重大な障害となる可能性があるようなものである場合、内定を得られる可能性は下がってしまいます。
早期退職やミスマッチを避けるためにも、企業は就活生が自社に合っているかどうかを早い段階で確認したいと思っています。
したがって、企業研究を行った後に、もし自分の短所が言い方次第で企業に全く合っていないと判断されるようなものである場合は、うまく言い換えてマイナスな印象を与えないように心がけましょう。
【短所の例】短所を無理に長所に転換する必要はない
短所を述べる際、長所に転換することも非常に効果的ではありますが、難しい場合は、無理に言い換える必要はありません。
むしろ、無理に取り繕った回答をすると、苦しい言い訳のような回答になってしまう可能性がありますし、正直に述べる方がよほど良い印象を与えられます。
話を盛らない
短所について聞かれた際、自分を良く見せようとして話を盛ったり、過度に美化したりするのは避けるべきです。
短所に関する質問は、自己認識力や課題に対する向き合い方を確認するものです。
過度に作り上げられた答えや嘘は、信憑性を疑われる原因になってしまいます。
企業は応募者の人柄や誠実さを見極めるためにこのような質問をしているため、短所を軽く扱ったり、逆に「短所に見えるけど、実は長所です」と言わんばかりの回答をして、取り繕ったりしてしまうと、自己分析が浅い印象を与えてしまいます。
「聞こえの良い短所ばかり話しているが、この人は本当の短所を隠しているのではないか?」と思われるような回答をしないようにしましょう。
まっすぐ伝えることが重要
短所について聞かれた際は、正直にまっすぐ伝えることで、熱意や誠実さを面接官に伝えることができます。
企業は、短所自体を否定的に評価するのではなく、その短所に対する認識や対処方法、そして自己改善に向けた取り組みを重視しています。
例えば、自分の短所を率直に伝え、それに対してどのような改善策を講じているのか、具体的なエピソードとともに話すことで、面接官に対して誠実な姿勢を示せます。
また、短所をまっすぐ伝えることは、自己分析力をアピールするためにも非常に重要です。
例えば「私は一度に多くのタスクを抱えると、優先順位をつけられないことがあります」というように、具体的な課題を率直に伝えることで、自分が課題を認識しているという信頼感を与えることができます。
【短所の例】短所の考え方
就活では、基本的に自分の長所やこれまで取り組んできたことについてアピールする場面が多いため、短所についてはなかなか考えが及ばなかった人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからは「まだ短所が思いつかない」という方向けに、どのような対策をすればスムーズに短所が思い浮かぶのかについて紹介します。
苦手なこと・失敗した経験を振り返る
短所を思い浮かべるためには、これまで学生生活を送る中で苦手だったことや、失敗した経験について振り返ってみることが大切です。
これまでの人生で直面した問題や失敗が何であったか見つめ直すことで、自分がどのような場面に弱いかを思い出せます。
例えば、「プレゼンテーションで緊張してうまく話せなかった」「リーダーを任せられたものの、うまくチームをまとめられなかった」などの経験があるでしょう。
こうした経験を細分化して、何が原因で失敗したのか、どのような状況で苦手意識を感じてしまうのかを考えることで、自分の弱点を具体的に把握できます。
また、このプロセスを通じて、どうすればその苦手を改善できるのかについても導き出せます。
回答の最後の部分で短所を印象良くアピールするためにも、ぜひ取り組んで欲しい対策です。
身近で親しい人に聞いてみる
あなたの短所について最も理解が深いのは、家族や友人などの親しい人です。
自分では気づきにくい短所も、親しい人に聞けばすぐに教えてくれるかもしれません。
日常的に接している人はあなたの行動や言動を客観的に観察しているため、あなた自身が見逃している弱点を指摘してくれることも多々あります。
どのようなエピソードがあったのかについて聞き、どのような場面であなたの短所が表面化することが多いのかについて聞いてみましょう。
例えば、一言「プレッシャーに弱いよね」と言われた場合を考えてみましょう。
どのような場面でプレッシャーを感じ、100%のパフォーマンスを発揮できなかったと思われるかについて、深掘りして聞いてみることが大切です。
就活エージェントを頼るのもおすすめ!
うまく回答が用意できない、あるいは短所自体が思い浮かばないという人は、就活エージェントに頼ってみるのも選択肢の1つです。
就活エージェントは就活のプロであり、どのような回答をすれば良い印象を与えられるのかアドバイスしてくれるだけでなく、一緒に短所についても考えてくれます。
就活市場エージェントでは、ESの添削や面接対策だけでなく、自己分析や短所を一緒に考えることもできるため、気になる方はぜひ登録してみてください。
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自分の長所から考える
長所と短所は表裏一体であるため、自分の長所から考えてみるのも選択肢の1つです。
例えば、「積極的で行動力がある」という長所は、裏を返せば「せっかちで、周囲の意見を聞かない」という短所になることもあります。
このように、長所から考えることで短所を発見できることも多いため、自分の長所を分析してみましょう。
まず自分の長所をリストアップし、それぞれの長所がどのように日常生活や仕事において発揮されているのかについて考えて見ることが大切です。
その上で、その長所が行き過ぎるとどのような問題が生じるのかについて分析してみるのです。
これにより、面接時に長所と短所の両方をバランス良く説明できるようになるでしょう。
また、長所について聞かれた際の回答の質を高めることもできます。
克服しようと行動している短所を選ぶ
企業は応募者が短所に対してどのように取り組んでいるか、どのように克服しようと努力しているかを重視しています。
課題を自分で把握し、改善を繰り返せる人物は、入社後も成長し続けることが期待できるからです。
したがって、あなたの短所が複数ある場合、現在改善するために努力しているものを選ぶようにしましょう。
【短所の例】伝わりやすい構成
面接において短所について聞かれた際の伝え方は大きく分けて3つの流れが存在します。
このテンプレートを理解してしまえば、スムーズかつ簡潔に自分の短所について話しつつ、良い印象を与えられます。
簡潔に物事を伝えられる練習をしておけば、面接時間が短くとも長くとも、柔軟に対応できるはずです。
ぜひ、以下の流れを押さえておきましょう。
結論から述べる
短所について聞かれたら、まずは結論から述べることが重要です。
「短所は○○です」という形で明確に伝えることで、面接官はあなたの結論を念頭においてその後の話を聞けます。
例えば「私の短所は完璧主義であることです。」「私の短所は優柔不断であることです。」など、具体的かつ簡単に理解できる言葉を用いることをおすすめします。
結論を最初に述べることで、その後に続く説明を理解しやすくなるからです。
また、ビジネスにおいて重要とされている「結論ファースト」を徹底できていると「仕事ができる」と評価される可能性も高いため、ぜひ、まずは一言で結論を話すようにしましょう。
具体的なエピソードを述べる
続いて、あなたの短所が発現してしまった際のエピソードについて説明をしましょう。
例えば「完璧主義が過ぎて、チームプロジェクトで細部にこだわってしまい、進行を遅らせてしまった」など、具体例を挙げると良いです。
実際の経験に基づいている説明ができれば、あなたの短所が主観的なものではなく、客観的な分析に基づいたものであると伝えられます。
自己分析をしっかりと行っている人物はどのような企業からも高い評価を受けます。
ぜひ、しっかり自己分析を行っている、自分に関する理解が深い人物であることを積極的にアピールしましょう。
また、エピソードを用いてわかりやすく説明できれば、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力が高い人物であるともみなされます。
乗り越えるためにどうしたかを述べる
短所について説明する際は必ず、短所を乗り越えるためにどうしたか、もしくは現在進行形でどのように工夫をしているのかについて話すことが大切です。
これにより、成長意欲や問題解決能力をアピールできます。
例えば「完璧主義を克服するために、定期的に他のメンバーとミーティングを行い、自分のこだわりが周りに迷惑をかけていないか、さりげなく確認している」などと話すと良いでしょう。
このように、短所を克服するための取り組みの内容を具体的に説明することで、あなたが常に努力を続けられる人物であることをアピールできます。
また、短所を克服するための経験から学んだことや得た教訓について述べると、成長の過程を具体的に示せるため、「就職してからもさらに成長できる人物である」と判断してもらえます。
最後にもう一度結論を述べる
最後に結論をもう一度述べることで、文章にまとまりが出ます。
特に、忙しい企業の採用担当者はあなたの提出した文章を全て読んでくれるわけではなく、流し読みされることもあります。
そこで、最後にもう一度短所について端的に述べることで、あなたの短所が何であるのかだけでも伝える工夫が必要です。
とはいえ、指定された文字数が少ない場合には、無理に、長々ともう一度結論について書く必要はありません。
最も重要なのは「どのように改善に取り組んでいるか」の部分であるため、文字数に余裕があれば、再度結論を述べると良いでしょう。
【短所の例】短所を伝える際のコツ
面接において、短所について聞かれた際の答え方のコツは大きく分けて2つ存在します。
以下の2点のコツを踏まえた上で、より良い印象を与えられる回答を用意しましょう。
努力すれば改善できそうな短所を設定する
「努力しても改善できないであろう」と思われてしまうような短所は設定しないことをおすすめします。
どうあがいても改善できないであろう短所を説明してしまうと、改善できる未来が見えません。
また、「あまり見通しを立てていない、楽観的すぎる人物である」と思われてしまいます。
取り組み次第では十分に改善できるような短所を設定するようにしましょう。
例えば、自分のキャパシティを超えた量の仕事を引き受けてしまう癖があるならば、「あらかじめ一つひとつのタスクにどの程度時間がかかるのか計算した上で、自分が処理できる量を引き受けるように工夫している」などと話すようにしましょう。
生まれ持った性質のようなものであり、改善できないようにしか思えない短所を設定してしまうと、「現実的に物事を考えられない人物である」と思われる可能性があります。
仕事への関連が伺える話をする
短所について聞かれた際は、その短所が仕事にどのように関連するのかについて話すことで、より良い印象を与えられます。
短所を述べる際は、自分のポテンシャルや仕事に対する適性をアピールする絶好のチャンスでもあります。
例えば「私は時折優柔不断になることがありますが、あらかじめ決断を下す期日を決めておき、スムーズに物事が進むように工夫しています」などと話せば「慎重かつ、期日を過ぎることなく決断できる人物である」と判断してもらえます。
このように、短所が仕事にどのように影響するか、そして悪い影響を与えないよう、どのような努力をしているのかについて説明しましょう。
これにより、面接官はあなたがどのように短所に対処しつつ仕事に取り組むかを想像しやすくなります。
【短所の例】短所を伝える際の注意点
面接において短所を聞かれた際の注意点は大きく分けて3つ存在します。
良い印象を与えることばかりに注力してしまい、マイナスな印象を与えないための注意ができない就活生は一定数います。
人によっては既に意識できている部分かもしれませんが、以下の3つを踏まえた上でマイナスな印象を与えないような回答を用意しましょう。
ネガティブな部分を強調しすぎない
確かに、短所について聞かれているため、ネガティブな部分を重視して話さなければならないと思う人は多いでしょう。
しかし、あまりにもネガティブな部分ばかりを話すことは避けるべきです。
例えば「私は非常に怠け者で、期限を守れないことが多いです」など、極端にネガティブな表現は避けましょう。
面接官からすると、改善できる未来が見えないだけでなく、改善するために努力をしている姿勢すら伺えません。
短所について聞かれた際は、最終的にはその短所をどのように改善し、企業での貢献を目指すのかについて話す必要があります。
ネガティブな部分ばかり強調してしまうと、その後の話で十分に挽回できません。
「短所はありません」は絶対NG
自分が完全無欠の素晴らしい人材であると思い、「短所はありません」と話したい人もいるかもしれません。
しかし、「短所はありません」などと話すと、「この人はあまりにも自分を客観視できていないな」と面接官に思われてしまう可能性が高いです。
どのような人にも短所は存在します。
大切なのは、短所に気づき、改善しようと努力することです。
したがって、絶対に「短所はありません」とは言わないようにしましょう。
この記事を開いてくれている方の多くは、短所が思いつかず、困っていることでしょう。
しかし、なかなか思いつかないからといって「短所はない」と話すのは悪手です。
先ほど説明した「短所の考え方」を参考にして、自分にどのような改善点が存在するのか、再度考えてみましょう。
仕事に関係のない短所は書かない
いくら改善に向けて努力ができている短所であったとしても、仕事に関係のないものは可能な限り書かないようにしましょう。
例えば「英語が苦手」という短所があるとしても、英語を全く使わない職場であるならば、改善に向けて取り組んだところであまり意味がありません。
また「太っている」「筋肉がない」「料理が下手」などと言ったものも、仕事に関係がないため「なぜ就活の場でわざわざ話題に出したのか」と思われてしまいます。
必ず仕事に関係のある短所を話し、そしてその短所を改善するためにどのように取り組んでいるかを説明しましょう。
【短所の例】面接で評価が上がる短所を長所にする言い換え14選
ここまでは面接で短所について聞かれた際のポイントや注意点、短所が思いつかない時の対策などについて紹介しました。
ここからは、本記事で紹介した内容を踏まえた上で作成した、面接で良い印象を受けやすい短所について説明する回答例を10個紹介します。
多くの人が感じているであろう短所を長所に言い換えた例文であるため、ぜひあなたが話そうと思っている短所以外を紹介している例文も参考にしてみてください。
頑固→信念がある
私の短所は頑固なところです。
以前、大学のプロジェクトにおいて自分の意見ばかりに固執しすぎてしまい、チームの意見を十分に聞けないことがありました。
これによりプロジェクトの進行まで遅らせてしまい、チーム全体に迷惑をかけました。
この経験から「信念を持つことは大切であるものの、柔軟性を持つことも同様に重要である」と学びました。
それ以来、他人の意見を積極的に聞き入れ、協力しながら最善策を導き出すことを心がけています。
意見が分かれそうな時はミーティングを開くなど、全員の意見を聞いた上で意思決定を行うようにすることで、メンバーの意見を尊重できるようになりました。
御社では、この経験を活かして自分の信念を大切にしつつ、多くのメンバーの話を聞きながら業務に取り組みたいと考えています。
心配性→基礎に忠実
私の短所は心配性なところです。
特にマーケティングのインターンに参加した際はミスを恐れるあまり、過度にチェックを行い、作業が遅れることが多くありました。
そこで、効率的に仕事を進めるために、それぞれの業務に割く時間を決めました。
また、スケジュール管理と優先順位をつけることを徹底し、他のメンバーとも定期的に進捗確認を行うことで、迅速に業務を進められるようになりました。
この結果、「心配性である」という短所を「基礎に忠実である」という長所に昇華させることができ、ミスの少ない、基礎を徹底できる人物としてインターン先でも高い評価を受けました。
御社ではこの経験を活かし、スピーディーかつ正確な業務を行い、ミスの少ない人材として貢献したいと考えています。
せっかち→決断や対応が早い
私の短所はせっかちなところです。
自分が手先が器用であり、スピーディーに業務をこなせるがあまり、周りにも同じ水準を要求してしまい、アルバイト先で孤立してしまいました。
しかし、手先を使う仕事が苦手な人や、一つひとつ丁寧に業務を行う人もいると反省し、周りに早さを求めすぎることを改めました。
また、「せっかちである」という短所は「決断や対応が早い」という長所に転換できることにも気づきました。
これにより、スムーズに的確な決断を下せることを意識することで貢献し、アルバイト先でも社員の方から褒められました。
御社でもこの経験を活かし、将来は決断や対応が早いリーダーとして貢献したいと考えています。
マイペース→軸がしっかりしている
私の短所はマイペースであることです。
大学のゼミでは自分のペースで研究を行うことを重視するがあまり、同じチームのメンバーに迷惑をかけてしまいました。
そこでチーム全体のペースに合わせることを重視し、プロジェクトが予定通りに進むよう取り計らいました。
進捗報告なども週に1回行い、お互いに支え合うことで、マイペースすぎる短所を改善できました。
しかし、「マイペースである」という短所は「軸がしっかりしている」と言い換えることもできます。
仕事においては柔軟にならなければならないこともありますが、忘れてはならない信念も存在します。
私は「顧客最優先」という軸は絶対に譲らないことを信念としています。
そこで、御社で営業職として働く際も、顧客最優先で信頼を勝ち取る営業職になりたいと考えています。
負けず嫌い→コミット力がある
私の短所は負けず嫌いなところです。
営業のインターンに参加した際は他のメンバーに負けたくない一心で、過度に競争心を燃やし、和を乱してしまいました。
この経験を通じて、競争心と協力のバランスを保つ必要があると学びました。
そして、矢印を他人に向けるのではなく、自分に向けることで、一つひとつ目標を達成できるようになり、周囲とも協調できました。
しかし、この「負けず嫌い」という短所は「コミット力がある」と言い換えることも可能です。
御社においては、周囲との協調を大切にしつつ、常に設定した数字を追いかけ続けることで、毎月ノルマを達成する営業職として貢献したいと考えています。
流されやすい→柔軟性と適応力が高い
私の短所は流されやすいことです。
大学のプロジェクトにおいて私はリーダーを務めていたものの、周囲の意見に左右されて自分の考えを伝えることができず、プロジェクトの方向性が定まらないことがありました。
この経験を通じて、何でも許可を出すのではなく、状況に応じて柔軟に対応することが大切であると学びました。
御社は様々な新規プロジェクトに取り組んでいるということで、クライアントに応じて柔軟に適応する能力が求められると考えています。
私は大学時代の経験を活かし、クライアントの要望全てに首を縦に振るのではなく、状況に応じて柔軟に適応できるエンジニアとして活躍する所存です。
人見知り→人との良い距離感が保てる
私の短所は人見知りなことです。
大学1年の時に飲食店でアルバイトを始めましたが、初対面の同僚となかなか打ち解けられませんでした。
しかし、飲食店で働くにあたってコミュニケーションは必須であるため、積極的に自己紹介や挨拶をすることを大切にし、少しずつ人との距離を縮められるようになりました。
そして、相手との良い距離感をつかむことができ、多くの人々と良好な関係を築けるようになりました。
御社では様々な部門の方々と関わることが多いため、一人ひとりとの適切な距離感を保ち、良好な関係を築くことで職場の雰囲気をさらに良くしたいと考えています。
不器用→まじめで全力
私の短所は不器用なことです。
新しい業務に取り組む際は常に他の同僚よりも覚えが悪く、1人でこなせるようになるまで時間がかかりました。
しかし、不器用さを克服するために業務の手順を徹底的にメモし、自分が間違いやすいところを何度も確認しました。
これにより、徐々に初見の業務にも効率的に取り組めるようになり、要領が良いとまで言われるようになりました。
今では要領が良い部類に入るかもしれないませんが、真面目に、そして全力で業務に取り組むことの大切さは、常に信念として持っています。
御社に入社した際は、事務職として多岐にわたる業務をこなすことになります。
そこで、一つひとつの手順を丁寧に覚え、ミスが少なく、常に全力で業務に取り組む人材として活躍したいと考えています。
飽き性→好奇心旺盛
私の短所は飽き性なところです。
大学時代、ビジネス書を複数読んでいたのですが、なかなか最後まで読むことができず、達成感も知識も得られませんでした。
そこで、読書中は自分にとって新しい知識を見つけるようアンテナを張ることを大切にし、さらに著者自身の経歴などに興味を持つことで、最後までビジネス書を読めるようになりました。
この結果、飽き性であるという短所を改善できただけでなく、この特性は好奇心旺盛という長所でもあると気づきました。
御社においては、多様な業務に積極的に取り組み、自分の専門以外にも人員が不足している際にはサポートできるような、困った時に頼れる人物を目指したいと考えています。
プレッシャーに弱い→客観視できる
私の短所はプレッシャーに弱いことです。
大学のゼミではプレゼンテーションの際に緊張してしまい、うまく話せないことも多々ありました。
そこで、プレッシャーに対処するために自分を客観視し、冷静に状況を判断することを大切にしました。
これにより緊張を克服し、質の高いプレゼンを行えるようになりました。
そして、この「プレッシャーに弱い」という欠点を「自分を客観視できる」という長所に昇華させることもできました。
御社においては、自分を客観的に見ることで、取引先に自分がどのように映っているかを分析します。
そして、どうすれば信頼を獲得し、成約できるかを工夫できる営業職として活躍したいと考えています。
優柔不断→思慮深く行動できる
私の短所は優柔不断なところです。
大学のゼミでグループプロジェクトに取り組む際、リーダーを任されましたが、メンバーの意見が分かれてしまい、どの意見を採用するか迷ってしまった結果、プロジェクト全体の進行が遅れてしまいました。
この経験から、自分の優柔不断さが周囲に与える影響を痛感し、改善の必要性を感じています。
現在では意思決定を迅速に行うため、情報収集を徹底し、選択肢のメリットとデメリットを可視化して整理する練習を行っています。
これにより、迷わず判断を下せるようになってきています。
今後もこの練習を重ね、将来的には迅速に意思決定ができる人物として、貴社に貢献したいと考えています。
緊張しやすい→事前準備を怠らない
私の短所は緊張しやすいところです。
特に大勢の前で話すときやプレゼンテーションを行う際、声が震えたり、思ったことをうまく伝えられなかったりします。
昨年、大学の英語スピーチコンテストに出場した際も、声が震えてうまく発音ができませんでした。
そこで、緊張を感じる場面では、より入念な準備をすることで緊張を緩和するようにしています。
プレゼンや発表の際には、入念な準備を行い、想定される質問にも対応できるようシミュレーションを繰り返した結果、ゼミの研究を他の学部に発表する際にも緊張せず取り組めるようになってきています。
貴社に入社して以降も、日々入念な対策を行うことで、堂々と意見を述べられるようになり、的確な提案で貢献したいと考えています。
計画性がない→柔軟性がある
私の短所は計画性がないところです。
アルバイトと学業、サークル活動に並行して取り組む中で、スケジュール管理ができておらず、授業のレポート提出が直前になってしまったことがあります。
しかし、計画性がないことで急な変更やトラブルに対して柔軟に対応できる能力も身につけました。
そこで、現在ではtodoリストやスケジュールアプリを活用し、日々のタスクを整理して、常に全体を俯瞰して見る癖をつけています。
これにより、直近1年間でスケジュールのミスや、余裕がなく、慌てることは一度もありませんでした。
入社後は全ての予定を可視化した上で厳格に管理し、状況が変化した際には自分の強みである柔軟性を活かして対応することで貢献する所存です。
長所・短所ともに伝え方が重要
長所について述べる際も、短所について述べる際も、共通して言えることとして「伝え方が重要である」という点が挙げられます。
いくらあなたの長所が素晴らしいものであったとしても、それが企業の業務にどのように結びつくのか説明できなければ意味がありません。
同様に短所について述べる際も「約束を守れない」と話してしまうと致命的なマイナス印象を与えてしまいますが「スケジュール管理が苦手」という言い方をして、改善のためにどのように取り組んでいるかを説明すれば、十分に良い印象を与えられます。
嘘をついたり話を盛ったりする必要はありませんが、伝え方1つで相手に与える印象が異なるということを覚えておきましょう。
【短所の例】長所・短所を面接で述べる際は?
長所や短所について面接で聞かれた際には、どのように回答すれば良いのかについても理解しておく必要があります。
エントリーシートで長所や短所について聞いてくる企業は、おそらく面接でもその質問をしてきます。
したがって、以下の記事で理解を深め、面接対策をぜひしておいてください。
まとめ
今回は面接において短所について聞かれた際の回答方法やコツ、注意点などについて説明し、短所が思いつかない場合の対策や例文なども紹介しました。
就活においては自分を売り込む機会が多いため、短所に目を向けられない人もいるかもしれません。
しかし、短所について聞かれた際も、工夫次第では長所をアピールできます。
ぜひ本記事の内容を参考に、自分の短所をうまく説明し、優秀な人物であるという印象を与えられるよう、取り組んでみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート