【自己PR】判断力をアピールする方法を徹底解説

【自己PR】判断力をアピールする方法を徹底解説

就活生の皆さん、自己PRの書き方に悩んでいませんか?

本記事では、自己PRにおいて、どのように判断力をアピールするとよいのかについて見ていきます。

自己PRを作成する際、また作成した後にも役立ちますので、ぜひ最後まで読んでください。

あなたの理想の職場への就職に、少しでも近づけるよう、頑張っていきましょう!

この記事を読んでわかること
  • 判断力とはなにか
  • 企業が求める判断力とは
  • 自分に判断力があるか
  • 自己PRにおいて、判断力を全面的にアピールする方法
この記事がおすすめな人
  • 自己PRを書く上で、判断力のアピール方法がわからない就活生
  • 判断力があって自分の強みとしている人
  • 判断力を求めている企業に就職したい人

判断力は自己PRのひとつ!

そもそも判断力とはなんだろう、自己PRになるのかな、自分は持っているのかな、持っているとしたらどうやってアピールしたら良いのだろう、と思っている人もいると思います。

答えは、判断力は自己PRの要素になります!また、誰もが持っています!

判断力は、社会に出てから活躍する可能性を持っている、と認識され、重要視する企業も多いです。

そこで、自己PRにおいて適している判断力のアピール法を例文とともに紹介していきます。

企業に上手くアピールしましょう!

自己PRで判断力はなぜ重視される?

そもそも判断力とは、goo辞書によると、物事を正しく認識し、評価する能力を意味します。

あまり、ピンとこないですよね。

言い換えると、これから起きる事柄をよい方向へ導くために、正しい選択をする能力だと言えます。

では、なぜ企業はその能力を重視するのでしょうか。

自己PRにおいて重視される判断力の定義とはなにか、詳しく見ていきましょう!

1.臨機応変に対応する能力

トラブルなど想定していないことが起きると、パニックに陥ってしまう人は多くいます。

臨機応変に動くことができる人は、その状況によってどうするべきか、瞬時に正しいと思うものを選択し、行動ができます。

企業でも同様に、トラブルやミスが生じることは、多々あると思います。

企業にとっても、状況に応じて適切な対応を取ることができる人のほうが一緒に働きたい、と思いますよね。

また、チームで行き詰っている状況のときに、視点を変えて新たな提案ができる人は、問題解決のために大きく貢献し、問題解決の切り口となります。

そのような人がチーム内にいると、仲間も他の視点から物事を見る目が肥えたり、一目置かれる存在になったり、非常に頼りになります。

2.考え方の柔軟性

臨機応変に少し似ていますが、あらゆる選択肢を考えられるということは、想像力を持つことに直結します。

想像力は、あればあるだけ良いとされ、自分のみならず他の人の視点に立つことができる方法です。

それができるということは、あらゆる可能性を予知し、対策をしたり、備えることも可能です。

また、想像力が豊かであるということは、考え方に柔軟性があることも意味します。

考え方が柔軟であると、どんな人や考え方も受け入れやすいです。

反対に、頑固な人は、自分の意思を曲げないことに必死になり、新たな意見を取り入れることが難しいです。

そのため、企業のような集団のコミュニティの中にいる時は、相手の意見にも耳を向け、適度に自分の考えを押し殺す必要もあります。

3.冷静さや落ち着きがある

なにか判断をするとき、気持ちやテンションが変に高くなっていると、視野が狭まり、間違った判断をしてしまう人は少なからずいます。

冷静さや落ち着きがある人とは、トラブルなどの急な変化に動じない人です。

どんな状況下でも、あらゆる選択肢を考え、その中から最適だと思ったものを選ぶことができます。

チームの中にひとりでも冷静な人がいると、なにかトラブルがあったとき、動揺している仲間に落ち着いて、と声をかけられたり、その場の雰囲気を良い方向へと変えることができます。

冷静さと落ち着きを持っている人は、自分だけでなく、周りの人たちも正しい方向へ導くことができます。

そのため、企業が必要としたい人材の要素のひとつです。

4.トラブルがあってもあきらめない

壁にぶつかったとき、どうしたらよいのか、突破口を考えることをやめたら、そこで停止してしまいます。

そのため、なにかトラブルがあったとき、解決策をひたすら考えられる人も必要です。

チームに一人、諦めない人がいると、周りに人達もその雰囲気に圧倒され、鼓舞されます。

結果、一致団結してみんなでその問題解決のために励みます。

どんなことがあっても考え続けられる人は、あきらめることをしないで、最適な結果を導くために、考えるプロセスを大切にします。

企業はそのように粘り強く根気強く努力する人を求めています。

自己PRで判断力があるかどうか企業が見分けるポイント

上記の特徴を踏まえて、企業という集団の中に判断力を持つ人がいることは、所属する集団のモチベーションアップや、可能性の拡大など、明るい方向へ導いてくれる予感がしますよね。

だから、企業は判断力のある人を求めているのです。

次に、企業がどのような部分を見てその人の判断力を見分けるのかを見ていきます。

1.状況に応じた対応ができるか

どんな企業にも、緊急事態が起きる可能性はあります。

そこで、自己PR中に、今までの経験を踏まえて、判断力が必要な場面であらゆる選択肢を考え、臨機応変な対応ができたという具体的なエピソードを伝えましょう。

体験談には説得力があり、企業側もそれが納得いくものだと、判断力がその人の魅力だと感じられます。

具体的なエピソードを交えて自身の判断力をアピールすることで、企業もそのエピソードを根拠に、その人の判断力の有無を見分けやすいと思います。

2.広い視野を持っているか

どんな状況においてもなにかを判断するにあたって、あらゆる選択肢を考える必要があります。

そのために必要な人材として、視野が広い人、想像力が豊かな人が必要です。

視野が広いということは、自分の考えを広く持つだけでなく、周りの意見も聞き入れるなど、色々な人の持つ知見を吸収しようという姿勢もあらわします。

色々な人というのは、同期や上司、後輩など、自分との関係性に関わらず、さまざまな立場の人の視点から物事を考えることになります。

企業という集団の中で良い関係性を築くためには、協調性があることはとても大事です。

広い視野を持つということは、広く言うと、思いやりの心を持つことにもつながります。

3.企業が求める判断力のある人を想定し、経験を結びつける

企業のような集団には、たくさんリーダーがいます。

リーダーという役割を担う人に必要な力の一つとして、仲間を支える、引っ張る力があります。

こんなリーダーに着いていきたい、と仲間から思われるための過程で、リーダーは責任もってさまざまな選択を迫られます。

リーダーとして成功する人は、仲間を引っ張るカリスマ性があったり、最終的に、周りから信頼される人になります。

ゆえに、判断力を持っている人は、頼られ、リーダーのポジションが合う人だと判断されます。

自己PRで判断力を上手くアピールする方法

判断力を持つ人は、企業にとってとても欲しい人材だということが分かっていただけましたか?

次に、自己PRにおいて、自身の判断力を上手くアピールする方法を順番に紹介します。

上記の特徴を見て、自分には判断力がないと自信が持てない人もいるかもしれませんが、書き方次第で自身も気が付いていなかった魅力がアピールできるかもしれません。

最後まで一緒に頑張りましょう!

1.エピソードを思い出す

まず、どんなことでもいいので、自分がアピールできそうかなと思う、今まで頑張った経験を、大雑把に書き出してみましょう。

エピソードトークとして弱いかもしれないと思っても、ここで思い出すということは、自分自身にとっては自信につながった出来事なのだと思いませんか。

小さなことでもいいので、書いてみてください。

視覚的にも整理できるので、思い出すだけではなく、書くのがお勧めです。

サークル→全国大会で好成績を残した。

2.そのエピソードを深堀してみる。

ステップ1で書き出したエピソードから、判断力をアピールできるポイントを探してみましょう

バスケサークルにおいて、全国大会で好成績を残した。

→私は、練習中周りをよく見ることを心がけていた。

どこのポジションに誰がいるのか把握するだけではなく、ここにボールを出したら味方がボールを受け取りやすいだろうなど、試合中の限られた時間の中で、自分も相手も動きながら、最善の策を考えることを日々鍛えた。

3.企業が求める判断力を持つ人を想定して、自分の経験を結びつける

次に、企業が判断力の有無を見分けるポイント(上記)を参考に、自身のエピソードのどの部分が企業にとって説得力があると思ってもらえるか、結び付けて考えてみてください。

難しいと思いますが、たくさん考えてみてください。

バスケで、常に周りをよく見て今自分はどうするべきか、考えていた。

→バスケはめまぐるしく展開が変わるスポーツだ。

ころころと変わる状況下で、自分のしないといけないことを判断することができる、私の武器は、素早い判断力だ。

これは、社会人になっても必要な能力だろうから、アピールできそう。

4.どのように判断力を応用するのかを提示する

どのように判断力を応用するのかについても提示することで、より自己PRを魅力的な内容に仕上げられます。

先ほど話した部分に加えて、自分の持っている力をどのように活用するつもりか、具体的なプランについて提案してみましょう。

社会人になって、どのような場面で決断力が求められるのかについて考え、どのような場面であなたの決断力が活用できるのかを分かりやすく伝えるのです。

自己PRで判断力をアピールするときの注意点

1.主体性があることをアピールする

周りの状況を見て判断するのが判断力だと思われがちです。

自分はこういう意思があってこれに決めたんだ、と自分の気持ちがしっかりあることを伝えてください。

自分の気持ちがしっかりある人は、一貫性を感じられ、ポイントが高いです。

2.即座に対応する力だけを前面に押し出さない

判断力は、トラブルなどの非常事態が起きた時だけ必要とされるものではなく、いつでも的確な判断ができることを伝えましょう。

判断力は、臨機応変に対応できること、だから計画的に物事をこなせない人かもしれない、と思わせないことが大事です。

即座に対応する力を全面的にアピールしたい場合は、その部分のフォローも大切になってきます。

3.面接時に、試される可能性がある

判断力にちなみ、あなたがどう動くのか、面接時に試される可能性が考えられます。

こういわれたらこう返そう、などあらゆる可能性を考えて備えておくと、本番で焦らなくて良いと思います。

例:面接官がダジャレを言った→凄く面白いです、と笑って鼓舞する。

自己PRの構成の作り方

続いて、自己PRの構成の作り方について確認しましょう。

自己PRを作るにあたっては、構成は非常に重要なものの1つです。

読みやすさに直結するため、しっかりと把握しておきましょう。

構成について覚えておけば、今回の主題である判断力についてアピールする場面以外でも活用できます。

企業によってアピールする能力は変わりますが、その際も活用できるため、本記事でマスターしてしまいましょう。

1.結論「私の強みは〇〇です」

自己PRにおいては、最初にまず自分の強みが何であるかについて話しましょう。

今回の場合は、自分の強みが判断力であることを一言でアピールします。

これにより、これから話す内容は何なのか、企業の採用担当者が念頭において読めるようになります。

反対に結論を先に述べない、結局何が言いたいのかよくわからない文章を提出されてしまうと、1日に複数の自己PRを読まなければいけない人は流し読みしてしまうこともあります。

あなたの魅力が伝わりやすい文章を作れるよう、まずは結論から話していくことが重要なのです。

2.エピソード

自己PRにおいて最も重要な部分の1つであるエピソードには特に力を入れて作成するようにしましょう。

結論の根拠となる具体的なエピソードについて書くことが自己PRにおいては最も大切なのです。

企業の採用担当者はその場に居合わせていなかった人物であるため、可能な限り客観的で情景が浮かぶような分かりやすいエピソードの展開を心がけましょう。

また、可能な限り直近のエピソードである方があなたの能力をアピールしやすいため、中学や高校時代のエピソードではなく、大学時代のエピソードを話すことをおすすめします。

3.今後、どのように活かすのか

その能力を今後どのように活用するのかについても分かりやすく説明することが重要です。

あなたが先ほど説明したエピソードを通じて身につけたもしくは発揮したい能力が就職後にはどのように活用できるのかについて話さなければなりません。

なぜならば、企業は素晴らしい経験をしている人物というよりも活躍してくれる人物を求めているからです。

あなたの判断力が企業においてどのように活用できるものなのかについて話していかなければなりません。

企業の業務内容などと照らし合わせた上で、あなたの判断力がどのように活用できるのか詳しく説明しましょう。

自己PRで判断力を上手くアピールする例文

これまでを踏まえて、実際にどのように書くと良いのか、例文を見てみましょう。

1.サークル

私は、所属していたバスケットボールサークルの練習中に周囲をよく見ていた経験から、試合中にもチームの動きを把握する、味方がボールを受け取りやすいポジションを見極めるなど、とっさに判断する能力を養いました。

全国大会では、プレッシャーのかかる状況下、3位という好成績を残しました。

バスケットボールは状況が急速に変わるスポーツですが、その変化に対応し、自分の役割を瞬時に見分け、適応できます。

こうした柔軟性と判断力が、試合中の状況を的確に判断し、最善の選択をする上での大きな武器となっています。

このような経験から、バスケットボール以外のどのような状況でも、最善の判断を下すことができます。

2.バイト

私は、2年間カフェのホールスタッフとして働きながら、判断力を身に付けました。

お客様が立ち上がった際に、荷物を持っていくかどうか見極め、トイレか会計かを素早く判断します。

トイレだった場合は場所の案内、会計だった場合は会計担当のスタッフに声を掛け、お客様や仲間のスタッフとのコミュニケーションを通じて、業務を効率的に遂行しました。

このような状況判断能力は、忙しいカフェの環境で重要で、 お客様や仲間のスタッフのニーズを見極め、瞬時に優先順位を付け、多忙な状況でも効率的に業務をこなしました。

このような経験から、周りの人たちとコミュニケーションをとりながら、自分が何をすべきか瞬時に考え行動する判断力を持っています。

3.ゼミ

私のゼミでの経験は、私の判断力を大きく向上させました。

ゼミでは複雑な問題に直面し、特に、プロジェクトの進行やディスカッションにおいて、限られた時間の中で解決策を見つけ、迅速で的確な判断が求められる状況が数多くありました。

例えば、リサーチプロジェクトの進行に関する意見の相違が生じた際に、私はコンフリクトを解決するための適切なアプローチを見出しました。

異なる意見や視点を尊重し、問題解決に向けて積極的に協力し、その結果、チーム全体が円滑に協力し、プロジェクトの目標を達成することができました。

ゼミでの経験を通じて培った判断力は、常に状況を冷静に分析し、迅速かつ的確な判断を下すことで、チームの成功に貢献する自信があります。

4.留学

私はカナダ留学を通して、異文化に適応する能力や、カナダ人の気まぐれな性格に対応する判断力を高めました。

ある日の学校帰り、急遽ホストファミリーが親戚の家のパーティに招待され、私も参加することになりました。

初対面の人の中で、私はどう振舞うべきか考え、子供たちと一緒にボール遊びをしたり、普段通りに過ごすことで緊張が解けました。

その結果私も楽しむことができ、ホストファミリーとの仲がより深まりました。

このような異文化での経験を通して、予期せぬ状況にも柔軟に対応する能力や、自らの柔軟性や判断力を高めました。

これらは、今の私の判断力に通ずる、私の貴重な経験です。

5.インターン

私は長期インターンにおいて、判断力を大幅に向上することができました。

マーケティング部での勤務中、お客様が興味を持つ資料や記事を制作するという任務に従事しました。

記事作成が終了した後、次に何をするべきか先読みし、上司からの指示を待たずに行動することを学びました。

その結果、効率的にタスクを処理し、チームの生産性を向上させることができました。

自ら考え行動する能力が功を奏し、プロジェクトリーダーを任されることもありました。

これらの経験は、私の判断力と行動力の向上に繋がりました。

これらの能力を活かし、貴社の成功に貢献できると確信しています。

6.日常生活

私はテーマパークでの経験から、自身の判断力を再確認しました。

友人たちとパーク内を出た後止まる予定のホテルへシャトルバスで移動するため、アトラクションに並ぶか、早めに切り上げてホテル行きのバス停へ移動するか、迅速な判断を求められました。

私たちはアトラクションを早めに切り上げることを決断し、余裕をもって移動しましたが、ちょうど最終バスに間に合うことができました。

この経験から、予期せぬ状況にも柔軟に対応し、迅速かつ正確な判断を下す能力が色々な場面で重要であることを学びました。

私の判断力は、仕事や日常生活のあらゆる場面で役立つと確信しています。

7.恋愛

私の強みは決断力です。

この能力をアピールするには、大学時代のアルバイトの職場においての経験が伝わりやすいと考えます。

私には1年次から3年次まで、2年以上アルバイトをともにしてきた友人がいました。

彼女は非常に明るく、私にとって理想的な女性であり、いつか想いを伝えようと考えていましたが、両思いなのかわからず、悩んでいました。

しかし、彼女が1年間留学することになり、アルバイトも退職することになりました。

そこで私は思い切って想いを伝えたのです。

1年以上会えなくなるということもあり、告白はうまくいきませんでしたが、後悔をするよりもよほど良い結果であったと考えています。

この決断力は、貴社の業務においても活用できると考えています。

プロジェクトにおいては、常に重大な決断を迫られるため、そのような場面においても常に正しい選択を選び、決断力を発揮して貢献する所存です。

8.NG例文

私の強みは決断力です。

この能力は居酒屋のホールバイトで培われた。

初めてのアルバイトということもあり、なかなかうまく業務をこなせず、また、忙しい店舗なので緊張することも多くありました。

このような場面で身につけた決断力は、貴社にも活用できると考えています。

私は仕事をこなすため、優先順位を決められるよう、決断力を発揮しました。

これによりお客様ファーストで動くこと、常に考えながら業務に取り組むべきことを学びました。

【自己PRの書き方】判断力をアピールする方法まとめ

いかがだったでしょうか。

上記の例文やポイントをもとに、自身の判断力を自信をもって自己PRしてくださいね。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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