みなさんは今、どのようにして企業を探しているでしょうか?
日本の企業数は、総数360万社以上といわれています。
そんな膨大な数の企業の中から、自分に最も合う企業を見つけるのは至難の業と言えるでしょう。
しかし、それを求められるのが就活です。
ということで、本記事では、企業の探し方から、自分に最も合う企業を探すためには何をすればいいのか、その方法までわかりやすく解説していきます。
ぜひ今後の就活の参考にしてみてください。
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【企業の探し方】おすすめの方法5選
まずは、おすすめの探し方を5つに絞って紹介します。
探し方ごとのメリット、デメリットも併せてご紹介していますので、いまなんとなくこの方法を使っているな、という方も必見です。
就活サイトを使う
最初に紹介するのが、就活サイトを使う方法です!
これは皆さん、既に利用されているのではないでしょうか?
マイナビ(株式会社マイナビ)やリクナビ(株式会社リクルート)に代表される就活サイトでは、自分の探している条件にヒットする求人情報を探して応募することが可能です。
メリットとしては、企業数が多いという点が挙げられます。
最も多くの就活生が企業を探す方法となるため、その分求人情報も多くなってくるのです。
デメリットとしては、文面での情報しかない、絞りきれないという2点が挙げられます。
どうしても文面のみで判断することになってしまうため、いざ説明会に行ってみたら思っていた企業と違う、といったことが起こりえます。
また、企業数がむしろ多すぎてどこを受けたらいいかわからなくなってしまったり、自分が絞りたい条件が指定できず結局1社1社見るしかなくなってしまうこともあります。
ですが、企業情報をとにかくたくさん見たいという方にはおすすめの方法となります。
逆求人サイトを使う
次におすすめする方法は、逆求人サイトを使う方法です。
逆求人とは、企業側から学生など求職者に対してオファーを出すことで、逆求人に特化したサイトやアプリも存在しています。
メリットは、プロフィールを入力すれば求人情報が勝手に届くという点です。
工数がかからないですし、企業はパーソナライズされた情報を見てオファーを出すため、双方のニーズがマッチした形で選考に進むことができます。
デメリットは、自分から探すことができないという点になります。
あくまで逆求人なので、自分からこの企業にエントリーしたい!というものではありません。
また、条件に関わらず、とにかくオファーを出している企業もありますので、オファーをもらえたとしても選考に進むかどうかを慎重に吟味する必要があります。
就活エージェントを使う
3つ目に紹介するのは、就活エージェントを使う、という方法になります。
就活エージェントといえば、転職をイメージする方が多いのではないでしょうか?
実は新卒学生向けの就活エージェントも多く存在しており、就活準備から企業紹介、選考対策まで、幅広く対応しています。
メリットは、本当に自分に合った情報を手に入れることができる点です。
エージェントでは1対1の個別面談で就活相談をする形になりますが、専属のキャリアアドバイザーが面談を通してその学生に合う企業をピックアップして紹介する形になるため、ミスマッチがかなり起こりづらいです。
デメリットとしては、エージェントの質のところになります。
エージェントによっては学生の希望を聞かずただ企業を紹介するだけのところもありますし、担当のキャリアアドバイザーと性格的に合わない、なんてこともあります。
エージェントを利用する際は、利用している知人に話を聞いてみる、キャリアアドバイザーの変更が可能か事前に確認しておく、など多少準備をしたほうがいいかもしれません。
就活イベントに参加する
4つ目は、就活イベントに参加する方法です。
就活イベントとは、新卒募集をしている企業が開催する説明会であったり、合同説明会、選考型マッチングイベントや座談会のことになります。
イベントといっても様々なものがありますが、共通している点は、一般的な説明会に比べてより深い情報まで知ることができる、という点です。
その場で人事の方や社員さんと話ができることが多く、自分が知りたい情報をよりリアルな観点から手に入れることができます。
またイベントによっては、当日まで参加企業が伏せられている場合もありますので、これまで全く見てこなかった企業に出会えることもあります。
しかし、イベントと聞いて分かる通り、エントリーや参加に手間がかかるものも多かったり、日程が決まっているところにエントリーすることになるため、なかなか日程が合わない....ということも起こります。
イベントを探すときは、参加企業や当日の流れ、エントリー手順と日程を漏れなく確認しましょう。
大学のキャリアセンターを使う
最後に紹介する方法は、大学のキャリアセンターを利用する方法です。
皆さんが通っている大学にも、キャリアセンターによる就活相談が開催されているのではないでしょうか?
大学が運営しているため、先輩が入社した企業情報を知ることができたり、その大学の学生であれば受かりやすい企業情報なんかもあったりします。
キャリアセンターを利用するメリットとしては、学校でやってきたことを活かせる企業の情報がわかる、という点になります。
通っている学部や学科に即して企業情報を教えてくれる場合が多いため、学びが活きる企業が探しやすいです。
デメリットは、紹介できる企業に限りがあったり、スポンサー企業などだけ紹介する場合もあったりする点になります。
先ほど紹介した就活エージェントに似ているな、と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで大学という公的な組織になりますので、幅広い企業情報がそろっているとは言えません。
キャリアセンターを利用する場合は、就活エージェントとの併用もおすすめになります。
①就活サイトを使う
②逆求人サイトを使う
③就活エージェントを利用する
④就活イベントに参加する
⑤キャリアセンターを利用する
【企業の探し方】優良企業ってどんな企業?
さて、企業の探し方は説明しましたが、その中でどんな企業を受けていけば、という点も難しいですよね?
ということでまずは、優良企業を探すためにはどんな点に注目する必要があるのか、そのポイントを3つに絞ってご紹介します。
業績が伸びている
1点目の注目ポイントは「業績が伸びているか」になります。
業績がずっと良い企業、もしくは伸び続けている企業は優良企業といえるでしょう。
業績が安定していれば収入面でも経営面でも安定してきますし、反対に業績が悪化してしまうと、忙しくなったり社内の雰囲気が悪くなったりと悪循環になるが起こります。
業績はこのあと紹介する2点にも大きくかかわってくる大切な指標になるため、慎重に評価する必要があります。
働く環境が整っている
2点目の注目ポイントは「働く環境」になります。
働く環境とは、勤務時間や休日の量、福利厚生などの労働条件だけでなく、社内の雰囲気、社風が自分に合っているか、仕事がしやすいか、というところになります。
働く環境が自分に合っていなければ、いくら大企業であろうと、ストレスがたまる一方です。
そうなれば、自分の成績が上がらなかったり、早期の離職に繋がったりと、損をしてしまうことになります。
企業を探す際には、業務内容だけでなく環境面にもしっかりと気を配りましょう。
収入面で心配がない
最後の注目ポイントは「収入面」です。
給与面は注目している人が多い一方で、実は正しい見方をしている人は少ないポイントになります。
みなさんは、基本給のところだけに注目していませんか?
「給与」の中には、基本給だけでなく、ボーナスやインセンティブも含まれます。
意外と見逃しやすいのがインセンティブです。
営業職や総合職に多い項目になりますが、成績によって発生するインセンティブは企業によってはかなり大きく、大手企業よりも中小・ベンチャー企業の方が高いこともしばしばあります。
しかし、このインセンティブなどの細かい条件面は、サイトや説明会からは把握しづらい項目になるため、実際にその企業で働いている人に聞いてみることをおすすめします。
①業績が伸びているか
②働く環境が整っているか
③収入面で心配がないか
【企業の探し方】やっておいたほうがいいこと3選
ここまでで、企業の探し方や、どんな基準で企業を探したらいいのか、という点は分かっていただけたかと思います。
この項目では、本当に自分に合った企業を探すためにやっておいたほうがいいことをご紹介します。
第1志望の企業が見つけられていないという方には特に必見の情報になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析
やっておいた方がいいことの1つ目は、自己分析です。
自己分析とは、自分の過去と現在、なりたい未来を分析することによって、自分のことをより理解することです。
自己分析をすることで、自分にとって大切なことや自分に向いていること、自分の好きなこと、嫌いなことを把握し、言語化することができるようになります。
自己分析をやらずに企業を探し始めると、自分に合う条件が分からないまま企業を探すことになってしまうため、やみくもにいろいろな企業を探すことになってしまいます。
本当に自分に合う企業を探すためには、自己分析は必須といえるでしょう。
就活軸の作成
やっておいた方がいいことの2つ目は、就活軸を作成することです。
就活軸とは、就活において自分が絶対に譲らない点、大切にする点のことです。
先ほど紹介した自己分析をやった上で、その結果をもとに「この軸に沿って企業を探していく」といえる就活軸を定めることは、就活においてとても大切です。
また、就活軸は選考でも聞かれることが多いです。
なぜなら、学生の就活軸と企業の求める学生像があっていると、働いてからのミスマッチが起こりにくく、双方にメリットがあるためです。
自分の将来のためにも、就活軸は必ず作成しましょう。
業界・業種研究
やっておいたほうがいいことの3つ目は、業界・業種研究です。
業界研究をしずに企業を探している方も、案外多いのではないでしょうか。
業界研究をすると、その業界内の職種、業務にはどんなものがあるのかを把握できたり、企業のビジョンにはどんなものが多いのか、募集職種にはどんなものがあるのか、といった情報を知ることができます。
業界研究をせずに企業を探していると、自分が本当にやりたいことができない企業に応募してしまうことになったり、その企業以外の情報を全く知らない状態で選考を受けることになってしまうため、業界研究は必ずやるようにしましょう。
①自己分析
②就活の軸づくり
③業界・業種研究
【企業の探し方】気を付けるべきこと3選
次に、企業を探すにあたって気を付けるべきことを3点ご紹介します。
なかなか上手く企業が見つけられない...という方は、実はどこかに当てはまることをしてしまっているかもしれません。
自分が当てはまっていないかを考えながら読んでいただければと思います。
絞りすぎない
気を付けるべきことの1つ目は、企業を絞りすぎない、という点です。
先ほど、企業を探すときには軸を作ることが大切、というお話しをしましたが、その軸に合う企業はとにかく広く見るようにしていきましょう。
項目としては、業界や規模感、職種、条件、BtoB、Btoなどになります。
特に意識していただきたいのが規模感のところで、無意識に絞ってしまっている方が多いのではないかと思います。
給与面のところで触れた通り、実は企業の規模感と収入は比例しません。
また、条件面においても、規模感に関わらず働きやすい企業は多いです。
今受けている企業にはどんな企業が多いかを分析して、少し違う路線の企業も見てみることをお勧めします。
情報の取捨選択をする
2つ目の気を付けるべき点は、情報の取捨選択になります。
就活の情報は、今や本当にいろいろなところにあふれています。
サイトやアプリなどで集めるネットの情報、知人や就活エージェント、キャリアセンターで得られるリアルな情報と、情報ソースは様々です。
情報量が多い分、情報の取捨選択は、就活においてかなり大切な鍵になってきます。
自分に必要な情報は何なのか、自分が信じる情報はどれなのか、という点を、十分な情報量を集めた上で判断できるようにしていきましょう。
1度に受ける企業数に注意
気を付けるべき点の最後は、1度に受ける企業数になります。
皆さんはいま、何社ほど同時に選考に進んでいるでしょうか?
就活生が1度に受ける企業数の平均は、だいたい3〜5社程度といわれています。
1度に受ける企業が多すぎると、ESや履歴書の提出期限がギリギリになってしまったり、選考対策が追いつかなかったりとキャパオーバーになってしまいます。
だからといって、1社だけに絞るのもおすすめしません。
受ける企業数が少なすぎると、今度はその企業の選考に通らなかった際のリスクヘッジができなくなるためです。
1社落ちたら再度探しなおす、とやっていると、就活が早期化している現代では出遅れてしまい、条件の良い企業が見つからなくなってしまう、という落とし穴があります。
自分のキャパシティと相談して、1度に受ける企業数には気を配ってみましょう。
①絞りすぎないこと
②情報を取捨選択すること
③一度に受ける企業数に注意すること
【企業の探し方】状況別におすすめの企業の絞り方を紹介!
最後に、いまの就活状況ごとに、今後どのようにして企業を絞っていったらいいかをご紹介します!
企業の探し方、判断の仕方は、もう完璧ですよね?
では、自分に最も合う企業を見つけるためにはどのようにして絞っていったらいいか、一緒に見ていきましょう。
内定を既に持っている方
内定を既に持っているけれど、まだ就活は続けている。
そんな方には、業界を少し広げてみる探し方をおすすめします。
なぜなら、少しだけ違う業界をのぞいてみることで、自分が将来やりたいことができる企業が全く違う業界や業種で見つかることがあるからです。
人生100年時代の今、条件よりも自分とのマッチ度を考えて企業を選ぶことはとても大切です。
そんな中で同じ業界だけに絞って探してしまうと、選択肢がどうしても狭まってしまいます。
これまで覗いてこなかった業界を、一度覗いてみてはいかがでしょうか?
まだ内定を持っていない方
いくつか企業を受けたが、まだ内定を獲得できていない。
そんな方には、これまで受けてみた企業の情報を一度整理してみることがおすすめです。
業界、業種、条件面で、これまで受けてきた企業を整理してみて、自分がよかったと思う企業にはどんな属性があるのか書き出してみてください。
そうすると、自分が本当に大切にしていることや、自分では考えていなかったが実は譲れない条件などが見えてくることがあります。
その内容をもとに、さらに就活軸をブラッシュアップしていくことで、自分に本当に合う企業が見つかっていくのではないかと思います。
就活を始めたばかりの方
就活を始めたばかり、という方には、まずは業界を絞って探してみることをおすすめします。
就活の軸をつくり、その軸に合っている業界を一つ絞って、その業界で企業を探してみましょう。
業種を深ぼって色々な企業説明会に参加することで、自分が求める企業の条件とはいったいどんなものなのかが少しずつつかめてくるかと思います。
そこがつかめたら、次のステップとして違う業界を見てみたり、同じ業界でさらに条件を絞ってみたりしましょう。
①内定持ち→違う業界を見てみる
②内定がまだ→一度これまでの企業を整理してみる
③始めたばかり→まずは業界を絞ってみる
まとめ
この記事では、企業の探し方のおすすめ5選を紹介したあと、企業の判断の仕方や、どのようにしたら自分に最も合う企業が見つかるのか、その方法と絞り方を解説していきました。
企業の探し方はたくさんありますが、様々な方法を使って、とにかく多くの視点から、多くの企業情報を吟味してみることが、就活を成功させるコツになります。
私たちも、皆様の企業探しを全力でサポートしますので、一緒に納得内定を目指して頑張りましょう!