はじめに
就職活動の準備を進める中で、そもそも自分が所属する「学部」によって就職先が左右される?と考える方も多いと思います。
特に今回は「社会学部」に所属する学生さんに向けての記事になります。
「大学での学びを生かしたい!」「同じ学部の人じゃどこに行くのかな」と考える人が必見の内容となっています。
是非この記事を参考に「社会学部流」の就職活動のコツを掴んで、後悔のない就職活動をしていきましょう。
【社会学部の就職先】そもそも社会学部で学べる事とは
そもそも社会学部とはどんなことを学ぶ学部なのか改めて整理しましょう。
学科により様々ですが、簡単に言うと「社会について多様な視点で掘り下げ、深く学んでいく学部」です。
社会学の基本概念としては 社会構造、社会化、役割、地位、集団、規範、価値観、機能分析など様々な分野に渡ります。
なのでここからは社会学部で学べる分野別に特徴を解説していきたいと思います。
心理
まずは「心理」です。社会学部では心理学を学ぶことができますが、研究の焦点は社会学的視点に基づいています。
例えば個人の心理状態や行動が社会的状況と合わせて形成され、影響されるかという点について研究したりします。
個人が集団の一員としてどのように行動し、相互作用するか等、社会人になってからも役立つ分野と言っていいでしょう。
人の心の仕組みである心理について、社会学の視点で学び、実習などを通し、コミュニケーションスキルも高められます。
経営・経済
経済学と経営学も実は社会の一部として研究されることがあります。
社会学部で学ぶ経済学と経営学は、より広い社会的な視野を持ちながら、経済活動や企業経営の問題を捉えることが多いです。
そういった問題を捉え、解決策を見つけ出す力を身につけることに重点をおいて学びます。
一方、通常の経済学部や経営学部では、より専門的な経済理論や経営手法に重点を置いて学ぶという違いがあります。
インターンシップに参加するなど社会に出て実践を行うことでより学びを深められるため、より実践的と思っていいでしょう。
政治
政治学も社会科学の一部門であり、政治行動、政治制度、政治思想などに関する研究を行います。
社会学部で学べる政治学は、様々な視点から政治現象を分析し、理解することを目的としています。
社会学部の政治学は国や社会の動きを理解し、効果的な政策や戦略を考える能力を身につけることに役立ちます。
そのため卒業後のキャリアとしては、政府機関、国際機関、民間企業、研究機関、教育機関、NGO等も相性がいいでしょう。
環境
社会学部での環境学は、環境問題が社会や文化、政治、経済といった人間活動とどのように関連しているかを研究します
環境と人間の共存など、環境について社会学的な観点で学びを深め、扱う環境問題は、資源や産業など多岐にわたります。
例えば環境問題に対する倫理的観点や、人間と自然環境の関係における価値観を考察する等心理学の側面も含みます。
また環境保護や資源管理に関する法律や政策、国際協力の枠組みを研究する等、法律や政治の面から環境を理解することもあります。
以上のように社会学部で環境学を学ぶことは、環境問題を多角的に捉える力を養うことができます。
環境問題に関与する多様な利害関係者と協力して解決策を提案できる力も養えるといっていいでしょう。
地理・歴史・文化
地理学、歴史学、文化学は、社会学部で学べる主要な分野です。
これらの分野は、異なる角度から人間社会の様々な側面を研究することを目的としています。
まず地理学は地球上の自然現象と人間活動がどのように相互作用しているかを研究対象としています。
歴史学は過去の出来事や人々、文化、社会、経済、政治の進化を研究する学問です。
過去の知識に基づいて現代社会を理解し、将来の方向性を予測するために重要な分野です。
文化学は言語、宗教、習慣、価値観など、人間の行動や信念に関連する要素を分析し、どう共存するかを研究します。
この3つの分野を学ぶことで、現代社会の複雑な問題に対する理解を深めることができます。
結果的に総合的な視点で、物事に対しての課題や解決策を思考する力を身に着けることができるといっていいでしょう。
情報・IT
次に情報・ITです。
社会学部で情報学やIT学を学ぶことはデジタル時代の社会課題に対処するための幅広い知識とスキルを得る上で非常に役立ちます。
新聞やテレビなどのメディアにおける現象について研究を行ったり、データの収集・分析を通じ、問題や課題の発見などを行います。
これらの分野での研究は、専門家や研究者だけでなく、ビジネス、政府、教育、非営利団体など、様々な分野で活きるでしょう。
医療・福祉
最後に医療・福祉です。
医療や福祉に関する社会的側面を理解し、現代社会の課題に対処するために必要な知識や技能を学ぶことができます。
医療の不平等、患者・医療従事者間の関係、健康や病気の文化的側面などを社会的な見地から捉えることが特徴です。
また社会学部で福祉や教育の在り方を学びながら、社会福祉士などの資格を取得できることもあります。
【 社会学部の就職先】社会学部は就職で不利なのか
社会学部は専門領域がないため、就職に不利と言われることがあります。
確かに幅広い分野をカバーしており、その専門性は他の学部と比較して一般的に幅広いことは事実でしょう。
しかし、大前提として就職の有利・不利に学部が関係することは一部の専門職を除き、ほぼありません。
ただし、今まで学んでいたことが生かせるかどうかは学部により左右されます。
社会学部は広く学べるため、どんな就職先でも学びを生かせる機会は多いといっていいでしょう。
むしろ、その多様性が魅力の一つであるとも言えます。
【社会学部の就職先】社会学部におすすめの就職先
就活に学部で優劣はほぼないと言いつつ、学んだことを最大限活かせる領域というものは存在します。
そこでここからは社会学部の学生さんに対しておすすめの職種や就職先を理由と共にご紹介していきましょう。
心理の知識を生かせる就職先
まず、社会学部で学ぶ「心理学」の知識を活かせる職種や就職先としておすすめのものを紹介していきます。
主に対人関連のコミュニケーションスキルが活きる職種になるので、興味のある方は是非参考にしてみてください。
キャリアコンサルタント
一つ目はキャリアコンサルタントです。
国家資格の1つで人材サービスを行う企業や大学などにおいて、求職者に対し職業選択やキャリア形成のアドバイスを行います。
心理学では効果的なコミュニケーションの方法や聞き取りスキル等も学びます。
さらに心理学アセスメント等を使用して求職者の適性や能力を把握し、最適なキャリアパスの提案も可能です。
このような知識やスキルを活用して求職者のキャリアに対するヒアリングや効果的な助言をすることができます。
臨床心理士
もう一つは臨床心理士。
心理学の知識と技術を活用して、人々の心の健康や問題解決をサポートする専門家です。
心理学では、様々な心の問題を特定し、評価する方法が研究されています。
臨床心理士はこれらの方法を用いて患者の状況を評価し、適切な診断を行います。
ただ臨床心理士になるためには第1種指定大学院を修了するなど、受験基準を満たす必要があります。
そして民間資格である「日本臨床心理士資格認定協会」の行う資格試験に合格しなければなりません。
勉強も必要ですが、その分その先のキャリアも幅が広がります。
勤務先は病院や診療所、保健所など人気がある医療関連の就職先も多く、取っておいて損はないでしょう。
経済・経営の知識を生かせる就職先
つぎに社会学部で学ぶ「経営・経済」の知識を活かせる職種や就職先としておすすめのものを紹介していきます。
比較的待遇も良い業界と相性が良い分野ですので、バリバリ働いて稼ぎたい!という方は是非チェックしてみてください。
金融業界
まずは金融業界です。
銀行や証券会社など金融業界への就職は、経済に関する知識をダイレクトに活かせます。
経済学では金融市場や経済環境の動きを理解する力が養われます。
これは金融商品や投資戦略の価値を評価する上で非常に役立ち、顧客からの信頼を得ることに直結します。
ただ金融業界で成功するためには、経済学だけでなく、金融に関する専門知識や技能、実務経験も必須です。
大学で学んで終わり!ではなく、社会に出てからも実務レベルでスキルをつけていくことが出世への近道でしょう。
商社
次に商社です。
特に世界をまたにかけて活躍したいという学生さんにおすすめの業界ですね。
経済の基本的な原理知識は、商社での取引や価格交渉、市場分析に役立ちます。
また知識だけではなく、経済学ではゲーム理論や契約理論など、交渉に関する理論を学ぶことができます。
商社の仕事では、取引先との交渉が日常的に行われるため、このスキルも非常に役立つと思われます。
学部で勉強に励むことは勿論、公認会計士などの資格を取っておくとさらに活躍の幅を広げられるのでおすすめです。
ただ資格の難易度は非常に高いのでできれば低学年のうちから勉強を始めるのがおすすめです。
コンサルタント
次にコンサルタントです。
代表的なものとして経営コンサルタント、ITコンサルタント、業務コンサルタントなどがあげられます。
種類はあるものの、全般的に経営の知識や分析、プレゼン力を生かすことができる業界と言っていいでしょう。
経営学では競争戦略、市場分析、製品開発、プロジェクト管理などの一般的なビジネス戦略を学びます。
このような汎用的な知識と考え方は様々な企業を相手取るコンサルタントにとって必要不可欠なものです。
ただプレゼン力は座学では身につかないので、在学中もプレゼン等がある授業やゼミを積極的に取るといいでしょう。
環境の知識を生かせる就職先
次に社会学部で学ぶ環境学の知識を活かせる職種や就職先を紹介していきます。
人の暮らしをよりエコで快適なものにしたいという意志のある学生さんにおすすめの就職先になります。
建設業界
まずは建設業界です。
人にやさしい素材や自然に優しい素材を使った家なども増えているので、環境学が活きる場面も多い業界です。
例えば持続可能な開発やエコフレンドリーな建物やインフラの計画・設計・施工をする際にも知識が活きるでしょう。
自然と共生するデザインや技術を学び、自然環境に配慮した建物やインフラの設計に貢献することもできます。
ただ建設業界の中では環境にそこまで配慮しない会社もあるので、そこは見極めてから入社しましょう。
素材メーカー
次に素材メーカーです。
地球にやさしい素材を扱うメーカーや、リサイクルされた素材を扱うメーカーなど環境への意識の高さが要因で選ぶ人が多いです。
環境学では持続可能性と環境保護に関する基本的な概念や理論を学びます。
これによって素材メーカーで環境にやさしい製品やプロセスを開発する際のアイデア出し等にも活きるでしょう。
また環境法や規制に関する知識も活かし、法規制に準拠した製品開発を行う際にも活用できると思われます。
地理・歴史・文化の知識を生かせる就職先
次に「地理・歴史・文化」の知識を生かせる職種や就職先を紹介していきます。
ビジネスというよりも芸術や教育等の分野に興味がある人におすすめの就職先が多いです。
学芸員
まずは学芸員です。
耳慣れない人も多いかもしれないですが、学芸員とは博物館や美術館などの文化施設で働く専門家です。
主な仕事は、展示物の収集、管理、研究、解説、展示企画、来館者とのコミュニケーション等になります。
地理・歴史・文化の観点から知識を持つ学芸員は、展示物がどのような地域的背景を持つのか、
その地域の文化や歴史がどのように影響しているのかをより深く理解し、来館者に分かりやすく説明することができます。
司書
次に司書です。
主に図書館において書籍の貸し出しや書籍の展示、行事の開催を行う仕事をしています。
地理・歴史・文化学の知識があると、利用者が求める情報や資料について的確なアドバイスや推薦ができます。
また特に地域に関連した資料や歴史的な出来事、文化的背景に関する情報の提供や企画をすることにも役立つでしょう。
教員
次に教員です。
地理や歴史は当然ながら知識として教えることができます。
文化学に関しては知識の他にも、他の文化や思想に対してオープンで包容的な態度を持つよう助けることができます。
また、異文化間のコミュニケーションスキルを教える際にも役立つでしょう。
ただし、教育実習や教職に必要な単位の取得、教員採用試験の勉強などに時間がかかります。
なので教員を目指す場合は大学2・3年生から準備をはじめるといいでしょう。
情報・ITの知識を生かせる就職先
次に「情報・IT」の知識を生かせる職種や就職先を紹介していきます。
いまやどの業界でもこの知識は生かせますが、その中でも特におすすめな業界を紹介していきます。
メディア業界
まずはメディア業界です。
出版社や新聞社、テレビ局、制作会社などになります。
情報を適切に扱う能力や調査、分析などの能力を生かせます。
またSNSの利用方法や効果的なコンテンツ戦略も学ぶので、これからのメディア業界に必要な知識も得ることができるでしょう。
ただし倍率が高い企業や職種が多く、狭き門でもあるのでしっかりと業界研究等準備をして臨みましょう。
IT業界
次にIT業界です。
IT業界と言っても多岐にわたり、システムやアプリの開発等様々なものがあります。
ただ情報・IT学で学ぶプログラミング、システム分析、ネットワーク設計等の知識やスキルは大体のIT企業で活きます。
またデータ収集や分析、統計手法についても学ぶことも多いでしょう。
これらのスキルは、IT業界でのデータ分析やビッグデータ活用、機械学習の開発などの業務に活かせます。
注意点として、学ぶ言語等によっては生かせる分野も限られてくるので注意しましょう。
マーケティング職
次にマーケティング職です。
マーケティング職は、企業のサービスを対象とした市場調査、戦略策定、プロモーション、販売促進などを行う役割です。
大手企業では営業経験など現場での経験を積んでからマーケティング職にキャリアアップすることが多いです。
ただ、ベンチャー企業などでは新卒での募集を行うところもあるのでいきなりマーケをやりたい人はチェックしましょう。
統計や調査、分析などの知識を生かしながら、合わせて心理学についても消費者心理などの知識も活用できるでしょう。
企画職
次に企画職です。
企画職は、ビジネスやプロジェクトのアイデアを立案し、計画を立て、達成するための戦略を策定する役割です。
分析力や調査などのスキル・知識を生かせますが、マーケティング職と同様、現場経験を積んでから就くことが多いです。
ただこちらもベンチャー企業などでは新卒での募集を行うところもあります。
新製品やサービスの開発、業務改善など、企業の成長を促すさまざまな分野で活躍できる人気の職種です。
医療・福祉の知識を生かせる就職先
次に「医療・福祉」の知識を生かせる職種や就職先を紹介していきます。
高齢者や子供達などのサポート等を仕事にしたい人にとっておすすめの職業が多くなっています。
社会福祉士
まずは社会福祉士です。
高齢者や障がい者などの家庭に訪問し、福祉サービスや医療サービスに繋げる仕事です。
知識もそうですが、人間関係やコミュニケーションに関する理論や実践を学ぶことが一番活きるでしょう。
これにより、利用者や家族、関係機関と円滑なコミュニケーションをとり、支援の質を向上させることができます。
また、社会福祉士を名乗るには国家資格が必要になり、社会的にも信用度の高い仕事になります。
生活相談員
次に生活相談員です。
主に高齢者施設において、施設を利用する利用者やその家族をサポートする役割の仕事です。
例えば医療・福祉学では高齢者や障がい者の心理やその社会的ニーズに関する知識を学びます。
この知識を活用しながら、孤独や孤立の問題を解決するためのアプローチを提案することもできるでしょう。
保育士・養護教諭
次に保育士・養護教諭です。
児童心理や児童福祉について学んだ人は大いにその知識を生かせる職種で子供が好きな人におすすめです。
発達心理学に関する理論や知識も生かせるので子どもの成長や発達の過程を理解し、適切な教育を行うこともできるでしょう。
ただし、教員と同様、教職課程を経る必要があるので準備は早いうちからしておいたほうが安心できます。
幼児教室
次に幼児教室です。
児童心理などの知識を生かし、幼児の成長のサポートをしていくことができます。
資格は必要ありませんが、保育士資格などを持っていると歓迎される傾向があるので本気で目指す人は取得しましょう。
また、英語が得意な人は幼児向けの英会話教室への就職もいいでしょう。
競合者も少ないので重宝される傾向にあります。
業務としてはレッスンやカリキュラムの作成、保護者への対応などがあり、コミュニケーション力も重要です。
介護職
最後に介護職です。
介護職は福祉学で学んだことをそのまま生かせる職種といっていいでしょう。
授業等で学ぶリハビリテーションやケアの技術は、介護士が利用者の生活の質を向上させるためにそのまま使えます。
また要介護の方とのコミュニケーションは困難なケースも多々ありますが、社会学部で学ぶコミュニケーション力がここで活きます。
介護福祉士は国家資格ですが、合格率も高く資格を持っていると手当も出ることが多いので、是非取得しましょう。
その他
ここからはこれまでのくくりでは紹介できなかった職種や就職先についてご紹介しています。
社会学部で学べることはかなり多岐にわたるので、ここであげられるのも一部になりますが参考にしてみてください。
NPO法人
まずはNPO法人です。
特定の社会問題の解決に携わりたいという人はNPO法人やNGO法人への就職がおすすめです。
社会学部では個人と社会全体との関わり方や相互作用について全般的に学ぶので非常に相性がいいでしょう。
NPOといっても活動はそれぞれなので自分が何に興味があるのか明確にした上で準備を進めましょう。
ただし注意点として、新卒は募集枠が少なく、一般企業よりも給与水準が低く、タフさが必要などの懸念点もあります。
一方、フレックス制や副業など柔軟な働き方をしやすい面もあるので何を重要視するか決めてから決断をしましょう。
大学教授
次に大学教授です。
社会学部で学んだ中で特に自分が興味の出た分野や領域を深めたい人におすすめです。
大学院に進学し、修士号を取得後、博士課程に進み、博士号を取得する必要があります。
その後、大学教員の採用に合格し、助教、講師、准教授を経て教授になるキャリアフローが一般的でしょう。
しかし、募集は少なく、大学が毎年教員を募集しているとは限らないので注意が必要です。
自身の専門性を高めておくことが近道になるので、低学年のうちからしっかりと意識しておきましょう。
公務員
最後に公務員です。
社会学部で学んだ幅広い知識を生かせる職種でしょう。
公務員は国家公務員と地方公務員に分かれます。
国家公務員は政府の省庁や中央官庁で働くことが多いですが、国家公務員試験に合格する必要があるので難易度は比較的高いです。
地方公務員は地方に配属され、農業や厚生、社会福祉などの配属先となることが多いでしょう。
また地方公務員試験に合格する必要がありますが国家公務員試験に比べると難易度は落ちます。
待遇や転勤有無等も変わってくるので、自分に合った方を選択して目指すといいでしょう。
【社会学部の就職先】自分に合った就職先の見つけ方
ここからは自分に合った就職先をどうやってみつけたらいいのか?ということについて解説していきます。
学部で学んだことと相性がいい就職先と「自分」という人間にとってどんな選択がいいのか?はまた別の話です。
ここで解説する内容も合わせて是非自分に最適な就職先を決める指針を掴みましょう。
自己分析を行う
まず自己分析を通じて自分の好き嫌い、得意不得意を見極め、自分がどんな仕事に向いているのかを考えてみましょう。
パッと思い浮かばない場合は過去の自分の行動等から感情が大きく動いた経験を書き出してみるのがおすすめです。
その際に「なぜ」自分はそういう気持ちになったのか、を徹底して考えてみましょう。
自分だけで行き詰った場合は親や友達等もどんどん頼りましょう
就活の軸を見つける
次に就活の軸を見つけることです。
就職先を探すにあたりどんなことを優先したいか、どんなことは譲れないのかを洗い出し、就活の軸を決めましょう。
ここは自己分析と紐づけて考えると一貫性もでて、より効果的にアピールが可能になります。
自己分析で自分がどういう人間か、なにを人生の目標として生きていくか決めたら、それを実現できる仕事に絞りましょう。
そうすることで自分の就活の軸が見えてくるはずです。
就活イベントに参加する
就活イベントにも是非積極的に参加しましょう。
自分がやりたいことがわからない、業界・業種が絞れないという人はインターンシップや説明会に参加してみましょう。
何社か開催しているところがありますが、直感でもいいかもと思ったところのイベントに参加してみるのがおすすめです。
複数参加することで自分が興味を抱く仕事の共通点がわかってくるかもしれません。
最近はコロナの影響でリアルの就活イベントが少なくなってきたので、オンラインの就活イベントも探してみましょう。
まとめ
今回は社会学部の学生さん向けにおすすめの就職先と就職する際のポイントを解説しました。
社会学部は他の学部に比べてかなり多くのことを広く学べる学部です。
それゆえに広く浅くもなりがちなので自分が本当に興味のある分野を早くから見つけ、そこに全力投球しましょう。
そうすることで自分の就活の軸も定まりやすくなり、入社後も活躍する可能性がグンと上がります。
ぜひともこの記事を参考に自分に合った就職先を見つけ、就活を成功させてください。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート