今回は面接で聞かれることについて解説していきます。
就活をしていれば、必ず面接はついてくるもの、基本的に面接で聞かれることは企業によって大きな異なりがあるわけではないので、この記事を読んで、面接の対策を始めていきましょう!
また面接の通過率は、場数を踏んだ分に比例して上がってきやすいので、ここで書かれていることを実践していきましょう!
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【面接で聞かれること】質問する5つの理由
あなたはなぜ、企業が時間や工数を割いてまで、選考に面接を実施するのか答えられますか?
選考では必ずといっていいほどたくさん面接を受けなければならないです。
そこでここでは、面接において企業から質問される大きな理由を5つ紹介していきます。
会社の風土に合うかどうか
入社すると一緒に働く社員になるので、ある程度雰囲気が合っていないと長続きしないだろうという観点から質問がされている可能性が考えられます。
企業側は、新卒採用に研修や選考などで1人に100万円を投資していると言われているので、そのコストを取り戻すためにも長続きする人材を求めています。
過去経験やスキルが知りたい
学生のことを聞いていく中で、どんな経験をしてどんなスキルをもってどんな価値観なのかを知るために質問がされている可能性が考えられます。
学生の属性や思考性が理解できれば、面接官もこの学生がもし入社した場合のイメージをもちやすいです。
イメージが持てれば、自社に合うかどうかの判断がしやすいので、お互いミスマッチを回避することができます。
自社が求める人物像にマッチしているかどうか
企業によって、社員の色や方向性は似ています。
そこである程度自社のカラーがでてきたところでそれに合うかどうかを見極める必要があるために質問がされている可能性が考えられます。
退職への理由の大部分を占めているのが、人間関係の不一致であると言われているので、この企業の色に染まれる人材なのかを大事にしています。
志望度や入社意欲の確認
就活生は複数の選考を同時に受けるのがベターです。
その中で自社がどれくらいの志望度で入社意欲があるのかどうかは企業側も気になるところではあります。
志望度や入社意欲が高い人材を採用した方が、入社してから自発的に働いてくれる可能性は高く、早期の退職につながる可能性も低いと考えられるので、質問がされていると考えられます。
長く働いてくれる人材かどうか
上記にも同じようなことを記載しましたが、新卒採用はいわば投資。
日本の就活は、就活生が労働経験(アルバイトやインターンは労働経験と言えなくもないが今回は除外)がなくこれまで生きてきて培った経験や性格などで吟味するポテンシャル採用なので、ギャンブル要素が否めないです。
長く働き結果を出してくれる人材かどうかを見極める必要があります。
【面接で聞かれること】面接前にやるべき事前準備
面接で聞かれることは、企業によって大きな違いがあるわけではありません。
だからこそ、面接前の事前準備をしっかり行うかどうかで面接の通過率も大きく異なってきます。
ここでは、大事な面接前に行うべき事前準備を記載していくので、事前準備を徹底した上で、本番の面接に臨んでほしいです。
自己分析を徹底する
面接が始まるといろんな角度や予期せぬ質問が多く飛んできます。
そのときに答えられないというような状況にならないように自分のことを最大限知っておきましょう。
初期フェーズの面接は、パーソナルな質問がとにかく多いので、自分の答えに対して面接官は深く深くあなたに質問し、あなたの価値観や大事にしている思考を暴き出そうとしてきます。
面接で落とされるケースで最も大きな理由が、「相手のこと(価値観や思考)が分からない」であるので、そうならないために徹底的な自己分析を行いましょう!
履歴書の内容とすりあわせる
面接官は提出された履歴書を見ながら質問してくるケースが多いです。
履歴書のまま話すのは機械的に思われてしまう可能性がありますが、履歴書と全く違う内容を話すのもNGです。
大事な部分はきちんとすり合わせて一貫性をもたせられるようにしましょう。
面接において、特にこの一貫性が大事になってきます。
なぜなら、一貫性があることを話すことができれば、「この学生は過去から今までこんな価値観や考え方を大事にしている」と面接官に納得感をもってもらいやすいからです。
業界・企業研究を行う
業界や企業についても聞かれます。
詳しくインプットする必要はありませんが、HPを見たり、ビジネスモデルの理解はしておきましょう。業界や企業への理解度が、入社意欲や志望度にそのままつながりやすいです。
しっかり業界や企業への研究ができていれば、企業と絡めた風に面接で答えられる可能性が高まり、就活生の苦手な逆質問にもつながることがあります。
効率的に業界や企業理解をするには、ネット検索もありだが、個人的にはOB訪問をおすすめします。
(特にベンチャー企業は、ネットでもHPぐらいしか信憑性のある情報を得にくいので、そのような時には積極的にOB訪問を活用してほしいです。)
実際に声に出して練習する
面接前の事前準備として、実際に声に出して練習することは非常に効果的です。
多くの人は頭の中で回答を考えるだけで満足しがちですが、実際に言葉として発することで、想定外の言い回しや考えがまとまらない部分に気づくことができます。
本番で緊張してしまい、思うように話せなくなるリスクを軽減するためにも、声に出して練習するようにしましょう。
また、この練習の際には、自分の声を録音したり、動画を撮影したりすることで、客観的に自分の話し方や表情、姿勢を確認できます。
自分では気づかない癖や話し方の改善点を発見できるため、より良いパフォーマンスが期待できるでしょう。
さらに、第三者にフィードバックをもらうことで、より実践的なアドバイスを受けることができ、面接本番に向けての自信が高まります。
このような準備を重ねることで、面接官に対し、自分を分かりやすく魅力的にアピールできるようになるのです。
【面接で聞かれること】よく聞かれる質問100選
ここからは、面接でよく聞かれる質問を厳選して100個抜粋したものを紹介します。
面接前にしっかり答えられるか確認するようにして下さい!
あくまで、以下の質問は質問の序章にすぎないので、面接では質問の回答から徹底的に深掘りされるので、自己分析や企業・業界分析は怠らないようにして下さい!
アイスブレイク
・(履歴書を見て)趣味が旅行と書いてありますが一番楽しかったとこはどこですか?
・大学の授業は何を学んでいるのですか?
・最近ハマっていることを教えて下さい
・家族構成を教えて下さい
・好きな漢字はありますか?
アイスブレイクが、そこまで選考に影響することは考えにくいです。
アイスブレイクで、お互いの緊張をほぐして本題に入っていくことが一般的です。
面接は緊張するものだからこそ、就活生はアイスブレイクを上手く活用して自分のペースに引き込めるようにしましょう。
自己紹介
・30秒自己紹介して下さい
・あなたの地元について簡単に教えて下さい
・自己PRして下さい
・大学では主に何を学んでいますか
・その学部・学科を選んだ理由を教えて下さい
・休みの日は普段何をしていますか
・特技を教えて下さい
個人的に自己紹介が他の就活生と差別化できるポイントだと考えます。
自分が就活生だった時は、オンライン面接がほとんどだったので、PowerPointで自己紹介資料を作って、「自己紹介して下さい」と言われた場合には、PowerPointを投映して自己紹介していくスタイルを確立していました。
その自己紹介資料の中に、クスッと笑える部分を準備しておけば、自分や面接官の緊張もほぐれ、自分のペースで面接を行うことができます。
自分は、面接は100回以上行ってきましたが、合否は別にして自己紹介資料を投映して悪い印象をもたれたことはありません。
逆に、他の就活生がやらないことをやっていて素晴らしいと褒められた経験をもっています。
学生時代の経験
・中高大にそれぞれ印象深かったことを教えて下さい
・大学で学んでおもしろかった科目はなんですか
・ゼミや研究室では何に力をいれていますか
・アルバイトはしていますか
・部活動は何をしていましたか
・挫折経験を教えて下さい
・学生時代にやり遂げたことを教えて下さい
・一番勤勉だった経験を教えて下さい
・リーダーシップを発揮した経験はありますか
・これまで最も打ち込んだことはなんですか
自己紹介→学生時代力をいれたこと(ガクチカ)の流れが一般的です。
学生時代の経験については、最もといってよいほどガクチカが聞かれるので、他の質問も同様だが特にガクチカをしっかり準備した上で面接に臨みようにしましょう。
スキルや能力
・あなたの強みを教えて下さい
・その強みはどうやって生かすことができますか
・あなたを採用するメリットはなんですか
・誰にも負けない特別な強みはありますか
・結果を出すために必要なことは何だと思いますか
・一番高い目標に対して努力したことを教えて下さい
・普段のコミュニケーションで意識していることはなんですか
スキルや能力に関しては、強み・弱みが聞かれることが多いと考えます。
強みがあって、その強みが社会でどのように活かせるのか、弱みがあって、改善のために日々意識していること、実践していることなどこのような流れで聞かれることが多いです。
しかし、エンジニアやデザイナーに関しては、もっとデータや数値などで定量的に説明する必要性はあるかもしれないです。
性格や価値観
・友達からなんて言われることが多いですか
・結果がでないとき、どうしますか
・自分を動物に例えるとなんですか
・気が合わない人がいたらどんな対応をしますか
・ストレス発散法を教えて下さい
・どんなときにやりがいを感じますか
・自分はチームの中でどんな役割になりますか
・尊敬している人はいますか
・問題が起きたとき、自分の力でやり遂げるか人にまず相談するかどっちか
性格や価値観については、上記の質問に加えてガクチカの深掘りで判断されている可能性があると考えます。
初期フェーズの面接でよく聞かれるパーソナル系の質問に該当します。
※長所と強みの違い
長所:自分の中で優れている特徴
強み:長所の中で、人とく比べて、、発揮できる・貢献できる特徴
志望動機
・なぜ興味を持ったのですか
・その中で弊社を選んだ理由はなんですか
・数多く競合他社がある中で、弊社じゃなきゃいけない理由はなんですか
・なぜ営業職(適した職種)を志望していますか
・○○という職種をやる上で大事なことは何だと思いますか
就活生が最も苦労する志望動機、志望動機は最終フェーズの面接で聞かれることがほとんどですが、序盤の面接で聞かれることも稀にあるので、準備を怠らないことが大事です。
就活の軸
・なぜその軸にしましたか
・どういう環境であればその軸に合っているか具体的に教えて下さい
・企業選びをする上で絶対譲れないことを教えて下さい
・入社したくないと思うような会社はどんな会社ですか
・業界様々受けていると思いますがその理由はなんですか
・会社に何を求めますか
ガクチカと定番で、必ずといってよいほど聞かれる就活の軸。
就活の軸は、多すぎるのも少なすぎるのもよくないと思われるので、2〜3つで構成するようにしましょう。
自社について
・弊社の企業理念に対してどう思いますか
・社長の本は読みましたか
・弊社のビジネスモデルについてどう思いますか
・どのサービスに一番興味がありますか
・弊社の課題は何だと思いますか
・また、それに対して自分だったらどうするか教えて下さい
インターンシップに参加後の面接でもインターンシップに参加しての感想を求められることがあります。
この分野で問われるのは、しっかり企業研究できているのかどうか、ネット検索やOB訪問を活用して企業研究に努めるようにしましょう。
目標・キャリアプラン
・3年後、5年後、10年後のキャリアプランを教えて下さい
・入社後携わりたい事業はありますか
・何かやりたいことはありますか
・仕事以外で自身が叶えたい夢があれば教えて下さい
・30歳でどんな人物になりたいですか
・1年目の目標を教えて下さい
・働く目的とは
目標・キャリアプランに関しては、最終フェーズの面接で志望動機とともに聞かれることが多いです。
目標・キャリアプランを聞く意図は、あなたの目標・キャリアプランがその企業で達成できるのかを吟味しているところにあると考えます。
就活状況
・他にどんな業界を見ていますか
・選考中の企業を教えて下さい
・志望度のランキングを教えて下さい
・内定をもらった企業はありますか
・もし弊社が内定を出したら、どうしますか
・いつから就活を始めたか
・いつまでに就活を終わらせたいですか
就活状況については、最終フェーズに聞かれることが多い、志望動機や就活の軸、キャリアプランなどともに聞かれがちです。
就活状況を聞かれて、競合他社を述べて、その中でも御社のここに一番惹かれているなどと言えると差別化要素になりそうです。
勤務条件
・残業が月に○時間ほどありますが大丈夫ですか
・転勤についてどう思いますか
・海外支社を立ち上げるとなったら、立候補しますか
・夜勤ありますが大丈夫ですか
・一人暮らしが必須になりますが可能ですか?
・勤務地の考慮はできかねますが大丈夫ですか
勤務条件に関しては、本当にその企業に行きたいのであれば多少受け入れる必要があると思われます。
時事問題
・最近読んだ本を教えて下さい
・その本から得たことはなんですか
・最近興味を持ったニュースはありますか
・○○のニュースについてどう思いますか
・あなたが総理大臣だったら、日本をどういう国にしたいですか?
・またその理由はなんですか
時事問題に関しては、自己紹介と絡めて聞いてくることが印象的です。
業界の中で、聞かれやすい業界があると考えます。
例えば、ニュースメディアを取り扱う業界・企業や直接的に国に貢献する公務員などは、時事問題を問われやすいのではないかと思います。
逆質問
・働いててのやりがいは何になりますか?
・御社の社員の方はどのような方が多いですか?
・会社として目指しているビジョンはありますか?
(直近、長期的)
・○○さんのビジョンはありますか?
・なぜこの会社に決めたのですか?
・社名の由来はなんですか?
逆質問に関しては、基本的に自分が知りたいことを聞けば良いと思いますが、逆質問は多くても3つぐらいなので、事前に自分の中で聞きたいことに優先順位をつけて聞くようにしましょう。
気をつけるべきことは、調べれば分かることは聞かないこと、面接官に企業分析が甘いことを見透かされてしまう可能性があります。
【面接で聞かれること】答え方も大事!回答時の4つのポイント
どれだけ自己分析や業界・企業理解が徹底できたとしても、それを面接官にしっかりと伝えることができなければ、無意味に等しいです。
考えたことを相手に言った、で終わるのではなく、考えたことを相手にそのまま伝わるようにしなければいけないです。
ここでは、相手に伝わる伝え方について解説していきます。
- 結論ファースト
- 目を見てハキハキと話す
- 事実データや数値をもとにする
- 一貫性を持って回答する
結論ファースト
結論ファーストとは、話の最初に結論、簡潔に自分が質問に対して伝えたいことを示す話し方のことです。
比較的短時間で終わる面接では、ダラダラ話されるより結論から話して相手が理解しやすい文章構成を心がけましょう。
面接官は1日に何人も面接をしているので、印象に残るようにグダグダしないように気をつけるようにしましょう。
面接だけでなく、社会人となると仕事を進めていく中で、結論ファーストを求められるので、社会人になる練習だと思って、結論ファーストを習得していきましょう!
目を見てハキハキと話す
目を見て話すだけで自分への印象はぐっと変わります。
逆に目を見て話せなければ、相手に自信がないように見えてしまうのでしっかり相手の目を見て話すということを面接の中だけでなく、日々の生活から実践していきましょう!
社会人となると特に営業職であれば、人と会話するのは大前提のため、今のうちから習得しておきましょう!
またハキハキ話すことも意識していこう、ハキハキ話すことができれば自然と口角も上がって、自信のある良い印象を相手に与えやすいです。
※オンライン面接では、面接官の顔を見がちですが、カメラを見て話すことで相手の目を見て話すことができます。
事実データや数値をもとにする
エピソードには、定量エピソードと定性エピソードに分けられます。
前者は、エピソードが定量的、数値などで表せることを指しています。後者は、エピソードが数値で表せないことを指しています。
具体的なエピソードを話す時は、できれば前者のようなエピソードを用いて、データや数値を使用して相手がイメージをもちやすいように心がけることができれば面接の通過率は上がってきます。
後者のエピソードを使用する場合には、話し方に工夫を加えて、カバーするようにしましょう。
一貫性を持って回答する
面接での回答の際は、一貫性を持って話すことが非常に重要です。
一貫性のない回答は、面接官に「この人は嘘をついているのではないか」といった不信感を与える可能性があるからです。
例えば、志望動機やこれまでの経験について矛盾した内容を話してしまうと、面接官はあなたが嘘をついていると疑う可能性が高いと言えます。
また、一貫性が欠けていると、あなたがどのような価値観や考え方を持っているのかが伝わりにくくなり、結果として面接官に強い印象を残せなくなってしまいます。
逆に、一貫性がある回答は、あなたの考え方やキャリアビジョンがしっかりと固まっていることを示し、面接官に対して強い信頼感を与えることができます。
一貫性を持って回答するために、事前に自分の経験や志望動機をしっかりと整理し、それらが面接での質問に対して一貫した形で答えられるようにしておきましょう。
【面接で聞かれること】答えられないときはどうしたらいい?
ここまで面接での立ち振る舞い方や聞かれそうな想定質問などについて記載してきましたが、面接ではいくら事前準備を頑張って臨んだとしても緊張はつきものです。
ここからは、面接で実際に緊張して答えられなくなってしまった時にどのように対処するか紹介していきます。
- 考える時間をいただく
- 完璧でなくても自分の答えられる範囲で話す
- 質問によっては素直にわからないと言っても〇
考える時間をいただく
面接を受ける立場だと面接官が敵のように見えてしまいがちですが、基本的に面接官は味方です。
企業側の面接官も答えられなくしたいわけではありません。
もし緊張して答えられなくなってしまった時は、素直に「考える時間を下さい」と話して焦らず答えるようにしましょう。
考える時間を頂いても、1〜2分後には、回答ができるようにしておくことは心がげて下さい。
完璧でなくても自分の答えられる範囲で話す
面接で質問にうまく答えられる自信がない時でも、完璧な回答にこだわらず、自分の答えられる範囲で誠実に話すことが重要です。
面接官は必ずしも完璧な回答を求めているわけではなく、あなたの考え方や問題解決能力、そしてコミュニケーションスキルを評価しています。
したがって、答えがわからない質問に対しては、正直に「現在の知識では答えが難しいですが、関連する経験や知識を踏まえると…」などといった形で、可能な限り自分の考えや関連する事例を述べることが大切です。
また、自分が持っている情報を元に、質問に対してどう考えるか、あるいはどうアプローチするかを冷静に説明することで、面接官に対して前向きな姿勢を示すことが可能です。
「しっかりと準備したにも関わらず、答えられない質問が来た」と感じる場合は、おそらくレベルの高い質問であり、面接官も100%の回答を求めているわけではありません。
あなたが予期せぬ質問に対してどう対処するかを見ている可能性が高いです。
したがって、完璧でなくても、自分の範囲で誠実に答えることを心がけましょう
質問によっては素直にわからないと言っても○
質問によっては「分からない」と言ってしまっても大丈夫です。
しかし、自分についてのパーソナルな質問や志望動機、就活の軸などに関しては、準備不足と判断されがちなので、最低でも上記で上げた想定質問は答えられるようにしましょう。
質問に対して、分からなくて適当なことを言ってしまうのであれば、潔く分からないといった方が印象も悪くならないかもしれないです。
面接で聞かれることに回答する際の注意点
面接で質問されたことについて答える際の注意点についても理解を深めておきましょう。
以下の2点に気をつけないと、マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
ぜひ、以下の2点を念頭に置いた上で、面接に臨むようにしましょう。
面接の場で取り繕った回答をしない
面接の場で取り繕った回答をすると、マイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。
その場ではうまくいったように見えても、面接官がさらに深掘りして質問をしてきた際に話に一貫性がなくなり、最終的に信頼性を失ってしまうリスクが高いです。
特に自己PRや志望動機などの質問で適当な回答をしてしまうと、面接官はあなたが本当に自分の言葉で語っているのか、もしかすると、面接用に作った、適当な回答なのではないかと疑うことになってしまいます。
また、取り繕った回答は自分自身の本当の考えや価値観を伝える機会を削いでしまい、面接官に対して良い印象を与えることが難しくなります。
面接では、ありのままの自分を素直に表現するようにしましょう。
たとえ完璧な答えでなくても、自分の考えや経験に基づいた誠実な回答をすることで、面接官に対して真剣さや信頼性を伝えることが可能です。
逆質問で「特にありません」はNG
面接の最後の部分では、「何か質問はありますか?」と逆質問の時間を設けてくれることが非常に多いです。
この時に「特にありません」と答えるのは絶対に避けましょう。
何も質問がないということは、志望度が低く、企業に興味がなく、全くやる気がない人材であると判断されてしまうからです。
逆質問は、自分がその企業や職務に対してどれだけ真剣に向き合っているかを示す絶好の機会であり、ただの質問の場面ではありません。
また、企業文化やその職場環境について質問することで、自分がその企業でどのように貢献できるかをさらに強調することも可能です。
例えば、「入社後に期待される役割について教えてください」や「御社では私の問題解決能力を活かせる場面が非常に多いと考えていますが、他にはどのような能力が求められますか?」といった形で、実質的に自己PRの時間にするのも選択肢の1つです。
このように、逆質問においては、答え方次第でいくらでも魅力的な印象を与えることが可能であるため、絶対に「特にありません」と答えることだけは避けましょう。
逆質問に関してはこちらの記事でさらに詳しく紹介しているため、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
面接が不安な場合は人に頼ることも大事
面接で聞かれそうな質問やその回答まで考えることができたものの、実際に本番となると、人とコミュニケーションをとる形になるため、上手に話せなくなる就活生の方は意外と多いです。
特に、地頭は良く、普段から真面目ではあるものの、初対面の人と話すことが苦手な人見知りの方には、このようなケースが多いです。
そこで、ここからは面接が不安な方のために、人に頼るという選択肢を提示するため、ぜひ参考にしてみてください。
家族や友人、先輩に練習相手になってもらおう
確かに、実際に対峙することになる面接官と事前に練習することはできないため、100%の実践対策にはなりません。
しかし、家族や友人、先輩に練習相手になってもらうだけでも、十分に本番に近い雰囲気を作り出すことができ、本番の演習を行うことは可能です。
特に緊張しがちな人は、まずは家族や友人など、相談しやすい相手に練習相手になってもらい、慣れてきたら先輩やキャリアセンターのスタッフなどにも手伝ってもらうことをおすすめします。
実際にどのような質問がされるかを想定した上で、入室から退室まで一連の流れを何度も練習することで、本番の緊張感を少しでも和らげることができます。
また、回答のフィードバックを多くの人からもらうことで、より回答の質をブラッシュアップすることも可能です。
就活のプロがすべての相談に乗ってくれます。
もちろん、家族や友人、先輩に相談し、練習相手になってもらうことは非常に効果的な対策です。
しかし、就活において最も重要な対策は、やはり就活のプロに任せることが良いでしょう。
就活エージェントは、就活のプロがあなたが行きたいと思っている企業の面接官になりきって練習相手になってくれます。
就活エージェントを利用している就活生とそうでない就活生では、面接におけるクオリティも大きく異なることでしょう。
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まとめ
今回は面接について解説しました。
面接において重要なのは、模擬面接を含めて場数を踏んでいくことです。
冒頭でも述べましたが、企業によって聞かれることはあまり変わりない、だからこそ場数を踏んで面接慣れすることが面接の通過率を上げるのに最適です。
しかし、浅い自己分析のまま行ったり、面接をやるだけやって振り返りを行わないと自分の面接レベルも上がらないので、そこは注意して頂きたいです。
これに加えて、常に笑顔でいることと質問の意図を掴むことを本番面接や模擬面接の中で習得して頂きたいです。
笑顔でいるととても自信がありそうに見え、印象がとても良いです。
質問の意図を掴むことで見当違いな回答をすることは少なくなってきます。
本番面接でフィードバックを頂くことも可能です。
とにかく自己分析を続けた上で、面接の場数を踏んでほしいです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート