スポーツ経験からは「継続力」や「粘り強さ」など、様々な強みをアピールできます。
そのため「スポーツの経験を強みや自己PRにしたい!」 「スポーツの経験を周りと差がつく自己PRとして作成したい!」 と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はスポーツ経験をもとにどのような自己PRができるか紹介していきます。
スポーツ経験がある方で、自己PRに取り入れたい方はぜひ参考にしてください。
- 自己PRでスポーツの経験をアピールする方法
- 企業は自己PRから何を評価しているのか
- スポーツ経験者のアピールポイント
- スポーツ経験者が自己PRをする際のポイント
- 自己PRでスポーツの経験をアピールしたい人
- 企業は自己PRを通して何を知りたいのか分からない人
- 自己PRの書き方が分からない人
- エピソードの書き方が分からない人
目次[目次を全て表示する]
【スポーツ経験を自己PR】企業は自己PRから何を評価している?
就活を成功させるには「自己PR」が欠かせません。 就活対策を進めるうえで、自己PRの作り方などに悩んでいる人は多いかもしれません。
しかし、そもそもなぜそもそもなぜ企業は自己PRを質問するのでしょうか。
そして、自己PRを通して何を知り、何を評価したいと考えているのでしょうか?
採用担当者は単に自己PRを質問しているのではなく、きちんとした理由をもとに応募者を見極めています。
どのような理由があって企業は自己PRを応募者に聞くのかを紹介しますので、それをふまえて就活対策を進めましょう。
- 人柄
- ポテンシャル
- 志望度
人柄
就活において、採用担当者が自己PRを応募者に質問するのは「人柄を見るため」という理由があります。
新卒に関しては、ほとんどがポテンシャルを重視して採用されます。
社会人経験がない分、採用担当者は応募者のポテンシャルを一番に考え、今後の将来に期待する意味で採用することが多いのです。
そのため、応募者の人柄が重視される傾向にあります。
採用担当者は自己PRから見える「応募者がどんな経験をしてきたのか」という点から、人柄や性格を見極めているのです。
ポテンシャル
採用担当者は自己PRで「企業で活躍できるか」というポテンシャルも重視しています大きな理由です。
自己PRのエピソードからは、応募者がどのように課題を克服してきたのかがわかります。
面接官はその経験を聞くことによって「自社でこのように活躍するだろう」と、応募者の入社後の姿が想像しやすくなるのです。
就活を成功するための近道を歩むためには、採用担当者に「将来はどのように働いているか」を想像させなければなりません。
志望度
企業は、どのくらいあなたが自社への志望度が高いのかを知りたいと考えています。
人材不足が叫ばれる昨今、内定を出した相手には必ず入社して欲しいと考える企業が多いです。
そこで、会社について熱い思いを持っていることが伝わるような自己PRが求められます。
ただ単に「貴社で活躍したいと考えています」「貴社に貢献します」と書くだけでなく、しっかりと企業分析を行いましょう。
企業がどのような社風で、どのようなビジョンを持ち、目標を持っているかを確認し、それに適合する人材であることをアピールするのです。
企業を分析し、そのビジョンや目標を達成するために自分のスキルがどのように有用で、どのように活かしていくかを伝えましょう。
この工程をしっかりと行えていれば、企業から「志望度が高い」とみなされることでしょう。
【スポーツ経験を自己PR】スポーツ経験からアピールできる強み
自己PRや長所を伝えるにあたって、「明るい」「責任感がある」「行動力がある」「几帳面」などメジャーなアピールポイントが複数あります。
その中でスポーツ経験者が深掘りされても対応可能なもの、または深掘りされることでより魅力が伝わるポイントについて紹介します。
それぞれのポイントを確認し、自分に合っているアピールポイントを強調するようにしましょう。
- 継続力
- セルフマネジメント力
- 忍耐力がある
- 社会常識が備わっている
- サポート力がある
継続力
自己PRからは応募者に「継続力があるかどうか」という点もわかります。
スポーツは、ある一定期間努力しないとできるようになりません。
ルールを覚え、先生や先輩の教えをよく守り、毎日コツコツと努力を続けることで上達していきますよ。 スポーツをやってきたその経歴で、継続力をアピールできます。
さらに、継続力をアピールすれば採用担当者に「仕事をすぐに辞めない」と伝えられるでしょう。
仕事をすぐに辞めないというアピールは、就活においてとても重要な意味をもちます。
優秀な人材を探すために企業は多くのコストや時間を使うので「すぐに辞めてしまいそうな人は採用したくない」と考えているのです。
また、「工夫しながら状況を打破していけるだろう」というイメージもしてもらいやすくなります。
セルフマネジメント力
スポーツの活動を通じて、以下のようなセルフマネジメント力を身につけられる人が多いです。
- 目標設定
- タイムマネジメント
- メンタルトレーニング
- 自己評価とフィードバック
- 健康管理
どんな仕事をするにおいても、自分を律することのできる人材は重宝されます。
自走できる、つまり自分で考え自分を律し、より良い成果を得るために工夫し、プラスアルファを生み出す人材は貴重です。
こうしたセルフマネジメント力を強調することができれば、志望する企業からも高く評価されるはずです。
もちろん全て自分で判断してしまい、勝手な行動をするのは企業にとってマイナスですが、ある程度自分で判断できる人が求められます。
自分で判断する部分と、質問し、改善する部分とを的確に判断し、日々成長のために自分に負荷をかけて取り組める人材であることを示しましょう。
忍耐力がある
スポーツ経験が企業に評価される理由の代表的なものが、忍耐力がある点です。
スポーツをするにあたっては、チームとして競技に取り組む時はもちろん、個々人のスキルアップや能力を高めるために地道な努力が必要です。
スポーツを続けてこられた人、結果を残してきた人は忍耐力が養われています。
就職して社会に出れば、大変なことはいくらでもあります。
仕事をしてお金をもらう以上、辛いのは当たり前ですし、どんな仕事も大きな責任が伴うものです。
顧客に高品質なサービスを提供する、高品質な製品を製造する、事故のない安全な仕事を行うなど責務を果たしていかなくてはなりません。
辛く大変なことが多くても、へこたれずに続けてくれ、成果が出るまで頑張ってくれるタイプは、スポーツ経験者に多いのです。
社会常識が備わっている
スポーツ経験が企業に評価される理由のもう一つの評価ポイントは、社会常識が備わっている点です。
もちろん、スポーツ経験がない方も、日々の生活や学生時代のアルバイトなどを通じて社会常識を学ぶことや身につけている人は多いです。
ですが、スポーツ経験者は幼い頃から継続的に続けてきた人が多く、指導を受ける前の挨拶や礼儀に始まり、監督やコーチの指示や教えをしっかり聞いて実践する、対戦相手を敬ったり、讃え合ったり、礼を尽くすことも身についています。
上下関係をはじめとした社会常識が備わっているのが、スポーツ経験者の評価ポイントです。
新人教育を徹底することや先輩がついていちいち指導しなくても、礼儀をわきまえ、上司や先輩の指示をよく聞き、同僚や後輩をフォローできる姿勢が身についている点は大きなアピールポイントになります。
サポート力がある
スポーツの経験を自己PRでアピールすると、サポート力があることも採用担当者に伝えやすくなります。
特に副部長など、後輩の教育などに力を入れていた人は、サポート力をアピールしたほうが良いでしょう。
就活でサポート力をアピールすると、採用担当者は「周りの状況を把握できる」と判断する傾向があります。
誰かのフォローに回れるサポート力や柔軟性は、仕事でも活かせます。 誰にでもできそうなものですが、意外と難しいものです。
こうした能力がある人は、ビジネスの現場で重宝されます。
【スポーツ経験を自己PR】自己PRを書く準備
スポーツ経験で魅力的な自己PRを書くために、まずは準備をしっかりと行うことが大切です。
先述の通り、スポーツ経験では様々な能力やスキルが養われます。
そのため、題材だけ決めて、いきなり自己PRを書き始めてしまうと、どういった強みを伝えたいのかわからない文章になってしまったり、沢山のエピソードを盛り込みすぎて印象に残りにくい文章になってしまったり、ということが起こりえます。
以下から解説する準備をしっかりと行い、アピールしたい強みが的確に伝わる自己PRの作成に繋げましょう。
アピールする強みを整理
まずは、あなたがスポーツ経験からどんな強みをアピールするかを決めましょう。
先ほど紹介した、スポーツ経験からアピールできる代表的な能力やスキルも参考にしながら、特にアピールしたい強みは何か考えましょう。
また、企業に響くアピールをするためには、企業の求める人物像にあった強みを伝えることが効果的です。
自己分析と同時に企業理解も深め、企業の求める人物像や必要とされるスキルをふまえて、どんな強みをアピールするか考えることがおすすめです。
エピソードを整理
次に、あなたに強みが備わっていることの根拠となるエピソードを整理しましょう。
あなたがその強みをどのように発揮したのか、強みを発揮した結果どうなったのかなど、経験を振り返りましょう。
振り返る際は、「強みを発揮するきっかけや、行動を起こそうと考えた背景」「強みを発揮する際に意識したこと」「挫折や失敗はなかったか」「結果どうなったか」などを細かく整理し、一つ一つを具体化することが大切です。
エピソードが具体的であればあるほど、あなたの強みに納得感が生まれます。
強みをどう活かすか考える
自己PRは、ただ単に強みを伝えて終わりではありません。
これまで培ってきた強みを、入社後にはどのように活かせるのか、というビジョンまで伝えることが重要です。
冒頭で解説した通り、企業はあなたの自己PRを通して、入社後に活躍できる人材かを見極めています。
強みを入社後どのように活かして活躍するのか、というビジョンまで繋げてアピールすることで、あなたの活躍イメージがより具体化され、企業の印象に残りやすくなるでしょう。
企業研究が有効
強みをどのように活かすかを考える際は、企業研究が有効です。
企業や職種の理解を深め、入社後の役割や業務内容までしっかりと把握し、あなたの強みをどのように活かせそうかイメージしましょう。
また、あなたのキャリアプランと照らし合わせて、強みを発揮し将来どのようにキャリアアップしていきたいかを伝えるのも手です。
先のキャリアビジョンが明確であると、「長期的に活躍し続けてくれる」という企業の評価に繋がりやすくなるでしょう。
【スポーツ経験を自己PR】自己PR作成時のポイント
スポーツ経験を自己PRとして伝えるにはどのようなことを意識すべきでしょうか。
自己PRで好印象を与えるために意識すべきポイントについてお話します。
自己PRを作成する際にぜひ参考にしてみてください。
数字を用いると効果的
スポーツ経験のある人が就活で自己PRを伝えるときは、数字を用いながらアピールするとより良い効果を得られます。
具体的な数字を紹介するとより説得力が増し、功績の規模や努力が想像しやすくなるのです。
数字がない状態で「大会で優勝した」「自己ベストを更新した」とアピールしても「事実なのかどうか信憑性がない」「努力した過程がわかりにくい」と判断されてしまうおそれがあります。
たとえば、「タイムが〇秒から×秒に縮んだ」「去年〇位だったが、×位になった」など、前後関係から成長が見える文章にすると効果的でしょう。
具体的な数字も一緒に伝えることは、自己PRに深みを出すことに加え、信憑性を増すことにもつながるのです。
実績ではなく過程をアピールする
スポーツでの輝かしい実績は確かに目を引くものです。
しかし、重要なのはその成果を出すためにどのような努力をしたか、どのような過程を経てきたかです。
企業は単に成果だけでなく、その背景にある人間性やチームワーク、困難に立ち向かう姿勢を高く評価します。
自己PRでは、チームスポーツで培ったコミュニケーション能力や、競技を通じて鍛えた粘り強さ、協力を促進するリーダーシップなど、過程で身につけたスキルや経験をアピールしましょう。
そのときに感じたことなどを加える
スポーツ経験を自己PRに使う学生は少なくありません。
そのため、エピソードにも自分なりの感情や考え方の変化を織り交ぜて話すといいです。
自分の当時の感情は自分にしか持ちえないものです。
つまり、自分の価値観や感情を伝えることで自分らしい自己PRが作成できるのです。
他の学生と差別化が図れます。
挫折経験を交える
挫折経験を交えることも、自己PRにおいて有用です。
「自分の能力をアピールするのだから、挫折経験は書かない方が良いのでは?」と思う方も多いかもしれません。
しかし、企業は「失敗しない人材」ではなく、「失敗から学び、立ち直り、改善できる人材」を求めているのです。
そこで何かしらの目標を目指していたが失敗した話や、どう立ち直ったか、立ち直るにあたって何を工夫したかを述べましょう。
また、失敗を通して何を学んだかを述べられると尚良いでしょう。
自己PRは自己「PR」ですが、挫折の経験も交えて紹介することで、人間味のある文章作成ができるでしょう。
企業でどう活かすかを伝える
就活におけるゴールは内定です。
しかし、内定をもらった後は実際に社会の一員として会社に身を置き、会社に貢献することとなります。
そのため企業は、学生のやる気や貢献意欲を重視しています。
どうしてもいままでの魅力的な経歴や人柄をアピールしたくなりますが、それらを将来にどうつなげていくかも想定してみましょう。
【スポーツ経験を自己PR】自己PRを伝える際の構成
自己PRを伝える際の構成は「結論→根拠→入社後どのように活かすか→結論」の流れで話すことです。
まず、一番のアピールポイントを伝えてから、その根拠を述べます。
アピールポイントをその企業でどう活かせるかをアピールしましょう。
最後に、自分がその企業に入社したいことを改めてアピールして結論に代えます。
ポイントは、最初に自己PRポイントを明確にすることです。
各構成について、詳しく見ていきましょう。
結論
最初に結論を述べます。
自己PRですので、「私のアピールポイントは〇〇です。」からスタートします。
簡潔な一文で良く、長々と説明する必要はありません。
スポーツ経験をアピールポイントにする場合は、根性や持久力、リーダーシップ力をはじめ、チームワークができることや協調性など、さまざま考えられます。
もし、迷った時には、スポーツ経験が企業に評価されるポイントにもなる、忍耐力や、社会常識が備わっていることを挙げても良いでしょう。
自己分析を行い、過去のスポーツ経験から得たことを振り返り、就職後に活かせるアピールポイントを見つけましょう。
また、自己PRの書き出しは多くの人が「私のアピールポイントはOOです。」と記載します。
そこで、他の言い回しを使うことで他の就活生と差別化ができます。
企業の採用担当は無数の自己PRや志望動機を読むので、可能であれば表現も工夫して差別化を図り、印象に残りたいところです。
ぜひ、適宜下記の言い回しも活用し、印象に残る自己PR文を作成してください。
- 「私の強みはOOです。」
- 「私にはOOという強みがあります。」
- 「私はOOです。」
- 「私はOOができます。」
エピソード
なぜ、自己PRのポイントに、結論で述べたことを選んだのかの根拠を説明します。
その根拠として、スポーツ経験を通じた具体的なエピソードを紹介しましょう。
たとえば、忍耐力があることがアピールポイントだと伝えても、どのくらいの忍耐力があるのか、どのようにして忍耐力が身についたのかは見えてきません。
そこで、過去のスポーツ経験を通じて、どのように忍耐力を身につけてきたのかや、忍耐力を発揮できた経験などをエピソードとして紹介することが大切です。
具体的な経験を紹介することで、本当にそのアピールポイントが備わっていることの説得力が高まります。
エピソードを書く流れ
自己PRでは、具体的なエピソードが命です。
自身の経験や成長を物語る具体的なエピソードは、面接官に強い印象を残し、他の応募者との差別化を図ることができます。
次の流れに沿って、あなたらしいエピソードを書いてみましょう。
スポーツチームでの経験では、連携不足による敗退が大きな課題でした。
チームの結束力を高め、より強固なチームワークを構築することを目標に設定しました。
この課題に対処するため、まずはチームメンバーとのコミュニケーションを深めることから始めました。
意見交換の場を設けるため、朝のミーティングを通じて信頼関係を築きました。また、各選手の強みを活かす新しい戦略も導入しました。
これらの施策により、チームは一致団結し、以前よりも高いパフォーマンスを発揮するようになりました。
結果的に、重要な試合で勝利を収めることができ、チームとしての成長を実現しました。
入社後どのように活かすか
エピソードを紹介して、頑張ってきた自分やアピールポイントを強調しても、あくまでも過去の経験談に過ぎません。
その経験で培ってきたアピールポイントを、入社後にどのように活かすのかをアピールすることも欠かせません。
なぜなら、企業で仕事をしていく以上、過去にどんなに活躍したとしても、入社後に活躍できないのでは意味がないからです。
その企業の事業内容や業務内容などに具体的に当てはめ、自分が、そのアピールポイントを発揮して、どんな貢献ができるのか、どう活躍できるかを伝えましょう。
自分自身も、企業側の担当者も、入社後に活躍しているイメージが思い描けるようなアピールができれば、ベストです。
エピソードを紹介して、頑張ってきた自分やアピールポイントを強調しても、あくまでも過去の経験談に過ぎません。
その経験で培ってきたアピールポイントを、入社後にどのように活かすのかをアピールすることも欠かせません。
なぜなら、企業で仕事をしていく以上、過去にどんなに活躍したとしても、入社後に活躍できないのでは意味がないからです。
その企業の事業内容や業務内容などに具体的に当てはめ、自分がそのアピールポイントを発揮して、どんな貢献ができるのか、どう活躍できるかを伝えましょう。
自分自身も、企業側の担当者も、入社後に活躍しているイメージが思い描けるようなアピールができれば、ベストです。
【スポーツ経験を自己PR】例文
例文1:継続力1
例文①
私の強みは継続力です。(結論)
小学校1年生から地域のサッカークラブでサッカーを習い、大学までの15年間続けてきました。
目標とする選手のプレーに少しでも近づきたかったので、中学からの約10年間は3日置きに1日3時間自主練をしています。 結果、2年前から「サッカーを教えるのが好きで面倒見もよく、家での練習の仕方も教えてくれるから」という理由でサッカークラブのコーチを任せていただけるようになりました。(エピソード)
毎日目標に向かって努力する姿勢を、貴社の営業職の仕事で活かしたいと考えております。(入社後どのように活かすか)【文字数:235】
こちらの例文では幼少期からスポーツを続けたことを具体的に示しており、継続力があることをしっかりとアピールできています。
例文2:継続力2
例文②
私の最大の強みは「継続力」で、始めたことを最後まで諦めずに取り組む姿勢を持っています。(結論)
最も顕著な例は大学時代に新たに剣道を始めたことです。初めは練習にもついていけませんでしたが、努力を継続し、試合で活躍できるようになりました。(エピソード)
こうした経験から、困難な状況でも目標に向かって努力を続けることの大切さを学びました。
この継続力を活かして、貴社の業務においても最良の成果を出すための努力を惜しまないことをお約束いたします。(入社後どのように活かすか)【文字数:211】
こちらの例文では、挫折経験を明かしつつ、継続力を持って目標を達成したことを述べています。
例文3:セルフマネジメント力1
例文③
私の強みはセルフマネジメント力です。(結論)
大学から入部したラクロス部では、中学・高校からラクロスをやっているメンバーに追いつくために自主練メニューを考えました。
私は性格上、高い目標を持ったほうが成長が早いので、公式戦のレギュラーになって優勝することを目標にしました。
自分に合った練習メニューを作るために、練習が終わった後はその日気づいたことをノートに書いて意識するようにしました。
先輩やコーチにメニューを見て貰い、改善しながら練習を重ねた結果、それから半年後の公式戦でチームを準優勝に導くことができました。(エピソード)
自分の性格をよく知ることで、目標を達成する力をこれからも活かしたいと考えております。(入社後どのように活かすか)【文字数:292】
こちらの例文では、どのように自分をコントロールし、成果を残したのかを具体的にアピールできています。
また、「私は性格上、高い目標を持ったほうが成長が早いので」という部分からも、向上心の高さをアピールできています。
例文4:セルフマネジメント力2
例文④
私の大きな強みの1つは「セルフマネジメント力」です。(結論)
自らの時間や体力を適切に管理し、目標に向かって効率的に進める能力に自信があります。
小学校時代から続けてきたサッカーとゼミの研究を両立できたのも、セルフマネジメント力のおかげです。
週ごとに研究する時間を割り振り、試合のある日はバスでの移動時間にiPadを用いて資料を集めるなど、空き時間を用いて研究とサッカーを両立しました。(エピソード)
貴社に入社できた暁には、セルフマネジメント力を活かし、さまざまな業務を効果的に進める所存です。(入社後どのように活かすか)【文字数:239】
こちらの例文は、具体的な挫折経験を述べつつ、それをどう乗り越えたか、そしてどのようなスキルに昇華させたかを述べています。
実際に入社し、そのスキルを活かして業務に取り組む意志があることを示しているのもポイントです。
例文⑤:忍耐力①
例文⑤
私の強みは忍耐力です。(結論)
大学時代、陸上部に所属していた私は、自己ベストを更新するために高い目標を設定しました。
この目標達成の過程で、私は忍耐力の重要性を深く理解しました。(理由)
具体的なエピソードとしては、毎日の朝練と夕練に加え、週末には特別メニューをこなしました。時には筋力トレーニングや持久力を高めるための過酷なメニューもあり、体力的にも精神的にも限界を感じることがしばしばでした。
しかし、その困難を乗り越えたことで、3年生の時には全国大会出場を果たし、100メートル走で自己ベストを更新しました。(エピソード)
このように、私は目標を達成するために必要な忍耐力を身につけました。
入社後も、この忍耐力を活かして、どんなに困難な課題にも立ち向かい、結果を出すために粘り強く取り組むことができます。(入社後どのように活かすか)【文字数:336】
この例文では、「毎日の朝練と夕練」という具体的な行動を通して忍耐力をアピールしています。
また、高い目標を設定することで成長が促されたという点も強調されており、面接官に向上心の高さをアピールすることができます。
例文⑥:忍耐力②
例文⑥
私の強みは忍耐力です。(結論)
私は陸上部に所属していましたが、練習中に足を骨折するという大きな挫折に見舞われました。
しかし、この困難を乗り越えることで、忍耐力を身につけました。(理由)
具体的には、足の骨折により一時は競技を離れざるを得なくなりましたが、諦めることなくリハビリに励みました。
痛みと戦いながらも徐々に競技への復帰を目指し、日々のリハビリを重ねることで徐々に力を取り戻しました。
そして、高校生の時にはインターハイに出場することができ、自分自身の強さを再認識することができました。(エピソード)
この経験から、私はどんな困難にも立ち向かい、乗り越えることができる忍耐力を身につけました。
入社後も、この忍耐力を活かして、どのような挑戦や困難にも果敢に取り組み、成果を出していくことができると信じています。(入社後どのように活かすか)【文字数:339】
この例文では、逆境を乗り越えたことで強まった忍耐力をアピールしています。
重大なケガを乗り越えて競技に復帰し、大きな舞台に立ったエピソードは、困難に立ち向かう強い意志と精神力を示しています。
例文⑦:社会性があること①
例文⑦
私の強みは、体育会剣道部で身につけた社会性です。(結論)
私は2年生から3年生の間、体育会剣道部の主務に携わっておりました。
試合に向けたミーティングの設定、会議室の手配、他校との練習試合調整、OB・OGへの合宿や公式試合の連絡などの事務作業を取りまとめておりました。
社会人など目上の方との電話やメールのやり取りを身につけたので、OB・OG訪問では「他の学生に比べてしっかりしていますね。」とお褒め頂いたことがあります。(エピソード)
これからは貴社の営業担当として、新しく出会うお客様からの信頼を勝ち取り続けたいと考えております。(入社後どのように活かすか)【文字数:252】
こちらの例文は、第三者からの意見を盛り込むことで説得力のあるアピールに仕上げられています。
例文⑧:社会性があること②
例文⑧
私の特筆すべき強みは「社会性」です。(結論)
異なる背景を持つ人々と円滑に交流し、共同で目標を達成することを重視しています。
以前、野球部でキャプテンをを務めた際、部員間での意見の対立により練習続行が困難となり、一時は半分以上の部員が退部届を提出する危機的状況でした。
そこでまず私は各部員との個別面談を設け、それぞれの意見をしっかりと聞き出すことに専念しました。
そして意見をまとめ、お互いに歩み寄ることを促し、全員が部に残ることとなりました。(エピソード)
私はこの社会性という強みを活かし、多様な人々との協力を通じ、貴社での業務をより高いレベルで遂行していきたいと考えております。(入社後どのように活かすか)【文字数:286】
こちらの例文は、具体的なエピソードを用いて社会性をアピールしつつ、入社後は社会性をどのように活かすかについても述べています。
例文⑨:サポート力①
例文⑨
私が特に誇りを持っているのは、チームのために自分の役割を全うするサポート力です。(結論)
私は強豪校のバスケットボール部に所属していました。
残念ながらレギュラーを勝ち取ることはできませんでしたが、この経験を悔しさではなく、チームメイトを鼓舞する機会と捉えました。(理由)
具体的には、ベンチから試合を見守りながら、チームメイトに積極的に声をかけ、励ましました。
このポジティブなサポートがチーム全体の士気を高め、重要な試合での勝利に大きく貢献しました。(エピソード)
この経験から、私は自分がフィールド上にいなくても、チームに貢献できることを学びました。
入社後も、チームの目標達成のために、サポート力を発揮することで貢献していきたいと考えています。(入社後どのように活かすか)【文字数:308】
この例文では、自身が直面した困難をチームの成功に貢献する機会と捉える柔軟性と、チームメイトを支えるための積極的な行動を通じてサポート力をアピールしています。
面接時にも、このようなチームプレイヤーとしての姿勢を示すことで、職場でも積極的に協力し、チームの成功に貢献できることを強調できるでしょう。
例文⑩:サポート力②
例文⑩
私の強みは、状況を的確に把握し、必要なサポートを行う能力です。(結論)
バスケットボールチームでセンターのポジションを務めていた私は、試合中常に相手チームのディフェンスの状況を判断し、最適なパスを選択してチームの得点に貢献しました。(理由)
具体的には、ゲーム中、私は周囲の状況を素早く把握し、チームメイトが得点する最良の位置にいる時に正確なパスを送ることができました。
このようにして、私は得点を直接取ることはなくても、ゴールにつながる重要なパスを数多く供給し、チームの勝利に貢献しました。(エピソード)
この経験から、私は状況判断と適切なサポートでチームを勝利へと導くことができると学びました。
入社後も、この能力を活かして、職場でのさまざまな状況に応じて適切なサポートを行い、チーム全体の成功に貢献したいと考えています。(入社後どのように活かすか)【文字数:343】
この例文では、自分の役割を理解し、チームのために最善を尽くす姿勢を示しています。
特に、場の流れを正しく読み取り、適切なアクションを取る能力は、職場でのプロジェクト管理やチームワークにおいても非常に役立ちます。
【スポーツ経験を自己PR】自己PRを考える際の注意点
以下ではスポーツ経験を自己PRする際の注意点を解説して行きます。
肩書きに頼らない
就活で自己PRを伝えるときに気をつけたいのは、肩書きに頼らないことです。
自己PRを作る際に「役職がついていなかったからアピールしづらい」「役職がない分、どのようにアピールすれば良いのかわからない」と悩む人がいるかもしれません。
部長などの役職に就くのはそれだけで価値があり、一見それだけでアピールになりそうですが、実際はそうとも限りません。
企業が自己PRで重視しているのは、努力したプロセスです。
目の前にある問題に対し、応募者がどう行動し、どんな結果になったかが見られています。
あなたがどんな役職にいようと、中身がともわないとアピールになりません。
役職の有無にかかわらず、自分がスポーツを通してどのようなことを学んだのかについてを中心にして、自己PRを考えると良いかもしれません。
エピソードや強みは1つに絞る
就活に失敗しやすい自己PRでありがちなのは、伝えたいエピソードや強みが複数含まれたパターンです。
せっかくのアピールの機会なので、たくさんアピールしたい気持ちがあるかもしれません。
しかし、就活の自己PRでは伝えたいエピソードと強みは1つに絞ることをおすすめします。
アピールしたいことが複数あると、文章にまとまりをもたせるのが難しく、自分の伝えたいことが肝心の採用担当者に伝わらないリスクがあるのです。
内容をわかりやすく伝えたほうが、採用担当者の印象に残りやすくなります。
専門用語は説明が必須
スポーツ経験のある人が自己PRを考えるとき、専門用語には説明を付け加え忘れないようにしてください。
特にマイナーな競技や、そのスポーツに携わっている人しかわからないポジションを一般用語のように使うのは避けましょう。
専門用語をそのまま伝えてしまうと、説明力や配慮に欠ける人だというイメージがついてしまいます。
就活でスポーツ経験を自己PRとしてアピールする際は、たとえば「○○(競技名)という、××を△△するスポーツをやっておりました」などのように簡単な説明を含めましょう。
ただし、スポーツやポジションの説明をだらだらとしてしまうのは、おすすめしません。
不明点があればあとから採用担当者から質問をされるはずなので、自己PRをする場合は簡単な説明に留めましょう。
【スポーツ経験を自己PR】スポーツ経験で自己PRするなら就活エージェントを頼ろう
学生時代に部活動などを行っている方も多く、幼い頃から高校までや大学まで続けてきた方も少なくありません。
そのため、自己PRにスポーツ経験を利用する方も多いので、しっかり構成を考えて臨まないと、ほかの就活生と差がつかないおそれもあります。
また、大学に入ってからも、強豪校でスポーツを中心にした生活をしてきた方の中には、就活のスタートが、ほかの学生より遅れてしまった方もいることでしょう。
スタートダッシュの遅れは焦りにつながる場合やなかなか内定がもらえず悩む方もいます。
そうならないよう、スポーツ経験で自己PRするなら就活エージェントを頼りましょう。
就活エージェントでお悩みなら、就活市場エージェントをご活用ください。
まとめ
スポーツ経験のある皆さんは一般的に、そうでない方よりも体力や社会性の面でしっかりしているイメージがあります。
だから、「体育会系なら色々な実績を話してくれそうだ!」と大きな期待を持って注目されることも多いと思います。
そんなときに説得力あるアピールができるように、「具体的なエピソード」と「数字」を入れながら、一度細かく分析してみてください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート