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【アルバイトで学んだこと飲食店編】はじめに
飲食店アルバイトは様々な経験を与えてくれるために、就活でも大いに役立ちます。
その経験は履歴書の自己PRで十分なアピール材料となります。
自己PRは200字から300字ほどのまとまった文章が好まれる傾向にあり、飲食店アルバイトで培った強みを限られた文字数で伝えるには、分かりやすい表現に置き換えることが大切です。
本記事では自己PRを書き時のポイントや、飲食店アルバイト経験を効果的に伝えられる履歴書の例文を紹介します。
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【アルバイトで学んだこと飲食店編】企業にアピールできるアルバイトで学んだこと
まず、どのようなことが「アルバイトで学んだこと」として企業にアピールできるのかを確認していきましょう。
企業にアピールできることは主に3つあります。
あなたの経験を思い出しながら確認してみましょう。
働く姿勢
アルバイトとして働く際に、売り上げなどの数字を追いかけたり、お客様の笑顔や満足度を意識して行動したりした経験がある人も多いのではないでしょうか。
企業はそのようなあなたの「働く姿勢」を聞き、あなたが入社後に活躍できるかを想像します。
社会経験
アルバイトでは、学校の中ではなかなか経験できない社会経験を積むことができます。
例えば、敬語やマナーをはじめ、電話対応やクレーム対応、組織で動く際の心構えなどが該当します。
アルバイト経験で身についたこれらの経験はもちろん入社後にも大いに活かすことができます。
アルバイトで磨いたスキル
アルバイトでは、仕事通じて様々なスキルを身に着けられます。
例えば、バイトリーダーとしてリーダーシップを発揮したり、お客様の要望を聞き、適切な商品をアドバイスするなどの接客力を磨いたりと、アルバイト経験を通じて身につけられたスキルは効果的なアピールに繋がります。
また、あなたの視点を織り交ぜることで、ありきたりではない、あなたの人柄が現れるオリジナルなアピールができます。
リーダーシップ
飲食店のホールやキッチンで、アルバイトリーダーを務めていたという人もいるのではないでしょうか。
その経験は、リーダーシップがあることのアピール材料になり得ます。
また、そのような役職がなくても、他のアルバイトを教育したり、指示を出したりしたという経験がある人も、リーダーシップをアピールしても問題ないでしょう。
臨機応変に対応できる
飲食店では、急な団体客の来店や、お皿やコップを割ってしまうなど、イレギュラーな出来事が起こり得ます。
その際に冷静に、落ち着いて対応できたという経験は、臨機応変に対応できることのアピールの材料になり得ます。
マルチタスク能力がある
店によっては、お客さまのご案内、オーダー、ドリンクの提供、食事の配膳、デザートの盛り付け、片付けなどの業務を1人で任せられることも。
その際、優先順位をつけ、迅速に物事を進めることが出来た経験は、マルチタスク能力があることのアピールになります。
マルチタスク能力は、就職後も様々な場面で役立てられるでしょう。
【アルバイトで学んだこと飲食店編】自己PRを書く際のポイント
自己PRを書くにあたって、書きたいことを淡々と述べていっただけでは、十分にアピールできません。
自己PRを効果的に書くには、意識するべきポイントがあります。
以下では、意識すべき3つのポイントを紹介します。
アピールしたいことを1つに絞る
せっかくのアピールの機会だからと、たくさんアピールすればいいというものではありません。
たくさん盛り込んでしまうと、分量が多くなり、文字数が多くなってしまいます。
また、うまくまとめられないと、この人は結局何を言いたいんだろう、と採用担当に伝わらないというリスクが出てしまいます。
そのため、アピールしたい強みは1つに絞りましょう。
絞る際は、企業のホームページから情報を集め、企業の求める人物像を把握し、より適した自分の強みを選びましょう。
アピールしたいことを裏付けるエピソードを含める
漠然と「私は○○なので、それを生かして貴社に貢献したい」と言われても説得力はありません。
ましてや、採用担当者はあなたのことを全く知らないため、あなたを信じられる要素がありません。
説得力を持たせるため、自己PRには、あなたの強みを発揮したエピソードを含めましょう。
見やすい構成にする
自分が言いたいことをだらだら伝えては採用担当者にとって読みにくい文章になってしまいます。
見やすい文章を書くには、最初に結論を述べ、理由やエピソードを付け足していく、という構成がおすすめです。
特に最初に結論を述べることで、この人はこういうことを言いたいんだな、と想像しながら読むことができ、理解しやすい文章と言えます。
構成については後ほど、より詳しく説明します。
【アルバイトで学んだこと飲食店編】飲食でのアルバイト経験をアピールする際の注意点
飲食店でのあるバイト経験を上手にアピールするためにはどのようなことに気を付けると良いでしょうか。
ここからは、飲食店でのアルバイト経験を自己PRする際に気を付けるべき注意点を説明していきます。
自己PRを作成する際にぜひ以下の点に注意してみてください。
お客さんを下げるような伝え方は避ける
飲食店、特に接客を中心とする業務につくと、どうしてもお客様からクレームをいただいたり、先輩に怒られたり、他の人の態度に不満を抱くことが少なくありません。
しかし、クレーム処理の経験などについてアピールする際には十分な注意を払う必要があります。
クレーム対応の経験は貴重な上、臨機応変に対応する力が求められます。
そのため、自己PRとしてはとても有効なのです。
しかし、このような、ほかの人とのやり取りを自己PRとして取り扱う際は、他の人の立場にも立ってみる必要があります。
相手が悪いと決めつけて話を進めると自己PRはかえって自分の欠点を浮き彫りにしてしまいます。
人と関わる仕事であるからこそ、他人の立場にまで目が向けられることをアピールしてください。
ネガティブに伝わる表現は使わない
自分をアピールする際にネガティブな表現を使わないのは当たり前、と思われるかもしれません。
しかし、ネガティブな表現のみならず、ネガティブに伝わる表現も避けるように心がけてください。
これは、一人で検討するのが難しいかもしれません。
友人や家族に一度目を通してもらって、より良い表現を探してみましょう。
より質の高い自己PRが出来上がるはずです。
自発的に行動したエピソードをアピールする
自己PRには自発的に行動したエピソードを扱うと良いです。
例えば、先輩やお客様に「〇〇してくれ」と頼まれたから「〇〇した」というエピソードは受動的です。
お客様に声を掛けられる前、先輩に頼まれる前に、その人たちの様子を見て困っているようだったので〇〇した、などはとても自発的といえます。
誰かに頼まれたからした行動ではなく、自身がほかの人や店のために自ら行動した経験をアピールしましょう。
自分らしさを意識する
飲食のアルバイト経験は学生の自己PR材料として少なくありません。
もし自身の経験が上手にアピールできなければ、就活で他の人の自己PRに埋もれてしまいます。
飲食のアルバイトを経験した人は多いですが、自分の人柄と絡めて話すことで他の学生と差をつけられます。
何かトラブルを解決したエピソードを話す際にも、そのときに自身の考え方や思ったことを説明して、どのように解決したか解説するとあなたの人柄が伝わりやすいです。
人柄は重要ない自己PR材料ですから、ぜひ自分らしさを存分にアピールできるように工夫してみましょう。
大きな功績がなくても大丈夫
「バイトリーダーの経験がない...」「売り上げを伸ばした経験がない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
ですが、アルバイトで学んだことをアピールする際は、以上のような大きな功績がなくても大丈夫です。
企業はあなたが何を意識して仕事していたのか、というあなたの視点を知りたいと考えています。
あなたがその行動から何を学んだのか、その学びをアルバイトでどう生かしたのか、という部分を伝えることが印象アップのカギです。
【アルバイトで学んだこと飲食店編】自己PRのおすすめの構成
先ほど触れた、見やすい構成について、より詳しく解説していきます。
①結論(私は○○だ)
②理由(結論の理由)
③エピソード(理由を裏付けるエピソード)
④結論(私の強みである○○を生かし、貴社に貢献したい)
まず結論を書き、何について述べるのかを示します。
次になぜそう言えるのかという理由を述べます。
次に理由を裏付けるエピソードを追加し、説得力を持たせます。
最後に、強みを生かして貴社に貢献したいという旨を書きます。
これらの4つのステップを踏むことで、限られた文字数で、効果的に自己PRできます。
【アルバイトで学んだこと飲食店編】飲食店での経験をアピールする例文
飲食店アルバイトの経験で発揮した自分の強みを効果的にアピールする例文を見ていきましょう。
先ほど紹介した意識すべきポイントや、構成を意識しながら確認してみてください。
コミュニケーション力をPRする例文
この能力は飲食店アルバイトの経験で培うことが出来ました。(②理由)
私は居酒屋を中心にアルバイトを行ってきましたが、さまざまな年代層が訪れる中で接客術を磨き、お客さんが快適に過ごせるように努力してきました。
酔っ払いのお客さんを相手にしていたため、トラブルになりそうな局面も少なくなかったのですが、真摯に対応することで大事に至りませんでした。(③エピソード)
私はの経験を通して、相手の立場を思いながら接する大切さを知りました。
この経験を生かし、貴社では職場の皆さんや顧客と円滑な関係を築きながら目標に向かっていきたいです。(④結論)』
リーダーシップをPRする例文
この能力はアルバイト先のファミリーレストランでバイトリーダーの立場になったことで磨かれました。(②理由)
バイト先には10代から年上の方まで、さまざまな人と働きました。
それぞれがモチベーションを保ちながら積極的に働くための方法を考え、指導力を身につけていきました。
私はこの経験から、自分が手本とならなければ人は付いてこないという気づきを得ました。
私はこの経験を生かし、貴社では率先して仕事をし、貢献したいと考えています。』
精神力の強さをPRする例文
自分のこうした能力は野球部での経験を通して鍛えられました。(②理由)
そして、大学時代に居酒屋でアルバイトしていた頃にも役に立ちました。
私が働いていた居酒屋は繁華街にあり、毎日のようにお客さんが押し寄せてきました。
アルバイトが不足している中で、自分はスタッフの中心として多くのシフトをこなしてきました。
特に真冬のチラシ配りなどは精神的にも堪える経験でしたが、自分の努力が店に貢献できると信じ続けることで、成果を挙げることができました。(③エピソード)
この経験を生かすことで必ずや貴社にも貢献できると思います。(④結論)』
明るい性格をPRする例文
この特長は喫茶店でアルバイトしていたときにも役立ちました。(②理由)
私がアルバイトを始めたころ、お店はよく言えば静か、悪く言えば暗い雰囲気が漂っていました。
店長から「スタッフの力で明るく変えてほしい」と相談され、自分は常日頃から笑顔を絶やさないように努めました。
すると常連さんが足を運んでくれる回数が多くなり、「君が入ってから店に来やすくなった」と言われたこともあります。(③エピソード)
この経験を生かし、貴社では、周囲に好影響を与えられる存在として貢献したいです。(④結論)』
【アルバイトで学んだこと飲食店編】自己PRには根拠を書こう
自己PRは履歴書の重要な項目ながら、多くの就活生にとって悩みの種です。どんなに美しい文章を書けたとしても、本人からかけ離れた内容では面接でボロが出てしまいます。
中でも自己PRに根拠を含めることは特に重要です。例えば「自分は努力家である」と主張したいなら、過去の経験から裏づけになるエピソードを考えてみると、より説得力が増します。
飲食店アルバイトのような密度の濃いアルバイトからも、参照できるポイントは多いでしょう。 企業が求めている人物像をより詳しく知りたいのなら、就活応援サイトを利用することも有効です。
ジョブコミットなどのサイトで最新の企業情報をリサーチし、採用担当者を惹きつけられる自己PRを完成させましょう。