面接って何聞かれるの?
対策ってどうしたらいいの?
と不安を抱えている方いらっしゃいませんか?
今回は面接でよくある質問20選を紹介していきます!
限られた時間内で自分のことを知ってもらうのは大変なことです。
しかし、事前に質問に対する準備をしておくことで、緊張する面接でもより効率的に自分のことを伝えられます。
面接官の質問の意図を理解して、好印象を与えられるように対策していきましょう。
目次[目次を全て表示する]
【面接の質問集】面接の流れ
面接の質問の流れは自己紹介、志望動機、自己PR、学生時代に頑張ったこと、逆質問という流れが一般的です。
もちろん全ての企業に当てはまるわけではありませんが、これらの質問にはスムーズに回答できるようにしておいた方が良いでしょう。
それぞれ順に紹介していきます。
質問1:自己紹介
まず、面接の最初でほぼ必ずと言っていい程聞かれるのが、自己紹介です。
大学名学部・学科、名前はもちろん皆さん答えられると思いますが、大学で学んでいることや自分の紹介文を一言で言えますか?
どういうことを大学で勉強しているのか、アルバイトや部活、サークル、ボランティア活動等、どういった活動をしているのか数分程度でまとめられるように考えておきましょう。
また、冒頭に忙しい中面接していただいたお礼を付け加えると好印象です。
質問2:志望動機
志望動機も、面接の際に必ず聞かれる質問です。
あなたがなぜその企業に入りたいと思っているのかを純粋に知りたいという意図だけでなく、複数の意図が存在します。
まず、あなたがなぜその業界を選んだのか、そして数あるその業界の企業の中でもなぜそこを選んだのかについて、わかりやすく説明して欲しいと考えている企業が多いです。
そして、志望動機について確認することを通じてしっかり企業研究を行っているかどうかも確認されている場合があります。
しっかりと企業研究を行っている場合は就職後も活躍できる可能性が高いモチベーションを持っていると判断されます。
質問3:自己PR
次に、自己PRもよく聞かれる質問のうちの1つです。
この質問で面接官は、あなたの強みや人柄を知って、企業に合うかどうかを判断しています。
そのため、あなたの持っている強みや能力が志望している企業にどのように貢献できるかを具体的に伝えられるようにしましょう。
自己PRは面接だけでなく、エントリーシートにも記入することが多く、自分のことを伝える大事な項目です。
質問4:大学時代に頑張ったこと
また、学生時代に頑張ったこともよく聞かれる質問の1つです。
よくガクチカと訳されることが多いのですが、学校生活だけでなく、勉強、部活、アルバイト、旅行など様々なものを題材として活用することができます。
しかし、ここで注意していただきたいのが、自己PRとかぶらないようにすることです。
ガクチカは、頑張ったことに対する目的意識や、それに対する取り組みを知るために面接官は質問します。
そのためガクチカでは、目標達成の為の行動や過程、結果を相手に伝えるようにしましょう。
質問5:逆質問
逆質問とは面接官に対して自分から質問をされるフェーズです。
基本的に就活の最後の場面において「最後に何か質問ありますか」と面接官から、反対に質問をされることが多いです。
逆質問では、的確かつ良い印象を与えられるような、モチベーションの高さが伝わる質問を用意しておきましょう。
ここで「質問はありません」などと答えてしまうと、やる気がない人材であるとみなされてしまう可能性が非常に高いです。
もし、面接中に逆質問で聞こうと思っていた内容を面接官から先に説明されてしまった時に備えて、多めに質問を用意しておきましょう。
【面接の質問集】人間性についての質問
就活においては、就活生の人間性を見極めるために行われる質問も複数存在します。
以下の2つについて聞かれた際は「人間性を問われている」ということを踏まえた上で、あなたの性格の良さや意欲の高さが伝わるような回答を用意しましょう。
挫折経験
また、挫折経験もよく面接で聞かれることがあります。
この質問で面接官は、挫折経験を通して精神的な強さを判断しています。
入社後仕事で挫折しても乗り越えられるか、困難に直面した時どのように乗り越えたのか、努力経験についてアピールできるエピソードを選んで見てください。
長所短所
次によくある質問は、自分の長所短所についてです。
あなたは自分の長所と短所をきちんと言えますか?
改めて聞かれると自分の長所を伝えるのは難しかったり、短所を言って悪い印象を与えたりしないかなど悩みますよね。
企業側は、あなたの長所短所を知ることで、社風や業務内容に適しているか、自己分析をしっかりしているかを判断しています。
そのため、企業や業種と自分の長所があっているエピソードを活用することも大事です。
【面接の質問集】キャリアビジョンについての質問
キャリアビジョンに関する質問をされることも非常に多いです。
キャリアビジョンについて聞かれた際は、曖昧な目標を述べるのではなく、将来的にどのような人物になっていたいか、どのような人材を目指したいのかについて説明することが非常に大切です。
企業研究をしっかりと行った上で、その企業でどのように活躍したいのかをわかりやすく説明するようにしましょう。
将来のビジョンは?
さらに、将来のビジョンについても面接時によく聞かれます。
企業がこの質問で判断しているのは、志望度の高さ、仕事への考え方、自己理解度、マッチ度等です。
でも将来のビジョンを明確に答えるのは難しいですよね。
まず将来のビジョンを考える際には、過去の自分を振り返り、仕事の方向性を決めて、未来の自分はどうなっていたいのか、今後の人生プランを具体的に作ってみてください。
人生の軸をはっきりさせることで、モチベーションを維持しながらレベルアップすることができます。
将来のビジョンの考え方、面接時の答え方について詳しく紹介しているので、下記の記事も参考にしてみてください!
将来の夢は?
将来の夢について聞かれることが非常に多いですが、この場合、仕事に関連した夢を述べることが重要です。
個人的な夢、例えば「結婚したい」「お金持ちになりたい」など個人的な夢を語るのではなく、「〇〇歳になったらこの役職で活躍したい」などと話しましょう。
また、中には「将来独立したい」などの夢を話す人もいるかもしれません。
しかし、将来辞めてしまうような人材を採用したいと思う企業はほとんど無いため、もし独立したいと考えていたとしても、その部分は伏せて話すようにしましょう。
【面接の質問集】志望動機についての質問
志望動機に関する質問をされることも非常に多いです。
「志望動機は何ですか」という幅の広い質問をされるだけでなく、以下のような細かい分類での志望動機を聞かれる可能性も非常に高いといえます。
しっかりと準備しておきましょう。
就活の軸は?
また、就活の軸についてもよく聞かれます。これは企業選びの軸でもあり、自分と向き合うことにもつながります。
自分はどんな職場でどんな仕事をしたいのか、ワークライフバランスはどのくらいの比率で働きたいのか明確にしておきましょう。
そうすることで、企業とのミスマッチを防いだり、一貫性のあるエントリーシートに仕上げたりすることができます。
就活の軸が決まっていないと、就職活動を効率的に行うことができません。
下記記事に詳しく企業選びの軸の作り方や面接時の対策について紹介しているので、是非読んで見てください!
なんでこの大学を選んだんですか?
また、大学を選んだ理由についても面接時に聞かれることがあります。
企業側はただ学歴や大学の偏差値をみているのではなく、あなたの興味関心について知るために質問しています。
なぜこの大学に入りたかったのか、大学では実際にどんなことを学んでいるのか、また学んだことを就職後どう生かせるのかについて、なるべく専門用語を使わずに、自分の言葉で話すようにしましょう。
下記記事では、面接時の大学を選んだ理由の回答例を紹介しているので参考にしてみてください!
なんでこの学部を選んだんですか?
大学を選んだ理由と同様に、なぜこの学部を選んだのかという質問もよく聞かれます。
この質問の回答のポイントとしては、選んだ学部で何を学びたいのかという理由がしっかりしているかどうかが重要となってきます。
ただ興味があるからという理由だと、面接官にとって弱い印象になってしまうので、明確な根拠や学部を選んだエピソード等を示すと良いでしょう。
この業界を見ている理由は?
また、面接をすると「この業界を見ている理由は何ですか?」と聞かれることも多々あります。
これは、志望業界の理解度やその業界への志望度の高さ、あなたが何に価値を持っているのかを知るために聞かれています。
そのため、志望理由を過去の経験と紐づけて話したり、将来どうなりたいかを伝えたりすると良いでしょう。
条件や待遇の良さを理由にしたり企業の志望理由と混同しないようにしましょう。
下記記事では、周りと差をつける面接での答え方についてまとめてあるので参考にしてみてください!
この業界じゃなきゃだめな理由は?
先ほどの業界志望理由で一番大事なのが、その業界でなければならない理由を述べることです。
その業界の魅力や自分が惹かれているポイントを伝えることは簡単です。
しかし、他の業界ではなくあえてこの業界を志望した理由を述べることで、他の学生との差別化を測ることができ、面接官によりその業界への志望度を伝えることができます。
その業界を選んだ理由と共に、ほかの業界ではダメな理由も伝えると効果的でしょう。
企業の何を見て決めているか
さらに、企業の何を見て入社したいと決めているのかという質問も良くされます。
ここで福利厚生や研修制度の充実と第一声で答えるのはNGです。
もちろん就活軸としてプライベートを充実させたいから制度の整った企業で働きたいと考えるのは良いのですが、
面接時に決め手を聞かれた際は、この企業だから入りたいと思った理由を述べるようにしましょう。
また、調べたら出てきそうな情報を理由とするのも面接官に本気度が伝わりづらいので、事業の優位性や詳しい社風など、企業研究で得た情報や体験談を使うのが良いでしょう。
【面接の質問集】協調性についての質問
就活生に対して協調性を求めている企業は非常に多いです。
以下のような質問がされる場合はあなたに協調性があるか、集団の中で溶け込んで活躍できるかを確認されていると思って回答するようにしましょう。
周りと対立したときどうする?
またよくある質問として、周りと対立したときどうする?と聞かれることがあります。
この質問では、あなたの協調性について見られています。
対処方法を聞くことで組織の中で、なにか問題があった時にどんな行動をとるのかという予測もかねて質問されています。
そのため面接では、うまく対処できた時の具体的なエピソードやその対立から学んだことなどを話すと良いでしょう。
周りからなんて言われる?
さらに、周りの人からどんな人といわれるかという質問も良くされます。
自己PRではなく、他人からの評価や客観的な視点というのは答えるのが難しいと思うので、しっかり事前に対策しておきましょう。
この質問の目的は、自己評価と他己評価のずれの確認、客観的視点からのあなたの性格、特性の確認等です。
仲の良い友達や家族にあなたがどんな人なのかあらかじめ聞いておき、そう思った理由やエピソードなども整理しておきましょう。
あなたの性格は1つだけでなく、もしかしたら環境や一緒にいる人によって少し異なるかもしれません。
そのため1人だけでなく何人かから聞いた情報をもとに、いくつかまとめて企業ごとに使い分けると良いでしょう。
下記記事では5つのポイントにまとめて詳しく回答方法をまとめているので、是非参考にしてみて下さい!
自分はどういった部分で活躍できるか
また、自分はどういった部分で活躍できるかという質問もされることがあります。
これは、入社後のイメージをどのくらい持っているかを測ったり、入社したとしてどのポジションがあっているかを考えたりするために質問されています。
自己PR以外にも自分の強みをいくつか用意しておき、
会社に入ってからその強みがどのように生かせるのか、どのような場面で生かせるのか具体的な行動をあげて
説明できるようにしましょう。
また入社後の働くイメージを明確にするために、自己分析と企業研究が重要になってくるので、躓いた時には振り返ってみてください。
【面接の質問集】ちょっと変わった質問
企業の中には一風変わった、思いがけないような質問をする面接官も存在します。
確かに、毎回の面接で聞かれるわけではありませんが、知っておかないと全く回答できない人も多いでしょう。
「なんとなく」でも良いので「こんな質問をされることもある」ということは頭の片隅に置き、移動などのスキマ時間にでも回答を考えておきましょう。
自分を動物にたとえると?
中には思いがけない質問が来ることがあります。
最近増えているのが、自分を動物にたとえると?という質問です。
普段の生活ではあまり考えないことなので、突然聞かれると回答に困りますよね。
この質問では、自己分析できているか、自分のことを客観的にも見ることができているか、質問に対する臨機応変な対応などがみられています。
良く知られている動物だけでなく、マイナーな動物をあげることで面接官にインパクトを与えることができるので、ぜひ自分に似ている動物を探して見てください。
回答例を下記の記事で紹介しているので参考にしてみて下さい!
どんな大人になりたい?
最後によくある質問として、どんな大人になりたい?と聞かれることがあります。
これは先ほど紹介した将来のビジョンとは少し異なり、仕事やプライベート問わず、10年後、20年後どんな大人になっていたいかを聞かれています。
「自立した大人」や「仕事も家庭も大事にしている人」など30歳になった自分はどんな大人になっていたいのかイメージしてみましょう。
また、お母さんやお父さん、先輩等身近な尊敬できる人を目標にするのも良いかも知れません。
【面接の質問集】答えづらい質問
面接官の中には、答えづらい、やや意地悪な質問を投げかけてくる人もいます。
以下のような質問は非常に答えづらいですが、あらかじめ回答を準備しておかないとマイナスな印象を与えてしまう可能性も高いです。
以下の3つは多くの企業が聞いてくる可能性が高いため、準備しておきましょう。
他に受けている企業はありますか?
多くの企業は内定を出した場合、本当に就職してくれるかどうか確認したいと考えているため、他に受けている企業の有無を問われることがあります。
したがって、以下のような質問をされることがありますが、必ず「第一志望は御社です」と答えるようにしましょう。
もし第一志望ではなかったとしても、正直にマイナスな印象を与えるような回答をする必要はありません。
質問例
他に受けている企業はありますか。
回答例
他に受けている企業はありますが、私の第一志望は御社です。
採用をいただけた場合は、御社からの内定を最優先します。
他企業から内定をもらった場合はどうしますか
同じように、他の企業から内定をもらった場合でも入社してくれる人材かどうかを判断するために、「他の企業から内定をもらった場合はどうするのか」と聞いてくる面接官もいます。
回答は基本的に「他に受けている企業はありますか」と聞かれた時とほとんど同じです。
質問の形態が違うだけで、目的はほとんど変わらないため、回答例は同じでも構いません。
質問例
他企業から内定をもらった場合はどうしますか。
回答例
他の企業も受けてはいますが、第一志望は御社であるため、採用いただけた場合は必ず御社からの内定を最優先します。
弊社の弱みは何だと思いますか?
企業によっては「弊社の弱みは何だと思いますか」という何とも答えづらい質問をしてくるところもあります。
これは「どれだけ企業研究をしっかり行っているか」を確認するために行われる質問です。
的確に答える必要があり、嘘をついてまでやんわりと話す必要はありません。
しかし、あまりにもストレートで遠慮のない言い方をしてしまうと「配慮ができない人材である」と思われてしまう可能性もあります。
したがって、オブラートに包みつつ、意図が伝わる回答を用意しましょう。
また、「ないです」や「完璧です」などのように答えてしまうと研究ができていない人物であると思われてしまうため、何かしら弱みについて話す必要があります。
弱みについて触れた後、それを自分の強みで改善する意図を示れば、即戦力としての力をアピールできるため、理想的です。
質問例
弊社の弱みは何だと思いますか。
回答例
企業説明会で海外進出に力を入れているとのことですが、英語が得意な方が少なく、取引がうまく進まないとも説明会で伺いました。
そこで、TOEICで900点を取得した私の英語力を活かして、御社の弱みとしている海外進出事業に貢献したいと考えています。
【面接の質問集】面接官が惚れる逆質問
面接において、面接官が良い印象を受ける逆質問を4つ紹介します。
以下のような逆質問ができれば多くの面接官に良い印象を与えられる可能性が高まります。
ぜひ、以下の4つは覚えておき、機を見て質問できるようにしておきましょう。
御社で活躍されている方の共通点や特徴などがあれば教えていただけますか?
活躍している人の共通点や特徴などについて確認することで、自分が自分が会社で成功するために何をすべきかを真剣に考えていることをアピールできます。
また、企業文化や職場環境に関する理解を深めようとする姿勢を示すことで、面接官に対して積極的で前向きな印象を与えることも可能です。
この質問を通じて面接官から具体的な成功要因を聞き出すことができ、自分自身のスキルや経験と照らし合わせることもできます。
そして、入社までにどのような対策をしなければならないか、また、入社した後にどのように行動するかの計画を立てることも可能です。
組織を拡大していくうえで課題に感じていることは何ですか?
この質問は自分が企業の現状や未来に対して深い関心を持っていること、つまりモチベーションの高さをアピールできます。
また、企業の成長や発展に対してどのように貢献できるかを真剣に考えようとしている姿勢をアピールすることも可能です。
面接官に対して、自分が組織の一員として具体的にどのように役立てるかを考えていることを示すことで、積極的かつ前向きな印象を与えることもできます。
また、この質問を通じて企業の内部課題や未来のビジョンについて具体的な情報を得ることができ、入社前の準備にも役立てられます。
御社に入社した際は全力で仕事に取り組みたいと思っておりますが、どのような能力が求められますか?
この質問は、自分の成長やスキルアップに対して真剣であり、具体的にどのような能力を求められているかを理解しようとしている姿勢を示せます。
また、入社後に求められるスキルや能力を把握することで、自分の適性や強みをどのように活かせるか具体的に考えることができ、入社までにしっかりと対策することもできます。
面接官に対し企業で成功することを目指して積極的に努力する意欲を持っていることも伝えられるため、非常に印象が良い質問であるといえます。
○○様が入社を決めた志望理由を教えてほしいです
面接官の個人的な経験や意見を聞くことで、自分が企業に対する理解を深めようとしていることをアピールできます。
また、面接官の志望理由やキャリアパスについて確認することで、自分自身のキャリアビジョンと照らし合わせることも可能です。
この質問を通じて、企業の魅力や強みをより具体的に理解し、次の面接や志望動機の作成に役立てることもできるでしょう。
また、企業の事情や社員の視点に興味を持っていることを示すことで、前向きで積極的、そして入社する意欲が高いということをアピールできます。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。今回は面接対策としてよくある質問20選について紹介してきました。
スーツをきて慣れない環境で社会人と面接するのは、少なからず誰でも緊張します。
しかし、事前に質問内容を予想して対策しておくことで余裕をもって面接に臨むことができます。
限られた時間で自分のことを面接官にしっかりアピールできるように、回答を準備して挑みましょう!
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