神経質を短所から長所に言い換え！好印象を与える言い換え方法とポイント

はじめに

就職活動において面接やESで「あなたの長所と短所を教えてください」と聞かれることは多いです。

特に短所は伝え方によってマイナスなイメージを持たれてしまうので注意が必要となります。

今回は神経質な性格をもっている就活生に対して、神経質を短所として答える際のポイントと言い換え方法について解説していきます。

言い換えの例文も記載していますので、参考にしてみてください。

【短所を長所に】短所を聞かれたときに神経質と答えてもいい？

そもそも面接やESで短所を聞かれたときに神経質と答えても良いのでしょうか。

面接で短所を聞かれたときに「マイナスな発言をしてしまうと評価が下がってしまう」と考える就活生は多いと思います。

しかし、素直に自分のことを伝えることも就職活動では大切です。

ここからはどのような返答の仕方が良いのか紹介していきます。

結論、正直に答えても大丈夫

面接やESで短所を聞かれたときに神経質と答えることは、結論から言うと問題ありません。

むしろ正直に答えることで、面接官に「自分の欠点を把握できており、きちんと受け入れている」という印象を持たせることができます。

就職活動において、面接では自分の良いところばかりをアピールする場ではありません。

伝え方のポイントを押さえ、面接官にプラスの印象を持たせましょう。

どう対処してるかまで答えられるようにする

短所を答える際は、ただ自分の欠点を伝えるだけでなく、その欠点を克服するためにどのような行動をしているのかを話せるようにしておきましょう。

面接官に短所をどのように克服しているか答えることで「自己分析ができており、短所を改善しようとする行動力がある」というプラスな印象を持たせることができます。

具体的な解決策として、心配性で周囲の人より時間をかけてしまう人は誰よりも早く取り組めるような行動をしたり、スケジュールを決めておくことで遅れることがないようにするなどが挙げられます。

【短所を長所に】そもそも神経質とは？

神経質とはそもそもどのような人に対して使われているのでしょうか。

神経質と聞くと「細かいことを気にしてしまう」「繊細で感情の起伏が激しい」というマイナスなイメージを持たれてしまう可能性が高いです。

ここではどのような人が神経質と言われるのか解説していきます。

この解説を読んで、自分のことをさらに理解していきましょう。

細かいとこまで気に病んでしまう

神経質な人は細かいところまで気にしてしまい、思い悩んでしまいます。

「細かいところとはどこまでを表しているのか」を説明すると、周囲の人からどのように見られているかを気にしていたり、周りの環境の変化や刺激、自分の身体の変調などにも過敏に反応してしまうことです。

他の人よりも細かいところまで気にかけてしまうため、精神的な負担が大きくなってしまいます。

情緒的に不安定で小さなことでも敏感に反応する

神経質な人は、気持ちの浮き沈みなどにも敏感です。

この敏感さは自分自身の気持ちの変化だけでなく、他人の気持ちの変化も必要以上に汲み取ってしまいます。

他の人が気にしないことでも敏感に感じ取ってしまうので、物事に集中できなくなることがあります。

細かいところまで気に病んでしまったり、情緒的に不安定で敏感であることはマイナスなイメージにつながってしまいますが、見方を変えてみたり、言い換えをすることで良い印象を持たせることができるので、しっかりポイントを押さえていきましょう。

【短所を長所に】神経質な人の特徴5つ

ここからは、神経質な人の特徴を5つ紹介します。

自分の周りにこのような人がいたり、自分は当てはまらないと感じている方も、もしかしたら当てはまっている場合があります。

自分が神経質な人に当てはまるのか疑問に感じている就活生は、どれくらい当てはまっているのかチェックしてみてください。

本棚など並び順が正しくないと落ち着かない

1つ目の特徴は本棚やCDなどの並び順が正しくないと落ち着かなくなることです。

神経質な人は不規則な並び順が気になってしまい、直さずにはいられなくなります。

並び順以外にも、部屋を整理整頓していないと気が済まなかったり、ものを置く場所は必ずいつもの場所に置いておきたいなど、自分の中でこだわりが多くあることが特徴となります。

他の人は何も気にしていないけれど、自分だけ細かい部分が気になってしまい、そこに固執して時間をかけることで、次に進めなくなってしまうという人は当てはまっています。

〈h3〉物事は最後までこだわる完璧主義者

2つ目の特徴は、何か物事を始めたときに最後までこだわる完璧主義者です。

神経質な人は、物事を始める際、緻密な計画を練ってから計画的に物事を進めたり、自分に対して過度な目標設定をするという特徴があります。

また、自分に対してだけではなく、他人にも激しい評価をして同じレベルのものを求めてしまうことがあります。

仕事や何かの作業を行う場面において、与えられたものを最後まで完璧にこなそうとする結果、自分や他人へのこだわりが多くなってしまうという人は当てはまっています。

マイナス方向に考えてしまう

3つ目の特徴は何事もマイナス方向に考えてしまうことです。

先ほども説明しましたが、神経質な人は完璧主義者です。

しかしその反面、消極的で失敗を恐れているという一面もあります。

神経質な性格には表と裏が存在するのです。

神経質な人は「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗してしまったらどうしよう」といった思考に陥りやすく、不安から逃げようと消極的になってしまいます。

少しのことで動揺してしまったり、物事を悪い方向に考えてしまうという人は当てはまっています。

「気にしすぎ」とよく言われる

4つ目の特徴は「気にしすぎ」と周りの人から言われることです。

神経質な人は、細かいことを気にしてしまうが故に、他の人は気にならないことでも目に付いてしまうため、このように言われることが多いです。

周りを気にしすぎることでストレスが溜まり、自分の思い通りにいかないとイライラしてしまうという人は神経質かもしれません。

新しい環境が苦手

5つ目の特徴は、新しい環境が苦手ということです。

神経質な人は自分の周りの変化を嫌います。

神経質な人は毎日決まった時間に起きたり自分流のルーティンがあることが多いです。

自分のルーティンが乱れてしまうと不安になってしまうという人は神経質かもしれません。

他にも、新しい環境で他の人となじむことが不得意であったり、仕事では転職などをあまり考えず同じ環境にとどまることが多いことも特徴となります。

【短所を長所に】言い換えるメリット

ここからは短所を長所に言い換えることのメリットを解説していきます。

「自分の弱みである部分」と「自分の強みである部分」を全くの別物だと考えている就活生も多いのではないでしょうか。

この考え方は実はあまり良くありません。

短所と長所は表裏一体の関係にあるからです。

短所を長所に言い換えることのメリットを理解し、面接官により良い印象を与えられるようにしましょう。

短所と長所を矛盾することなく伝えられる

先ほども言ったように短所と長所は表裏一体の関係となります。

そのため、短所を長所に言い換えることによって面接官に矛盾を感じさせることなく伝えることができます。

矛盾を感じさせないだけでなく、話に一貫性をもたせることができるため自分の人柄が面接官により伝わり、納得させることができるでしょう。

また、短所を長所であると言い換えることで、企業にとってのメリットにもつなげることができます。

短所を長所に言い換えることは必ずしなければならないわけではないですが、短所と長所を答えるときは、矛盾が生じて話の信憑性がなくならないように注意する必要があります。

前向きな印象になる

短所を長所に言い換えることによって前向きな印象を面接官にもたせることができます。

自分の短所を欠点として捉えるのではなく、ポジティブに考えられているという姿勢は、面接官に向上心がある人材だとアピールすることができます。

向上心がある人は自分の苦手な分野に対して分析を行い、良い方向にもっていくことができるので、様々な業務において必要な人材となります。

物事をポジティブに捉える姿勢は、就職活動を行う上でも大切です。前向きに就職活動を進めていくようにしましょう。

多角的な視点がみにつく

短所を長所に言い換えることによって多角的な視点を身につけることができます。

短所を長所に言い換えることができるということは、自分が見ている視点とは違う視点に立って捉えることができるということになります。

多角的な視点は、業務上で課題が生じた場合でも別の角度から物事を捉え、課題を解決することができるので、仕事において重要となります。

別の角度から物事を捉えるという重要性を企業にアピールできるとともに自分自身の視野も広げることができるので、多角的な視点を身につけられるようにしましょう。

神経質な人の長所

神経質な人の長所について、短所としての認識が強すぎるとどうしても長所が見えずらくなってしまいます。

しかし、神経質も捉え方によっては強い長所になります。

以下を参考にして、神経質だからこその長所を考えましょう。

作業が丁寧

神経質な人は、作業が丁寧であると言い換えることができます。

細かい部分が気になってしまうということは、細かい部分にまで気配りができるということです。

そのため、神経質な人は広い視野をもって精密な作業をこなす印象があるのです。

作業の丁寧さを上手にアピールして、神経質なことを前向きに伝えましょう。

几帳面

神経質な人は、几帳面であると言い換えることもできます。

几帳面の度が過ぎると神経質な印象になってしまうため、几帳面な性格は、神経質であることを一番簡潔に言い換えられます。

几帳面な人は、仕事も正確にこなしてくれる印象を獲得できるため言い換えとして活用できます。

真面目

神経質な人は、仕事を完璧にこなさないといけないという責任感が強いです。

そのため、実直で信頼感の強い印象を与えたい場合には神経質な性格を真面目と言い換えると良いです。

【短所を長所に】神経質を言い換えた例文8選

短所を長所にすることのメリットを理解したところで、ここからは言い換えた例文を紹介していきます。

神経質だということを短所として伝えた場合、長所を答えるときは言い換えて伝えることを意識しましょう。

長所として言い換えやすい言葉を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

几帳面

気配りができる

計画的

視野が広い

完璧主義

気を緩めない

誠実

地道な努力

【短所を長所に】伝える時の注意点

例文により具体的にイメージすることはできたでしょうか？
ここからは伝える時の注意点を解説していきます。

短所は伝え方がとても重要となります。
マイナスなイメージをもたれないように注意すべき点について説明しますので、ポイントをしっかりと押さえて面接に臨んでいきましょう。

改善しようとしていることを伝える

短所を長所に言い換える際にはあくまで短所としての側面を改善しようとしていることも伝える必要があります。

客観的に長所と短所を理解したうえで、自分で努力して短所をなおそうとしていることをきちんと伝えて、短所を短所のままにしていないことを説明しましょう。

ポジティブな表現ができてない

短所を伝えるときはポジティブな表現ができていないといけません。

自分の短所について「〜が短所です」という言い方で終わってしまうと面接官にマイナスなイメージを与えるだけになってしまいます。

短所を伝えるときは、短所を答えて終わりにするのではなく、短所を克服するためにどのようなことを意識しているかなどを伝えるようにしましょう。

また、短所を伝えるときの言葉もネガティブに伝えるのではなく、ポジティブな言葉を使うことで面接官にポジティブさをアピールすることができます。

仕事をする上で非を認めていない

短所を伝えるときは、自分の短所が仕事をする上で非を認めている姿勢を見せるようにしましょう。

あくまで、短所は企業側からするとマイナスな要素となります。

だからこそ自分の短所を認めている姿勢を見せることが重要となります。

自分の短所がどのような印象を持たれるのか不安に感じる就活生は、周囲の人に自分の短所を伝えてみましょう。

客観的に判断してもらうことでより良い言い方が見つかるかもしれません。

どこで役に立つか

短所を伝えるときは、最終的に働くうえでどのような場面で役に立つことができるか伝えるようにしましょう。

ここでのポイントは、具体的に説明することです。

長所や短所は企業の社風や職種に適性があるのかを見ています。

そのため、具体的に説明することで面接官がイメージしやすくなり、必要な人材であるかどうかを見極めることができます。

また、短所は入社後に活かせるような内容にする必要があるため、志望する企業の社風や職種と大きく異なることがないようにしましょう。

まとめ

神経質は長所にすることができるのか、言い換え方法やポイントを解説していきましたが、いかがでしたか。

神経質と聞くとマイナスなイメージを抱きやすいですが、言い換え次第でプラスな印象をもたせることができます。

短所を長所に言い換えることによりメリットがたくさんありますが、注意点もあるので、この記事を参考にして面接官により良いアピールができるようにしましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。