はじめに
「お祈りメール」「お祈り電話」「サイレント」就活生は嫌でもよく聞くと思います。
企業に落ちるということは、就活生にとって切っても切り離せないものです。
自分自身も就活生の時期、50社ほどエントリーし、40社以上落ちてしまいました。
仕方がないと分かっていても、落とされてしまったらメンタルは病んでしまいますよね。
第一志望であれば尚更です。
僕は、早い段階で第一志望に落ちてしまいましたがメンタルをなんとか保ちながら就活を続け、最終的に大手金融会社や大手商社から内定を頂くことができました。
今回は、そんな僕が就活で落ちまくってしまった際のメンタルの保ち方、就活で落ちた際に何をすればいいのかをご紹介します。
【就活落ちた人のメンタル保ち方】就活は落ちるもの!
まず大前提として、就活生にとって企業の選考に落ちる、ということは当たり前のことです。
全ての企業に受かる就活生など1人も存在しません。私の周辺の早慶に通っている学生でさえも、何社も落ちてしまっております。
落ちるのは当たり前という認識を持っておきましょう。
就活生は平均して10-20社ほど落ちる
就活生にとって落ちるのは当然というお話をしましたが、実際にどの程度落ちているのでしょうか。
平均すると10社ー20社と言われております。
就活生は平均すると30社ほどエントリーをするとも言われているため、半数以上の企業で落ちているというのが現状です。
一般的な日本の就活の制度は、一斉就職であり、皆が同時に何十社という企業に応募します。
人気企業であると、10000人以上の応募が来たり、倍率は200倍を超えたりします。
落ちるというのは当たり前のことです。自分が落ちているのと同様に、周りの就活生も落ちまくっています。一社一社に囚われず、落ちてしまうのは当たり前という感覚を持ちましょう。
第一志望にこだわりすぎないこと
就活生は一種の洗脳状態になりがちです。第一志望を目指して就活をしていき、企業研究やOB訪問を重ねていけば行くほど、「この企業に行きたい!」という思いが強くなってきます。
その考え方自体は、悪いものではないですが、落ちてしまった際には切り捨てるべき考え方です。
実際に、ここしかないという企業など絶対に存在しません。
正直な話、どの企業に入っても大きな差というのはありません。
思いを募らせすぎると冷静さがなくなり、周りの企業が見えなくなります。
私も、最終面接まで進み、ここしかない!と思っていた企業に落ちてしまったことがあります。
当時は、人生おしまいとまで考え込んでしまいましたが、就活が終わった後に振り返ると、受かりそうだったから自分も行く気になってしまっていただけでした。
企業は無数にあります。一社一社に囚われないようにしましょう。
【就活落ちた人のメンタルの保ち方】おすすめのメンタルの保ち方
40社以上落ちた私が、落ちた際のメンタルの保ち方を紹介します。
そんなに落ちていたら、一回一回のお祈りは気にならないじゃないか?と思う人もいるかもしれませんが、そのようなことは決してありません。
どの企業にも全力でぶつかっていたので、毎回ショックで立ち直るのが大変でした。
これを見ている皆さんは下記の方法を参考に、次の企業に立ち向かって行ってください。
遊んでリフレッシュ
1番オススメの方法は、就活から1回離れて遊んでみることです。就活は長丁場です。
根気強く向き合いすぎるあまり、ストレスが溜まってしまう就活生が多いです。
ストレスが多い、悩みが多い状態では、うまく行くはずのことも空回りして上手くいかなくなってしまいます。
一度就活を忘れて遊んでみましょう。
遊ぶと入っても1日中遊び呆けてしまうのは、禁止です。
早起きして映画を見に行く、ちょっと遠くに良いご飯を食べに行く、といった程度の半日使ったリフレッシュが望ましいです。
落とした企業を嫌いになってしまう
企業を嫌いになるのもひとつの手です。私は最終面接に落とされた時は、この手法を活用していました。
方法としては、その企業の悪い口コミや転職した人の口コミをチェックして、悪い情報を仕入れます。
完璧な企業など存在しないので、労働条件や人間関係など絶対に悪い話はあります。その話を見て、「入らなくてよかった」というメンタルを作り上げましょう。
また、就活の気持ちとしても、「私を落とすような企業なんてこっちから願い下げだ」の方が良いです。
就活は、企業が就活生を見極めていると同時に、就活生も企業を見極める機会でもあります。
しかし、実際に就活中にそのように思うのは難しいでしょう。
私も面接官の方から、このようなお話をされましたが、その気持ちになることは難しかったです。
ただ上記の方法で、「こんな企業は願い下げだ」と思い込むことでメンタルを保ちました。
あまり良い方法ではないかもしれませんが、メンタルが不安定になってしまった時は試してみてください。
他の企業を検索してみる
他の企業を検索してみると、そちらに気持ちが向くようになることも多いです。
その企業より、業務が楽しそうな企業や労働条件が良い企業をたくさん見つけることもできると思います。
上記にもあるように、就活生は一種の洗脳状態になってしまいます。その企業しかない、と思い込んでしまうことも多いですが、他の企業を知ることで、案外そんなこともない、という事を思い出すことができます。
また、一種の洗脳状態にまたかかり、すぐこっちの企業に行きたいと思う事ができます。
就活生は、この繰り返しです。たくさんの企業を見て、自分にあった本当に行きたい企業を見つけましょう。
規模や条件にこだわらず視野を広く持とう
就活の結果が芳しくない理由として、大手病にかかっている、人気企業ばかり志望しているなどの理由があります。
どうしても最初は就活生に人気な企業や、名前が多く知られている企業に興味を持ちがちになってしまいます。
しかし、企業規模は働く上であまり重要ではありません。
自分なりの就活の軸を見つけて、人気や規模以外の観点から自分に合った企業を見つけましょう。
【就活落ちた人のメンタルの保ち方】落ちた理由の分析が重要
就活に落ちてしまっても、ただ落ち込んでいるだけではいけません。
まだ、他の企業のESや面接が残っています。
落ちたのを悔やんでいるだけでなく、次の面接に活かすために、辛いかもしれませんが、なぜ落ちてしまったのかをしっかり分析しましょう。
分析と行動を繰り返す事でより良いESや面接の型を作ることができ、就活生として成長していくことができます。
闇雲に数を打って就活してしまうのは、全落ちしてしまう人の典型例です。
しっかりとひとつひとつの企業の失敗に向き合い、試行錯誤をしていきましょう。
ここでは、就活生が落ちてしまう主な要因を解説します。
企業研究が不足していた
面接で落ちてしまう原因として1番多いのは、企業研究が不足していることです。 主に2点の原因があります。
業界理解の不足
1点目は、業務理解の不足です。
ホームページなどをメインに企業研究をしていると陥る罠なので注意してください。
ホームページは、企業の綺麗事、理想とする部分しか書きません。
そのため、現場で働く社員の方々と認識のズレがあることがあります。
そのためOB訪問などを通じ、社員の方と話し、認識のズレを正す必要があります。
志望度が低いと思われる
2点目は、志望度が低く見られるということです。
面接官が1番重要視している点は、内定を出したときに他社に行ってしまわないか、自社が第一志望であるかです。
就活生に志望度を聞いても、第一志望です!と言うテンプレのような回答しか返ってきません。
そのため、企業理解度で志望度を測ります。
就活生は何十社もエントリーするので、全てを完璧に企業研究できません。
志望度が高い順から優先的に企業研究を行うためです。
自己分析が足りなかった
面接で落ちてしまう原因としては、自己分析不足が挙げられます。
面接では、自己理解を深くできているかを問う斜め上からの質問も多いです。
「好きな本はなんですか?それはなぜですか?」
「友達になんて言われますか?」
「親友について教えてください。また親友になったのはなぜですか?」
など一見就活に関係ないような質問でも、あなた自身がどのような人かを確認しています。
そのときに言葉を濁してしまったり、軸がずれてしまうような答えをしてしまうと、自己分析が足りていない人と言うレッテルを張られてしまいます。
面接は、受かる人を決めるだけでなく、落とす人を決める場でもあります。
隙を見せては落とされてしまいます。
オススメは、自分史を作成してみることです。
自分のこれまでの行動を小学生の時代から書き出してみましょう。
そこに、なぜそのような行動を取ったのか、を繰り返し問いていけば、しっかりした自己分析ができ、自分の軸を定めることができます。
ガクチカ・自己PRの詰めが甘かった
書類・面接問わずガクチカ、自己PRは就活の鬼門です。エピソードの内容が薄かったり、行動の動機が浅かったりすると、すぐに落とされてしまいます。
また、テンプレに当てはめたような差別化できていない形式・内容もNGです。
人気企業であればあるほど何千・何万人も志願者が殺到します。そのため、ネットに溢れるテンプレのような形式・内容であると、前にも見たこと・聞いたことがあるような内容と判断され、まとめて落とされてしまいます。
ガクチカ・自己PRは突き詰めて、オリジナルを作りましょう。
話し方が良くなかった
聞きにくい話し方だった、口語口調で話してしまったなど話し方の面で、社会人適性が少ないと思われてしまい、落とされてしまった可能性もあります。
話し方は、内容以前の問題です。聞きにくい話し方だと、内容をしっかり聞く気が起きず、突っ込まれずに終わってしまう場合があります。
聞き取りやすい話し方を意識して、準備しましょう。
自信をもって話そう
人はさまざまなポイントから相手の印象を判断しています。
面接で評価されているのは単に回答だけではないのです。
身だしなみや表情、声色も含めて判断されているため、自身を持った話し方を心がけるだけで企業からの印象は大きく変わります。
ゆっくり、はきはきと相手の目を見て話すことであなたの自信が伝わります。
ぜひ話し方に注意して、面接練習を繰り返してみましょう。
面接官の相性が良くなかった
面接官も就活生も人なので、相性は必ず存在します。相性が悪い人と当たってしまったら、いかにうまく話しても落ちてしまいます。
私は、年配の女性とは相性がよくほとんど突破することができましたが、年配の男性とは相性が悪く、かなり苦戦しました。
相性はどうしようもありませんが、その場で面接官がどのようなタイプが好きなのかをうまく見極め、寄せられるようにしましょう。
反省はしても後悔はするな
就活に落ちまくると、凄くメンタルが不安になってしまうでしょう。
私から言えることは、反省はしても後悔はしてはいけない、ということです。
ああやっとけばよかったという思いは尽きないですが、それもまた運命です。
それも含めてツキがなかった、赤い糸で結ばれていなかったと思うようにし、反省はして分析はしても後悔はしないようにしましょう。
【就活落ちた人のメンタルの保ち方】分析するためにできること
分析の仕方がよく分からないという就活生は多いでしょう。
自分の何が足りないのかを分析するというのは、非常に難しいです。
ESや面接で落ちてしまって不安定なメンタルなら尚更です。
周りに相談する
周りを頼ってみると自分にはない視点を見つけ出すことができます。
就活は、自分の過去の行動をまとめたり、志望の気持ちを表現するので、どうしても主観的になりがちです。
主観的になるのは、完全に悪いことではありませんが、側から見たら論理が破綻していたり、疑問に思うことも出てきます。
主観から抜け出して、客観的視点を取り入れることで良い分析が可能になります。
録音して聞き返してみる
面接を録音して、自分で聞き返してみるのは非常に効果的です。
今はオンライン面接が主流になりつつあるので、録音をできる機会は何度もあると思います。
自分の話すテンポや滑舌など話し方を振り返ることができます。
また、内容をわかりやすく伝えられているか、結論ファーストで話せているかを確かめることもできます。
自分の声を聞くのは嫌だ、という気持ちを持つ人も多いでしょうが、背に腹は変えられません。是非実践してみてください。
就活のプロを活用してみる
就活のプロを活用してみるのも手でしょう。
人事目線で指摘をしてくれるため、精度の高い分析をすることができます。
ジョブコミットは、年間10000名が利用するサービスです。就活生に寄り添い、好きなだけ無料で面談することができ、あなたの面接に寄り添ってくれます。
気軽に相談できるので、一度活用してみても良いでしょう。
まとめ
今回は、40社以上落ちた私が、就活に落ちまくってしまった際のメンタルの保ち方と落ちた後の反省の仕方を解説しました。就活は、運要素もかなりあるので引きずってはいけません。
後悔をせずに、最後までやり切りましょう!
みなさんが納得して就活を終えるのを願っています。