本記事では、ゼミのガクチカの例文を一挙33個紹介します。
ゼミ活動をテーマにしたガクチカを作成したい人は少なくありません。そのため、うまく差別化することができなけれんば、人事の印象に残るガクチカにすることはできません。
この記事では例文を紹介したあと、書き方のポイントについても徹底解説をしていますので、ガクチカ例文や注意点を参考にした上で、自分自身のゼミ活動をテーマにしたオリジナルのガクチカを作成しましょう。
- テーマ別のゼミ活動のガクチカ例文33選
- 企業がゼミ活動のガクチカからみているポイント
- ガクチカにしやすいゼミや研究室などで取り組んだ内容
- ゼミがテーマのガクチカを書く際のポイントや注意点
目次[目次を全て表示する]
【ゼミのガクチカ例文】ゼミ活動はガクチカの強いエピソードになる
ガクチカとは学生時代に力を入れたことの略称であり、現在では定着しつつある就活用語の1つです。
ガクチカは、エントリーシートなどの書類選考時はもちろんのこと、面接などでもよく聞かれる頻度の高い質問です。
そのため就活生は、ガクチカで何を答えるかは事前に考えておく必要があるでしょう。
また、学生時代ゼミでの活動に力を注いできたという方もいるでしょう。
ゼミでの活動をガクチカに用いることは特に問題はなく、むしろ企業側に好印象を与えることもできます。
しかし、ゼミ活動は多くの就活生がガクチカに使うテーマでもあります。
ゼミ活動をガクチカに使う場合は、ガクチカで自分の何をアピールするかをよく考えた上で使うと良いでしょう。
ガクチカでは結果よりも経験からの学びや考え方が重視される
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で企業が注目しているのは、どんな経験をしたか以上に、「そこから何を学び、どんな考え方を身につけたか」です。
結果として大きな成果を出していなくても、その過程で「自ら考え、行動し、壁を乗り越えた経験」があれば、それは成長の証として高く評価されます。
たとえば、ゼミの発表で入賞できなかったとしても、「チーム内で意見がぶつかった時に、自分がどう動いてまとめたか」「調査計画の立て直しにどんな工夫をしたか」といったプロセスの中の行動や姿勢が重要です。
採用担当者は、「この人は入社後に壁にぶつかったとき、どう乗り越えるか」を見ているのです。
ゼミのガクチカがダメって言われるのはなぜ?
「ゼミのガクチカはやめた方がいい」「ゼミ活動のガクチカはだめ」と言われることがありますが、これはゼミ活動=誰でもやっている・差別化しにくく、選考通過率が下がる可能性があるためです。
また、内容が抽象的だったり、専門用語が多すぎて伝わりにくいというケースも多く、結果的に印象に残りづらいことが理由です。
しかし、ゼミ活動自体が悪いわけではありません。大切なのは、そのゼミ活動を通じて自分らしい強みや学びをどう表現するかです。
たとえば、「リーダーシップを発揮した」「試行錯誤を重ねて課題を解決した」といったエピソードがあれば、十分に魅力的なガクチカになります。
つまり、「ゼミだからダメ」なのではなく、「伝え方によって評価されにくくなる」だけなので、視点を変えればゼミであっても、どんなテーマでもガクチカとして活かすことが可能です。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミ活動をアピールするメリット
ゼミ活動は、学生時代に深く取り組んできた経験として、多くの就活生がガクチカに活用するテーマです。
- 何に興味関心が向くのか伝えやすい
- 他の就活生とエピソードが被る可能性が低い
- ガクチカの王道の構成が使いやすい
その中でも、自分の関心や努力が明確に表れやすいため、自己PRとして有効に機能することが多いです。
特に、ゼミでの経験は研究・発表・ディスカッション・グループワークといった多様な要素を含むため、自分の強みや成長過程を伝える上で多くの材料を提供してくれます。
以下では、ゼミ活動をアピールする3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
何に興味関心が向くのか伝えやすい
ゼミ活動は、自分がどんなテーマや分野に関心を持っているのかを自然に伝えることができる点が魅力です。
興味を持ったテーマを自ら選び、長期間にわたって調査・研究に取り組むというプロセスは、主体性や探究心の表れといえます。
また、学問的な視点からのアプローチを通じて、問題発見力や論理的思考力を養ってきたという証明にもなります。
こうした背景は、志望業界や職種との関連をうまく示すことで、企業からの共感を得やすくなります。
他の就活生とエピソードが被る可能性が低い
ゼミの内容や進め方は大学や担当教員によって大きく異なるため、同じテーマでも取り組み方や課題、エピソードが異なることがほとんどです。
そのため、部活動やアルバイトと比べて、他の就活生とガクチカが被る可能性は比較的低いといえます。
同じ経済学のゼミでも、ある学生は地域経済のフィールドワークに注力し、別の学生は統計分析を通じてマクロ経済の動向を研究していたというように、それぞれの経験が個別性を持ちます。
自分ならではの視点や工夫を交えてエピソードを語ることで、「この人にしかできない経験」という印象を与えることができ、面接官の記憶にも残りやすくなるでしょう。
ガクチカの王道の構成が使いやすい
ゼミ活動は、ガクチカとして求められる構成要素を自然に含んでいるため、ストーリーとして整理しやすいという利点があります。
たとえば、「取り組みの背景」「直面した課題」「工夫したこと」「成果」「学び」といった、王道の構成に当てはめやすいのです。
こうした構成で伝えることで、聞き手にとっても理解しやすく、印象に残りやすいガクチカに仕上がります。
特に面接の場では、構成がしっかりしていると話の展開がスムーズになり、質問にも的確に答えやすくなるため、自信を持ってアピールできるでしょう。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミ活動をアピールする際のポイント
ゼミ活動をガクチカとして取り上げる際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。
- 知識がない人にも伝わるようにわかりやすく伝える
- 企業が求める人物像を把握する
- なるべく数字を使ってエピソードを具体的に伝える
単に「どんな研究をしたか」を説明するだけでは、相手に自分の魅力を伝えることは難しくなります。
特に、就職活動では、採用担当者が専門的な知識を持っているとは限らないため、誰にでも伝わるような表現や構成が求められます。
ここでは、ゼミ活動を効果的にアピールするための3つのポイントを解説します。
知識がない人にも伝わるようにわかりやすく伝える
ゼミで扱ったテーマが専門的であればあるほど、聞き手にとって理解しにくくなる可能性があります。
そのため、誰にでも伝わるように、難しい用語はかみ砕いて説明したり、具体例を交えて話す工夫が求められます。
わかりやすさは、話の内容を相手に理解してもらうだけでなく、「この人は伝える力がある」という印象を与える要素にもなります。
伝える力は社会人にとって欠かせないスキルの一つですので、その面でもアピールポイントになるでしょう。
企業が求める人物像を把握する
ガクチカでのアピール内容は、自分の強みだけでなく、志望企業が求める人物像に合致しているかどうかも重要です。
企業によっては、協調性を重視するところもあれば、主体性や論理的思考力を重視するところもあります。
そのため、企業研究を通じて「どんな人材を求めているのか」を把握した上で、自分のエピソードの中からそれに合致する部分を強調すると良いでしょう。
なるべく数字を使ってエピソードを具体的に伝える
ゼミ活動を語る際には、可能な限り数字を使って具体性を持たせることが効果的です。
数字を入れることで、話に説得力が増し、相手にイメージが伝わりやすくなります。
たとえば、「○人のチームで3か月間かけて調査を行い、○件のデータを分析した」といった具体的な情報があると、聞き手もその活動の規模や努力量を把握しやすくなります。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミ活動のガクチカを書く際の基本的な書き方
ゼミ活動のガクチカを書く際の基本的な書き方は、以下の通りです。
- 結論
- 動機
- 課題
- 行動
- 結果
- 学び
- 展望
上記の順番で展開することで、面接官にゼミ活動の内容が伝えやすくなります。
ガクチカは、時系列に話したからといって伝わるとは限りません。
本章では、それぞれの項目で必要な要素と例文を紹介します。
ゼミ活動をガクチカに採用したい人は、ぜひ参考にしてください。
結論「学生時代に力を入れたことはゼミ活動です」
ガクチカは、結論から展開しましょう。
あなたが一番主張したいことを冒頭で述べることで、面接官がガクチカの内容を理解しやすくなります。
たとえば、以下の文章を参考にしてください。
- 「学生時代に力を入れたことはゼミ活動です」
- 「私は学生時代にゼミ活動に注力しました」
今からゼミに関する話を展開することが明確に伝わります。
その結果、面接官は受け入れる態勢が整うでしょう。
ガクチカは面接官とのコミュニケーションです。
相手が受け取りやすい言葉、文章を用意する必要があります。
もし、自分の気持ちを先行させてしまうと、あなたの魅力が伝わらずに終わってしまいます。
そのため、冒頭では結論を述べて、面接官にこれから話す内容を提示しましょう。
動機「このゼミを選んだのは〜だからです」
次に、動機を述べましょう。
ゼミに注力した理由を伝えることで、面接官に納得感を与えられます。
たとえば「このゼミを選んだ理由は、研究の環境が整っているからです」「私はフィールドワークを重要視しているため選択しました」のように伝えてください。
面接官は、結論を聞いたのち「なぜゼミ活動を選んだのだろう」と疑問が浮かびます。
そこで、面接官の気持ちを先回りし、動機を説明しましょう。
動機は個人的なもので問題ありません。
面接官によく思われようとして誇張しなくて大丈夫です。
就活を始めると、自分をよく見せたくなる気持ちが芽生えます。
しかし、嘘や誇張表現は、信頼関係の構築に悪影響を与えるため、注意してください。
課題「〜という課題がありました」
具体的なエピソードを伝える前段階として、課題を伝えましょう。
面接官は、課題をどう乗り越えたのかに興味があるからです。
そこで、ぶつかった壁を伝えて、努力した経験が明確にあることを伝えましょう。
ゼミの課題として、頻出なのが資料作成やグループワークなどが挙げられます。
自分の活動を振り返り、課題に感じたものを伝えましょう。
たとえば「私のゼミは意見がまとまらない課題がありました」「私は研究の方向性で対立した経験があります」などです。
他にも、自分が努力した点を伝えることをおすすめします。
努力した点は、あなたの価値観が反映されます。
そのため、あなたの人間性を伝えるきっかけになるでしょう。
行動「それに対して〜をしました」
課題と行動はセットで伝えてください。
課題を述べるのであれば、行動まで伝えないと意味がありません。
もし、課題のみを伝えると中途半端な印象になります。
最悪の場合、課題を放置したと評価されるかもしれません。
そこで「課題に対して、メンバーと話し合いました」「課題解決に向けて、研究計画を見直しました」のように伝えましょう。
行動を伝えることで、課題解決の意思や主体性がアピールできます。
行動の場面において、受け身な印象は危険です。
課題に対して消極的なイメージがついてしまいます。
そのため、主体性が伝わる回答にしましょう。
行動は、正しくなくても問題ありません。
結果として失敗であったとしても、きちんと伝えることで評価されます。
結果「その結果〜にでした」
行動を述べたのちに結果を伝えましょう。
行動した結果を伝えることで、ガクチカに説得力が生まれます。
ガクチカは説得力が重要です。
ガクチカを読んだのち「抽象的だな」「主張がよくわからない」のように判断されるとマイナス評価になります。
そのため「行動した結果、メンバーと仲直りできました」「行動の結果、研究発表が成功しました」など、成果を伝えてください。
もし、結果がないと面接官に疑問が生まれます。
ガクチカの説明を終えたのち、追加で質問が投げられるでしょう。
そこで、あらかじめ面接官のことを思いやり、結果を伝えてください。
結果は、必ずしもよい成果でなくても大丈夫です。
もし、期待以下の結果であっても、改善点を伝えることで挽回できます。
学び「ゼミ活動から〜を学びました」
ガクチカは、得た学びも伝えましょう。
得た学びは面接官が期待しているポイントです。
面接官が知りたいポイントが含まれていないと、ガクチカを聞く意味がありません。
そのため、ガクチカにはあなたが学んだことを伝えましょう。
たとえば「ゼミ活動から協調性を学びました」「ゼミ活動からコミュニケーションの重要性を学びました」となります。
得た学びを伝えることで、現在身につけた能力やスキルがアピールできます。
アピールする場合は、企業が求める人物像にマッチしたものを選択してください。
主体性を重要視する企業に協調性をアピールしても、印象が薄くなります。
もちろん協調性も重要ですが、優先順位が異なるため、高い評価を受けるのが困難です。
展望「入社後はこの学びを活かして〜します」
ガクチカの最後は、今後の展望を伝えてください。
面接官は、入社後に活躍してくれる人材を採用したいからです。
以下は、展望の例文です。
- 「入社後はこの学びを活かして、企画職に貢献したいです」
- 「入社後は主体性を活かして、プロジェクトリーダーを目指します」
展望は、入社意欲や熱意を伝えるのにも役立ちます。
貴重な能力やスキルを持っていても、意欲が感じられないと採用につながりません。
入社後に価値観が合わず、すぐに退職するリスクがあるからです。
ガクチカは、最後まで気を抜かずに作成してください。
なぜ企業に対して、その強みをアピールしたのか伝わるようにしましょう。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミ活動のエピソードからアピールしやすい強み一覧
ゼミ活動は、就職活動において「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」として活用しやすいテーマの一つです。
- 個人研究のゼミ活動の場合
- グループ研究のゼミ活動の場合
- フィールドワーク型のゼミ活動の場合
なぜなら、ゼミは大学生活の中でも自主性が求められ、研究や議論を通じて多くの力を培える環境だからです。
今回は、ゼミの形態ごとにアピールしやすい「強み」と、それをどのように表現すればよいかを紹介します。
自身の経験と照らし合わせながら、説得力のあるガクチカを組み立てていきましょう。
個人研究のゼミ活動の場合
個人研究が中心のゼミ活動では、自分でテーマを設定し、調査や考察を進めていく中で「探究心」や「主体性」が強く表れます。
特に、自ら興味を持った課題に対して粘り強く取り組んだ経験は、「自走できる人材」として企業から高く評価されるポイントになります。
たとえば、文献が少ない分野で情報収集に苦労したものの、関連する海外論文にまで視野を広げて根気強く資料を集めた経験は、「計画力」や「課題に向き合う姿勢」を伝える上で効果的です。
また、研究の中で仮説を立て、それに対するデータをもとに論理的に検証していくプロセスは、「論理的思考力」をアピールする材料になります。
こうした力を伝える際には、「なぜそのテーマを選んだのか」「どんな工夫をしたのか」「結果から何を学んだのか」を意識してエピソードを組み立てると、より説得力が増します。
グループ研究のゼミ活動の場合
グループでの研究活動に参加した場合は、「チームで取り組む力」が大きなアピールポイントになります。
企業が重視する「協調性」や「リーダーシップ」は、ゼミ内でのディスカッションや役割分担を通して具体的に示すことが可能です。
たとえば、研究テーマの選定時に意見がまとまらず議論が難航した際、「それぞれの意見を整理し、共通点を見つけて提案する」などの行動は、チームをまとめる力や課題解決力を印象づけるエピソードになります。
どの役割を担ったにしても、「どんな工夫でチームに貢献したか」「困難をどう乗り越えたか」に焦点を当てると、グループ活動ならではの成長が伝わりやすくなります。
フィールドワーク型のゼミ活動の場合
現地調査やインタビュー、社会との接点を持つフィールドワーク型のゼミでは、座学では得られない多様なスキルを身につけることができます。
なかでも、「その場で考える力」や「相手の話を聞き取る傾聴力」「状況に応じて柔軟に動く力」などは、実践的な能力として企業にも好印象を与えます。
たとえば、現地での調査中に予想外のトラブルが発生し、予定していたインタビューができなくなった経験を語り、「その場で質問項目を変更し対応した」という行動は、柔軟性や判断力を表す良いエピソードです。
さらに、地域の方々の話を丁寧に聞き取った上で、自分なりの視点で課題をまとめ発表した経験があれば、「傾聴力」と「発信力」の両方をアピールできます。
こうした活動を振り返る際は、「どんな人々と関わったのか」「現場で何を感じたのか」「それをどう形にしたのか」といった点を具体的に掘り下げることで、説得力のあるガクチカに仕上がります。
【ゼミのガクチカ例文】強み別の例文10選
ガクチカでゼミ経験をアピールできる能力を、一挙10個紹介します。
それぞれの能力がどのような意味を指すのかについても徹底的に紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.課題解決能力をアピールする例文
- 問題を特定し、解決策を見つける能力
- 複雑な状況においても効果的な解決策を導き出す力
- 異なる視点から問題を分析し、最適な解決方法を選択する力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動で地域商店街の売上減少問題を解決した経験です。この活動を通じて、課題解決能力を磨きました。私たちのゼミでは、「地域経済の活性化」をテーマに研究を進めており、特に若年層の来訪減少が商店街の売上低下の主要な原因であると判明しました。私はアンケート調査や売上データを分析し、若者が興味を持つイベントを提案しました。ゼミ内でアイデアを具体化し、商店街と協力してイベントを実施した結果、来場者数を通常の1.5倍に増加させることに成功しました。また、地元メディアで取り上げられたことで商店街の認知度も向上し、地域の他の商業施設からも相談を受けるようになりました。この経験を通じて、課題の原因を特定し、効果的な解決策を実行する力を身につけました。今後はこの力を活かし、御社の課題解決や新たな価値創造に貢献したいと考えています。
2.時間管理能力をアピールする例文
- 限られた時間内で効率的に仕事をこなす力
- 優先順位をつけてタスクを管理する能力
- 締切を守り、計画的に作業を進める力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動とアルバイトを両立し、効率的に時間管理を行った経験です。私のゼミでは、毎週大量の文献を読み、発表資料を作成する必要がありました。一方で、飲食店のアルバイトでは週4日の勤務が求められ、両立は簡単ではありませんでした。そこで私は、毎日のスケジュールを15分単位で計画し、空き時間を活用して効率的に作業を進めました。また、優先順位を見極め、締切が近いタスクから集中して取り組むことで、全ての業務を期限内に終わらせることができました。その結果、ゼミの発表では複数回高評価を得ると同時に、アルバイト先でもシフトリーダーに抜擢されるなど、どちらも成果を上げることができました。この経験から、計画を立てて実行する重要性を学びました。この力を活かし、御社で効率的かつ的確に業務を進め、成果を上げていきたいと考えています。
3.情報収集能力をアピールする例文
- 必要な情報を的確に収集する能力
- 多様な情報源から信頼性の高い情報を選び出す力
- 収集した情報を整理し、適切に活用する力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動での調査研究を通じて情報収集能力を磨いた経験です。私たちのゼミでは、地域活性化をテーマに課題解決の提案を行うプロジェクトがありました。私は商店街の売上減少問題を担当し、原因を特定するために幅広い情報を収集しました。まず、アンケートを作成し、地元住民や店舗オーナーから意見を集めました。また、統計データや他地域の成功事例も徹底的に調べ、売上低下の要因を「若年層の来訪減少」と特定しました。さらに、若者が関心を持つイベント企画を提案し、ゼミ内で議論を重ねて内容を洗練。実施したイベントは来場者数を1.5倍に増やし、商店街の認知度向上にも貢献しました。この経験を通じて、課題解決に必要な情報を効率的に収集・整理し、実行につなげる力を養いました。今後はこの力を活かし、御社の事業に新たな価値を提供したいと考えています。
4.危機管理能力をアピールする例文
- 緊急事態に迅速に対応する力
- リスクを予測し、適切な対策を講じる能力
- 不測の事態にも冷静に対処し、問題を最小限に抑える力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動での研究発表において発生したトラブルを解決し、成功に導いた経験です。ゼミの発表会当日、直前にプレゼン資料の一部が消失していることに気付きました。このままでは研究内容が十分に伝わらず、評価にも影響が出る状況でした。私はまず冷静に状況を整理し、残りの時間で可能な対処法をゼミメンバーと話し合いました。消失部分を他のメンバーが補足説明する形に変更し、プレゼン全体の流れが崩れないよう工夫しました。さらに、残されたデータを再構成し、説得力のある資料を最短時間で準備しました。その結果、無事に発表を完了させ、予想以上の評価を得ることができました。この経験を通じて、緊急時に冷静に判断し、限られた時間で最善の対策を講じる危機管理能力を養いました。この力を活かし、御社でも課題やトラブルに迅速に対応し、信頼される存在を目指したいと考えています。
5.積極性をアピールする例文
- 自ら行動を起こす力
- チャンスを見逃さず、積極的に取り組む姿勢
- 新しい挑戦を恐れず、果敢に進む力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動での積極的な提案とリーダーシップを発揮した経験です。私たちのゼミでは、地域経済活性化をテーマにしたプロジェクトを進めており、商店街の活性化策を提案することが求められていました。当初、他のメンバーが調査や分析に集中している中、私は地域の若者が商店街に訪れない理由を深く掘り下げるために、直接インタビュー調査を提案しました。最初は他のメンバーからも反対意見がありましたが、私はその重要性を説明し、インタビュー実施に向けて積極的に行動しました。調査結果をもとに、若者向けのイベントを企画し、実施することができました。その結果、来場者数は通常の1.5倍に増加し、商店街の認知度向上にもつながりました。この経験を通じて、積極的にアイデアを提案し、実行に移すことで成果を上げる重要性を学びました。この力を活かし、御社でも新たな価値を積極的に提案し、実現していきたいと考えています。
6.協調性をアピールする例文
- チームメンバーと円滑に協力する力
- 他者の意見を尊重し、調和を保つ能力
- 共同の目標に向かって努力する力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動でチームワークを重視し、協調性を発揮した経験です。ゼミでは、地域活性化をテーマにしたグループ研究を行い、商店街の活性化策を提案していました。プロジェクトの初期段階でメンバー間に意見の食い違いがあり、進行が遅れてしまいました。そこで、私はメンバー全員が意見を出しやすい環境を作るため、定期的に意見交換を行い、それぞれの意見を尊重しながらまとめました。さらに、各メンバーの得意分野に合わせて役割分担をし、効率的に作業を進めました。その結果、ゼミ内での協力体制が強化され、提案した商店街の活性化案は成功し、来場者数を1.5倍に増加させることができました。この経験から、協調性を活かし、チーム全体の成果を上げることの重要性を学びました。今後も御社でチームワークを大切にし、円滑に業務を進めていきたいと考えています。
7.主体性をアピールする例文
- 自ら進んで行動を起こす力
- 自己管理を行い、目標を達成する能力
- 自分の意志で決断し、実行する力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動で主体的にリーダーシップを発揮し、プロジェクトを推進した経験です。私たちのゼミでは地域活性化をテーマに商店街の活性化策を提案しており、初めての大規模なプロジェクトに取り組みました。プロジェクト開始当初、メンバーが各自の役割に消極的で、進行に課題を感じていました。そこで、私は自ら率先して調査や資料作成を担当し、メンバーに積極的に働きかけました。また、進捗状況を共有し、必要なタスクを明確にすることで、メンバーが自分の役割に責任を持つよう促しました。結果として、ゼミ内での協力体制が強化され、商店街への提案は実施され、来場者数を1.5倍に増加させることができました。この経験を通じて、主体的に行動することでチーム全体の成果に大きな影響を与えることを実感しました。この力を活かし、御社でも自ら考え、行動する姿勢で貢献したいと考えています。
8.ストレス耐性をアピールする例文
- ストレスに対処し、冷静に対応する力
- 困難な状況でもパフォーマンスを維持する能力
- ストレスをコントロールし、健康を保つ力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動でのプレゼンテーション準備を通じて、ストレス耐性を高めた経験です。ゼミの発表準備は、短期間で大量のデータを分析し、グループで発表内容をまとめるという非常に負担の大きいものでした。特に発表前の数日間は、資料の完成度を高めるために徹夜を強いられ、チーム内で意見が分かれたこともありました。その中で、私は冷静さを保ち、メンバー同士の意見調整役に徹し、負担を分担することで進行をスムーズにしました。また、プレッシャーを感じたときは、深呼吸をして気持ちを落ち着け、短期的にできることを集中して取り組みました。その結果、発表は大きな成功を収め、ゼミ内でも高評価を得ることができました。この経験を通じて、プレッシャーのかかる状況でも冷静に対応し、結果を出す力を養いました。この力を活かし、御社でもストレスの多い状況においても成果を上げていきたいと考えています。
9. 継続力をアピールする例文
- 継続的に努力を続ける力
- 長期間にわたって目標を追求する能力
- 困難な状況でも諦めずに取り組む姿勢
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動での研究を継続的に進め、成果を上げた経験です。ゼミでは地域活性化をテーマに、商店街の活性化策を提案するプロジェクトに取り組んでいました。このプロジェクトは、調査や分析に膨大な時間がかかり、途中で進行が滞りそうになることもありましたが、私はその都度、自分のペースを保ちつつ、継続的に進めることを心掛けました。特に、情報収集やデータ分析は長期的に続く作業であったため、日々のタスクを小分けにし、達成感を得ながら進めることが重要だと感じました。結果として、商店街の活性化案は予想以上の成果を上げ、来場者数を1.5倍に増加させることができました。この経験から、困難な状況でも継続的に努力を続けることで成果を得られることを学びました。この力を活かし、御社でも困難なプロジェクトを粘り強く推進し、成果に繋げていきたいと考えています。
10.語学力をアピールする例文
- 他言語を理解し、使いこなす力
- 異文化コミュニケーション能力
- 国際的な視野を持つ力
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動において語学力を活かし、国際的な視点から商店街活性化策を提案した経験です。ゼミでは地域活性化をテーマにしており、私は外国人観光客をターゲットにした商店街の活性化策を担当しました。そこで、外国語の資料を読み込んだり、インターネットを活用して海外の事例を調査したりしました。特に英語力を活かして、外国人観光客のニーズを分析するための調査レポートを翻訳し、ゼミメンバーと情報を共有しました。また、ゼミのディスカッションでも、外国語の知識を活かし、国際的な視点を持ち込むことで、より広い視野で問題解決に貢献しました。結果として、提案した商店街の活性化策は成功し、外国人観光客の来訪者数を増加させることができました。この経験から、語学力を活かして国際的な視点を持つことの重要性を学び、今後もこの力を活かして、グローバルな業務で貢献していきたいと考えています。
【ゼミのガクチカ例文】文系の例文5選
文系の就活生が、書きやすいゼミのガクチカ例文を5つ紹介します。
例文を読むことで、文章構成やエピソードの表現方法などのイメージが持てるでしょう。
自分が今まで取り組んできた研究を素直に伝えて、採用担当者から高評価を獲得してください。
1.法学部の例文
ガクチカ例文
私は、学生時代にゼミに力を入れて活動しました。
私が所属するゼミは、解剖法医学に関する研究を中心に活動しています。
ゼミへの参加を通じて、チームワークを身につけました。
たとえば、ゼミの課題でグループメンバーと協力してさまざまな解剖法医学の研究に取り組みました。
その際、私は的確な意見を述べるだけでなく、メンバーが最大限に力を発揮できるようサポートしました。
その結果、プロジェクトは成功裏に完了し、学会での発表にも繋がりました。
これまでの経験から、チームワークを重視した協力姿勢や問題解決能力を持っています。
これらの力を活かし、新卒採用後はチームの一員として素早く適応し、目標達成に貢献したいと考えています。
2.心理学部の例文
ガクチカ例文
私は、学生時代にゼミのフィールドワークに注力しました。
私は心理学部のゼミに所属しています。
活動を続けている最中に、ザイオンス効果を実感するという貴重な経験をしました。
ザイオンス効果とは、同じ人に何度も接触するうちに、好感を持つようになるとされる効果です。
私は、フィールドワークとして、さまざまな場所に取材許可を頂戴しに行きました。
とくに企業は断られることが多かったです。
しかし、何度も足を運ぶことで、担当者と次第に打ち解けることに成功しました。
その結果、研究に必要なデータが効率よく集められました。
この経験から、直接会って話す重要性に気がつきました。
入社後は、ゼミでの経験を活かし、お客様と良好な信頼関係を構築したいです。
3.経済学の例文
ガクチカ例文
私は経済史研究に力を入れて取り組みました。
私は、経済がどのように回ってきたのかに興味を持ちました。
そこで経済の歴史的背景を丹念に掘り下げることで、時代背景に即した経済政策の影響や意義を理解しました。
たとえば、ゼミの研究プロジェクトでは、農業政策の変遷が地域経済に与える影響を分析しました。
その過程で、史料の収集からデータ分析まで細部にわたって取り組み、リサーチ力や論理的思考力を身につけました。
この経験から、データをもとにした課題解決や、複雑な経済現象の分析において、緻密かつ論理的なアプローチが得意です。
入社後は、ゼミでの研究経験を、市場動向や競合他社の動向分析などに活かし、お客様の的確な意思決定のサポートに尽力したいです。
4.海外ボランティアゼミの例文
ガクチカ例文
私は、海外ボランティアに積極的に取り組みました。
とくにインドネシアの環境改善ボランティアのメンバーとして活動する中で、異文化理解やコミュニケーション能力を養う機会を得ました。
私は、初対面の方でも自分から積極的に話しかけることで、言葉の壁や文化の違いを乗り越え、信頼関係を築きました。
たとえば、地元の方々と協力してゴミ拾い活動しながら、彼らの生活や考え方に触れました。
その結果、互いの違いを受け入れ合う大切さを実感しました。
この経験から、異なる背景を持つ人々との協力やコミュニケーションを円滑に行う能力を身につけました。
これらの力を活かし、新卒採用においてもチームの一員として円滑なコミュニケーションを意識したいです。
5.地域創生ゼミの例文
ガクチカ例文
学生時代は、地域社会の活性化に関する課題解決に関心を持ちました。
そのため、同じ分野を研究するゼミに所属しました。
私は、SNSを活用した地域社会の結びつきを強化する取り組みに積極的に参加してきました。
フィールドワークとして、地元のNPO団体が主催する地域イベントのSNS広報を担当し、地元の方々との交流を促進する役割を果たしました。
SNSを通じて地域住民とのコミュニケーションを円滑にし、イベントへの参加者数を増やすことに成功しました。
その過程で、地域課題に対する理解を深め、協力関係を構築する重要性を学びました。
この経験から、コミュニケーション能力や課題解決能力を活かし、貴社の経営理念の実現に貢献したいです。
【ゼミのガクチカ例文】理系の例文5選
続いて、理系の就活生が作成しやすいガクチカの例文を5つ紹介します。
理系の研究内容は、文系と比較してより深く、専門性が高くなります。
単純に研究成果を記載するだけでは、理解するのが難しい文章になるでしょう。
なぜなら採用担当者は、すべての分野に精通しているわけではないからです。
読みやすいガクチカを作成して、自分の得た学びを効率よく伝えましょう。
1.物理学科の例文
ガクチカ例文
私は学生時代に量子力学の研究に力を入れました。
スマートフォンやパソコンに利用される半導体に興味があったためです。
研究を始めて気がついたのは、量子力学の複雑さです。
数学や理科の知識を幅広く理解しておく必要があります。
そのため、日々勉強しなければならので、とても苦労しました。
しかし、諦めずに研究を続けた結果、身の回りの現象を理解するきっかけになりました。
現在、スマートフォンやパソコンの存在は欠かせません。
上記の登場で生活の利便性が向上しました。
そこで、私も人々の生活を支える製品を開発したいと考えています。
入社後は、困難な課題にも果敢に挑み、貴社の発展に貢献したいです。
2.生物学科の例文
ガクチカ例文
私は、理系学生として遺伝子発現パターンの解析や治療法の開発に情熱を注いできました。
高校生の時に筋トレにハマり、タンパク質に興味を持ったのがきっかけです。
私は、特定の遺伝子の発現とタンパク質の機能の関連性に焦点を当て、疾患のメカニズムを解明するために実験と解析を繰り返しました。
すぐに結果が出るわけではないため、根気強さが必要になります。
ゼミのメンバー同士で励まし合いながら研究を進めました。
その過程で、複雑なデータを処理し、新たな仮説を立てる能力やチームでの協力が重要であることを学びました。
この経験を活かし、貴社の研究開発部門でのデータ解析や新規治療法の開発に貢献したいと考えています。
3.機械工学科の例文
ガクチカ例文
私は、機械工学を専攻し、自動車のエネルギー効率の向上に着目した機械装置の設計プロジェクトに携わった経験があります。
小学生の頃から自動車が好きであり、自分も開発に携わりたいと考えたためです。
また、科学的な視点と論理的思考を活かし、機械の運動エネルギー効率向上の可能性に情熱を持って取り組んできました。
ゼミの研究では、チームメンバーと協力しながら、問題解決や効率化施策を提案し、設計段階からテストまで幅広い業務に携わりました。
その結果、実際の走行テストにおいて燃費改善が実現されるなど、プロジェクトに貢献することができました。
入社後は、ものづくりに携わりながら、自らのアイデアを生かしてより効率的な機械装置の開発に貢献したいと考えています。
4.情報工学科の例文
ガクチカ例文
私は情報工学を専攻し、AIを用いたデータ分析アルゴリズムの開発に力を入れて取り組んでいます。
研究の成果を活かして社会貢献したいという想いを強く持っています。
大学時代にデータ分析の研究室に所属し、実際にAIを活用した研究プロジェクトに参加した経験があります。
たとえば、私たちは医療データを分析するAIモデルを開発し、患者の病気リスクを予測することで、早期の治療や予防策を提案しました。
その過程で、データの前処理からモデルの構築、結果の解釈まで幅広いスキルを磨きました。
入社後は、AIを駆使して課題解決に取り組むことで、新しい価値を生み出し、社会に貢献したいと考えています。
5.土木工学科の例文
ガクチカ例文
私は、土木工学の勉強に注力して取り組みました。
私は学生の頃から建造物を眺めるのが好きで、休日には見学しに出かけるほどです。
大学に進学すると土木工学に興味を持ち、都市インフラの効率的な設計に挑戦したいと考えるようになりました。
とくに創造性を活かしながら都市の持続可能性を考え、新しい価値を生み出すことに大きな魅力を感じています。
大学の研究プロジェクトでは、都市部の道路や橋の設計に関する課題に取り組み、効率的な解決策を企業に提案しました。
設計過程では、地域の環境と経済に配慮しながら計画を立て、実際の現場での施工プロセスを学ぶことで、設計から運用までの全体像を把握しました。
入社後は、創造性豊かな解決策や綿密な計画力を活かし、より効率的で持続可能な都市インフラの構築に貢献したいと考えています。
【ゼミのガクチカ例文】文字数別の例文5選
最後に、文字数別のゼミをテーマにしたガクチカ例文を紹介します。
- 200字
- 300字
- 400字
特に情報解禁後の就活では、同時に複数社の選考を進めていくことになるため、文字数制限のあるESに出会った際に毎回調整している時間はありません。
いまの自分のガクチカを、あらかじめ上記の文字数指定に対応させておくのもひとつの手です。
200字の例文
ガクチカ例文
学生時代に力を入れたのはゼミ活動です。地方創生をテーマにした研究で、地域の企業にインタビューを行い、課題を分析・提言しました。情報収集からプレゼンまでをチームで協力しながら進め、論理的に考える力と協働力を身につけました。
300字の例文
ガクチカ例文
私はゼミ活動に力を入れました。地域経済をテーマに、地域企業の課題についてグループで調査・研究しました。特に企業へのヒアリングでは質問設計や議事録作成を担当し、情報を整理・分析する力が向上しました。また、チームの意見が分かれた際には、全員が納得できる方針にまとめるファシリテーター役を担い、調整力やリーダーシップも磨かれました。この経験から得た「主体性と協働力」は、入社後の業務でも活かしていきたいと考えています。
400字の例文
ガクチカ例文
私が学生時代に最も力を入れたのは、〇〇ゼミでの活動です。都市の観光振興をテーマに、グループで課題分析と提案を行いました。私は現地調査の計画立案と実施を担当し、インタビュー対象者の選定やスケジュール調整、情報整理を行いました。調査中は想定外の中止や対象者不在などのトラブルにも柔軟に対応し、臨機応変な行動力を養いました。発表資料ではデータを分かりやすく可視化する工夫を行い、学内発表会で優秀賞を受賞しました。この経験から、課題解決に必要な分析力・対応力・チームでの協働の重要性を学び、今後の仕事にも活かしたいと考えています。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミで学んだこと別の例文
ゼミを通じて学んだ「知識」や「姿勢」は、就活でのガクチカとして非常に有効なテーマになります。
以下では、「ゼミで何を学んだか」という視点から、代表的な例文を4つ紹介します。
1.論理的思考力を学んだ例文
ガクチカ例文
私はゼミ活動を通じて、論理的に物事を考える力を養いました。私が所属していたゼミでは、判例を基に法律の問題点や課題を議論することが中心で、曖昧な主張は通用しませんでした。そこで私は、仮説を立て、資料を用いて根拠を示しながら主張を展開する力を身につけました。発表では、筋道だった説明を意識することで説得力が高まり、ゼミ内でのディスカッションも活性化しました。この経験から、物事を多面的に捉え、論理的に伝える力を身につけました。今後はこの力を活かし、御社でも課題の本質を見極めた提案をしていきたいと考えています。
2.データ分析力を学んだ例文
ガクチカ例文
私はゼミ活動でデータ分析のスキルを身につけました。経済学のゼミに所属し、地域の消費動向に関する研究を行いました。アンケートの設計から実施、集計、分析まで一貫して担当し、SPSSを活用して仮説検証を進めました。数字の裏にある背景や因果関係を考察する力が養われ、最終的に研究発表で高評価をいただきました。この経験を通して、定量データをもとに仮説を構築し、論理的に結論へと導くスキルを学びました。入社後も、的確なデータ分析に基づいた意思決定で貢献していきたいと考えています。
3.傾聴力を学んだ例文
ガクチカ例文
私がゼミで学んだのは、人の意見に耳を傾ける「傾聴力」です。ディスカッション形式のゼミにおいて、当初は自分の主張を通すことばかり意識していましたが、うまく議論が進まず、悩んでいました。そこで私は、まず他人の意見を丁寧に聞くことを心がけ、相手の考えの背景に目を向けるようにしました。その結果、対話の質が高まり、相互理解が深まりました。この経験から、相手の話に耳を傾け、対話を通じて最適解を導き出す姿勢の大切さを学びました。今後は、チームの一員として円滑なコミュニケーションを意識して働いていきたいです。
4.計画性を学んだ例文
ガクチカ例文
私はゼミ活動を通じて、計画性の大切さを学びました。卒業研究では長期間にわたる実験が必要だったため、事前にスケジュールを詳細に組み、タスクを段階的に設定しました。予期せぬ機材トラブルにも備え、複数の予備日を設けていたことで、大きな遅延もなく研究を進行させることができました。この経験から、全体の進捗を見通したうえで、柔軟に計画を修正する力を養いました。今後は、業務においても計画的かつ戦略的に取り組む姿勢で成果を追求したいと考えています。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミで取り組んだ内容別の例文
次に、「ゼミで何に取り組んだか」という切り口から、テーマ別の例文を紹介します。
研究内容そのものに興味を持った理由や成果につなげた工夫を伝えることがポイントです。
1.社会課題に関する取り組みの例文
ガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたのは、ゼミでの少子化問題に関する研究です。日本における出生率低下の背景を調査し、行政の支援制度や家庭の価値観の変化を分析しました。フィールドワークでは子育て支援施設を訪問し、実際の利用者へのヒアリングも行いました。その結果、制度の認知不足や地域格差が課題であると分かり、提案内容に具体性を持たせることができました。この経験を通じて、社会課題の本質を見極め、多角的な視点でアプローチする力を養いました。
2.企業との共同研究の例文
ガクチカ例文
私はゼミ活動で、企業と連携した製品改善のプロジェクトに取り組みました。地元メーカーと協働し、既存商品のユーザー満足度を向上させるためのアイデア提案を行いました。私は消費者アンケートの設計と分析を担当し、製品に対する不満点と改善点を可視化。その結果を踏まえた提案が受け入れられ、実際にパッケージデザインの改善が行われました。この経験から、現場ニーズを捉える力や、チームで協働して成果を生む実践力を学びました。
3.国際協力に関する取り組みの例文
ガクチカ例文
私は、国際協力に関するゼミ活動に注力しました。東南アジア諸国の農村開発をテーマに、現地調査や国際機関の資料をもとに分析を進めました。オンラインで現地の大学生と意見交換を重ねる中で、価値観や課題の捉え方の違いを体感し、多文化理解を深めることができました。この経験から、グローバルな視点を持ち、異文化と協調しながら課題解決に取り組む力を養いました。将来は、国際ビジネスの分野でこの経験を活かしたいと考えています。
4.フィールドワーク中心のゼミの例文
ガクチカ例文
私のゼミでは、地域調査を中心としたフィールドワークを行っていました。私は観光地の課題をテーマに、観光客数が伸び悩む地域で聞き取り調査やSNS分析を実施しました。その中で「情報発信の偏り」が課題であると特定し、若年層向けのプロモーション施策を提案。地元自治体の広報に取り上げられるなど、成果につなげることができました。この経験から、現場に足を運び、肌で感じた課題をもとに提案する大切さを学びました。
5.プレゼン・発表が中心のゼミの例文
ガクチカ例文
私はゼミで、積極的に発表機会を得て、プレゼンテーションスキルを磨いてきました。
とくに地域社会とSNSに関する研究発表では、聴衆の知識レベルに合わせて資料を工夫し、専門用語を分かりやすく解説しました。
その結果、普段の発表よりも内容への理解を深めていただきました。
また質疑応答では、多様な意見や質問に対し、論点を整理しながら誠意をもって対応することを心掛けました。
これらの経験を通じて、情報を効果的に伝え、相手に納得してもらうための表現力やコミュニケーション能力を向上させました。
入社後も会議や提案の場において、これらのスキルを活かし、チームに貢献していきたいと考えています。

プレゼン経験とゼミでの学びを結びつけることで、具体的な行動と成果を示せています。
聴衆への配慮や質疑応答への姿勢もアピールできており、コミュニケーション能力の高さが伝わるでしょう。
入社後の貢献意欲も明確で、全体としてまとまっている文章です。
ガクチカは、文字数や時間制限があるかもしれません。
臨機応変に対応できるよう、複数パターンを用意してきましょう。
【ゼミのガクチカ例文】ゼミ活動でガクチカをアピールしたい学生のよくある質問
続いて、ゼミ活動に関するガクチカを作成する際に多くの学生の方が抱く質問に回答します。
以下の5点は多くの就活生の方から質問されることが多いため、気になるポイントがあればぜひ参考にしてみてください。
結論として、ゼミ長などの役職についていなくとも全く問題はありません。
ガクチカは実績や役職だけでなく、取り組みの過程が重要視されています。
したがって、役職についていたかではなく、どのように取り組んでいたか、どのような工夫をしたかを詳しく説明しましょう。
特に誇れるような実績がなかったとしても全く問題ありません。
ガクチカでは実績や役職ではなく、過程を重要視されています。
したがって、取り組みの過程について詳しく説明し、「〇〇時間かけて」「〇〇冊の論文を読んで」など具体的な数字を入れて、説得力を増しましょう。
複数の取り組みをしていた場合は、1つの実績に絞り込んで説明するようにしましょう。
実績を短い文章でいくつも説明するよりも、1つの実績を掘り下げる方が採用担当者は努力の過程をイメージしやすくなります。
600文字など指定された文字数があまりにも多い場合は、2つ以上のエピソードを述べても良いですが、基本的には1つのエピソードに絞って話すことを推奨します。
伝え方のポイントを押さえれば、ゼミ活動と業務が関連していなくても全く問題ありません。
ゼミの研究内容と実際の業務の関連度が低いため、悩む方も多いですが、特に気にする必要はありません。
ゼミで学んだ内容が直接仕事で活かせない場合は、目標までの過程をアピールしましょう。
ゼミメンバーと協調して取り組んだことや、リーダーシップを発揮したことなど、チームの中で自分の強みを活かした経験についてアピールすれば、十分に良い印象を与えられます。
ゼミの活動内容によっては、個人研究がメインだった学生の方も多いでしょう。
このような際は、チームの中で自分の強みを活かした経験を話すことは難しいです。
そういった場合は、目標に到達するまでの過程について詳しく説明することを心がけましょう。
研究のために自主的に動いた経験や、コツコツと努力した経験について話すことで、十分に良い印象を与えることができます。
【ゼミのガクチカ例文】ガクチカでゼミ活動について書いて選考を突破しよう!
ゼミ活動は、他のテーマに比べて好印象を持たれやすく、また社会人になったあなたをイメージしやすいテーマの1つです。
そのため、ガクチカに書く内容としては最適な内容とも言えるでしょう。
大切なのは具体的な経験とあなたの強みを結び付けるところです。
また企業の特性に即した内容になっているのかも確認をしておきましょう。
これからガクチカを考えるという方は、この記事を参考に自分の人柄や強みをアピールできるガクチカを作成してみてはいかがでしょうか。
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就活をしていると必ず聞かれるガクチカでは例文を調べる方が多数います。
下記の記事では部活動・サークル・学業・資格・ゼミ・留学・アルバイト・ボランティア・インターンシップのガクチカの例文が合計で101個記載されています。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
ゼミ活動をガクチカとして用いる際は、単に研究内容を述べるのではなく、自分の取り組みや工夫した点を明確に伝えることが重要です。例えば、「ゼミでの研究を進める上で直面した課題」と「それをどのように乗り越えたか」を具体的に説明すると、主体性や課題解決能力が伝わります。企業は「どのような経験をしたか」だけでなく、「その経験を通じて何を学び、どう成長したか」に注目しています。自身の強みが伝わるように工夫しましょう。