「プログラマを目指しているけれど、自己PRの書き方がわからない」 「自己PRはどのように書けばいいのだろう?」 「プログラマ向けの自己PRの書き方を知りたい」 プログラマに応募したいけれど、自己PRの書き方がわからなくて不安や疑問を感じていませんか。
プログラマになるためにはスキルや経験だけではなく、強みや適性も大切です。
本記事では、プログラマ向けの自己PRを作成するポイント、自己PRを作るときの注意点について解説します。
本記事を読めば、プログラマ向け自己PRの書き方を理解できるでしょう。本記事を参考にして、プログラマへの就職活動を成功させてください。
目次[目次を全て表示する]
プログラマとして自己PRを作るときのポイントとは?
プログラマとして自己PRを作成するとき、どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか。本章では、プログラマを目指す人が自己PRを作成するときのポイントを8つ取り上げました。それぞれのポイントについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
自己PRとは、あなたの特長や強みを志望企業にアピールすることです。また、就職活動では自分を売り込む大切な機会でもあります。採用担当者に注目してもらえるよう、あなたの強みや特長をしっかりアピールしましょう。
- 開発環境・言語の経験を提示する
- 具体的な実績やデータを提示する
- 終始一貫した内容で伝える
- 読む側に配慮した適度な文字数に収める
- 保有している資格を伝える
- 自分の性格をアピールする
- セミナーへ積極的に参加していることを伝える
- チームで取り組む力があることを伝えよう
開発環境・言語の経験を提示する
プログラマを目指す人が自己PRを作成するとき、今まで携わった「開発環境」と「開発言語」を伝えましょう。
ただし、志望企業によって求める「開発環境」と「開発言語」は異なります。企業情報や募集要項を事前に確認した上で、適切な「開発環境」と「開発言語」をアピールしてください。
因みに「開発環境」とは開発者の作業環境のことで、具体的にはプログラムを開発するための組み合わせを指します。したがって、プログラマを目指す人は今までどのような「開発環境」で仕事をしてきたか、具体的な説明が必要です。
また、「開発言語」とは「プログラミング言語」のことで、携わった経験がある「プログラミング言語」を伝えてください。
具体的な実績やデータを提示する
自己PRを作成するとき、具体的な実績やデータを提示しましょう。プログラマを採用する場合、プログラミングスキルのレベルは重要な評価ポイントです。
プログラマとしての実績をアピールする際、プロジェクトの詳細な内容、開発期間、携わったプロジェクトの数など、具体的に伝えてください。
終始一貫した内容で伝える
自己PRを作る際、一貫性のある内容を心掛けましょう。プログラマのスキルや業務経験をただ羅列するのではなく、冒頭に結論を伝えるなど一貫性のある文章構成にしてください。
終始一貫した自己PRを提示すれば、あなたの強みや特長を採用担当者にしっかり伝えられます。また、説明能力や文章力について高い評価を得られる可能性もあるでしょう。
読む側に配慮した適度な文字数に収める
自己PRを書くときは、読み手に配慮した文字数を心掛けましょう。企業の採用担当者は多くの応募書類に目を通しています。文字数が余りにも多い書類は読みづらく、低く評価される可能性があります。
事前に自己PRの下書きをするなど、適切な文字数で作成するよう工夫してください。
保有している資格を伝える
自己PRでは、保有している資格も大切なアピールポイントです。志望企業がどのようなスキルや人材を求めているか事前に確認しておきましょう。具体的には、企業のホームページや募集要項、求人票をチェックしてください。
もし、志望企業が求めているスキルを保有していた場合、自己PRでしっかり伝えましょう。
自分の性格をアピールする
自己PRではあなたの性格もアピールポイントになります。事前に自己分析するなど、自分の特徴や性格などを把握しておきましょう。
自己分析以外にも友人や家族など第三者に相談することで、より客観的な性格や特長を把握する方法もあります。
セミナーへ積極的に参加していることを伝える
自己PRを書くときは、学習意欲や向上心の高さを伝えましょう。たとえば、セミナーに参加して情報収集をしている人、あるいは書籍などで独学している人は積極的にアピールし、プログラマとしての評価を上げてください。
IT業界は技術革新が常に行われているため、継続的な学習が不可欠です。プログラマとして採用されるためには、最新技術を習得し続ける学習意欲の高さをアピールしましょう。
チームで取り組む力があることを伝えよう
プログラマの多くはチームなどの組織に所属しながら仕事をしています。業務を上手く進めるためには、さまざまなメンバーと円滑な人間関係を築く必要があるでしょう。自己PRでは協調性やコミュニケーションスキルの高さをアピールしてください。
自己PRを作るときの注意点
自己PRを作成するときの注意点を紹介します。あなたの強みや特長をアピールするとき「やってはいけないこと」があります。
今回紹介する「やってはいけないこと」は当然のことばかりですが、念のため確認しておきましょう。
ネット上の例文をコピペして利用しない
自己PRを作成するとき、ネット上の例文をそのまま利用しないでください。ネット上の例文をそのまま自己PRに利用すると、採用担当者に気づかれる可能性があります。
多くの採用担当者はさまざまな応募書類をチェックしているため、「何となく見たことがある自己PR」と疑念を持たれる恐れがあるでしょう。
仕事面だけではなく人間的にも不信感を持たれる可能性があるので、ネットの例文をそのまま流用することは避けてください。
嘘のエピソードを盛り込まない
自己PRに嘘のエピソードを盛り込まないでください。経験していないインターンや保有していないスキルをアピールしてはいけません。
もし採用面接で質問されれば、嘘はすぐにばれてしまいます。嘘がばれてしまうと志望企業から悪いイメージを持たれるでしょう。また、入社後に嘘が発覚した場合、懲罰処分が課せられるケースもあります。
【ケース別】プログラマ向けの自己PR例
本章では、ケース別の自己PR例を紹介します。プログラマの経験年数や保有しているスキルは個人によって異なります。したがって、自己PRもさまざまなケースが考えられるでしょう。
本章では大きく「未経験者」と「経験者」に分け、それぞれのケースの例文を紹介しています。実際に作成するときは例文を参考にして、オリジナリティのある自己PRを書きましょう。
未経験者の場合
プログラマ未経験者は、自己PRをどのように書けばいいのでしょうか。プログラマは技術職のため、経験やスキルが問われる仕事です。ただし、業界経験がなくても効果的な自己PRを作成できます。
本項目では2つの視点に着目した例文を取り上げました。ぜひ、今後の参考にしてください。
積み重ねてきた努力をエピソードを交えて伝える
私の強みは、目標に対して計画を立て実現させる行動力です。中学・高校・大学と陸上部に所属し、大学時代に全国大会で入賞する目標を達成しました。
部活動では主将としてチームメンバーのレベルに応じた練習計画を立て、トレーニングを積み重ねました。長期間トレーニングを積むため、思うような結果が出ない時期もあります。そのような時期は独自の練習メニューを用意し、進捗状況を細かく確認しました。
全国大会では私だけではなく、他3名のメンバーも入賞以上の成績を出しました。部活動を通じて、目標を立て長期的に努力し続けることの大切さを実感しました。
私は持ち前の実現させる行動力を活かしながら、貴社の発展に貢献したいと考えています。
問題解決能力を発揮したエピソードを交えて伝える
私の強みの1つに、問題解決能力があります。問題が発生したとき、原因や経緯を整理し、周囲の人と協力しながら解決策を立て実行することを多く経験しました。
大学時代、ダンスサークルのリーダーとして100名ほどのメンバーをまとめていました。さまざまなメンバーが所属していたため、練習内容や人間関係など多くの問題が発生しました。
私は問題の原因を整理した上で、個々のメンバーと話し合いながら解決策を立て、課題を解決しました。
問題の多くはメンバー間のコミュニケーション不足が原因のため、学年の枠を超えた交流を促すよう配慮しました。結果的にサークル全体の団結力が強くなり、人間関係に関する問題もかなり減少しました。
私の強みである問題解決能力を活かしながら、貴社の発展に貢献したいと思います。
経験者の場合
アルバイトやインターン、独学などでプログラマの経験がある場合、どのような自己PRを作成すればいいのでしょうか。本項目では2つの視点に着目した例文を紹介します。今後、自己PRを作るときの参考にしてください。
ただし、経験者であっても、企業によって求める人物像やスキルが異なる可能性があります。志望企業がどのような人物やスキルを求めているのか、事前に調べた上で自己PRを作成しましょう。
経験年数を提示しよう
私は、アルバイトでプログラマとして3年間業務を経験し、6件のプロジェクトを担当しました。担当した業務の内、大規模なプロジェクトとしてはWebアプリケーションの顧客管理システムの案件が挙げられます。
このプロジェクトを通じて、バグの修正やリリース後の開発、保守作業などさまざまな業務を経験しました。
システム設計を考慮できることを伝える
私の強みはマネジメント能力と学習意欲の高さです。インターン先ではプログラミングに携わりながら、メンバー5名の管理業務も担当していました。また、プログラミングやシステム開発に関する学習会を主催し、メンバー個々のスキルアップに貢献しました。
プログラマはプログラミングだけではなく、システム設計に対する視点も必要です。私はシステム設計への理解を深めながら、より正確なプログラミングをするよう心掛けてきました。
私の強みであるマネジメント能力と学習意欲の高さを活かしながら、貴社に貢献したいと考えています。
オリジナリティのある自己PRでプログラマとしての自分をアピールしよう
プログラマとして採用されるためには、経験年数やスキルだけではなく、志望企業にマッチした強みや適性をアピールすることが大切です。
あなたの強みや特長、保有している資格や経験などをしっかり分析してください。併せて、志望企業が求める人物像やスキルなども調べておきましょう。
あなたの強みやスキルをただ羅列するのではなく、具体的な実績やエピソードを盛り込みながらオリジナリティのある自己PRを作成してください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート