- ES(エントリーシート)が書けないときに最初にやること
- ESが書けない原因と原因別の対処法
- 自己PR・ガクチカ・志望動機の書き方
- ESに書くことがない場合のエピソードの探し方
- ESを書く時間がない場合の進め方
- ESが書けないときの相談先
- ESを開いたものの1文字目から書けない人
- 何を書けばいいのかわからない人
- 自己PR・ガクチカ・志望動機で手が止まっている人
- 特別な経験がなく、アピール材料がないと感じている人
- 締切が近く、短時間でESを仕上げたい人
目次[目次を全て表示する]
ES(エントリーシート)が書けないときはどうすればいい?
ESが書けないときに、いきなり完成した文章を書こうとする必要はありません。
まずは「設問で何を聞かれているか」「何を伝えるか」「どの経験を使うか」の3つを整理し、箇条書きから始めるのがおすすめです。
ESが書けない原因は、文章力がないからとは限りません。
実際には、「何を書くか決まっていない」「使うエピソードが整理できていない」「企業との接点が見つかっていない」など、文章を書く前の準備で止まっているケースも多くあります。
①設問の意図を確認する
②伝えたいことを1つ決める
③使える経験を箇条書きにする
④文章の型に当てはめる
⑤最後に読み直して整える
ESが書けないときはまずこの5ステップ
STEP1.設問で何を聞かれているか確認する
最初に、設問の意味を整理しましょう。
例えば、自己PRであれば「あなたの強み」、ガクチカであれば「どのような経験に取り組み、どう行動したか」、志望動機であれば「なぜその企業で働きたいのか」が中心です。
設問に対して何を答えるべきかが曖昧なまま文章を書き始めると、途中で何を書けばよいかわからなくなりやすいです。
STEP2.伝えたいことを1つ決める
一つの回答に複数の強みやエピソードを詰め込む必要はありません。
例えば自己PRなら「継続力」、ガクチカなら「相手の状況を考えて行動した経験」のように、まず一つに絞りましょう。
伝えたいことが決まると、使うエピソードも選びやすくなります。
STEP3.使えそうな経験を箇条書きにする
文章を書く前に、使えそうな経験を箇条書きにします。
・カフェで2年間勤務
・新人教育を担当
・新人がすぐ辞めることが課題だった
・マニュアルを整理した
・質問時間を毎回設けた
・新人が一人で業務できるまでの期間が短くなった
・相手に合わせて教えることの重要性を学んだ
この段階では、きれいな文章にする必要はありません。
まず事実を出し切り、あとから必要な情報を選ぶ方が書きやすくなります。
STEP4.結論→具体例→学びの順で文章にする
材料が出そろったら、文章の型に当てはめます。
結論
↓
背景・理由
↓
具体的な経験・行動
↓
結果
↓
学び・現在・入社後
最初から完璧な表現を探すのではなく、まず意味が伝わる文章にすることを優先しましょう。
STEP5.最後に読み直して整える
下書きができたら、文章を整えます。
「同じ内容を繰り返していないか」「設問に答えているか」「一文が長すぎないか」「誤字脱字がないか」を確認してください。
一度声に出して読むと、読みにくい部分や不自然な表現にも気づきやすくなります。
ESが書けない原因7選と対処法
ESが書けない原因は人によって異なります。
まず自分がどこで止まっているのか確認してみましょう。
| 書けない原因 | 対処法 |
|---|---|
| 何を書けばいいかわからない | 経験を箇条書きにする |
| 自分の強みがわからない | 過去の行動パターンを振り返る |
| 文章の作り方がわからない | 型に当てはめる |
| 志望動機が書けない | 企業研究と自分の経験の接点を探す |
| 設問が難しい | 企業が何を知りたいのか言い換える |
| 時間がない | 共通で使える素材を先に作る |
| 完璧に書こうとして進まない | まず下書きを作り、あとから修正する |
何を書けばいいかわからない
ESを開いて手が止まる場合は、文章ではなく材料が不足している可能性があります。
まずは過去の経験を「大学」「高校」「アルバイト」「サークル」「授業」「趣味」などに分けて書き出しましょう。
自分の強みがわからない
「リーダーシップ」「コミュニケーション力」などの言葉から探すのではなく、自分が普段どのように行動するかを振り返ります。
例えば、「人から頼まれたことは最後までやる」「初めての環境でも自分から話しかける」「細かいミスに気づきやすい」なども強みにつながります。
文章の作り方がわからない
文章力を身につけてからESを書く必要はありません。
まずは結論・具体例・学びの型に当てはめることで、文章を組み立てやすくなります。
志望動機が書けない
志望動機が書けない場合は、企業について知らないことが原因になっている場合があります。
事業内容、仕事内容、企業理念、採用サイト、社員インタビューなどを確認し、「自分が興味を持った点」と「過去の経験・価値観」が重なる部分を探しましょう。
志望度が高いように見せるために理由を作るのではなく、自分が本当に共感できる点や、働きたいと思った理由を具体化することが重要です。
設問が難しい
抽象的な設問は、まず簡単な言葉に言い換えます。
例えば「あなたらしさを表す経験を教えてください」であれば、「自分の特徴が最も出た経験は何か」と考えると整理しやすくなります。
ESを書く時間がない
企業ごとにすべてゼロから作ると時間がかかります。
自己PRやガクチカは基本版を作っておき、企業ごとの設問や文字数に合わせて調整すると効率的です。
完璧に書こうとして進まない
最初から提出できる文章を目指すと、一文目で悩み続けてしまうことがあります。
まずは内容が60〜70%伝わる下書きを作り、その後に言葉や構成を修正しましょう。
ESに書くことがない・アピールできる経験がない場合は?
「大会で優勝した」「海外留学をした」「長期インターンで大きな成果を出した」といった特別な経験がなくても、ESは書けます。
企業が知りたいのは、経験の派手さだけではなく、その経験の中で何を考え、どのように行動したのかです。
日常の経験から探す
| 経験 | アピールにつながる例 |
|---|---|
| アルバイト | 接客改善、新人教育、ミス削減、周囲との連携 |
| 授業・ゼミ | 発表準備、研究、グループワーク、課題解決 |
| サークル | 企画、調整、イベント運営、メンバー支援 |
| 資格勉強 | 計画性、継続力、学習方法の改善 |
| 趣味 | 継続、工夫、発信、コミュニティ活動 |
| 日常生活 | 家族のサポート、時間管理、習慣化 |
成果ではなく「行動」を見る
「売上を20%上げた」のような成果がなくても問題ありません。
例えば、「新人が困っていたため説明資料を作った」「グループワークで意見がまとまらなかったため、一人ずつ意見を聞いた」など、自分で考えて取った行動は立派なエピソードになります。
ESを書く前に用意しておきたい3つの材料
1.自分の強み・価値観
自己PRや志望動機の土台になります。
「自分はどのような場面で力を発揮しやすいか」「仕事で何を大切にしたいか」を簡単に整理しておきましょう。
2.使えるエピソード
ガクチカ、自己PR、長所、失敗経験などに使える経験を3〜5個程度メモしておくと、企業ごとの設問にも対応しやすくなります。
箇条書きで構わないので、「状況・課題・自分の行動・結果・学び」まで残しておきましょう。
3.企業との接点
志望動機を書くためには、企業研究が必要です。
企業の特徴を並べるだけではなく、「その企業のどこに魅力を感じたのか」「自分の経験・価値観とどうつながるのか」を考えます。
【設問別】ESが書けないときの型と例文3選
自己PRの型
①私の強みは〇〇です
②強みが表れた経験
③その時の課題・行動
④結果
⑤仕事でどう活かすか
自己PRの例文
私の強みは、相手の状況に合わせて行動を変えられる点です。
大学時代、個別指導塾でアルバイトをしていました。担当した生徒の中に、質問することが苦手で、わからない部分をそのままにしてしまう生徒がいました。
そこで、授業の最後に「今日わかりにくかったこと」を一緒に振り返る時間を作り、質問しやすい環境を整えました。
その結果、徐々に生徒から質問が増え、自分から学習に取り組むようになりました。
この経験で身につけた、相手の様子を見ながら方法を調整する力を、仕事でも周囲とのコミュニケーションに活かしたいと考えています。
ガクチカの型
①何に取り組んだか
②目標・課題
③自分が考えたこと
④行動
⑤結果・学び
ガクチカの例文
学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトで新人教育を改善したことです。
当時、新人が業務を覚えるまでに時間がかかり、忙しい時間帯に質問が集中することが課題でした。
原因を振り返ると、教える人によって説明内容が異なっていたため、よく質問される業務をまとめた簡単なマニュアルを作成しました。
さらに、勤務後に5分間の質問時間を設けることを提案しました。
その結果、新人が自分で確認できることが増え、勤務中の質問も減りました。
この経験から、問題が起きた時には個人の努力だけでなく、仕組みそのものを見直すことが重要だと学びました。
志望動機の型
①志望理由
②そう考えるようになった経験・価値観
③なぜその企業なのか
④入社後に取り組みたいこと
志望動機の例文
私は、顧客の課題に寄り添いながら長期的な関係を築く営業に携わりたいと考え、貴社を志望しています。
塾講師のアルバイトでは、生徒ごとに苦手分野や学習方法が異なるため、一人ひとりに合わせて教え方を変えることを大切にしてきました。
この経験から、相手の状況を理解したうえで提案する仕事に魅力を感じるようになりました。
中でも貴社は、〇〇という事業を通じて顧客と継続的に関係を築いている点に魅力を感じています。
入社後は、相手の話を丁寧に聞く姿勢を活かし、顧客の課題解決に貢献したいです。
ESを書く時間がないときの対処法
自己PR・ガクチカの基本版を作る
自己PRとガクチカは、企業が変わっても自分の経験そのものは大きく変わりません。
まず基本となる文章を作り、企業ごとの文字数や設問に合わせて調整すると効率的です。
200字・300字・400字版を用意しておく
同じエピソードでも文字数指定は企業によって異なります。
あらかじめ複数の文字数で準備しておけば、締切が重なった場合にも対応しやすくなります。
志望動機は企業ごとに調整する
志望動機まで完全に使い回すのはおすすめできません。
自分の軸や経験は共通でも、「なぜその企業なのか」は採用サイトや事業内容を確認し、企業ごとに調整しましょう。
設問を最初に全部確認する
一問ずつ完璧に仕上げるより、最初にすべての設問を見て、使えそうな経験を割り振ると効率的です。
締切順に優先順位を決める
複数社のESが重なっている場合は、提出期限と志望度を確認して優先順位をつけます。
どうしても間に合わない場合は、提出条件や企業への問い合わせ可否を確認したうえで判断しましょう。
書いたESを読みやすくするチェックポイント
- 設問に答えているか
- 最初に結論が書かれているか
- 一つの回答に内容を詰め込みすぎていないか
- 自分が何をしたかがわかるか
- 抽象的な言葉だけになっていないか
- 事実と異なる数字・実績を書いていないか
- 「です・ます調」「だ・である調」が混ざっていないか
- 誤字脱字や企業名の間違いがないか
- 指定文字数を超えていないか
文体は統一する
「です・ます調」と「だ・である調」のどちらを使っても構いませんが、一つの回答の中で混在しないようにしましょう。
文字数を無理に埋めようとしない
「必ず8割以上書かなければならない」といった絶対的なルールはありません。
重要なのは、指定文字数を超えず、設問に必要な情報を過不足なく伝えることです。
極端に短い場合は、具体的な行動や背景、学びが不足していないか確認しましょう。
誤字脱字だけでなく内容も見直す
誤字脱字はできる限り避けるべきですが、一つの誤字だけで選考結果が決まると断定することはできません。
企業名や商品名などの固有名詞は特に注意し、提出前に必ず確認しましょう。
ESが書けないときの相談先
友人・家族
自分のことをよく知る人に話すことで、自分では気づいていなかった強みや経験を思い出せる場合があります。
完成した文章を書いてもらうのではなく、「自分のどんなところが印象に残っている?」「昔と比べて何が変わった?」と質問し、材料を引き出してもらうのがおすすめです。
大学のキャリアセンター
キャリアセンターでは、自己分析、ES添削、面接練習などの支援を受けられる場合があります。
大学によって利用方法や予約状況が異なるため、早めに確認しておきましょう。
OB・OG
志望企業や業界で働くOB・OGに相談できる場合は、仕事内容や業界への理解を深めるのに役立ちます。
ESそのものを代筆してもらうのではなく、仕事内容や企業理解について質問し、志望動機の材料を増やしましょう。
就活エージェント
就活エージェントに相談する場合も、完成品を代わりに書いてもらうのではなく、自分の経験を整理したり、下書きを添削してもらったりする使い方がおすすめです。
自分では気づいていない強みやエピソードを質問形式で掘り下げてもらえることもあります。
ESが書けない人からよくある質問
ESが1文字も書けないときはどうすればいい?
文章から始めず、設問に関係する経験を箇条書きにしてください。
「いつ」「何をした」「困ったこと」「自分がしたこと」「結果」「学び」の6項目を埋めるだけでも、文章の材料がそろいます。
ESに書くことが何もない場合は?
特別な実績を探す必要はありません。
アルバイト、授業、サークル、資格勉強、趣味、日常生活などから、自分が考えて行動した経験を探しましょう。
自己PRとガクチカは何が違う?
自己PRは「自分の強み」を伝える設問、ガクチカは「ある経験にどう取り組んだか」を伝える設問です。
同じエピソードを使うこともできますが、自己PRでは強み、ガクチカでは課題・行動・学びを中心に書き分けます。
志望動機がどうしても思いつかない場合は?
企業研究をしても自分との接点が見つからない場合は、その企業をなぜ受けたいのか改めて整理してみましょう。
仕事内容、顧客、事業、社風、働き方などの中から、自分が興味を持てる点と過去の経験をつなげて考えます。
AIを使ってESの下書きを作ってもいい?
AIをアイデア整理や添削に使うことはできます。
ただし、AIが作った経験や実績をそのまま使わず、必ず自分の事実・考え・言葉に直しましょう。
ESは何日前から書けばいい?
必要な時間は設問数や企業研究の進み具合によって異なります。
提出直前に初めて設問を見るのではなく、募集開始後に早めに設問と締切を確認し、余裕を持って下書きを始めるのがおすすめです。
人に添削してもらってもいい?
問題ありません。
むしろ、自分では気づきにくい読みにくさや説明不足を見つけてもらえることがあります。
ただし、相手に文章をすべて書き換えてもらうのではなく、指摘を参考に自分で修正することが大切です。
まとめ|ESが書けないときは文章ではなく「材料集め」から始めよう
ESが書けないからといって、文章力がないとは限りません。
多くの場合は、「何を伝えるか」「どの経験を使うか」が整理できていないため、文章にできない状態になっています。
まず設問の意図を確認し、経験を箇条書きにしてから、結論・具体例・学びの順に文章へ整えてみましょう。
特別な経験や華やかな実績がなくても、自分が考え、工夫し、行動した経験はESの材料になります。
一度で完璧に書こうとせず、下書き→見直し→添削を繰り返しながら、自分の経験と考えが伝わるESに仕上げていきましょう。
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