【例文付き】やりがいを志望動機にする際のポイント!好印象を獲得するコツを解説

【例文付き】やりがいを志望動機にする際のポイント!好印象を獲得するコツを解説

やりがいのある仕事という理由から、就活先の業種や企業を選ぶ就活生も多いのではないでしょうか。

しかし、「やりがいのある仕事がしたい」と志望動機に記すだけでは、あなたの熱意が採用担当者には届きません。

それほど、「やりがい」という言葉は曖昧なものなのです。 とはいえ、本当にやりがいのある仕事だと感じ、その思いを伝えたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

こちらでは、やりがいを志望動機にする際のポイントをご紹介します。 ほかの就活生と差別化できる志望動機になるよう、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • やりがいを志望動機に書いていいのか
  • やりがいを志望動機にするポイント
  • やりがいを志望動機にした例文
この記事をおすすめしたい人
  • 志望動機でやりがいについて書きたい人
  • やりがいについて理解を深めたい人
  • 志望動機の例文を参考にしたい人

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【やりがいが志望動機】やりがいのない仕事はない

そもそも、「やりがいのある仕事」とはどういった仕事なのでしょうか。

サービス業、製造業、情報通信業、運輸業など、世の中にはたくさんの仕事が存在しますが、人によって感じ方の差こそあれ、どの仕事もやりがいはあるものです。

そのため、「やりがいがあるので志望します!」といったところで、採用側には「やりがいがない仕事などない」と思われてしまうでしょう。そして他の業界・企業で良いのではと思われてしまいます。

そう思われないためにも、どうやりがいを感じるのか、志望動機の中で具体的に伝える必要があります。

【やりがいが志望動機】やりがいを志望動機でアピールしてもいい?

志望動機でやりがいについて伝えても差し支えはないのでしょうか?

まずはそもそも志望動機にやりがいを取り上げてもいいのかについてお話します。

伝え方が大事

志望動機で仕事のやりがいを伝えるには、その伝え方が大切になります。

やりがいを志望動機にすると、伝え方によっては企業頼りである印象を与えてしまうこともあります。そして、やりがいといっても漠然としていて何を伝えたいのかわからない場合が多いです。

志望動機で好印象を与える伝え方については詳しく後述します。

やりがいを志望動機にすると好印象を獲得できる可能性あり

志望動機で仕事のやりがいについて言及すると好印象を獲得できる可能性が高いです。

先ほど、伝え方によってはやりがいを主題にした志望動機は印象が悪くなってしまうことがあるとお伝えしました。逆をいえば、伝え方によっては他の学生と差別化できるほど企業から好印象を獲得できるのです。

以下の記事に志望動機を簡単に作成できるツールを紹介しているのでぜひ参考にしてください。

【やりがいが志望動機】志望動機作成の前に「やりがい」とはなにか考えよう

志望動機を書く前に、まずは「やりがい」とは何なのかを考えてみましょう。

「やりがい」という言葉は非常に抽象的で、人によって抱くイメージも異なります。具体的にやりがいを感じたきっかけがあれば書きやすいのですが、漠然とやりがいを感じることも決して珍しくはありません。

こちらでは、志望動機の書き方の参考にしていただけるよう、よくあるやりがいの具体例をご紹介します。以下を参考にしていただきながら、あなたが抱くやりがいをぜひ見つけてみてください。

やりがいとは何か
  • 人の役に立てる
  • 挑戦できる
  • 自分の努力が評価される
  • 達成感がある
  • 成長できる
  • 高収入である

人の役に立てる

まずやりがいと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、「人の役に立てる」仕事ではないでしょうか。

接客業や営業のように、自分がした仕事に対して直接的な反応があれば、それはやりがいにつながります。特に、業務を通して感謝されたり笑顔を見られたりすることが、業務への活力になる人も多いはずです。

また、直接的でなくても、自分の手掛けた商品やサービスが人の役に立っていることを感じられるなら、やりがいがあると胸を張っていえるでしょう。

挑戦できる

仕事におけるやりがいは、自身の能力を試して成長する機会をもつことであるといえるでしょう。

特に挑戦できる状況において、そのやりがいを強く感じられるのではないでしょうか。

たとえば、プロジェクトのリーダーとして新しい企画や事業に取り組む場合を考えてみましょう。これは挑戦的な状況であり、成功には多くの努力とリーダーシップスキルが必要です。

しかし、この挑戦に取り組むことで、以下のようなやりがいを感じることができるはずです。

新しいプロジェクトは過去の経験や知識を活かす機会であり、自分のスキルを最大限に活用する必要があります。それによって自らが努力したことによる自己成長を実感し、成果を評価されれば自信を深めることにもつながるでしょう。

自分の努力が評価される

どんな業界や業種であっても、良い仕事をすれば必ず社内や周りの社員から評価されるものです。

顧客からの反応が直接得られない業種では、社内からの反応がやりがいにつながることも多いのではないでしょうか。自分が携わった業務で評価を得られることは、きっと誰しも嬉しいことでしょう。

また、評価を得るためには努力が欠かせません。努力を重ねることでスキルが身に付き、評価を得られるようになるのです。

そして努力を重ねる過程もまた、やりがいにつながるはずです。

達成感がある

やりがいを感じるためには、「達成感」は欠かせない要素です。

あなたの努力が実ったり、成果を得られたりすることで、達成感を得ることができます。個人のノルマや支店の売り上げ目標、その日一日にこなす仕事量や顧客に喜んでもらうことなど、業種によって異なりますが、業務目標を設定している業種がほとんどではないでしょうか。

明確な業務目標がない場合は、個人でそれぞれの目標を作ってみるのもいいでしょう。

達成感を得られることは、仕事のやりがいになりますし、日々の活力にもなるはずです。

社員に実際に感じるやりがいを聞くのもオススメ

やりがいについてご紹介してきましたが、これから志望する企業で、どのようなやりがいを得られるかわからない方もいらっしゃるかもしれません。

実際に業務に携わることで、初めてやりがいを感じることも多いものです。

その場合、あなたが想像したやりがいを志望動機に書いてしまっては説得力がありません。

そんなときは、OB・OG訪問で聞いた話や、インターンや座談会で聞いたエピソードを活用しましょう。そこで知り得たやりがいについて志望動機で引用し、どう感じたかを記すことで説得力が増します。

成長できる

教育体制が整っている企業では、従業員の成長をサポートするためのリソースやプログラムが整備されています。継続的な学習とスキルの向上が奨励され、個々のキャリアパスに合わせたトレーニングが提供されることが多いです。

また、メンターシッププログラムやフィードバックの文化が根付いている企業では、より速いペースで成長することができるでしょう。

そのような企業で働くと、自己成長だけでなく企業全体の成功にも貢献できる素晴らしい機会に恵まれるのです。

新たな知識やスキルを習得し、それをチームやプロジェクトに活かすことでより高い成果を上げられるでしょう。自身の能力を最大限に発揮して、絶えず向上し続けることを目指しているのなら、そのような企業で働くのが最適です。

成長できるも少し抽象的な表現になってしまうので、「どのような挑戦ができるのか」や「どうすれば成長できるか」を整理しておきましょう。

高収入である

仕事を選ぶ際、高収入であることを条件に探しはじめる方もいらっしゃるでしょう。

一生懸命業務を行えば行うほど得られる収入が増えますし、収入が多ければそれだけ生活も潤うため、高収入であることはやりがいの一つになります。

ただし、高収入であることはあなただけが得られるメリットであることを忘れてはいけません。

なぜお金が必要なのかを筋の通った内容として表現できれば問題ありませんが、「高収入」は志望動機として適さない場合の方が多いので注意が必要です。

【やりがいが志望動機】やりがいを志望動機にするポイント

「やりがい」とは漠然としたものであり、まだ業務に就いていない就活生にとっては、具体的に書きにくいものでもあります。

とはいえ、やりがいを志望動機にすることで、熱意が伝わることも少なくありません。

では、やりがいを志望動機にする場合は、どのようなポイントに着目すればいいでしょうか。

こちらでは、やりがいについて書くうえでのポイントをご紹介します。採用担当者に伝わりやすく、ほかの就活生に差をつけるような志望動機になるよう、ぜひチェックしてみてください。

志望動機にする際のポイント
  • 業務内容を確認する
  • 志望企業で感じられるやりがいを整理する
  • あなたがどこにやりがいを感じるのかを整理しよう

業務内容を確認する

まずは、志望する企業の業務内容についてしっかり確認することから始めましょう。

やりがいとは、毎日取り組む業務に直結するものです。どのような業務かをよく知らなければ、やりがいを語ったところでリアリティーがありません。

また、業界全体にやりがいを感じる場合もあるかもしれませんが、志望動機を書く際にはその企業に焦点を当てることが大切です。業界全体のやりがいを伝えることももちろん大切ですが、「ほかの企業でも感じられるやりがいだ」と思われかねません。

その企業ならではの業務の特徴をぜひ探してみてください。

志望企業で感じられるやりがいを整理する

業務内容をしっかりと確認したら、志望企業ではどのようなやりがいを感じられるのかを整理しましょう。

業界全体に対するやりがいや業務内容から感じたやりがい、その企業特有のやりがいなど、具体的に書き出していくといいでしょう。

それに加えて、OB・OG訪問やインターンへの参加、社員座談会、会社説明会に参加した際の情報をまとめ、やりがいをまとめていきます。

すべてを書き出したら、自分の価値観とすり合わせてみることが大切です。

あなたがどこにやりがいを感じるのかを整理しよう

志望企業で感じられるやりがいについてまとめたら、その中からあなたがどこにやりがいを感じるのか整理することが大切です。

感じるやりがいについては、人によって価値観が違うものです。 本音と裏腹な内容では、熱意が伝わらない漠然としたものになってしまいかねません。

志望動機で熱意を伝えるためにも、あなたの価値観に沿ったやりがいについて言語化する必要があります。やりがいを見つけたら、どんなところにやりがいを感じるかなどを詳しく書いておくと、志望動機の作成時に役立つでしょう。

やりがいが職種に左右される場合に注意

やりがいを志望動機にする際には、職種に沿った内容かどうかを必ず確認するようにしましょう。

なぜなら、例えば「お客様の笑顔にやりがいを感じる」とした場合、直接お客様と接する機会のある販売職や営業職以外の職種では、やりがいとして成立しにくいからです。応募する際、職種が選択できる場合は問題ないでしょう。

しかし、総合職などの場合やどの職種に就くかわからない場合などは、職種が限定されるやりがいについては選ばない方が無難です。

そのような場合は、どの職種であっても通じるやりがいについて語ることが有効です。

【やりがいが志望動機】志望動機でやりがいを上手に伝えるコツ

志望動機としてやりがいを上手に伝えるコツについてお話します。

やりがいを志望動機にする際には工夫が必要となります。

そのため、志望動機でやりがいについて伝える際には以下のポイントを意識しましょう。

やりがいを上手に伝えるコツ
  • やりがいの定義を明確に
  • 結論から伝える
  • 自分の提供できる価値を示す
  • 不安な人は就活エージェントを頼るのがおすすめ

やりがいの定義を明確に

志望動機でやりがいを伝える際には、まず自身のやりがいの定義付けがとても大切になります。

一口に「やりがい」といっても自身のやりがいと企業のやりがいの捉え方に齟齬があるかもしれません。

自分にとって「やりがい」はどんなことを指すのか考えてみましょう。

例えば、仕事に明確な理由が欲しいのか、お客様と直接コミュニケーションをとれることが大事なのかなど、人によって仕事に求めるやりがいは大きく異なるのです。

ここに齟齬が生まれると、どうしても自分の伝えたいことが伝わりづらくなってしまいます。

やりがいがどんな意味をもつのか明確に示すようにしましょう。

結論から伝える

結論を最初に伝えることを意識すると志望動機の伝わりやすさが段違いになります。

結論を最初に伝えることでそれ以降のあなたの話に見通しが立ちます。何を一番伝えたいのか意識して志望動機を構成しましょう。

結論を伝えておくと自分の頭も整理される上、要点を伝え忘れて話がぶれることも防げます。

自分の提供できる価値を示す

企業に対して、自分がどんな価値を提供できるのかも示すとよいです。

志望動機でやりがいを伝える際には、伝え方によってはやりがいを企業任せにして働くことを前向きに考えていない印象を与えてしまうリスクがあります。

そのため、自分が入社した後、やりがいをどのように発展させて企業に貢献できるのか伝えることを心掛ける必要があるのです。

企業に求めるだけでなく、自分が企業でどのように活躍できるのかアピールすることで企業からの好印象に繋がります。

不安な人は就活エージェントを頼るのがおすすめ

志望動機をうまく作れているか不安な人は就活エージェントを利用するのもよいでしょう。

こちらの就活エージェントでは志望動機をはじめとしたエントリーシートの作成から面接対策、おすすめの企業紹介など幅広く就活生をサポートしています。

以下のボタンからぜひご利用ください。

【やりがいが志望動機】志望動機にやりがいを入れる際の注意点

志望動機にやりがいを入れる際は、以下の2点に注意してください。

やりがいという言葉は漠然としすぎる

やりがいは差別化しにくい

やりがいは便利な言葉ですが、使い方を誤ると自分の魅力をアピールできずに終わってしまいます。

やりがいという言葉は漠然としすぎる

やりがいは漠然とした言葉です。

発言する側と受け取る側で認識が異なる可能性があります。

また、やりがいは客観的に定義することが困難な言葉です。

志望動機に「貴社の事業は仕事のやりがいがあります」と書かれても、面接官は応募した理由を具体的にイメージできないかもしれません。

もし、やりがいを志望動機に盛り込みたい場合は、どういった瞬間にやりがいを感じるのか明確にしましょう。

「お客様の役に経った時」「売上目標を達成した瞬間」など、イメージできる場面を伝えてください。

やりがいの一言にまとめてしまうと、曖昧な印象を与えるので注意が必要です。

やりがいは差別化しにくい

やりがいは差別化しにくい言葉でもあります。

多くの就活生が仕事にやりがいを求めるからです。

どの志望動機を読んでもやりがいについて触れられていると、面接官の印象に残らない可能性があります。

また「やりがいがなくなったら辞めてしまうのではないか」「働いたこともないのにやりがいがわかるのか」といったネガティブなイメージを持たれるかもしれません。

そこで、やりがいを感じた瞬間のエピソードや入社後にやりがいを得られると判断した理由を面接官に伝えましょう。

具体的な状況を説明がないと、埋もれてしまうため注意してください。

【やりがいが志望動機】やりがいの言い換え

やりがいを志望動機で活用するにあたって、別の言葉に言い換えることが可能です。

多くの就活生が重要視するやりがいを別の言葉にすることで、面接官の印象に残る志望動機になります。

モチベーション高く取り組める

やりがいは、モチベーション高く取り組めると言えます。

人はなにかに取り組む時、完成形をイメージします。

ポジティブな想像ができる人ほど、未来への期待が高まりやりがいを感じやすいでしょう。

また、モチベーションが高い人は、やってみようという挑戦意欲も湧きやすい人です。

たとえば「常に顧客の期待を超える価値提供を追求することが私のモチベーションです」と表現できます。

面接官も自分なりにやりがいを見つけられる人材として評価されるので、やりがいを別の言葉にしたい人は、採用してください。

ただし、モチベーションは十人十色です。

面接官に共感してもらうためにも、どこにモチベーションがあるのかきちんと伝えましょう。

人の役に立つことができる

やりがいは人の役に立てるとも言い換えられます。

「人の役に立つことにやりがいを感じます」と表現することで、具体性のある志望動機にすることが可能です。

企業は誰かの役に立つ対価としてお金をもらう仕組みです。

また、誰かに貢献することは働くうえでポジティブな影響を与えます。

とくに顧客から直接的な感謝の言葉をかけられたり、自分の働きを認められたりすると達成感を覚えるでしょう。

そこで、誰の役に立つことがやりがいに繋がるのか明確にしましょう。

顧客なのか、上司なのかによって面接官の受け取り方が異なるからです。

たとえば営業職を希望するなら、顧客とのやり取りが重要です。

自分が志望する職種にマッチした対象になるようにしましょう。

学びや成長に繋げられる

やりがいは、学びや成長に繋がった際に感じられます。

そこで、志望動機内で自己成長について触れましょう。

たとえば、学びや成長を重要視する人が、新しい知識やスキルを積極的に学べる環境に所属することで、仕事にやりがいを感じやすくなります。

就活生と企業の価値観がマッチすることで、お互いにとってメリットが生まれるでしょう。

就活するにあたって、成長できる企業文化や挑戦を歓迎する風土を大切にしている就活生は、やりがいを上記のように言い換えてください。

自分の価値観が面接官により伝わりやすくなるため、ミスマッチを予防できます。

自分が仕事にやりがいを感じる瞬間をうまく伝え、内定獲得に繋げましょう。

目標の達成に喜びを感じる

やりがいは、目標を達成する喜びと言えます。

多くの人にとって自己実現に成功することで、達成感を覚えるからです。

目標に向かって、創意工夫を重ね、困難を乗り越えて達成したとき、何物にも代え難い「達成感」という喜びが込み上げるでしょう。

そうした経験は、自己肯定感を育み、新しい挑戦への意欲を掻き立てます。

ただし、目標達成についてアピールする際は、目標と成果をセットで伝えましょう。

どちらか一方が欠けた志望動機では、信憑性がありません。

たとえば「売上を10%アップさせる目標を立てました」と伝えたのなら「挑戦した結果、開始から6か月で達成しました」と、成果も伝えてください。

「目標を達成できて嬉しかったです」と伝えても面接官の高評価にはならないので、注意が必要です。

【やりがいが志望動機】志望動機の構成はPREP法で作ろう!

志望動機 PREP法

志望動機を書く際には構成を意識して書くことで論理的で分かりやす文章を作ることができます。

具体的にはPREP法を使うとよいでしょう。これはビジネスの場でも用いられる手法であり、ESや履歴書だけでなく、面接で話すときにも意識しましょう。

PREP法

「Point(結論)」→「Reason(理由)」→「Example(具体的なエピソード)」→「Point(結論)」の順で構成する手法。

この順番で話すと自然に論理構造が意識できている文章がつくれる。

Point(結論)

まずは「なぜその企業を志望するのか」を簡潔に書きましょう。

ESや履歴書などのでは最初の1行目が最も重要とされているため、できるだけわかりやすく、伝えたい内容をしっかり伝えられるようにしましょう。

この結論の部分をおろそかにすると、応募数の多い会社では最後まで志望動機を見てくれない場合もあるので気を付けましょう。読み手が理解しやすい書き出しを意識することで、企業の目に留まり、しっかりとアピールできるでしょう。

結論の書き方の例
  • 「〇〇という企業理念に共感し、志望しました。」
  • 「△△という事業に興味があり、志望しました。」
  • 「〇〇というスキルを活かしたいと思い、志望しました。」
  • 「〇〇を実現したいため志望しました。」

Reason(理由)

結論を書いたら、必ずそれに対する理由や根拠を書きましょう。

書き出しでグッと興味を掴むワンフレーズは、インパクトこそ絶大ですが抽象的です。そのため、結論に説得力を持たせるため、詳しい根拠を書く必要があります。

理由・根拠の記入例
  • 「貴社の〇〇というサービスを利用した際に感動しました。」
  • 「アルバイトで〇〇の必要性を感じ、それに力を入れている貴社に興味を持ちました。」
  • 「大学で〇〇の分野に興味を持っており、将来はその分野を広げる仕事がしたいと思うようになりました。」

Example(具体的なエピソード)

結論と理由を述べたら、それにいたった具体的なエピソードや実体験を述べましょう。

その志望動機を考えるに至った自分のこれまでの経験があるはずです。それを述べることで、志望動機に根拠を持たせることができ、説得力の高い志望動機を作成することができます。

また、志望動機が同じような学生は多く存在しますが、根拠となるエピソードによって自分の志望動機にオリジナリティーが埋めれるため、差別化をしやすくなります。

エピソードの記入例
  • 「学生時代のアルバイトの経験で〇〇に疑問を持つようになり、これを解決したいと考えた。」
  • 「長期インターンの経験で〇〇の面白さを感じ、将来は〇〇を突き詰めていきたいと考えるようになった。」

Point(結論)

最後に結論を述べていきます。最初に述べた結論とは異なり、「入社後に成し遂げたい事」や「貢献したい事」といった入社への意気込みを重点的に述べましょう。

この部分は志望動機の最後の締めになるため、意気込みや志望度の高さを採用側に伝えるように意識しましょう。

結論の書き方の例
  • 「このような経験から御社(貴社)を強く志望し、入社後は〇〇に挑戦したいです。」
  • 「この経験から〇〇の部分で貢献していきたいです。」

【やりがいが志望動機】志望動機がやりがいの例文

志望動機について必要なポイントをご紹介しましたが、ここまで決められたら実際に志望動機を書いていきましょう。

しかし、いざエントリーシートを前にしても、なかなか書き進められない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に参考にしていただけるよう、「人の役に立ちたい」「成長していきたい」をやりがいとして取りあげた際の志望動機の例文をご紹介します。

やりがいについての具体的な書き方や、志望動機の構成をぜひ確認してみてください。

人の役に立ちたい

私が貴社を志望するのは、貴社がお客様の役に立つことでやりがいを感じられる環境だと強く思ったからです。
私は、人の役に立てることにとてもやりがいを感じています。 学生時代は接客業のアルバイトを通して、大勢のお客様と接してきました。
お客様が何を求めているのかを常日頃から考えていたため、その方に寄り添った接客をした際に、笑顔を見られたことの喜びは忘れられません。
感謝していただけることも多く、3年間のアルバイトを通して人の役に立てる素晴らしさを知りました。
貴社のサービスを利用させていただいた際、すべてのお客様を大切にしている印象を強く受けました。
多くのお客様に愛されている貴社において、お客様に寄り添ったサービスを徹底し、より一層愛される企業となることに貢献できるよう努力してまいります。

若手でも挑戦できる職場が良い

私が貴社を志望する理由は、若手でも挑戦することでやりがいを感じる環境を提供していると感じたからです。
貴社は常に新しいアイデアや革新的なプロジェクトに取り組むことを奨励し、若手社員に対しても積極的にチャンスを提供しています。
ここでは経験が浅い私たち若手社員も、自分のアイデアを実現させる機会を得ることができると確信しております。
上司や同僚からのサポートも十分であり、失敗から学ぶことが評価される風土が根付いています。
これは私にとって非常に魅力的で、成長とスキルの向上を追求する上で理想的な環境と感じました。
社会に貢献し持続可能な未来を築くために積極的に取り組んでいる姿勢は、私の価値観と一致しています。
貴社での経験を通じて、私もその一翼を担う一員として貢献したいと考えています。

自分の努力が評価される職場が良い

貴社を志望する理由は、貴社が自己の努力が評価される環境を提供していることに強く惹かれたからです。
私は自己成長とプロフェッショナリズムを大切にし、そのために努力を惜しまない人間です。
しかしそれらの努力が真に意味をもつのは、周囲から認められることによってだと信じています。
貴社はその点で優れており、従業員の努力を正当に評価し、報酬としてフェアな機会を提供しているという評判を聞ききました。
また、貴社は成果主義を重視し、実力と貢献度に基づいて昇進や報酬を決定する文化が根付いているようです。
これは私にとって、自己実現とキャリアの発展に向けて積極的に取り組む動機づけとなりました。
私は貴社でのキャリアを通じて自分の成長を実現し、同時に貴社の目標達成に貢献できると確信しています。

達成感のある仕事がしたい

私が貴社を志望しているのは、達成感を味わうことができ、充実感を味わえる環境に魅力を感じたからです。
長いキャリアのなかで培ったスキルや経験を活かし、新たな挑戦に取り組むことが私の価値観に合致しています。
貴社はそのようなチャンスを提供しているという評判を耳にし、一層の成長と発展を追求する場として私にとって理想的な場所だと確信しました。
私は目標を設定し、それを達成するために努力することが何よりも重要だと信じています。
貴社はその点で非常に優れた環境を提供していると感じており、プロジェクトに取り組み成果を上げる過程で、自己満足感と共にチーム全体の成功に貢献できることを楽しみにしています。
達成感とやりがいを感じながら、貴社と共に素晴らしい未来を築いていくことにワクワクしています。

成長していきたい

私が貴社を志望するのは、業務内容にやりがいを感じたからです。
私は、自分が成長できることにやりがいを強く感じており、これまで培ってきたリーダーシップを成長させたいと考えております。
学生時代のサークル活動で部長を務めたことから、組織をまとめ上げる喜びを知りました。
さらにスキルアップしたいと考え、アルバイト先でもバイトリーダーを務めてきました。
サークル活動やアルバイトを日々精力的に取り組み、成長する先で得たスキルが私にとっての喜びです。
貴社の教育制度は非常に魅力的で、自主的に成長できる機会が整っています。
努力することで飛躍できる環境を整えてくださっている貴社で、私の強みである向上心を活かしてスキルアップに努め、貴社の事業を促進させる戦力になりたいと考えております。

【やりがいが志望動機】志望動機がやりがいの職種別例文5選

続いて、職種別に例文を5つ紹介します。

志望動機は、職種にあった内容にすることが重要です。

営業職

私が貴社の営業職を志望するのは、顧客の真の課題を解決し、その成果を共に実感できる点に魅力を感じるからです。
これは、大学時代のアルバイトで、お客様のニーズを丁寧にヒアリングし、粘り強く解決策を提案した結果「ありがとう、おかげで助かったよ」と直接感謝の言葉をいただいた経験があるからです。
貴社の営業スタイルは、私が求める「顧客と深く関わり、本質的な価値を提供しながら喜びを共有できる」ものだと考えています。
さらに、私の強みである相手の立場に立って考えるコミュニケーション能力は、顧客との深い信頼関係を築き、長期的なパートナーシップを構築していく上で必ず貢献できると確信しております。
入社後は、いち早く貴社の製品やサービス知識を吸収し、顧客の期待を超える提案力を磨くつもりです。
将来的には営業成績トップを目指して、積極的にチャレンジし続けていきたいと考えております。

販売・サービス職

私は貴社の自然由来の化粧品が持つ独自の魅力と価値、そしてブランドコンセプトに深く共感し、入社を志望いたしました。
私自身、かつて肌トラブルに悩んでいた時期に貴社の商品を使い、その効果によって肌状態が劇的に改善された経験があります。
この感動は、私にとって忘れられない体験であり、貴社の商品が単なる化粧品ではなく、お客様の悩みに寄り添い、健やかな美しさや自信を提供できる存在であると強く確信しました。
お客様にもこの感動を共有したいと考えています。
そこで、実体験から得た感動をもとに、お客様の「変わりたい」という気持ちをサポートできる販売職を希望します。
入社後は、お客様一人ひとりに合った最適な商品を丁寧に提案し、肌トラブルに悩む人を一人でも少なくしたいと思っています。
さらに、健やかな美しさとともに日々の生活をよりポジティブに送れるようサポートしたいとも考えています。

企画職

私は、誰もが子供のような気持ちで楽しめるイベントを企画したいと思い、貴社を志望しました。
大学のイベントサークルでは、年間を通して複数回のイベント企画・運営に携わってまいりました。
とくに、過去にない試みとして、地域の子どもから高齢者までを巻き込んだ交流イベントを企画したことがあります。
各世代の意見を柔軟に聞き入れ、予算や場所の制約といった多様な課題に対し、複数の企画を考案し、実行に繋げました。
この経験から、ゼロからアイデアを形にし、人々の喜びを創り出す企画職に強い魅力を感じております。
貴社が手掛ける「B級グルメフェスティバル」は、子供から大人まで幅広い層を魅了するイベントです。
単なる娯楽に留まらず、地域コミュニティの活性化に貢献されている点に深く共感し、貴社の一員としてその活動に携わりたいと強く願っております。
学生時代に得た企画・実行力を活かし、貴社で新たなイベントの成功に貢献したいです。

研究職

私は大学で培った深い探求心と論理的思考力を活かし、貴社の研究職として、技術開発に貢献したいと考えております。
この思いは、大学で薬学を専攻し、副作用について深く追求してきた経験にもとづいています。
薬学の研究では、未解明な事象に対し、粘り強く仮説検証を繰り返すことが求められます。
この過程で、一つのことを深く掘り下げ、論理的に課題を解決していくことに大きな喜びとやりがいを感じました。
途中、挫折しそうになった経験があります。
しかし、人々の役に立ちたいといった思いから、何度も挑戦しました。
その結果、私の強みである「論理的思考力」が鍛えられました。
とくに、貴社が保有する研究設備は、他社にはないユニークな環境であり、私の研究力をさらに高め、新しい技術領域に挑戦できる理想的な場所だと強く惹かれています。
入社後は、充実した環境の中で、人々の生活を豊かにするための研究・開発に力を入れたいです。

技術職

私が貴社を志望するのは、ものづくりを通じて世の中に貢献したいといった思いがあるからです。
とくに、人々の生活を根底から支える貴社のインフラ事業に深く魅力を感じています。
日々の暮らしに不可欠な道路や橋、ライフラインを支える仕事に大きなやりがいと使命感があると考えています。
大学での建築学部で培った知識とアルバイトで培った課題解決能力は、貴社の事業において必ず活かせると確信しています。
貴社が長年にわたり培ってこられた豊富な経験と常に進化し続ける最先端の技術力に触れることで、私自身も日々学びを深め、技術者として成長し続ける覚悟でおります。
入社後は、コスト効率を追求しながらも、環境への配慮を怠らない持続可能な工事の実現に精進したいと考えております。
私の強みである課題解決能力を活かし、安全かつ高品質なインフラを社会に提供することで、貴社の更なる発展と、人々の豊かな生活基盤の構築に貢献してまいりたいと強く願っております。

【やりがいが志望動機】志望動機は見なおしが重要

志望動機を書き上げたら、必ず見なおしに時間をかけるようにしましょう。

誤字脱字はあなたの評価を著しく下げてしまいますし、まとまりのない文章は読む意欲を削いでしまいます。

特に「やりがい」はとても抽象的なもので、就活生にとってはワンパターンになりがちなので、あなたの伝えたいやりがいが相手に伝わる文章になっているか、じっくりと見なおすことが大切です。

ご自分で誤字脱字や内容を確認した後は、第三者にチェックしてもらうことをおすすめします。家族や友達にお願いしたり、キャリアセンターを利用したりして、初見でも響く志望動機になっているかを確認してもらいましょう。

志望動機を含めたESの添削についての情報を以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

志望動機をやりがいにする際の差別化するポイントや、注意点をご紹介してきました。

「やりがい」は漠然とした表現であるため、書き方に悩むこともあるでしょう。

しかし、書き方によっては、採用担当者の目を引くものになることも間違いありません。大切なのは、ありがちな表現を避け、あなただけの言葉でやりがいを伝えることです。

この記事を参考にしていただき、ぜひほかの就活生と差をつけて、志望企業の選考を突破しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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