インターンシップの期間とは?春や冬など実施時期による違いも解説

インターンシップの期間とは?春や冬など実施時期による違いも解説

「インターンシップってどんな基準で選べばいいの?」 「インターンシップって夏休みや春休みだけ?」 「インターンシップに参加したら、どんなメリットがあるの?」 はじめてのことだと不安も多く、社会人経験もなければなおさら心配になるでしょう。

本記事では、インターンシップが実施される時期をはじめ、内容や申込みに関する基礎知識やインターンシップに参加するポイントについても紹介しています。

この記事を読むことで、インターンシップの参加に必要な知識や選び方、実施時期による特徴について把握できます。その知識をもとに自分に合ったインターンシップを選択できるため、インターンシップに不安を抱えている大学生もはじめの一歩が踏み出せるでしょう。

インターンシップについて詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

そもそもインターンシップとは?

インターンシップとは学生が就職に向けて、企業で職業体験をすることです。

実際に働いてみることで企業に対する理解が深まり、企業にとっても優秀な人材と交流することができるため、双方にとってメリットが大きい制度です。また、就職前に業務を経験することでミスマッチを防ぐ効果もあります。

インターンシップにはさまざまな種類があるため、自分の希望にあったインターンシップを選ぶとよいでしょう。

種類別にみるインターンシップの期間

インターンシップは1day、短期、長期の3種類があります。どの期間のインターンシップに参加するのかによって、得られる知識や経験、今後の就活において参考にできる内容が異なります。

以下で詳しく解説してきますので、参考にしてみてください。

1日のみの「1dayインターンシップ」

1dayインターンシップは1日完結のインターンシップです。時間も短いことが多いため、参加のハードルは低いです。

1dayインターンシップは、会社見学や企業の説明が主な内容になります。その後、質疑応答や社員との交流会が予定されていることが多いようです。業界に関するセミナーやグループワークを行うこともあります。

1dayインターンシップでのグループワークは簡単なものなので、さらにその経験を積みたいと思ったら、短期インターンシップに参加するとよいでしょう。

1ヶ月以下の「短期インターンシップ」

短期インターンシップは1ヶ月以下ですが、2~5日程度のものが多いようです。3年生の夏から4年生の春にかけて、募集することが多くなります。

短期インターンシップは1dayインターンシップに比べて、実際の仕事に近い体験ができるため、学ぶことは多いでしょう。

また短期インターンシップの参加者は、採用試験の一次面接免除などのメリットが受けられる可能性があります。希望する企業であれば、それだけでも有利になるでしょう。

1ヶ月以上の「長期インターンシップ」

長期インターンシップの募集期間は決まっていません。年間を通して募集している企業もあるようです。

期間は1ヶ月以上で、平均勤務期間は6ヶ月以上です。1年以上の勤務が推奨されているようですが、職種にもよるでしょう。

1dayや短期と違って、社員並みの仕事を与えられている場合もあります。これは主にベンチャー企業に見られる傾向ですが、経験することでやりがいを感じられるでしょう。ベンチャー企業に就職を目指すのであれば、長期インターンシップをうまく活用しましょう。

インターンシップの実施時期

インターンシップの実施期間は、夏休みや春休みといった長期休暇期間が多いです。

秋や冬にも短期インターンシップは実施されますので、1年を通して早めに情報を収集することが求められます。

実施時期や申込み時期は企業によって異なる

実施時期は夏休みと春休みが多く、申込み時期はさまざまです。

8月に実施するインターンシップなら6~7月の申込み、2月に実施するインターンシップなら年末~1月に申込みを受け付けていることが多いようです。

インターンシップを希望する時期から遡って、早めに調べておくことをおすすめします。くれぐれも、申込みが遅れたということがないように気をつけましょう。

実施時期によって特徴がある

インターンシップの実施時期によって、特徴があります。

プログラムの内容や受け入れ人数に違いがみられるようですので、よく調べて自分の希望に合ったインターンシップを選びましょう。以下で詳しく紹介していきます。

夏のインターンシップ

夏のインターンシップは楽しみながらの企画もあります。軽井沢でインターンシップを実施する企業などもあり、企業の独自性がうかがえます。

夏休みは募集件数も多いので、多彩なインターンシップを調べるだけでも楽しい作業になるでしょう。ただし、楽しい職業体験ができたとしても、開放感で羽目をはずさないように気をつけましょう。

秋のインターンシップ

秋になると大学の授業が始まるため、短期的なインターンシップが多くなります。募集件数もそう多くはありません。

外資系の企業や一部のベンチャー企業では、秋のインターンシップの参加を本選考の必須条件としている企業もありますので、そういった企業を希望するのであれば注意が必要です。

冬のインターンシップ

冬のインターンシップは多くの場合が1dayです。

インターンシップという名目の企業説明会と考えてよいでしょう。そのため、企業を知りたいなら参加した方が有益な情報が得られます。自分に合った企業を見つけることもできますし、企業を比較することもできます。

すでにインターンシップに参加したことある学生に対して、背中を押す効果もあるようです。

春のインターンシップ

春のインターンシップは4年生の春になりますので、1dayインターンシップが多くなります。説明会の要素が強いインターンシップといえるでしょう。

まだ希望する企業が決まっていない学生は、参加することをおすすめします。

通年募集のインターンシップ

年間を通して募集されているのは、長期インターンシップです。週3日以上参加する必要があるため大変ですが、社会に出ると即戦力になれる可能性もあるので、やりがいがあるでしょう。

また、学生側のスケジュールを考慮してもらえることや開催時期が決まっていないのが特徴ですので、状況が整えば受け入れてもらえるでしょう。

インターンシップで行うこと

インターンシップには、実務型やワークショップ型といった内容の異なるプログラムが用意されています。

その他にもさまざまな内容のものがありますので、企業のホームページなどで確認してみましょう。複数参加することも可能ですので、興味がある内容のものがあれば申込みをおすすめします。

インターンシップへ参加するときのポイント

インターンシップに参加するポイントは、以下の5つのものがあります。 

ここからはリストに挙げた5つのポイントについて、個別にみていきましょう。紹介する内容を参考に、早めに準備しましょう。

  • どのようなインターンシップがあるか調べておく
  • 参加する目的をはっきりさせておく
  • インターンシップの選考に向けた準備をする
  • 無理のないスケジュールを組むようにする
  • 早めの準備を心がける

どのようなインターンシップがあるか調べておく

まずは、どのようなインターンシップがあるか調べることから始めましょう。

インターンシップに参加を希望する人は、どのような企業が募集しているか、いつから募集開始するかなどを事前に調べておきしょう。

希望する企業がインターンシップを募集していない場合などは、そもそも話が始まりません。参加する企業を定めて、スケジュールを調整することから始めてみましょう。

また、就職を希望する企業がない場合もインターンシップから活路が見える場合があります。企業情報を収集するチャンスでもありますので、この機会を有効活用しましょう。

参加する目的をはっきりさせておく

インターンシップに参加する目的をはっきりさせてから、参加するインターンシップを選びましょう。

目的が定まっていないと、無駄に時間を過ごすことにもなりかねません。目的に応じたインターンシップを選び、有意義に過ごしましょう。

インターンシップの選考に向けた準備をする

申込みだけでインターンシップに参加できる企業もあれば、選考を通過しないと参加できない企業もあります。後者の場合は面接の準備も必要です。

そのため、集めるべき企業情報として事業内容や経営方針、業界知識などを調べておきましょう。また、企業が求める人物像や社風についても調べておくとよいでしょう。

無理のないスケジュールを組むようにする

インターンシップが多忙なために、勉強や就活がおろそかになることがないようにスケジュールを組みましょう。

夏休みのインターンシップでは連日参加のものもあるようです。勉強や就活も大切なことですので、両立できるようにスケジュール管理を行ってください。また、慣れないインターンシップで心も体も疲れます。体調管理もしっかり行うようにしましょう。

早めの準備を心がける

インターンシップは早めの準備を心がけましょう。

就活に向けてやることはたくさんあるため、就活が始まってから始めるとギリギリになって焦ってしまったり、情報や伝えたい内容がまとまらなかったりする可能性があります。

比較的時間のある1~2年生のうちにある程度のことを調べておくと、3年生になったときに希望する企業に向けて動きやすいでしょう。

長期インターンは途中で終了することもできる?

長期インターンは途中で終了することもできます。実際働いてみて業務の内容がわかると、思っていた業務と違っていたり、自分には合わない仕事だったりと気づくことがあるでしょう。

その場合は企業側にその旨を申告して、途中で終了することが可能です。違和感を持ちながら続けることは心身の負担にもなり兼ねないため、企業側によく理解してもらいましょう。

インターンシップの期間を知って参加してみよう

どこのインターンシップに参加するか迷ったときは、インターンシップに参加できる期間から選ぶ方法もあります。

目的が定まっておらず、希望する企業もないといった場合は自分が参加できる期間で絞ってみるのがおすすめです。

この記事を参考にインターンシップについて深く知り、充実したインターンシップにできるようにしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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