「インターンシップはいつから参加すればいいの?」 「参加前にどんな準備をすればいいか知りたい」 「就活するならインターンシップに行ったほうがいいのかな」 就職活動の一環として定番のインターンシップですが、いつから参加すればいいのか、タイミングや準備について疑問に思う方もいるでしょう。
そこで、本記事ではインターンシップの開催時期や参加するメリット、必要な準備情報までしっかり解説します。読み終わるころには、インターンシップ参加に向けた準備が進められるようになるでしょう。
自分が気になっているインターンシップに参加し、就職活動をスムーズに行いましょう。就職活動中の方やインターンシップへの参加を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
インターンシップはいつから開催される?
インターンシップはいつから開催されるのでしょうか。基本的には年間通して開催されていますが、特に多い開催時期は7月~9月、次に2月~3月です。学校が夏休みや春休みに入る期間に実施する企業が多いようです。
就活を控えている学生にとっても、長期休み中は参加しやすい時期になります。ただし、企業によって開催時期は異なります。もし夏休みに参加できなかったとしても、秋や冬など他の時期に開催している企業もあるため、あきらめずに探してみましょう。
インターンシップには種類がある
インターンシップは「短期インターン」と「長期インターン」という2種類にわかれます。種類ごとに実施期間や内容が大幅に変わり、それぞれにメリット・デメリットがあります。特徴や企業が実施する内容について、くわしく解説します。
長期インターン
長期インターンとは、開催期間が1か月以上になるインターンシップです。エンジニアや営業、マーケティングなど様々な業種で実施されています。期間が長いため、実際のプロジェクトや会議に参加するケースもあり、リアルな就業体験ができます。
また、仕事への参加を通して、会社の雰囲気や社員の人柄も感じられるでしょう。
メリットは、実際の仕事体験が長期間できるため、企業や業界が自分に本当にあっているのか分かる点です。デメリットは、拘束期間が長くなるため、短期間に多くの企業を体験したい方や忙しい方には不向きな点です。
短期インターン
短期インターンは、開催期間が1日~1週間前後と短いインターンシップです。期間が短いため、企業説明やセミナー、グループワークといった内容が中心です。
実際の業務体験ができるケースは限られますが、開催企業が多いため、より多くの企業について知りたい方には最適なインターンシップでしょう。
メリットとしては、忙しく時間がない方でも気軽に参加できて、短期間で企業について知ることができます。ただし期間が短いために、企業説明会と似た内容になってしまう場合や、実際の業務内容が見えづらいというデメリットもあります。
インターンシップに参加する6つのメリットは?
インターンシップは、就職活動を控えた大学3年生や大学院生はもちろん、短大生・専門学校生も参加する就活イベントです。制度や言葉は知っていても、参加するべきか悩む方は多いのではないでしょうか。
そこで、インターンシップをやるべきか悩む方のために、6つのメリットを紹介します。これからインターンシップへの参加を考えている学生や就職活動中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1:企業や職種によって給料がもらえる場合がある
会社によっては長期インターンで実際の仕事にあたる場合、給料がもらえるケースがあります。インターンで取り組む内容や期間によっては「労働者」とみなされるためです。企業によっては、交通費や食事手当などを支給してくれる場合もあります。
給与体系は、時給・日給・成功報酬の3種類です。金額は企業や業種によって変わりますが、時給の場合はアルバイトと同じくらいと考えて良いでしょう。営業職の場合は、成績に応じてもらえる報酬(インセンティブ)がつくケースもあります。
2:ビジネスマナーなどスキルを身に付けられる
インターンシップでは、業務やプロジェクトへの参加を通して、ビジネスマナーが身に付きます。実際の仕事を体験することで、名刺交換や電話の受け答え、メールの送信マナーなど、社会人として必要なスキルを学べます。
また、社長や優秀な社員の仕事の進め方、コミュニケーションの取り方などを間近で見られるため、学校では学べないスキルが身に付くでしょう。社会人としてのビジネスマナーが身に付けば、就活や就職後の心強い味方になります。
3:就職後の企業・業界とのミスマッチを防げる
インターンシップには「実際に就職してみたらイメージと違った」という就職後のミスマッチを防ぐメリットがあります。
企業説明会に参加し、自分なりに企業研究をしたとしても、入社してみたら想像と違っていた、というケースはよくあるのです。インターンシップでは実際の業務を体験することで、企業や業界・職種が自分に合っているのか知ることができます。
4:本選考に繋がる可能性がある
インターンシップは、会社の雰囲気や業務内容を知るための就業体験のため、本選考には関係ないとされています。
しかし、企業によってはインターンシップ中の様子を見て優秀だと判断した場合、そのまま採用につながるケースがあります。また、採用までのステップにインターンシップを組み込んでいる企業もあります。
本選考まではつながらなくても、インターンシップでの経験は就職活動の強みになります。理想の企業や業界に就職するためにも、インターンシップは有効といえるでしょう。
5:人脈をつくれる
インターンシップに参加することで、企業の社員や参加者同士の人脈がつくれるメリットがあります。特に、1か月以上の長期インターンの場合は期間が長いため、お互いにじっくり親交を深められるでしょう。
また、業界で活躍する方と交流できる場合や、経営者と直接話せる場合もあります。参加者同士であれば、就活仲間として情報交換ができるほか、ともに励ましあう仲間になれます。人脈づくりの場としてもインターンシップはおすすめです。
6:早くから選定への対策ができる
インターンシップでは、実際の仕事体験を通して、面接や本選考への対策ができるというメリットがあります。特に長期インターンはリアルな仕事経験ができるため、企業にあわせた具体的な志望動機や自己PRがつくれるでしょう。
また、大手企業では参加者が多いために、インターンシップの選考会や面接を実施しています。企業との面接経験は、本選考に向けたトレーニングになるでしょう。
インターンシップへの参加はいつからがおすすめ?
インターンシップには、いつから参加すればいいのでしょうか。年齢や学校によって変わりますが、4年制大学では3年生の6月~4年生の3月まで、2年制の短大生や専門学校生は1年生の夏ごろに行うことが多いようです。
本格的な就職活動に向けて企業を知りたい、という方は大学3年生の夏、もしくは短大1年生の夏がおすすめです。短大や専門学校は就職活動までの期間が短いため、参加する場合は短期のインターンシップが安心でしょう。
インターンシップに参加する前の準備
就職活動のためにインターンシップに参加したいけれど、どのような準備をすればいいか悩む方は多いのではないでしょうか。インターンシップへの参加が成功するように、必要な準備とおさえるポイントを紹介します。
自分が気になっているインターンシップを調べる
まずは、自分が興味のある業界や企業のインターンシップが開催されるか調べてみましょう。調べる先は、企業のウェブサイトのほか、就職情報サイトもおすすめです。
学生の場合は学校にお知らせが届いている場合があるため、学生課やキャリアセンターなどでチェックしてみましょう。
また、転職サイトや転職エージェントを利用した、30代~40代の中途採用向けインターンシップもあります。学生向けと思われがちなインターンシップですが、転職の失敗を減らすためにも、社会人インターンはおすすめです。
自分の強みや価値観について掘り下げる
企業によってはインターンシップ参加のために、エントリーシートの提出や選考会として面接が実施される場合があります。志望動機や自己PRについて受け答えができるように、自分の強みや目標・価値観について、しっかり自己分析しておきましょう。
また、有意義なインターンシップにするために、達成したい目標をはっきりさせることも重要です。インターンシップで学びたいことや克服したいことを事前にまとめておきましょう。準備した自己分析や目標は、就職活動でも役に立ちます。
インターンシップについて知って参加を検討しよう
インターンシップは、働いてみたい会社や目指したい業界を探すために、とてもおすすめな制度です。自分にあった会社を見つけるためにも、インターンシップについて知り、準備を整えて、ぜひ参加してみましょう。
参加したくても何から準備すればいいか分からない、いつから行動すればいいか分からない、という方も本記事を参考にしていただければ大丈夫です。ぜひ新たな一歩を踏み出してみましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート