【Webインターンとは?】Webインターンの内容や参加時に気をつけることを徹底解説!

【Webインターンとは?】Webインターンの内容や参加時に気をつけることを徹底解説!

はじめに

近年、ITツールの発達と浸透により、インターンもオンラインで実施する企業が増えています。

インターンに参加予定の学生なら、オンラインインターンの内容も気になるところでしょう。

ところが、Webインターンはまだまだ実績も少ないため、詳細な情報は見つからないのが現状です。

そこで今回は、Webインターンの内容や参加時のポイントについて解説します。

オンラインインターンに興味がある、参加に向けて準備しておきたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

Webインターンとは?

Webインターンとは、オンライン上で行われるインターンのことです。

新型コロナウイルスの感染拡大と、ITツールの発達を背景に増えつつあります。

参加型のインターンと比較しても実施内容はほぼ変わりませんが、オンラインツールを駆使するという点に大きな違いがあります。

企業によっては、どうしてもオンラインでのやり取りが難しいと判断した内容については、事前の対面ワークを併用する場合もあるようです。

Webインターンは、学生にとって2つのメリットがあります。

1つ目は、インターンを受ける際の時間的負担が減るため、より多くの企業の説明会やインターンに参加できる可能性が膨らみます。

2つ目は、実際に働いた際に使う可能性の高いオンラインツールへの知見を深められることです。

就活中の今と働いてからの未来に良い影響を与える可能性が高いため、Webインターンへの参加は非常におすすめです。

【Webインターンとは?】Webインターンの実施内容

Webインターンで実施される内容は企業によってさまざまです。

企業説明会と近いような内容になる場合もあれば、ディスカッション形式のワークをこなす場合もあるようです。

また、自社の研究所や工場といった施設がある場合は、施設見学も必ずインターンの内容に入ってくるでしょう。

内容を大まかに分類するとすれば以下の4つがあります。

・事業内容の説明

・グループディスカッション

・工場見学

・資料作成

ここからWebインターンの実施内容について見ていきましょう。

事業内容の説明

Webインターンで、必ずと言って良いほど実施されるのが事業内容の説明です。

事業内容の説明とは、企業が創業から今までどのような沿革をたどってきたか解説し、主力とする事業内容を解説するパートです。

企業の歴史や強みが詰まっていると言えます。

Webインターンを開催する趣旨は、従来の対面型のインターンと変わらず、学生とのつながりを作ることにあります。

企業はWebインターンを通じて学生たちの個性や能力を見極めたいと考えており、学生も企業の沿革や事業内容を深く知れる場であることに変わりありません。

つまり、オンライン上のやり取りになろうが、Webインターンであっても事業内容の説明は欠かせない項目なのです。

通常の会社説明会よりも時間を割いている場合もあるので、しっかりと内容を聞いておきましょう。

グループディスカッション

Webインターンでは、参加する学生同士でオンラインツール越しにグループディスカッションを行う場合があります。

ここで行うグループディスカッションは、会社で働く場合に置き換えると、模擬会議のようなものだと考えてください。

zoomやWeb会議システムを活用して、議論を進行していきます。

相手の意見を聞きながら、自分の主張もするといった、会議の中で自然と求められる社会人としての振る舞いが学べるでしょう。

また、企業によっては普段行われている社内会議にインターン生を同席させる場合もあります。

社会人が実際に働く様子を、じっくりと見学できます。

オンラインという画面越しではあるものの、仕事の進め方や雰囲気を感じ取れる貴重な体験ができるでしょう。

工場見学

Webインターンでは、オンラインツールを駆使した工場見学も行われています。

自社の研究所や工場、ショールームを持っている企業の多くは、Webインターンに工場見学を取り入れています。

単なる施設見学ではなく、Webインターンの工場見学には学生と企業の双方にとってメリットがあるのです。

まず、企業がインターンで工場見学を行うメリットは、1回でより多くの学生に自社の製品やサービスをアピールできる点にあります。

製品やサービスの製造過程には企業の試行錯誤や技術の粋が詰まっているため、自社の良さを学生に伝えられるまたとないチャンスなのです。

また、学生にとってもWebインターンの工場見学は、企業の強みや他社との違いがより深く学べる場です。

オンラインで見ることにより、企業からの説明にも集中しやすいでしょう。

資料作成

Webインターンでは、ワークの一種として資料作成が導入される場合もあります。

資料作成とは、商談の際に用いられるプレゼンテーション用の資料や、社内会議で決まった事案についてまとめるといったワークを指します。

独自の課題を学生に課し、発表用の資料を作るといったワークもあるようです。

zoomのようなオンラインツールは画面共有機能が使えるので、企業側もほぼ対面と変わらないような形で学生に指導できます。

資料作成のようなワークは、Webインターンのプログラムとしても向いているのです。

学生にとっても、実際の業務内容に近いものを体験できるため、企業理解を深める良い機会となります。

簡単なワークだなと思って手を抜くのではなく、しっかりと前向きに望むことで実りあるものとなるでしょう。

【Webインターンとは?】Webインターンに参加するメリット

Webインターンには、既存の対面参加型のインターンと比較して、3つのメリットがあると言われています。

まず、オンラインであるために全国各地、どこからでもインターンに参加できます。

インターンの実施内容だけで参加を切り上げられるので、懇親会への参加や帰り際のタイミングに困るといったこともありません。

また、オンラインツールを使う経験は、インターン後の面接にも活かせます。

オンライン面談や面接の練習にもなるので、一石二鳥です。

Webインターンに参加するメリットをくわしく見ていきましょう。

全国各地から参加することが可能

インターンをはじめ、対面が基本であった従来の就活は、地方在住の学生にとってかなり不利なものでした。

就活はとにかく時間がかかるもので、企業説明会を2社~3社、1社の1dayインターンに参加しただけでも半日は消費してしまいます。

都心で就職を考える地方大学に通う学生・Uターン就職希望者の中には、就活のためにマンスリーで家を借りているという学生もいたほどです。

ところが、Webインターンであれば会場に向かう時間とお金は一切かかりません。

時間の都合さえ合えば、全国どこからでも参加できます。

交通費がかさむこともなければ、大学の講義に支障をきたすこともないため、学業と就活の両立にもぴったりなのです。

つまり、住んでいる地域による有利不利の出にくいことがWebインターンの大きなメリットなのです。

拘束時間が短い

Webインターンには、拘束時間が短いといったメリットもあります。

対面参加型のインターンでは、時間的負担という大きなデメリットがありました。

インターン終了後、どのタイミングで会場を出れば良いか判断に困ってしまうなど、なかなかスムーズに終わりませんでした。

さらに懇親会が設定されていると、インターンに参加するのは1日仕事です。

ただでさえ時間に追われる学生にとっては、1つのインターンに参加するだけでもなかなかハードルが高かったでしょう。

これに対し、Webインターンはプログラムが終わり、オンラインツールをオフラインにすればインターンが終了します。

好きなタイミングで会場を出られるため、時間的な負担は従来よりもかなり軽く済むようになったのです。

オンライン面接の練習になることがある

Webインターンには、先々に控えるオンライン面接の練習になるといったメリットもあります。

就活では従来に比べても、より多くのオンラインツールが活用されており、面接もオンライン上で行うケースが増えつつあります。

オンラインツールを使えるようになっておく・場に慣れておくことは大きなメリットとなるでしょう。

また、オンライン面接を受ける際の注意点は、後述するWebインターンを受ける際の注意点とも共通する部分があります。

事前準備とは別に、やはり一度はオンラインツールを使って、企業の面接担当とやり取りする経験をしておいたほうが無難です。

先々のオンライン面接の練習を見据えても、Webインターンへの参加はメリットがあると言えるのです。

【Webインターンとは?】Webインターンのデメリット

Webインターンには、オンラインならではのデメリットもあります。

まず、直接企業や会場に足を運ばないため、職場の雰囲気を感じることは従来よりも難しくなっています。

場の空気が伝わりにくく、コミュニケーションを取ること自体が難しいと感じる人もいるでしょう。

しかし、オンラインツールを使ったコミュニケーションに慣れることは、今後の就活や就職したあとのことを考えると慣れていて損はありません。

デメリットを単なるデメリットとして捉えるのではなく、今後の就活や社会人として働く際にどう活かせるかを考えると良いでしょう。

職場の雰囲気を感じにくい

Webインターン最大の弱点とも言えるのが、職場の雰囲気を感じづらいことです。

対面型のインターンでは、実際のオフィスに足を運び、会社の社風や雰囲気を肌で感じ取れます。

資料や書類の置かれ方・デスク配置・納期のタイミングなどで会社の雰囲気は大きく変わります。

もちろん、学生の受け入れ準備をしたうえなので、本来の企業の様子やオフィスが見られるとは限りません。

それでも会社説明や企業の概要を調べるよりは、参考になることが多々あるでしょう。

しかし、Webインターンにはそうした対面で感じ取れる雰囲気は一切ありません。

志望度の高い企業なら、インターンの前後でかまわないので、オフィスの前まで行ってみると良いかもしれません。

コミュニケーションのハードルが上がる

Webインターンは、対面のインターンよりも確実にコミュニケーションのハードルが上がります。

実際に顔を合わせて話を交わすよりも、コミュニケーションが取りづらくなるのです。

一般的に、相手との会話には間や空気感が存在します。

私たちは対面で話すときにそうした雰囲気を肌で感じ取り、無意識に配慮して行動・発言しているのです。

しかし、オンラインツールを経由したコミュニケーションでは、そうした雰囲気を感じ取るのは至難の業です。

対面であれば簡単にできていた発言ができなくなってしまうのも、無理はありません。

つまり、Webインターンに参加するなら、そうしたコミュニケーションが難しい場面もあると想定しておきましょう。

心構えがあるのとないのとでは、実際の対応も大きく異なります。

【Webインターンとは?】Webインターンに参加する際の注意点を紹介

Webインターン成功のカギは、事前準備が握っているといっても過言ではありません。

Webインターン参加時の注意点は以下の4つです。

・ネット環境を整える

・カメラの映り方を確認する

・周囲の騒音に注意する

・イヤホンを使用する

やはりオンラインツールを使っているだけあって、Webインターンの注意点は、ほぼオンラインツールが使いこなせるかどうかにかかっています。

また、通信に最適な環境を整える必要もあります。

参加する直前に慌てふためくようなことがないよう、注意点を参考にしっかりと準備しておきましょう。

ネット環境を整える

Webインターンに参加するなら、自身が使うネットワークの環境をしっかりと確認しておきましょう。

たとえば、Webインターン参加中に自分だけ接続が途切れてしまったとします。

オンライン上での通信障害は、自分だけではなく参加しているほかの学生にも迷惑をかけてしまいます。

特に学生同士でグループディスカッションを行っている最中であれば、議論が中断されてしまい、時間のロスにもつながるので要注意です。

通信速度が遅くなるだけでも、会話がスムーズに交わせないため、ストレスを感じる学生もいるでしょう。

こうしたトラブルを回避するためにも、ネット環境を事前に整えておくことは非常に重要です。

Webインターンを受ける前に、必ず通信に問題がないかどうか確認しておきましょう。

カメラの映り方を確認する

Webインターンでは、カメラ映りも事前に確認しておいてください。

まず、目線がおかしくないかについては必ず確認しましょう。

カメラを見下してしまっている・見上げているような目線は不自然です。

目線がおかしいと、一緒にWebインターンを受ける学生や、企業の担当者への印象が悪くなってしまいます。

カメラの高さは、対面で人と話すときの自然な姿勢になるようセットしておくのが基本です。

また、自分の背景に映り込む部屋はきれいかどうか、窓から差し込む光が反射していないかどうかも確認しておきましょう。

部屋が暗すぎる場合や濃い暖色系の照明も、顔の印象を悪く見せてしまいます。

細かな点ではありますが、自分の顔がよく映るようしっかりと確認しておかなければなりません。

周囲の騒音に注意する

Webインターンを受ける際は、周囲の騒音にも注意しましょう。

通信環境や映り込みをしっかり確認していても、会話のキャッチボールが成立しなければ担当者はストレスを感じてしまいます。

やっかいなことに最近のマイクは高性能なので、ささいな音でも拾い上げてしまうため、注意が必要です。

家の中であっても、外を通る車のエンジン音や生活音など騒音になりかねない音が聞こえないかどうか、しっかりと確認してください。

窓を閉めておくことはもちろん、同居人がいる場合はWebインターンの時間帯をあらかじめ伝えて、静かにしておいてもらいましょう。

もし、複数の日程からWebインターンに参加できる日が選べるなら、静かな環境で受けやすい日を選びましょう。

イヤホンを使用する

Webインターンでは、必ずイヤホンをつけて臨みましょう。

外の音を遮断してくれるため、担当者やほかの学生とのコミュニケーションが取りやすくなるのでおすすめです。

イヤホンには有線タイプと無線タイプの2種類があり、Webインターンや先々のオンライン面接に備えて買うなら、有線タイプを選びましょう。

有線タイプは充電する必要がないので、通信中に充電が切れるなどのトラブルはありません。

また、無線タイプと比較しても遅延が少ないので、よりスムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。

ただし、有線タイプのイヤホンはコードが服や体に擦れることで雑音が発生する場合もあるため、そこだけは注意してください。

カメラの映り込みについても、イヤホンをつけた際の姿まで確認できるとより万全です。

【Webインターンとは?】Webインターンの選び方は?

Webインターンであっても、インターン先の選び方・判断基準は対面のインターンとなんら変わりありません。

大事なのは以下の2点です。

・自分がインターンシップで何を得たいか

・インターンシップでどんな体験がしたいか

志望先企業のインターンにだけ参加するのも1つですが、Webインターンであれば、より多くのインターンに参加できます。

時間の許す限り、さまざまな企業のインターンに参加してみてください。

Webインターンのプログラムが事前にわかっている場合は、自分に合ったプログラムを選ぶよう心がけましょう。

また、Webインターンはオンラインツールを使った就活の練習の場として、またとない環境がそろっています。

オンライン面接の練習になるため、就活をするなら参加しておくのがおすすめです。

【Webインターンとは?】Webインターンはどんな服装をするべき?

Webインターンは、特別な指定がない限りはスーツで参加しましょう。

オンラインツールを使っていようが、インターンは企業との大事なファーストコンタクトです。

下手に冒険した服装で臨むことはおすすめできません。

やはり、ベストな服装は就活に適したスーツでしょう。

小さな画面越しで目立とうと、無理に派手な色や柄の物を選ぶ必要はありません。

一般的な対面のインターンや面接を想定した無難なスーツで臨みましょう。

事前準備としては、オンラインでスーツ姿が美しく見えるコツをつかんでおいてください。

スーツは体にあまりフィットしない素材であることが多いため、座るとシャツの襟がゆがんだりジャケットが浮いたりしてしまう場合があります。

男性ならネクタイが曲がっていないかも確認してください。

私服OKの場合は?

企業によっては、Webインターン参加時の服装を「私服OK」としている場合があります。

この場合は、私服といってもオフィスカジュアルを意識した服が無難です。

私服が許可されているからといって、Tシャツとジーパンのようなカジュアルな格好は避けましょう。

ただし、アパレル関係の企業であればこうした服装がアピール材料になる場合もあります。

トレンドを意識した配色や、インターンを受ける企業の服装を身につけることで、さりげないアピールができるのです。

いずれにせよ、服装では下手に目立とうとしないことをおすすめします。

「あくまでもWebインターンの場である」といった節度をわきまえた服装が無難です。

決して「普段の服装でかまわない」という意味ではないので、誤解しないようにしましょう。

おわりに

Webインターンは、近年増えつつあるインターンにおける開催形式の1つです。

プログラムはほぼ対面のインターンと変わらず、時間的負担を減らせるといった、学生にとっても大きなメリットがあります。

ただ、今までなじみのないオンラインツールを使ったやり取りが前提となるので、受講に向けた事前準備は必須です。

オンラインならではの注意項目があるのも大きな特徴です。

Webインターンは今後のオンライン面接や、実際の仕事に活かせる経験を積める場でもあります。

時間の許す限り参加して、貴重な体験を積んでいってください。

 

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