ぶっつけで面接に臨んでも大丈夫?くわしく解説!

ぶっつけで面接に臨んでも大丈夫?くわしく解説!

はじめに

大学3年生、エントリーシートを書いたり、インターンに参加したりと、多くの人が就活に向けて準備する時期です。

この記事にたどり着いた人はおそらく就活真っ只中の人や、近いうちに面接を控えている人もいるでしょう。

今回はそんな方向けにぶっつけで面接に挑んでも大丈夫なのかというテーマで、いきなり面接に挑む際の注意点や対策をお話していきます。

面接を控えている人や、ぶっつけで面接に臨もうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ぶっつけで面接に臨むのはどうなの?

「結局ぶっつけで挑んでも変わらないのでは?」と思う人もいるでしょう。

実際に周りで、予行や準備無しで面接した先輩や、同期の話もチラホラ耳にすることでしょう。

面接の準備には、企業や業界調査・質疑応答の練習・自己PRなど時間や労力がかかるものばかりで大変です。

「わざわざ時間をかけたのにそれが無駄になってしまったら」と考えると、なかなか時間を割きたくないと思うのは当然です。

はたして、準備にそこまで時間をかける価値はあるのか解説していきます。

ぶっつけで面接に臨むのは危険!

結論から述べると、ぶっつけで面接に臨むのはあまりおすすめできる方法ではありません。

なぜなら、面接は準備に時間をかけた人ほど有利になっていくからです。

やはり十分に時間をかけた人と、そうでない人では差が出てきます。

面接官もプロなので、そういった人を見分けられ、好印象なのは自分の会社により時間をかけてくれた人なのは明白でしょう。

もう1つは、デメリットは時間を取られることだけなのに対して、準備をしないことでともなうリスクが大きいからです。

もしあなたが面接を控えていて、準備に十分に時間をかけられるなら、前準備無しで挑むのはやめるべきです。

それでは対策しないことで、どういう危険性やリスクがあるのかを細かく見ていきます。

なぜぶっつけで面接に臨むのは危険なのか?

面接は必ずその企業と関連のある質問がされます。

したがって、質問内容はある程度予測でき、その分対策も可能になります。

これは時間をかければ、ほとんどの人ができることです。

それゆえに、同じ企業に面接を受けに来るライバルの多くが、十分な対策をしてくるのです。

すると準備していない人に比べて、差がより顕著にあらわれてきます。

その手間をかけなかったことで、一生を棒に振る可能性があると考えると、危険だというのがわかるでしょう。

質問に対して論理的に回答できない

論理的な回答とは、事象や事柄があり、なぜそうなるのかという答え方です。

たとえば「A=B B=C ゆえにA=C」など、思考のプロセスに論理的な過程がある考え方のことです。

これは意識していないと難しく、常に頭の中を整理していないとできません。

したがって、面接でされそうな質問を予測し、その回答に対しての論理的な思考を言語化しおく必要があるのです。

具体的な方法としては、文字として書き起こし、それを頭の中で反すうしておくやり方です。

自分なりの根拠として定着しておけば、とっさに質問されたときでも論理的な回答が可能になります。

これをおこたると、面接官と話がかみ合わなかったり、見当違いな回答をしてしまったりするのです。

志望度が低いと思われてしまう

もし事前に面接を受ける企業の情報をリサーチしておらず、面接官からの基本情報についての質問に答えられなかったらどうでしょう。

会社の基礎情報や事業をよりくわしく回答した人と比べ、志望に対する熱意が高く見えるのはどちらか明らかです。

いくらほかの受け答えがしっかりしていて志望動機をアピールしても「あまり志望度が高くないのでは」と思われてしまうでしょう。

直接的な質問ではなくても、会話の節々でボロが出たり、振る舞いから見抜かれたりすることは大いにあり得ます。

ささいなことかもしれませんが、同じ条件の人とどちらかを選ぶ際に、判断する材料になるのはこういったささいな点かもしれません。

最低でも、その会社が何に力を入れて、他社とどこが違うかなどの基本的なポイントは必ず押さえておきましょう。

面接はぶっつけでなく事前に準備が必要!

先述した通り、面接において事前準備がいかに重要であるかがわかりました。

面接の準備をしないのは、試験範囲を把握しないでテストに臨むのと同じことです。

経験のある人ならわかると思いますが、あま良い結果を得られなかったというのが大半でしょう。

予期していない問題が出てきてパニックになることは、面接の場でも多々起こり得る事態です。

そうならないためにも、しっかりと対策は講じましょう。

さらに面接はテストと違って、補習や再試験がありません。

面接で落とされた会社に再度、面接を受けに行くことはできず、チャンスは1度きりです。

だからこそ、入念な準備が重要であり、そういう人を見抜けるように、面接官も訓練しているのです。

ぶっつけで面接に臨まなければいけなくなってしまった!直前でもできる対処法

すぐに面接があり準備できない人、面接の予行練習をする時間が取れない忙しい人向けに、直前でもできる対策をご紹介します。

まずよく聞かれるうえに重要な質問である、志望理由については答えられるようにしましょう。

ここで他社との比較ができればなお良いですが、大切なのは自分の考えをしっかり言葉にすることです。

自己PRでは1つの事柄、強みを掘り下げることで話しやすくなります。

「いろいろな情報を伝えなければ」と思いがちですが、自分らしさが薄れてしまい、逆効果になってしまいます。

自己分析をする

就活は自分という存在が会社にとって、どのような利益になるかをアピールする機会でもあり、自分を分析するのに最適な瞬間です。

自己紹介や自己PRのときに、意外と自分のことをうまく話したり、説明できなかったりします。

そこで、長所・短所、周りと比較したときの強み、やりたいことなど客観的に自分についての情報をあげていきます。

そうして最低限自分について話せる項目をリストアップしておくために、自己分析をしておくのは良い方法です。

もしかしたら、その最中に自分に本当に合っている職や働き方、相性が良い企業など新しいことを発見できるかもしれません。

自分を見つめ直すというのは、面接という1つの場だけでなく、話の引き出しになったり、アイデンティティの確立に役立ったりします。

自分ならではという確固たるものがあれば、それは自信にもつながり、面接でも大きな武器になるでしょう。

就活やこれからの人生においても自己分析をしておくのは、非常に良い手段であると言えます。

よくある質問・面接の流れを把握しておく

多くの企業でよく使われる質問や、面接の流れを把握しておくのは大切です。

予期していない質問や、入室から退室までの流れを理解しておけば、パニックに陥る事態を避けられる可能性が高くなります。

パニックになり、一度頭が真っ白になってしまうと、あらぬことまで言ってしまったり、そのあとの受け答えにも影響が出たりします。

特に緊張しやすい人は、誰かに協力してもらい何度も予行演習を懲り返し、冷静に面接に臨めるよう訓練しておきましょう。

面接はすべて決まった質問がされるわけではありませんが、好んで使われる質問やパターンはあります。

それを押さえておくだけで、それぞれの企業に合った回答をあらかじめ用意しておくことが可能です。

少なくとも、練習しておいた質問がきたときは冷静に対処できるため、慌てるような機会を減らすことにつながります。

よくある質問については、くわしく紹介している記事を用意しましたので、そちらについてもあわせてご確認ください。

→https://shukatsu-ichiba.com/article/13041

最低限の企業情報を調べる

就活を有利に進めるため、企業情報は有用な材料となります。

逆質問のときもそうですが、書類選考に通過する確率を上げることもできます。

公式ホームページには特に目を通しておくべきです。

重要な事業内容や企業の理念、採用情報など必要な基本情報が一通り載っていて効率が良いからです。

なかには社内報を掲載している会社もあり、どのような人が働いているかや、現在動いているプロジェクトまでわかることがあります。

ホームページを隅から隅まで見ないとわからない情報を見つけ、そのことに触れると、かなりの好印象をもたれることは間違いないでしょう。

また、経営状況からその企業の課題を見つけ、その解決策や力になれることまで言えたら、志望に対してかなりの熱意があると受け取ってくれます。

企業情報は調査力だけでなく、やる気や志望動機にもつながってくるため、いかに大切かがわかるでしょう。

余裕があれば、志望する企業の競合会社もあわせて調べておくと、より理解が深まり発言に説得力が増します。

まとめ

ぶっつけで面接に臨んでも大丈夫なのかについて理解できたのではないでしょうか。

対策無しで臨む人はしっかり準備した人に比べ、不利になる場合が多いことに注意してください。

頭の中を整理し、頻出する質問を事前に予習しておけば、論理的な回答が可能です。

また、自己分析は自己PRなど、自分のことについて話すときに有効な手段でしょう。

ぶっつけで臨まなければいけない人は志望理由をはっきりと答え、自己PRでは1つのことを掘り下げましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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