【メールで応募】インターンに応募する際に意気込みを効果的に伝えるポイントを解説!

【メールで応募】インターンに応募する際に意気込みを効果的に伝えるポイントを解説!

はじめに

メールでインターンに応募する際、どのような内容を書けば良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。

意気込みを述べるにあたり、インターンの参加目的と、何を得たいかという2つのポイントを押さえることが重要です。

また、文章の内容だけではなく、メールを送る時間帯や言葉の使い方、返信のタイミングなどにも注意する必要があります。

そこで今回は、インターンに応募する際に意気込みを効果的に伝えるポイントを解説します。

【インターンの意気込み:メール応募編】意気込みを聞かれる理由

インターンで意気込みを聞かれる理由は、参加者の志望度を見るため・インターンに意味をもたせるため・そして採用に活かすための3点です。

ただ「インターンに参加したい」とだけ伝えても、企業にはそのメールを無視されてしまうでしょう。

そのため、メールを作成する際はこの3点を意識しながら文章を考えることがおすすめです。

あなたがその企業の志望度が高く、目的意識を持っており、さらに本採用も目指しているが伝われば、インターンに参加できる可能性が高くなります。

志望度を見るため

企業は志望度の高い学生に参加してほしいと考えています。

インターンとはいえ、企業の担当者は企画や人員の配置など、開催のために時間と労力をかけて多くのことを準備しなければなりません。

そのため、意気込みを聞くことであなたが本当にその企業のインターンに参加したいのかを確認しています。

また、人気企業や職種のインターンを志望している場合、参加枠に対して多くの応募が殺到することも予想されます。

あなたの意気込みをしっかり文章にしてまとめ、採用担当に伝わるような熱意をアピールしましょう。

インターンに意味をもたせるため

企業は、なんとなく参加したいと思っている学生ではなく、目的意識のある学生に参加してほしいと考えています。

就職活動を控えて、学生時代に打ち込んだことが思い浮かばない学生は「とりあえずインターンに参加してみよう」と考える方もいるかもしれません。

しかしそれだけでは参加しても、なんのスキルも身につかず、企業にとっても時間の無駄になってしまいます。

そのため、インターンでどんなことを学びたいか、またどのように成長したいのかなど、明確な目的をもった学生に参加してもらうために意気込みを確認しています。

採用に活かすため

インターンで優秀な学生を見つけ、選考につなげたいと考えている企業もあります。

優秀な成績や実績をおさめた学生は、そのままその企業に就職できるように、特別な選考ルートが用意されるかもしれません。

場合によっては特に面接などもなく、口頭で本採用の相談があり、お互いが合意した場合、卒業までインターン先でアルバイトしながら早期に企業で働けることもあるのです。

そのため、インターンに参加する学生は「本採用の選考にも関わる重要なプログラムである」という意識をもって参加してください。

【インターンの意気込み:メール応募編】伝えるべき内容

インターンをメールで応募するときに伝えるべき内容は、インターンの参加目的と参加することで何を得たいか、の2点です。

すぐに思い浮かばない方や、なんとなく認識しているけれどうまく言葉にできない方は、その企業の業界研究や企業研究、インターンの内容理解をすることで言葉にしやすくなります。

自己分析も活用しながら、あらためて自分がその企業に応募したい理由を整理しましょう。

ここからは、メールで応募する際に伝えるべき内容についてお伝えします。

インターンの参加目的

あなたがなぜインターンに参加したいのかを述べましょう。

「就職活動で有利になると思ったから」など、あなたの志望度や意欲が伝わらない内容はNGです。

まずは、その企業が属する業界研究や、企業研究を行い、その企業の理解を深めることがおすすめです。

そして、あなたがなぜその業界や企業に興味をもったのか整理することで、参加目的をしっかり文章で述べられるでしょう。

また、自己分析も合わせて行うことで、その企業に興味をもった理由のヒントが見つかることもあります。

インターンで何を得たいか

あなたがインターンに参加して何を得たいのかについて述べましょう。

具体的にどんなスキルを身につけたいのか、何を学びたいのかなど、できる限り具体的に伝えることが重要です。

そのために、インターンの内容を詳細まで押さえておくのがポイントです。

「ビジネススキルを身につけたい」など、どの企業でも共通するような内容は避けて、その企業・職種でしか学べない内容を述べましょう。

あまりに内容が抽象的である場合、企業には「当社でなくても学べる内容ではないか」と捉えられる可能性があるので、注意が必要です。

【インターンの意気込み:メール応募編】書き方のポイント

インターン先にメールを送るとき、どのようなことに注意して書けば良いのかわからない方も多いと思います。

インターンの時期の企業担当者は、新卒採用の時期や研修と重なって忙しい方が多いので、短時間でわかりやすい文章を書くことが重要です。

そのため、参加理由やなぜ参加しようと考えたのか、学びをどう活かすかという3つのポイントを押さえたうえで簡潔にまとめましょう。

ここからは、メールの書き方のポイントについて、具体的な内容をお伝えします。

参加理由を述べる

まず、結論となるあなたがインターンに参加する理由を述べましょう。

社会人に対してメールを送る際は、最初に結論から述べることが重要です。

結論を最初に述べられないと、結局何が言いたいのかわからない文章になってしまい、企業にあなたの考えが伝わりにくくなってしまいます。

実際に就職活動の面接や、社会人になってお客様と話すときも、結論から最初に述べることで相手に話がわかりやすく伝わります。

そのため、まずは結論をわかりやすく一言で述べましょう。

根拠を述べる

参加理由に説得力をもたせるためのエピソード、つまり根拠を述べましょう。

その際、具体的な内容を述べることが重要であるため、あなた目線だけではなく、誰が読んでも理解できるような内容にすることが大切です。

説明会に参加したことや、その企業のサービスや商品を体験したことがあれば、積極的に書きましょう。

そのような実際のエピソードがあれば、企業にも良い印象を与えられ「説得力のある根拠だ」と感じる可能性が高くなります。

学びをどう活かすか

インターンで何を学び、どう活かそうと考えているのかを述べましょう。

その際、直近ではなく、5年後や10年後などできるだけ長期的な目線で考えることが大切です。

「就職活動に活かしたいから」という短期的な内容を述べると「この学生は就職活動で有利になると思って参加している」と捉えられ、マイナスな印象を与えてしまいます。

社会人になっても、大きな将来像を描きながら日々の仕事に取り組むことが成長につながるため、インターンでも自分の将来を意識してみると良いでしょう。

【インターンの意気込み:メール応募編】メールの構成

インターンに応募する際、メールの構成をどうすべきかかわからない方も多いと思います。

特に、企業の方にメールを送ること自体が、このインターンシップではじめての経験になる方もいるのではないでしょうか。

メールで与える第一印象も非常に重要です。

そのため、本文だけではなく件名・宛先・挨拶にも注意して、相手に良い印象が与えられる文章を作りましょう。

ここからは、インターンのメールの構成について具体的な内容をお伝えします。

件名

件名には、用件に加えてあなたの大学名・氏名を書きましょう。

書き方は以下を参考にしてください。

例:【インターンシップについて】 ○○大学 ○○(名前)

企業担当者は膨大なメールを日々受け取っているため、件名が抜けてしまうとメールボックスの中で見逃されてしまう可能性もあります。

また、件名でフォルダを自動的に振り分けている方もいるので、必ず件名に用件とインターンシップについての内容であることを記載しましょう。

宛先

宛先には企業名・部署・役職(わかる場合)・担当者名を書きましょう。

担当者名がわからない場合は「インターンシップご担当者様」という書き方をすれば問題ありません。

(株)と省略したり、【課長様 ○○様】と敬称が重なったりしないように注意しましょう。

また「株式会社」が会社名の前と後ろのどちらに付くのか、必ず確認してから書くいてください。

細かいですが、このような小さな間違いも企業担当者にマイナスな印象を与える可能性があります。

挨拶

あなたの大学名・氏名を名乗り、続けて用件を述べましょう。

書き方は以下を参考にしてください。

例:○○大学の○○と申します。

貴社のインターンに応募したいと思い、メールをお送りいたしました。

もし、複数の職種についてインターンの募集がある場合は、自分がどの職種を希望しているのかもきちんと伝えましょう。

挨拶文は本題の前にある部分であり、あまり長くしないほうが好ましいため、上記のようにまとめられれば問題ありません。

本文

先ほど述べた内容に従って本文を書きましょう。

どれか1つのポイントが短くならないように、文字数のバランスを調整しながら、結論(参加理由)→エピソード(参加する根拠)→結論(学びをどう活かすか)の順に話しましょう。

また、あまりに長い文章になってしまうと担当者も読むのに手間がかかってしまうため、相手へ簡潔に伝わる長さを意識することが大切です。

記入したあとに自分で見直し、文章の流れや誤字・脱字、内容に矛盾が生じていないかを最終チェックしましょう。

終わりのご挨拶

最後に、簡単な挨拶を述べて終わりとなります。

例:インターン採用のご検討よろしくお願いいたします。

上記のように、挨拶を一言添えて締めましょう。

また、メールの内容が長文になっているため「お忙しいところ、内容をご確認くださりありがとうございました」など、内容を確認してくれたお礼も一緒に述べられると、より良い印象を与えられます。

また、この部分は最後の挨拶となるため、お礼と挨拶以上のことは記入しないでください。

署名

あなたの大学名・学部名・学科名・氏名・電話番号・メールアドレスを書きましょう。

これからインターンや就職活動でメールのやり取りをする際、署名をその都度入力するのは手間になります。

そのため署名登録をしていない方は、これを機に登録しておきましょう。

今後新規のメールを作成するときに、上記の内容が自動的に本文の最後に挿入されている状態となります。

また、もし採用の連絡や、面談の希望がある場合には電話やメールで連絡が来るので、連絡先には間違いがないように注意しましょう。

【インターンの意気込み:メール応募編】例文

○○株式会社
人事部
インターンシップご担当者様

はじめまして。
○○大学○○学部○○○○と申します。
突然のご連絡で大変恐縮ですが、貴社のインターンに応募したいと思い、メールをいたしました。
私は○○業界に興味をもっており、貴社を始めとした○○業界の説明会などに参加しました。
私は過去に貴社の商品を使用したことがあり、社員の方の接客や、知識の多さに感動たことを覚えています。
それがきっかけで、貴社の業務を実際に体験したいと思い、ご連絡をいたしました。
また、多くの社員の方との会話により貴社の社風を肌で感じたいと考えています。
貴社のインターンシップで、接客力や商品の知識、貴社の社員として大切にするべき考え方を身につけたいです。
そして将来は貴社の一員となり、チームリーダーとして長期的に活躍していきたいです。
お忙しいところ、ここまで内容をご確認くださりありがとうございました。
インターンご検討よろしくお願いいたします。

○○大学○○学部○○○○

電話番号:-○○○○-○○○○ メールアドレス:〇〇◯◯◯◯@◯◯◯◯.jp

【インターンの意気込み:メール応募編】作成時の注意点

メールでインターンに応募するときは、内容そのものはもちろん、誤字脱字・言葉の使い方などにも注意しなければなりません。

また、メールの内容だけではなく送る時間帯や、返信の仕方についても適切な対応をしましょう。

細かい内容ですが、インターンに参加するときだけではなく、実際に就職活動をするときにも役に立つポイントとなります。

社会人になってからもメールのやり取りはつきものなので、今のうちに適切な対応を覚えておきましょう。

送る時間帯に注意

会社の営業時間外に送るのはNGです。

多くの企業が8時30分〜10時の間に始業、17〜19時の間に終業となります。

私用の携帯電話やパソコンではメールのチェックができない方も多いため、なるべく早くあなたのメールを確認してもらえるように、早朝や深夜の時間帯は避けてメールを送りましょう。

また、日中は多くのメールが届くため、あなたの送ったメールが見逃されてしまう可能性もあります。

そのため、メールの受信量が少ない時間帯である、始業時間後1時間後くらいに送れると良いでしょう。

誤字脱字に注意

誤字脱字が多いメールは、詰めが甘いと思われてしまい、マイナスな印象を与えてしまいます。

メールを送信する前に必ず見直しをしましょう。

見直しする際に誤字脱字だけではなく、冒頭の宛名や文末の署名欄など、自分が書いた内容に誤りがないかどうかも、一緒にチェックをしてください。

特に、企業名や担当者名の誤字は致命的なミスであるため、不安な場合は相手の署名をコピーして、そのまま貼り付けてミスを事前に防ぎましょう。

言葉を略さない

たとえば、インターンシップをインターン、就職活動を就活など、略した単語を使うのはやめましょう。

略した単語をメールなど、ビジネスの場面で使うのは、ビジネスマナーとしてあまり好ましくないとされているのです。

また、自分自身が略語と捉えていない言葉でも、もしかしたら正式には略語とされている場合もあるかもしれません。

自分の文章に出てくる単語を調べ直して、できるだけ丁寧な言葉に書き直すことを意識してください。

返信は早めにしよう

意気込みについて書いたメールを送信後に、企業からメールが返ってくるはずです。

できるだけ早く返信をすることが望ましいため、可能であれば1時間以内に返信しましょう。

企業からメールが来たことを確認したら、忘れないうちにその場で返信することをおすすめします。

返信が早いほど、レスポンスが早く、できる学生というイメージを与えられます。

レスポンスの早さは社会人になっても非常に重要であるため、学生のうちから習慣づけておきましょう。

通知管理をしておこう

メールの確認を習慣化したり、通知機能をオンにしたりするなどして、メールを見過ごすことがないように注意しましょう。

メールを見逃してしまうと、せっかくのチャンスを自らの手で逃してしまうことになります。

本番の就職活動でも、数日以内に返信がなかった場合は、選考を辞退することとして扱うといったことはよくあることです。

あなたの返事が遅ければ遅いほど、あなたに対する企業担当者のイメージが下がってしまうため、なるべく早いレスポンスを心掛けましょう。

まとめ

インターン応募する際に意気込みを伝えるために、参加目的やインターンで何を得たいかという2つの点が重要になります。

また、実際にメールを送る際は本文や文章の内容だけではなく、メールを送る時間帯や言葉の使い方、返信のタイミングなどにも注意する必要があります。

学生の皆さんにとっては少し細かい内容になるかもしれませんが、本記事で述べたメールの書き方は実際の就職活動や社会人になってからも通用するものです。

今のうちに学んでおくと良いでしょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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