【長期インターンの気になる採用率とは?】選考に受かるために気を付けること

【長期インターンの気になる採用率とは?】選考に受かるために気を付けること

はじめに

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長期インターンは就活に有利に働く、長期インターンをした企業でそのまま採用してもらえる可能性が高いといわれ、志望している業界や特定の企業に就職を決めたいと考えている学生に人気です。

ですが、長期インターンの採用率は極めて低く、応募しても選考に通らない学生が多いのをご存じでしょうか。

就活で内定を獲得するより狭き門ともいわれている長期インターンの、採用率の実際のところや、選考に受かるにはどうすればいいかご案内します。

【長期インターンの採用率】長期インターンの採用率は低い?

長期インターンの採用率は、5%~20%といわれています。

幅があるのは募集している企業の規模や、職種による影響が大きいです。

5%ということは、100人の応募があれば5人しか受からず、20人に1人の割合です。

20%でも、100人のうち20人しか受かりません。

5人に1人は受かりますが、4人は選考に通らないのですから、やはり狭き門といえるでしょう。

人気の企業ほど応募倍率は高くなり、ライバルも増えます。

職種によって異なる採用率!

採用率は職種によっても異なるので、応募する際には、職種にも注意を払いましょう。

営業職は比較的採用率は高めの傾向がみられますが、人気のあるWebマーケティング職などは、とくに採用率は低い傾向があります。

これは学生からの人気度で決まっているわけではなく、職種の特性も影響しています。

Webマーケティングをはじめ、ITエンジニア職や製造にかかわる仕事など、技術系の職種については、1人1人に対するきめ細やかな指導が必要になるともに、学生側にもある程度の専門知識や技術を求めているからです。

募集人数が限定されるうえ、一定のレベルを満たす学生を採用するので、採用率が低くなりがちです。

これに対して営業は、未経験の学生同士で成果を競わせながらインターンをしたほうが成長できるため、定員が多めになっています。

とあるWebマーケのライター職の倍率をご紹介

これはあくまでも一例ですが、とある企業のWebマーケティングのライター職では、5人の枠に、100名ほどの応募がありました。

5%の採用率を、100名ほどの学生が争うことになります。

ライターの仕事なら、もっと大人数を採用しても指導できるのではと不満に思われるかもしれません。

ですが、長期インターンは短期インターンと違って、給与も支払われます。

1日、2日限定のワークショップなどと異なり、成果も求められます。

将来有望な人材はそのまま採用したいといった希望もあるため、選考の段階で有能な学生を見極め、少数精鋭で育てていくのが基本スタンスです。

高学歴の学生は採用されやすい?

選考を通るうえで、ある程度の専門知識や技術、能力などが求められるということは、高学歴な学生の方が有利なのでしょうか。

ですが、実際のところ、東大や京大といった国内最高学府の大学生をはじめ、早慶クラスの大学生でも、平均して10社ほど受けて、ようやく1社から採用がもらえればいいほうです。

約10分の1の確率ですから、高学歴でも狭き門であることには違いありません。

求められているのは学歴ではなく、企業が求める人物像にマッチしているかや、社会人としての成長が期待できるかです。

選考に臨む上での心構え

では、極めて狭き門である選考に通るには、どのような心構えで臨めばいいのでしょうか。

高学歴で技術などをもっている優秀な学生であっても、企業が求める人物像に合っていないと、選考に通らないことはよくあります。

そのため、選考に落ちたからといって、長期インターンをあきらめるばかりか、自分は就職できないかもしれないと落ち込んではいけません。

就活の段階では志望企業の求める人物像にマッチすることは重要ですが、長期インターンの段階では、業界や職種の理解を深めたいと応募する方も多いので、将来が否定されたように考える必要はありません。

一社に絞りすぎない!

長期インターンで評価されれば、実際に入社できるかもしれない、長期インターンの経験が就活に有利に働く、と期待するあまり、選考に落ちたことで、自分は内定がもらえないかもしれないと落ち込む人も少なくありません。

ですが、これはあくまでも長期インターンの選考であって、実際の就活で内定をもらうよりも狭き門です。

志望する企業であったとしても、長期インターンの選考に通らなかった方が、実際の就活で内定を獲得しているケースもたくさんあります。

長期インターンは採用率が低く、そもそも落ちるのが当たり前くらいの感じで、肩の力を抜いて応募しましょう。

たくさん応募して選考を受けていけば、面接にも慣れ、本来の自分を出せるようになります。 就活のためのトレーニングと思えば、選考を受けるだけでも価値があります。

応募をたくさんしておけば、仮に1社落ちても、次の企業へと気持ちを切り替えられることが可能です。

あきらめることなく、面接の練習だと思って、どうすれば選考に通るか考えながら受けましょう。

【長期インターンの選考に受かるには】選考に受かるために気を付けること

とはいえ、次々に落ちて、結局1社も選考に通らないということは避けたいものです。

いくら選考に落ちるのは当たり前の低い採用率だとしても、選考に通ったほうが望ましいですし、自信にもつながります。

そこで、長期インターンの選考で気を付けるべき点をご紹介します。

学歴や知識、技術があっても受からない、志望動機をしっかりアピールしたはずなのに受からないとお悩みの方も、以下を実践してみましょう。

面接はなるべく早い日程で行う

長期インターンの選考は、応募期間などは定められていても、就活のように一律のスケジュールで選考が進むとは限りません。

企業が求める人材が早期に集まれば、定員締め切りするケースもあります。

あなた以外にも選考を受けている人は多いので、なるべく早い日程で面接を受けることが大切です。

そのためには、長期インターンの募集情報を、応募開始のタイミングまでに知ることができるよう、常に情報をキャッチアップすることが必要です。

やみくもに応募しても意味がないので、将来つきたい業界や業種、職種などを検討し、どんな企業で長期インターンにチャレンジしたいか検討しておきましょう。

それに見合った募集が出たら、すかさず応募するのがおすすめです。

メールやチャットはできるだけ早く返信する

メールやチャットにはできるだけ早く返事をするようにしましょう。

面接のスケジュール調整や一次選考の結果通知などの電話になかなかつながらない、折り返しの時間も遅いのはもちろん、近年利用が増えているメールやチャットへ返信が遅い人は要注意です。

連絡が遅い人は、採用して一緒に働くことを想像した際に、職場でも同じように連絡がとりにくい、報告が遅い人と思われてしまうためです。

社内でのスピーディーな連絡がとれないのはもとより、取引先からの問い合わせなども放置するリスクがあると思われ、採用してもらえません。

お礼メール等の気配りを忘れない

面接の後にお礼メールをするなんて、なんだか採用しろと媚をうっているようで、印象がよくないのではと思う方もいるかもしれません。

ですが、取引先と商談をした後、何のメールも送らなければ、相手に熱意が伝わらなかったり、失礼にとられたりすることもあります。

社会人の常識として、お礼メールはしておくべきです。

面接官も人間ですから、気配りのできる人は、一緒に働きたいと思えます。

ビジネスマンとしての素養がある方を求めている点は、忘れないようにしましょう。

志望動機ははっきりしているか?

就活の選考と同様、長期インターンにおいても志望動機は重要な要素です。

志望動機のはっきりしていない学生は、長期インターンに採用してもすぐに辞めてしまうのではと不安に思われます。

長期インターンを募集するにあたっては、そのためのプログラムや環境を準備し、先輩社員や担当の指導役を設けるなど手間もコストもかかっています。

選考にもコストがかかり、長期インターンを行っている際も人件費がかかり、学生に給与も払わなくてはなりません。

そのため、志望動機があいまいで、長期インターンが合わず、嫌になってすぐに辞められることは避けたいところです。

コストをかける分、損をしたくないと企業側では考えていますので、長期インターンに応募した明確な志望動機を用意することが大切です。

素直な受け答えができているか

アルバイトなどで似たような業務の経験がある方や、業務遂行の上で求められる知識や技術のベースがある方でも、その企業で本格的に仕事をするのは初めてのはずです。

企業での仕事のやり方をイチから叩き込むことになるため、指示やアドバイスなどを素直に受け入れて、まずはやってみることが必要です。

そのため、面接において素直な受け答えができるかは、チェックポイントになります。

問われた質問に素直に答える、問われていないことまで先回りして答えない、否定的な見解やネガティブな意見は、言わないなどに配慮しましょう。

問われたことに素直に自分の考えを伝えながら、長期インターンで何を目指したいのか、どんな将来像を描いているのかわかりやすくアピールしましょう。

まとめ

長期インターンの採用率は5~20%と、就活で内定をもらうよりも狭き門といわれています。

高学歴の優秀な学生でさえ、10社応募して、ようやく1社通るかの難関なので、選考に通らなかったからと大きく落ち込む必要はありません。

選考に通るために面接はなるべく早い日程で行う、メールやチャットはできるだけ早く返信する、お礼メール等の気配りを忘れない、志望動機をはっきりさせる、素直に受け答えすることを重視して、何社もチャレンジしてみましょう。

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