面接当日のチェックリスト!持ち物からマナー、トラブル対処法まで!

面接当日のチェックリスト!持ち物からマナー、トラブル対処法まで!

はじめに

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就職活動の面接は、面接本番よりもそれまでの準備が合否を大きく左右します。

良い準備は、事前にされる質問を想定し、回答を準備しておくことだけではありません。

心構えを作ること・服装や持ち物を準備しておくことも大切です。

ビジネスマナーや万が一のトラブルが起きた際の対処法についても、面接前に確認しておきましょう。

この記事では、面接当日に確認しておくべきチェックリストや持ち物について解説しています。

時間に遅れそうなど、思わぬトラブルがあったときの対処法などもまとめました。

必須の持ち物リスト

最初に、就職面接で必須の持ち物リストを紹介します。

以下の見出しで紹介するもの以外に必要なものがあれば、面接の案内時にアナウンスされるでしょう。

たとえば交通費が出る場合、お金を受け取った証として押印する必要があるため「印鑑を持参してほしい」と言われる場合があります。

また健康診断書や卒業見込証明書などの提出書類は、エントリーの段階では完全に用意できていないこともあるでしょう。

できるだけ早く提出したほうが良いので、用意できたものから順次渡してください。

応募書類とコピー

面接の段階ともなれば、多くの企業で履歴書・エントリーシートはすでに提出しているはずです。

しかし一次面接と同時に履歴書を渡すよう求められる場合は、必ず持参しましょう。

またすでに提出している書類も、忘れずに自分用のコピーを取り、持参することをおすすめします。

面接で志望動機や自己PRについて聞かれたときの答えが、提出書類の答えと矛盾しないよう、自分が何を書いていたか確認するためです。

電車移動などで座席に座れる余裕があれば、面接前にもう一度自分が提出した書類を読み返してみましょう。

配布された資料をA4クリアファイルに挟み、持って行くこともおすすめです。

企業理念や社長メッセージなどを確認しておくことも、面接前の心構えを作るのに役立つでしょう。

筆記用具とスケジュール帳

面接と同時に筆記試験を課されることはほとんどありませんが、筆記用具は持参するべきです。

企業からアンケートなどの協力を求められることがあり、その場で筆記用具の用意がないと申し出て借りるのは、あまり印象が良くありません。

ビジネスマンはそれ以外にも、思わぬときにメモを取らなければいけないことがあります。

就職活動を終えてからも、常に筆記用具は持ち歩くようにしてください。

また、企業によっては次回以降の面接日の調整を面接の最後に行うことがあります。

その際にスケジュールを確認できるよう、スケジュール帳も忘れずに持参しましょう。

面接前に、他企業の予定や授業・アルバイトなどの予定に記入漏れがないかも必ず確認してください。

携帯電話

今は携帯電話・スマートフォンを持たず外出する方はほとんどいませんが、特に就職活動の時期はいつでも企業と連絡が取れるよう、肌身離さず持っておきましょう。

もしかしたら、面接当日にトラブルが発生し、面接に遅れる旨を電話しなければいけなくなるかもしれません。

また、企業側がなんらかの事情により、急に面接会場や時間を変更したいと電話をしてくる可能性もあります。

何かあったときにすぐ連絡できるよう、面接を受ける企業の採用担当につながる番号はぜひ登録しておきましょう。

ある程度規模の大きい企業だと、代表電話とは別に採用担当・人事部に直接つながる電話番号を用意されていることが多いです。

相手先の番号は採用ページ・採用案内などから確認してください。

腕時計

学生の場合、普段の外出時に腕時計をしない人も珍しくありません。

今は時間をチェックしたければ、スマートフォンを見れば済むからです。

しかしビジネスマンは、時間を確認するのに携帯電話ではなく腕時計を見ます。

時間を確認しようとスマートフォンを取り出すと、マナー違反と捉えられる可能性があるため、注意してください。

特に入社後も身だしなみが非常に大切な営業などの職種を志望する方、堅い社風の企業を受ける方は気をつけましょう。

高級なブランド腕時計である必要はありませんが、スポーツウォッチなどカジュアルすぎるものは避けるべきです。

ビジネスにふさわしい時計もノーブランドなら決して高価ではありませんので、就職活動前に1本用意しておきましょう。

押さえておきたい面接マナー

続いて、面接当日までに押さえておきたい面接マナーを紹介します。

特に一次面接では、面接で就活生のマナーができているかをきびしくチェックされる傾向が強いです。

まだ一次面接はたくさんの応募者が残っており、基準に達しない方をふるい分けるポイントの1つがマナーです。

マナーや敬語ができていない方は、それだけで印象が悪くなり、問答無用で落とされてしまう可能性もあるので注意してください。

不安のある方は、就活向けのマナー講座などを受講しておきましょう。

入室前

多くの企業では、面接前に案内役のスタッフが待機用の部屋に案内してくれます。

そこで前の方が終わったら名前を呼ばれ、面接の部屋に向かうこととなるでしょう。

部屋の前の廊下で待ち「前の方が終わったら入室してください」と案内されることもあります。

いずれにしても自分が名前を呼ばれて入室するときはドアを3回ノックし、相手の返事を聞いてから入室してください。

もしかすると相手が準備中かもしれないので、相手の返事が聞こえるまでは勝手に入ってはいけません。

大切なのは、部屋に入室直後のドアの閉め方です。

必ずドアの方向に振り返って静かにドアを閉め、後ろ手で閉めるのはやめましょう。

入室後は椅子の前まで進み、座る前に明るいトーンで挨拶をします。

面接官から「どうぞ」など声を掛けられてから着席し、かばんは椅子の横に置きましょう。

面接中

面接中のマナー・態度についても、大切なチェックポイントを3つ見ていきましょう。

緊張していると、普段の生活では特に注意していないことがおろそかになってしまう場合もあります。

無意識でもビジネスシーンにふさわしい振る舞いができるよう、模擬面接などで面接の雰囲気に慣れておくことが大切です。

もちろん、身だしなみを整えておくことも忘れてはいけません。

朝から面接までの間で、服に思わぬ汚れがついていることもあります。

面接直前に必ず化粧室などで髪型・服装の乱れがないか確認してください。

話し方

就職面接では話す内容も大切ですが、話がわかりやすいか・相手に聞き取りやすい話し方ができているかもチェックされます。

特に営業系の職種では、相手とうまく会話のキャッチボールができる方でなければ、適性がないと評価される可能性は高いです。

面接官が聞き取りやすい大きな声で、自信をもって答えるようにしましょう。

「~だと思います」ではなく「~です」と言い切る形にすることも、堂々と自信がある印象を相手に与えられます。

話すだけでなく相手の質問をしっかり聞き、質問に応じた的確な回答をすることも大切です。

また、回答はできるだけ簡潔でわかりやすくなるように結論(要点)から話し始めます。

たとえば「私が御社を志望したのは~~だからです」「私の長所は我慢強いところです」などです。

姿勢

面接で椅子に座るときは、背もたれにもたれかかってはいけません。

やや浅め(背もたれと少しスペースを空ける程度)に座ったうえで背筋を伸ばしましょう。

あごを引き、相手の方向を向いて話すことも大切です。

相手の目をじっと見る必要はありませんが、相手の正面から視線を外したり、下を向いて話したりしないように気をつけてください。

面接官が複数いる場合、相手から質問されたときは質問者のほうを向くことも意識しましょう。

就職面接はおおむね20分程度、長くても30分以内に終了します。

しかし普段からきちんとした姿勢で座ることに慣れていないと、徐々に姿勢が悪くなってしまうこともあるので気をつけましょう。

不安な方は、自分の座っている姿勢を録画しておかしくないか確認してみるのも手です。

座り方

ビジネスに関係ないシーンで椅子に座るとき、私たちはいろいろなところに手を置いています。

スマートフォンや本などを手にしていることもあるでしょう。

しかし、就職面接では何も持ちませんし、腕組みなどもできません。

そのため、手をどうしたら良いのか困ってしまう方がいらっしゃいます。

男性は拳を握り、太ももの上に置いておくのが自然です。

足については開きすぎると横柄な態度に見えることがあるので、肩幅程度にしておきましょう。

普段足の向きが内股になってしまうくせのある方は、そのくせが出ないように意識してください。

女性は膝とかかとをそろえ、手は右手を下にして重ねるのが自然な座り方です。

無意識だと足を斜めに傾けてしまう方がいるので、足をまっすぐにするよう気をつけてください。

退室後

面接が終わったあとは、立ち上がり「ありがとうございました」とお礼を述べます。

退室時にはドアの前で振り返り、再度面接官のほうを向いて「失礼します」と声を掛けてから静かにドアを開け閉めしましょう。

入室時と同様、後ろ手で閉めるのではなく、できるだけ音を立てないよう、丁寧な所作を心がけてください。

部屋を出て面接は終わりですが、そのあとも建物を出るまでは立ち居振る舞いがチェックされています。

受付の方など、面接官以外の方にも失礼がないよう振る舞いましょう。

さらに丁寧な印象を与えたい場合、面接後にお礼のメールを送れます。

メールでは面接の機会をいただけたことに関する感謝に加え、面接を通してますます入社したい気持ちが強くなったことなどを伝えてください。

想定されるトラブルと対処法

次に、面接当時に想定されるトラブルと対処法について紹介します。

当日起こったトラブルについては、すぐに電話で採用担当者へ伝えてください。

電話ならすぐに相手へ状況を伝えられます。

そのため、面接時には採用案内など企業の電話番号がわかるものを持参するか、スマートフォンにあらかじめ企業の番号を登録しておいてください。

面接当日に考えられるトラブルの電話での伝え方・謝罪の仕方は、面接を受ける前にしっかり覚えておきましょう。

交通機関の乱れ

交通機関の乱れで面接に遅れてしまうのは仕方のないことで、きちんと電話で直接謝罪すれば、マイナスの印象を与えることはありません。

面接に遅刻することが確定した時点で、すぐ採用担当者に連絡を入れましょう。

遅刻する理由に加え、何時ごろに到着できそうかの目安とお詫びを伝えます。

もちろん、一番良いのは多少交通機関が乱れても遅刻しないように出発することです。

特に志望度の高い企業の面接へ行く際は、1本早い電車に乗る・万が一のときはタクシーで行けるように多めの現金を持っておくなど、万全な備えをしておきましょう。

交通機関の乱れ以外の理由(大学の授業など)で遅刻する場合も同様です。

遅れる理由・到着目安時間・お詫びの言葉の3点を電話で述べましょう。

体調不良

当日に急な体調不良で面接を受けるのがきびしくなった場合、体調にもよりますが、後日面接を受けられないか相談しなければなりません。

もし面接の当日より前に体調不良できびしいと感じたときは、当日ではなく前倒しで連絡をしてください。

ただし、採用担当の社員も採用以外の仕事をしているのが普通です。

「面接を後日にしてほしい」とお願いしても、ほかの仕事が入っていて、あらためて面接の時間を確保できない場合もあります。

それでも面接日が複数設定されている場合は、後半グループに回してもらえるなど、なんらかの配慮をしてくれる可能性は高いです。

企業側も就活生の人生がかかっていることを理解しているので、体調不良で行けなくなった場合も、熱意を伝えてチャンスをもらえないか相談してみましょう。

面接をキャンセルする

就職活動が本格化してくると、どうしても複数の企業で面接の日程がかぶってしまうこともあります。

たくさんの企業を受験する場合は、志望度の低い企業の面接に行けなくなるケースがあってもおかしくありません。

面接への参加が難しくキャンセルせざるを得ない場合、連絡せずに面接へ行かないのは非常に失礼です。

日程に余裕があればメールでもかまいませんが、日程が迫っているときは、必ず電話で行けなくなったことを伝えましょう。

ただし、電話連絡は相手がオフィスにいる、就業時間に行います。

急ぎの場合も、就業時間前(一般的には午前9時前後)には連絡を入れるべきではありません。

夜間も同様で、午後6時を過ぎてからの連絡は控えてください。

おわりに

就職活動の面接は受け答え以外の部分も評価されることがあり、マナーなどで余計な減点をされるのは避けるべき事態です。

マナーや敬語などで隙を作らないように知識を身につけ、模擬面接で入退室などの練習もしておきましょう。

また、当日に何かトラブルがあるかもしれないと考え、準備しておくことも大切です。

特に面接のピークを迎える時期はスケジュール管理をしっかり行い、必要ならすぐ電話連絡してドタキャン・無断欠席をするのはやめましょう。

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