「自己PRってどうやって書けばいいんだろう?」 「自己PRをまとめるにはどんなコツがあるんだろう?」
このように、就職活動中の方は自己PRの書き方に困ったり、悩んだりするのではないでしょうか。
この記事では、自己PRを400字でまとめるコツ、自己PRのエピソードの書き方や構成、そして400字の自己PRの例文など、詳しく紹介していきます。
この記事を読むことで、自己PRを書くポイントやうまくまとめる方法が分かり、しっかりとした自己PRを書くことができます。
また、自己PRの例文を参考にすることで書き方のポイントをより理解でき、就職活動に有利な自己PRを書くことができるでしょう。
自己PRの書き方について困ったり悩んだりしている人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
- 企業が文字制限を設ける意味
- 自己PRを400字でまとめる方法
- 自己PR作成の際の注意点
- 自己PRの作成方法を知りたい人
- 指定文字数にまとめる際のポイントを知りたい人
- 魅力的な自己PR文を作成したい人
目次[目次を全て表示する]
【400字の自己PR】 企業が自己PRに文字数制限をかける理由
企業は、なぜ自己PRに文字制限をかけるのでしょうか。
自己PRに限らず、就職活動においては、常に企業側の意図を理解しておくことが大切です。
文字数についても、どのような意図があって制限を設けているのかを知り、何に注意して作成すべきかを考えてみましょう。
指定文字数別の自己PR作成についてのコツや、文字数別の例文を参考にしたい場合には、以下のページを確認してみてください。
- 効率よく自己PRを評価していくため
- 学生の思考力や表現力を評価するため
- 使い回しさせないため
効率よく自己PRを評価していくため
自己PRを簡潔にまとめるよう促し、効率よく選考を進めることが、文字数を指定する目的だと言えるでしょう。
特に応募者の多い企業では、膨大な数のエントリーシートに目を通さなければなりません。
ある程度の文字数を指定しないと、選考に時間がかかりすぎてしまいます。
また、文字数を指定していないと、短いPR文や長いPR文が入り交じり、平等な評価が難しくなります。
短すぎる自己PRは熱意を疑問視されてしまいますが、長すぎれば最後まで丁寧に読んでもらうことが難しくなり、必ずしも熱意が伝わるというものでもありません。
文字数を指定し、応募者が均等のボリュームの自己PRにすることで、内容の濃いものや薄いものも判別しやすく、評価がしやすくなるのです。
学生の思考力や表現力を評価するため
一定の文字制限を設けることで、学生の思考力や表現力を確認できます。
限られた文字数の中で、自分の強みを他の人にわかりやすく伝えるのは、簡単なことではありません。
自分のことをなるべく詳しくわかってもらおうと思えば、あれもこれも伝えたいと思い、文章は長くなってしまうのが普通です。
しかし文字制限があると、伝えるべき内容を最大限伝えるためにどう要約するか、わかりやすく伝えるためにどう表現するかを考える必要が出てきます。
社会人として組織で働くことになった場合には、状況を他人にわかりやすく簡潔に伝えることが求められます。
企業は、学生が自分の一番伝えたいことをわかりやすく、かつ簡潔に伝える思考力や表現力を備えているかどうかを見るため、文字制限を設けているのです。
使い回しさせない
自己PRは文字数の指定がない場合は、300文字程度で作成することが一般的です。
それは企業が、使い回しではなく、しっかりと企業について調べたうえで志望してほしいと考えているためです。
どの企業にも当てはまりそうな抽象的な内容になってしまうと、だらだらと長くなって、結局何を言いたいのかあいまいになってしまい、印象にも残りません。
企業やその職種によって、自身がアピールすべきポイントも異なります。
その特徴や社風を押さえたうえでPRにつなげようとすると、志望企業の研究をしっかり行うことが必要です。
短い文章の中にも、その企業だけに通ずる特徴であったり、キーワードを織り交ぜたりして自身をアピールすることにより、誠意を伝えることができます。
【400字の自己PR】エピソードの書き方
企業に伝えたい強みや長所を決めた後は、長所や強みに絡めたエピソードを分かりやすく記述します。
採用担当者が目を通して、最後まで読みたいと思うことのできるストーリー性がある自己PRを400字で作成していく必要があるでしょう。
- 困難を克服したエピソードを選んで書く
- 企業が求めているエピソードを選んで書く
- エピソードは1つに決める
- 結果とプロセスをあわせて考える
- 自分が得た経験や学んだことを文章に加える
困難を克服したエピソードを選んで書く
困難をこういう工夫をして乗り越えられたといった具体的な克服したエピソードを用意しましょう。
エントリーシートを選別する人も、物語を読んでいるような感覚で、自己PRを読むことができます。
自己PRでアピールしたい内容次第では、アピールしたいことを織り交ぜたエピソードを見つけることが難しくなります。
採用担当者の印象に残るためにも、アピールしたいエピソードを、物語のように記述すると400字は埋まりやすくなります。
企業が求めているエピソードを選んで書く
企業が求めているエピソードを考えて書くようにしましょう。
自己PRで重要なことは、読んでもらう相手の印象に残ることです。
そのためには、その企業がどんな職種で、どんな人材を欲しがっているのかを把握しなければいけません。
例えば接客業なのに、「コツコツ地道に作業するのが好きです」などのエピソードだと、その企業に「向いていない」とされてしまいます。
全てを企業に合わせる必要はありませんが、企業のリサーチをしっかりすることが大切です。
エピソードは1つに決める
困難を乗り越えられたエピソードは、人生のなかで数多くあるでしょう。
いくつかのエピソードを集め、組み合わせて自己PRを記述するパターンもあります。
しかし、400字で書く場合は、エピソードを1つに絞って書かないと、1つのエピソードに割ける文字数が少なくなってしまいます。
制限されている文字数にもよりますが、エピソードは1つに絞って、じっくり書くことで、採用担当者が読みやすい自己PRになるでしょう。
結果とプロセスをあわせて考える
エピソードは、結果だけでなく、行動を起こしたプロセスについて記述することで、自分自身がどのように考えて行動し、困難を乗り越えたかが分かりやすく相手に伝わるでしょう。
採用担当者は、応募者がどのような人間性を持っているかに興味を持っています。
エピソードは結果だけではなくプロセスも充実させて記述することで、自分の人間性を採用担当者にアピールすることができます。
エピソードにおける課題や目標設定の理由を加える
記述するエピソードを選定し、エピソードにおける課題設定の理由について書きましょう。
課題や目標を自己PRの序盤に記述することで、その後のプロセスで工夫や結果を記述する際に、採用担当者が読みやすい自己PRになります。
目標設定の内容や理由によっては、どれくらい努力したかが明確になります。
エピソードのなかで到達目標があったのであれば、必ず記述するようにしましょう。
課題に対して行った行動を書く
長所を伝える上でとても大切な部分が、課題解決に向けてどう取り組んだかがポイントになります。
長所を具体的にアピールすることが、他の応募者と差別化されて採用担当者からの評価にも繋がります。
どのような努力や工夫をして、課題や目標を、どのように乗り越えたのかをわかりやすくアピールすることで、印象に残る自己PRが書けるでしょう。
結果は過去と比較して定量的に伝える
定量とは数字等を用いて、分かりやすく成果を伝えることです。
必ず定量的に伝える必要はないのですが、具体的に数字やデータを使うことで、自己PRの作成をスムーズにすることができます。
過去との比較によって、比較成果に至るまでのプロセスを分かりやすく記述できるでしょう。
例えば「数学のテスト前に、勉強をして高得点を取った」よりも「数学のテストで、いつも赤点だったのに、テスト前に対策をして80点を取った」と記述すると、インパクトが残ります。
結果を書く際には定量的に伝えること、過去と比較して述べること、2つのポイントを意識して記述しましょう。
自分が得た経験や学んだことを文章に加える
採用担当者の印象に残るような自己PRを書くには、困難を乗り越え自分自身が習得したことを、文章に加える書き方が効果的です。
学んだことを書き加えることで、自身の成長プロセスを示すことに繋がります。
困難を乗り越えて成長ができていることは、インパクトを与えるアピールポイントです。
入社してからどのような形でエピソードの出来事を活かしていきたいか、自己PRだけではなく志望動機に繋がるエピソードを記述しましょう。
【400字の自己PR】自己PRを400字でまとめるのに必要なこと
自己PRは、企業が応募学生の人物像を知るために求められます。
しかし、評価の対象となるのは、その内容だけではありません。
文字数制限を設けることで、その文章から応募者の能力も見られています。
自己PRをまとめる際には、これらの能力を企業にアピールできるように作成しなければならないのです。
ここで、自己PRを400字にまとめる場合に必要なことを確認しておきましょう。
- 論理的思考力
- わかりやすく伝える力
- 添削
論理的思考力
伝えたい情報を指定された文字数内で伝えるには、ある程度の論理的思考力が必要です。つまり、自身の考えに筋道を立てて整理する必要があるということです。
それでは具体的にどうしたら良いのでしょうか。まずは伝えたい内容を段落に分け、1つの段落に対してどのくらいの文字数にするか目安を決めてみましょう。
自己PRが400字指定だった場合、たとえば自身のアピールポイントは100字、裏付けるエピソードの部分は150字、仕事に対する展望は150字などの目安を設定します。特にくわしく伝えたい部分と、簡潔に済ませたい部分とで分けてみましょう。
それにより大体の話のボリュームをどれくらいにしたら良いか、見当をつけられます。
わかりやすく伝える力
あらかじめ文章構成を考えてから書きはじめることは、物事をわかりやすく筋道をつけて伝えるために、非常に有効な方法です。
自己PRをわかりやすく400字で上手にまとめるためには、作成前からしっかりと文章構成を組んでおくことが必要です。
自己PRを400字でまとめるための具体的な構成については、後述していますので、しっかりと確認してから書きはじめることをおすすめします。
特に文字数の制限がある場合には、文字数の配分も考えておくと、構成ごとのボリュームを守りながら文字の調整ができるため便利です。
わかりやすく伝える力は、社会人となって仕事をする際には、さまざまな場面で求められることになります。
自己PRを通して、この能力を企業にアピールしましょう。
添削
自己PRの文章を書き終えたら、必ず見直すことが大切です。
内容がしっかりわかる文章になっているか、また誤字脱字がないかを丁寧にチェックしてみましょう。
自分が企業側の人間になったつもりで、添削してみることも重要です。
論理的に仕上がっているか、魅力的な人物像が伝えられる内容になっているかに注意して、客観的に自己添削をします。
特に専門用語などは、自分では当たり前だと思っていても、一般的にはわかりにくい用語であることも考えられます。
一人よがりな表現方法になっていないかなどにも、注意してみましょう。
自己PRを自己添削することに自信がない場合は、添削サービスなどを利用してみるのも良いでしょう。
自己添削の方法や無料の添削サービスについては、以下のページで紹介しています。
【400字の自己PR】 自己PRを400字でまとめる際の構成
いきなり自己PRを400字でまとめようと思っても難しいことが多いです。
今まで使用してきた自己PRとは別で新しく作る方が早いこともあるため、ここでは自己PRを400字でまとめるための最強の構成について詳しく解説していきます。
この構成は文字数指定のない自己PRでも使えるものなので、すでに自己PRを作成している方でもこれに従って自分で添削してみてもいいでしょう。
- 結論(60文字前後)
- エピソード(300文字前後)
- 企業での活かし方(40文字前後)
結論(60文字前後)
自己PRを聞かれているため、最初は結論から始めます。
ここでの結論とはあなたの自己PRです。
基本的にエントリーシートなどでは結論から書き始めることによって読んでいる企業側も話が理解しやすくなります。
また、ここでは結論を伝えるだけでなくなぜそれが自己PRなのかという根拠についても簡潔に触れることができるようにしましょう。
エピソード(300文字前後)
最初に結論を述べた後にその根拠について記述した後には、その根拠を裏付けるエピソードを記入しましょう。
エピソードは文字数を見るとわかるように、基本的にアピールポイントの大部分を占める部分です。
ここでは誰が読んでも伝わるようにできるだけ専門用語などは使わないようにし、そのエピソードを読んだ誰もがあなたの自己PRに対して納得ができるようにしましょう。
企業での活かし方(40文字前後)
最後にはこれまで伝えてきたあなたの自己PRとそれを裏付けるエピソードを踏まえた上で企業に入社後にどのようにそれを活かしていくのかについて記載して締めます。
エピソードを紹介してしまっては自己PRではなくあなたの完走で終わってしまいます。
自己PRでは企業に対してあなたをアピールすることが求められているため、企業で実際にどのように活かすのかについてまで触れることが必要になるのです。
【400字の自己PR】400字で自己PRをまとめる10のコツ
400字でエントリーシートを書く際に、コツを押さえて書かなければ、400字をあっという間に超えてしまうことや、全く文字数が足りない等、うまくまとまらない自己PRになるでしょう。
自己PRをまとめやすくするコツを7つに厳選してお伝えしていきます。
わかりやすく自己PRを記述するためのコツを理解して、採用担当者の心を動かす自己PRを作成する参考にしてください。
- 「ですます」調で揃える
- 文の最初と最後に自身のアピールポイントや長所を入れる
- アピールポイントは強調して書く
- アピールする内容以外の文字数は具体的なエピソードに使う
- アピールポイントとエピソードを上手に絡める
- 入社後の自身のイメージを書く
- 自己PRの添削を行う
- 例文を参考にしながら書く
- 文字数を意識して書き始める
- 自分の強みからキャッチコピーやキャッチフレーズを作る
1:「ですます」調で揃える
だである調とは文末で敬語を使わず、「~だ」と「~である」を記述する文体のことで、常体と呼ばれます。
ですます調とは、文末を「~です」「~ます」などの丁寧語に統一する文体のことで、通称は敬体です。
常体と敬体が混在してしまうと文章の雰囲気が変わってしまうと、採用担当者が混乱してしまいます。
目上の人に読んでもらう文章ですので、敬体で書き進めるようにしましょう。
2:文の最初と最後に自身のアピールポイントや長所を入れる
文の最初に自分のアピールポイントを一言で書きましょう。
まず目に入る文頭でしっかりと自分をアピールすることで、読む人の印象に残ります。そして、文末にもう一度自分のアピールポイントを書きます。
限られた文字数の中で最後にアピールを強く押し出すことで、印象に残るようにしましょう。
3:アピールポイントは強調して書く
エピソードに文字数を割きたいと感じる人もいることでしょう。
しかし、自己PRの本来の目的であるアピールポイントに文字数を確保することも大切です。400字という短い文章であるからこそ、要であるアピールポイントが強調されなければいけないのです。
エピソードが長くなってしまうとアピールポイントがぼやけてしまい、わかりにくくなってしまいます。
修飾語を極力避けて、よく見直しをおこない、アピールポイントが強調される自己PRを目指しましょう。
4:アピールする内容以外の文字数は具体的なエピソードに使う
400字と文字数が制限されている場合の自己PRは工夫していく必要があります。
構成をじっくり練り、アピールポイントの説明と、具体的にエピソードを記述することに文字数を多く振り分けましょう。
また、エピソードは1つのエピソードを詳細に説明しましょう。
複数のエピソードをまとめると統一性がなく、読みにくいものになってしまいます。
5:アピールポイントとエピソードを上手に絡める
自己PRのアピールポイントとエピソードはどちらかが見つかっても、一方が見つからない等頭を抱える人は多いです。
しかし、どんな人でも思い出や体験があり、自己PRに繋がるエピソードは潜んでいるはずですので、アピールポイントとエピソードを上手に絡めましょう。
6:入社後の自身のイメージを書く
採用担当者は、応募者のキャリアビジョンと自社の社風がマッチングしていることも、検討材料にしている可能性があります。
自身の強みやエピソードが見つからない場合は、志望企業の人材像から検討してみるのもよいでしょう。
就職サイトや志望企業のホームページには在職者のインタビューが掲載されている可能性があります。
インタビュー記事を読みながら、志望企業で何をしたいかをイメージします。
イメージできたら、今の自分が活かせる部分を記述してみましょう。
7:自己PRの添削を行う
自己PRが長くなってしまう原因の一つとして、必要のない言葉を入れすぎてしまっているという場合があります。
必要のない言葉というのは、形容詞などの修飾語のことを言います。
例えば、何かに挑戦した経験をアピールしようとした時にその挑戦の難しさを伝えるために「とても」といった程度を表す修飾語を使用する就活生は多くいます。
しかし、こうした修飾語はあってもなくても意味が変わらない言葉であることが多いため、本当に必要な言葉だけを残していくように削っていくと文字数は削減することができます。
読みやすい文章構成か確認する
自己PRに強い印象を持たせるため、書き出しは結論から書くと良いでしょう。
次に、エピソードを記述し、文末でその強みをどう活かしていくのかを記述します。
自己添削で意識したいのが、主語と述語の繋がりです。文章の基礎知識ではあるものの、誤りやすい部分でもあります。
自己PRはエピソードを関連付けてまとめることが多いため、誰が何をしたのかを明瞭化することが採用担当者にとって読みやすい文章になるでしょう。
強みや主張は一貫性があるか確認する
自分自身の強みについて述べる際、複数の強みを述べる人がいますが、自己PRの設問1つに付き、1つだけに限定します。
PRしたいことを次々に並べると、説得力が欠けて、採用担当者に納得の得られない文章になってしまいます。
アピールポイントを志望企業での仕事にどのように活かしていくのか、将来のキャリアパスと絡めて記述できると、採用担当者に注目される自己PRとなるでしょう。
内容に具体性があるか確認する
アピールポイントに関連するエピソードが、具体的に記述できているか確認しましょう。
アピールポイントのエピソードを読んでいて、想像しやすく記述されていると、企業側が入社後のビジョンをイメージしやすくなる可能性があります。
根拠を伝えるためにもエピソードが分かりやすく詳細に記述されているか確認しましょう。
納得性があるアピール文になっているか確認する
自分自身の強みについて述べる際、複数の強みを述べる人がいますが、自己PRの設問1つに付き、1つだけに限定します。
PRしたいことを次々に並べると、説得力が欠けて、採用担当者に納得の得られない文章になってしまいます。
アピールポイントを志望企業での仕事にどのように活かしていくのか、将来のキャリアパスと絡めて記述できると、採用担当者に注目される自己PRとなるでしょう。
入社への強い決意がアピールされているか確認する
採用担当者は、応募者のキャリアビジョンと自社の社風がマッチングしていることも、検討材料にしている可能性があります。
自身の強みやエピソードが見つからない場合は、志望企業の人材像から検討してみるのもよいでしょう。
就職サイトや志望企業のホームページには、在職者のインタビューが掲載されている可能性があります。
インタビュー記事を読みながら、志望企業で何をしたいかをイメージします。イメージできたら、今の自分が活かせる部分を記述してみましょう。
8:例文を参考にしながら書く
もちろん例文を丸写ししてはいけませんが、企業に求められる自己PRはどんなものか、事前に把握することも必要です。
例文を参考にする時は、その例文で使われているテクニックだけを真似するのではなく、どういった流れで自己PRをしているか、根本的に理解するようにしましょう。
9:文字数を意識して書き始める
400字で自己PRをまとめたい時は、書き始めから文字数を意識しましょう。
結論・エピソード・企業での活かし方、という順番で書き進めていく場合、60字・300字・40字で書くことを意識すると、400字でまとめることができます。
10:自分の強みからキャッチコピーやキャッチフレーズを作る
自分の強みでキャッチフレーズを作りましょう。
そうすることで、面接官に強みが何かをアピールでき、また、自分の強みが良く分かっていると思ってもらえるため評価が高くなります。またキャッチフレーズなどがあれば、文字数を押さえられるだけではなく、インパクトを残すことも可能です。
ただし、キャッチフレーズを作る時は、その企業で強みを活かせるということがアピールできるものを考えましょう。
【400字の自己PR】おさえておきたいポイント
400字の自己PRを作成する時におさえておきたいポイントは、次の3つです。以下で紹介する内容を参考に、400字以内で文章を作成できるようにしましょう。
- 無意味な文字数稼ぎをしない
- 常体を用いない
- 書けない時は自己分析をし直す
無意味な文字数稼ぎをしない
自己PRを書く時は、長文すぎてもいけません。
文章が長いと読む方も大変で、最後まで目を通してもらえない可能性もありますし、採用担当の方に文章をまとめる力がないと思われる可能性もあります。
また、長い文章を書いていると、自己PRがうまくできなくなることもありますので、注意しましょう。
自己PRの書き方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
常体を用いない
自己PRを書く時は、読む人が目上の方であるということを忘れずに、「です・ます」調の敬体で書くようにしましょう。
文末を「~だ」「~である」のように書くことを常体と言いますが、敬体と常体を混ぜた文章も読みづらくなるので、やめましょう。
書けない時は自己分析をし直す
自己PRが思ったように書けない時は、一度自己分析をやり直してみましょう。
書けないからと言って自己PR文が短いままだと、意欲がないと思われる可能性があります。
「自分の強みは何なのか」「なぜその強みをアピールするのか」をもう一度分析し直すことで、新たな発見が出てきて、きちんとした文章が書けるようになるでしょう。
【400字の自己PR】絶対やってはいけないこと
ここまで、400字の自己PR作成にあたってのコツを紹介してきましたが、反対に絶対にやってはいけないこともあるため注意が必要です。
せっかく完成させた自己PRも、以下のことが守られていなければ、高く評価されることは難しいでしょう。
作成した自己PR文に、評価を落とす原因が潜んでいないかをあらためて確認してみましょう。
- 字数が足りない
- 字数オーバー
- 文章構成がめちゃくちゃ
- 嘘をつく
字数が足りない
文字数の指定が400字の場合には、350字以上を目安に書くのが無難です。
文字制限は「制限」ではありますが、あまり少ない場合は企業への熱意を疑われてしまう可能生があります。
指定文字数の80%から90%の文字数は必要でしょう。
とはいえ、無理に文字数を増やすと、内容が薄く幼稚な印象を与えてしまうことになり、本末転倒です。
文字数が足りないときには、内容がより濃くなるように書き加えることが重要です。
自己PRは、自分自身をより知ってもらうためのものなので、付け足すとすれば自身の人柄がわかるような内容が良いでしょう。
用意したエピソードの中で、自分の感情が動いた場面があれば、その感情の部分をより詳しく付け加えてみると、人柄がわかりやすく独自性も増します。
字数オーバー
わざわざ400字の文字数制限が設けられているにもかかわらず、400字を超えて書くことは絶対に避けましょう。
前述したように、文字数を指定するには、企業側にもそれなりの意図があります。
それを無視して、少しくらいならオーバーしてでも熱意をアピールしたいと考えるのは、非常に危険です。
また、ルールを軽んじる人であると評価されてしまうと、致命的な職種もあります。
必ず制限文字数内に収めるようにしましょう。
文字数を削る際には、内容が薄くならないよう、十分に注意して取り組むことが大切です。
なくても意味の通じる修飾語などがないか、丁寧に確認してみましょう。
まわりくどい言い回しを簡潔な熟語に書き換えれば、文章も簡潔になり、読みやすくなるためおすすめです。
文章構成がめちゃくちゃ
文章構成がしっかりしているかどうかは、論理的に物事を伝えるためには非常に重要です。
文章構成がめちゃくちゃな文章は、幼稚な印象を与えます。
論理的思考のできない人だと評価されてしまえば、採用にはつながりません。
はじめはしっかりと構成を立てて作成したつもりでも、途中で内容を付け加えたり、書き直したりしているうちに、話の流れが乱れてしまっている可能生もあります。
特に文字数に気を取られて、文章を書き足した場合には、構成が崩れてしまっていないかを必ず確認しましょう。
また、文章の内容に一貫性があるかどうかにも、注意が必要です。
文章を無理に付け加えたことで、アピールする内容に一貫性を欠いてしまっていないかにも注意しましょう。
嘘をつく
自己PRは、企業が応募学生の人物像をイメージするために求めるものであり、自社で働くことにミスマッチがないかを確認する項目でもあります。
どんなに素晴らしい経験を持った人物であっても、自社とマッチしない人物であると判断されれば、採用にいたることはありません。
そのため、嘘をついてまで自分を良く見せようとする必要はまったくありません。
逆に嘘をつく人物であるとわかって、採用したいと考える企業はないでしょう。
自分の経験を少しでも良く見せるために、多少の嘘なら構わないだろう考える人もいるかもしれません。
しかし、これまで多くの学生を見てきた採用担当者に、嘘は必ず見抜かれてしまうものだと肝に銘じておきましょう。
400字を埋める内容が思い付かない場合でも、話を盛るのではなく、本来の自分自身がより伝わる内容を付け加えられるように、自己分析を丁寧に行うことが大切です。
【400字の自己PR】 400字の自己PR例文15選
自己PRのアピールポイントとエピソードはどちらかが見つかっても、一方が見つからない等頭を抱える人は多いです。
しかし、どんな人でも思い出や体験があり、自己PRに繋がるエピソードは潜んでいるのです。
ここからはエピソードとアピールポイントを上手く絡めた例文をご紹介します。
例文を参考に自分だけの自己PRを創造してください。
- 相手の立場に立つ考え方をアピールした例文
- 思いやりがあることをアピールした例文
- 学生時代のサークル活動の頑張りをアピールした例文
- 計画性をアピールした例文
- 分析力をアピールした例文
- 負けず嫌いであることをアピールした例文
- 努力家であることをアピールした例文
- リーダーシップをアピールした例文
- 責任感があることをアピールした例文
- 継続力があることをアピールした例文
- 好奇心が旺盛であることをアピールした例文
- 協調性があることをアピールした例文
- 縁の下の力持ちであることをアピールした例文
- 追求心についてアピールした例文
- 傾聴力についてアピールした例文
例文1:相手の立場に立つ考え方をアピール
私の長所は、相手の気持ちを考えて行動できることです。スーパーでアルバイトをしているのですが、その際にお客様が求めている事を考えて、自分からお声掛けしています。
その結果、お客様からは「探していた物が見つかった。」と褒めて頂きました。こうしたことは、貴社に入社しても、顧客対応の場面で活かせると考えています。
この自己PRには実体験が詳細に書かれているため、オリジナリティがあります。
例文2:思いやりをアピール
私の長所は、他人に対しての思いやりです。学生時代に、サッカー部のマネージャーをしていました。マネージャーの普段の仕事は、備品管理やコートの掃除など多岐に渡ります。
全国大会に向けた強化合宿の時に、1人の選手の動きが、普段と違うことに気付き、怪我をしているのではないかとコーチに相談しました。その後その選手はドリブルの際に足をひねったことが分かり、私がアイシングを行い、大事に至らず数週間後の全国試合に参加できたのです。
このことから相手を思いやり行動することの大切さに気付きました。入社後も顧客や関連部署の人々に目が行き届くように業務に関わっていきたいと考えています。
入社後、その時の努力をどのように活かすかが具体的に記述されている自己PRです。
例文3:学生時代のサークル活動の頑張りをアピール
私の強みはチャレンジ精神が旺盛なことです。難易度が高い事象にも、積極的に挑戦します。大学時代は放送研究サークルに所属し、ADを担当していました。ADは番組収録を円滑に進める縁の下の力持ちですが、支えるだけでなく自分もなにかしたいと考えました。
ADとして何でもできるようカメラワークや音響の勉強もしました。最初は機器の操作から混乱していましたが、最後には全てのポジションをできるようになりました。貴社でも様々なことにチャレンジし、オールラウンダーになれるように知識を吸収したいと考えています。
サークル活動での困難や、それをどう乗り越えたかが、テンポよく記述されている読みやすい自己PRです。
例文4:計画性をアピール
私の長所は、決められた時間を計算して必ず達成する計画性です。1日の予定を書き出し、優先順位をつけてから1日の行動を始めています。このことによって、限られた時間のなかでも、効率的に活動することができており、遅刻や欠勤、レポートの期日を過ぎたことがありません。
仕事でも決められた期日があり、急いで仕上げなければならない場面も出てくるかもしれません。内容に関わらず計画的にプランを立て、完了させることには自信があります。
今回の自己PR文では、具体的なエピソードはないものの、冒頭と文末に強みを記述しています。
例文5:分析力をアピール
私の強みは、分析力です。大学のゼミでは、企業と連携して、販売促進の広告作成プロジェクトのリーダーとして、納期までのスケジュール管理をしていました。商品の優れている点と伸びしろがある点をまとめて、何を全面に押し出すか分析しなければなりません。
ゼミ生各々が分析データを持ち寄り、全員で共有しながら、1番多い優れている点の意見を採用し広告を作成し、まだ改善できるのではないかと他の企業の広告を分析しながら、企業に持ち込みました。粘り強さとクオリティが評価されて、採用していただきました。
この経験から貴社でも、広告媒体の課題を分析と改善を繰り返し、よりよい商品広告を作成したいと考えています。
この自己PRでは、エピソードと入社してやりたいことが、明瞭に記述されており、目を引きやすい内容になっています。
例文6:負けず嫌いをアピール
私の長所は、負けず嫌いであることです。幼い頃から、勝負と名の付くものには必ず勝ちたいと思ってきました。大学で所属していたテニス部でも、一度たりとも負けるということは考えませんでしたし、勉強でも人一倍、負けたくないという気持ちをもっていました。
その甲斐もあって、テニス部ではトップの成績を残すことができ、勉強でも常にトップ争いができるようになりました。
企業に入った後も、共に働く同期や先輩をライバルと思うことで、自分を高めていきたいと考えております。
この自己PRでは、誰にも負けたくないという強い気持ちを持っていることもアピールしつつ、共に働く仲間も大切にする人だということが伝わります。
例文7:努力家であることをアピール
私の強みは、地道に努力できるところです。大学受験の際、第一志望の大学には合格できず悔しい思いをしたので、ここで諦めずに大学でも勉強を頑張ろうと決意しました。
将来は海外で仕事をするのが夢だったので、それまでに苦手だった英語を頑張ろうと週に1回英会話教室に通いました。さらに、毎日3時間は必ず英語の勉強をすると目標を立て、実践しました。
その結果、TOEICで750点という点数をとることができました。これに満足することなく、今後も英語の勉強を続けて入社までに800点を超えられるように努力し、ゆくゆくは御社の海外事業で英語力を活かした仕事をしたいと思っております。
この自己PRでは、自身の強みがはっきり書かれており、入社後の目標も明確で分かりやすいです。
例文8:リーダーシップをアピール
私の強みは、リーダーシップをとれることです。
学生時代、サッカー部でキャプテンをしていました。最後の大会では優勝を目標にしていたのですが、何年も優勝から遠ざかっていたチームだったので、メンバーも半ば諦めムードでした。
ただ、指示された練習をこなすだけで満足していては優勝できないと思った私は、メンバーにもっと高い意識を持ってほしかったので、具体的なチームの方向性をメンバーに示しました。
そして、自分の考えを押し付けるだけでなく、メンバー全員を巻き込んで一緒にどのような練習をすべきか考える機会を、定期的に設けました。その結果、5年ぶりに優勝することができました。
この、周りを巻き込んでリーダーシップを発揮する力を、仕事でも活かし御社で活躍したいです。
この自己PRは、具体的な例が書かれているので分かりやすい内容になっています。
例文9:責任感をアピール
私は責任感の強さが強みです。学生時代に図書委員をしていましたが、その他の委員のメンバーは書籍に興味がなく、なかなか自分たちの役割を果たしてくれませんでした。
そんな中、私は図書室を利用する人が不便を感じたり困ったりしないように、1人で仕事をこなしていました。
そんな私を見て、他のメンバーも徐々に委員会の仕事をしてくれるようになりました。このように、与えられた仕事について、たとえ1人であっても責任感を持ってやり切ることができます。
この自己PRは、責任感だけでなく、周りを従えさせるリーダーシップがあることも分かる内容になっています。
例文10:継続力をアピール
私が自信を持てることは、継続力があることです。
中学生からバレー部に入りましたが、レギュラーどころか補欠にも入れませんでした。それでも毎日コツコツと練習をし、部活が休みの時でも自主練習を続けるなど地道に努力を重ねた結果、中学最後の大会ではレギュラーを勝ち取ることができました。
その時に、何事も継続することで結果はついてくるんだということを学び、自分に自信が持てるようになりました。会社に入って困難な課題にぶつかっても、継続することの大切さを忘れずに答えを導き出し、結果につなげていきたいと思っております。
この自己PRでは、どんなに困難な状況でも継続力を発揮できる人材だということが分かります。
例文11:好奇心旺盛さをアピール
私は子どもの頃から好奇心旺盛で、自信をもって色んなことにチャレンジしてきました。小学生の頃から、習い事や遊びなど気になったものは何でも挑戦し、特に自分の興味のあることには時間を費やしてきました。
これまでに習ってきた野球、ピアノ、英会話などは今でも続けており、特技となりました。御社に入社できましたら、何事にも強い気持ちでチャレンジし、貢献したいです。
この自己PRは、好奇心旺盛なことで、主体性をもって行動できる人だということが分かる内容になっています。
例文12:協調性をアピール
私の強みは協調性があることです。
大学の時に所属していたゼミには、個性豊かな人たちが集まっており、次第にグループのようなものができあがってしまいました。
それぞれ考え方が違うので、ぶつかることも多かったですが、私は2つのグループの緩衝材のような役割をし、その結果ゼミ内での交流が盛んになりました。
私は、相手がどのような考えを持ち行動するのか、相手のいいところはどのようなところかを伝える橋渡しが得意です。入社後は、社内はもちろんのこと、他社との橋渡しもできるような存在になれるよう目指します。
この自己PRは、偏った考えではなく、どのような考えにも協調できることがアピールできている内容になっています。
例文13:縁の下の力持ちをアピール
私の長所は、「縁の下の力持ち」になれることです。
学生時代、私は野球部のマネージャーとして部員たちを支えてきました。練習中のサポートだけでなく、部室の掃除や洗濯、野球部の部員勧誘なども率先して行いました。
その結果、部員たちからは「マネージャーがいるから安心して練習に集中できる」という言葉をかけてもらえる存在になりました。入社後も、私は自分の役割を理解し、表立って動く社員たちのサポートができるように努力します。
この自己PRは、周りの人のために自ら考えて動ける人だということが分かり、評価されやすい内容といえるでしょう。
例文14:追求心をアピール
私の長所は、追求心が強いことです。
私は学生時代、飲食のチェーン店でアルバイトをしていました。1年ほど経った時、店舗ごとの美化コンテストがありました。そこで優勝したいと思った私は他のアルバイトや店長に協力してもらい、毎日時間を決めて、店外と店内を常にきれいに保つ方法を考えながら掃除しました。
その結果、優勝することはできませんでしたが、3位に入賞することができ、掃除をする習慣がお客様満足につながっています。この追求心を活かし、入社後は貴社の全店舗の売り上げに貢献したいと思っております。
この自己PRは、最後までやりぬく力があることがアピールできている内容となっています。
例文15:傾聴力をアピール
私の強みは傾聴力があることです。
学生時代に本屋でアルバイトをしていた際、先輩たちから「腰を痛めないように気をつけた方がいい」とアドバイスをもらいましたが、私は「大丈夫だろう」と聞く耳をもたず、腰を痛めました。
先輩たちからよく話を聞くと、ある作業をする時だけ腰に負担がかかるとのことでした。
その作業をする時に補助器具があると腰を痛めないのに、という意見があったので上司に相談したところ、器具を導入してくれ、結果腰痛で離職する人が減りました。そこで、周りの人の意見をよく聞き、原因や方法を考えて提案することの大切さを学びました。
御社に入社後も、周りの人の意見をよく聞き、仕事がやりやすくなる方法を提案できればと思っています。
この自己PRは、失敗から傾聴力を学べた人だということをアピールできている内容となっています。
【400字の自己PR】自己PRが400字を超えてしまう場合
文字数を意識せずに自己PRを書き進めていくと、まとまりがなくなり400字を超えてしまう場合があります。
自己PRが400字を超えてしまうと、読む側は長すぎて嫌になってしまいます。
また、自分の言いたいことをまとめられない、まとめる能力がないと思われてしまい、評価が悪くなってしまう可能性もあるでしょう。
ここでは、自己PRの内容を短くするための文字数の減らし方について詳しく解説していきます。
- 必要のない言葉を削除する
- 省略できる部分を探す
- 言い換える
必要のない言葉を削除する
自己PRが長くなってしまう原因の一つとして、必要のない言葉を入れすぎてしまっているという場合があります。必要のない言葉というのは、形容詞などの修飾語のことを言います。
例えば、何かに挑戦した経験をアピールしようとした時にその挑戦の難しさを伝えるために「とても」といった程度を表す修飾語を使用する就活生は多くいます。
しかし、こうした修飾語はあってもなくても意味が変わらない言葉であることが多いため、本当に必要な言葉だけを残していくように削っていくと文字数は削減することができます。
省略できる部分を探す
文章が長くなってしまう場合に多いのは、省略できる言葉を使用していないことです。
正式な文書だからこそ正式な言葉を使わなければならないと考えて指示語を使用しない就活生も多くいますが、それでは文章がどうしても冗長になってしまいます。
どうしても文字数が超えてしまう場合には、「それ、これ」などの指示語を積極的に使用することで省略できる部分を探しましょう。
言い換える
文字数が指定よりも多くなってしまった場合は、使用している言葉やフレーズを言い換えるのも有効な対策の一つです。
類義語などを活用して、より短い言葉で表現できれば良いでしょう。
例えば、「チャレンジ」を「挑戦に」「わかった」を「学んだ」などに言い換えることで、必要な情報を保ちつつ、文字数を削減することも可能です。
言い換えられそうな言葉や長いカタカナ語などが入ってしまっている場合は、それらの類語がないかで検索してみましょう。
ただし、類義語といっても、多少なりとも意味が異なる場合があるので、代わりに使ってみて、文章がおかしくならないかだけは確認しておく必要があります。
【400字の自己PR】自己PRが400字に満たない場合
今までの自己PRで文字数を意識していなかった場合には、それをそのまま使用しようとすると400字に足りていないということもあります。
400字以内であれば規定はクリアできているものの、やはり大幅に足りていなければ企業からは志望度が低いのではないかと判断されてしまいます。
そうならないためにも文字数を増やす必要がありますが、かといって余計な言葉を足してしまうと文章が長くなるだけで結局何が言いたいのか伝わらなくなってしまう可能性もあります。
ここでは、自己PRの内容を増やすための文字数の増やし方について詳しく解説していきます。
- エピソードの深掘りをする
- 自己分析をし直す
- 再現性の部分を具体的にする
エピソードの深掘りをする
自己PRで最も大きな部分を占めるのがエピソードの部分です。
そのため、エピソードをさらに深掘りして何か追加できる部分はないかを考えてみましょう。
エピソードを深掘りすることによって自己分析にもつながり、書類選考を通過した後の面接でもアピールできることが増えるため、おすすめの方法です。
自己分析をし直す
文字数を満たしていない場合は、再度自己分析をしてみるのも良いでしょう。
しっかりと自己分析をすることであなたの他の強みや強みを活かしたエピソードを思い出す可能性もあります。
新しく見つけた強みや長所の方が詳しく書けそうな場合は、そちらを自己PRに使うのも選択肢の一つです。
確かに、これまで考えてきて時間をかけて作成した自己PRなので、簡単に内容を変えたくないと思うかもしれません。
しかし、一度他の長所で書いてみるのも選択肢の一つです。
自己PRの書き方についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、併せて確認してみてください。
再現性の部分を具体的にする
再現性の部分をより具体的にしてみるのも、文字数が満たない場合の対策の一つと言えます。
エピソードは非常に文字数調節をしやすい部分ではありますが、これ以上書けない場合もあるでしょう。
そういった際は再現性の部分の文字数を増やし、企業での活かし方の部分にさらに具体性を持たせてみましょう。
自分の就きたい職種と強みを具体的に結びつけ、就職した後はどのようにあなたが活躍する予定なのか、わかりやすく説明しましょう。
これにより、文字数を増やすだけでなく、あなたの魅力をより鮮明にイメージしてもらいやすくなります。
自己PRを変える
自己PRなどのアピールポイントは企業ごとに分けるというのが本来おすすめです。
なぜなら、企業ごとに求める人物像は異なるため、志望企業が求めている人物像に合わせてあなたのアピールポイントを変えることによって選考の通過率が非常に高くなるからです。
そのため、もしもどうしても自己PRが400字に満たない場合には自己PRの内容自体を変えることを検討してみてもいいでしょう。
【400字の自己PR】自己PRを400字で上手にまとめよう
自己PRを400字でまとめるコツをご紹介してきました。
企業によって200字~600字の指定が多いですが、オーソドックスな文字数は400字です。
400字が書けるようになると、要点を絞った200字、協調したい内容を広げて記述する600字も書きやすくなります。
自己PRを記述することに慣れてくれば、納得のいく自己PRをスムーズに記述できるようになるでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート