【これで完璧!】インターンシップで守るべき7つのマナー

【これで完璧!】インターンシップで守るべき7つのマナー

インターンシップでは、学生としてではなく1人の半社会人として、企業で業務をこなすことになります。

学生同士では通用するような言葉使いも、社会人同士ではマナー違反になることも少なくありません。

スマートに業務をこなし、好印象を与えるためには、基本的なビジネスマナーを身に付けておくことが大切です。
今回は、インターンシップのときに守るべき7つのマナーを紹介します。

インターンシップのマナーは服装から!

インターンシップは、学生でありながら企業で働き、一部の業務に携わります。

企業で働くわけですから、社会人と同じマナーが求められます。
インターンシップのマナーは、一番に身だしなみからスタートします。インターンシップで失礼にならないような服装のポイントを紹介します。

【男性編】

男性の場合は、服装やヘアスタイル以外にも、毎日きれいにひげを剃っておくことを忘れずに。

社会人としておかしなところはないか、家を出る前にすみずみまでチェックしておきましょう。

服装 特別な指示がない限り、スーツの上下で出社するのが基本です。

黒・紺・グレーといった、落ち着きのあるカラーであれば失敗することがないでしょう。

スーツの中に着るワイシャツは白が基本です。スーツのズボンやワイシャツは、きちんとアイロンをしておきましょう。

ジャケットのポケットには、メモ帳やペン以外は物を入れないことが基本です。

ズボンの丈は革靴にかかる程度に丈上げしておきましょう。

ヘアスタイル 髪の毛が明るすぎる場合は、少し落ち着いた色に調整しておきましょう。

襟足やもみあげも含め、全体的に短めにカットしておくことが基本です。

持ち物 カバンは書類が入るビジネスバッグを使用します。

革靴は黒で、シンプルなデザインのものを選びましょう。白い靴下は高校生の制服のような印象になるためNGです。黒やグレー、紺などダークな色を選ぶことをおすすめします。

【女性編】

基本的にアクセサリーはNGです。女性で特に気を付けるのはメイクです。

ネイルはナチュラルなヌードベージュや薄いピンク系にし、濃い色のネイルや華美なネイルは避けましょう。

匂いの強い香水もNGです。 服装 スーツの上下が基本ですが、スカートとパンツのどちらでもOKです。

カラーは、黒・紺・グレーといったスタンダードなカラーが基本。ブラウスは必ずアイロンをかけておき、白の大人しいデザインのものを選びます。

スカート丈は座って長さをチェックし、座ったときに裾が膝ぐらいになるものを選びましょう。

メイク・ヘアスタイル 派手なメイクや濃いメイク、濃い口紅などを避け、ナチュラルメイクに仕上げます。

ノーメイクは社会人としてマナー違反ですので注意してください。

髪の毛が明るすぎる場合は、少し落ち着いた色に調整しておきましょう。

前髪が目にかからないように整え、長い髪は1つにまとめるのがマナーです。

持ち物 書類が入るビジネスバッグが基本です。靴のヒールは3~5cmで歩きやすさを優先して選びましょう。

プレーンな黒いパンプスが無難です。生足ではなく、ナチュラルベージュのストッキングを着用します。仕事の途中で敗れてしまったときのために、替えを持ち歩くことをおすすめします。

私服のときの注意点

インターン先の企業によっては、スーツではなく、私服を着用するように指示がある場合もあります。

私服といっても何を着ても良いというわけではありません。

清潔感があり、会社にふさわしいオフィスカジュアルが基本です。

NGとされているものはこれ! 企業で働くときに、ふさわしくないとされているNG服をピックアップして紹介します。

失礼のないように注意して洋服を選びましょう。

NGファッション Tシャツ タンクトップ 派手な色や柄 シースルー素材の服 ミニスカート ロングスカート ショートパンツ デニム 露出の高い服 肩の出た服 スニーカー サンダル ミュール ブーツ 帽子 リュックサックなど

インターンシップのマナー【挨拶】

挨拶は良好な人間関係を築く基本となります。インターンシップの間に、社会人として恥ずかしくないような挨拶の仕方を身に付けましょう。

自己紹介のマナー

自己紹介をするときは、明るい印象になるように声のトーンや表情に注意します。

その場にいる人全員に声が届くように注意し、ハキハキとした声で話しましょう。

自己紹介の例:〇〇大学〇〇学部〇年生の〇〇〇〇と申します。

今回、○日間インターンシップでお世話になります。少しでも多くのことを学ばせていただきたいと思っています。

一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

挨拶言葉の選び方

挨拶はタイミングによって使う言葉が異なります。

インターンシップ中は、自分から率先して挨拶をするように努めましょう。

周りの様子に注意し、ほかの社員さんがなんと言っているかを聞いて、真似して覚えておくと良いですよ。

最終日の挨拶では、「短い間でしたが、お世話になりました。ありがとうございました」とお礼を述べることも忘れずに。

出社したとき 「おはようございます」 退社するとき・社内の人から電話がかかったとき 「お先に失礼します」 失敗して謝るとき 「申し訳ありませんでした」 社内で他の社員とすれ違うとき、社内の人から電話がかかったとき 「おつかれさまです」 外出するとき 「行ってまいります」 または「行ってきます」 自分が外出から戻ったとき 「ただいま戻りました」

お辞儀の角度にも注意

お辞儀は角度によって相手に与える印象が変わるため、角度には注意しておきたいところです。

人とすれ違うときや、エレベーターの乗り降りでは「会釈」と呼ばれる、背中から軽く15度程度に体を傾けたお辞儀をします。

入室や退室時などにも使える汎用性の高いお辞儀です。

会釈よりも、もう少し腰を曲げる「敬礼」は、背中から30度くらいに腰を曲げます。

「よろしくお願いいたします」とお願いするときや、来社した客に対して「いらっしゃいませ」と迎える時に使います。

感謝の気持ちを伝えたりお詫びするときなど、大切な場面では、背から斜め45度に腰を曲げます。

最敬礼と呼ばれるお辞儀で、気持ちがこもっていることを表現します。

大切なシーンで会釈のようなお辞儀をしてしまうと、相手を怒らせてしまうことにもなりかねません。お辞儀はしっかりマスターしておくことをおすすめします。

インターンシップのマナー【言葉使い】

インターンシップでは、正しい言葉使いができるように心がけましょう。基本的な敬語を身に付けておけば、これから先も役立ちます。

正しい敬語を身に付けましょう

敬語には、相手を敬う気持ちが込められています。

正しい敬語を身に付けて、相手に不快な思いをさせないことが社会人としてのマナーです。

敬語はいくつかの種類に分かれます。大きく分けると、自分の行為や立場をへりくだって、相手を立てるようにする「謙譲語」と、相手の行為や立場を高めて敬意を示す「尊敬語」です。

逆の立場になる言葉同士なので、間違えて使ってしまうと大変失礼になります。

ビジネスシーンでは、相手がいる場合、自分や自分の会社、社内の人のことを話すときは謙譲語を使い、相手本人や相手の会社、相手の会社の人のことを話すときには尊敬語を使います。

好感度の上がる言葉使いとは?

言葉使いだけでなく、好感度の高い話し方があります。

インターンシップに参加中は、上手く使って円滑なコミュニケーションを図りましょう。

「クッション言葉」は何かを伝えるときに、文章の頭にワンクッションの言葉を挟むことで与えるイメージを和らげます。

クッション言葉がうまく使いこなせると、高いビジネスマナーを携えている印象だけでなく、相手のことを思いやれる人という好印象が残せます。

お願いするとき 申し訳ございませんが~していただけないでしょうか。 お手数おかけしますが~していただくようお願いいたします。 質問するとき 失礼ですが~ではないでしょうか。 よろしければ~していただけますか?

間違いやすい敬語集

敬語で注意したいのが、尊敬語と謙譲語の使い分けです。

特に間違われることが多い敬語をピックアップして紹介します。正しく覚えて、失礼のない言葉使いができるようになりましょう。

【いる】(尊敬語)いらっしゃる(謙譲語)おる 【行く】(尊敬語)いらっしゃる、おいでになる(謙譲語)参る、伺う 【来る】(尊敬語)いらっしゃる、お見えになる(謙譲語)参る 【言う】(尊敬語)おっしゃる(謙譲語)申す 【知る】(尊敬語)ご存じ(謙譲語)存じ上げる

インターンシップのマナー【電話応対】

インターンシップ中は、実際に企業にかかってきた電話に応対するなど、何かと電話で話すことが多くあります。企業の「顔」として他社と接するため、電話応対のマナーはしっかり身に付けておきましょう。

電話応対のポイント

電話は、明るくはつらつとした話し方を心がけることがポイントです。話しながら、相手の話はメモを取ることを習慣づけ、こちらからの用件は、正確かつ丁寧に伝えるようにしましょう。

電話応対【受け方の基本】

電話を受けるときは、できるだけ3コール以内に取るようにし、相手の名前を確認したあとは、自身の名前を名乗り、用件を聞きます。

用件を聞いたときは、必ず内容を復唱して間違いがないか確認しましょう。

自分の名前を名乗って、誰が責任をもって電話を受けたのかを相手に伝え、挨拶をしてから受話器をおきます。

電話を受けたときは、電話をかけてきた相手が切ったことを確認してから受話器を置くのが基本です。先に切ると失礼な印象を与えるため注意しましょう。

電話応対【かけ方の基本】

電話をかけるまえに、相手の所属や氏名を確認しておき、用件をまとめます。かける時間帯は朝一番やお昼、退社時間をさけることがポイントです。

相手が電話口に出たら、自分から社名と自分の氏名を名乗り、挨拶をして「恐れ入りますが、○○部の○○様はいらっしゃいますか?」と尋ねて取り次いでもらいます。

用件を伝えて挨拶をしてから受話器を丁寧に置いて終了します。

電話がかけたほうが先に切るのが基本ですが、謝罪など内容や立場によっては、自分からかけた場合であっても、後から切ったほうが都合が良いこともあります。

インターンシップのマナー【Eメール】

インターンシップ中に、業務としてEメールを送ることはあまりありませんが、インターンシップに参加する前の問い合わせなどで、Eメールを企業へ送ることがあります。

Eメールのポイント

学生同士でやり取りするEメールと、社会人として使うEメールでは押さえておくポイントが異なります。まとめたポイントをチェックしておきましょう。

・件名は分かりやすく簡潔に書く。応募書類などたくさんEメールが届くことが予想される場合は、件名に氏名も記載しておく

・冒頭に相手の社名と氏名を記載

・手紙のような頭語

・結語、時候の挨拶などは省略する

・内容は簡潔にわかりやすく、見やすいように改行や行間を取りながら書く ・最後に自分の署名を入れる

Eメール実例

件名:お問い合わせの資料送付の件 ○○会社 ○○様 いつもお世話になっております ○○社の〇〇と申します お問い合わせいただきました、弊社製品の資料ですが 本日発送させていただきました 数日中にはお手元に届くかと存じますので 今しばらくお待ちください お問い合わせ番号:○○○-○○○-○○○ ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください 今後とも、何卒よろしくお願いいたします -- 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 ◯年 就活 太郎 TEL:090-0000-0000 Mail:〇〇@〇〇.ac.jp --

インターンシップのマナー【名刺交換】

社会人の基本の1つに名刺交換の作法があります。インターンシップ中でも、来社したお客様から名刺を預かる機会もあるため、上手に受け取れるようにマナーをチェックしておきましょう。

名刺交換のポイント

名刺を交換する場合は、立場が下になる人が先に名刺を差し出します。訪問者や職位が下位の人がこれにあたります。もらった名刺はすぐに片づけず、テーブルの上に名刺を置いて話をします。

名刺交換【受け方の基本】

差し出された名刺の下の両方の角を両手で持って受け取ります。「ありがとうございます。頂戴いたします」といって丁寧に扱うことが基本です。

名刺交換【渡し方の基本】

立って渡すことがマナーで、名刺を相手の方へ向けて両手で胸の前で渡します。「○○社の○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします」と名乗るのを忘れずに。

インターンシップが終わったらお礼状を出そう

インターンシップの期間が終わったら、期間の長短に限らず、お世話になったお礼状を出すのがマナーです。書くときのポイントを紹介します。

お礼状のポイント

遅くとも1週間以内、インターンシップ終了後できるだけ早く投函するようにしましょう。

封書で出すことが基本ですが、応募書類等をメールのみで受け付けしている企業であれば、Eメールでも構いません。インターンシップ中にエピソードをメモしておくと、書くときに便利ですよ。

お礼状実例

拝啓  貴社におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

この度は、○日間のインターンシップに参加させていただきありがとうございました。〇〇様はじめ、社員の皆様に温かくご指導賜りましたことを心よりお礼申し上げます。

社員の皆さまが誇りをもってお仕事に取り組まれていることに、大きな刺激を受けると同時に、働くことの有意義さと責任の重さを実感いたしました。

兼ねてより志望していた○○職について、実務の経験をさせていただき、イメージが具体的なものへと変わりました。活気のある御社の風土にも触れさせていただき、より一層貴社で〇〇職として頑張ってみたいという思いが強まりました。

お忙しい中、皆さまの貴重なお時間で、ご指導いただきましたことを心より感謝しております。 末筆ながら、貴社の発展と皆様のご活躍をお祈り申し上げます。 敬具 令和◯◯年◯月◯日 (住所) (大学・学部名) (氏名) ○○株式会社 人事ご担当 ○○様

マナーを守って好感度の高いインターシップ生になろう!

インターンシップ中は、学生ではなくマナーを守れる社会人としての立ち居振る舞いが求められます。

服装、言葉使い、挨拶や態度、応対の様子など基本的なマナーを事前にチェックしておくと不安なくインターンシップに臨めるでしょう。インターンシップ中の態度が、その後の選考に影響を与える企業もあります。

マナーを守って、好感度の高いインターンシップ生を目指しましょう。

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