大学3年生秋でも間に合う?長期インターンに参加するメリットや企業選びのコツを解説

大学3年生秋でも間に合う?長期インターンに参加するメリットや企業選びのコツを解説

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はじめに

経団連の方針によって採用活動のスケジュールがだんだんと後ろ倒しになる中で、優秀な学生を早いうちに確保したいという意識からインターンを実施する企業が増えています。

自分の周りに学生がインターンに参加しているという話を聞くと就職活動に遅れを取ってしまっているのではないかと不安になってしまいますが、インターンに参加することに意味はあるのでしょうか。

ここでは、インターンの中でも特に長期のインターンにスポットを当てて、参加する目的やメリット、インターンの探し方などを紹介します。

【3年生秋からの長期インターン】長期インターンとは

長期インターンは短期インターンと対をなす言葉として用いられるもので、比較的長い期間にわたって特定の企業において実践的な仕事に取り組むものです。

比較的長い期間と書きましたが、長期インターンに明確な定義というものはありません。

1ヶ月でも長期インターンと呼ぶこともありますし、3ヶ月や半年、中には1年以上のインターンというものもあります。

国内の企業では3ヶ月、もしくは半年といったインターンが一般的です。

長期インターンでは様々な職種が体験できます。

募集が一番多いのは営業職ですが、エンジニアや企画、デザイナーなどの募集も目立ちます。

基本的に学生であれば誰でも参加できるので、気になる業界や職種の長期インターンがあれば積極的に参加してみましょう。

【3年生秋からの長期インターン】長期と短期の違い

インターンに参加してみたいと思い立ってインターネットで検索してみると、長期インターンだけでなく短期インターンの募集も多数あることがわかるでしょう。

インターンに参加するのが初めてという学生は、どちらのインターンを選べば良いのか迷ってしまうと思います。

ここでは長期インターンと短期インターンの違いを「期間」「給与」「仕事内容」という3つの観点から解説しますので、自分に合ったインターンを選んで参加しましょう。

期間

長期インターンと短期インターンの一番わかやすい違いは勤務期間です。

長期インターンは最低でも1ヶ月、ほとんどは3ヶ月や半年といった長期間にわたって実施されるのが一般的です。

外資系の企業やベンチャー企業では1年以上のインターンも珍しくありません。

一方、短期インターンは数日から2週間程度と比較的短い期間のインターンとなります。

夏休みや春休みなど、学生の長期休業期間を利用して行われるのが一般的です。

最近は1日だけ参加する「1dayインターン」というものも実施されています。

短期インターンは長期インターンほど実務経験を積むことはできませんが、スケジュールを確保しやすいので気軽に参加できるのがメリットです。

給与

給与が発生するのか、しないかも長期インターンと短期インターンの大きな違いの一つです。

短期インターンは基本的に無給での参加となりますが、長期インターンの場合は給与が発生します。

給与は時給、または日給で支払われるのが一般的で、時給の場合は1,000円~2,000円程度、日給は5,000円~1万円ほどが相場です。

また、企業によっては成果報酬が発生することもあり、優れた成果を上げることができれば1日数万円という報酬を受け取ることもあります。

一つ注意したいのが、無給で実施される長期インターンです。

企業によっては「経験がなく戦力にならない学生を働かせているのだから給料を支払う必要なんてない」といった理由で学生にタダ働きを強要しているところがありますが、これは法律的にも問題ありです。

このような企業でわざわざ働くことはないでしょう。

仕事内容

長期インターンと短期インターンとでは仕事内容も異なります。

短期インターンの場合はあくまでも就業体験という意味合いが強く、自分の興味がある業界や企業でどのような仕事が行われているのかを理解するのが主な目的です。

一方、長期インターンでは社員のサポートを通じて実務経験を積み、仕事を覚えてくるとお客様相手の業務にあたることもあります。

より実践的な経験ができるのが長期インターンの特徴といえるでしょう。

仕事をして時給ももらえるとなると、アルバイトのようなものと思ってしまう学生もいるかもしれませんが、長期インターンとアルバイトは違います

アルバイトの目的はあくまでもお金を稼ぐことですが、長期インターンではスキルを身につけることが目的となるのです。

アルバイトよりも責任感のある仕事をまさかされることも多く、長期インターンでなければ経験できないこともたくさんあります。

【3年生秋からの長期インターン】大学3年生で長期インターンのメリット

インターンというとこれまでは就職活動が目前に迫った大学3年生もしくは4年生が参加するものというイメージが強くありました。

しかし、最近では長期インターンに参加することで就職が有利になるということが広まり、大学1年生、2年生のうちからインターンに参加する学生が増えてきました。

確かに、1年生の頃からインターンに参加することで様々な業界や企業で必要となるスキルを身につけることができるので、自分に合った業界や企業を正確に選ぶことができるようになります。

だからといって3年生が長期インターンに参加するの遅すぎるのかというと、決してそうではありません。

大学3年生が長期インターンに参加するメリットはたくさんあります。

時間に余裕がある

すでに説明したように、長期インターンは3ヶ月や半年、場合によっては1年間にわたって実施されるため、どうやってスケジュールを合わせるのかが問題です。

一般的な長期インターンの場合は1週間の中で平日の2~3日を選んで勤務することになるので、学生によってはシフトの調整が難しいケースもあります。

一般的に大学1年生や2年生の講義は一般教養科目がほとんどなので、講義の選択肢はあまり多くありません。

大学側でも講義が特定の曜日に集中してしまうことを避けるため、全曜日に平均的に配置する傾向があります。

そのため、丸一日講義のない日を作るのが難しいという事情があります。

しかし、3年生になれば選択科目が多くなるので、特定の曜日に講義を選択させて、それ以外の日を全休にするといったことがそれほど難しくなくなります。

時間に余裕が生まれてインターンに参加しやすくなるのは、大学3年生ならではのメリットでしょう。

就活を意識した状態で取り組める

大学3年生というのは就活のスタートが目前に迫ってくる時期です。

興味のある業界や企業についても大学1年生や2年生のときと比べて明確になってきているでしょうし、自分の将来の姿についても以前に比べればはっきりと見えてきているでしょう。

このような時期に長期インターンに参加することで、大学1年生や2年生のときには気付くことのできなかった仕事の魅力や課題といったものにも気付くことができますし、入社してからどのような活躍をしたいのかという具体的なイメージも想像しやすくなります。

また、就活を意識した状態でインターンに参加することができるので仕事に対する真剣さも増し、本気でスキルを身につけたいという意識も高まります。

社会人との関わりができる

長期インターンに参加して働くようになれば、日常的に社会人と付き合うことになります。

普段過ごしている大学の内部でのコミュニティと比べて社会人のコミュニティは格段に広く、また異質です。

社会人のコミュニティで長い時間を過ごすことは成長を促してくれる大きなチャンスになりますし、新しい自分を見つけ出すためのきっかけにもなるでしょう。

このような経験は就活の面接でも活きてきます。

面接では人事部の人や重役クラスの社員に向かって話をしなければなりませんが、社会人との関わりがないとどうしても怖気づいてしまいます。

しかし、社会人と普段から付き合っていれば無駄に怖がることがなく、自分の良さを出すことができるようになるでしょう。

就活で優位になる

通常、企業は書類選考や面接によって学生の資質や人柄などを評価し、採用する学生を決定します。

しかし、これは学生の将来性・ポテンシャルを重視した選考のプロセスであり、ここから様々な教育や経験をさせて一人前の社会人に育てるには長い時間が必要です。

しかし、多くの企業にとっては学生にすぐにでも戦力になってほしいというのが本音です。

そのためには仕事内容を理解していて、業務に必要となるスキルをすでに身につけているのであれば、それに越したことはありません。

長期インターンに参加した学生は、このような条件を満たしていることになります。

また、働く姿をこの目で実際に見てきているのですから、履歴書や面接による選考よりも正確な判断ができる材料が多くあります。

ですから、長期インターンに参加した学生が就活で有利になるのは当然のことといえるでしょう。

実務をすることでやりたい仕事が明確化される

「自分が興味を持っている業界や企業ではどのような仕事が行われているのか」、大まかな内容については本を読んでみたり、インターネットで検索してみたりすれば理解することができます。

しかし、その内容はあくまでも表面的なものであり、すべてを理解するのは難しいことです。

実際に仕事をしながら実体験として仕事の内容を理解することができるのは、長期インターンの大きなメリットです。

ほとんどの大学3年生はアルバイト経験はあったとしても、企業で大切な仕事に携わったという経験はしたことがないでしょう。

ですから、自分がやりたい仕事についてもアルバイトの延長として「多分こんな仕事なんだろう」といった程度の知識で決めているケースが多いのが事実です。

長期インターンで実務を体験すれば、「自分のやりたい仕事が何なのか」より正確に、より明確にわかるようになるでしょう。

将来どうなりたいかを見つけられるかも

インターンへ参加することで、自分に合った職業や職種のみならず、自身のロールモデルを見つけられることもあります。

将来どうなりたいかは、就活の面接においてたずねられる機会が非常に多いです。

なぜなら企業は、自ら成長する意欲のある学生を優先的に採用したいと考えているからです。

インターンでは、社会人と同じ環境で働くことになります。

そこで実際に働く社員の姿を間近で見て、自身が手本としたくなるような人物が見つかることもあるでしょう。

理想像となる人物を見つけることで、そこに近づくためにどうすべきなのかを考える良いきっかけとなります。

つまりロールモデルを見つけることによって、今後何がやりたいかを明確することが容易になるのです。

インターンを通じて明確な将来像を形成することで、就活をより有利に進められるようになるでしょう。

【3年生秋からの長期インターン】長期インターンは本当に他の学生と差別化できるの?

結論から言うと、できます

前提として、長期インターンに参加している学生は全体の3%程度です。

つまり、多くの学生が経験していないような経験を積めるという点だけでも長期インターンは就活において有利になるのです。

ここでは、実際に長期インターンを行うことで、他の学生と差別化ができる理由を説明していきたいと思います。

社会人と同じ視座を持つことができる

視座とは、一般的に物事を見る立場のことを指します。

実際に企業で働いている社会人と同じ環境で働くことで社会人にとって必要なものの見方を身につけることができます。

この目線を身につけることで、実際に就活における採用面接の場でも採用担当者の質問の意図を汲み取って回答することができるため、採用担当者の印象は非常にいいものになりやすいです。

就活のアドバイスをもらえる

長期インターンに参加するということは、企業で働いている社会人と一緒に働くということです。

すると、就活に関する悩みなどが出たときに、社会人の目線からアドバイスをいただけることがあります。

また、実際に人事として採用に関わっている人から人事目線で就活のアドバイスをいただくことも可能です。

長期インターンに参加していない他の学生にはないコミュニティができるため、長期インターンはおすすめです。

長期インターン先に入社することもある

企業が長期インターン生を募集するときというのは、二つ理由があります。

・単純な労働力として学生が欲しいとき
・企業の採用活動の一環として行うとき

単純な労働力として学生が欲しいとき

例えば、営業の会社などでテレアポ業務を拡大したいと考えたときに、新しく人を雇う余裕はないものの、学生を活用して事業拡大を徐々に行おうと考えている場合です。

正社員や派遣労働者を雇うよりも学生をインターンとして雇う方が企業の採用コストは低いため、長期インターンを雇うことがあります。

ただ、それでも社員と同じような業務をすることになるので学生にとっても成長のチャンスです。

企業の採用活動の一環として行うとき

長期インターンとして採用した学生を正社員として採用することで、採用段階で新しく学生を集めて、採用してから研修するといったコストを抑えることができます。

そうした狙いのある企業の長期インターンでは実際に入社した際のような手厚い研修プログラムが組まれているケースが多いです。

 

自分がどのような環境で長期インターンに参加したいのかしっかりと考えた上で企業に応募するようにしましょう。

そうすることで採用後も楽しく働くことができると思います。

【3年生秋からの長期インターン】長期インターンに参加するのは実際に就活が始まってからでは遅いの?

長期インターンを就活で話すためのエピソードとして捉えている方が陥りがちなのがこの考えです。

就職活動が本格化すればするほど、学生のスケジュールも忙しくなっていきます

説明会や企業の選考を1日に詰め込む学生もいるほどです。

そうした状況で長期インターンを始める余裕はないというのが事実です。

また、多くの場合長期インターンには週の最低出社日数が決められています。

そのため、学生からしても時間に比較的余裕のある大学3年生の時期に長期インターンに参加するのがベストだと思います。

【3年生秋からの長期インターン】秋からでは遅い?

多くのインターンは、大学の夏季休暇に合わせて行われますが、秋からインターンを始めても決して遅いわけではありません。

ただし、あなたのスケジュールや就活の状況と向き合う必要があります。

3年生の秋以降は、学位取得のため、学業が忙しくなる傾向にあります。

また、この時期は本格的に就活へ取り組むことも必要です。

3年生秋からインターンへ参加する際は、大学を卒業し就職するという本来の目標を達成するために、あなたのスケジュールや就活の状況を考慮しなければなりません。

ここでは、特にどのような人がインターンへ参加すべきなのかについて解説していきます。

これらに当てはまる人は、秋からでも積極的にインターンへ参加しましょう。

就きたい職業が決まっている

就きたい職業が決まっている人は、その職種の長期インターンに参加するのがおすすめです。

長期インターンでは実践的な仕事に取り組むことができ、実戦的な仕事を通じて培った経験は、就活へ活かすことが可能です。

またインターン先で実際に働く社会人の姿を見たり、自身で実際に働いたりすることで、その職種で求められている人材について、具体的に知ることができます。

希望する職業へ就くために、今後どのような行動をすれば良いか、その道筋を立てることが容易になるでしょう。

したがってインターンへ参加して実践的な経験を積むのがおすすめです。

さらにインターンで結果を残せれば、インターン先の企業にそのまま就職できることもあります。

やりたい仕事が見つからない

長期インターンでは、比較的長期間にわたり実践的な仕事へ取り組むことになります。

しかし、長期インターンへの参加は、やりたい仕事が見つからない人にメリットがないわけではありません。

むしろ、そのような人こそ長期インターンへ参加するのがおすすめです。

長期インターンを通じて、実際に働く雰囲気をつかめます。

さらに、仕事を探す際に見るべき点を知ることもできるでしょう。

インターンを経て、やりたい仕事を本格的に探す段階へ進めるようになります。

したがって、やりたい仕事が見つからない人も、長期インターンへの参加は意味があるのです。

留年・休学を検討している

留年や休学を検討している方も、長期インターンへ参加するのがおすすめです。

なぜなら留年や休学をする場合、そうでない学生よりも多くの時間を確保でき、ほかの活動と長期インターンの両立が容易になるからです。

さらに、面接時の対策という面でも、長期インターンへの参加にはメリットがあります。

留年や休学を経験している学生は、ほとんどの場合で、面接の際にその理由をたずねられます。

そのような質問への回答として、長期インターンへの参加は説得力があるからです。

就活に専念したほうが良い場合も

3年の秋になると、周囲にすでにインターンへの参加を経験した人が増えてきます。

だからといって、目的もなく長期インターンへ参加するのは控えるべきです。

その場合はむしろ、就活に専念したほうが良いでしょう。

3年の秋にはエントリーシートの作成など、選考に向けて準備する必要があり、そこで目的もなくインターンへ参加してしまうと、ただ選考へ向けた準備をする時間が削られてしまうだけだからです。

インターンへの参加だけでなく、そのほかの活動も、就活でアピールすることはできます。

たとえばサークル活動やバイトなど、今まで力を注いできた活動がある場合は、その中でリーダーシップを発揮してみるのもおすすめです。

大学3年秋から長期インターに参加するためのポイント

大学3年の秋から長期インターンに参加するのは正直いって少し遅いです。

しかし、だからといってやらないのはもったいないですね。

まず、メリットとデメリットを両方理解したうえで、長期インターンに参加すべきか考えてみましょう。

また、以下のポイントについて理解したうえで長期インターンに参加するかどうかを選択すると失敗しにくくなります。

自分なりの目的を持つ

長期インターンに参加する際には、自分なりの目的を持つことが大切です。

例えば、

  • 業界への理解を深めるため
  • 就職のためのイメージトレーニングになる
  • 自分が大学で学んだことを活かしたい

など、自分がなぜ今からでも長期インターンに参加したいのか考えてみて下さい。

長期インターンに参加することで、就活や大学に使える時間も減ってしまう可能性があります。

それを十分承知したうえで、それを上回るような理由を持って長期インターンに参加するように心がけましょう。

就活などのプランを立てておく

長期インターンに参加することで、それ以降のスケジューリングが難しくなります。

そのため、就活などをむしろ圧迫してしまうこともあるのです。

卒業時に、「長期インターンなんてやめておけばよかった」などと後悔しないように、自分が想定するスケジュールを具体的にしておきましょう。

就活をはじめる時期、卒論を書き始める時期、など自分の予定を鑑みて緻密に予定を把握しておくことが肝です。

遅れをとっていることを理解しておく

大学3年の秋からでも長期インターンは始められます。

しかし、他の学生から遅れをとっていることもしっかり受け止めておく必要があります。

遅れをとってしまった理由や遅れをとってでも長期インターンにチャレンジした理由などが明確であれば、むしろ就活の強みとして印象に残りやすい可能性があります。

遅れを強みとして活かす気概をもっておきましょう。

【3年生秋からの長期インターン】インターンに参加する際の注意点

3年生の秋からのインターンは、学業やアルバイト、就活の準備などの活動と並行して参加することになります。

特に長期間のインターンとなると、多くの時間をインターンへ費やすことになるため、長期インターンとほかの活動の両立は難しいです。

そのため、長期インターンへの参加は慎重に決める必要があります。

インターンの目的は就活を有利に進めることです。

そのため、インターンの参加が学業と就活やその準備に支障をきたすようなことは避けるべきです。

ここでは、インターンに参加する際に注意すべき点を3つ紹介します。

インターンへの参加を検討する場合は、ぜひこれから紹介する注意点をよく確認してから決めましょう。

すぐに行動しよう

人気の企業や職種のインターンには応募者が集まりやすく、倍率が上がる傾向にあります。

なかには倍率が10倍のものもあり、職種によっては応募しても、なかなか受からないことも珍しくありません。

そのため、インターンへの応募を始めてから、企業にインターンとして採用してもらうまでに、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。

3年生の秋には、エントリーシートの作成など、就活へ向けた準備も始めることになります。

就活へ支障をきたさないためにも、やりたいインターンが見つかったら、早めに行動することがおすすめです。

企業を慎重に選ぼう

企業によって、インターンに参加した学生の待遇は異なります。

なかには長期インターン採用をした学生に一切給料を支払わない企業や、大学の講義に参加できないほどの勤務を強いる企業も存在します。

就職活動のためにインターンへ参加したのに、誤ってブラックインターンへ参加してしまうと、むしろ就職活動に悪い影響をおよぼしかねません。

したがって、このような学生に必要以上の負担をかけるブラックインターンには注意が必要です。

インターン先を選ぶ際は、ブラックインターンを選ばないよう、慎重に選びましょう。

健全な企業へインターンするために、記事の後半で紹介する、インターン紹介サイトを利用するのもおすすめです。

学業を第一優先にしよう

就職活動も大切ですが、まずは学業を最優先に考えましょう。

大学で卒業や進級などのために、多くの単位を取得する必要がある人は、むやみに長期インターンへ参加してしまうと、単位が足りずに留年してしまうおそれがあります。

そのため、インターンへ参加する前に、単位取得の目途が立っているかを考えることが必要です。

また、アルバイトを多く掛け持ちしているという人も、インターンへ応募する前に、自身のスケジュールを見直してみましょう。

学業とアルバイト、そしてインターンの両立ができるか確認してからインターンへ応募するのがおすすめです。

サークルなどすでにほかの活動で充実している場合は、それらの活動も就活でアピールすることが可能です。

そのため、そのような人は無理をして長期インターンへ参加する必要はありません。

特に長期インターンの場合は、比較的長い期間を費やすこととなります。

学業やそのほかのスケジュールとの兼ね合いや、参加の必要性などをよく考えてから応募しましょう。

【3年生秋からの長期インターン】大学3年生にオススメする長期インターン

長期インターンは様々な業界、様々な職種で実施されています。

「どのインターンに参加したら良いのだろう?」と迷っている学生も多いかもしれません。

インターン先企業を選ぶ上で大切なのは、しっかりとした目的意識を持つことです。

大学1年生や2年生であれば複数の長期インターンに参加することも可能ですが、大学3年生になれば就職活動のスタートまでそれほど時間があるわけではありません。

「自分はどの業界に興味があるのか」「どんな企業で働きたいのか」ということを可能な限り絞り込み、そこで必要なスキルを身につけることができるインターン先を選ぶようにしましょう。

ここでは、大学3年生にオススメの長期インターンを職種別に紹介します。

・営業
・事務
・ライター
・エンジニア
・マーケティング
・デザイナー
・企画

営業

営業職は自社の商品やサービスを顧客に売り込む仕事で、成果が数字として表れるやりがいのある仕事です。

営業インターンの仕事内容には次のようなものがあります。

1.アポ取り

営業の仕事は、まず顧客と会う機会を作るところからスタートします。

電話やメールを使って新規顧客にアプローチし、アポイントを獲得します。

2.営業サポート、営業訪問

アポイントを獲得することができたら、先輩の社員に同行して営業の現場に向かいます。

営業のナマの現場を見ることのできる貴重な体験であり、学ぶことがたくさんあるでしょう。

ある程度経験を踏めば簡単な案件を任されることもあります。

営業インターンは営業としてのスキルを身につけることができるだけでなく、電話のかけ方、メールの書き方、名刺交換の方法など、社会人としてのマナーやルールも学ぶことができます。

事務

事務職というと一般的には誰でもできそうな仕事であり、地味で単調な仕事が多いというイメージがあります。

しかし、インターンで実際に体験すればイメージがまったく変わるかもしれません。

また、事務職の仕事内容を詳しく知るための良いきっかけになるでしょう。

事務のインターンでは次のような仕事を担当します。

1.一般事務

EXCELやWord、PowerPointなどを使った書類の作成、電話による顧客対応、資料のファイリングなどを行います。

こういったスキルは社会人としての基礎的なスキルとして様々な職種で活用できます。

2.営業事務

営業の仕事をサポートするのが主な仕事内容です。

事務の仕事は業績に貢献しているという実感があまりないですが、営業事務なら自分のサポートが売上につながるのでやりがいが大きくなります。

3.会計事務

主に会計や税理の仕事に関する書類の事務業務を行います。

一般事務だけでなく決算書の作成をサポートしたり伝票を作成したりといったことも任せられることが多く、会計スキルを身につけたい人にもオススメです。

ライター

ライターも長期インターン募集の多い仕事の一つです。

ライターの仕事内容には次のようなものがあります。

1.Webライター

ライター募集で一番多いのが、このWebライターです。

Web上で公開される記事の書き方や、Googleなどの検索エンジン対策に有効なSEOについても学ぶことができます。

2.取材ライター

企業の経営者や有名人などに取材を行い、その内容をもとに現行を執筆するスキルを学ぶことができます。

新聞記者や出版社で仕事をしたい人にオススメです。

3.コピーライター

商品やサービスの魅力を最大限に引き出すことのできる文章の書き方を学ぶことができます。

広告代理店でCM制作に携わりたい人などに必要なスキルです。

エンジニア

エンジニアという仕事は技術力勝負の面が大きく、インターンで実務経験を積んでスキルを身につけることは就活でも非常に有利に働きます。

エンジニアの仕事は非常に幅広いですが、インターンの募集が多いのは次のような仕事です。

1.Webエンジニア

Webサイトの作成やWebサービスの運営などの業務に取り組みます。

HTMLやCSSなど開発に必要な言語を習得することやJava・Ruby・PHPなどのスキルを身につけることができます。

2.システムエンジニア

顧客のニーズに応じて必要な情報システムを設計、構築するのが主な仕事です。

インターンに参加することでプログラミング能力やシステムに関する知識だけでなく、コミュニケーション能力も身につけることができます。

3.モバイルエンジニア

スマホ上で動作するアプリケーションやゲームの開発などを経験できます。

この分野は技術の進歩が目まぐるしく、AIなど最新技術を学べるのは大きなメリットでしょう。

マーケティング

マーケティングのインターンでは「自社の商品やサービスをどうしたら顧客に知ってもらえるのか」、そして「どうしたら購買行動につなげることができるのか」について学ぶことができます。

マーケティング業務は業界に関係なく必要とされることから、どの企業でも活かせるスキルです。

マーケティング業務の中でも特に学生から人気があるのが「Webマーケティング」の分野です。

近年ではテレビCMよりもネット広告に力を入れる企業も増えてきており、マーケティングの手法自体が多く変化してきています。

このような状況において、ネット広告の運用や評価、検索エンジン最適化など幅広いスキルを身につけることができるのはインターンの大きな魅力でしょう。

デザイナー

デザイナーという職業に憧れを抱いている学生は多いと思いますが、デザイナーという仕事をした経験を持つ学生はほとんどいないでしょう。

そういった意味で、デザイナーインターンは貴重な経験ができる場であるということができます。

デザイナーインターンで一番ポピュラーなのが「Webデザイナー」です。

顧客の要望に応じて商品やサービスをアピールできるような構成を考え、ユーザビリティなどを含めて最適なレイアウトを決定します。

レイアウトに合わせてサイトの配色やフォントなどを決め、必要なイラストやバナーなどを作成するのも業務の一つです。

デザインが決まったらコーディング作業です。

コーディング作業を通じてPhotoshopやIllustratorといったソフトの使い方をマスターすることができるのも、デザイナーインターンのメリットです。

企画

企画という仕事はなんとなく理解していても、実際にどのような仕事なのか理解している学生はあまり多くないかもしれません。

将来企画の仕事をしたいなら、インターンに参加して具体的なイメージを把握しておくと良いでしょう。

企画の仕事といえば、多くの人が商品の企画・開発を思い浮かべると思いますが、実際にはそれだけではありません。

新しい事業を始めるにあたっての事業企画というものもありますし、会社の経営において経営資源の最適な配分を行う経営企画という仕事もあります。

また、企画という仕事はマーケティングやプロモーション、広告・宣伝といった業務とも密接な関係にあり、企業によってはそれらの仕事に総合的に携わるケースもあります。

自分の志望する企業の企画職の立ち位置というものを理解するのにもインターンは役立つでしょう。

インターンを探してみよう

「興味のある業界がある」「志望する企業の業務内容を詳しく知りたい」「仕事に役立つスキルを身につけたい」こんなときは長期インターンを探してみましょう。

インターンを経験することで「自分のやりたいこと」が明確になり、入社してから「こんなはずではなかったのに・・・」と後悔することがなくなります。

インターンを探すときはインターンの求人専門サイトがオススメです。

職種や勤務地など様々な条件の中から自分にピッタリのインターン先が見つかります。

総合系

総合系のインターン求人専門サイトは特定の業界や職種に偏るなく、ほぼすべての業界・職種についての求人情報を幅広く掲載しているのが特徴です。

興味のある業界がいくつかあってまだ本命の業界が絞りきれていない学生や幅広い職種の実務経験を積んでみたいと考えている学生にはオススメです。

ここでは総合系インターン専門求人サイトの中から

・就活市場インターン
・キャリアバイト
・インターンシップガイド
・キャリアインターン

の4つのサイトについて詳しく紹介します。

就活市場インターン

就活市場インターンとは、就活市場のインターンをするというわけではなく、就活市場があなたと面談をして、あなたに合う長期インターンを紹介するというサービスです。

長期インターンをいざ探そうと思ってもなかなか希望の長期インターンが見つからなかったり、そもそも自分が何をやりたいのかわかっていないという学生が多くいます。

就活市場インターンでは、人材業界で働いている就活のプロが無料で面談を通じてその学生の向いている業界や興味のある業界への長期インターンを支援しています。

長期インターンに興味があるけど探し方がわからない・・
どうしても参加したい長期インターンがある!

そうした学生にこそ利用してもらいたいサービスです。

長期インターンcenter1086のコピー

キャリアバイト

「キャリアバイト」は働くことを通じて自分を成長することができるアルバイト・インターンの情報に特化した求人サイトです。

インターン求人情報の掲載数においては日本で最大級となっています。

キャリアバイトにはスカウト機能があり、学歴や経歴、性格・価値観診断の結果などを入力しておくと、それを見た採用担当者からインターン参加のスカウトが届きます。

また、インターンに参加することが決まった後もフォローが受けられるなど、インターン中の疑問や相談の解消にも役立ちます。

インターンシップガイド

「インターンシップガイド」は累計3,000社以上の企業のインターン情報を掲載実績を持つ総合系インターン専門求人サイトです。

大学3年生を対象とした求人情報はもちろんのこと、大学1年生から大学院生まで幅広いインターン求人情報が掲載されています。

他の求人サイトに比べて条件をきめ細かく設定できるのがインターンシップガイドの特徴で、志望業種や志望職種、勤務地、締め切り順、人気順などの「こだわり条件」により高度なマッチングが期待できます。

キャリアインターン

「キャリアインターン」は人材派遣会社として有名なパソナグループの運営するインターンシップと就活の情報サイトです。

実務経験を積むことで学生の成長につながる1ヶ月以上の長期インターンの求人情報を中心に掲載しているのが特徴です。

総合系のインターン求人サイトということで営業やプログラマー、企画、事務など幅広い職種に対応しています。

初めてインターンに応募する学生に向けてインターンでの面接の受け方やお礼メールの送り方など、求人以外の情報が充実しているのもキャリアインターンの特徴です。

IT系

すでに進みたい業界や働きたい企業が決まっているのならば、それぞれの業種・職種に特化したインターン専門求人サイトを利用するのがオススメです。

総合系ではカバーしきれない求人情報についてもフォローされているので、自分にピッタリのインターン先が見つかる可能性が高くなります。

ここではIT系の業界・企業に特化したインターン求人情報を掲載しているサイトの中から

・JEEKインターン
・エンジニアインターン

の2つを紹介します。

IT業界に興味のある学生はぜひ利用してみましょう。

JEEKインターン

「JEEKインターン」はIT系ベンチャー企業に特化した長期インターン求人を扱っているのが特徴です。

比較的早い時期から長期インターンの市場に参入したこともあり大手企業の求人情報も豊富で、DeNAやサイバーエージェント、GREEなどのインターン求人情報も扱っています。

長期インターンについては業界でトップの求人数を誇っていることから、学生にとっては登録しておいて損がないサイトといえるでしょう。

キャリアアドバイザーがインターン先の企業探しから決定後のアフターフォローまで無料でサポートしてくれるので安心して利用できます。

エンジニアインターン

「エンジニアインターン」はSEやプログラマー、デザイナーなど、IT分野に特化した長期インターン求人情報サイトです。

Webサイトを作成した経験があったり、GitHubにソースコードを公開した経験があるなど、ある程度のITスキルを持つ学生が利用者の多くを占めていますが、中にはまったくの初心者に向けた求人情報もあるので、「経験はないけれどIT分野に興味がある」という学生にもオススメです。

初心者に向けてプログラミングやWebデザイン、Webマーケティングの学習ができるプログラムも用意されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大学生のうちから長期インターンシップとして企業で働く学生が少ない以上、興味を持った段階で実際に長期インターンシップに参加することが大切です。

長期インターンシップに参加したことのない学生からしたら、企業の面接を受けるというだけでも緊張してしまうかもしれませんが、就職活動の練習だという気持ちで一度受けてみることをオススメします。

実際に企業の方と話してみたら気さくな方が多くて驚くかもしれません。

就活市場LINEでは、大学生活の充実就職活動の成功を応援しています。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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