【例文付き】品質管理の志望動機の書き方を解説!

【例文付き】品質管理の志望動機の書き方を解説!

品質管理はその名の通り、あらゆる商品などの品質を管理し、安全性をはじめとした基準が満たされているかを徹底的に点検する仕事です。

これから就活に挑む学生の中には、食品に異物が混入されていたなどのニュースを通じて、品質管理の仕事に興味をもった人もいるのではないでしょうか。

しかし、はたしてどのような志望動機を書けば良いのかわからないこともあるかもしれません。

ここから先は具体的な書き方のコツなどを解説していきましょう。

この記事を読んでわかること
  • 品質管理とは
  • 志望動機で見られるポイント
  • 品質管理の志望動機を書く際のポイント
  • 品質管理の志望動機例文
この記事をおすすめしたい人
  • 品質管理に興味を持っている人
  • 品質管理に求められるスキルが知りたい人
  • 志望動機の書き方やポイントを知りたい人
  • 品質管理の志望動機を参考にしたい人

【品質管理の志望動機】品質管理とは

上記の通り、品質管理とは製造した商品に傷がないか、汚れがないかをチェックする仕事であり、あらゆる業界に関わるものです。

食品だけではなく、私たちの身の回りにあるような洋服やスマホやパソコンなど、製造に関連するメーカーには品質管理が欠かせません。

自動車や航空機などでも、エンジンや精密機器など、あらゆる部品を製造段階ごとに確認しなければなりませんし、品質を保証することが求められます。

厳密に管理しなければならないのはどの業界でも同じです。

化学製品や医薬品などでも、安定した供給に注力するとともに、品質マネジメントを徹底しているのです。

ある特定の分野だけではなく多岐にわたることが、品質管理という仕事における1つの特徴と言えるでしょう。

【品質管理の志望動機】品質管理の業務内容

品質管理の志望動機を書くにあたって、まずは品質管理の業務内容をしっかりと理解しておく必要があります。

品質管理の主な業務内容である下記3つについて見てみましょう。

品質管理の業務内容
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 品質改善
  • 品質トラブルの対応
  • 品質教育

工程管理

工程管理とは、製品が完成するまでのいくつかの工程が正常に行われるよう管理し、製品の品質を保つことです。

製品は、材料の投入、加工、検査、梱包など、複数の工程を経て完成します。

そして、それぞれの工程において作業内容や作業員に求められるスキル、必要な生産設備や機械も異なります。

その一つ一つの工程を適切に管理することは、出来上がる製品の品質に直結する重要な業務です。

具体的には、

・作業の標準化

・作業員への教育や作業訓練

・設備の維持管理

・工程が正常に稼働しているかの確認

これらの業務を通して、業務や製品の質にばらつきを出さないようにすることが工程管理の仕事となります。

品質検証

品質検証とは、品質が一定の基準を満たしているかどうかを確認する業務です。

品質検証の対象となるのは完成した製品の品質だけでなく、使用している原材料や部品に不備がないか、一定の基準を満たしているかの確認も含まれます。

また、製品や原材料などの品質を検証するとともに、製造工程や管理状態が品質を保つために適切なものかどうかの監視を行うことも、品質検証の重要な業務の一つです。

加えて、検証における確認項目や基準の設定、その項目や基準に問題がないかのチェックなども、品質検証の業務内容となります。

品質改善

品質改善とは、基準を満たさない不良品や不整合製品の発生を減らし、より品質が保たれた製品を生産することができるように改善を図ることです。

製造過程の中で不良品や不整合製品が発生してしまった場合、まずは原因を調査します。

そして現状を把握した上で、不良品や不整合製品の再発を防止するために、どのようなことが必要になるのかを考え、実行していくことが求められます。

また、再発防止に限らず、将来発生しうる不良品や不整合製品を未然に防止するために改善策を考え、実行していくことも品質改善の業務内容に含まれます。

品質トラブルの対応

品質管理の業務の中には、品質トラブルやクレームへの迅速な対応も含まれています。

品質トラブルが発生する場合とは、製品がその設計図・仕様に沿って正しく制動していない状態、または、顧客の求めている期待を満たしていない状態です。

もし品質トラブルが頻発し放置したままでは、顧客からの信頼を失ってリコールや再生産などの余計なコストが発生します。

その結果、企業利益が損失する可能性もはらんでいるのです。

品質トラブルが発生した場合は、すみやかに原因分析や対策立案、顧客との調整、交渉などをする必要があります。

クレームを未然に防ぐための日常的なチェックや、品質トラブルを予測して再発防止策を立てておくのも重要な業務です。

品質教育

品質管理の業務の中に、品質教育を導入する動きも著しくなってきました。

日々の業務そのものをこなせるようになっても、製品の組立や出荷などのクレームを繰り返していては困ります。

近年、大手企業の多くは「モノづくり」という言葉を使うようになりました。

ここには、創業した頃の情熱を失わない思いとともに、品質管理についてもっと知識を得ようとする考えがあるようです。

品質への意識向上を目的として、各スタッフへの教育・トレーニングを実施する企業が目立っています。

教育を通じて、製品に関する知識や技術を向上させトラブルを防止することや、優良な製品を世の中に循環させて、信頼を獲得したいことが理由です。

【品質管理の志望動機】品質管理に求められるスキル

ここからは上述の通りさまざまな業務・役割を担っている品質管理において、求められるスキルを解説していきます。

下記に記載している5つのスキルをすべて持っている必要はありません。

この中で当てはまるものがあれば、品質管理の適性があり、書類選考や面接における強いアピールにもなるでしょう。

品質管理に求められるスキル
  • 観察力
  • 分析力
  • コミュニケーション能力
  • 責任感
  • 問題解決能力

観察力

一つ目は、観察力です。

製品の質を担保するにあたっては、完成した製品に限らず、原材料や部品、作業員、生産設備など一つ一つの要素をしっかりと観察し状況を把握しておくことが重要です。

また、製造過程において不具合を起こさないためには、各工程におけるリスクに敏感である必要があります。

一つの不具合によって製造ライン全体が止まり、生産数に影響を及ぼしてしまう可能性もあるため、異変があればすぐに見つけ対処しなければなりません。

よって、視野を広く持ちながら、些細な点も見逃さない鋭い観察力は、品質管理において重要なスキルといえるでしょう。

分析力

二つ目は、分析力が挙げられます。

品質管理の仕事では、品質が一定の基準値に達しているかなど、いくつもの製品に関するデータを取り扱います。

そして定められた品質をしっかりと保つためには、個人の主観による判断ではなく、データに基づいた正確かつ客観的な判断が重要となります。

データに触れる機会も必然的に多いため、まずは土台としてデータを正確に見る力が大切といえるでしょう。

さらに品質や生産において問題が発生した場合、どの工程で不具合が発生しやすいのかなどをデータを用いて分析します。

そのため、分析力は品質管理にとってかなり重要なスキルといえます。

コミュニケーション能力

三つ目は、コミュニケーション能力です。

品質管理は、製造工程を管理する役割を担っているため、製造スタッフとの綿密なコミュニケーションが必要不可欠です。

また製造現場に限らず、製品で不具合が生じた場合などには、開発部門や生産部門、マーケティング部門、営業部門など、多くの人とコミュニケーションをとる必要があります。

各部署・部門と話し合いながら原因を特定し、解決に導いていきます。

このときに円滑に話し合いを進め、的確な改善策を講じるためにも、コミュニケーション能力の高さは重要なスキルとなります。

責任感

四つ目は、責任感です。

作った製品は、消費者に届きます。

食品であればそのまま口にすることもあり、洋服であれば直接肌に触れることもあるでしょう。

また、消費者が直接手にする製品に限らず、冒頭に挙げたような自動車・飛行機のエンジンや精密機器など、その製品の品質が消費者の命に関わるようなものもあります。

もし製品に不具合があった場合は、消費者の安全や健康に悪影響を与えてしまうという事態に繋がりかねません。

消費者の安心・安全、企業の信頼のためにも、責任感を持って不具合のない製品を届け続けることが、品質管理における重要なスキルといえるでしょう。

問題解決能力

最後は、問題解決能力です。

品質管理は製品の品質を向上させることだけでなく、製造にかかるコストの削減や生産効率の向上など、企業としての売り上げを上げるために様々な問題に取り組まなければなりません。

品質、コスト、生産性など多くの観点から製造の全体像を捉え、どの部分に問題が生じているのか、改善を図れる部分はどこかを見極めていくことが必要とされます。

問題の特定に向けてデータ分析を進めるとともに、見出した問題に対して解決策を組み立てて実践し成果に繋げていく、という問題を解決まで導く力が不可欠となります。

【品質管理の志望動機】志望動機で見られるポイント

以下の項目から、いよいよ志望動機の作成について具体的に解説していきます。

まずは品質管理に限らず、志望動機において企業が見ているポイントを3つ確認しましょう。

志望動機で見られるポイント
  • 志望度
  • 企業とマッチしているか
  • 応募者の人柄

志望度

志望動機では、第一に志望度の高さが見られています。

企業には、応募者が実際に入社したあとも長期的かつ意欲的に活躍してほしいという思いがあります。

志望度が低いまま入社してしまうと、仕事への活力も湧きにくく、強みや特性を最大限発揮することが難しくなります。

そして、そのまま早期退職をしてしまう可能性も考えられます。

また志望度が低い場合には、選考の途中で辞退をされる、ということもありえます。

企業はコストをかけて採用活動を行っているため、選考通過者や内定者からできる限り辞退者を出したくないと考えています。

そのため、志望度の高さは選考通過を左右する重要なポイントの一つといえます。

企業とマッチしているか

志望動機を通して、応募者が持っている志向性や強みなどが、企業とマッチしているかどうかも見られています。

いくら優秀な人であっても会社の社風や働き方などに合わなければ、早期退職につながってしまう恐れがあります。

早期退職は、応募者にとっても企業にとっても大きなデメリットです。

また、応募者の強みとマッチしない環境や仕事であると、入社後の活躍や成果に結びつきにくく、これも応募者・企業双方にとってのデメリットになってしまいます。

早期退職を防ぐため、そして企業で活かせる強みを持っており貢献できる人材を確保するために、企業とのマッチ度を重視しています。

応募者の人柄

企業は志望動機から、応募者の人柄も見ています。

応募者が志望動機で語る企業の魅力に感じた点やこれまでの経験談などから、応募者がどんな性格で、どんな価値観を持っているのかを見極めようとしています。

なぜなら人柄は、仕事を円滑に進めるための大きな一要素となるからです。

人柄が、職場の環境や周囲の社員の人柄とマッチしていることで、社内コミュニケーションも活発になりやすく、業務の質が上がったり、生産性の向上に繋がったりする可能性も高くなります。

そのため企業は一緒に働きたいと思える人を採用したいと考えており、応募者の人柄が企業の価値観や働いている社員と合うかどうかを、志望動機を通して判断しています。

【品質管理の志望動機】志望動機の構成

それでは品質管理の仕事を志す場合、動機は一体どのようなことを書けばよいのでしょうか。

多くの場合は200文字から300文字が目安となります。

また、PREP法を用いることが効果的でしょう。

あまり馴染みのない人もいるかもしれませんが、PREP法とは、論理的でわかりやすい文章を書くための手法です。

簡単にまとめると、まず結論を述べ理由と具体例を述べたあと、再度結論で締めくくります。

また、文字数が指定されている場合は、最低でも8割以上、超過しても2割程度にまとめなければなりません。

Point(結論)

ここからはPREP法について、構成の順番通りに見ていきましょう。

まずはもっとも重要なことを書く、つまり結論から書き始めることが鉄則です。

なぜなら、冒頭で結論を示すことによって、今から何を伝えようとしているのか、読み手にとって要点がつかみやすくなるからです。

この書き方のくせをしっかりとつけておけば、読みやすい文章が書けるようになるだけではなく、重要なことを書きそびれてしまうような事態も防げるでしょう。

Reason(理由)

結論を述べたあとに続けるのは、どうしてその考えに至ったのかという根拠です。

なぜ興味を抱いたのか、そのきっかけなどの理由や背景などを、できるだけ簡潔に書いてみるのです。

どこに魅力を感じたのか、難しく考えずに、シンプルなものでもかまわないので、素直につづってみると説得力が増します。

つまり文章を装飾するようなテクニックがなくてもイメージが膨らむように、相手が想像しやすい文章を書くことで、納得しやすい内容に仕上げられるのです。

Example(具体例)

結論から理由までを述べたあとは話を展開して、より具体的なエピソードなどを述べると良いでしょう。

たとえば「コンビニでアルバイトした経験から、安全で安心な商品を提供するための取り組みなど、管理マネジメントを知ることができた」というきっかけなどです。

特別な経験がなかったとしても、ニュースをきっかけに関心をもつようになったのなら、具体的にどのような情報だったのかを書くのです。

それらを書くことによって結論や理由の裏付けができ、読み手を納得させられます。

Point(結論)

構成の締めくくりは再び結論として、最後に伝えたい大切なことをあらためて強調します。

起承転結のような書き方に慣れていると、はじめのうちは結論を繰り返すことに違和感を覚えるかもしれません。

しかし繰り返し書いているうちに、自分の文章を読み返してみれば、要点がわかりやすく読みやすい構成であることに気づくはずです。

少しずつでもコツをつかんでいくうちに読み手を意識するようになり、文章を書くことに苦手意識があったとしても、克服できるようになるでしょう。

【品質管理の志望動機】品質管理の志望動機を書くうえでのポイント

PREP法によって読みやすく、内容の伝わりやすい文章が書けるようになったら、次は品質管理の志望動機について掘り下げていきましょう。

新卒の場合であれば、当然ながら未経験である場合がほとんどで「工場のアルバイトを通じて、品質管理を目の当たりにした」という経験をした人はごく少数かもしれません。

しかしながら品質管理とは衣食住のすべてに関わるものです。

関心さえもてば、意外と身近な分野でもあるため、志望動機についてくわしく書くことは難しくないはずです。

志望動機を書く上でのポイント
  • 就活の軸を明確にする
  • 品質管理に必要なスキルと結び付ける
  • どうして品質管理を伝える
  • 企業研究を行う

就活の軸を明確にする

品質管理の仕事に就きたいのであれば、根本的な理由が必要です。

数ある業種・職種の中で、なぜ品質管理を選んだのかを自分でわかっていなくては話しにならないでしょう。

そこで考えてほしいのが就活の軸についてです。

これは、就職活動をする際の応募企業、応募職種の選択で譲れない条件のことを指します。

志望動機の中枢に、なぜ品質管理の仕事で、その企業でなければならないのかを必ず持ってから面接に臨みましょう。

就活の軸があれば、質問への回答に説得力が生まれます。

就活の軸を作るには自己分析

では、就活の軸を見出すためにはどのようなことをすればよいのでしょうか。

自分にとっての就活の軸は、自己分析をすることで発見できます。

面接対策などで見かける自分史作りやモチベーショングラフなどを作成し再確認するとよいでしょう。

自分のことは、意外と知っているようで気がついていない側面もあるものです。

今の自分が最も大切にしていることは何でしょうか。

品質管理という仕事を通じて、どのような将来設計を夢見ているのかも明確にすることが大切です。

さらに気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

参考サイト https://www.job-terminal.com/features/%E5%B0%B1%E6%B4%BB%E3%81%AE%E8%BB%B8/

品質管理に必要なスキルと結び付ける

志望動機を書くうえで欠かせないのは、その仕事をするにあたって必要なスキルや適性を見極めることです。

品質管理においては、たとえば物事を客観視できるような観察力が必要になります。

ささいな変化にも敏感であることが求められるでしょう。

さらに状況を冷静に判断できるだけではなく、問題があった場合、ただちに解決しようとする積極性もなければいけません。

主体的に行動するうえでは分析力などとあわせて、周囲と連携するために円滑なコミュニケーションを取らなければならない場面も訪れるでしょう。

これらの必要とされる能力と、自身の強みや経験などを結び付けてみると、志望動機を書く方向性が決まり、具体性に富んだ内容に仕上がります。

どうして品質管理なのかを伝える

どうして品質管理という職種を志すのかについても、しっかりと伝えることが重要です。

品質管理は、数ある技術職の中でもマイナーな部類になっています。

そのため、なぜ品質管理を志望するのか明確な理由を伝えることで、企業にも納得感を与えることができます。

先述の通り、新卒の場合は品質管理という仕事に直接関わった経験がある人は少ないでしょう。

しかし、意識してみると多くの身近な製品において、品質管理が重要な役割を果たしていることに気が付くと思います。

そういった品質管理の役割ややりがい、共感する部分を自分の言葉で述べて、説得力のある志望理由を作りましょう。

企業研究を行う

先述のように品質管理を行う企業はさまざまな業界におよんでいます。

つまり、それぞれの違いを明確に知ったうえで、じっくりと企業研究を行わなければなりません。

ただ洞察力があってコミュニケーション能力も高いというだけでは、どうして志望したのかなどが企業側にはまったく伝わらないでしょう。

どこに魅力を感じ、どうして働いてみたいと思ったのかを伝えるには、その企業に興味や関心をもって下調べしなければなりません。

特に品質管理という職種を志すのであればなおさら、具体的に販売されている商品について知ったり、提供されているサービスを調べたりしておくことが必須です。

そうした企業研究を重ねて、企業の強みや魅力を見つけていくと、より志望動機が明確なものとなっていくでしょう。

企業研究について下記の記事も参考にしてみてください。

企業研究の結果と就活の軸を照らし合わせる

企業研究や分析が重要になる理由は、志望企業選びの時点でミスマッチを防ぐためです。

一方で、自分の希望条件や理想が定まっていなければ、どのような仕事や企業を選べば最適なのかも見つけられません。

必ず自分なりの資質や方向性、業種との相性があります。

そこに気づくことで、エントリーシートや履歴書など志望動機作成、選考対策などが具体的になっていくからです。

企業研究をした上で、情報を照らし合わせて自分の就活の軸とマッチしている部分を見つけることが大切です。

もし、就活の軸とのマッチが見つかれば、その企業に入社しなくてはならない理由も浮かび上がってくるでしょう。

企業の求める人物像を把握する

多くの企業で、必ず求める人材像をホームページなどで掲示しています。

募集している職種・ポジションにおいて、必要性のある専門スキルや、育んできた企業文化があるので、その条件や雰囲気にフィットできる人材であることが重要です。

せっかくの志望動機が優れていても、企業側の求める人物像から大きく外れていては、マッチングが見込めないと判断されて不採用になるでしょう。

自己PRや長所・短所など含めて、人材像のイメージは常に採用のための判断材料になっています。

企業研究をしながら、志望企業の求める人物像にはどのような条件があり、その考えに同意できるのかを自分に問いただすことを忘れてはなりません。

【品質管理の志望動機】例文

それでは実際にどのような文章に仕上げれば良いのか、PREP法を用いた構成の例文を次に示します。

これらを参考にしつつ、業界ごとの特色をよく調べて、企業研究をしておけば、しっかりと志望動機が書けるようになるでしょう。

例文1:食品関連×観察力

私は健康に役立つ商品を世に出している貴社において、品質管理の分野で貢献したいと思っています。
きっかけは、商品のパッケージに原材料の産地が記載されていることでした。
幼い頃から、貴社から発売されている商品を口にしていましたが、どこで生産されているかなどは気にしていなかったのです。
ところが産地や生産者の情報がホームページから確認でき、そこから原料の調達法や物流について、さらに品質管理への徹底的な取り組みを知りました。
さらには、環境に配慮した技術開発や商品を通じて社会貢献する姿勢にも感銘を受けました。
大学時代にはバイオサイエンスを学び、観察力を養ってきましたが、貴社で知識をさらに深めて、食品の安全性を追求する分野において貢献したいと考えています。

例文2:医薬品×冷静さ

私は貴社において、どこよりも品質の高い商品作りに携わりたいと思い志望しました。
大学において分析化学を専攻していたことと、冷静な判断力があることを活かせると考えたからです。
学生時代には専門的な分野の知識を深く学んできたのではなく、サッカー部に所属して学業と両立をさせてきました。
キーパーというポジションについて相手の動きを注意深く観察し、技術の精度を高めるだけではなく、冷静な判断力を培ったことは自分の強みです。
冷静さだけではなく臨機応変に対応できる能力を、社会に出てからさらに磨いていきたいと思っています。
自分の強みを活かしつつ基礎から学べる体制があることを知り、貴社において社会へ貢献できる仕事をしてみたいです。

例文3:化粧品×コミュニケーション能力

私は、お客様が安心して使用できる商品を作り続ける貴社において、品質管理の面で携わりたいと考えています。
私自身が貴社の商品を愛用していることとあわせて、アルバイトの経験を通じて、コミュニケーション力を身につけたことが志望する理由です。
もともとコスメやフレグランスに興味があったことをきっかけに、学生時代はずっと化粧品販売店で、美容部員としてアルバイトを続けてきました。
特に新商品が発売になるときなどは、その商品の魅力をどのようにお客様へ伝えようか考えました。
そうした工夫によりお客様一人ひとりのニーズを察したり、スムーズに提案できたりするような能力が身についたことは自分の強みです。
貴社において長所を伸ばしながら、さらに専門的な知識を身につけていきたいと思い、志望しました。

【品質管理の志望動機】品質管理でおすすめの資格

学生のうちから品質管理に直接携わることはなくても、資格を取っておくと就職に有利になる場合があります。

特に人気が高い企業を志望しているなどの場合は、少しでもライバルに差をつけるためにも、学んでおいて損はありません。

資格を持っていれば、それだけで熱意があることを印象づけられますし、習得したことはずっと将来にも活かせるはずです。

それでは、どのような資格があるのか、学生が取得できるものを見ていきましょう。

品質管理検定

品質管理に関する基本的な知識から実務的な能力まで、筆記試験によって評価されるのが品質管理検定です。

4つの級があるなかで、就活のために受けておきたいのは3級でしょう。

品質管理の手法などが問われるもので、合格率は50%と比較的突破しやすい資格です。

受験資格に制限もなく年に2回開催されていて、繰り返し受験することも可能です。

品質管理というものがどのように実施されているのかを知るためにも、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

志望動機は就活エージェントに

ここまで品質管理を志す場合の志望動機の書き方や、企業研究を行うことの大切さ、業界ごとに具体的な例文を示してきました。

しかし頭では理解したように思っていても、いざ書き始めると、なかなか思うように進まないこともあるでしょう。

自分の強みと志望動機がなかなか結び付かなかったり、書けたとしても自信をもてないことがあったりするかもしれません。

そんなときには、就活をサポートしている「就活市場エージェント」に相談してアドバイスを受けてみると、あっという間に問題がクリアになるでしょう。

→https://shukatsu-ichiba.com/agent

まとめ

品質管理とは企業において重要な役割を担うポジションであり、責任感をともなう一方で、やりがいも大きく人気がある職種の1つです。

食品関連から自動車の部品や医薬品など、あらゆる製造の現場において欠かせない部門でもあります。

小さなミスも許されない大変さはあるものの、品質の向上は消費者のニーズを満たすだけではありません。

不良の発生を見つけるだけではなく、工程を見直すなどすることで、環境問題など社会への貢献も果たせるからです。

その点で、品質管理はこれからますます注目を集めるはずで、就活生にとってはライバルが多い職種となるかもしれません。

ただし、しっかりと対策を講じておけば勝ち抜くことは難しくなく、軸をしっかり定めれば激戦を制することができるでしょう。

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