就活の軸に「自己成長」はあり?くわしく解説!

就活の軸に「自己成長」はあり?くわしく解説!

就職活動の中で、志望動機を「自己成長のため」と考えている方もいるかもしれません。

自己成長を就活の軸として考えるにあたっては、いくつかの注意事項があります。

単純に「自己成長のために御社を志望します」と伝えても、具体性に欠けた印象を与えてしまうことが多いです。

こちらの記事では、自己成長を就活の軸にするにあたってのポイントを説明します。

ぜひ、ご自身のエピソードを具体的にイメージしながらチェックしてみてください。

就活の軸を自己成長にするのはあり?

まず、そもそも就活の軸を自己成長にして良いのかどうかについて説明します。

結論から言えば、まったく問題はありません。

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自己成長を就活の軸にすることは、就活生にとってもプラスになることは多いでしょう。

しかし、自己成長を目標にしている人はもちろんたくさんいます。

そのため、面接官はそういった就活生を多く見ており、印象深い就活生になることは難しいのです。

自己成長という言葉には、理由として抽象的すぎるというデメリットもあります。

そこで、良い印象を残しつつ、印象付けられるポイントを覚えておきましょう。

つまり、表面的なことを話す就活生ではなく、より具体的に「自己成長」について考え抜いている人間であることをアピールする必要があるのです。

就活の軸を自己成長にするメリット

自己成長を企業選びの軸にすることは、就活においていいことをもたらします。

どんないいことがあるのか、簡単に解説します。

そのまま自己PRになる

入社後に自己成長したい、と伝えることは、そのまま自己PRになります。

例えばあなたが人事で、学生のESに「自己成長して業務を完璧にこなし、また自己成長のためにチャレンジを惜しまず、貴社に貢献いたします」と書かれていたら、かなり好印象ではないでしょうか?

もし困難なことがあっても、自己成長のためであればやりがいに変えてくれるのでは、といった期待を志望企業の人事に与えることができますよね。

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入社後にどんな姿で働いているかを想像させられることは、そのまま自己PRになるのです。

逆質問に困らない

面接ではたびたび、逆質門の時間があるかと思います。

しかし、毎回「何を聞けばいいのかわからない...」となっていませんか?

コツは、就活軸に合っているかどうかを確認できる質問をすることです。

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例えは今回のように、自己成長を就活軸においている場合であれば、「御社で自己成長しようと思った時に、どのような制度や仕組みが利用できますか?」という質問をしてみたら良いのです。

この学生は入社後の意欲が大変高い、という評価をもらえること間違い無いでしょう。

就活の軸を自己成長にする際のポイント

ここまで、自己成長を望むにあたって、事前に考えておかなければいけない点を説明しました。

それでは、自己成長を就活の軸にする場合のポイントについてもご紹介します。

自己成長の目的や、その先のイメージなどが具体的になったところで、それを面接官に伝える際のポイントです。

より具体的に、計画性をもって伝えることで、ほかの就活生との差別化をはかりましょう。

物事を具体的に伝えることや計画性をもつことは、就活だけでなく実際に仕事をするにあたっても必要な能力です。

今のうちにトレーニングしておくことで、働き始めてからのスタートダッシュで差をつけられるでしょう。

どんな自己成長を見込めるのか

最初にあげられるポイントに「どのような自己成長を見込めるのか」があります。

実際に志望している企業では、どんな自己成長ができると考えているのかに加えて、なぜそれが可能だと考えたのかを付随して伝えると良いでしょう。

「私はこのような成長をしたいと考えています」

「それは将来的にこういうイメージがあるからです」

「御社はこういった取り組みをしているので、それが可能だと考えました」

などと具体的に話すことで、なぜその企業を志望しているのかをわかりやすく伝えられます。

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「しっかりと論理的に考えられる人だ」という印象を与えることもできるでしょう。

なぜその企業で求める成長ができると考えたのかは、志望する企業を絞る際も重要になってくるかもしれません。

キャリアビジョンを明確にする

次に大切なのは、キャリアビジョンを明確にすることです。

「こういった成長を求めている」と言ったところで、あまりに突拍子のないものでは、ただの夢として伝わってしまうでしょう。

どのようにその成長をしていくのか、その結果どのようなものを求めているのかをしっかりと言語化しておく必要があります。

自身のキャリアビジョンを明確にしておくのは、就活だけでなく働いてからも常に考えておく必要があるものです。

目的をもって仕事に取り組むことは、自分にとっても大きなプラスとなります。

そのために必要な計画を考えておきましょう。

そういった能力があることで、面接官にプラスの印象を与えることにつながるため、現段階のキャリアビジョンを明確にしておいてください。

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なぜその会社で自分の成長を求めているかについても、具体的に話せるよう準備をしておきましょう。

たとえば「成長して御社のこういったプロジェクトへ携われるようになりたい」といった場合は、理由として具体的で良いかもしれません。

しかし、目的は人によって違うものです。

理由を納得してもらうのが難しい場合もあります。

そのなかでも、なぜその企業で自己成長を求めているのか、どういった計画を考えているのかなどを、企業の事業内容や社風に沿った理由で納得してもらわなければいけません。

そのため、事前にしっかりと企業調査を行っておいてください。

就活の軸を自己成長にする際の注意点

それでは、就活の軸を自己成長とするには、どのような注意点があるのでしょうか。

大きなポイントごとに説明しましょう。

大切なのは、しっかりと自己分析を行うことです。

なぜ自己成長が必要なのか、自身にはどのような成長が必要なのかなど、具体的にしなければならない部分はたくさんあります。

また、それは人によって違いがあるものです。

まずは、自分自身について深く考える必要があるでしょう。

闇雲に成長を目指すのではなく、5年後・10年後にどのようになりたいのかイメージしてみてください。

1.なぜ自己成長したいのかを考える

まずはっきりと言語化しなければいけないのは「なぜ自己成長したいと思っているのか」です。

一口に自己成長と言っても、どうなりたいのかは人によって違うでしょう。

たとえば「成長してより良い給与を得たい」「成長してこういったプロジェクトに携われるようになりたい」「成長してプライベートのこういった趣味に活用したい」など、目的によって必要な成長は違うのです。

また、その目的によりどのような過程が必要なのかも変わってくるものです。

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言葉にして相手を納得されられるよう、具体的にイメージしておく必要があります。

面接官に伝わらなければ、抽象的なイメージしか与えられません。

自己成長を就活の軸とする場合は、まずはその目的をより具体的に設定しましょう。

2.どんな自己成長を望んでいるのかを考える

次に明確にするべきなのは、どのような自己成長を望んでいるのかです。

「自己成長を求めている」と述べる場合は「なぜその自己成長を望んでいるのか」という理由も付随して必要になります。

理由が明確でないにもかかわらず「自己成長がしたい」と声を大にして言うと、説得力に欠けてしまうでしょう。

自己成長した先に、どのようなイメージがあるのかは、人それぞれのライフプランニングによって変わるものです。

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「こういった自己成長を求めています」「なぜなら、こういう風になりたいからです」としっかりと伝えられるように、今のうちから自身の中で明確にしておきましょう。

それは、面接官に印象付けられるだけでなく「しっかりと計画性をもって考えられる人だ」というイメージを与えることにもつながります。

3.自己分析は必要不可欠!

今まで説明してきた注意点やポイントを考えるにあたり、すべてにおいて必要不可欠なのは自己分析です。

現在の自分と将来の自分の未来像やビジョンなどを明確にするには、最初に自己分析を徹底的に行わなければいけません。

そのうえで「自分がこういった成長を求めているのだ」と採用担当者を納得させる必要があります。

また、自己分析を進めるうちに、仕事に対する価値観も明確になっていくでしょう。

自分が求めるビジョンと、それに対する必要な働き方が価値観からかけ離れていては、目的の実現が難しい場合もあります。

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就職を勝ち取るだけでなく、自分の目指す将来像を実現可能にする方法を明確にするためにも、自己分析は充分に行ってください。成長できればどこでも良いのか

自己成長を就活の軸にするにあたっての注意事項として、面接官に「それはうちの企業じゃなくても良いのでは?」と思われてしまう可能性があげられます。

就活の軸を自己成長にする際の例文

私には、30歳までに出版の分野にて大きく成長する、という目標があります。

具体的には、編集者として作家の方々と一蓮托生・二人三脚の関係になり、互いの力を合わせて上質なコンテンツを世に送り出したいです。

現状として、我が国の出版分野は縮小傾向にあり、それを今後食い止めるのは難しいでしょう。

しかし、それでも本を求める人はまだ多く存在し、そして私もまたその1人です。

自分も一消費者であるからこそ、別の側面では編集者として本の制作に携わり、私のように本を求める人たちの力になりたいと考えています。

そのためには私自身が成長し、立派な編者になることが不可欠です。

まだ経験の1つももっておらず、編集者としてはゼロに等しい身ですが、それでも未来の成長をしっかりと見据え自己を研鑽していく次第です。

御社は取り組みとして新卒採用の研修が充実しており、大学で文学を専門に学んでいない私でも、成長できる環境だと考えております。

例文のポイント

上記の例文は、構成が綺麗なのがわかるでしょうか?

就活の文章は、よく「PREP」でまとめられることが求められます。

「PREP」とは、結論、理由、エピソード、結論、の順に文章をまとめる方法で、はじめに結論から入ることで、聞き手に文章を頭にいれてもらいやすくなるのです。

この構成をうまく使って、志望動機をうまくまとめていきましょう!

就活の軸を自己成長にしたい人は自己分析をしよう!

自己成長を就活の軸にするにあたっての注意点や、具体的にしなければいけないポイントについて、解説してきました。

しっかりとしたビジョンをもっていても、それを面接官に伝えられなければ、ほかの就活生との差別化ははかれません。

具体的にイメージするだけでなく、しっかりと言語化しておきましょう。

そのためには、充分な自己分析が必要です。自己分析をしっかりと行ったうえで、それに合った具体的なキャリアビジョンを形成しましょう。

就活の軸についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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