就活に入った瞬間、全く今まで聞いた事のなったような就活用語が我が物顔で目の前を素通りしていきます。
「今更その意味を聞くのも恥ずかしいし、どうしようなんて思ってる人もいます。」
まさにその内容を今から書きます。
更になんと私も書いたことがないので実際に一緒につくって行きたいと思います。
これはダメだろともって回避していただくのにも使えますし、いろんな食べ方ができる食パンのような記事です。
ガクチカってなに?
「ガクチカってなんやねん」。
古今東西、老若男女全てが思うことです。
私も、初めてこれを聞いた時、あまりにも皆さんが当たり前のように使うので「あぁ、がくちかね」と返していました。
つまるところ「ガクチカ」とは、「学生時代に頑張ったこと・力を入れていたこと」です。
それだけです。
カタカナということで特別感を感じますが、それだけです。
自己PRって何?
対して自己PRとは何なのかについてですが、「自分はこういうことをやってきていて、強みは何で、どのようにしてここで活躍できるのか」という、「自分の強み」とは何かを企業に自分で伝えることを言います。
入った後、自分はどんな強みを活かして貢献をするのかというのを伝えるのが自己PRです。
ガクチカと自己PRの違いってなに?
しかし、これだけでは「ガクチカ」と「自己PR」の間に特に違いが感じられないですよね。
確かに、「ガクチカ」と「自己PR」というのは過去のエピソードから持ってきて話すという点においてはあまり差を感じられないと思いますが、たった二点を意識すれば違いが分かるようになるかと思います。
その二点を教えちゃいます!
質問意図が違う!
まず、企業が「ガクチカ」と「自己PR」について聞いてくるときは、その二つの間には「質問の意図」の違いというものがあります。
「ガクチカ」における質問の意図は、学生時代にどれだけの経験を積んで来たのかというような、経験の質から学生のレベルを問うというのもあります。
さらに加えて学生時代に直面した問題に対して、どのように問題解決したいのかというのを姿勢を見て、「うちの企業に合うのか」というのを見ることです。
「自己PR」における質問の意図は、その人の強みというのは何なのかということで、「自社にどういった利益をもたらすのか」というところを聞いて来ています。
「経験」と「強み」
書く際に混同してしまうので、一つ基準を設けるなら「ガクチカ」はエピソードを「経験」として語り、「自己PR」はエピソードを「自分の強みを説明するときの補足物」として書くということです。
ガクチカはエピソードを主体として「私はこういう経験してきました。」と述べるもので、自己PRは「私はこういった人間で、それを象徴するエピソードにこのような話があります。」のように述べるものになります。
ガクチカのかき方
では実際に「ガクチカ」の書き方はどういう構想で書けばいいのでしょうか。
私もよくわからないので実際に具体例を出して順番に書いていきたいと思います。
設定は養蜂場でアルバイトをして来たという経験で書きたいと思います。
したことはないですけど。
本番では嘘を言わないように心がけています。
「何をしたか」
まず最初に書くべきなのは具体的な「なにをしたのか」という部分らしいです。
この場合は「養蜂場でアルバイトをして来ました」と書くだけで大丈夫ですね。
だらだらと何をやったかというのを述べるよりも簡潔に書くことが重要のようです。
その際にどんな問題があったか
次は「その際にどういった問題・出来事があったか」というのを述べるらしいです。
この場合は「養蜂場なのに防護服を着ていなかったせいでけが人が多く出ていて生産効率が悪かった」ということにしましょう。
「何を行ったか」というのも大事ですが、「なぜそれを行う必要があったのか」というような「理由」の部分をしっかり述べることも大事です。
何を行ったか
問題に対してどのような手段を取ったのかということを次に述べるようです。
この場合は「アルバイト内での地位を高め、発言権を持つようになり、防護服導入と社会保障の整備に一役買った」ということにします。
この部分はガクチカのなかでも特に重要で、エピソードの核になるので明確に書いた方がいいです。
結果
その結果どうなったかというのを書きます。
「生産効率が上がり国内シェアのトップを占める養蜂場に成長した。」これでいきましょう。
結果を書く際にも言えますが、全体を通しても具体性が求められます。
なのでそれがどういった結果を招いたということも明記することがコツです。
またその中から何を学んだのかというのを加えるとなおいいです。
まとめると
まとめると
「私は学生時代養蜂場でのアルバイトに力を入れてきました。
しかし、その養蜂場では防護服を使っておらず、けが人が多く出ており生産効率が悪くなるという問題がありました。
その中で私はアルバイト内での地位を高め、発言権を持つようになり、防護服導入と社会保障の整備に一役買うことで養蜂場の生産効率をあげることに成功し、国内シェアトップの養蜂場にまで成長することができました。
この経験から私は、環境を理由にすることなく地道に耐えて努力することでより良い環境にすることを学びました。」
という感じでしょうか。
このようにエピソードを具体的に述べることが大事なようです。
自己PRのかき方
では自己PRというのはどのように書いていけばいいのでしょうか、ここではガクチカとの書き方の違いを強調するために先ほど書いた「養蜂場」のエピソードをもとに書いていきたいと思います。
結論
最初は簡潔に結論から述べていきます。
「私の長所は地道に目標のためにもくもくと努力することができる事です。」
このように長所は○○ですというような漢字で、最初にはっきり書くことで読みやすく、これから伝えようとすることが強調されます。
理由
ここで「なぜそう思うのか」という部分を書くために補足的にエピソードをいれるようです。
なので「養蜂場でのアルバイトで、地道に努力して最終的に売り上げを国内シェアトップにまであげることに貢献しました。」
というような感じで概要を要約してさらっと述べるといいようです。
具体例
その中で直面した課題について詳細に述べていきましょう。
「養蜂場では防護服を使っていなかったのでけが人が多く生産効率が低くなる事態に陥っていました。
私はその中で地道に一年間努力し、信頼を勝ち取ることで発言力を持つようになり、防護服の導入などを提案し、全体の生産効率をあげ、国内シェアでトップを争うまでに成長することに成功しました。」
というような感じでしょうか。
ミニガクチカのようですね。
再度結論
そして、最後にもう一度結論を述べ、どのようにその企業に貢献できるのかというのを述べていきます。
「私はこのような経験から、御社においても地道に目標のためにもくもくと努力することができ、最終的に社内全体の向上を促せるような数少ない人材の一人になりえると考えています。」
みたいな感じでしょうか。
しっかりとここで、自分の経験と企業の求めている人材像をあわせていくことが大事です。
まとめると
「私の長所は地道に目標のためにもくもくと努力することができる事です。
それを裏付けるものに、養蜂場で働いてきた経験があります。
働き始めた当初、養蜂場では防護服を使っていなかったのでけが人が多く生産効率が低くなる事態に陥っていました。
私はその中で地道に一年間努力し、信頼を勝ち取ることで発言力を持つようになり、防護服の導入などを提案し、全体の生産効率をあげ、国内シェアでトップを争うまでに成長することに一役買うことに成功したという経験です。
私はこのような経験から、御社においても地道に目標のためにもくもくと努力することができ、最終的に社内全体の向上を促せるような数少ない人材の一人になりえると考えています。」
といった感じでしょうか、このようにガクチカとの違いはやはり、エピソードの話の中での役割だなと感じました。
同じエピソードで実際に書いてみるとよくわかりました。
まとめ
実際にやってみないとわからないことはこの世に沢山ありますが、そのうちの一つが今回の「ガクチカ」と「自己PR」の違いでした。
読むだけでは中々伝わりづらいところもあると思いますので、皆さんこれを参考にしたり、色々調べてみて自分なりに一度作ってみてください!
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート