【例文あり】野球経験から自己PRする方法を徹底解説!野球経験は企業にとって魅力的なアピール

【例文あり】野球経験から自己PRする方法を徹底解説!野球経験は企業にとって魅力的なアピール

「自分は学生時代野球に打ち込んでいたけれど、これは自己PRに使えるのだろうか?」

「野球経験を企業に上手くアピールするにはどのような点を工夫すば良いのだろうか?」

「野球を自己PRとして利用する際の例文を読みたい」

このような疑問、悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

この記事では野球経験を自己PRとして用いる際のポイントはもちろん、企業に自分の野球経験を通して得たスキルをより魅力的にアピールするコツを紹介します。

自己PRは就活の成功の鍵を握るものでもあるので、しっかりと対策をしておきたいところです。

ぜひ本記事を参考に、志望する企業にあなたの魅力が伝わるような自己PRを作成してください。

この記事を読んでわかること
  • 野球を自己PRにして良いかどうか
  • 野球を自己PRにする方法
  • 野球を自己PRにする際の例文
  • 企業が自己PRを重視する理由
この記事をおすすめしたい人
  • 野球を自己PRにして良いかどうかについて知りたい人
  • 野球を自己PRにする方法について知りたい人
  • 野球を自己PRにする際の例文を読みたい人
  • 企業が自己PRを重視する理由について知りたい人

【野球から自己PR】企業が自己PRを聞く理由

就活生は、自己PRを通じて「自分がどれだけ魅力ある人材か」といった点をアピールします。

しかし、企業側が見ているのは、就活生が話す内容だけではありません。

企業の雰囲気に合った人材であるか・理論的内容か・企業に貢献できるスキルはあるかといった部分について、話し方や話の内容など、細かな部分までも精査して、戦力となるかどうかをチェックしています。

ここからは、企業が自己PRを聞く理由である「人柄を知る」「スキルをチェックする」「入社後にどのように活躍できるかイメージする」といった部分について、それぞれ見てみましょう。

入社後に活躍できる人材か知りたいから

企業が自己PRを聞く理由
  • 人柄を知りたいから
  • どのようなスキルがあるか知りたいから
  • 入社後に活躍できる人材か判断したいから

人柄

多くの企業が新卒採用で重視しているのは、応募者の人柄です。

社会人としてのキャリアがほとんどない学生は、即戦力となるスキルや知識を持っていないケースがほとんどでしょう。

そのため、企業が新卒採用で重きを置くのが、スキルや知識を習得する原動力となる人柄なのです。

多くの企業が求める人柄として「積極性がある」「協調性がある」「コツコツと努力できる」といったものがあげられます。

野球部出身であれば「礼儀正しさ」「責任感」といったものを期待されるでしょう。

練習や試合など、野球部で印象に残っている経験を思い出してみると、部活動で自然に身についた人柄の良さが役立った場面を思い浮かべられるのではないでしょうか。

そうした人柄は、ビジネスでも役立つため、積極的に自己PRへ取り入れてみてください。

スキル

企業側は、自己PRで、その学生がどのようなスキルを持っているのかを知りたいと思っています。

そのため、具体的なエピソードを通じて、どのような経験を積み「スキル」と言えるだけの価値あるものに昇華できたのかをアピールしなくてはなりません。

自己PRで企業側が求めるスキルには、パソコンの知識や技術といった具体的なものだけではなく、さまざまな場面で役立つ「リーダーシップ」や「行動力」といったものも含まれます。

野球部での経験があるならば「継続力」「分析力」といったスキルが身についている方も多いことでしょう。

まずは、部活動の経験の中から自分が成長できたと感じるエピソードを探してみて、どのようなスキルが身についたのか整理してみてください。

入社後どのように活躍できるか

企業側は、自己PRの内容から、応募してきた学生が入社後にどのように活躍できるかをイメージします

そのため、入社を希望する学生は、採用されたら実際の業務で役に立つと評価してもらえるような自己PRを考えなくてはなりません。

注意しなくてはならないのが、すべての企業が同じ自己PR内容を魅力に感じてくれるわけではないという点です。

企業研究を進めて、それぞれの応募先が求める人材の姿を充分に把握したうえで、自分の強みや人柄をどのように活かせるかをアピールしてみてください。

自己PRの内容から将来性を見出してもらえれば、採用担当者の印象に残り、次のステップに進める可能性が高まります。

自分が希望する職種によってもアピールポイントは異なるため、企業が求める人材を具体的に思い描いて、それに沿ったアピールをすると良いでしょう。

【野球から自己PR】野球の経験を自己PRするのはアリ?

野球の経験を自己PRに活用するのは非常に有効です。

野球を通して培った粘り強さや成長意欲、チームワークなどは、多くの企業が求めている強みや素質だからです。

これらの強みを適切にアピールすることで、他の候補者との差別化を図ることができるでしょう。

ただし、野球経験そのものや野球のスキルを単にアピールしても、企業にとっては魅力的に映らないかもしれません。

大切なのは、野球を通して得た経験や学びを、いかに企業で求められる能力や姿勢に結びつけて伝えるかです。

また、野球の経験はガクチカとしても活用できます。

野球の経験をガクチカとして効果的にアピールするためのポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ガクチカで野球の経験を活かしたい学生はこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

【野球から自己PR】野球経験からアピールできること

ここからは、野球経験からアピールできるポイントを具体的に見てみましょう。

運動系の部活動はたくさんありますが、野球部にしかないアピールポイントを見つけられれば、より説得力のある自己PRが完成します。

自己PRの中では、野球部でのエピソードとともにこうした強みを盛り込んで、企業の採用担当者の印象に残る話を組み立ててみてください。

野球からアピールできること
  • 継続力
  • 忍耐力
  • 素直さ
  • 忍耐力
  • 協調性

継続力

野球部は、ほかの部活動よりも「継続力」が必要なスポーツです。

人気の高いスポーツである野球には、リトルリーグや中学時代からコツコツと努力を重ねてきた選手が数多く存在します。

そうした選手が全国から集まる大学のチームで、レギュラーの座を勝ち取るのは、容易ではありません。

そこで重視されるのが、試合に出るための継続力や、試合に出られなくても努力を重ねる継続力です。

常に自分を高めておくことで、突然のチャンスをものにできる実力も身につくでしょう。

野球部の経験の中でも、長年地道に積み重ねてきた継続力をアピールすれば「ビジネスでもやり遂げられる人材だ」と評価される可能性が高まります。

単純作業や繰り返しの多いデスクワークなどにコツコツと取り組める人材は、着実に知識やスキルを伸ばせる人材でもあるため、企業にとって魅力ある人材となるのです。

継続力をアピールする自己PRについてはこちらの記事も是非読んでみてはいかがでしょうか。

忍耐力

野球部で自分の才能を開花させるためには「忍耐力」が欠かせません。

野球部の練習時間の長さと内容のハードさは、数ある運動部のなかでも上位だといわれます。

講義のある平日でも早朝から練習をこなし、休日ともなれば、早朝から夕方まで1日中走り回ることも多いでしょう。

ダッシュ・捕球・バッティングなど、ポジションごとにきびしい基礎練習を重ねなくてはならないため、野球部では忍耐力が養われます。

このように、目標に向かって粘り強く進む忍耐力のある学生は、企業が求める人材像にもマッチするでしょう。

特に、就職後の早期離職といった問題を抱える多くの企業では、すぐに仕事を辞めてしまう学生よりも、野球部で忍耐を身につけた学生を優秀な人材と評価する可能性があります。

自己PRでは、野球部での地道な練習と、それによって得た忍耐力というスキルをアピールするのもおすすめです。

忍耐力をアピールする自己PRについてはこちらの記事も是非読んでみてはいかがでしょうか。

素直さ

野球部は、運動系の部活の中でも、特に上下関係にきびしいといわれています。

そのため、毎日の練習では先輩や監督に対して敬意をもって接し、アドバイスや注意されたことを受け入れる素直さのある学生が多いです。

継続力と忍耐力が必要な野球部だからこそ、それらを自分よりも先に経験してきた先輩や、監督の言葉の重みを知っているとも言えるでしょう。

入社後には、野球部で身につけた素直さが役に立ちます。

はじめて配属された部署では、先輩や上司の言うことを素直に受け入れなければ、スキルアップは望めません。

したがって、どんどん知識を吸収する素直さのある学生は、早く即戦力となる人材でもあり、新卒採用をする企業にとって魅力ある人材なのです。

この素直さは自主性のなさと混同されがちですが、野球部の場合には、しっかりとした自己を確立したうえで目上の方に対する素直さを持ち合わせていることが多いのも、1つの特徴と言えます。

素直さをアピールする自己PRについてはこちらの記事も是非読んでみてはいかがでしょうか。

観察力

野球では周囲を注意深く観察する能力も求められます。

チームスポーツであるからこそ周囲の動きを見なければなりませんし、グラウンドの外でもチーム全体のことを注意深く観察する必要があります。

企業は新卒の学生に対して新しい視点や物の見方を求めていることが多いので、野球の経験で身につけた観察力をアピールするのは非常に効果的です。

また観察力をアピールする自己PRについてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので時間がある方は是非読んでみてください。

協調性

野球は決して1人ではできないスポーツです。

9人が揃って初めて試合が成り立ちますし、一人ひとりに役割があります。

それに加えて、監督やマネージャー、保護者など多くの人に支えられて初めて野球ができるのです。

そのため周囲に気を配り、1つのチームとしてまとまることが求められます。

仕事する上でも多くの人と関わりチームとして活動することは非常に多くあります。

そんな時、協調性を持っている人材はより円滑に仕事を進めることができ、チームに溶け込むことができるでしょう。

協調性についてアピールする方法や自己PRについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、確認してみてください。

成長意欲

野球に打ち込んだ経験のある人の中には、自主練習に励んだり、体づくりのためにトレーニングや食事管理に気を配ったりした人も多いのではないでしょうか。

このような努力を重ね、常に成長しようとする姿勢は、社会人になっても高く評価されます。

特に、ベンチャー企業などの成長企業では、自ら学び、成長していく意欲が求められる傾向にあります。

野球で培った成長意欲をアピールすることで、企業からの評価を高めることができるでしょう。

強みや成長意欲をアピールする方法を知りたい学生はこちらの記事がおすすめです。

【野球から自己PR】自己PRを書く準備

野球経験から自己PRを作成する際は、自分の強みを整理し、それがどのようにチームに貢献したのかを考えることが重要です。

また、志望する企業の求める人物像とマッチしているかを確認し、入社後にその強みをどう活かせるかをアピールできるようにしましょう。

自分の強みについて整理する

同じ強みでも人によって発揮の仕方は異なります。

例えば、継続力をアピールする場合、「困難を乗り越えて継続した」のと「地道な作業をモチベーションを維持しながら継続した」ではニュアンスが異なります

自分がどのように強みを発揮したかを整理しましょう。

野球で培った強みを整理する際は、単に「継続力がある」といった表現ではなく、具体的にどのような場面でその強みを発揮したのかを考えるとよいでしょう。

たとえば、「怪我で長期離脱した後、リハビリを継続し、再びレギュラーに返り咲いた」というエピソードは、困難を乗り越える継続力を示すことができます。

企業の求める人物像に合っているか確認しよう

自己PRを書く前に、自分がアピールする強みが企業の求める人物像に合っているか確認しましょう。

志望する企業や職種によっては、強みが響かないこともあります。

企業の求める人物像や業務内容と照らし合わせてみることが大切です。

野球で培った強みが、志望する企業の求める人物像とマッチしているかを確認することが重要です。

たとえば、チームワークを重視する企業であれば、「チームのために自分の役割を果たす」といった強みがアピールできるでしょう。

一方、個人のスキルを求める企業には、「練習を重ねて技術を磨き上げた」といった強みが効果的かもしれません。

エピソードを整理する

自己PRを作成する際は、強みを発揮したエピソードを整理しておくと効果的です。

強みを発揮した際のエピソードを整理しておくと、スムーズに自己PRを作成できます。

「強みを発揮するきっかけ」「強みをどう発揮したか」「失敗や挫折はなかったか」「最終的にどんな成果になったか」などを整理しましょう。

たとえば、「チームが連敗で士気が低下していた時に、自ら声を上げてチームメイトを鼓舞し、チームの雰囲気を盛り上げた。

その結果、チームは立ち直り、優勝することができた」といったエピソードは、リーダーシップやチームをまとめる力をアピールできるでしょう。

入社後にどう活かせそうか考える

強みを入社後にどう活かせるかを考えることも重要です。

企業研究や職種理解を深め、業務やキャリアアップにどう活かせるかを考えましょう。

ただし、実現可能で具体的なものにすることが大切です。

たとえば、「厳しい練習を乗り越えて技術を磨いた経験を活かし、困難な業務にも粘り強く取り組み、成果を出していきたい」といったアピールは、企業にとって魅力的に映るでしょう。

一方で、海外進出を目指していない企業に「○○を活かして海外にも販路を拡大したいです」といっても、企業には響かないかもしれません。

【野球から自己PR】自己PRの構成

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就活を始めたばかりだと、自己PRについて質問を受けた場合、どのように答えれば良いのかわからないものです。

実は、自己PRをする際には、おすすめの構成があります。

それがPREP法です。

これは、最初に結論(Point)をあげて、そのあとに理由(Reason)・具体例(Example)・締めの結論(Point)という順序で話を組み立てる方法です。

自己PRでは、面接官へのインパクトや理論的な話の展開といったものが大切です。

そのため、要点を最初に印象付けることや、説得力のある具体例、仕事でどう活かすかのビジョンといったものを意識しなければなりません。

ここからは「結論」「根拠」「入社後にどう活かすか」といった3つの大きな柱について解説します。

お勧めの自己PRの構成
PREP法を活用しよう
  • はじめに結論
  • 次に根拠
  • そこから、入社後にどのように生かせるのか
  • 最後に結論をもう一度

PREP法についてより深く知りたい人は、この記事も是非読んでみてはいかがでしょうか。

結論

先ほどのPREP法を積極に取り入れて、まず結論を簡潔に述べてください。

自己PR全体で訴えたいことやアピールしたい強みを決めたら、最初に「私の強みは行動力があることです」など、短く簡潔に言い切りましょう。

余計な言葉を省くと、要点がダイレクトに伝わるだけでなく「なぜそれが強みなのだろうか」という疑問や興味を相手に抱かせられます。

話の内容や構成に自信がないと、最初の結論に言い訳を入れてしまいがちですが、自信をもって短く言い切るのがポイントです。

根拠

冒頭に短く結論を述べて採用担当者の興味をひきつけたら、根拠を述べてください。

「行動力がある」という強みをアピールするのであれば、野球部でのエピソードの中から、自分の行動力が発揮された場面を説明します。

より臨場感をもたせるために、根拠となるエピソードには、いつ・誰と・どこで・どのようにといった具体性を盛り込むのがおすすめです。

試合や練習のエピソードであれば、スコアや練習時間といった具体的な数字を入れてみても良いでしょう。

Point

「いつも率先して練習に励んだ」というよくある抽象的な表現ではなく「リーグ戦の前の練習で、全体の士気が上がるように基礎練習を率先した」など、採用担当者がその場面をイメージできるくらいの具体性をもたせてください。

入社後どのように活かすか

自分の強みと、それを裏付ける根拠となるエピソードを述べたら、さらにそれを発展させて、入社後にその強みをどう活かすかについて述べます。

自己PRでは、自分の強みをアピールするだけで終わってしまう方もいますが、それだとなぜ強みが仕事の役に立つのかわかりません。

「入社後に自分をどう活かすかについては、面接官がイメージするものであって、自分が言及する必要はない」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、自分から入社後のイメージを提示できれば、採用に向けて、さらに可能性が広がります。

人柄の良さだけを伝えるのではなく、それが応募先企業にどのようなメリットとなるのかを自分から伝えてください。

アピールした強みが行動力であれば「そうしたスキルが必要とされる営業で活かしたい」といった展望を述べましょう。

結論

理論的な話し方に欠かせないPREP法では、結論となる要点と具体的な根拠のあとにもう一度、最初の結論に立ち戻ってはじめて、つじつまの合う理論展開が完成します。

最後に述べる2回目の結論では「野球部での経験で身についた行動力という強みを活かして貢献したい」というように、自己PR全体の要点を述べましょう。

自己PRの最初と最後に同じ強みをアピールすることで、一貫性が生まれて、より強く採用担当者にあなたの強みを印象付けられます。

Point

自己PR全体における締めの結論となるため、応募企業に対する熱意が充分に伝わるよう、自分の想いを込めて述べるとより効果的です。

自己PRの最後には、採用担当者に対してあなたの強みを印象付けたうえで、いかに企業にとって有益な人材であるかをアピールしてください。

【野球から自己PR】例文

具体的に自己PRの構成を考えてみても、どのように野球部での経験を盛り込めば良いのかわからないかもしれません。

また、どのようなエピソードであれば、採用担当者の興味をひきつけられるのか、迷うこともあるでしょう。

例文を参考にして、エピソードの具体性や掘り下げ方は充分であるか、全体的に理論的な構成であるかどうかにも留意して、自分なりの自己PRを完成させてみてください。

例文1 継続力

継続力

私の強みは、常に目標に向けて努力し続けられる継続力です。

中学から大学までの約10年間にわたって野球部に所属し、1日も欠かさず練習を重ねてきました。

常に50人以上が在籍する大規模なチームで切磋琢磨し、自分が理想とする選手となるためにきびしい練習もこなしました。

そのきびしさから部活を辞めようと考えたこともあります。

しかし、試合で活躍する未来の自分をイメージしながら結果を信じたからこそ、長い間部活を継続できたと考えています。

そして、その継続の結果、実力が認められてレギュラーとして試合に出場できるまでに成長しました。

貴社に入社したあともこの継続力を活かして、苦しいときでも投げ出さずに、どのような仕事も粘り強くチャレンジしたいと考えています。

例文2 忍耐力

忍耐力

私の最大の強みは、中学から大学までの長い間続けた野球活動を通じて磨き上げられた「忍耐力」です。

私は試合の最後まで体力が保たないことが1つの課題でした。

そこで他の部員よりも早く練習に行き、特に素振りや走り込みといった基本的な練習を日常的に増やしました。

その努力の結果、体力が向上し、試合の最後まで体力が保つようになったのはもちろん、他のパフォーマンスも向上しました。

この経験を通じて、どのような課題にも継続的な努力で取り組むことで乗り越えられるという自信を養いました。

この持続的な努力、そして成果を出す能力を活かし、貴社の成功に貢献したいと考えております。

例文3 観察力

観察力

私が特に誇りに思っている強みは「観察力」です。

野球部の部長を勤めていましたが、ある大会での大敗を機に、チームの課題を的確に把握し、分析することに力を入れるようになりました。

また、分析の結果、チームの走力と打率の低下が課題であることがわかりました。

そこで監督に進言し、短距離のダッシュや実践的なバッティング練習を取り入れました。

すると、みるみるうちに部員のパフォーマンスが上がり、関東の大学選手権で優勝を成し遂げました。

この経験から、組織全体の課題を発見し、適切な施策を考案して実行する重要性を痛感しました。

私の観察力、分析力をもって、貴社の更なる発展に貢献したいと強く思っています。

例文4 素直さ

素直さ

私の強みは、どのような意見でも受け入れる素直さです。

中学から大学までの約10年間、野球部に所属し、監督や先輩からたくさんのことを学びました。

野球を始めたばかりの頃はもちろん、高校や大学に入学して新入部員となったときには、バットやグローブを使わせてもらえずに、ボール拾いだけで1日が終わることは日常でした。

最初は意味のない時間だと思っていましたが、ある日、ボールの軌道を予測して落下地点に自然に体が動いていることに気がつくと同時に、とても大切な練習機会を与えられていると理解したのです。

その日を境に、どのような指示やアドバイスにも意味があると知り、まずは素直に受け入れるくせがつきました。

この素直さという強みを活かして、貴社に入社後は、先輩から多くのことを学び、自分を成長させて業務に貢献したいと考えています。

例文5:協調性

協調性

私が最も自信を持っている強みは「協調性」です。

私が所属していた野球部は80人以上の部員が在籍し、AチームとBチームに分かれていました。

部員数が多すぎるが故にチームの一体感の欠如や集団意識の低さが問題となっていました。

そこでこの問題を解消するため、通常の練習以外にミーティングの時間を設けました。

ミーティングではチームの共通目標やポジション別の課題を共有し、一致団結したチーム作りを進めました。

この経験を通じて、多くの人々と協力し、共通の目的に向けて取り組む力を身につけることができました。

私は野球を通じて身につけた協調性という能力を活かし、貴社のチームの一員として貢献したいと考えております。

【野球から自己PR】自己PRの注意点

自己PRを作成する際には注意すべきポイントが何点かあります。

ネガティブな印象を与えないためにもポイントを押さえ、アピールの機会を最大限に生かしましょう。

肩書きをアピールしない

キャプテンや主将などの肩書や、優勝などの成果はアピールにはなりません。

なぜなら企業は結果ではなく、あなたが何を考え、強みをどのように発揮したのかという過程に注目しているからです。

そのため、肩書きのみをアピールしても企業が聞きたい部分をアピールできなくては十分なアピールとは言えないのです。

注意

肩書きや成果をメインにアピールするのではなく、過程をメインにアピールしていきましょう。

専門用語は使わない

自己PRをする際は誰もがわかるようかみ砕いて説明する必要があります。

専門用語を使う必要がある際は、「~ということを○○というのですが...」と簡単に用語の説明を冒頭にするとよいでしょう。

相手のことを考えずにアピールしてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまうので注意しましょう。

友達や家族など第三者に提出前に確認してもらうことも1つの手です。

まとめ

自己PR野球例文まとめ

就活の応募書類や採用面接で聞かれることの多い自己PRは、企業があなたの人柄・スキル・入社後の活躍イメージを知るためにも必要なものです。

野球経験を活かして自己PRする際は、継続力・忍耐力・素直さといった、野球部だからこそ身につく強みを取り上げると良いでしょう。

具体的な内容を考える際には、結論・根拠・どのように活かせるか・結論の構成を意識して、理論的に話をまとめてください。

この際は、最初の結論は興味をひくよう簡潔に言い切ること・根拠となるエピソードは具体的であること・最後には入社後のビジョンも提示して、熱意を示すことが大切です。

継続力と素直さを取り上げた例文も参考にして、あなたにしかない野球部での経験を盛り込んで、採用担当者の目に留まる自己PRを完成させましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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