長期インターンの面接では何が聞かれる?定番の質問を紹介!

長期インターンの面接では何が聞かれる?定番の質問を紹介!

 

はじめに

長期インターンに参加するにあたって、面接をする予定のある就活生の方は、どのような質問をされるのか気になると思います。

これから長期インターンに参加しようと考えている方も、面接があると聞くと、少し身構えてしまうかもしれません。

長期インターンの面接では何を聞かれるのか、どんな答えが適切なのか、疑問はいくつも出てくるでしょう。

そこで今回は、はじめて長期インターンをする就活生に向けて、長期インターンの面接に関わる事柄を紹介していきます。

しっかり事前準備を進め、面接の際に焦ることがないように備えておきましょう。

長期インターンとは?

インターンとは、学生が就業を経験するという目的で、企業で行われる活動の一種です。

インターンには短期インターンと長期インターンがあり、前者は短期集中型で行われるタイプのインターンです。

そして今回のテーマである長期インターンとは、最低3ヵ月、長くて1年から2年程度の長い期間でインターンを行います。

短期インターンとの大きな違いが、基本的に給与が発生するようになっていて、企業の職員と同じ業務に携わる点です。

短期インターンはこれとはまた違った特徴があるため、目的に合わせて選ぶのが良いでしょう。

また、長期インターンを行う企業は、とくにベンチャー企業が多いです。

インターン開始後、すぐに実務経験をはじめる企業も少なくないので、しっかり説明を聞いていくことをおすすめしておきます。

長期インターンにはメリットが多い!

長期インターンは、就活生にとってメリットが多いです。

もちろん時間と労力は必要になりますが、その分得られるものが多いといえます。

まず給与が発生するのが基本であるため、収入源の少ない学生にとっては、お得なはずです。

給与をもらえることに加えて、就活に役立つビジネスマナーや経験を得られるのは、一石二鳥です。

仕事をはじめる前からビジネスマナーを身につけておけると、就活でアピールポイントとして使えます。

長期インターンでの経験を就活時に利用することで、ほかの就活生との差別化がはかれるでしょう。

ただし、長期インターンにはメリットが多いこともあって、長期インターンに参加したいという人が増えてきています。

参加者の競争率が高くなってきており、企業は事前に面接を行って、参加者の振り分けを行うようになってきました。

面接は誰でも緊張するもので、いったいどのようなことを聞かれるのだろうと気になっている方が多いと思います。

とくに学生の時点では面接の経験がないという人がほとんどなので、誰しも不安を抱えてしまうと思います。

長期インターンの面接ではどのようなことを聞かれる?定番の質問を紹介!

面接が不安という方に向けて、長期インターンでの面接ではどのような質問をされるのか、定番の質問をご紹介します。

長期インターンでの面接は、就活で行われる面接と、それほど変わりません。

就活前の予行練習として、いい機会になるでしょう。

就活で面接をする際にも同じような質問をされる機会がある可能性が高いため、終わったからといって忘れるのではなく、今後に活かせるように反省をしましょう。

定番の質問としていくつか紹介しますが、必ずこれが聞かれるというわけではなく、企業によってさまざまなパターンがあることは忘れないようにしてください。

①長期インターンを行おうとした理由

まず聞かれるのが、なぜ長期インターンに参加したいと思ったかという点です。

長期インターンに参加しようと思った理由を考えておきましょう。

ある程度の目的をもって参加しなければ、得るものは少ないでしょう。

参加する前に、長期インターンに参加する目的を明確にしておくべきです。

そうすることで、ここでの質問にはスムーズに答えられるでしょう。

就業経験をしたい方や企業とコミュニケーションをとって、経営理念の理解を深めたい方など、目的はそれぞれです。

ただし、給与がもらえるからという理由は、避けたほうが良いでしょう。

それであればアルバイトで済ますことができるので、学ぶという目的がないのであれば、面接の時点で悪い印象がついてしまう可能性があります。

②この会社を選んだ理由

なぜこの会社で長期インターンをしたいと考えたのか、という理由も聞かれることが多いでしょう。

長期インターンを実施している企業は複数あるため、どうして自社を選んだのかという点は、企業側が気にする点です。

あなたがその企業のどんな点に興味をもったのか、考えてみましょう。

たとえば、経営方針に惹かれたという理由であれば、とくにどのような点に惹かれたのかは明確にしておきましょう。

仕事内容に興味があったのであれば、それを述べましょう。

企業に好印象を与える理由としては、その会社に対して感じたオリジナリティに興味をもったというのがもっとも良いでしょう。

自社のことをよく分析していて、興味をもってくれているということが伝われば、企業側も理由として納得するはずです。

③長期インターン中に取り組みたいこと

長期インターンの間に、どんなことに力を入れて取り組んでいきたいかということを聞かれるかもしれません。

単純に就業経験を深めたいということでも問題ないと思いますが、ほかの就活生との差別化をはかりたいのであれば、もう少し個性的な理由が良いでしょう。

長期インターンで学べることとしては、就業経験はもちろん、学校では学ぶことのできないビジネスマナーもあげられます。

また、企業の社員さんたちと実際に働く環境になるので、その会社の雰囲気を知ることもできるでしょう。

場の雰囲気というのは、実際にその場に交じって経験しなければ、知ることのできないものです。

長期インターンのメリットとして、この点はぜひ覚えておいてほしいです。

あなたがもっとも力を入れて取り組みたいことを考えて、それを素直に伝えるのが良いでしょう。

④学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

就活でよく聞かれる質問でもある、学生時代に力を入れたことを質問されることもあります。

「ガクチカ」と略され、就活生が自分の魅力をアピールするために力を入れて考える項目のひとつです。

自分の今までを振り返ってみて、学生時代に力を入れたことを思い出してみましょう。

部活動やサークル活動、趣味、資格を取ったこと、アルバイトでの経験など、どんなものでも大丈夫です。

企業側があなたがどんな人なのか知るための素材になるため、ここはしっかり答えを考えておきましょう。

簡単なエピソードとどのように力を入れたのか、その結果どうなったのかを考えておけると良いでしょう。

ちなみに長期インターンを終えたあとであれば、長期インターンでの経験をガクチカとして取り上げることもできます。

就活の際のネタとして使えるので、覚えておいて損はありません。

⑤将来のヴィジョン

将来はどのようなヴィジョンを描いているのかを、質問されるパターンもあります。

とくに将来は、どのようになりたいかという具体的なイメージを描いている人は、成長が早いです。

積極的に物事を吸収し、何を学ぶべきなのかを、自分で思考することができるためです。

あなたが将来はどのような人になり、どのように働いていくのかのヴィジョンを描いておきましょう。

すると、長期インターンを通して何を学ぶべきなのかも、自然に見えてきます。

例をあげるとすれば、「企業の成長を促せるような立場を目指したい」「仕事をこなしながらも自分の時間を充実させたい」などです。

まだ働いた経験がないため、明確なヴィジョンを描くのは難しいかもしれませんが、ある程度でいいので、どんな将来を迎えたいのかを考えてみましょう。

⑥自分の強みと弱み

企業から、あなたの強みと弱みを聞かれることもあります。

これは、長所や短所と解釈してもいいでしょう。

自分自身の得意と苦手はなんとなくわかっている人が多いとは思いますが、実際言葉にするのは、案外難しいものです。

あなたがどんな人間なのかを知るために、この質問をされていると考えてみてください。

自社との相性をはかり、自社の雰囲気に合うかどうかを見られています。

また、実際に一緒に働くことになるため、あなたの長所と短所を知っておくことで、ミスの発生を防げることがあります。

自己分析を深めておき、自分の強みと弱みはスムーズに話せるようにしておきましょう。

就活でもこの項目は必ず分析しておかなければならない点であるため、今後も活用していく機会があります。

自己分析に関しては、このあとの項目で解説します。

⑦自己PR

企業側から、自己PRをお願いされる可能性もあります。

まだ就活経験がなく、自己PRに慣れていない方が多いでしょう。

しかし、自己PRは就活の面接でも行う機会があるものなので、今のうちに練習しておきましょう。

自己PRとは、文字通り、自分を企業に売り込むことが目的です。

⑥の項目で取り上げた自分の強みを、存分に売り込むと良いでしょう。

ガクチカの質問をされたのであれば、その話から発展させるという手法も可能です。

ガクチカのエピソードを自己PRに盛り込むのは定番なので、ぜひ利用してみてください。

ここにエピソードなどを交えてPRすることで信ぴょう性が高くなり、相手も納得しやすくなります。

自己PRにもさまざまなやり方があるため、自分に合ったものを模索してみてください。

⑧逆質問

企業側からの質問が終わると、今度はあなたの方から企業側に質問がありますか、ということを聞かれることがあります。

ここでなにもないと答えてしまうと、印象があまりよくありません。

企業にあまり興味がないのかもしれない、という印象がついてしまう可能性があります。

ここまで企業の方と話してきて気になったことや、これから働くということに関しての不安なポイントなど、何でもいいので、ひとつは質問ができるようにしましょう。

職場の雰囲気が気になるのであれば、社員の年齢層や男女比はどのようになっているのかというような質問がおすすめです。

マニュアルがあるかどうか気になる人は、それをそのまま質問してみましょう。

とにかく、何かひとつは質問ができるようにしておくのがおすすめです。

質問へしっかり答えたい!長期インターンの面接におけるポイントは?

ここまで、どのような質問がされるのかを紹介してきました。

それぞれの項目に対して、しっかり答えるためのコツをご紹介したいと思います。

長期インターンでの面接に向けて、あらかじめポイントをおさえておき、準備を進めておきましょう。

事前準備をしておけば緊張していたとしても、ある程度は質問に対してスムーズに答えられるはずです。

準備をしていないと焦ってしまい、あまり明確な答えが出せないことがあります。

後悔のない面接ができるように、長期インターンにおける面接のポイントについて考えていきましょう。

企業分析や業界をリサーチしておく

面接に備えるためには、企業分析や業界についてのリサーチをしておきましょう。

長期インターンに参加したいと考えている時点で、その企業や業界に興味があるはずです。

それについて調べるということは、今後就活を進める際にも必要になってきます。

あなたが仕事として選びたいと考えている業界と、行きたいと感じた企業については、よく調べておきましょう。

まずは長期インターンに参加する企業について、企業分析を進めておきましょう。

どんな経営方針なのか、仕事内容はどのようなものか、職場はどんな雰囲気かなど、わかる範囲のことはすべてリサーチしておくのがおすすめです。

すると自然と質問したいことができたりするので、そういったひらめきは忘れないように、メモしておきましょう。

そして余裕ができたら、業界についてもリサーチします。

自己分析も行っておく

面接では、あなたに関する事柄をいくつも聞かれるものです。

自分についてはなんとなくわかっていたとしても、実際言葉にするというのは難しいです。

そのため、自己分析を行っておくことが重要になってきます。

自己分析を行っておくことで、自分の長所や短所が明確になり、これからどのように成長していきたいのかヴィジョンが描けるでしょう。

今までの自分の行動を振り返るきっかけになるため、気づかなかった自分の特徴や考え方が見えてくるかもしれません。

なんども言いますが、これらの項目は就活でも必要になってくるため、早いうちに分析を進めておいて損はありません。

質問にしっかり答えられるように、十分な時間をとって自己分析を進めておきましょう。

面接の日程や場所などは念入りに確認しておく

意外と忘れがちなのが、面接の日程や場所を確認しておくということです。

企業分析や自己分析に必死になって、これらの確認を忘れてしまうということがないようにしましょう。

まずは面接の日程や場所を確認した上で、事前準備をスタートさせるのがおすすめです。

スケジュール帳を利用している方は、先に書き込んでおくと良いでしょう。

スマートフォンを利用している方は、カレンダーにスケジュールを追加しておきましょう。

これから仕事をはじめると、自分でさまざまなスケジュールを把握して、管理していかなければなりません。

その予行練習だと思って、取り組んでみてください。

また、日が近づいてきたら、面接場所へのアクセス方法や時間などをしっかり確認しましょう。

遅刻や欠席をしてしまうのは、非常に印象が悪いです。

日程、場所の確認は、念入りに行っておくことをおすすめします。

おわりに

長期インターンの面接で聞かれる定番の質問と、それに備える方法について解説をしました。

本記事を参考に長期インターンへの準備を進めておけば、おそらくインターンを通して、良い経験が得られるでしょう。

それは今後の就活で必ず活きてくるので、長期インターンに参加したことは、メリットになるはずです。

長期インターンの面接にしっかり答えるためには事前準備が必要ですが、やっておけば後々の就活準備で役立ちます。

もっと未来にやる予定だったことが早まっただけだと考えて向き合えば、やる気も出てくるのではないでしょうか。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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