ホテル業界は、就活生の為のインターンシップを開催してくれているところが多く、もちろん短期でも長期でも、インターンシップに参加すればエントリーシートや面接での対策や話のネタにできます。また、インターンシップ自体に選考を兼ねているところもあるため、インターンシップに参加することはとても重要なことだと言えるでしょう。
今回はそんなホテル業界へのインターンシップに参加する上で、準備しておきたい事項についてご紹介したいと思います。
ホテル業界とは
まず、ホテル業界について少しお話をいたします。
ホテルは旅行や出張で遠出する際に、宿泊場所として多く利用されてます。皆さんも一度は名前を聞いたことはあるような帝国ホテルやプリンスホテルなどの名高いホテルから、安さ重視のビジネスホテルやカプセルホテルなど、様々な種類があります。
※ホテルという名前は元々、ホスピタリティ(おもてなし)の派生源であり、ラテン語で客人の保護者を示し、来客や主催者等を意味するホスピスが語源とされている。
衣服・食事・住居(衣食住)の3要素は、人間が生活する上で必要不可欠だと言われています。その中の1つである住居、人が住むための場所を提供するものとして誕生しました。しかし今ではただ寝るために利用されるのではなく、レジャーの一部分として観光においてとても大きな役割を担っているのが現状です。
宿泊に来てくれるお客様が「もう一度来たい」と思わせるように、リピーターを増やす為の仕組みやサービスの質の向上を多くのホテル業界が執り行っています。
近年ホテル業界は発展をし続け、観光業界とセットで人気の業界となっており、将来ホテル業界に就職したいと考えている人も多くなっています。
評価される3つのポイント
それでは、ここからホテル業界のインターンシップの選考を通過するのに必要な3つのポイントを紹介していきます。
- コミュニケーション能力(語学力)
- 観察能力
- チームワーク
これらの能力が最低限求められています。
コミュニケーション能力(語学力)
ホテル業界はやはりサービス業であるため、接客するために必要な能力は重視されます。
また近年外国人観光客が増加傾向にあるため、他国の宿泊を行うお客様に対応する言語能力、最低でも英語力は身につけておきたいところです。
その他にもアジア圏内の観光客も増加傾向にあるため、中国語や韓国語を身につけているかどうかも評価ポイントとなってきます。
観察能力
上記でも説明したように、ホテルはホスピタリティ(おもてなし)の点が重要視されてきます。
事例として、
ホテルのレストランで食事をしていた宿泊客のAさんの食べ終えた食器を下げる際、テーブルの上に薬が置いてあった。
そこから読み取れるのは恐らくAさんは食後にその薬を飲むであろうということ。
そのため薬を飲むため水が必要となるはず。
それがわかればAさんが申し出るより先に薬を飲むための水をこちらで用意できます。
このように先駆けてお客様を気遣う接客を行えば印象に残りますし、それらの積み重ねがさらにレベルの高いサービスをこのホテルは行ってくれると好印象に繋がることでしょう。
チームワーク
ホテルの業務では、
- フロントスタッフ
- ドアマン(主にホテル玄関に立っており、荷物を部屋まで運び、朝の挨拶を行います)
- コンシェルジュ(お客様の要望に応えるためにある「何でも屋」のような役割)
- ハウスピーキング(快適な空間を作るため部屋の清掃や点検を行う)
など様々な職種があります。
しかしいずれもやるべきことは、「お客様をもてなす」ということです。そのためにそれぞれの職種の人たちが連携し合い、協力することが大事です。このチームワーク等は学生時代、部活やアルバイト等の経験が役立つ傾向にあるため、面接などでアピールポイントとして活用できるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この他にも身だしなみや言葉遣いなど、重要視される点は様々でありますが、上記の3点には特に注意していただけると評価ポイントに繋がると思われます。
サービス業とはやはり人との関わりが大事な仕事であるため、「常に誰かに見られている」という意識をしながら仕事をすることが重要です。「常に誰かに見られている」ということを忘れずにインターンシップに望んで頂けたら良いと思います。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート