インターンシップとは?参加する意味や給与形態・よくある質問まで完全網羅

インターンシップとは?参加する意味や給与形態・よくある質問まで完全網羅

「インターンシップに参加するメリットはなに?」
「インターンシップには何年生から参加したら良いの?」

このように、就職活動のためにインターンシップに参加した方が良いのか悩む方もいるでしょう。

そもそもインターンシップとは、企業主催の就業体験です。

主に開催期間により、長期インターンと短期インターンに分かれています。

長期インターンは一般的にどの学年でも参加可能であり、短期インターンは一般的に大学3年生の6月から申し込みが可能な企業が多いですが、1・2年生でも参加できるものも存在します。

本記事で詳しく見ていき、ぜひご自身の就活に役立ててください。

この記事を読んでわかること
  • インターンシップに参加する方法や探し方がわかる
  • 長期・短期インターンに参加するそれぞれのメリット
  • インターンシップに参加することで身につくこと
この記事をおすすめしたい人
  • 就活に対して不安な気持ちがある
  • インターンシップに参加するのは大事だと思っているけど何をすれば良いかわかっていない
  • 就活で少しでも他の学生と差をつけたいと思っている

目次目次を全て表示する

【インターンとは】そもそもインターンって何?

そもそもインターンとは、どういったものなのでしょうか?

インターンとは、インターンシップが正式名称であり、就業前に企業で働くことを経験してみることをいいます。

インターンに参加する目的は人それぞれですが、インターンに参加することで働くイメージができたり、その職場の雰囲気を肌で感じられたりすることができます。

また、一概にインターンといっても、期間や内容などで種類が分けられます。

25卒の就職活動から「インターンシップ」という名称について定義変更がなされました。

内容や就業体験の有無、日数などで4つのタイプに分類され、単日のイベントなどは明確にはインターンと称されないことになっています。

しかし、一般的にはインターンという名称は現在も広く捉えられており、単日のものであってもインターンと記されている場合もあるでしょう。

 【インターンとは】期間別に2種類を紹介

インターンには大きく分けて2つの種類があり、長期インターンシップと短期インターンシップです。

学年によって、それぞれおすすめのインターンは異なるため、それぞれの特徴をしっかりと理解して、適切なインターンに参加するようにしましょう。

長期インターンシップ

1か月以上のインターンシップは、長期インターンシップに分類されます。期間は数か月のものもあれば、長いもので1年以上のものもあります。

長期インターンシップでは、実際にその企業の仕事を体験できる内容になっている場合が多いとされています。そのため、会社の上辺だけの雰囲気だけではなく、深いところまで知ることができるでしょう。

会社側としては、企業についてよく知ってもらえるメリットがあります。また、実際に就職した際、すぐに現場で使えるような力を身につけてほしいという目的もあります。

長期インターンは比較的、全学年を対象に募集していることが多いです。

また、通年で募集が行われているため、参加しやすいです。早い段階からインターンに参加しておきたいと思っている方におすすめと言えるでしょう。

短期インターンシップ

1日や数日で完結するインターンシップは、短期インターンシップと呼ばれます。短期インターンシップは、会社説明会の延長のようなものが多いのが特徴です。会社の説明や実際に働いている先輩社員との交流会などで成り立っています。

短期インターンシップは、数日で終わるため気軽に参加できる点が魅力です。また、企業側としては、参加してもらうことで会社説明会だけでは説明しきれない自分達の企業の良さについて知ってもらいたいと考えています。

そのため、質疑応答の時間も多いため、事前にその企業についての知識をつけてから参加すると良いでしょう。

短期インターンは大学3年生を対象に募集していることが多いため、1年生や2年生の方は参加できないこともあります。

この記事を読んでいる1年生もしくは2年生の方は、あらかじめ自分が目指している短期インターンシップの対象に自分が含まれているか確認しておきましょう。

インターンからそのまま就職はできるの?

結論として、インターンからそのまま就職すること自体は可能です。

多くの企業はインターンシップを通じて学生の能力や適性を見極め、将来的な採用方法として評価しようと考えています。

インターンシップ中に優れた成果を上げたり、チームとの相性が良いと判断されたりすると、内定を得られる可能性があるでしょう。

特に長期インターンやプロジェクト型インターンではこのようなケースが多いとされています。

ただし、インターン後の就職を確約してくれる企業は少ないため、積極的な姿勢やスキルアップを意識して取り組み、内定を得られるようアピールすることが重要です。

また、内定を得られなかった場合でも、インターンを通じて得られる経験や業界知識、スキルは今後の就活に大いに活用できるものです。

インターンからそのまま内定を得ることを最高の目標として据えて、及第点の目標を「スキルや経験を得ること」としておくことを推奨します。

【インターンとは】アルバイトとの違い

インターンとアルバイトとの違いについても理解を深めておきましょう。

アルバイトは主に収益を得ることを目的として、マニュアルに従い、特定の業務に従事する形式が一般的です。

決められた手順に沿って作業を進めることが求められ、業務範囲も比較的限定されています。

一方で、インターンシップは「企業の正社員と同じ業務」を任されることが多く、実際のビジネス環境での経験を積むことが目的です。

学生が企業の一員としてプロジェクトに参加し、自分のスキルや知識を活かして成果を出すことが求められます。

アルバイトと異なり、インターンでは自分の能力を最大限に発揮し、業務を通じて成長することが期待されるのです。

また、インターンシップは企業との接点を持ち、将来的なキャリアパスを見極めるための重要な機会でもあります。

成果を出すことが評価の対象となるため、自分の努力や工夫が直接結果に反映される場であると言えるでしょう。

 【インターンとは】何年生から始めるべき?

一般的にインターンシップは、就職活動を翌年に控えている大学3年生や、大学院生などを対象に行われることが多い傾向にあります。そのため、大学3年生の夏と冬の長期休暇に設定されていることが多いでしょう。

しかし、企業の中にはインターンシップの参加対象に学年不問で募集しているようなところや、シーズン問わず募集しているようなところもあります。

早い時期から就職活動を考えている人やインターンシップに興味を持った際は、募集している企業がないか、一度探してみるのも良いでしょう。

1~2年生でもインターンシップを始められる?

インターンシップは、大学1年生や2年生からでも参加することはできます。そしてその場合は、長期インターンシップがおすすめです。

長期インターンシップでは、実際に企業の戦力として働いてもらうケースが多く、給料が発生する場合もあります。また長期インターンシップでは、その企業について知ることができる以外にビジネスマナーなどを身につけることもできます。

学生時代に、通常のアルバイト以外で将来のために何かしたいと考えている方は、長期インターンシップに参加してみるのもおすすめです。

3年生はインターンに参加するのがおすすめ

大学3年生の6月になると短期インターンが解禁になります。

インターンに参加することで企業・業界研究についてより深く理解できるチャンスであり、本選考の選考対策のためにインターンシップに参加する学生は多いです。

就活を有利に進めたいという3年生の方は参加することをおすすめします。

3年生はサマーインターンに参加することが順調に就活を進めるポイントになります。

サマーインターンについて詳しくはこちらをご覧ください。

インターンに参加する際は目的を決めるのが重要

インターンに参加するのに遅い時期は存在しません。

ただし、参加目的によっては早く参加したほうがいいこともあります。

例えば、「志望職種の適性を長期インターンで確認したい場合」や「長期インターンでガクチカを作りたい」、「行きたい企業がなく、短期インターンで興味のある企業を探したい」という人は、早めの段階でインターンに参加したほうが望ましいでしょう。

インターンを有意義にするためには、参加目的を明確にすることが重要です。

一方、就活が終わり、内定した企業の職種のスキルを身に着けるために長期インターンをしたいというケースもあり、一概に○年生だから遅いとは言えません。

人によりインターンの目的が違いますので、参加の際は目的を明確にしておきましょう。

【インターンとは】形式と内容

続いて、インターンの形式と内容について紹介します。

様々な形式が存在しますが、代表的なものは以下の3つで、それぞれを理解した上で自分がどのようなタイプのものに参加したいか考えてみましょう。

就業体験型

就業体験型インターンシップは、特に長期のインターンシップにおいて一般的な形式であり、学生が通常の業務と同じ業務を任されることが多いです。

この形式では、日常的な業務の流れに参加することで企業の業務内容や組織文化を深く理解できます。

また、実際に働くことで自分の適性や能力がその企業にどれだけマッチしているかを見極めることも可能です。

長期インターンではプロジェクトの一環として責任あるタスクが割り当てられることも多く、その結果、実践的なスキルや経験を積むことが可能です。

将来的なキャリア選択に向けて自分の適性を確認する上で非常に有用であり、また、エントリーシートや面接のアピールポイントとしても活用できる経験を積めます。

座談会型

座談会型インターンシップは、特に1Dayインターンシップでよく見られる形式で、企業の社員との座談会やセミナーを中心に構成されています。

この形式のインターンでは、気軽に企業の雰囲気を感じることができ、社員に直接質問する機会が設けられているため、企業の文化や業務内容について理解を深める機会となります。

しかし、あくまで情報収集や交流を深めることが主な目的であり、早期選考や採用に直接つながることは少ないです。

そのため、この形式のインターンに参加する際には、積極的に質問して企業理解を深めることが主な目的となります。

「インターン」というよりは、どちらかというと「より詳しい企業説明会」と認識しておいた方が良いかもしれません。

ワークショップ型

ワークショップ型インターンシップは、特に短期インターンシップなどで広く採用されている形式で、参加者がグループに分かれて意見を述べ合うグループワークなどが中心となります。

この形式のインターンは、一方通行の情報提供にとどまらず、参加者同士や社員との対話を通じてコミュニケーション能力を磨くことができます。

グループワークでは、課題解決やアイデアの提案など、参加者の思考力や協調性が試されるため、自分の意見を論理的に述べ、他者と協力して問題に取り組む力が求められます。

将来のチームでの仕事やプロジェクトマネジメントに直接的に活かすことができる貴重な経験となるでしょう。

また、グループディスカッションの練習ともなるため、グループディスカッションに苦手意識がある方は練習の一環として参加することもおすすめといえます。

【インターンとは】インターンの給与形態や交通費は?

インターンに参加するにあたって気になるポイントの1つとして、給与形態や交通費が挙げられます。

当然ながら、インターンに参加する間はアルバイトをする余裕がないため、給与が出ないならばある程度貯金をしておかなければならない方も多いでしょう。

そこで、給与の基準と交通費支給の有無について確認しておきましょう。

給料の基準

インターンの給料は企業や業界、インターンの種類によって大きく異なります。

長期インターンでは時給制が多く、短期インターンでは日給や月給であることが多いです。

給料の基準は仕事内容や学生のスキルレベルによっても変動し、特に技術職や専門職など、専門性が高い職種の場合は、より高い時給になることがあり、1000円から2000円程度が相場です。

ただし、全てのインターンにおいて給料が支給されるとは限りません。

無給のインターンも存在し、あくまで「実務経験やコネクションを築くための機会」として提供されている場合もあるため、事前に条件を確認してから参加するようにしましょう。

交通費支給の有無

交通費支給の有無も企業の方針によって大きく異なります。

交通費を全額支給してくれる企業もあれば、一部支給や支給なしの企業も存在するため、注意が必要です。

特に無給のインターンでは交通費が支給されないケースが多いため、注意しましょう。

逆に有給のインターンでは交通費が別途支給されることが多く、通勤にかかる費用の負担を軽減できます。

ただし、インターン先が遠方にある場合、何かしらのルールが設けられていることが多いため、応募の前にしっかり確認しておきましょう。

比較的遠い場所にある企業のインターンに参加する場合、交通費だけで相当の出費になることが多いため、あらかじめ確認することが重要です。

【インターンとは】長期インターンに参加するメリット

インターンといっても長期インターンと短期インターンは内容は大幅に異なり、得られるメリットは変わってきます。

まず長期インターンに参加するメリットを解説していきます。

ガクチカにできる

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略で、就活で必ず聞かれる質問の1つです。

長期インターンに参加することで、新しい挑戦に試行錯誤したり、インターン生をまとめた経験を魅力的なガクチカにすることができます。

特に、サークルやアルバイトなどの経験がない人におすすめです。

ただし、主体的に行動することが重要なため、目的意識や成長意識を持って取り組むことが大切です。

受け身な学生が欲しいという企業は少ないですから、能動的な姿勢で取り組みましょう。

インターンの経験をガクチカにする際の注意点やポイントについては、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。

時間のある方はぜひ参考にしてみてください。

スキルが身につく

長期インターンでは、その期間中に特定の職種の仕事を経験することになります。

その職種のスキルを身に付けることができると、就活を進めるにあたって非常に有利になります。

特に既になりたい職種が決まっている人や、就活が終わった人がスキルを高められることもあり、長期インターンに参加することはおすすめです。

給料がもらえる

長期インターンでは給与が支給されます。

給与形態は時給の場合や出来高制の場合があり、インセンティブがつくこともあり様々です。

長期インターンの場合、先輩上司の指示のもと実務を遂行することから給与が発生します。

給与がもらえることでより当事者意識を持って取り組めるという狙いもあります。

スキルを身に着けながら稼ぎたいという学生におすすめです。

【インターンとは】短期インターンに参加するメリット

次に短期インターンに参加するメリットを解説します。

先述しましたが、短期インターンは長期インターンとは全く異なるプログラム内容になるため、注意が必要です。

しっかり内容を把握して参加しましょう。

業界研究・企業研究ができる

短期インターンに参加することで、その企業の属する業界や企業についての大まかな知識を身に付けることができます。

企業のウェブサイトには掲載されていない情報を手に入れられることもあります。

また、質疑応答で疑問点などを解消できることもあり、より一層リアルな業界・企業研究ができるでしょう。

業界・企業研究がしっかりできていれば他者から大きくリードすることができます。

選考対策ができる

選考があるインターンに参加する場合、そのインターンの選考対策を行うこと自体が本選考対策になり、内定獲得に直結します。

また、インターンの内容としてグループワークやグループディスカッションが含まれている場合も、本選考対策ができます。

志望している業界・企業があれば進んで参加することをおすすめします。

本選考で優遇されることがある

企業によってはインターンに参加することで、一次面接免除などの特典を受けられることもあります。

また、インターンで良い成果を残せると、優遇ルートに招待されることもあります。

もちろんインターンに参加しても両者のミスマッチもあるため、必ず優遇されるというわけではありません。

しかし、見ず知らずで初対面の学生かインターンに参加して人柄が理解できている学生のどちらを採用したいかは明白ではないでしょうか。

「本選考で優遇があるかもしれない」ということをモチベーションにして取り組むと、結果として良い成果に結びつくかもしれません。

【インターンとは】募集の時期

ここからは、短期インターンシップ、長期インターンシップそれぞれのインターンの募集時期について解説します。

参加するとさまざまなメリットが得られるインターンですが、その恩恵を受けるためには、インターンの募集の時期を見逃さないことが大前提です。

就職活動では、日々多くの情報が発信される中で大事な情報を見落としてしまい、気づいた時には興味のある企業のインターン募集が終了していた、という事態も起こりかねません。

下記よりインターンの募集時期を押さえ、チャンスを掴み取りましょう。

短期インターンシップ

短期インターンの中でも夏に開催されるサマーインターンは、大学三年生の4月頃から情報が解禁され、応募が始まります。

6月頃からは、インターンに参加するための選考や参加が始まっていきます。

秋のインターンに関しては、8月頃から募集が開始され、10月頃から参加が始まっていきます。

募集時期がサマーインターン実施の時期と被るため、スケジュール管理が重要となります。

募集の締め切り直前にESの提出が必要なことに気がついた、などとならないように、気になる企業はしっかりとチェックしておきましょう。

そして、本選考開始直前である冬インターンは、10月頃から募集が始まり、12月頃から参加が開始されます。

長期インターンシップ

長期インターンは年中募集されていることが多いため、比較的いつでも応募することができます。

また、参加のタイミングも臨機応変である場合が多いです。

ただし、企業によっては常に募集し続けているわけではなく、一定の人数が集まると募集が終了する可能性もあるため、注意が必要です。

長期インターンは、その企業や働き方を深く理解できる貴重な機会で、その後の選考も有利に進む可能性が高くなります。

気になる企業の長期インターン募集を見つけたら、チャンスを逃さないようにしましょう。

そして前述した通り、全学年を対象に募集している場合も多いため、早い時期からインターンに参加しておきたいと思っている方はぜひ検討してみてください。

 【インターンとは】参加するための手順

インターンシップをするにあたっては、選考に申し込むまでに計画していくつかの手順を踏むと良いでしょう。インターンシップを自分にとって良い経験にするためには、前準備がとても大切です。

次は、インターンシップに参加するための手順について説明していきます。

①自分が興味を持っているものを見つける

まずは申し込む前の準備として、自分が何に興味を持っているのか自己分析をすることが大切です。自分が将来何をしたいのか、どのような企業で働きたいのかなどを考えるところから始めます。この自己分析は何年生であってもできるでしょう。

さまざまな職種のインターンシップに参加して、自分が興味のあることを探していくのも1つの手です。しかし限られた時間を有効に使いたいならば、まずは自分が何に興味を持っているかある程度考えてから次のステップに進むと良いでしょう。

②参加する企業を選ぶ

自分の中で興味がある分野ややりたいことが見えてきたら、次はインターンシップに参加する企業を選びます。企業の中にはインターンシップを募集していないような企業もあります。

そのため、就職サイトや学校の就職センターなどで、インターンシップを募集している企業を探しましょう。

また、企業によってインターンシップの内容や期間、選考方法などが異なります。その点も確認しながら、インターンシップの選考を受ける企業を決めると良いでしょう。

③選考対策

インターンの選考は、書類選考→WEBテスト→面接の流れで進むことが一般的です。

これらの項目を1つずつ解説していきます。

着実に成果につながるよう取り組んでいきましょう。

書類選考

書類選考は、ES(エントリーシート)や履歴書の対策が必要となります。

そのために魅力的な志望動機や自己PR、ガクチカを作ることが重要です。

これらは書類選考だけでなく、その後の面接にも大きく影響してきます。

魅力的なES、履歴書を作りあげるため、それぞれの書き方について理解しましょう。

インターンのESの書き方について詳しくはこちら。

インターンの履歴書の書き方について詳しくはこちら。

WEBテスト

WEBテストは複数の種類があり、企業により異なります。

まず、応募する企業の過去の選考内容を確認し、どのWEBテストが行われているのかを確認する必要があります。

そして、効率的で効果的なWEBテストの対策を進めましょう。

WEBテスト対策について詳しくはこちらをご覧ください。

面接

面接は企業により、回数や形式が異なります。

基本的には個人面接やグループ面接、グループディスカッションなどが行われます。

就活をはじめたばかりの方は面接の経験が少なく、苦手意識を持っている人は多いでしょう。

まず量をこなして面接に慣れる練習をすることがおすすめです。

 【インターンとは】探す方法

インターンシップを募集している企業を探す方法はさまざまあります。ここでは、4つの方法を紹介します。自分に合った方法で、自分の希望に合ったインターンシップ先を見つけだしましょう。

大学のキャリアセンターで探す

今すぐにできる方法として、大学のキャリアセンターを活用する方法があります。大学と関わりが強い企業や、先輩達が多く就職しているような企業の場合、インターンシップの選考で受かりやすいとも言われています。

そのため、インターンシップ先を探す際は一度大学のキャリアセンターを確認しておくことをおすすめします。しかし一方で、大学のキャリアセンターが紹介してくれる募集先の数はあまり多くありません。

探す際は大学のキャリアセンターだけでなく、平行して他の探し方もしてみると良いでしょう。

インターンシップ相談会に参加する

インターンシップ相談会とは、インターンシップについての合同説明会のようなものです。参加すると、一度で多くの情報を手に入れることができます。

また中には、インターンシップ相談会でしかインターンシップの募集をしていないような企業もあります。さまざまな企業を見て、どこのインターンシップに参加するか考えたいという方は、インターンシップ相談会に参加してみてはいかがでしょうか。

募集サイトで検索する

気軽にできる方法としては、募集サイトの検索があげられます。募集サイトは、さまざまな種類があり、サイトによって特色が違うため、色々と見てみるのも良いでしょう。

また、すでに希望する職種が決まっているようであれば、その職種に特化した募集サイトを検索してみるのもおすすめです。そのようなサイトを使うことで、希望する職種についてより細かい情報を得ることができる可能性もあります。

企業のホームページから申し込む

すでに働いてみたい企業があるようならば、その企業のホームページから申し込むのも良いでしょう。企業のホームページからの申し込みは、その人の意欲の高さを伝えることができます。

また、たとえインターンシップを募集していなかったとしても、個別で問い合わせてみるのも良いでしょう。意欲の強さを感じてもらい、個別対応してくれる可能性もあります。

【インターンとは】参加するときの注意点

インターンは多くのメリットが得られるチャンスといえますが、一歩間違えるとせっかくの機会を活かしきれなかったり、企業にマイナスな影響を与えてしまったりする可能性もあります。

以下より解説する、参加にあたって注意すべきポイントをおさえ、インターンというチャンスを最大限有効に活用できるようにしましょう。

目的意識を持つ

インターンに参加する前に、何のためにそのインターンに参加するのか、目的を明確にしておきましょう。

目的を意識せずに漫然と参加するだけでは、ただ時間を費やしただけで何も収穫なく終わっていた、何となく仕事のイメージはついたが今後どう活かせばいいのかわからない、といったことも起こりえます。

目的を意識するかどうかで、インターンで得られるものが大きく変わってきます。

自己分析とインターンの内容の把握をしっかり行った上で、自分がそのインターンを通して何を学びたいのか、どんなことを知りたいのか、参加を終えた時にどうなっていたいのかなど、インターンに参加する目的を具体的に考えておきましょう。

自主性を持つ

インターンでは、自分から積極的に学ぼう、取り組もうとする自主性を持つことも大切です。

せっかくインターンの参加機会が得られても、ただ話を聞き流すだけ、ただなんとなく参加するだけ、という姿勢で臨むと得られるものは少なくなります。

インターンでは、通常の説明会では得られないような企業の情報を得られることもあります。

加えて、同じ業界や企業を志望している他の就活生と情報交換ができる、貴重な機会ともいえます。

周りの社員や学生と、自分から積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

また、自主性を持って取り組む姿勢は企業からも評価を得られるため、本選考を有利に進められる可能性も高まるでしょう。

マナーや身なりに気を付ける

インターンでは、社会人と関わることになります。

挨拶や言葉遣い、時間に遅れないなど、基本的なマナーは必ず守るようにしましょう。

また、服装や髪型などの身なりに関しても、細かく注意を払いましょう。

第一印象が悪くなってしまうと、その後巻き返すことは大変難しいです。

特に、インターンの時点で志望先からのマイナスな印象を抱かれてしまうと、その後の本選考にも悪い影響を与えかねません。

少しでも印象をよくするために、スーツのシワや爪の長さまで細かくチェックしましょう。

以下の記事では、インターンに参加する際の髪型について詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

服装や髪型

服装や髪型も企業の文化や業界に応じた適切なものを選ぶようにしましょう。

基本的にはオフィスカジュアルビジネスカジュアルが無難ですが、企業によってはスーツ着用が求められることもあります。

服装の指示がない場合は、少しフォーマルな服装を選ぶことを推奨します。

髪型についても清潔感を重視し、派手なカラーやスタイルは避けた方が無難です。

特に初日は企業の雰囲気に合わせた服装を心がけ、その後は周りの社員の服装に合わせて調整するようにしましょう。

第一印象が良くなるように、適切な準備をすることが重要です。

【インターンとは】志望動機の書き方

インターンに参加するためには、インターンの選考に通過しなければなりません。

そして、基本的にインターンの選考は書類選考と面接が設けられることが多く、書類選考に通過しなければ面接を受けることができません。

そこで、まずはなぜその企業のインターンに参加したいと考えているのかをしっかりとアピールするところから始める必要があります。

志望動機は、特に複数の書類の中でも入念にチェックされる部分であるため、クオリティの高いものを作成するよう心がけましょう。

インターンの志望動機の書き方については、以下の記事でより詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

【インターンとは】インターンに受からないときの対処法

続いて、インターンに受からない時の対処法について紹介します。

全ての人がインターンの選考に通過できるわけではなく、なかなか選考に通過できず、このままではインターンに参加できないのではないかと焦っている人も多いでしょう。

そこで代表的な3つの対策を紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

応募書類を見直す

インターンに受からない時、まず最初に取り組むべきは応募書類の見直しです。

応募書類はあなたの第一印象を左右する重要な要素であり、企業が最初にあなたを判断する基準となるため、しっかりと自分の魅力を伝えられているか再確認しましょう。

書類選考に落ちてしまう場合、志望動機が企業のニーズに合っていない、また自分の強みやスキルが明確に伝わっていない可能性が高いです。

企業が求める人物像や求めるスキルをしっかりと理解し、それに合わせた内容に修正するようにしましょう。

また、具体的なエピソードや実績を交えることで、自分の強みを裏付ける内容にすることも推奨します。

志望動機においては「その企業でなければならない理由」が明示されていなければならないため、ありきたりで、他の企業にも当てはまるような志望動機になっていないか確認することも重要です。

面接対策を行う

面接で落とされてしまうことが多い人は、ぜひ面接対策をより入念に行うようにしましょう。

面接はあなたの人柄やコミュニケーション能力を直接伝える場所であり、自分の魅力を最大限にアピールすることが求められます。

面接でうまくいかない多くの原因は、質問の意図を正しく理解できていないことです。

質問の意図を正確に理解することで、的外れな回答を避け、企業が本当に知りたいポイントをしっかりと伝えられます。

例えば「なぜこのインターンに応募したのか」という質問に対して、自分の学びたいことや目指すキャリアが企業のビジョンや業務内容とどのように結びつくのかを具体的に伝えることが重要です。

また、自己PRや志望動機を話す際には、ただの自己評価について話すだけではなく、具体的なエピソードを交えることで説得力を持たせるようにしましょう。

面接練習は一度や二度だけでなく、何度も繰り返すことでより自然に自分の考えを伝えられるようになります。

また、友人や家族はもちろん、就活エージェントやキャリアセンターなどを活用して、様々な人から具体的なフィードバックをもらい、改善を続けましょう。

複数の企業に応募する

インターンになかなか受からない場合は、より複数の企業に応募してみるのも選択肢の1つです。

複数の企業に応募することで、選考の経験を積み、自分の強みや弱点を把握しやすくなります。

また、様々な企業の面接を受けることで、質問のパターンや企業ごとに求める人物像を理解する機会も増え、選考のために自分の面接スキルを向上させることが可能です。

業界や職種にこだわりすぎず、関連する分野の企業に応募することで、新たな視野が広がり、自分の適性や興味の幅を広げられます。

また、複数の企業に応募することでそれぞれを比較することもでき、より自分に合った企業を見つけられる可能性も高まります。

「何でもかんでも応募すれば良い」というわけではありませんが、まだそれぞれの選考対策に時間をかける余裕がある場合は、ぜひ少し視野を広げて応募数を増やしてみてください。

【インターンとは】よくある質問

続いて、インターンに関して多くの就活生の方が抱く質問について回答していきます。

就活エージェントを運営する中で、多くの就活生の方からインターンについて聞かれる項目は以下の3つです。

この記事を読んでくれている方の多くが気になるポイントでしょうから、ぜひ参考にしてみてください。

早期選考って何?

早期選考とは、通常の就職活動の選考スケジュールよりも前に実施される選考プロセスのことを指します。

特に短期インターン後に実施されることが多く、企業はインターン参加者の中から早期選考の対象者を選び出そうとしています。

就職活動が年々早期化している現状において、早期選考を希望する学生にとって、インターンシップの参加は非常に重要なステップとなると言えるでしょう。

インターンシップでのパフォーマンスが良ければ、そのまま早期選考を通じて内定獲得につながることも少なくありません。

したがって、インターンシップで積極的に自分の能力をアピールして、企業との接点を持つことが、早期選考への道を開く鍵となります。

早期選考で内定を獲得できれば、就活を早めに終えられますし、もし就活を継続することになっても「自分にはすでに内定がある」という安心感をもって臨めるでしょう。

インターン選考に落ちてしまったら?

インターンの選考に落ちることは決して珍しいことではなく、多くの学生が経験するものです。

特に短期インターンでは、サマーインターンなどの倍率が非常に高いため、落選してしまう人も多いでしょう。

落ち込むことなく、次のステップに進むことが重要です。

長期インターンの場合は選考が常に行われている企業も多いため、他の選考に挑戦してチャンスを増やしましょう。

また、インターン選考にすべて落ちてしまった場合でも、他の就職活動の準備を進めることで、その後の選考に備えることは十分に可能です。

インターン選考での経験を通じて自己分析を深め、次の機会に向けて自分のアピールポイントを強化できれば、インターンに落ちたことは致命的な問題とはならないのです。

インターン選考に全落ちしてしまった際の対策については、以下の記事で詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。

メールのマナーがわからない!

インターンシップの選考過程で初めて企業の社員と直接やり取りをする学生の方の中には、メールのマナーがわからない場合も多いでしょう。

インターンシップの選考や参加期間中には、企業の社員とメールでコミュニケーションを取る機会が少なくありません。

その際に基本的なマナーを守ることは、企業に対する印象を良くする上で非常に重要です。

メールの件名を明確にすることや、宛名や挨拶文を適切に記載すること、返信は迅速に行うことなど、基本的なマナーを覚えておいた方が有利です。

また、言葉遣いや文体にも注意を払い、丁寧で礼儀正しい文章を心がけるようにしましょう。

メールのマナーがなっていないと「入社後、取引先に無礼を働くかもしれない」と判断され、採用の確率が下がってしまう可能性もあります。

メールのマナーについては、以下の記事でより詳しく紹介しています。

時間がある方はぜひ参考にしてみてください。

落ちる確率はどれくらい?

インターンに落ちる確率は、長期インターン、短期インターンでそれぞれ傾向が異なります。

長期インターンは参加しようとする学生が少ないため、比較的倍率はあまり高くないことが多いです。

一方、短期インターンは参加する学生が多く、企業にもよりますが倍率が二倍を超える場合も多くあります。

特に名前が広く知られている大手企業のインターンや、本選考への優遇があるインターンなどは倍率が高い傾向にあります。

以下の記事で、インターンの倍率や高い倍率のインターン選考を突破するためのポイントなどを詳しく解説しておりますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

インターンは大手に行くべき?

インターンを選ぶとき、どうしても知っている名前の大手企業のインターンに参加したくなることも多いのではないでしょうか。

もちろん、大手企業のインターンで得られるものも沢山あるでしょう。

しかし、インターンの参加を大手企業だけに絞ることはおすすめしません。

インターンに参加するメリットの一つとして、様々な企業について理解を深められることがあげられます。

これまで聞いたことがなかった企業についても詳しく知っていく中で、新しく興味を持つことができるかもしれません。

インターンは自分の視野を広げることにつながる貴重な機会なので、知らない企業ではあっても、興味のある分野や業界の企業に参加してみることがおすすめです。

インターンに参加しても落ちる可能性はある?

インターンに参加したからといって、必ずその企業から内定をもらえるわけではありません。

むしろインターンで悪い印象を与えてしまうと、本選考にも悪影響を及ぼす可能性もありますので、注意が必要です。

また、インターンの中には、内定に直結するもの、早期選考などの優遇が受けられるものもあれば、何の特典もなく本選考には全く関わらないものも存在します。

ただし、本選考への優遇について特に記載がない場合でも、実際に参加してみると優遇が受けられる場合もあるため、気を抜かないようにしましょう。

インターンと内定の関係については、さらに詳しく紹介している以下の記事も参考にしてみてください。

オンラインと対面の違いは?

インターンの中にはオンライン上で行われるものもあります。

遠方からでも参加しやすかったり、自身の都合との調整がしやすかったりと対面のインターンにはないメリットも多くあります。

一方で、対面のインターンと比べて、会社の雰囲気がつかみにくいなどといったデメリットも存在するため、どちらかに偏らずにバランスよく参加することがおすすめです。

以下の記事では、オンラインのインターンシップに関して詳しい解説や、参加時の注意点などを紹介しておりますので、参考にしてみてください。

【インターンとは】まずは参加目的を見つけよう

インターンシップは参加することは、自分の将来にとって貴重な経験になるものです。自分にとってインターンシップを何の目的で行うのかよく考え、何年生から参加するのかも考えてみると良いでしょう。

目的がはっきりしていれば、何年生から参加しても実り多いものになるでしょう。

また、インターンシップに興味を持った際は、「就活市場インターン」というサイトを見てみるのもおすすめです。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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