最終面接の合格率はどれくらい?合格率アップのコツとあわせて解説!

最終面接の合格率はどれくらい?合格率アップのコツとあわせて解説!

はじめに

書類選考、一次面接、二次面接など、さまざまな関門をくぐり抜けて、ようやくたどり着けた最終面接。

最終面接までくれば、後もう少しで内定をもらうことができます。

最終面接はほとんど通るという噂なども、学内で耳にしたこともあるでしょう。

しかし、実際最終面接までいけば、100%合格するということはありません。

そもそも最終面接の合格率は、どれくらいなのでしょうか。

また、最終面接に合格するためのコツはあるのでしょうか。

この記事では、最終面接の合格率や、最終面接で合格するためのコツなどを紹介していきます。

最終面接の合格率はどれくらい?

では、最終面接の合格率はどれくらいなのでしょうか。

最終面接の合格率は、およそ50%です。

一次面接や二次面接などに比べると、合格率はやや高めといえるでしょう。

一次面接の合格率はおよそ20%~40%、二次面接の合格率はおよそ20%~50%です。

一次面接は人数が多く、一人に割ける時間が少ないため、合格率は低めとなっています。

二次面接、または最終面接直前では、最終面接に進むための中間地点のため、合格率は大幅に変動するでしょう。

最終面接は、企業と学生の適性がしっかりマッチするかどうかをしっかり見極める選考です。

さらに、最終面接に向けて、面接を受ける人数も減ってきています。

そのため、やや高めの合格率となっています。

しかし、この合格率は条件によっても変化します。

最終面接の合格率は条件によって変わる!

最終面接の合格率は、およそ50%です。

しかし、この倍率は条件によって変化します。

具体的には、企業の規模や面接の時期、採用予定人数、職種、面接の回数です。

このような要因から、最終面接の合格率は、大きく異なります。

ここでは、最終面接の合格率を、条件ごとに解説します。

しかし、どのような条件下でも最後まで気を抜かず、志望動機を再チェックするなど、その企業で働きたい意思をしっかりアピールすることが重要です。

それが、少しでも内定をもらうカギとなります。

企業の規模

最終面接における合格率は、企業の規模によって異なります。

大手企業の場合、合格率はおよそ30%です。

大手企業は人気があり、応募する人数も多いため、合格率は低めです。

また、大手企業は内定辞退者が出ない見込みで採用するため、内定を出す人数も少なめにしているのが現状です。

そもそも、大手企業はライバルのレベルも高いため、選考を突破すること自体が難しいでしょう。

中小企業やベンチャー企業の場合、合格率はおよそ30%~50%です。

大手企業とは逆に、中小企業やベンチャー企業の場合は、辞退者が出る可能性を考慮し、あらかじめ多めに内定者を出します。

そのため、大手企業よりも、合格率が高めの傾向があります。

しかし、中小企業やベンチャー企業は、採用予定人数自体が少ないため、合格率に幅があります。

面接の時期

最終面接における合格率は、面接の時期によっても異なります。

最終面接にたどり着くのが早ければ早いほど、内定をもらえる確率もあがります。

一番早い時期は、内々定が出る6月頃です。

この時期の合格率は、およそ50%です。

6月の内々定は、内定を出す最初の時期です。

そのため、内定を辞退する人が多く出る可能性が高く、企業も多めに内定を出します。

中盤の時期は、内定式が行われる前の6月~10月頃です。

この時期の合格率は、およそ30%です。

6月~10月頃は、最初の6月頃に、ある程度内定者を確保しています。

そのため、空いた席が少なくなるため、内定者が少なくなります。

最後の時期は、内定式以降の追加募集です。

この時期の合格率は、およそ10%です。

内定式以降は、これまでの時期に内定辞退者が出たときに実施されます。

そのため、そもそもの採用人数も少なく、企業も無理して合格者を出す必要がありません。

そうなると、必然的に合格率は下がります。

採用予定人数

最終面接における合格率は、企業の採用予定人数によっても異なります。

しかし、採用予定人数は、これだけで合格率が変わるわけではありません。

採用予定人数に加えて、会社の規模によって変わります。

大手企業で採用予定人数が10人~100人の場合、合格率は20%~40%です。

大手企業は人気のため、採用予定人数が多かれ少なかれ、合格率は低いです。

募集人数も多く優秀なライバルが集まりやすいので、競争が激しいことも要因のひとつです。

また、大手企業は内定辞退者が出ないことを想定して、内定を出す傾向にあります。

中小企業で採用人数が100人、または20人の場合、合格率は50%~80%です。

中小企業は、採用予定人数が多くても少なくても、応募人数が少ないです。

そのため、合格率は高くなります。

また、中小企業では、内定辞退者が出ることを鑑みて、多めに内定を出す傾向にあります。

職種

最終面接における合格率は、職種によっても異なります。

技術職は、最終面接の合格率が高い傾向にあります。

専門的な技術が必要な技術職は、その技術をもった人しか応募できません。

そのため、応募人数が少なくなります。

そうなると、必然的に内定をもらえる確率が高くなるのです。

営業職は、最終面接の合格率が低い傾向にあります。

ライバルが多い営業職は、技術職とは異なり、専門的な知識や技術は必要ありません。

そのため、応募人数が多くなります。

そうなると、必然的に内定をもらえる確率が低くなるのです。

事務職は、最終面接の合格率が低い傾向にあります。

事務職は、そもそも募集されることが少ない職種です。

そのため、応募されたときに学生が集まりやすくなります。

そうなると、必然的に内定をもらえる確率が低くなるのです。

面接の回数

最終面接における合格率は、面接の数によっても変わります。

面接の数が多ければ多いほど、内定をもらえる確率はあがります。

企業の多くは、一次面接、二次面接、最終面接の計3回です。

しかし、企業によっては、それより面接の回数が少なかったり多かったりする場合もあります。

面接の回数が4回以上の場合、最終面接における合格率は、70%以上です。

面接の回数分だけ合格しなかった人数も多く、その中で合格し続けてきた人なら、自然と最終面接における内定獲得率はあがります。

面接の回数が3回の場合、最終面接における合格率は、50%~70%です。

企業の多くが行っている面接回数である3回は、それほど高くはないが、低くもない合格率です。

面接の回数が2回の場合、最終面接における合格率は、30%~50%です。

面接の回数が少ないと、1回の面接でかなり見極めて選考します。

その分、最終面接における合格率も下がります。

最終面接ではなにをチェックしている?

最終面接は、一次面接、二次面接など、最終面接以前の面接とは見られるポイントが異なります。

そのため、最終面接に沿った面接対策を行いましょう。

最終面接まできたからと、安心してはいけません。

最終面接における合格率は、条件によって大きく上下します。

最終面接でも合格することができないことがあるということを踏まえて、しっかりと準備を進めていきましょう。

企業が見ているポイントを理解することは、とても重要です。

ここでは、最終面接において企業が重要視しているポイントをご紹介します。

志望度の高さ

最終面接においては、志望度の高さを再度確認します。

今までの面接においても、企業への志望度合いは重要視されているポイントです。

一次面接、二次面接で主張した意見と矛盾がないよう、しっかりアピールしましょう。

では、なぜ企業はこれほどまでに志望度の高さを重要視しているのでしょうか。

それは、志望度が高ければ高いほど、企業に貢献してくれる可能性が高いからです。

志望度が高いと、それだけ企業への理解があり、本人のやる気も大きいと見られるため、企業は入社した後も活躍が見込めると考えています。

どんなに就きたい企業に就職しても、仕事であれば嫌なことは必ず起こります。

企業としては、なるべく長く働いてほしいため、多少のことで辞めない人に入社してほしいのです。

企業とのマッチ度

最終面接において、企業とのマッチ度もチェックしています。

企業は、能力が高い人に働いてほしいという気持ちもあります。

しかし、企業の方針や風土とマッチしていなければ、その能力も存分に発揮できません。

いかに本人にやる気があっても、能力が高くても、企業の方針や風土と合っていない場合、かえって同じように働いている社員に迷惑をかけてしまいます。

社員が全員同じ方向を向いて力を合わせることが、会社にとっては最重要です。

その中で、一人でも違う方向を向いてしまうと、社員のチームワークが乱れる可能性があります。

最終面接まできた人は、個人としての能力は優秀です。

その能力を発揮できるかは、会社の方針や風土と合っていることが重要です。

そのため、本人のやる気や能力が自社の方針に合っているかは、重要なポイントとなります。

入社してから活躍できるか

最終面接において、入社してから活躍できるかもチェックしています。

企業も時間をかけて、新人を採用します。

本当にこの人材は入社してから活躍できるのかを念入りにチェックされるため、しっかり自己PRしましょう。

もちろん、一次面接、二次面接でもその部分は見られていました。

しかし、最終面接を行うのは、その企業の役員クラスです。

企業の役員クラスの人たちが、入社してから活躍できる人材だと判断しなければ、内定はもらえません。

そのためには、役員クラスの人たちが思っている方向性などをしっかり理解しましょう。

最終面接で合格するコツは?

最終面接も、一次面接、二次面接と同様の選考です。

内定をもらえる最後の砦である最終面接で、合格するコツはなんでしょうか。

最終面接で役員クラスの人たちが見るポイントをしっかりとアピールすれば、最終面接に合格する可能性があがります。

企業の痛手は、せっかく採用した人材が辞めてしまうことです。

そのため、企業は志望度が高い就活生を欲しています。

では、どのようにアピールすればよいのでしょうか。

ここでは、最終面接における具体的なアピール方法をご紹介します。

志望度の高さをアピールする

最終面接で合格するコツは、志望度の高さをアピールすることです。

企業側は、「志望度合いが高い=当社で活躍してくれる可能性がある」と考えます。

しかし、ただ闇雲に志望度の高さだけをアピールしてはいけません。

志望する理由や自身がもっているスキルを入社後にどう活かせるかを、企業の方針や風土に合わせてアピールしましょう。

自分本位なPRではなく、企業側に自身を採用するとこのような働きをしますと、企業本位なPRを心がけましょう。

それが最終面接を通過するためのコツのひとつです。

企業は、新しい人材を採用するあたり、長く続けてくれる人材がほしいのです。

企業への熱意と理解がある人材が、長く働いてくれるだろうと考えています。

そのため、企業への熱意が高い人材は、最終面接にて合格になりやすいのです。

企業研究をあらためて行う

最終面接において合格するコツは、企業研究をあらためて行うことです。

企業の研究をすることで、先ほど述べた志望度合いの裏付けができます。

企業を研究することで、企業の方針や風土とのミスマッチがないということを論理的にPRできます。

また、実際に最終面接を担当する社長や役員の情報も、確認しておきましょう。

どのような経歴をもっている人か、どのような考えをもっている人かを知ることで、質問に活かすことができます。

面接を行う社長や役員も人です。

過去に自身が行った事業やホームページなどに載せているインタビューで話したことが取り入れられると、嬉しい気持ちになります。

そういった企業研究で得た知識を取り入れながらPRしていきましょう。

企業の分析をしっかり行うほど志望してくれていると思わせることが、重要です。

質問対策を行っておく

最終面接において合格するコツは、質問対策をしておくことです。

一次面接、二次面接と同様に、想定される質問への対策をあらかじめ行っておきましょう。

そうすることで、面接という緊張する場面でも、落ち着いて話すことができます。

質問への対策をしない状態で最終面接を迎えると、緊張で上手く話せないことがあるかもしれません。

最終面接で合格をもらう可能性を少しでもあげるために、できる努力はしていたほうがいいでしょう。

最終面接でよく聞かれる質問が、いくつかあります。

その質問の答えは、自分の中にもっておきましょう。

たとえば、「同業他社ではなく、なぜうちの会社を志望しているのか」「5年後、または10年後には、どうなっていたいか」「入社後、自信のスキルや経験をどう活かすか」です。

最終面接で、これらの質問をされることが多いので、しっかり対策してください。

逆質問を用意しておく

最終面接において合格するコツは、逆質問を用意しておくことです。

逆質問とは、面接の終わりに「なにか聞きたいことはあるか」と聞かれたときに、就活生側から質問することをいいます。

この逆質問は、かなりの確率で聞かれるので、聞きたいことを用意しておきましょう。

なにか聞きたいことはあるのかと質問されたときに、「とくに何もないです」などと答えると、志望度が低く、うちの企業に興味がないと思われてしまいます。

本当に自身が働きたい企業ならば、聞きたいことが山ほどあるはずです。

緊張で頭が真っ白になって咄嗟に思い浮かばない場合もあるので、最終面接の前に、いくつか逆質問を考えておきましょう。

とくに最終面接は、社長や役員といった会社の経営に関わる重役たちです。

重役に直接質問できる貴重な機会と捉え、最終面接の前に逆質問を考えてください。

お礼のメールを送る

最終面接において合格するコツは、お礼のメール送ることです。

最終面接だけではないのですが、面接が終わったら、お礼のメールを送信するようにしましょう。

お礼メールを送ることで、丁寧な人だと印象付けることができます。

お礼のメールは、当日中に感謝や感想を述べて、入社後の意気込みなどとともに伝えて、志望度をPRしましょう。

お礼メールを送ることで内定を必ずもらえるというわけではないのですが、少しでも内定を獲得する可能性をあげるためにも、送っておくに越したことはありません。

また、ほかの就活生がお礼のメールを送っていたのに、自分だけ送ってないとなると、自身が知らないところで相対的に評価が下がってしまいます。

お礼のメールは、丁寧な印象付け、自身の企業に対する志望度合いのアピールのためにも、必ず送りましょう。

おわりに

平均的な最終面接における合格率は、およそ50%です。

しかし、企業の規模や面接の時期、採用予定人数、職種、面接の回数で、合格率は大きく変動します。

自身がどこに当てはまるのか、事前に知っておきましょう。

そうすることで、最終面接はほとんど合格できるという考えを払拭することができます。

最終面接を突破するコツは、自身の志望度合いの高さをアピールすること、企業研究をあらためて行うこと、質問対策を行っておくこと、逆質問を用意しておくこと、お礼のメールを送ること、この5点です。

最終面接でもしっかり面接対策をして、内定を勝ち取りましょう。

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