はじめに
就活期間中、一番緊張する場面は間違いなく面接中でしょう。
しかし面接を何度も経験するうちに、面接にどれぐらい手ごたえがあるか、緊張しながらも感じられるようになることが多いです。
面接の経験が浅い方は反対に、どのような質問が飛んでくると合格しそうかの予想も立てられません。
この記事では、合格フラグ・不合格フラグが立ったと考えられる就職面接の状況を紹介します。
記事の後半で「不合格フラグが立ったのでは」と感じたときの対処法も掲載しますので参考にしてください。
そもそも合格フラグとは?
プログラミングで条件を満たしているかを判断する言葉「フラグ」は、現在幅広い意味で用いられるようになりました。
そのあとの展開がほぼ決まりである状況を、「フラグが立つ」と言います。
就活においては「次の選考に進めそう」「内定がもらえそうだ」と手ごたえを感じるシチュエーションが「合格フラグ」です。
この面接はまず不合格だろうと思えるときは、「不合格フラグが立った」と表現されます。
しかしこのフラグを判断する主体は就活生で、面接官ではありません。
合格フラグが立ったと思っていたところ、思いがけず不合格の通知をもらうことがあります。
以下の記事で、多くの方が合格フラグと感じるできごとにどの程度信憑性があるかまとめました。
100%確実なフラグはありませんが、ある程度参考にできるでしょう。
面接の合格フラグはどんなもの?
最初に、面接でよく感じることがある合格フラグを紹介します。
以下の見出しに当てはまっていれば、高確率でその選考を通過できるでしょう。
ただし注意すべきなのは、どの項目も絶対的な比較基準が存在していないことです。
たとえば面接の時間や質問数は、企業によって差があります。
就活生が「しっかり質問されている」と感じても、その企業はもともと面接に時間をかけるほうで、ほかの学生により多くの質問をぶつけているかもしれません。
合格フラグを感じたときも、気を緩めず最後までアピールすることが大切です。
面接の時間が長い
面接の時間を長く感じるときは、それだけ面接官が就活生に興味をもっていると考えられます。
目安と伝えられていた時間になっても面接が続いている・自分の前に面接していた方より面接時間が長いといった場合は、合格の可能性が高いです。
ただし、面接の長さがそのまま合否を左右するわけではありません。
当落線上にある方をふるい分けるための決め手を得ようとして、追加の質問をしている場合も考えられます。
その場合、面接時間が長かったのに落とされることも十分ありえるでしょう。
面接官と会話が弾む
面接官も人間ですから、相性によって態度も多少変わってしまいます。
即ち、面接官と会話がはずめば少なくとも面接での評価は低くないはずです。
重要なのは、面接だからといって気張りすぎないことです。
緊張しているのが面接官に伝わってしまうと、面接官の表情や質問も硬くなってしまいます。
あくまで面接官とのコミュニケーションを重視するイメージで面接に取り組むと良いです。
最初は表情が厳しくても、最後にはあなたとの会話が楽しくなって面接官が笑顔になるように意識して、自分も楽しめる面接にしましょう。
他社の選考状況を聞かれる
他社の選考状況を聞かれるのも、面接官が就活生に興味をもっているためと考えられます。
しかし、これは落とす予定の学生にもたずねている可能性が高いです。
他社の面接の日程も、企業の人事担当にとって貴重な情報となります。
規模や業種が近く、就活生の奪い合いになるライバル企業の動向を知っておきたいのは当然でしょう。
特に二次・三次面接のあたりでは、合否に関係なく面接する就活生全員に、他社の選考状況をたずねていることが多いです。
他社の選考について聞かれただけでは、合格確実と言えません。
入社後の具体的な話が出てくる
役員面接・最終面接では、入社後の希望配属先・キャリアビジョンなどについて質問されると合格の可能性が高いです。
就活生を露骨にがっかりさせないため、全員に同じ質問をしている場合以外、この話が出るときは内定候補に入っていると考えられます。
しかし、この質問自体も合否を左右する非常に重要なポイントです。
ここで失敗すると、それまでの印象が良くても弊社に合わないと見なされ、採用を見送られることも考えられます。
自分の将来をしっかり考えていること・入社意欲が高いことを示し、第一志望の内定を勝ち取りましょう。
質問数が多い
たくさんの質問をぶつけられる場合も、面接官が就活生に興味をもっていると考えられます。
アルバイト先の仕事内容や部活の活躍について掘り下げてたずねられるのは、相手がより深く人柄を知りたいと考えている印です。
ただしこれも「合格フラグが立った」と確実に言えるものではありません。
答えが要領を得ない内容だった場合や、本当に自社が第一志望か疑わしいと感じたために確認の質問をされている場合もあります。
たくさん質問を受けたときも、一つひとつの質問に丁寧に答えることが大切です。
面接官がメモを多く取っている
企業の面接形式や面接官のタイプによって、合格・不合格で質問内容がそれほど変わらない場合もあります。
特に定型質問中心の面接である場合、質問の内容や数で手ごたえを感じるのは難しいでしょう。
そのような場合でも、面接官がメモを取っているかは多くの就活生が気にしています。
合格フラグの目安と感じる方も多いです。
実際、興味のない就活生の面接で面接官がまめにメモを取る可能性はあまりありません。
定型質問以外にもさまざまな質問を受け、それに対ししっかりメモが取られているなら手ごたえありと言えます。
次の選考へのアドバイスをくれる
面接官が次の選考へのアドバイスをくれるのも、合格フラグの1つと見なせる状況です。
「今回の選考を通過すると次回は役員面接です」「このような質問が出るので準備しておいてください」といったアドバイスを、不合格の方に伝える可能性は低いでしょう。
ただし、受け答えや身だしなみなどについてダメ出しのアドバイスを受けた場合、合格する可能性はかなり低いです。
もちろん、すべての企業でこうしたアドバイスをされるわけではありません。
多くの企業では、選考通過の連絡をする際に次の選考について案内をしています。
面接の不合格グラフにはどういったものがある?
次に紹介するのは、これまで紹介してきたのとは反対で、面接で落とされてしまう可能性が高い「不合格フラグ」です。
面接で以下のことが起きた場合、あまり期待せず次の面接に気持ちを切り替えて臨んでください。
当然のことながら、合格フラグと同じく100%確実に合否を予想できるフラグはありません。
候補者が多く、1人あたりの面接時間が少ない一次面接は特に、全然手ごたえがなくてもあっさり合格になっていることもあります。
不合格フラグが立ったと感じる場合も、あきらめずにアピールを続ける姿勢が大事です。
①面接の時間が短い
面接の時間が少ないと感じる場合は、不合格になる可能性がやや高いと言えます。
時間が20分と伝えられていたのに10分ほどで面接が終わってしまった場合、ほかに採用したい・面接したい就活生に時間を割いている可能性が高いです。
一方一次・二次面接あたりでは「学歴や筆記試験の結果の良い候補者をよほどのことがない限り通過させる」と決めている場合があります。
この場合も面接に来て志望の意思をはっきり示しており、身だしなみや受け答えなど基本的な部分で問題がないとわかれば、あっさり面接が終わっておかしくありません。
面接の時間が短くても必ず不合格になるわけではないので、その企業の選考がないことを前提にスケジュールを決めてしまうのは早計です。
②質問数が少ない
質問数が少ない場合も面接官の興味が低く、不合格フラグになっていることがあります。
志望動機・ガクチカ・自己PRはほとんどの企業で質問されるはずです。
こういった質問をされずに面接が終わるときは、あまり期待できないでしょう。
ただし最終面接では、ある程度誰を入社させるか決めていて、質問内容が入社意思の確認程度に留まることも珍しくありません。
その場合も、あまり多くの質問をされず面接が終了することになります。
③定番の質問しか聞かれない
定型の質問を聞かれたあと、ほとんど追加の質問がなく、面接が終わってしまう場合も、不合格フラグが立っている可能性はあります。
特に最後に「逆質問」の時間が取られない場合、その面接は良いアピールができなかったと考えましょう。
一次面接やグループ面接では、設定された時間そのものが短く、定番の質問だけで時間が来てしまうこともあります。
こういった面接を受験しているのなら、定番の質問だけで終わってしまったときも特に悲観することはありません。
次回以降の面接で、しっかり時間を取って候補者が絞られるはずです。
④回答を深掘りされない
部活やアルバイト・研究テーマなどについて深掘りの質問を受けるかどうかは、合格・不合格にかなり関係しています。
もしここで突っ込んだ質問をしてもらえない場合、合格の可能性は低いでしょう。
特に珍しい部活・サークルに所属している場合や学術的な論文・研究テーマについて話した場合、手短な回答だけで面接官が全容を理解できることのほうが少ないです。
相手がその回答に興味をもっている場合、かなり高い確率で追加の質問が飛んできます。
⑤面接官がそっけない
面接官がそっけない態度を取っていると感じる場合も、不合格フラグが立っているかもしれません。
しかしこれは、客観的に判断するのは難しいです。
ずっと笑顔を絶やさず質問する面接官もいれば、あまり表情を変えない面接官もいます。
一見そっけなく見えても、実はメモをしっかり取り、相手を冷静に観察しようと心掛けているだけかもしれません。
面接時間が夕方近くの場合、朝から何人も面接をしていて少し疲れが見えているだけの可能性もあります。
面接官の印象があまり良くないからといって気落ちせず、しっかりとアピールに努めましょう。
⑥次の選考の話が出ない
次の選考について一切話が出ないときも、不合格である可能性があります。
しかし、そもそも全員に面接内で次回の話をしていないことも多いです。
あとから合格しなかった方をがっかりさせないよう、全員に「合格の場合は〇日までに連絡を入れます」とだけ伝えて面接を終える企業もあります。
この場合、次の選考については合格の連絡と一緒に伝えられるでしょう。
面接時に「もし合格の場合」など仮定の話をされると不安になりますが、こういった話し方をされても合格の見込みは十分あるのであきらめないでください。
合格フラグじゃない?勘違いしやすいものは?
合格フラグではないのに、多くの方が合格フラグであると勘違いする企業・面接官の言動を紹介します。
以下の見出しで紹介する事柄があっても、それはほかの就活生にも行われている当たり前のことである可能性が高いです。
特に面接以外のことで何か落ち度があったり・面接後に提出書類に不備が見つかって落とされたりしたわけではありません。
次の選考に気持ちを切り替えていきましょう。
逆に面接以外で社員の歓迎や見送りがないと不安になりますが、それは、不合格フラグではありません。
特に社員数の少ない企業だと、見送りなどに人手が回らない場合も多いのです。
①エレベーターまで見送られる
丁寧にエレベーターまで見送ってもらえると「自分が歓迎されている」「次の面接にも呼んでもらえる」と思ってしまうのも無理はありません。
しかしこれは必ずしも合格フラグではなく、単に企業側が学生一人ひとりに丁寧に対応することを心掛けている可能性も高いです。
面接官とは別に、面接を受ける方の案内をする係に人員が割かれている場合も、見送りを受けられる可能性は高いでしょう。
反対に見送りがない企業は、面接官がそのまま次の方を面接しなければならず、見送る時間的余裕がないだけと考えられます。
②最後にアピールすることを聞かれる
「最後にアピールしたいことはありませんか」と質問されると、自分に興味をもってもらえたと思うかもしれません。
しかしこれは定型質問の一部で、すべての学生に聞いている可能性が非常に高いです。
「最後に弊社に質問したいことはありませんか」という逆質問も同様で、すべての学生に質問していると考えてください。
最後にアピールを求められた場合、そのアピール内容で合否が分かれる場合も多いです。
こうした質問がなされることも想定し、準備を進めておきましょう。
③交通費が出る
交通費が出る・出ないは企業の規定によって一律です。
役員面接だけ交通費が出るなど、選考が進むほど交通費が出る可能性は高くなります。
合格者にだけ交通費が出ることはないので、交通費が出たからといって合格とは限りません。
特に最終面接は、多くの企業が受験者全員に交通費を支給します。
反対に交通費の支給がまったくない場合もありますが、これも不合格の裏付けとはなりません。
都心部・駅前などアクセスが良い場所で面接が行われる場合、ほとんどの学生に交通費を支給する必要性が低いため、遠方の受験者だけに交通費が出ることも考えられます。
④褒められる
面接の最中に褒められることがあっても、それは合格フラグではありません。
内定が出ていない時点では、就活生は企業にとって「今後お客様になる可能性のある学生」もしくは「現在もお客様である人」です。
そういった方に不愉快な思いをさせないよう配慮するのは当然で、内定を出さない学生にも良いところを褒めるように心掛ける面接官は少なくありません。
褒められたのに不合格だとがっかりする気持ちが強くなるかもしれません。
しかし「就職活動の面接はそういうものだ」と割り切りましょう。
合格・不合格フラグに一喜一憂しないことが大切
合格・不合格フラグはあくまで傾向なので、不合格フラグが立っても最終的には合格できていた場合や、合格フラグが立っていたのにウ合格だった場合もあります。
フラグに惑わされず、自分に自信を持って面接に挑みましょう。
不合格フラグが立ったからと言って必ずしも不合格にはならない
不合格フラグが立ってしまったからといって落ち込む必要はありません。
もし面接途中に不合格フラグに気がついても、焦らず自分のペースで満足いくように面接を受けましょう。
不合格フラグが立ってしまっても、そのプレッシャーに負けないことが大切です。
実際に、面接が短くても面接に合格していたケースや、面接官からのレスポンスが良くなくても合格していたケースなど沢山あります。
面接中は一喜一憂することのないように心得ておきましょう。
面接が楽しかったと思えたら合格の可能性が高い
面接が終わって、面接が楽しかったと感じられたら、企業もそう思ってくれている可能性が高いです。
そのため、一般的には合格に一歩近づいたと考えていいでしょう。
面接官は学生が緊張していることは重々承知しています。
多少のミスや言葉遣いなどは案外気に留めていません。
失敗を恐れず笑顔を意識していれば、面接官にもしっかりあなたの魅力は伝わります。
先ほど述べた通り、面接結果に「絶対」はないです。
しかし面接が楽しかったと思える人は自信を持って結果を待てるでしょう。
面接の合格率を上げるポイント
志望企業の面接は絶対に合格率を向上させたいですよね。
ここでは面接の合格率を向上にさせるコツについてお話します。
気を張りすぎない
面接で「失敗をしてはいけない」という意識が強すぎるとどうしても気張ってしまいます。
さらに、一度の失敗が尾を引いてしまうかもしれません。
面接では、普段と変わらずに自分らしさを表出できる人が強いです。
面接官は多少の失敗に関しては、ほとんど気にしていません。
自分にとっては「やってしまった」とおもうようなことも、面接官からすると大したことではないケースが多いです。
そのあとに臨機応変に対応できることの方がよっぽど大切ですから、面接では肩の力を抜いて、失敗を恐れない姿勢で挑みましょう。
面接で伝えたいことを整理しておく
面接前に、伝えたいことや回答に用いるエピソードの伝え方などをある程度自分の中で整理しておきましょう。
肝は、あくまで整理するにとどめておくことです。
完璧に回答を作りこんではいけません。
丸暗記しようとすると、一文抜けたり少し言い回しが変わってしまっただけで全てが台無しになって軌道修正が聞かなくなってしまう可能性があるからです。
ESや履歴書を参考に、自分が伝えたいことを箇条書き程度に思い起こしておくだけで面接の回答がスムーズになります。
笑顔や身だしなみ・話し方に気を付ける
表情や身だしなみはあなたの印象を大きく変える大事なポイントです。
人間はおおまかな印象を視覚情報から決定します。
そのため最初の入室時に笑顔でいることや、清潔感を与える身だしなみがとても重要なのです。
また、笑顔を意識すると自分にもメリットがあります。
笑顔を意識することで自分の気持ちも落ち着けて、自然に緊張もほぐれます。
ハキハキとした話し方など、回答の内容以外にもあなたの印象を左右するポイントは沢山ありますから、それらを意識してみましょう。
本番突然やろうとしても上手にできないことが多いですから、事前に何回かロールプレイしておくことをお勧めします。
合格フラグが立ちやすい人の特徴は?
次に、合格フラグが立ちやすい就活生の特徴を紹介します。
一次面接から最終面接まで、すべてのステージに共通する特徴をまとめました。
以下の見出しで紹介する事柄を心掛ければ、合格できる可能性が大きく高まるでしょう。
企業研究や自己分析がしっかり進められていて、どのような企業にもアピールできる材料を備えている方が面接では強いです。
自分のアピール材料に不安がある方は、よりいっそう企業研究や自己分析といった下準備に時間をかけましょう。
①企業が欲している人物像とマッチしている
就職活動の面接で最重要チェックポイントの1つは、企業の求める人物像と就活生の人柄がマッチしているかです。
多くの企業では、就職案内のパンフレットやホームページの採用コンテンツで「求める人物像」「社の基本理念」などを紹介しているでしょう。
そこを読めば、企業がどんな社員に来てほしいと考えているかわかるはずです。
チャレンジ精神旺盛な学生に来てほしい・逆境でも粘り強く物事に取り組める学生に来てほしいなど、業務内容や社風によって求める人物像は異なります。
面接では多くの企業で「あなたの長所はなんですか」など、就活生の性格についての質問がなされるでしょう。
その際、企業の求める人物像とマッチする内容を答えられるかどうかは非常に重要です。
②熱意があり印象が良い
せっかく内定を出しても、辞退されたり入社後すぐ「イメージが違う」と辞められたりしては困るので、多くの面接官は就活生のやる気・熱意を大切にします。
そのため、面接で絶対に入社したいという熱意を示す学生は好印象を与えられるでしょう。
熱意を具体的に示すチャンスは、主に自己PRや長所について質問されたときです。
自分の長所を、社会人として入社したときにどんな形で活かしたいか・どんな社員となって活躍したいかを述べましょう。
そうすることで、面接官に就活生が入社後に働いている姿をイメージさせやすくなります。
もちろん、志望度を聞かれたときに「第一志望」と迷いなく答えることは必須です。
内定辞退される可能性が高い、第二志望と正直に答える学生を残す企業は多くありません。
③スキルがある
スキルがある学生は、そのスキルについて質問される可能性が高くなります。
それだけ「質問数が多い」「面接時間が長い」など合格フラグと感じられることが起きやすく、合格の可能性も高いです。
具体的には、TOEICなど語学系のスキルは高く評価されることが多いでしょう。
特に外資系企業では、ある程度のTOEICスコアを示さなければマイナス評価になることさえあります。
PC系のスキルも、認知度の資格で客観的に明示できれば有力なアピール材料です。
事務やエンジニアなど日頃からPCに触る仕事はもちろん、営業などの仕事でもPCスキルは仕事に活きてきます。
一方、漢検などビジネスに直接つながらないスキルは、あまり大きなアピールにならないので注意してください。
不合格フラグが立ってしまった!対処法は?
不合格フラグが立ってしまったと思ったときも、最後まで諦めてはいけません。
そのあとのアピールで挽回できる可能性が残っていますし、そもそも「不合格になりそう」と感じているのが、ただの思い込みである可能性もあります。
どんな方でも、面接で失敗したと思う瞬間は必ずあるはずです。
ビジネスシーンでも失敗することは必ずあり、そのときいかにリカバーするか・ミスを引きずらないかは良いビジネスマンになるための条件でもあります。
面接でピンチだと思ったときは、以下の見出しを参考に、焦らず対処しましょう。
焦らずにアピールを続けよう
一番大切なことは、焦らずアピールを続けることです。
最後まで落ち着いた態度で面接に臨むこと・あまり感触が良くない面接でも常に堂々としていることには大きな意味があります。
最後に部屋を出る際は、必ず「ありがとうございました」「失礼いたします」と挨拶をしましょう。
不合格だと思ったときも、大きな声でしっかりと挨拶することも大切です。
たとえば、その面接で次の選考に進めるのは50人程度と企業が決めていたと仮定します。
しかし40人ほどしか無条件で合格を出せる学生がいなかった場合、どうなるでしょうか。
残り10人ほど、もう一度チャンスを与えてみようとなることがあります。
そのときに面接時の態度や礼儀正しさが評価対象になる可能性は高いです。
逆質問や面接後の雑談でアピールする
多くの企業で面接の最後に聞かれることは、「最後に何か質問はありませんか」になるでしょう。
この質問は、当落線上にある就活生にとって合否を分ける大切なポイントです。
企業研究をしっかり行い「どうしても御社に入りたい」という熱意を示せば合格になる可能性がかなり高まります。
面接後の雑談で、その企業が第一志望で、どうしても内定を得たいと強くアピールするのも効果的です。
面接後の雑談でも「緊張しました。本当に御社が第一志望なので、ぜひ次もお願いします。」などと話すことで、志望度の高さを印象づけましょう。
内定を出す最後の1人を決める際に、そうした熱意についての評判が社員・役員の間で広がり「滑り込み」で内定をもらえることも十分ありえます。
たとえ落ちても引きずらない
面接でどうしても落ちてしまうことはあるので、落ちたあとに引きずらないメンタルケアも大切です。
特に、面接が重なる時期は1日に数社から不採用の通知をもらうこともあります。
不合格が重なる時期は特に気落ちしやすいので、最初から就職活動は何社・何十社と落ちるのが当たり前と思っておきましょう。
第一志望の企業に落ちてしまった・希望の業界がほとんど内定を出してしまったというときも、キャリアがそこで閉ざされたわけではありません。
ほかの企業に内定をもらい、のちに転職で第一志望だった企業に入り直す可能性もあります。
第一志望の企業に入れなかったものの、内定をもらえた企業が自分と非常に相性が良かったというビジネスマンも多いです。
面接に落ちた瞬間から「自分にもっと良い企業と縁ができた」と前向きにとらえましょう。
おわりに
面接中に手ごたえを感じたり、不合格になりそうだと感じたりすることは多々あります。
しかしどんなときも冷静に面接を続け、1%でも合格の可能性を高めるよう努めましょう。
感じていた合格フラグ・不合格フラグが勘違いであることも十分考えられます。
最後まで諦めない気持ちが大切です。
特に落ち着いた雰囲気で淡々と進むタイプの面接は、合格・不合格どちらの方も同じペースで面接が進められ、合格する方もあまり手ごたえを感じない場合があります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート