社会は人と人との繋がりで成り立っています。
仕事も人と人で成立し、違う業界や違う企業の人と関係を構築するのは難しく、それが楽しくもあります。
そんな、仕事において大切である人脈ですが、人同士の繋がりを育むのが上手い人と下手な人が当然存在します。
もしも自分にはそういった才能がある、と感じているのであれば、人脈構築力を自己PRでアピールしたいと思いますよね。
ですが企業にとって、人脈構築力がある人材はどのように判断されるのか、そしてもしもアピールするのであればどのようにするのが効果的なのか、といったことを今回はご紹介します。
はじめに
そもそも自己PRとは、企業が以下のような内容を見るための設問です。
- 自社の雰囲気にマッチする人材か
- 自己分析ができているか
- 入社後に活躍してくれそうか
そのため、人脈をアピールする際には今ある人脈のすごさに注目するのではなく、どのように人脈を築いてきたかが重要になります。
人脈構築力とは
そもそも人間関係を構築する能力とはどのような能力なのか、という部分から最初にご紹介していきます。
わかりやすく言うと、「仲間とうまくやれる能力」「新たな仲間を増やす能力」といった感じになります。
仲間との結びつきをより強固にし、仲間に勇気や安心感を与えられることが最大の強みとなるでしょう。
あるいは、それまで全く関わりのなかった相手との新規コネクションを形成することに長けているということですから、新しい何かを開拓する時、自分には手に負えない分野に関して仲間の力を借りようと思う時に、有利に物事を展開していく能力とも言えます。
また、人脈は大別して二種類のものが存在します。
人脈の2分類
現在の人脈:自分の同期や後輩、同業者といった現在の自分に適した情報を入手するのに適している人脈。
未来の人脈:将来的に出世や新規ビジネスに繋がる、他業種や先輩、上司といった人脈。
この二つの人脈のどちらに対して強みを感じているのかということを、事前に自分自身が把握しておくことが大切になってきます。
自己PRで人脈構築力を活かすためには
人脈構築力というのは、就活でもそれ以外でも重要な資質と言えます。
学生時代にも、人脈構築力が優れていたことによって助けられた部分、有利に物事が運んだ経験というのがあったかと思います。
今までの人生で培った経験は、実際に社会に出て仕事を始めてからも大きな財産になることは間違いありません。
アピールする際は以下のようなポイントを意識しましょう
- 入社後はどう活かすのか
- さらにどう伸ばしていくのか
全ての経験が社会生活や、企業での人脈構築力に活きてくるとは限りません。
ですから自己PRで人脈構築力について話す際には、入社後にどのように活かせるか、いかに企業に対して貢献することができるのかという部分に重きを置いて話せるようにしましょう。
そして、既に培っている人脈構築力を、将来的にはさらに伸ばしていくということを伝えると良いです。
人脈を構築した実績を増やそう
より具体的に人脈構築力をアピールするためには、今までの経験で人脈を広げてきたことの実績を話すのが効果的です。
例えば、部活やサークルに所属し、人脈を増やすためにどう努力したかということを順序立てて説明すると分かりやすいです。
そして人脈を広くするために、どのように行動したかなど具体的なエピソードを踏まえてアピールすることで、相手に自分の能力を分かりやすくイメージしてもらうことができます。
苦労した点、気にしていた点、人脈を構築するためのポイントなども披露できると好ましいです。
その実績が多く、具体性が高ければ高いほど説得力のある自己PRになるでしょう。
おわりに
人脈構成力というのは、学生同士の仲間内で仲良くなることではありません。
全く関わりがなかった相手や立場の違う相手と交流することで、自分の人生や感性を豊かにしてくれる関係性を構築する能力です。
就活面接では、自分の人脈構成力が社会でも通用し、企業に貢献できるということを強く主張するようにしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート