大学3年生から長期インターンに参加するのは遅いのか?メリットもふまえてくわしく解説!

大学3年生から長期インターンに参加するのは遅いのか?メリットもふまえてくわしく解説!

はじめに

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大学3年生とは、長期インターンに参加するのにちょうど良い年次です。

もし悩んでいるなら、今すぐ参加の意志を固めましょう。

この記事では、大学3回生が長期インターンに参加する意義・メリットとデメリットについて解説しています。

今現在、長期インターンへの参加を悩んでいるという人はぜひ参考にしてください。

大学3年生から長期インターンは遅い?

長期インターンとは、企業によって期間もさまざまですが、多くの場合、半年から1年を目安にしています。

つまり、参加するともなると相当長い時間を長期インターンに費やすこととなります。

理想的な流れをあげると、大学2年生の間に長期インターンに参加する企業を選定し、大学3年生になったタイミングで、実際に経験を積む流れがベターです。

大学3年生で、長期インターンに参加するのは遅くありません。

むしろベストタイミングといえるでしょう。

大学3年生から参加するメリット

大学3年生から、長期インターンに参加するメリットは以下の4つです。

まず、長期インターンを通じて就職活動への意識が高まります。

次に、大学3年生なら長期インターンに割く時間的な余裕もあるでしょう。

長期インターンの大きな利点である、給料をもらいながら実務経験を積めるという点もポイントです。

そして最後に、長期インターンへの参加によって、実際の就活は有利に進められます。

これらの4つのポイントをふまえて、大学3年生が長期インターンに参加するメリットを項目ごとに見ていきましょう。

就職活動への意識が高くなる

長期インターンに参加すれば、自分自身の就職活動への意識が高められるでしょう。

大学3年生といえば、ちょうど就職活動が始まる大学4年生まであと1年です。

就活サイトへのエントリーを、1つのタイミングとしてとらえるなら、多くの人は大学3年生の12月頃から就活を意識し始めると考えられます。

つまり、大学3年生の4月~10月頃までの上半期に、就活につながる経験が積めることは有利でしょう。

就活に対する意識が高まることで、合同説明会や企業主催のイベント・就活関連の情報についての感度も高まります。

エントリーシート(ES)や履歴書の作成、面接における対策や準備は何かと時間のかかるものです。

準備が後手に回ることなく、先手で進められるようになるため、大学3年生での就活の参加は大きな意義があります。

時間的な余裕がある

大学3年生は、就活に十分な時間を割ける余裕があります。

まず、大学3年生なら主要な授業における単位をすでに取得できています。

基礎科目や講義といった名目で設定されることの多い所属する学科のメイン授業は、多くの大学では大学1年生・2年生に集中しているものです。

大学3年生にもなると、授業はゼミの比重が重くなる半面、ほかの講義については、取得しなければならない単位はさほど多くありません。

また、サークル活動や部活動における大学3年生といえば、幹部にあたる年次です。

もちろん中心となって場を盛り上げる立場ではありますが、後輩や先輩の手助けも受けられるため、そこまで大きな負担にはならないでしょう。

時間的な余裕を作りやすいという観点から、大学3年生は長期インターンに参加するのに良いタイミングです。

給料をもらいながら実務経験が積める

長期インターンのほとんどは、有給、つまり給料の発生するケースがほとんどです。

知識として学ぶだけでは、働くことの本質は理解できません。

実際の企業に身を置き、何かしらの変化を肌で感じながら仕事について学べるのは大きな意義があります。

社会情勢や社内スケジュールなど、仕事の忙しさを決める要因はさまざまです。

どれだけ人の経験を見聞きしても、自分自身の体験に勝るものはないでしょう。

また、長期インターンでは、アルバイトにおける最低賃金以上の時給をもらえる企業がほとんどです。

長期インターンに費やした時間分に見合った、給料が発生します。

お金を稼ぐことの大変さ、会社の一員としての責任感を身につけながら、お金を稼げるのは長期インターンしかありません。

就活が有利になる

長期インターンを経験していれば、就活を有利に進められます。

就活で聞かれる、「自分の短所や長所」「学生時代に力を入れたこと」は、内容について多くの学生が悩む部分です。

特に「自分は就職活動に直結するようなエピソードがない」と考える学生は多いようです。

長期インターンへの参加は、就職活動時に大きなアピール材料となります。

自己PRのネタにできることはもちろん、実際に長期インターンに大きな時間を割いたことで語れる話があるでしょう。

参加へのプロセスや事前リサーチなど、エピソードになるポイントはいくらでもあります。

「ゼミやサークル活動などにそこまで力を入れていなかった」「何にも所属していなかった」という人は、長期インターンに参加してエピソードを集めましょう。

デメリットはないのか?

就職活動にチャレンジするなら、長期インターンへの参加はおすすめです。

しかし、メリットだけではなく長期インターンにはデメリットもあります。

学生とはいえ、長期インターンには企業の一員になる責任があります。

また、時間的拘束が長いケースもあるため、事前に参加する企業をしっかりとリサーチしなければなりません。

普通のアルバイトより責任を求められる

長期インターンは、費やした時間の分だけお金がもらえるという点では同じですが、責任はアルバイトよりも重くなります。

なぜなら、長期インターンに参加すると、学生という身分ながら企業の一社員としての責任を負います。

実際に客先に出向くようなことはなくとも、テレアポに取り組む・重要な機密の載った資料を扱うなど、事業の一端を担うでしょう。

企業によっては、学生に社員と同じような業務を担当させるところもあります。

普通のアルバイトよりも、大きな責任がともなうのはいうまでもありません。

長期インターンでは、自分と企業とのつながりを密接に感じる場面が多くあります。

アルバイトよりも、充実して学びの多い時間が過ごせる反面、責任感やプレッシャーをより感じやすいのも長期インターンの大きな特徴です。

時間を取られる可能性が出てくる

長期インターンの多くは、普通のアルバイトよりも拘束時間が長くなる傾向にあります。

多くの企業では、長期インターンに対し出勤する最低日数や時間を定めています。

週1回、2回でかまわないといった募集をかけている長期インターン先もありますが、成果が求められるケースも少なくありません。

また、アルバイトだと、シフトに対する対応も柔軟なところが多いでしょう。

急な体調不良や授業、学校行事などを理由に休むことは簡単ですが、長期インターンであればそうはいきません。

長期インターンは、会社の一員として所属する責任があるだけではなく、企業に対しても働く責任を負います。

冠婚葬祭や体調不良は休まなければなりませんが、いかなる理由があっても、長期インターンが優先されると認識しましょう。

こんな人におすすめ!

以下の3つのどれかに当てはまるという人なら、長期インターンがおすすめです。

インターンに向いてる人

・就活への意識が高い人
・ビジネスマナーを身につけたい人
・成長意欲の高い人

誰かの経験を見聞きする、自分でイメージを膨らませるよりも、実際に企業に身を置くことは、働くことを理解する第一歩です。

少しでも働くことに興味があるなら、上記の3つに該当しなくとも長期インターンへの参加をおすすめします。

それぞれの項目について、どのような人に長期インターンが向いているのかを見ていきましょう。

就活への意識が高い人

就職活動に対して意識が高いなら、長期インターンへの参加はおすすめです。

長期インターンに参加すれば、就活に向けて有利な経験を積め、たくさんの知識が身につくでしょう。

まず、あなたと同じように長期インターンに参加する学生は、就活を見据えて参加する学生しかいません。

ほかの企業が開催するインターンに参加していた経験があったり、OB・OG訪問を済ませたりしている可能性もあります。

彼らがすでに体験している就活について、さまざまな話を聞けるでしょう。

また、長期インターンは就活に対して非常に大きな意義のある経験です。

1つの企業に、最低でも半年以上勤めあげた経験は、立派な就業体験にあたります。

学生のうちから、働くということを理解できる長期インターンは、就活への意識が高い人におすすめです。

ビジネスマナーを身につけたい人

長期インターンに参加すれば、実務経験はもちろん、ビジネスマナーが身につきます。

ビジネスマナーと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。

丁寧語だけではなく尊敬語や謙譲語をきちんと使えるか・ビジネスシーンに適した服装ができるか・社会人としての心構えなどです。

ビジネスマナーは、出社に際して着て行く服装や、社内の先輩とメールをやり取りする際にも影響する大事な所作の規範です。

社会に出てから学ぶという人が多い中、学生のうちからビジネスマナーについての知識がある学生はなかなかいません。

正しい振る舞いができれば、ほかの学生と大きな差をつけられるでしょう。

長期インターンへの参加は、早いうちからビジネスマナーを身につける大きなチャンスです。

成長意欲の高い人

長期インターンに参加すれば、大きな責任感をもち、ビジネス上のスキルが磨かれるなどして成長を遂げられます。

たとえ学生といえども、長期インターン生として企業に雇われるのであれば、立派な企業の一員です。

1年先輩であっても、社会人と一緒に働けば、社会の波に揉まれながら就業経験を積めるでしょう。

企業によっては、長期インターンに社員と同じ業務内容を任せるところもあります。

ビジネススキルやマナーが身につく以上に、責任感をもって仕事に取り組めるでしょう。

通常のアルバイトと比較しても、人として成長できることはいうまでもありません。

もちろん、社会に出てからも同じような経験は積めます。

しかし、早いうちから自分自身を高めていきたいと考えるなら長期インターンへの参加がおすすめです。

長期インターンに参加する前に確認しておきたいこと

長期インターンに参加するなら、以下の3点を事前に確認しておきましょう。

まず、1つ目は長期インターンに参加する目的を自分の中で明確に定めます。

2つ目は、参加するインターン先の企業についても、徹底的にリサーチしましょう。

そして、3つ目に学業との両立を考えたうえで、自分が参加できる長期インターン先を選びます。

参加することに大きな意義のある長期インターンですが、3つの確認項目をおろそかにするとメリットが得られません。

それぞれの項目について、詳細な注意点を見ていきましょう。

参加する目的を明確にする

長期インターンに参加するのであれば、インターンへの参加理由を自分の中で明確にしておきましょう。

「就活に向けて貴重な経験を積む」や「就活で話せるエピソードを手に入れたい」というような当面の就活を見据えた理由でもかまいません。

もし、さらに一歩踏み込んで考えを巡らせるなら、長期インターンを経て身につけることが、社会人になった自分にどう活きるかも考えてみてください。

長期インターンへの参加に際し、なんらかの目標を立てましょう。

長期インターンに、参加する理由があるのとないのとでは大きな違いがあります。

理由が自分の中で固まっていないうちは、長期インターンに参加しても、ただ働いて給料を得るだけになってしまいます。

お金をもらえるという成果は達成できますが、自己成長につながるような経験にはならないでしょう。

インターン先の企業について調べる

長期インターンに参加するなら、所属する企業について十分調べてから参加しましょう。

長期インターンの先には、多くの場合、就活があり、社会人になってから働くということも大きく関係してきます。

参加企業が、業界でどのような立ち位置にいるのか、製品やサービスには何があって、それがどのように社会に貢献しているかは最低限調べましょう。

長期インターンを実施している企業でも、会社によって学生に任せる業務内容は違います。

社員と同じような業務を任せる会社もあれば、長期インターン生専用の業務を用意する会社もあります。

「自分が想定していた長期インターンとは内容が違う」ことは、避けなければなりません。

長期インターンに費やす時間をより有意義なものとするためにも、長期インターン先の企業については必ず事前に調べておきましょう。

学業との両立を考える

長期インターンに参加するなら、学業との両立について今一度、考えておきましょう。

先ほど、大学3年生は多くの場合、単位を取得済みであると解説しました。

しかし、大学によっては大学3年生でもしっかり授業カリキュラムが組まれているところもあります。

文系や理系のように、専攻する学問や学部の違いによって勉強に割く時間は異なります。

長期インターンに参加するなら、学業との両立が可能であるかしっかりと見極めましょう。

実習に参加しないと単位がもらえないようであれば、長期インターンへの参加は難しくなります。

長期インターンに参加すると、参加先企業とご縁があり、有利に採用試験が進められる場合もあります。

このようなケースに備えて、大学は必ず4年で卒業できるようにしておきましょう。

万が一、卒業を逃してしまうと企業の採用枠に穴を開けてしまうので注意が必要です。

まとめ

大学3年生から、長期インターンに参加する意義について、メリットとデメリットについてみてきました。

長期インターンに参加するなら、大学3年生がベストタイミングです。

理想的な流れとしては、エントリーなどが始まる大学3年生の冬までには、長期インターンの参加を済ませておきたいところです。

志望企業が長期インターンを開催していない場合でも、似た業界の企業の長期インターンに参加すれば業界の勢力図などが学べるでしょう。

就活において非常に重要なエッセンスを果たす長期インターンは、ぜひ参加しておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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