【大学生向け】長期インターンに参加する強みとは?詳しく解説!

【大学生向け】長期インターンに参加する強みとは?詳しく解説!

はじめに

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将来の就職先をじっくり探したいならば、長期インターンへの参加がおすすめです。

長期インターンとは、給料をもらいながら3~6ヶ月以上の時間をかけて、実際に仕事を経験することです。

そこで今回は、長期インターンのメリット・デメリットはもちろん、向き・不向き・注意点についてもくわしく解説します。

長期インターンの強みとは?

3~6ヶ月以上の長期間にわたって参加する以上、そこにどのような強み・メリットがあるか把握することは大切です。

「なんとなく就活に有利そうだから」という理由だけでは、長期インターンに参加しても、その強みを感じられないかもしれません。

4年間の学生生活において約半年間は貴重ですが、ビジネスの現場における約半年間はとても短いものです。

長期インターンの強みを知ったうえで、自分が得たいものを明確にしておかなければ、約半年間で何も残せず、就活にプラスになることもないでしょう。

ここからは、「ビジネススキル・実務経験が身につく」「企業・業界知識をとり込める」「人として成長できる」「就活に活かせる」といった長期インターンの強みについて、それぞれくわしく解説します。

ビジネススキルや実務経験が身につく

長期インターンの大きな強みの1つが、ビジネススキルや実務経験が身につくことです。

学生のうちは、アルバイトなどを通して社会経験を積む方も多いですが、それでも就職後に困らないだけのビジネススキルや実務経験が身につくケースはまれでしょう。

アルバイトでは経験できる業務内容や、求められるスキルが限られているため、成長したくてもその機会が与えられることは少ないのです。

その点、長期インターンに参加すると、さまざまなことを最初から教えてくれるのはもちろん、本来であれば就業後に経験するような実務に関わるチャンスが与えられます。

このように、アルバイトや短期インターンでは経験できないような、深い学びを得られるのは、長期インターンの大きな特権だといえるでしょう。

志望する職種によって配属される部署もさまざまですが、第一線で活躍する先輩の姿を間近に見ながら充実した毎日を過ごせるのは、すべての仕事に共通する強みです。

また、就職前に身につけておきたいメールや電話の作法や、コミュニケーションの取り方などのビジネスマナーも、長期インターンで学べます。

企業や業界について詳しくなれる

就職活動では、企業研究や業界研究という形で、その企業と業界についての知識を収集します。

しかし、長期インターンに参加すると、ホームページなどに掲載されている情報よりも格段に深い情報に触れられるため、おのずと企業や業界についての知識が深まるでしょう。

たとえば、「グローバル企業」を掲げた企業の長期インターンに参加すると、実際にさまざまな国のスタッフが連携し、協力しながらビジネスが成り立っているとわかります。

また、「IT企業」であれば、地道なテストの積み重ねと営業力がビジネス展開の根幹にあることを実感するかもしれません。

まだ情報の少ない「ベンチャー企業」ならば、成長していく喜びをともに感じられることでしょう。

このように、その企業や業界の一員として内部に身を置かなければ、見えてこないものはたくさんあります。

新しい視点を獲得すれば、ほかの学生よりも深い知識と高い意識をもって、就活本番を迎えられるでしょう。

その企業や業界について興味があるならば、長期インターンに参加して、より深く知ることがおすすめです。

人として成長する

長期インターンに参加すると、人間としても大きく成長できます。

長期インターンでは、就職後と同様に責任をもって業務にあたることになるでしょう。

そのため、責任感はもちろんのこと、協調性や積極性など社会人として欠かせないスキルが身につき、人間としても成長できるのです。

自由な学生生活では、自分が苦手とする部分と向き合う機会は少ないでしょう。

そのため、長期インターンなどで実際のビジネスの現場を知らないまま就職すると、そのギャップを埋めきれずに悩むことも珍しくありません。

しかし、長期インターンという立場でビジネスの現場を知っておけば、周りから見守られながら成長の機会が与えられます。

また、長期インターンでは、丁寧なフィードバックや振り返りの時間が設けられていることも多く、無理のないペースで学べるため成長を実感しやすい点も強みです。

就活を本格的にスタートさせる前に人間として成長したいならば、長期インターンへの参加を考えてみてはいかがでしょうか。

就活で活かせる

長期インターンに参加する大きな目的となるのが、就活の際にその経験を活かせるという点でしょう。

長期インターンの経験は、就活の自己PRやガクチカに書きやすく、採用担当者に好印象を与えやすいポイントです。

自分が長期インターンに参加した企業に応募するならば、その企業の実際の仕事を知っている点で、ほかの応募者と差別化がはかれます。

また、ほかの企業へ応募する場合でも、長期インターンで実際のビジネスに関わった経験は高く評価されるでしょう。

このように長期インターンの経験自体が評価されるのはもちろん、採用の面接でもスキルをアピールできます。

長期インターンで身につけたトークスキルやコミュニケーション能力があれば、落ち着いてわかりやすく面接官にアピール可能です。

実際の経験があれば、どのような質問を受けても話題に困ることはなく、自信をもって有利に就活を進められるでしょう。

就活をスムーズに進めたいならば、長期インターンでビジネスの経験を積み、応募書類や面接でアピールするのがおすすめです。

悪いところは?

強みやメリットの多い長期インターンですが、悪い面やデメリットもあります。

代表的なデメリットとしてあげられるのは、「多くの時間を割かなければならない」「成果や責任を求められる」といったものです。

これは、社会人としては当然のことですが、卒業に向けて研究や単位取得が忙しくなってきた学生にとっては、きびしい条件といえるでしょう。

こうしたデメリットを知らないまま長期インターンに参加してしまうと、メリットを感じられないだけでなく、学生生活にも大きな影響をおよぼしかねません。

ここからは、代表的なデメリットについて、くわしく見てみましょう。

インターンに割くための時間が多くなる

長期インターンを始めると、学業以外の時間を多く使わなければなりません。

企業や業界によって勤務時間やシフトはさまざまですが、週2~3回平日に8時間程度働くのが一般的でしょう。

テストや学業などの都合によってシフト調整が可能な企業であれば、無理なく長期インターンを続けられます。

そのため、急な予定変更やシフト変更に応じてくれる企業かどうか、前もってチェックしておくことも大切です。

また勤務していない時間であっても、業務のために独学で勉強する必要が出てきたり、業務内容について考える時間が増えたりするため、実際には働いている以上に割かれる時間は長いと考えておいた方が良いでしょう。

学業やプライベートの時間が減ることになるため、長期インターン応募前には無理なく続けていけるかどうか考えてみることが大切です。

成果を求められ責任がともなう

長期インターンを途中で辞めてしまう理由にもなりやすいのが、成果に対するプレッシャーや責任によるストレスでしょう。

正社員とは違いあくまでも学生のインターンという立場ではありますが、長期インターンでは業務内容に深くかかわる関係上、成果や責任というものと向き合う必要があります。

しかし、ビジネス経験がなく周りに相談できる人も少ない長期インターンの場合、こうしたプレッシャーやストレスの解消法がわからないまま押しつぶされてしまうことも珍しくありません。

長期インターンを続けていくと、自分の実力やスキルを評価され、喜びが生まれます。

しかし、さらに高い成果を期待され、重い責任を負わされてしまうと、学生のインターンには抱えきれないほどの負担となってしまうのです。

長期インターンでストレスを感じたら、信頼できる社員や友達などに相談して、客観的なアドバイスをもらうのも良いでしょう。

長期インターンに向いている人

長期インターンには、大きなメリットがある反面、時間的な余裕のなさやプレッシャーなどのデメリットもあります。

そのため、長期インターンを始めてもやり遂げられるか不安を抱く方も多いことでしょう。

そのような場合には、自分が長期インターンに向いているかどうかで判断するのも、1つの方法です。

ここからは、長期インターンに向いている人の特徴である「ビジネススキルを身につけたい」「積極性と成長意欲が高い」「就活を有利に進めたい」のそれぞれをくわしくチェックしましょう。

ビジネススキルを身につけたい人

高い目的意識をもっている人ならば、長期インターンのプレッシャーやストレスを克服できるでしょう。

長期インターンでなければ身につけられないビジネススキルの習得を目指している方は、プレッシャーやストレスも実務経験のうちと割り切れるため、こうした問題に直面してもうまく順応できます。

長期インターンに向けられる成果の期待や責任に応えられたならば、実際に就職したあとに必ず役立つビジネススキルが身につくでしょう。

このように実践形式でビジネススキルを学べる機会は、学校生活やアルバイトでは見つけにくく、就活を控えた学生にとって貴重な経験です。

就活で大きなアピールポイントになるのはもちろん、就職後に即戦力として実力を発揮したいならば、長期インターンに向いている人だといえるでしょう。

何事も積極的に取り組める成長意欲の高い人

高い積極性と成長意識をもっている方も、長期インターンに向いています。

長期インターンでは社員に混じって業務を進めていきますが、長いインターン期間を有意義に進めるためには、自分から仕事に関わっていくような積極性が大切です。

自分が希望する分野に関わるようなやりがいのある業務はもちろん、単純作業のデスクワークのような業務も積極的にこなしていける人ならば、長期インターンを通じて仕事の楽しさを味わえるでしょう。

また、ビジネススキルの習得や新しい業務を通して成長したいと考えている人も、長期インターンとして大きな成果を残せます。

業務に対して積極性と成長意欲をもっているならば、長期インターン先の職場は、十分にその期待に応える仕事を与えてくれるでしょう。

就活を少しでも有利に進めたいと考えている人

就活を有利に進めるという明確な目的をもっている人も、長期インターンに向いています。

長期インターンに参加すると、魅力ある自己PRやガクチカを書けるでしょう。

長期インターンに参加していない学生ならば、部活やアルバイト経験の中から頑張ったエピソードを探しますが、ビジネスとの関連が薄く、うまくアピールできないケースも少なくありません。

しかし、長期インターンに参加すると、実際のビジネスに関するエピソードが豊富にあるため、面接官にとって説得力と魅力のある人材だと印象づけられます。

さらに、長期インターンに参加すると、社会人としての視点をもてるため、客観的に企業や業界を見つめ直す機会になるでしょう。

応募企業選びである就活の軸に悩んでいたとしても、長期インターンを続けると、自分の中に確固たる基準が生まれ、納得して応募企業を選べるようになります。

向いていない人

就活を有利に進めたいけれども、長期インターンには不安があると感じたら、価値観や性格の面で向いていない可能性があります。

無理に長期インターンに参加して心身に不調を来すよりも、資格取得や短期インターンから就活を始めてみても良いでしょう。

ここからは、長期インターンに向いていない人の特徴についてご紹介します。

プライベートを優先したい人

長期インターンには、週2~3日以上の時間的拘束が不可欠です。

そのため、研究活動・サークル活動といった大学生活を中心に時間を使いたい方にとっては、長期インターンは良い選択肢ではないかもしれません。

また、長期インターンと並行してアルバイトを続けようと考えている場合、想像以上に心身の負担が大きくなることもあります。

さらに、社会人になる前に自由な学生生活を楽しみたいと思っている方や、趣味や特技などを極めたいと思っている方であれば、その時間がすべてなくなることを覚悟しなくてはならないでしょう。

プライベートを優先したいならば、長期にわたって時間を割かなければならない長期インターンは不向きです。

それでも長期インターンを経験してみたいならば、週1日から可能な企業を探してみるのも良いでしょう。

受動的な性格の人

常に受け身の性格の人も、長期インターンには向いていません。

長期インターンは、実際のビジネスの現場を経験できることに大きなメリットがあります。

そのため、社会人として積極的に業務にかかわる姿勢が必要なのです。

特に、最初の1~2ヶ月間でインターン先企業の雰囲気に馴染んで、社員とのコミュニケーションをうまく取れなければ、その先に待っているはずのやりがいや楽しさも感じられません。

受動的な性格の人であっても、積極性をもちたいと考えている人や、インターンを通して性格を改善したいと考えている人ならば、チャレンジする価値はあるでしょう。

最初の一歩として長期インターンが不安であれば、短期インターン・サークル活動・地域活動などで少しずつ積極性を身につけるのもおすすめです。

長期インターンに参加する前に確認しておきたい注意点

長期インターンへの参加を前向きに検討し始めたならば、申し込む前に確認しておくべき点がいくつかあります。

「始めればなんとかなる」「だめだったら辞める」などの軽い気持ちで参加すると、貴重な時間が無駄になってしまうだけでなく、就活に対して前向きに望めなくなってしまうかもしれません。

ここからは、前もって確認しておきたいポイントとして「参加目的を明確にする」「インターン先情報を調べる」「学業との両立が可能か」という部分について、くわしく見てみましょう。

参加する目的を明確にしておく

長期インターンに申し込む前には、この経験を通して自分が何を得たいのかという、参加目的を明確にすることが大切です。

長期インターンは3~6ヶ月以上にわたりますが、目的意識のないまま参加すると、あっという間に終わってしまうでしょう。

そのような場合には、得るものがないばかりか就活を有利に進める要素も手に入らず、時間を無駄に使ってしまったことに対する後悔しか残りません。

そのため、長期インターンに参加するならば、まずは目的をはっきりさせましょう。

多くの学生は就活のために長期インターンに参加しますが、そのなかには面接のエピソード作りや適職を知るためなど、複数の目的があります。

また、自己成長・スキルアップを目的とするならば、それに合った行動や準備も必要です。

参加するインターン先について調べておく

長期インターンの前には、参加するインターン先の情報を十分に調べておくことも大切です。

自分が長期インターンでお世話になる企業が、本当に自分が希望する企業・業界であるか、入念に事前リサーチしなくてはなりません。

インターン先企業を選ぶ際には、業種・職種・企業の規模・勤務条件などから探すのが一般的です。

「IT」「広告」といった業種は、扱うビジネスの分野をあらわしていますが、自分が興味のある業界を選ぶのも良いでしょう。

「営業」「マーケティング」といった希望職種が定まっている場合でも、業種によって実際の仕事は大きく異なる点にも注意してください。

また、「外資系」「ベンチャー企業」といった規模や環境によって、やりがいや身につくスキルに違いがあります。

業界や職種だけを重視せず、あらゆる面から長期インターン先企業を見極めてみましょう。

学業に支障はないか・両立できるかを考えておく

長期インターンとは、3~6ヶ月以上にわたる期間働き続けるタイプのインターンです。

そのため、学業と両立できるかどうかが、大切なポイントとなります。

単位の取得状況や研究の進捗状況を考えながら、週に2~3日程度、まとまった時間を取れるかどうか考えてみてください。

インターン先でも、学生であることを考慮して柔軟なシフトを許可してくれることもあるため、不安がある場合は応募時に相談してみても良いでしょう。

コロナ禍の現在では、フルリモートや一部在宅勤務を可能にしている長期インターンもあるため、通勤時間を減らして効率良く学業と両立できるかもしれません。

長期インターンを考えているならば、学生の本分である学業を第一に考えて、無理なく続けられるかどうかを考えてみてください。

まとめ

長期インターンには、実務経験が身につく・企業や業界の知識が身につく・人として成長できる・就活に活かせるといったメリットがあります。

ただし、長期インターンでは、まとまった時間が必要な点や、成果と責任がかかる点はデメリットです。

ビジネススキルを学びたい人や就活を有利に進めたい人であれば、長期インターンに向いています。

反対に、プライベートの時間を大切にしたい人や受動的な性格の人は不向きかもしれません。

長期インターンに応募する前には、参加目的を明確にしてインターン先の情報をよく調べたうえで、学業と両立できるか考えてみてください。

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