【例文あり】人当たりが良いは長所としてアピールできる?アピールする際の最強の構成を徹底解説!

【例文あり】人当たりが良いは長所としてアピールできる?アピールする際の最強の構成を徹底解説!

「人当たりの良さは自負があるけれど、これって就活でも長所としてアピールして良いの?」と悩む就活生もいるでしょう。

本記事では就活の際、人当たりの良さを長所としてアピールするポイントを紹介します。

本記事を参考に、ぜひ魅力的な長所のアピール文を作成してくださいね。

この記事を読んでわかること  
  • 人当たりが良いことが長所になり得るかどうか
  • 人当たりが良いことをアピールする際の構成
  • 企業が「人当たりが良い」という長所に求めているポイント
  • 企業分析の要【MVV】
この記事をおすすめしたい人 
  • 人当たりが良いことを長所としてアピールしたい人
  • 企業分析の要【MVV】について知りたい人
  • 人当たりが良いことをアピールする際の構成について知りたい人
  • 人当たりが良いことをアピールする際の例文を読みたい人

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【長所】人当たりが良いとは

まず、人当たりが良いという言葉の定義を再度確認しておきましょう。

特に難しい言葉ではありませんが、相手に良い印象や安心感を与え、円滑なコミュニケーションができる人のことを人当たりが良いと言います。

社会に出ると、初対面の人と接することも多くなりますが、そうした場面での「人当たりの良さ」は、仕事をする上で非常に重要視されるため、企業に対しても良い印象を与える長所の1つと言えます。

【長所】企業が長所で見ているポイント

まずは「人当たりの良さ」をどうアピールするか考える前に、なぜ企業が志望者の性格や長所を質問するのか考えてみましょう。

企業が志望者に求めているものは、高い能力や学歴だけではありません。

どんな長所を持った人物であるか知ることで、より選考がしやすくなります。

以下の見出しで、企業が志望者の長所を聞く理由を3つにまとめました。

企業が学生の長所を知ろうとする理由を理解し、質問の意図に合わせた答えを返せるようにしましょう。

企業が長所に求めているポイント 
  • 人柄
  • 企業にマッチしているか
  • 入社後活かせるか

人柄

企業が長所について質問する最大の理由は、人柄について知りたいと考えているためです。

採用担当者や採用を最終的に決める役員の方も人間なので、能力だけで志望者をふるいにかけることはありません。

一緒に働きたい・部下になってもらいたいと思う方を選ぶのは当然です。

逆にどんなに優れた人物でも、入社前から態度が尊大であるなど全く好感を持てないなら採用しようと思わないでしょう。

長所を質問した際、どのように答えるかは人柄を知るうえで大いに参考になります。

まったく長所がないという方はいませんし、短所がなく長所しか備えていないという方も存在しません。

志望者の個性が非常に表れやすい質問のため、人柄に探りを入れるうえでこの質問は最適です。

企業にマッチしているか

長所を多くの志望者に質問すると、逆の答えが返ってくることがあります。

たとえば、「好奇心が強くさまざまなことにチャレンジできる」「1つのことに粘り強く取り組める」や「思いついたことをすぐに実行できるフットワークの軽さ」「じっくり計画を立ててから行動に移せる」といった回答です。

これらは、どちらのほうが優れているとは決められません。

しかし、企業の社風や業務内容によって、長所がその企業にマッチしているかという見方をすることはできます。

長所や性格が求めている人物像と離れている場合、能力的には申し分なくても採用が見送られる可能性が高いです。

そのため志望者は事前に応募候補である企業がどんな人物を求めているかもリサーチし、自分の性格にプラス評価を出してくれるところを選ぶことをおすすめします。

企業分析の要【MVV】とは?

企業に響くアピールをするには、企業の求める人物像をしっかりととらえることが重要です。

そこで活用したいのが「MVV」です。

MVVとはMission、Vision、Valueの略で、企業が求めている人材やビジョンについて知れるものです。

Missionは企業が何を行っているのか、どのような価値を提供するのか具体的に述べたものであり、企業のコアな活動や事業領域を表します。

具体的で実現可能な目標を表すものと言っても良いでしょう。

Visionは企業が将来の理想的な状態で成果を描くものであり、組織が長期的に達成したいと考える目標や夢を示すものです。

社員などに対してなぜその企業が存在するのかを示す役割を果たすものがVisionと言えるでしょう。

企業のValueは組織の信念や価値観を示すものです。

組織がどのような原則や行動基準を重視し、どのような文化を持つのかを表現しています。

企業の求める人物像を的確にとらえ、魅力的なアピールをしましょう。

入社後活かせるか

志望者の述べる長所が、入社後の仕事に活かせるかどうかも採用担当者はチェックしています。

「毎日コツコツ物事に取り組める」という長所を持っていることは、非常に素晴らしいです。

しかしそれが「毎日スキンケア習慣を欠かさず行うことができる」といったことであれば、残念ながらビジネスに活かせる長所とは考えられません。

しかし、「毎日コツコツ語学の勉強をすることができ、結果的にTOEICのスコアを上げることができた」のであれば、入社後も企業で働くうえで必要な知識や資格試験に前向きに取り組んでくれると考えることができます。

そのため長所をアピールする際は、入社後の自分の姿をイメージしてもらえるようにする必要があります。

これはどんな長所を答えにしようと思っている方も共通です。

【長所】企業が人当たりの良さに求めているポイント

人当たりがいい、というのは人との関わり方が上手であることを意味します。

みんなと分け隔てなく仲良くでき、慕われやすい人のことをさすのです。

人当たりがいい人は、コミュニケーション力や協調性が高く、視野が広いため気遣いができるという能力をもちます。

人と関わるのがすきな人のことを全体的に人当たりがいいといえます。

企業で活きる強み

人当たりのよさは、企業で働く上でどのように活きるでしょうか。

人当たりがいい人は例えば、コミュニケーション能力が高いことや協調性が高いこと、前向きな性格であることをアピールできます。

これらの力は企業で働く上でも大いに役立ちますので、長所として好印象を獲得できます。

ポジティブ思考

人当たりがいい人は、物事を前向きに捉えることができます。

人と円滑に関係を構築するために、前向きな考え方は欠かせません。

ポジティブな思考も企業にアピールできる内容の一つです。

前向きな思考力を活かして、チームを先導したり、モチベーション維持したえり、企業の雰囲気を向上させるなど、自分のできることをアピールしましょう。

ポジティブ思考をアピールするポイントはこちら

コミュニケーション力

人当たりが良いということは、初対面の相手から良い第一印象を得やすい・人から好かれやすいといった形に言い換えることもできます。

ビジネスにおいても、人から嫌われるよりも好かれるほうが良いことは当たり前です。

そのため、人当たりが良いという長所はそれだけで高いコミュニケーション能力があるのではないかという期待を採用担当者に持たせることになります。

人当たりが良いという長所をアピールしたうえで、面接において採用担当者と上手にコミュニケーションが取れた、良い印象を持ってもらえたとなれば内定がぐっと近付きます。

逆に、人当たりが良いという長所をアピールしておきながら面接のコミュニケーションがあまりうまくいかないとなれば、その長所自体に疑問符を付けられかねません。

コミュニケーション力をアピールするポイントはこちら

協調性

人当たりが良いということは、人から話しかけられやすい、頼られやすいといった印象も相手に与えます。

そのため、社内で大きな影響力を発揮する、同僚や後輩に慕われ人が集まってくるといった期待を持たせることにもつながるでしょう。

ビジネスの現場でも、気軽に頼みごとをしやすい社員であると思われる方は同僚や上司から高い評価を受けられます。

人間関係が円滑になるといった点も大きなメリットです。

そのため、人当たりが良いということを面接官に実感してもらえるなら「一緒に働きたい」「採用してみたい」と気持ちを動かす力となり得ます。

面接での勝負どころは、人当たりが良いという長所が本当であるとどのようにして面接官にわかってもらうかです。

協調性をアピールするポイントはこちら

【長所】人当たりが良い人材を求めている職業

続いて、特に人当たりが良い人材を求めている傾向にある職業について紹介します。

もちろん「人当たりが悪い」よりは「良い」方がどの職業においても好ましいですが、特に以下の3つの職業は、人当たりが良くないとなかなか働くことが難しい職業です。

それぞれの理由や業務内容について確認してみてください。

営業

営業職は自社の商品やサービスを顧客に提案・販売する仕事で、顧客との信頼関係が非常に重要です。

人当たりが良い営業担当者は、親しみやすく、相手に安心感を与えるため、初対面でもすぐに打ち解けることができます。

特に顧客との長期的な関係を築くためには、信頼感や好印象が不可欠であり、その点で人当たりの良さは強力な武器となります。

顧客が安心して商談に臨める環境を作り、質問や意見を言いやすい雰囲気を提供することは、営業職において非常に有利な要素の1つです。

また、人当たりが良い人は相手の気持ちに敏感であり、相手のニーズや要望を引き出す力に優れています。

商談の場では、顧客が求めているものや解決したい問題をしっかりと把握し、それに応じた提案をすることが求められます。

相手の話をしっかりと聞き、適切に対応できる人は、顧客との信頼を深めることができ、商談の成功率も高まることでしょう。

事務

事務職は書類作成、データ入力、電話対応、社内の調整業務など、オフィス内の事務作業全般を担う仕事です。

事務職は主に社内勤務が基本であるため、社員間のやり取りが多く、その中で人当たりの良さが大いに評価されます。

例えば、上司や同僚からの指示を受け取る際や、他部門との連携を取る際、コミュニケーションがスムーズであると、仕事が効率的に進みます。

また、一般事務や営業事務、経理事務など、職種によって求められるスキルは多少異なるものの、基本的に他者と協力して業務を進めることが多いため、相手に対して柔軟に対応できる能力が必要です。

特に、電話やメールでの対応が多い職場では、言葉遣いや対応の仕方1つで、相手に対する印象が大きく変わります。

人当たりが良い事務職の人は、常に丁寧な対応を心がけ、トラブルがあった際にも柔軟に対応できるため、社内外から信頼されやすいです。

受付

受付は企業の顔として訪問客や電話での問い合わせに対応する職種であり、その対応次第で企業の印象が大きく左右される重要なポジションです。

人当たりが良い受付担当者は、常に笑顔で礼儀正しい対応を取ることができ、初対面の相手に対しても親しみやすさを感じさせるため、企業の第一印象を大きく向上させられます。

訪問や電話での対応において、最初に接する受付の印象がその後のビジネス関係にも影響を与えるため、人当たりの良さは非常に重要です。

また、来客対応や電話対応だけでなく、社内外の連携業務にも携わることが多いため、幅広いコミュニケーションスキルが求められます。

人当たりが良い人は、来客に対して迅速かつ丁寧な対応ができるだけでなく、必要に応じて柔軟に対応し、相手に不快感を与えないようにすることも得意です。

【長所】人当たりがいいの言い換え

続いて、人当たりが良いという言葉をうまく言い換えるおすすめの言い換えについても紹介します。

以下の表現は人当たりが良いという言葉を別の表現で紹介できるものであるため、ぜひ参考にしてみてください。

言い換え①社交的

「社交的」という言い換えは非常に効果的です。

社交的な人は誰とでも自然にコミュニケーションを取り、周囲の人と打ち解けることが得意です。

初対面の相手とも積極的に会話を始め、心地よい雰囲気を作り出せます。

このような社交性は、ビジネスの場では顧客や同僚との信頼関係を築く上で非常に重要な要素です。

社交的な人は年齢や立場が異なる相手でも自然にコミュニケーションを取り、スムーズな関係構築をサポートします。

また、チーム内でも他のメンバーと積極的に交流し、意見交換や情報共有を促進できます。

彼らの周りには、常に明るく前向きな空気が流れ、全体の雰囲気を良くする効果があります。

さらに、社交性は新しい環境や変化に対して柔軟に対応する力にもつながります。

社交的な人は新しいプロジェクトや異なるチームでの仕事でもスムーズに適応し、他者と協力して効率的に成果を上げることが可能です。

社交的なことを長所としてアピールする際のポイントについては、以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

言い換え②コミュニケーション能力が高い

「コミュニケーション能力が高い」という言い換えも、人当たりが良いの言い換えとして最適です。

コミュニケーション能力が高い人は、ただ話をするだけでなく、相手の意図を的確に読み取ったり、相手にとって話しやすい雰囲気を作り出したりすることが得意です。

聞き手としてのスキルにも長けており、相手の意見や考えを尊重しながら対話を進めるため、自然と信頼関係を築くことができます。

顧客対応やチーム内での協力が必要な場面で、特に重要な能力であると言えるでしょう。

また、コミュニケーション能力が高い人は、自分の考えをわかりやすく伝えるだけでなく、相手の立場に立って考え、適切なタイミングでフィードバックや提案を行うことができます。

そのため、ビジネスの場での交渉や調整役としても非常に有効です。

特に、プロジェクトの進行において複数の部門やチームが関わる際、コミュニケーション能力が高い人が一人いるだけで、情報伝達がスムーズになり、問題解決のスピードも一気に向上します。

コミュニケーション能力を長所としてアピールする際のポイントについては以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

言い換え③人懐っこい

人当たりが良い人は「人懐っこい」と言い換えることも可能です。

人懐っこい人は他者に対してオープンで、親しみやすさを感じさせる性格を持っています。

初対面の人に対しても物怖じせず、自然に話しかけることができるため、周囲から好感を持たれやすいのが特徴です。

人懐っこさは、社交的な場面だけでなく、ビジネスの場でも強力な武器となります。

顧客やクライアントとの信頼を築く際、人懐っこい人は相手にリラックスした雰囲気を提供し、迅速に信頼を得ることができます。

また、人懐っこい人は、誰とでもすぐに打ち解け、協力的な関係を築くことができるため、チーム内の潤滑油として活躍することが可能です。

周囲のメンバーに対して気軽に声をかけ、チームの結束力を高める役割を担います。

また、人懐っこい性格は、周囲の雰囲気を明るくする効果もあります。

言い換え④思いやりがある

人当たりが良いという言葉は「思いやりがある」とも言い換えられます。

思いやりがある人は、相手の気持ちや立場に配慮し、相手のために行動できます。

相手が困っている時に自然と手を差し伸べたり、他者の気持ちを尊重しながら対話を進めたりする姿勢が「人当たりの良さ」につながります。

特に、営業や接客業では、思いやりのある対応が顧客の満足度を大きく向上させ、リピート率を高める効果もあります。

相手が何を求めているのか、どのようにすれば良いのかを考えながら行動できる人は、自然と信頼を得ることができるでしょう。

また、思いやりがある人は、社内においても重要な存在です。

チーム内で意見の対立があった場合でも、相手の立場を理解し、共感的に対応することで、穏やかな雰囲気を保ちつつ問題を解決に導くことができます。

思いやりのある行動は、チームワークの向上や組織の士気を高める効果もあり、どの職場でも高く評価される特性です。

長所について聞かれた際、思いやりをアピールするポイントについては以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、ぜひ時間がある方は参考にしてみてください。

【長所】人当たりの良さを伝える際の最強の構成

それでは、次に「私の長所は人当たりが良いことです」とアピールする際の文章構成について考えていきましょう。

採用面接は初対面もしくは何回か会った程度の方と話すわけですから、人当たりが良いことですという一言だけで「そうなんですね」とすぐ納得してもらうことはできません。

その理由を上手に説明するためには、その説明が論理的でわかりやすいものである必要があります。

以下の見出しで、長所を伝える時の順番・流れについて紹介していますので参考になさってください。

長所を伝える際の最強の構成  
  • 結論
  • 根拠
  • 入社後にどう活かすか
  • 結論

結論

最初に、簡潔に「私の長所は人当たりが良いことです」と結論を述べることが重要です。

これは面接の話し言葉でも、履歴書やエントリーシートの自己PR欄に書く文章でも変わりません。

初めに結論を話さなければ、相手が「長所は何か」という答えを知るまでに時間がかかってしまい不親切です。

面接官の方に結論を伝えたうえで、その後の補足説明をしていくようにしてください。

長所が「人当たりが良い」ということをアピールするだけでなく、面接のどんな質問にも「結論ファースト」がベストであると覚えておきましょう。

学生時代に一番力を入れたこと(ガクチカ)などでも同様で、最初に「私が学生時代に一番力を入れたことは、〇〇のアルバイトです」といった文章から話し始めます。

根拠

「私の長所は人当たりが良いことです」という結論を述べた後、その根拠を具体的なエピソードとともに紹介していきましょう。

長所だと感じているのなら、アルバイト・サークル活動など自分の人当たりの良さが活きて良い結果がもたらされた場面が必ずあるはずです。

具体的な数字が挙げられるのなら、さらに根拠としての説得力が高まります。

接客のアルバイトで良い売上を達成できた、部活やサークルの勧誘で〇人新入生を勧誘できたといった話であればわかりやすいでしょう。

もう一つのポイントは、人当たりの良さを活かして成功に至った「過程」を示すことです。

ただ「人当たりが良いから成功した」というのではなく、人当たりの良さを活かしたうえで〇〇を心がけた・こんな課題を周囲とのコミュニケーションで克服したといった過程を示しましょう。

ビジネスにおける問題解決力などを示すことにつながり、より良いアピールとなります。

入社後にどう活かすか

最後に、入社後に長所である人当たりの良さをどう活かすかについて触れることをおすすめします。

これは入社後の姿について面接官にイメージしてもらうことが目的ですが、もう一つ「入社したい」という強い意志を持っていることをアピールする目的もあります。

企業側も内定を出した志望者から辞退されるのはできるだけ避けたいので、「本当に自社に入りたいと思っているか」という点をかなり重視します。

そのため、自己PRでは「入社して頑張りたい」ということを最後にアピールすることが大切です。

長所が「人当たりの良さ」であれば、「入社後も周囲の方と協調してチームに貢献できる社員になりたい」「多くの人から頼りにされる存在になりたい」といった意気込みにつなげることができます。

結論

最後にもう一度、「人当たりの良さ」が自分の長所であるという結論を述べましょう。

もちろんこれは、「私の長所は人当たりの良さです」と繰り返しましょうという意味ではありません。

「入社後にどう活かすか」などのアピールで、自分の長所が人当たりの良さであるということを文章に含めるということです。

「入社後は持ち前の人当たりの良さを活かし」「御社でも人当たりの良さで問題を解決してきた経験を踏まえ」など、人当たりの良さが長所であるということをもう一度補足しましょう。

この結論→根拠→入社後にどう活かすかという流れは、就職試験において相手にアピール・説明する際の基本です。

ぜひ本番前のリハーサルで、この流れをスムーズに実現できるように練習なさってください。

自己PRの構成について詳しく知りたい方はこちらがおすすめ

【長所】経験別!人当たりが良いことをアピールするための例文

以下では、自分の長所は人当たりの良さであるとアピールする際の例文を紹介します。

人当たりの良さを示す根拠として、「部活での経験」「アルバイトでの経験」という2パターンの説明を用意しました。

もちろん、部活・アルバイト以外で人当たり良さを発揮してきた場面がある方はその根拠で説明しても構いません。

一番説得力があると感じたエピソードで勝負しましょう。

どちらの例文も、先ほどの見出しで紹介した「結論→根拠→入社後にどう活かすか」の構成の流れを守っていることに注目してください。

例文1:部活経験

例文

私の長所は、意見の合わない相手とも温厚に話ができる人当たりの良さです。

入学時からずっと所属している〇〇部では、昨年の秋に大会に向けて練習メニューを実戦的なものに増やすか・基礎が足りていないから今一度基礎練習を重視するかで部員が2つに分かれてしまいました。

私はレギュラーと控えの差が激しく、控えメンバーの基礎力を上げることがチームの底上げにつながると考えたので反対派のメンバーと一人ひとり話し合いの場を設けることにしました。

腹を割って話し合うことで理解を得て、一度分解しかけたメンバーがもう一度同じ目標を共有して進むことができたのは大きな喜びです。

入社後もこうした人当たりの良さ・意見の異なる方とも円滑にコミュニケーションが取れる長所を活かし、社内で良い人間関係を構築するのに貢献したいと思います。

例文2:アルバイト経験

例文

私は人当たりの良いところが長所であると、周りの方からお褒めの言葉をいただくことがありました。

自分でもアルバイトの経験から、この点を自分の長所と思っています。

私が長く勤めていたアルバイトは郊外のカフェで、接客がメインの業務です。

お子さん連れの主婦グループやお年寄りなどかなり広い年齢層の方が訪れるお店ですが、多くの常連のお客様から気軽に雑談をしてもらうことができました。

3月にお店が移転するためバイトを辞めることになった際は、多くのお客様から今までありがとうという感謝の言葉をいただいています。

3人のお客様からはメッセージカードもいただきました。

入社後もこうした人当たりの良さを武器に、営業をメインとする御社で活躍したいと考えています。

【長所】志望職種別!人当たりが良いことをアピールするための例文

以下では、志望職種別で人当たりの良さであるとアピールする際の例文を紹介します。

長所をアピールする際は、入社後にどう活かすかという部分が重要になります。

あなたの志望する職種で「人当たりの良さ」をアピールする際の参考にしてみてくださいね。

例文1:営業志望

例文

私の最大の長所は「人当たりが良い」ことです。

これまでの経験を通じて、どんな人とも上手くコミュニケーションを取る自信を培いました。

私は他人との関係を築き上げることが得意で、その関係を深めることで、信頼関係を構築することができると確信しています。

営業職は、お客様や取引先との信頼関係が非常に重要です。

私の「人当たりが良い」という特性を活かして、企業の製品やサービスを効果的に伝え、お客様のニーズに対応いたします。

また、顧客との強固な関係を築くことで、長期的な契約の締結にも成功に貢献できると信じています。

私が営業職に志望するのは、自分の人間関係のスキルを最大限に活用し、企業の成長に貢献したいという強い動機があるからです。

私は、業務を通して、貴社に少しでも貢献できればと願っています。

例文2:マーケティング志望向け

例文

私の持つ長所は、人当たりが良い性格だと考えています。

人々との関係構築に定評があり、クライアントをはじめとしたさまざまな人々との対話の中から新しい視点やアイデアを引き出すことができる自信があります。

マーケティング職はターゲットとなる顧客のニーズや考えを理解し、それを製品やサービスのプロモーションに活かすことが求められます。

私の性格を活かし、顧客や関係者との対話を通じてニーズを正確に掴み、効果的なマーケティング戦略の提案や実行に繋げることができると信じています。

また、マーケティングはチームでの作業が多くなる職種です。

私のコミュニケーション能力を活かし、チームがより一丸となって働ける一助となりたいと考えています。

貴社に入社した暁には、人当たりの良さを生かして、貴社の皆様がより楽しく働けるよう尽力いたします。

例文3:事務志望向け

例文

私の一番の長所は「人当たりが良い」ことです。

多くの人々と積極的にコミュニケーションをとることで、良好な人間関係を築けると実感しています。

事務職は部署間や外部の関係者とのコミュニケーションが頻繁に求められる職種です。

私の人当たりの良さを活かし、スムーズな情報の伝達や調整を行うことをお約束します。

私は自分のこの性格を最大限に生かし、事務職の効率的な業務遂行や、貴社の社員の皆様がより円滑にコミュニケーションを取り、出社するのが楽しみになるような空間を作りたいと考えております。

貴社に入社した暁には、与えられた業務を迅速かつ丁寧にこなすことはもちろん、一般的な事務職に求められる以上の役割をこなす所存です。

【長所】人当たりが良いことを長所として話すために

ビジネスにおいて、営業業務や社内のコミュニケーションなど人当たりの良さが大きな武器となる場面は非常に多くあります。

そのため、自己分析をしてみて人当たりの良さが自分の長所であると感じた方は大いにアピールしていきましょう。

人当たりの良さは長所としてありきたりで、能力の高さをアピールしにくいと気後れする必要はありません。

上手に根拠や入社後の意欲と絡めて説明できれば、強力なアピールになります。

もちろん、面接で長所である人当たりの良さを活かし面接官に好印象を持ってもらうための努力も怠ってはなりません。

身だしなみを整えるといった基本的なことに加え、気持ち良い受け答えができるよう本番前に面接のロールプレイを重ねることも大切です。

就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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