【就活生向け】面接でボロボロになってしまった!それでも受かった理由は?

【就活生向け】面接でボロボロになってしまった!それでも受かった理由は?

 

はじめに

「面接がダメだった」と落ち込んでしまうことは、就活生の多くが経験しているでしょう。

面接で思うように自分をアピールできなかったとあれば、その経験は非常につらいものです。

しかし、ボロボロだと反省した面接でも、予想外に受かっていたというケースも実は少なくありません。

そこで今回は、うまくいかなかった面接パターンをはじめとして、実は合格していたケースとともに、有効な面接対策について解説します。

この記事を参考に、ぜひ前向きに面接へ挑んでください。

ボロボロになってしまった面接のパターンは?

面接後に「ボロボロだった」と落ち込んでしまう就活生は多いものです。

いろいろなケースを想定できますが、面接に対する手応えの感じ方は人それぞれです。

面接官のリアクションが想像していたほど芳しくなく、気になることもあるでしょうし、自分自身の受け答えで失敗したと感じてしまうこともあるでしょう。

たとえばどういった場合に「面接がボロボロだった」と感じてしまうのか、ここではよくあるパターンをいくつか紹介します。

面接官の反応が薄かった

就活の話題になると、圧迫面接などきびしい面接がフィーチャーされることもありますが、実際は学生に寄り添って面接を進めてくれる面接官も少なくありません。

学生は基本的に緊張しているものなので、それを理解して緊張がほぐれるような雰囲気作りをしてくれることもあります。

笑顔でしっかり話を聞いてくれる面接官が多い中、反応の薄い面接官がいるのも事実です。

もともとそういったタイプの人だというケースや、学生の反応を確認するため、意図的にそのような態度を取るケースもあります。

このような理由から考えると、面接中の面接官のリアクションは、そう重視する必要がないとわかります。

「一生懸命話しているのに反応してもらえない」と落ち込むのではなく、その態度に圧倒されることなく、最後までしっかりと自分をアピールしましょう。

面接官がメモを取っていなかった

反応の薄さと同様に気になるのが、面接官がメモを取っていなかったパターンでしょう。

そのような素振りがまったく見られないとなると、面接中でも気になってしまうかもしれません。

実は、三次面接や最終面接では、裁量権をもっている人物がその場で判断できるため、メモを取らないことが多いということです。

ただし、一次面接や二次面接においては、その後上司に報告する必要があるため、メモを取る面接官が多いのです。

そのため、最初の面接時からまったくメモを取っていないようであれば、面接合格の希望が薄いとも考えられます。

ただし、面接官によっては、面接終了後にメモを残す人や学生への威圧感を減らすため、意図的にメモを取らない人もいます。

自分が緊張しすぎていた

誰もが面接の失敗を感じてしまう理由として、緊張しすぎたということがあげられます。

面接に向けて対策をしていたとしても、いつも通りの自分を出せる人はそう多くありません。

面接の場とは特殊なものであり、普段とは違って、おごそかな雰囲気が漂っています。

就活において適度な緊張感は必要ですが、過度な緊張状態では、パフォーマンスや実力の発揮の妨げとなってしまいます。

自分自身がボロボロにならないためにも、緊張状態を冷静に受け入れて、コントロールすることが大切です。

実際、面接官も学生が緊張していることを理解していますし、それをふまえて評価してくれます。

「面接では緊張して当たり前」ぐらいの気持ちで挑むと良いでしょう。

質問へうまく答えられなかった

誰もが緊張してしまう面接では、面接官からの質問に対してうまく答えられないことも多々あります。

事前に面接練習をして、想定質問への回答を用意していたのにもかかわらず、適切に答えられなかったというパターンもあるでしょう。

同じような質問内容であったとしても、切り口が違うと、頭が真っ白になってしまい回答できないのもありがちなケースです。

しかし、面接官がチェックしているのは、質問への回答内容のみではないのです。

質問に対して、真摯で前向きに、一生懸命に自己アピールしようとする姿勢が面接官に伝われば、面接に受かる可能性は十分にあります。

質問や回答内容だけを気にしすぎるのではなく、面接に挑む態度も意識しましょう。

面接がボロボロでも受かることはある!その理由は? 

冒頭で述べたように、たとえ面接がボロボロだったとしても、実際には受かっているケースもあります。

うまくいかなかったと感じた面接でも、実は良い結果だったという理由には、一体何が考えられるでしょうか。

ここでも、一般的なパターンとして、実は面接に合格していたというパターンをいくつか紹介しましょう。

予想外に受かる理由を知ることは、面接を受けるための心得や心構えにもつながることなので、ぜひ参考にしてください。

熱意や誠意が伝わった

質問への回答がうまくいかなかった場合でも、熱意や誠意が伝われば、面接に受かる可能性は大いにあります。

自社に対する熱意や、入社後の意欲は、面接官が何より重視するポイントです。

それを面接で確認するため、面接官は、学生の態度や姿勢、話し方を見ています。

いかに自分が緊張していて思うように話せなかったとしても、熱意や誠意を伝えることができれば、良い評価が得られます。

面接中に落ち込んでしまうのではなく、積極的な姿勢を示すことに注力しましょう。

ただシンプルに、「この企業で働きたい」といった気持ちを伝えることが大切です。

そのためには前向きな意欲を示すことが大切なので、面接が終わるまでネガティブな気持ちは出さないように注意しましょう。

重要な質問には答えられていた

自分ではボロボロだと思っていた面接でも、実際には、重要な質問に対してはきちんと答えられていた可能性も考えられます。

緊張していて、声が上ずったり震えたり、回答に詰まったりすることも多いかと思いますが、それも面接官は承知しています。

たとえ上手に話せなくても、質問に対する答えがしっかりしたものであれば問題ありません。

面接官が聞いていることは何か、自分が考えていることは何か、といったことだけしっかりと押さえて、整理しながら回答すると良いでしょう。

また、その際に大切なのは、やはり質問に答えるときの姿勢です。

入社に対する積極的な意欲を示し、面接官の話を聞く姿勢、自分の気持ちを伝えるように話す姿勢を大切にしましょう。

企業が求める人物像とマッチしていた

最終的に、ほとんどの企業が面接突破の決め手とするのが、自社と学生とのマッチ度です。

面接した学生がいくら緊張していたとしても、うまく質問に回答できなかったとしても、重要視されるのは、学生の人となりと言えるでしょう。

また、求められる人物像とは、企業によってさまざまです。

たとえ主観的にも客観的にもボロボロな面接だったとしても、志望先が求める人物像に自分がマッチしていれば、受かる可能性は高いと言えます。

求められる人物像を意識しながら面接に挑むのは難しくても、事前に把握しておくことは大切です。

その企業がどういった人材を求めているかを理解したうえで、自分が何をアピールすべきかは、しっかり頭に入れて面接官に向き合いましょう。

自分を過小評価しているだけ

そもそも「面接がボロボロだった」というのは、事実なのでしょうか。

実際にはそつなく面接をこなしていたにもかかわらず、自分を過小評価してしまっている学生は多いものです。

これは特に、面接におけるジンクスやうわさ、面接官の態度などを気にしすぎている学生が陥りがちな傾向と言えます。

面接の内容や結果については、主観的な判断と客観的な判断では大きなズレが生じているケースもあります。

面接を振り返って、反省したり分析したりして、次の機会に活かすことは非常に重要ですが、ただ単に落ち込んで諦めてしまうだけなら無意味です。

自分自身の評価はあてにならないものだと心得て、面接中も、面接後も前向きな姿勢を保ち続けましょう。

面接でボロボロになってしまった!挽回方法は?

うまくいかなかったと感じた面接でも、実際には受かっていたというパターンは少なくありません。

ただ、受かる可能性が十分にあるといっても、ボロボロになってしまうのは精神衛生上望ましくないものです。

特に面接中にボロボロで落ち込んだ状態になってしまうことは、マイナスでしかありません。

ここでは、そういった状況に陥った場合でも、挽回できる方法について解説します。

思い込みだけで面接がうまくいかなくなることを避けるためにも、以下で紹介する方法を知っておくと良いでしょう。

まずは落ち着く

面接中に「失敗した」と感じたとしても、挽回を目指すことが何より大切です。

目指すべきところは、印象良く面接を終えることです。

そのためには、面接官に対して終始ポジティブな印象を与える必要があります。

企業ごとに求める人物像は違えども、熱意や誠意のある人材というのは、どこも共通して評価されるポイントとなります。

ボロボロになったと落ち込んでしまうのではなく、まずは落ち着いて、最後まで前向きに面接へ挑みましょう。

面接とは、企業や面接官によってどういった部分が評価されるかわからないものです。

学生が緊張しすぎて全然うまく質問に答えられなかったとしても、諦めずに落ち着いて、最後まで向き合う姿勢がプラスに働く可能性は十分にあります。

最後の一言で意欲を伝える

面接中にボロボロだと感じてしまったときでも、最後の一言で、精一杯意欲を伝えるのも効果的です。

最初と最後の印象が、面接結果に大きく影響することがあります。

見た目やあいさつで第一印象を良くしておき、さらに最後に自分の熱意を十分に示すことを意識してみましょう。

たとえば、面接自体があまりうまくいかなかったことを逆手にとって、「緊張してうまく答えられなかったかもしれませんが、入社への熱意は誰にも負けません」などと伝えるのもおすすめです。

面接後にお礼状を送る

特に「ボロボロだった」と感じた面接の場合、帰宅後にお礼状を送ることも方法の1つです。

ただし今の時代、オンラインでのやり取りが重視されている企業も多いので、企業の規模や特色によっては、お礼メールのほうが良いケースもあります。

いずれにせよ、お礼とともに、面接内容について補足できるような文面を送ると良いでしょう。

面接後にお礼を伝えることは、好印象につながりますし、熱意を伝えることにもなります。

面接時には出し切れなかった自分の熱い思いを、手紙やメールを通じてしっかり伝えましょう。

面接でボロボロになりたくない!対策は?

たとえボロボロになっても面接に通過する可能性は十分にあること、また、面接中に挽回できる方法をここまで解説してきました。

しかし、根本的な解決方法としては、まず面接でボロボロにならないことが望ましいでしょう。

必要以上に落ち込むことがなくなりますし、余計なことを考えず、面接に集中できます。

面接でボロボロにならないための対策について解説しましょう。

共通して言えることは、事前準備が何より重要だということです。

質問の回答を用意しておく

面接での質問は、ある程度想定できるものです。

それをふまえて、質問に対する回答を用意しておきましょう。

ただしその際、よくある質問に対する答えを準備するだけでなく、想定質問の幅を広げておくことがポイントと言えます。

切り口を変えた質問方法や、志望する企業や業界に応じた質問内容など、掘り下げて考えてみるのが有効です。

想定した質問や、実際に面接で問われた内容に対して答えづらさを感じたのであれば、あらためて自己分析からやりなおしてみるのもおすすめです。

答えづらさが感じられた理由を徹底的に洗い出し、想定問答集を再構築しましょう。

さまざまな質問パターンを想定して、柔軟に対応できるようにしておけば、面接時の緊張をやわらげることにもつながります。

企業研究を行っておく

就活において「基本の基」と言えるのは、企業研究です。

就活生ならすでに十分理解していることかと思いますが、どこまで徹底して実行できているでしょうか。

志望する企業について詳細な分析をしておくことは、志望度の高さをアピールするためにも有効です。

ボロボロだと感じていた面接でも、たとえば「重要な質問には答えられていた」、「熱意や誠意が伝わった」といったケースでは、その根底に徹底した企業研究の実施があると考えられます。

企業に対する理解度が高いとは、入社への意欲が高いということだと、企業ではとらえます。

企業研究をしっかり行って自分の考えが定まっていると、落ち着いて面接に挑むことが可能です。

また応募書類から面接まで、一貫した回答をするためにも、企業研究は欠かせません。

模擬面接を行っておく

想定質問への回答を用意したり、企業研究を行ったりしたうえで、模擬面接をしておきましょう。

単に面接の予行練習という意味合いだけではありません。

現状把握するうえでも、模擬面接は必須です。

面接における自分の今の実力や、改善ポイントを知るために、模擬面接を行います。

模擬面接を実施する方法はさまざまです。

大学のキャリアセンターや、社会人の先輩など身近な人を頼る方法があります。

キャリアセンターを利用すれば、フィードバックももらえるので効果的です。

また、就活エージェントなどの専門サービスを利用するのもおすすめです。

模擬面接に対するフィードバックはもちろんのこと、就活に関してアドバイスをもらうこともできるので心強い味方となってくれます。

過去の面接を振り返っておく

いくつか面接をこなしてきたのであれば、それらについて振り返るのも大切なポイントです。

これまでの面接で受けた質問や、自身の回答を振り返って分析をしてみましょう。

どんな面接でも、回数をこなせばこなすほど、慣れてくるものです。

その分、それなりに振る舞えるようにはなりますが、慣れが出てきて失敗してしまうケースも少なくありません。

面接慣れしたせいでボロボロにならないよう、過去の面接を振り返って、ブラッシュアップしていきましょう。

「ボロボロだった」と感じる理由には、先述したことをはじめとして、さまざまな理由が考えられます。

それらを自分なりに分析したうえで、対策をしながら、次の面接に向かうのがおすすめです。

おわりに

面接で「ボロボロになってしまった!」と思っても、実はパスしていたというケースも少なくありません。

熱意や誠意が伝わっていた・重要な質問には答えられていた・あるいは自社が求める人物像にマッチしていると判断された場合に起こり得ます。

そのほか、自分のことを過小評価していたために、自信をなくしてしまっているだけの可能性も考えられます。

企業研究の徹底や質問への回答の用意・模擬面接の実施・過去の面接の振り返りが面接でボロボロにならないための対策です。

「面接は誰でも緊張するもの」といった意識も大事にしつつ、事前準備をしっかり行ったうえで面接に挑みましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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