「学業面をガクチカに書いていいの?」
「面接官に注目される学業のガクチカって何だろう?
就活時のガクチカで学業を書く方には、こういった疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、学業面でガクチカを書く流れや、メリットなどの基礎知識に加え、ガクチカを書く際に押さえるべきポイント、学業面を中心にしたガクチカの6つの例文を紹介しています。
この記事を読むことで、学業面のガクチカを書く時に必要な知識や文章の構成、研究やゼミ活動などのテーマごとの書き方について把握できます。
その知識をもとに自身が取り組んでいたガクチカで就活に挑めるため、ガクチカのテーマでについて不安を抱えている方でも自信を持って取り組むことができるでしょう。
エントリーシートのガクチカで悩んでいる方は、是非この記事をチェックしてみてください。
- 卒論をガクチカで話す方法
- 卒論をガクチカで話す際のポイント
- ガクチカの構成方法
- 卒論に熱心に取り組んだ人
- 学業の話をガクチカでしたい人
- ガクチカの例文を読みたい人
目次[目次を全て表示する]
【卒論のガクチカ】 卒論など学業の経験はガクチカに活かせる?
就活の際に尋ねられる「ガクチカ」は、課題に対する結果よりも過程を重視して見られる傾向にあります。
ガクチカに対するイメージとして、ボランティア活動やインターンシップなどの学業以外を思い浮かべますが、ゼミ活動や卒論など、学業をテーマに選んでも問題はありません。
企業は応募者の取り組んだ内容自体よりも、ゴールまでのプロセスを重視して判断するため、学業に力を入れてきた人は、そのプロセスを書くといいでしょう。
【卒論のガクチカ】企業が見ているポイント
企業がガクチカを通して就活生に対して確認したいと思っているポイントにはどのようなものがあるのかについても確認していきましょう。
多くの企業に当てはまるわけではありませんが、多くの企業は下記のようなポイントを念頭において、就活生が提出してくるガクチカについて確認していることが多いです。
自社とのマッチ度
自社とのマッチ度について確認している企業は非常に多いと言えるでしょう。
ガクチカを通して企業は就活生がどのような人物であるのかについて確認しています。
また、社員の早期離職を避けることを非常に重要視している企業が最近は多いです。
なぜならば、終身雇用の概念が変わってきており、少し合わないと感じただけですぐにやめてしまう人が多いからです。
自社の風土に適さない人材の場合、両者の間にミスマッチが起こり、入社してすぐにやめてしまう恐れがあると言えるでしょう。
よって企業はガクチカを通して就活生の人柄や価値観について確認しつつ、自社に適した人材かどうかを確認しようとしているのです。
仕事への取り組み方
仕事への取り組み方を確認しているというのも、企業がガクチカを通して就活生を判断しているポイントの一つであると言えるでしょう。
企業はなるべく、会社に利益をもたらしてくれる人材を採用したいと考えています。
企業はガクチカを通して、あなたの課題に対する姿勢から実際の業務でどのように力を発揮できるのかなどについても確認しています。
つまり、あなたが活躍してくれる人物かどうかを判断しようとしているのです。
目標に向けての努力の仕方
目標に向けてどのように計画を立て、努力を重ねてきたかも確認されています。
目標設定の仕方や、その目標に向かって取り組むプロセスを見ることで、応募者の仕事に対する姿勢や目標達成能力を評価しているのです。
どのような目標を設定し、それを達成するためにどのような戦略や計画を立てたのか、また計画に基づいてどのような行動を取ったのかが重視されます。
企業は「目標を達成したかどうか」だけではなく、その過程での粘り強さや問題解決のアプローチを評価します。
例えば、途中で困難に直面した話をするならば、どのように計画を見直し、改善策を実行して目標に近づけたかといった具体的な行動が重要です。
この説明を詳しくすることで、現実的な視点で目標を追い続ける姿勢や、柔軟に対応しながら計画を進めていく力があると判断してもらえます。
【卒論のガクチカ】学業面の経験を書くメリット
学業をテーマにガクチカを書く場合には、いくつかのメリットがあります。ゼミや卒論、研究などのテーマは学業の本分とも言え、取り組んだ内容と志望企業の業界が近いものであれば面接官に与える印象もよくなるでしょう。
また、文系・理系の学生問わず、学業面のガクチカは書きやすいテーマと言えるでしょう。ここでは、ガクチカを学業面で書く利点を5つ紹介します。
- 話の構成が作りやすい
- 周囲との関わりの中での学びについて書きやすい
- 研究能力の証明
- 自分の関心を伝えられる
1:話の構成が作りやすい
ガクチカに学業をテーマに選ぶと、話の構成が作りやすくなるでしょう。
たとえばゼミ活動をメインに書く場合、PREP法に当てはめやすく、ゼミの仲間や教員からの評価を聞くことも容易にできます。
ゼミ活動はPREP法をもとに活動しているケースがあるため、エントリーシートにも適用しやすいです。
ロジカルなフレームワークで書きやすいため、学業面のガクチカは展開しやすいテーマと言えるでしょう。
2:周囲との関わりの中での学びについて書きやすい
入社するのが企業であれば、大半はチームで動くことになるでしょう。
面接官は組織の中で活躍できるかという点を重視するため、チームで活動することが多い学業は協調性をアピールすることに適しています。
個人で作成する場合が多い卒論でも、完成までの過程で周囲に頼るシーンもあるでしょう。
出自が異なる集団において、自身がどのような貢献をしたのかという点を書きやすいことはメリットと言えます。
3:研究能力の証明
ガクチカで卒論について話す人の多くは、研究能力の証明をすることができるメリットが挙げられます。
卒論の制作においては、独自で研究を行い、その成果をまとめなければなりません。
そのため、卒論の制作は、研究の能力があるということで、学術的なスキルが実際にあるということを証明する手段となります。
自分が研究においてどのようなことに力を入れたのかについて、わかりやすく説明することができれば良いでしょう。
4:自分の関心を伝えられる
自分がどのような関心を持っているのかについて説明ができるというのも、ガクチカの題材に卒論を選ぶ大きなメリットの一つであると言えるでしょう。
卒論は自分が関心を持っていること、興味を持っていることについて書くことがほとんどであるため、卒論をガクチカとして伝えることは、必然的に自分の興味関心をアピールすることにもつながってくることでしょう。
また、なぜそのゼミに入ったのか、やなぜそのテーマを選んだのかといった動機に関する質問にも、比較的答えやすくなるという魅力も挙げられます。
【卒論のガクチカ】 学業面の頑張りをガクチカで書くコツ
ガクチカを学業に関連する内容で書く場合に、いくつかのポイントを押さえることで魅力的な文章に仕上がります。
上述したPREP法を用いるだけでは、面接官の心に響くガクチカは難しいでしょう。ちょっとした工夫を施すことで読み手の印象に残り、興味を惹きつけるエントリーシートができ上がります。ここでは、学業面のガクチカを効果的に書くコツを6つ紹介していきます。
- 自己分析を済ませておく
- 企業研究をする
- 周囲との取り組みについても書いておく
- 相手が分かりやすい内容で説明する
自己分析を済ませておく
ガクチカにおいて、学業面での頑張りを詳しく説明するためのコツとして自己分析を済ませておくということが挙げられるでしょう。
ガクチカを書く前にしっかりと自己分析をすることが重要であると言えるのです。
なぜならば、自分の過去を整理することができ、自分史ができるからです。
自分史やモチベーショングラフを用いて、自分はどのような時にモチベーションが上がったのか、反対にどのような時に下がったのかについても考えていきましょう。
その時の出来事や感情はどのようなものだったのかについて振り返ることで、ガクチカが作成しやすくなる可能性が高まります。
企業研究をする
企業研究をするというのも、学業面の頑張りをガクチカでアピールするにあたって非常に重要なポイントであると言えるでしょう。
いくらガクチカで卒論の内容についてアピールしても、そもそも企業が求めている内容でなければ、あまり意味がないからです。
ただコミュに伝えるだけではなく、志望する企業の求める人物像や社風に適した話をすることで、評価を格段に上げることができます。
よって、事前に企業の公式サイトを確認するのはもちろんのこと、OBやOGの訪問を行うなど、企業がどのような人物を求めているのかについてしっかりと確認していく必要があると言えます。
周囲との取り組みについても書いておく
企業は個人が集まった集合体であることから、周囲と協力して利益を生み出せるかという点を見ています。
入社後は、立場や思想、仕事への姿勢など、異なる価値観を持った人が集まった状況で勤務することになります。
ガクチカで協調性を上手くアピールできれば面接官の評価もいいものになるでしょう。
自身が取り組んだプロジェクトでの成果や立ち位置を、具体的なエピソードで伝えることが重要です。
相手が分かりやすい内容で説明する
ガクチカは、難しい言葉を並べればいいというわけではありません。
専門的な用語を使いすぎると相手に伝わりにくく、自己満足と捉えられる文章になります。
自分が理解していること全てが相手も知っているとは限らないため、誰が読んでも理解できる分かりやすい内容を心がけましょう。
また、面接の際に口頭で答えられるようにするため、伝える情報を絞り、端的な表現を用いるといいでしょう。
【卒論のガクチカ】 文章の構成方法
ガクチカを書く際には、結論から述べていくPREP法が有効です。
PREP法は、Point(要点)Reason(理由)Example(具体例)Point(結論)の頭文字を取ったフレームワークの1つです。
企業間のやりとりやプレゼンテーションにおいて、論理的に伝える手段として普及しています。
ここでは、学業を踏まえたガクチカを書く流れを6つに分けて解説していきます。
- 結論
- 動機
- 行動
- 成果
- 経験からなにを学んだか
- 発展
1:結論
はじめに結論を伝えるため、どのような学業に力を入れたのかを端的に伝えましょう。
自身が取り組んでいたゼミ活動であったり、卒論のテーマを冒頭に持ってくることで、何に取り組んだのかが明確になり、根拠や具体例との整合性がとれた文章に仕上がります。
結論はまわりくどい表現をせず、シンプルな言い回しを意識することが肝要です。
2:動機
次に面接官に伝えることは、PREP法の根拠に当たる「動機」です。
結論や主張に対する根拠を明確にすることで、一貫性があり説得力を持った文章になります。
逆に根拠や理由が弱くなると主張にブレが生じやすくなり、相手に納得してもらうことが難しくなるでしょう。
ガクチカでいうと、卒論や研究などに取り組んだ動機や理由を具体的に示すことで、聞き手の腑に落ちる内容になります。
行動
行動の部分ではガクチカにおいて自分が実際に取った具体的な行動を説明しましょう。
この段階ではどのようにして目標に向かって計画を実行したのか、その過程での取り組みを詳細に伝えることが重要です。
平易な説明ではなく、具体的なアプローチや工夫を盛り込むことで、面接官に自分の実践力や問題解決能力をアピールできます。
また、途中で発生したトラブルや困難に対してどのように対処し、計画を修正したかといったプロセスも述べることで、適応力や柔軟性もアピールできます。
この部分を明確にすることで、自分の行動が成果に結びつくまでの過程を具体的に示し、自分がどのように目標達成に貢献したのかを伝えることができるでしょう。
成果
成果の部分では、行動によって得られた結果を具体的に述べると良いです。
ここではできる限り定量的なデータや数値を用いて説明することを推奨します。
例えば「売上を20%向上させた」「参加者数を2倍に増やした」といった具体的な成果を示すことで、面接官に対して結果のインパクトを伝えられます。
数値を使い、自分の取り組みがどれだけの効果をもたらしたのかを明確にし、理解しやすい内容にすることが大切です。
また、成果を述べる際には目標に対してどれほど達成できたか、その成果が周囲に与えた影響や、自分自身の成長にどのように寄与したかも触れると良いでしょう。
成果を伝えることで、自分の取り組みが具体的な結果を生んだことを示し、面接官に対して「自信」と「実績」をアピールできます。
これにより、応募者としての信頼感を高めることができ、企業への貢献意欲を具体的に伝えることが可能になります。
経験から何を学んだか
ガクチカにおいて最も重要とされるのが「経験から何を学んだか」という部分です。
面接官はガクチカの過程で応募者がどのような成長を遂げたのか、どのような気づきを得たのかを重視しています。
例えば、リーダーシップを発揮した経験であれば「チームメンバーの意見を尊重し、全員が協力しやすい環境を作ることが成果につながると学びました」など、具体的な学びを述べると良いでしょう。
また、失敗や困難を経験した場合にはその経験を通じて得た教訓や、どのように改善して次に活かしたかを語ることが重要です。
このように、学びの部分を丁寧に伝えることで、面接官に対して自分が成長を大切にする姿勢を示すことができ、社会人としての成長意欲をアピールできます。
さらに、学びを基にした今後の課題意識や、自分の持つ強みを裏付けるエピソードにもなるため、面接の場で非常に説得力のあるアピールポイントとなります。
発展
最後の部分ではガクチカで得た学びを入社後にどのように活かしていくかを述べましょう。
企業がガクチカを通じて知りたいのは過去の経験だけでなく「それを基にして将来どのような貢献ができるのか」という点です。
例えば「この経験を通じて身につけた忍耐力を活かし、プロジェクト推進に貢献したい」といったように、学びを具体的な業務に結びつけて説明することを推奨します。
また、経験を通じて得た教訓をもとに、どのように課題解決に取り組む姿勢を持っているか、またどのような新しい挑戦をしたいと考えているかを伝えることで、入社後の成長意欲を示すこともできます。
発展部分で未来への意欲や目標を語り、面接官に自分のビジョンを共有でき、企業との相性や、長期的な成長の見込みを評価してもらえるでしょう。
入社後の活躍を具体的にイメージさせることで、企業に対して自分が魅力的な人材であることをアピールできるのです。
【卒論のガクチカ】 書く時の注意点
研究やゼミ活動、卒論などの学業を中心にガクチカを書く際に気を付けるポイントがあります。
先ほど端的に矛盾しない内容で書くことや、ロジカルな構成で展開していくことなどを紹介しました。
その上で注意するポイントを押さえることで、面接官の記憶に残りやすいガクチカを表現できるでしょう。
ここでは、よりクオリティの高いガクチカを書くための注意点を5つ、解説していきます。
- 虚偽を書かない
- 文系と理系では内容を書き分ける
- 話題は少な目で厚みを持たす
- 就職先と直接関係のない勉強・研究でも書いておく
1:虚偽を書かない
エントリーシートに書く内容は面接時にも質問される場合があるため、虚偽の説明は書かないようにしましょう。
自身が経験していない事柄について話すと、途中から話の脈絡がなくなる傾向があり、矛盾も生じやすくなります。
面接官は人を見ることに長けているため、こういった少しの違和感も見逃さないでしょう。
なにより、嘘の内容を書いた場合のリスクを冒すよりも、等身大の自身を表現する方が面接官に誠意を伝えやすいでしょう。
2:文系と理系では内容を書き分ける
文系と理系では内容を書き分けるといいでしょう。
文系であれば、取り組んできたプロジェクトを整理し、そこから得た経験や自身の活かし方などを中心にまとめます。
理系の学生であれば、志望企業が求める専門的な知識やスキルに合わせた内容を意識しましょう。
とくに研究職では、高度な専門的知識や論理的な考え方、情報収集力などを重視した内容が印象が良いでしょう。
いずれも、「量より質」を意識した内容を心がけることが肝要です。
3:話題は少な目で厚みを持たす
話題を少なくすると要点が明確になり、1つのテーマを堀り下げることで造詣の深さをアピールできます。
複数の話題を伝えようとすると、ダラダラとした印象を与えかねないため、1つのテーマを「狭く深く」するよう、心がけましょう。
また少ない話題ではボキャブラリーを増やしておくと表現に幅が出るため、さまざまな言い回しを意識すると読みやすく仕上がります。
4:就職先と直接関係のない勉強・研究でも書いておく
志望企業の業務内容と関連性が薄い学業でも、ガクチカとして自信を持って書きましょう。
就活では華々しい結果や成績ではなく、ゴールに至るまでの過程が重要です。
取り組んできた学業が直接関係がなくても、引け目に感じたり不安に思う必要はありません。
文系の学生に多く見られるケースですが、専門分野に特化していなくても課題へのプロセスを上手に伝えることで、面接官に響く文章ができ上がります。
【卒論のガクチカ】例文一覧
フレームワークや注意すべきポイントを押さえた例文を把握することで、自身の文章をブラッシュアップさせることにつながるでしょう。
テーマにするガクチカによって内容は変わりますが、PREP法を意識して書いていくことは共通しています。
ここでは卒業研究、授業、資格、ゼミ活動、語学、その他の研究活動の例文を紹介していきます。
- 卒業研究での例文
- 授業での例文
- 資格での例文
- ゼミ活動での例文
- 語学での例文
- その他の研究活動での例文
例文1:卒論①
私が大学時代に最も力を入れたことは、卒業論文の研究であり、テーマは「DNA分子の二次構造解析におけるバイオインフォマティクス手法の応用」でした。
研究を進める中で直面した最大の課題は、遺伝子の複雑性と、大量のデータを効率的に解析する方法を見つけることでした。
これを解決するために、私は最新のバイオインフォマティクスのツールとアルゴリズムを駆使し、膨大な遺伝子データを収集、整理、そして解析しました。
多くの試行錯誤と継続的な努力の結果、DNA分子の特定の二次構造が特定の生物学的機能にどのように関係しているかを解明することに成功しました。
この研究を通じて得られた最も価値ある学びは、どんなに困難な課題に直面しても、諦めずに持続的に取り組むことの重要性です。
将来の仕事において、この研究で培った忍耐力、問題解決能力、および異分野間の知識の統合能力を活かしていきたいと考えています。
例文2:卒論②
大学時代、私が最も力を入れたのは卒業論文での研究で、「日本語の成り立ち」について深く探求しました。
この研究テーマを選んだのは、日本語が持つ独特な文法構造や表現の豊かさに魅力を感じたからです。
しかし、古典文献の解釈や歴史的文脈の理解に苦労し、また、日本語の成り立ちに関する膨大なデータをどのように体系化し分析するかが問題でした。
これらの課題に直面する中で、私はあきらめず、図書館やオンラインデータベースを駆使して資料を網羅的に調査し、綿密に分析を重ねました。
このような取り組みの結果、日本語がどのようにして現在の形に発展してきたのか、その過程でどのような言語変化があったのかについて、より深い理解を得ることができました。
これらの学びは将来の仕事においても大いに役立つものであり、貴社においてはチームワークや課題解決の過程でこの経験を活かしていきたいと考えています。
例文3:卒論③
大学での卒業論文のテーマは「ジェンダー役割の変遷と労働市場における影響」でした。
この研究を進めるにあたって、主な課題は過去のデータの信頼性と、異なる文化的背景におけるジェンダー役割の性質の違いでした。
そこで私は時間をかけて綿密にデータを分析し、さまざまな国や文化圏におけるジェンダー役割の変遷を比較しました。
取り組みの結果、労働市場におけるジェンダーの変遷が就業機会、賃金格差、職業選択など、様々な面でどのように影響を与えてきたかを明らかにすることができました。
この研究を通じて得た最も重要な学びは、論理的思考力の重要性です。
複雑なデータや多様な意見を整理し、論理的に分析することで、有意義な結論を導き出すことができました。
貴社においてはこの研究で培った論理的思考力と、ジェンダーの観点から社会を分析するスキルを活かし、より公平で多様性に富んだ職場環境の実現に貢献していきたいと考えています。
例文4:資格
大学時代、私が特に力を入れたのは、スペイン語の能力証明として世界的に認知されているDELE試験の取得でした。
当初は第二外国語として何となく選択したスペイン語でしたが、授業を受けるうちにその魅力に惹かれ、言語学習を通じて異文化への理解を深めたいと考えるようになりました。
しかし、スピーキングのスキルアップには苦労しました。
そこで私はスペイン語を母国語とする友人や先生に協力を仰ぎ、模擬面接を繰り返し行いました。
これらの努力が実を結び、最終的にはDELEのC1レベルに合格することができました。
この経験から得た最も大切な教訓は、目標達成のためには自ら積極的に行動を起こすことの重要性です。
貴社においても、課題に直面した際には、自ら解決策を見つけ出し、目標達成に向けて主体的に行動する姿勢が、チームや組織における様々なプロジェクトの成功に貢献できると信じています。
例文5:ゼミ活動
大学時代、私が特に力を入れたのはゼミ活動を通じた「世界情勢」に関する研究です。
世界の様々な地域や国で起こる出来事、それらが生じる背後にある政治的、経済的、文化的な要因について深く知りたいと考えました。
この研究を進める中で直面した主な課題は、必要な情報の収集とその分析の複雑さでした。
さらに、ゼミの研究報告までには半年という限られた時間しかなかったため、効率的に作業を進める必要がありました。
そこで私はまず1日の時間割を作成し、計画的に活動するよう心がけました。
このような取り組みの結果、期限前に研究を完了することができました。そして、この研究を通じて得た最も重要な学びは、計画性の大切さです。
計画を立て、それに従って行動することで、限られた時間の中でも目標を達成することが可能になるということを実感しました。
貴社においても、この経験を活かし、どんなプロジェクトにおいても計画的に取り組み、効率的に目標を達成していくことができると考えています。
学業面の頑張りをガクチカに活かして就活に挑もう!
学業面の頑張りはガクチカとして書きやすいテーマであるとともに、面接官にも伝えやすい利点があります。
かつては面接官も学生時代などに就職活動をし、応募者と同じように面接を受けてきました。
学業の頑張りを上手に伝えることで、共感を生みだすことができると言えるでしょう。
ガクチカの根幹となる「取り組みから何を学び、どのように活かすのか」を明確にしたエントリーシートで、面接官の心を響かせましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート