自己PRで作ること自体はそれほど難しくはないですが、それを200字にまとめることは難しいと思うのではないでしょうか。
200字が上限になっている場合は、うまくアピールポイントをまとめる必要があるため、悩むことがあるでしょう。
本記事では、自己PRをどのようにして200字にまとめれば良いのかというコツと、短い文字数の中で、効果的にアピールするための方法を解説します。
また、そもそも自己PRが思いつかない人に向けて、自己PRの作り方も紹介しています。
本記事を読むことで、応募先企業のニーズを踏まえた200字の自己PRを作ることができるでしょう。
実際に200字の自己PRの例文を7つ紹介しているため、どのようにアピールすれば良いのかが分かります。
自己PRをどのようにして200字にまとめれば良いのかを知りたい方は、ぜひチェックしてください。
- 自己PRを200字で簡潔にまとめる理由
- 自己PR文を200字程度に収めるためのコツ
- 自己PR文の主な構成
- 自己PR文の例文
- 自己PRを作成する際の注意点
- 自己PRにどのようなことを書けばよいのかわからない人
- 自己PRの書き方を例文から参考にしたい人
- 自己PRを作成する際のポイントを見つけたい人
- 自己PRが長文にならない工夫を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
200字の自己PRが求められる理由
企業が200字の自己PRを求めてくる理由には、様々なものが考えられます。
その中でも、多くの企業に共通する可能性が高い意図は以下の2つです。
相手側の意図を理解した上で効果的なアピールをするために、ぜひ参考にしてみてください。
効率的な採用活動のため
企業は効率的な採用活動を進めるために、200文字での自己PRを求めています。
大手企業や人気の高い企業では、多くのエントリーシートが集まり、それを一つひとつ詳細に確認することは採用担当者にとって非常に大きな負担です。
したがって、短い文章で自己PRを求めることで、応募者の要点を短時間で把握できるようにしています。
応募者にとっては、自分の魅力を凝縮して伝える技術が求められる一方、採用担当者にとっては効率的に評価できるため、非常に便利なツールが200文字の自己PRです。
限られた文字数でどれだけ自分をアピールできるかは、応募者のコミュニケーション能力や自己理解の深さを測る指標ともなり得ます。
題材の要点を理解して回答できる人材か確かめるため
200字という短い自己PRを課す理由には、応募者が要点を理解して簡潔かつ的確に回答できるかを見極める意図があります。
ビジネスの現場では、限られた時間やスペースの中で重要な情報を端的に伝える能力が求められます。
クライアントとのやり取りや社内コミュニケーションにおいても、冗長な説明を避け、要点を押さえた報告や提案ができる人材が重宝されます。
このような能力を見極めるために、200字という制限が設けられているのです。
短い文で自分の強みや経験をわかりやすく伝えることができるかは、応募者が自分自身の価値をどれだけ理解しているか、それをどのように他者に伝えるかを示す重要な指標となります。
また、自己PR文を作成する際にどの情報を重視し、どれを削るかの選択を求められるため、論理的思考力や判断力も問われます。
このようなスキルは、職場での報告書作成やプレゼンなど、多くの場面で必要とされるものであり、200字の自己PRを通じてその能力を評価できるのです。
自己PRを200字にまとめるコツ
自己PRを200字でどのように作れば良いのかを学んだ後は、200字で書くときのコツについて学ぶようにしましょう。
ここで紹介する6つのコツを学べば、自己PRを200字でまとめられるようになります。
コツを踏まえた上で作成する場合とそうでない場合とでは大きくクオリティが異なります。
自己PRは志望動機と並んで最も重要なESの1つのため、ポイントについて把握した上で、企業の採用担当者にあなたという人材がいかに魅力的であるかを伝える文章を作成しましょう。
- まずは200字の縛りを気にせず書く
- 強みはひとつに絞って書く
- 不要な情報は省く
- 「PREP法」を活用する
- 完成したら他の人にチェックしてもらう
- 書き上げた自己PRを音読してみる
まずは200字の縛りを気にせず書く
はじめから200字で書こうとすると、全然PRポイントが出てこない可能性があります。
そのため、200字の縛りを気にせずに自己PRを作ってみましょう。
200字の縛りを気にせずに、PRできるポイントを書き出してみてください。
文字数を引き伸ばす作業よりも、文字数が超過してしまい、不要な部分を削る作業の方が得意な人が多いです。
あなたの魅力が全く伝わらない薄っぺらい文章になってしまわないためにも、まずは文字数の縛りを置いておいて、400字や500字などで作成しましょう。
強みはひとつに絞って書く
アピールしたい強みは、複数個ではなくひとつに絞ってください。
200字の字数制限がある中で複数個も書いてしまうと、それぞれのアピールポイントが薄まってしまいます。
200字の中で効果的にアピールする場合は、ひとつの強みを深く追求して、内容を濃くするようにしましょう。
あなたがこれまで様々な経験を積んできており、アピールしたい能力が盛りだくさんな場合もあるでしょうが、特に就活における自己PRの中でも、文字数制限が厳しい場合は、どれか1つ、最もアピールしたい内容に絞る必要があります。
不要な情報は省く
自己PRを書き上げても200字を超過する場合は、不要な情報を削除して200字以内にまとめます。不要な情報を削除して、中身が濃い200字の自己PRを作り上げましょう。
一番PRしたい情報で必要なものと不要なものに分けて、不要なものは削除していきます。説明が重複しているところや、なくても意味が変わらないところは不要な情報になるため、そういうところは省いていきましょう。
「PREP法」を活用する
自己PRを作成するときは、PREP法を活用するようにしましょう。PREP法とは、「Point・Reason・Example・Point」の頭文字を取ったもので、「結論・理由・具体的なエピソード・結論」の順に論理を展開することです。
なぜPREP法を活用した方が良いのかというと、読み手にとって分かりやすいからです。読みやすい文章を書くために、積極的にPREP法を使いましょう。
自己PRを200字にまとめるときの基本構成
続いて、自己PRの構成についても一緒に確認していきましょう。
この構成は今回の目的である200文字の自己PRを作成する場合だけでなく、400文字や500文字など他の文字数指定の場合でも活用できるものです。
ぜひ、本記事でマスターしてしまい、ありとあらゆる文字数に対応できるようになっておきましょう。
自己PRの構成のポイント
・自分の強みを生かしたエピソードを伝える
・課題や問題に対する工夫と努力で得た成果を伝える
・自分のエピソードがどのように企業へ生かせるのか伝える
- 結論
- エピソード
- 企業での活かし方
結論
自己PR文を作成する時に欠かせない要素は、自分の持っている強みです。
自分の強みに気づいていない限り、よいアピールはできないものと考えておきましょう。
その強みが独りよがりなことではなく、企業に貢献できる可能性があるかを探ることがポイントです。
200文字という限られた文字数の中で、言い換え方や比喩などの表現を用いながら、簡潔に要点を伝えるよう心がける必要があります。
エピソード
自分の強みを活かすことで問題や課題を解決したエピソードを伝えます。
学生時代などを振り返りながら、自分がどのような問題に直面したのかを深堀りしておきましょう。
その際のポイントは、話の要点を一つに絞りながら、企業へどのように貢献できるのかを考えて盛り込むことです。
ただし、内容を絞りすぎたり、的が外れたエピソードでは、初対面の人には何が言いたいのか伝わりません。
くれぐれも企業側の求めることから外れないように、平素な文章を作成する必要があります。
課題や目標
最初の段階では、自分の強みを象徴するエピソードの中で、どのような課題や問題に直面したのか、そしてどんな気づきや目標を得たのか、第三者でも理解できるように伝えましょう。
今までの人生を振り返って、自分にとって大きな局面だった事件や出来事が対象です。
問題や課題が浮上するようなストーリー性の高い文章は多くの人々が好み、自分の強みへの説得力が増してきます。
文字数次第ですが、その課題に取り組もうと思った理由まで言及できる内容なら、さらに良い文章になるでしょう。
課題や目標に対して行った工夫や努力
そのエピソードでの課題や目標へ、どのような取り組み方をしたのかを書きます。
ポイントとなるのは、具体的な工夫や努力について書く点です。
ここで注意したいことも、第三者へ説得力ある話をしている流れから外さないように気をつけましょう。
あまりにも専門性のあるものや、その現場にいないとわからない事象を取り上げてしまうと、話の序文から理解してもらえなくなります。
誰が読み聞きしても、うなずける用語や文章表現が大切です。
自分の工夫や努力の過程を詳しく表現することで、独自性のある自己PRの文章が完成します。
自己PRではここでの過程が最重視されるため、とくに注力しながら組み立ててください。
得られた結果
その時のエピソードにて工夫や努力をした結果、どのような成果を得られたのかが伝わるように取りまとめてみましょう。
成果を伝えるだけで、自分の強みについてさらに強調することができます。
得られた結果を伝えるためのポイントは、具体的な数字を示すことが大切です。
もし数字で表すことが難しい内容であれば、他者からの意見や満足した評価を示すような顛末を伝えるようにします。
結果に関しての良し悪しは、おそらく採用担当者が気に留めることはないでしょう。
たとえそのエピソードでの結果が思わしくなかったとしても、取り組んだ経験と工夫と努力の仕方に注目してくれるものです。
そのため、多少の盛り込みはしても構いませんが、嘘だけはつかないのがルールといえます。
万が一、その嘘がバレてしまったら後味が悪くなるからです。
企業での活かし方
自分のエピソードから浮き彫りとなった強みは、その企業の業務を通じてどのように反映できそうかを考えて文章化してみましょう。
先にも述べたように、過去のエピソードの結果についてこだわる採用担当者はいないと思って構いません。
採用担当者がなぜ自己PRを聞きたがるのかは、応募者が入社したと仮定した場合に、どのような形で自社にて活躍できそうかイメージしたいからです。
面接やエントリーシートは、自分はこのようにして活躍できるといったプレゼンテーションをする場と思ってください。
アピールする内容は、今後社会人として自分がどう生かせるのか、その企業にとってどのようなメリットを生むのかを伝えます。
まずは企業研究をしっかりおこない、企業理念や経営ビジョンと自分の強みとを照らし合わせてみてください。
自己PRが200字に収まらない時の対処法
せっかく質の高い自分でも納得できる自己PRが作成できたものの、どうしても200文字以内に収まらないという人も多いはずです。
いくら内容が良くても、レギュレーションに沿っていないものを提出してしまうと読んでもらえない可能性があります。
そこで、ここからは文字数を200文字以内に抑えるポイントについて一緒に確認していきましょう。
- 「です・ます調」を「だ・である調」に変える
- 表現方法や言葉を変える
- 短文を意識する
- 必要のない重複表現を削る
「である調」にする
「です・ます調」にして書いてある場合は、それらを全部「である調」に変換してみましょう。
すると、文字数を抑えることにより、余裕を上手に作り出せることがあります。
ただし1つだけ注意点があり、読み手への丁寧さに欠けてしまうことです。
「です・ます調」は一般的で、常識を踏まえた丁寧な印象を与えます。
一方で、「である調」の場合は、論文などのように厳格さと硬さを植え付けてしまいかねません。
しかも丁寧さがややなくなるので、失礼な表現にならないか不安になるでしょう。
もしわからなければ、文調に関するルールが設定されているのかを、採用担当者に確認しておくことをおすすめします。
言葉を言い換える
言葉の一つ一つを確認し、別な表現や類語に置き換えることができないかを見つけてみましょう。
同じ意味でも言い回し方が違った単語や用語はたくさんあります。
文字数を制限されている以上は、なるべく端的に削ることを意識する方法です。
例えば、「チャレンジ」というカタカナは「挑戦」と漢字表記に代えられます。
他にも、「コミュニケーション」であれば「対話」という表記が可能です。
「常に前向きな姿勢で取り組みます」と書いた文章は、「向上心をもって取り組みます」に置き換えても、同じ意味で通じます。
気になる単語・漢字・カタカナを見つけて、別な言葉に言い換えれば、少しづつ文字数を稼ぐことができるでしょう。
1文は40字を目安に
句点で区切られる一つの文を、なるべく短めに取りまとめる努力をしてみましょう。
何度か読み返せば、長めで分かりにくい箇所がでてくるかもしれません。
長文になっているものを、分割して2つ以上の短文に代えていきます。
200字といった文字数に制約がかかるため、自分の作った文章への脳内補完が起きやすくなり、気がつかない時があるからです。
200字以内に文章を収める場合、1文は40字以内を心がけるとよいでしょう。
1文を短くする文章作成は、今後社会人になっても役立ちます。
採用担当者にとっても読みやすい文章になるので、高い評価がされるはずです。
重複部分を削除する
文章を見直し、重複した表現がないかをチェックしてみましょう。
もし、説明が重複している箇所を発見したら、どちらか一方を削除することでスッキリと見栄えもよい文章に仕上がります。
例えば、「違和感を感じていました」といった表記があった場合、「違和感」と「感じて」を見比べると、「感」という漢字が重複しています。
もし使うのであれば、「違和感がありました」で十分です。
他にも、「工夫して実施した」と表記されている場合は、単に「工夫した」で十分伝わるでしょう。
重複した文や表現にはなかなか気づきません。
解決策は、一度完成した文章を何度も読み直して、流暢に仕上がっているかを確認することです。
例文や他人の自己PRを参考にする
例文や他の人の自己PRを参考にするのも、自己PRを作成する上で非常に重要な対策の1つです。
何事においても、1から全て自分で作成しなければならないわけではありません。
むしろ「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」から派生したとも言われるように、成功事例を参考にすることで、新しい学びや効果的な表現方法を学べる可能性が非常に高いです。
合格した先輩の例文を参考にすれば「自分の強みをアピールする際にこの言い回しを真似すれば、他の就活生と差別化を図れそうだ」など、学ぶことが数多くあります。
したがって、本メディアで公開している例文や、すでに就活が終わった先輩の自己PRなどを読んでみて、良い意味で「盗める」ポイントがないか確認してみてください。
200字の自己PR7つの例文
自己PRを200字にまとめるためのノウハウを学んだとしても、実際に例文を見てみないと分からない人がいるのではないでしょうか。実際に文章を作ったとしても、文章にまとまりがなかったり、文章構成で迷ったりすることがあります。
ここでは、実際に200字にまとめた自己PRの例文を7つご紹介します。自己PRを作成するときに迷った際は、こちらの例文を参考にしてください。
- コミュニケーション能力を強みとする例
- リーダーシップを強みとする例
- 粘り強さを強みとする例
- 継続力を強みとする例
- 責任感を強みとする例
- 計画性の高さを強みとする例
- 挑戦する気持ちを強みとする例
1:コミュニケーション能力を強みとする例
コミュニケーション能力が高い応募者は、いろいろな人と関係を構築しやすいでしょう。コミュニケーション能力を強みにする場合は、その能力を活かして具体的に成し遂げたこと、役に立ったエピソードを述べるようにしてください。
ここでは、コミュニケーション能力を強みとする自己PR例を紹介します。
「私は学生時代の1年間、語学勉強のためにオーストラリアへ留学していました。最初はなかなか自分の伝えたいことを伝えられずに大変でした。しかし、私は身振り手振りを使ってしっかり相手の目を見て話すことで、様々な国の人たちと交流し、たくさんの友人ができました。この経験で、相手に伝わるようにコミュニケーションを取ることに自信が持てるようになりました。この能力を活かして貴社で貢献していきたいと思っています。」
2:リーダーシップを強みとする例
リーダーシップとは、周りの人を統率したり、状況を冷静に判断したりすることを言います。リーダーシップを強みとしてPRするときは、周りを巻き込みながら何かを成し遂げたことをアピールしましょう。
ここから、リーダーシップを強みとする自己PR例を紹介します。
「私の強みは、周りを巻き込んで問題解決することです。私は、大学では陸上部の主将をしており、チームをまとめるために尽力しました。チーム内でコミュニケーション不足の問題があったため、私はこれを解消するために複数人で同時に行う練習を監督に提言しました。これによりチームワークが生まれ、大会で好成績を残す人が多くなりました。貴社でもリーダーシップを活かし周りを巻き込みながら、利益に貢献したいと考えています。」
3:粘り強さを強みとする例
粘り強さとは、困難なことが起きても辛抱強くやり抜くことや地道に努力できることを指します。粘り強さを持つ人は、ストレス耐性があり、淡々と仕事を行ってくれるでしょう。
ここから、粘り強さを強みとする自己PR例を紹介します。
「私は困難なことでも粘り強く取り組めます。 私は初対面の人と話すのが苦手なため、社会人になる前に克服したいと考え、居酒屋でアルバイトを始めました。最初は声が出せずに先輩から『もっと大きな声であいさつしろ』と指摘されましたが、あえてシフトを増やすことで次第に苦手を克服し、元気に接客できるようになりました。 粘り強く苦手を克服した経験を活かして、貴社の営業職で成果を出していきたいと思います。」
4:継続力を強みとする例
継続力とは、長年に渡ってやり続けることができる力を指します。継続力をアピールする場合は、自分の意思で続けていることに加えて、希望している仕事にどのように活かされるのかを書きましょう。
ここから、継続力を強みとする自己PR例を紹介します。
「私は、たとえ成果がすぐに出なくても継続できる人間です。最初に日商簿記2級の試験を受験したときは落ちました。それでも諦めず、毎日勉強を継続しました。また、友人にアドバイスを求めて、客観的に自身を把握しました。辛いときでも自身を励まし、努力し続けました。その努力が実り、半年後には資格を取得するなど成果を出せました。貴社に入社したら、辛いときでも目標に向かって成果を出せるように継続したいです。」
5:責任感を強みとする例
責任感を強みとする場合には、責任感という言葉が抽象的なため、読み手がイメージしにくいところがあります。責任感があることを具体的に示したうえで、それが応募先企業でどのように活かすのかを書きましょう。
ここで、責任感を強みとする自己PR例を紹介します。
「私の強みは、使命感が強いことです。大学でサッカー部に所属していたのですが、2年次にケガが原因でマネージャーに転向しました。プレイができない悔しさはありましたが、どのようにして選手の練習をサポートするのかを一生懸命研究し続けました。その結果、大きな大会で準決勝まで行き、選手たちから感謝されました。貴社においても様々な部署のサポートを行い、売上に貢献できるよう精一杯努めて参ります。」
6:計画性の高さを強みとする例
計画性が高いとは、限られた時間の中で成果を出せることや自分自身をコントロールできること、段取りよく物事を進められることが当てはまります。計画性の高さをアピールする場合は、具体的に計画を立てて実行したことを中心に記述しましょう。
ここで、計画性の高さを強みとする自己PR例を紹介します。
「私には、自分が立てた計画を遂行できる能力があります。大学3年生の間にTOEIC750点を取るという目標を掲げ勉強に励みました。当初はTOEIC500点しかなかったため、すきま時間も含めて1日最低3時間の勉強時間を取り、リスニングとリーディングの能力を高めていきました。結果的にTOEIC780点を取得することができました。貴社の仕事においても、計画を立てながら仕事を遂行したいと思っています。」
7:挑戦する気持ちを強みとする例
挑戦する気持ちというのは、困難なことがあってもやり続けることや新しいことをはじめることなどを指します。自己PRで伝えるときには、採用担当者に挑戦する気持ちがあると思わせる必要があるでしょう。
ここで、挑戦する気持ちを強みとする自己PR例を紹介します。
「私の長所は、何事にも挑戦し最後まで一貫してやり遂げられることです。私は中学、高校の6年間に加え、大学の3年間、トータルで9年間吹奏楽に打ち込みました。うまくいかないときは自分から率先してミーティングをするように働きかけました。自分から積極的に動き、周りが同調した結果、難関コンクールで銀賞を獲得できました。自分から挑戦する気持ちを忘れずに貴社でも与えられた目標以上の契約を取れるように頑張りたいです。」
8:協調性を強みとする例
協調性とは、集団の中で人と円滑なコミュニケーションをとれることを指します。
社会で求められる協調性はただ同調するだけでなく、自分の意見を周囲と対立せずに伝えられる力のことです。
自己PRで協調性を強みとして話す場合は自分の意見ももっていたこと、自発的に動いたことを内容に含めると良いでしょう。
「私の強みは、妥協点を探し、意見をまとめることができることです。 大学時代のダンスサークルで大会に臨むにあたり、メンバー間で振り付けについて対立がありました。 そこで私は皆の案をまとめ、それぞれの振り付けを混ぜたものを提案しました。 これによりチームの結束力が強くなり、大会でも3位に入賞できました。 貴社に入社した暁には、意見が対立した際などにまとめ、結束力を高める一助となる所存です。」
9:向上心を強みとする例
自分の成長のために努力を怠らない向上心の高さは社会で高く評価されます。
また、向上心が高い人は周囲に比べて成長するスピードが早いことが多いです。
ただ向上心があることをアピールしても根拠がないと信頼性に欠けるので、向上心をもとにどのような成長ができたのかを伝えると良いでしょう。
「私の強みは向上心です。 先日まで参加した営業の長期インターンシップにおいて、最初はなかなか契約を獲得できませんでした。 しかし、向上心をもって上司に相談し、何度も何度もロープレを繰り返しました。 努力の結果、最後にはインターン生の中で最も多くの成約を勝ち取れました。 この向上心を活かし、貴社の業務においても常に成長を続け、プロジェクトの成功に寄与するなど、貢献し続ける所存です。」
自己PRを200字にまとめてみよう
自己PRを200字でまとめるのはとても難しいことです。200字にまとめるには、必要な情報だけを選んで自己PRを作り上げなければいけません。
本記事で紹介したコツなどを参考にしながら、あなたらしさが浮かび上がる200字の自己PRを作ってみてはいかがでしょうか。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート