【27卒】大学4年生から就活しても間に合う?まだ何もしてなくても内定が取れる対策方法を解説!

【27卒】大学4年生から就活しても間に合う?まだ何もしてなくても内定が取れる対策方法を解説!

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まだ何もしてない!就活は大学4年からでも間に合う?

周りの友人が次々と内定を獲得したり、リクルートスーツで忙しそうに歩き回っている姿を見ると、「もう手遅れかもしれない」と不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。

大学4年生になった時点や、あるいは4年生の途中から就活を意識し始めたとしても、結論から言えば就活は大学4年からでも十分に間に合いますので安心してください。

もちろん、早期から動いている学生に比べればスケジュールはタイトになりますし、準備不足のまま丸腰で挑むのは無謀です。

しかし、正しい戦略と効率的な進め方を理解していれば、納得のいく企業からの内定を獲得することは決して不可能ではありません。

焦りだけが空回りして何も手につかなくなるのが一番のリスクです。

まずは深呼吸をして、現状を正しく把握し、ここからどう巻き返していくかという具体的なプランを立てることから始めましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

この記事では、遅れを取り戻して成功するためのロードマップを提示します。

 
 

【27卒向け】あなたはいつから就活すべき?就活スタート診断!

「就活スタート診断」は、あなたがどんな企業に入りたいか、という情報をもとに、いつから就活をスタートすれば間に合うのかを徹底的に分析。

まだ就活をしなくてもいいと思っているけど、やっぱりちょっと不安、という方にぜひ一度試してみていただきたい診断です。

自分が就活すべきタイミングを正しく把握して、効率よく就活を始めていきましょう。

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本格的に就活を始める前に一度診断して、、自信をもって今の時期を過ごしてみませんか?

就活は大学4年からでも間に合う理由

「4年生からでも間に合う」というのは、単なる気休めではありません。

現在の就活市場の構造や企業の採用動向を冷静に分析すれば、そこには明確な根拠が存在します。

就活は大学4年からでも間に合う理由
  • 大学4年の4月以降に本選考を開始する企業は少なくないから
  • 通年採用を実施している企業もあるから

多くの学生が「3月解禁、6月選考開始」という一般的なスケジュールにとらわれすぎていますが、実態はもっと多様化しています。

ここでは、なぜ今からでもチャンスが潤沢にあるのか、その市場背景について解説し、みなさんの不安を解消するための導入としていきます。

大学4年の4月以降に本選考を開始する企業は少なくないから

一般的な就活スケジュールでは3月に情報が解禁されますが、すべての企業が一斉に選考をスタートさせるわけではありません。

実は、大手企業の子会社や優良な中堅・中小企業、あるいはBtoB(法人向け)ビジネスを展開している隠れた名企業の中には、意図的に選考時期をずらして4月以降に本選考を本格化させるケースが非常に多く存在します。

これは、大手企業の選考が落ち着いた時期に、じっくりと学生と向き合って採用活動を行いたいという企業側の戦略でもあります。

また、学生への知名度がそれほど高くない企業では、早期には学生が集まりにくいという事情もあり、4年生の春以降も積極的に説明会や面接を実施しています。

つまり、みなさんが知らないだけで、門戸を開いている企業は山ほどあるのです。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

大手ナビサイトだけを見ていると募集が終了しているように見えるかもしれませんが、視野を広げて探せば、エントリー可能な優良企業は4月以降でも数多く残っているというのが現実です。

知名度だけで判断せず、自分に合う企業を探す姿勢があれば、選択肢は無限に広がっています。

通年採用を実施している企業もあるから

近年、日本の採用慣行は大きく変化しており、従来の「新卒一括採用」という枠組みにとらわれない「通年採用」を導入する企業が増加しています。

特に外資系企業やベンチャー企業、IT業界などでは、卒業年度や時期に関わらず、優秀な人材であればいつでも採用するというスタンスをとっているところが少なくありません。

こうした企業では、就活の開始時期が早いか遅いかよりも、個人のスキルやポテンシャル、そして「なぜその会社なのか」という熱意が純粋に評価される傾向にあります。

また、留学帰りの学生や、部活動の大会で引退時期が遅かった学生などをターゲットに、秋採用や冬採用といった枠を設けている企業もあります。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

これらは単なる欠員補充ではなく、多様なバックグラウンドを持つ人材を確保するための戦略的な採用活動です。

したがって、スタートが遅れたことを引け目に感じる必要はありません。

むしろ、今の時期だからこそ出会える柔軟な企業や、実力主義で評価してくれる企業との接点が増えたと前向きに捉え、自信を持って選考に挑んでいくことが重要です。

大学4年から就活を始めても大丈夫な人の特徴

スタートが遅れても内定を勝ち取れる人には、いくつかの共通点があります。

それは単に「運が良い」というわけではなく、これまでの大学生活の過ごし方や、現在のマインドセットが就活にプラスに働いているケースが多いのです。

ここでは、どのような特徴を持つ人が4年生からの就活でも成功しやすいのかを解説します。

もしこれらに当てはまるなら自信を持ってくださいし、当てはまらなくても、これからその考え方を取り入れることで状況を好転させることができます。

学業やサークル、部活、留学などに注力している

就活のスタートが遅れた理由が、学業、研究、部活動、サークル活動、あるいは留学などに全力を注いでいたからである場合、それは大きなアドバンテージになります。

なぜなら、面接で必ず聞かれる「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」において、語れるエピソードの質と深さが圧倒的に高くなるからです。

中途半端に就活と並行して活動していた学生よりも、一つのことに没頭して成果を出したり、困難を乗り越えたりした経験は、企業にとって非常に魅力的に映ります。

大切なのは、その経験を通して「何を学び、どう成長したか」を言語化し、仕事にどう活かせるかをつなげることです。

「就活をしていなかった」のではなく、「他のことに全力投球していたため、就活の開始時期を意図的に遅らせた」というスタンスで堂々と話しましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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企業は、なんとなく過ごしていた学生よりも、何かに熱中できるエネルギーを持った学生を求めています。

遅れをマイナスと捉えず、むしろ密度の濃い時間を過ごしてきたことを自信に変えてアピールしてください。

やりたい仕事がなかなか見つからない

「やりたいことが見つからなくて動けなかった」という人も、実は4年生からのスタートに向いている場合があります。

なぜなら、早期に内定を得たものの「本当にこの会社でいいのか」と悩み続けたり、入社後にミスマッチを感じて早期離職してしまったりするリスクを回避できる可能性があるからです。

今まで動けなかったということは、裏を返せば自分の将来に対して真剣に向き合おうとしている証拠でもあります。

適当に決めることができなかった誠実さとも言えるでしょう。

このタイプの人は、焦って手当たり次第にエントリーするのではなく、短期間でも密度の濃い自己分析を行うことで一気に道が開けることがあります。

「やりたいこと」という高い理想を探すのではなく、「自分にできること」や「苦にならないこと」からアプローチを変えてみてください。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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4年生のこの時期だからこそ、実際に働いている先輩の話や、よりリアルな企業情報に触れる機会も増えます。

納得感のないまま進むよりも、遅れてでも納得して決断した道のほうが、結果として長く活躍できるキャリアにつながります。

働く意欲が低い

正直なところ「働きたくない」「まだ学生でいたい」という気持ちが強く、就活を先延ばしにしてきた人もいるでしょう。

しかし、いざ「就職しない」という選択肢が現実味を帯びてくると、逆に「やっぱり自立しなければ」という危機感が芽生えてくるものです。

このような場合、4年生になってからのスタートは、お尻に火がついた状態での短期集中決戦となるため、意外と高いパフォーマンスを発揮することがあります。

だらだらと長く続ける就活よりも、期限が決まっているほうが動きやすいタイプかもしれません。

まずは「なぜ働くのか」という根本的な問いに対して、かっこいい理由でなくても良いので自分なりの答えを出してみましょう。

「趣味のためにお金を稼ぎたい」「親を安心させたい」といった個人的な動機でも立派な働く理由になります。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

働く意欲が低いと感じていたのは、単に「知らない世界への恐怖」だったのかもしれません。

企業を知り、社会との接点を持つことで、食わず嫌いだった仕事への興味が湧いてくることも多々あります。

まずは小さな一歩を踏み出すことから始めてみましょう。

大学4年から就活を始める場合の具体的な進め方

ここからは、精神論ではなく実践編です。

就活の具体的な進め方
  • 自己分析、業界研究、企業研究を通してをして就活の軸を作る
  • 自分の強みと弱みを分析してアピールポイントを明確にする
  • ES対策、筆記試験対策をできるだけ進める
  • Webテストの対策を急ピッチで進める
  • 想定質問を中心に面接対策をする
  • 実際にエントリーする求人情報を探す
  • 気になる企業があったらエントリーして説明会に参加する
  • ESを提出してマナーを含めた面接の準備をする

時間は限られていますので、効率よく、かつポイントを外さない動き方が求められます。

通常の就活生が1年かけて行うプロセスを数ヶ月に圧縮して行う必要がありますが、要点を押さえれば決して不可能ではありません。

各ステップにおいて「何を最優先すべきか」に焦点を当てて解説していきますので、これを読みながら今日からすぐに行動を開始してください。

自己分析、業界研究、企業研究を通してをして就活の軸を作る

時間がなくても、自己分析と企業研究を飛ばしてはいけません。

ここがブレると、後の面接で深掘りされた際に答えられなくなり、結果的に遠回りになるからです。

ただし、時間をかけすぎるのも禁物です。

まずは幼少期からの自分史を書き出すのではなく、「自分が大切にしたい価値観(安定、成長、貢献など)」や「絶対にやりたくないこと」を書き出し、消去法も使いながら効率的に就活の軸を定めていきましょう。

完璧を目指さず、6〜7割の完成度でも次に進むスピード感が大切です。

業界研究については、最初から一つに絞り込むのではなく、興味のある分野を2〜3つピックアップし、それぞれの業界の課題や将来性をざっと調べます。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

四季報や業界地図などの書籍を活用するのも手ですが、就活エージェントやキャリアセンターの職員に相談して、客観的な視点から自分に合いそうな業界や企業を紹介してもらうのも時短テクニックとして非常に有効です。

プロの知見を借りることで、自分一人では気づけなかった優良企業に出会える確率がぐっと高まります。

自分の強みと弱みを分析してアピールポイントを明確にする

自己分析で軸ができたら、次はそれを「企業に売り込むための言葉」に変換します。

自分の強み(長所)と弱み(短所)を分析する際は、単なる性格診断で終わらせず、必ず具体的なエピソードとセットで考えるようにしてください。

例えば「粘り強い」という強みなら、「部活でレギュラー落ちした時も腐らずに練習を続け、最後の大会でベンチ入りを果たした」といった事実が必要です。

企業は「強みそのもの」よりも「その強みが発揮されたプロセス」を見て、再現性を確認しようとしています。

また、弱みについては「正直に伝える」ことが誠実さのアピールになりますが、言いっぱなしにするのはNGです。

「心配性である」という弱みなら、「だからこそ、事前準備を徹底してリスクを回避するように心がけている」というように、弱みをどうカバーし、あるいはプラスに転換して行動しているかを必ず添えてください。

時間が限られている4年生の就活では、奇をてらったアピールよりも、王道で分かりやすく、かつ納得感のある自己PRを作成することが、選考通過率を高める鍵となります。

ES対策、筆記試験対策をできるだけ進める

エントリーシート(ES)は、面接に進むための最初の関門です。

多くの企業で設問内容は似通っており、「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」の3つが基本セットです。

これらについて、400字程度の基本パターンを作成しておき、企業ごとに微調整して使い回せるように準備しておきましょう。

一から毎回書くのは時間の無駄です。

また、書いた文章は必ず第三者(キャリアセンターや友人、生成AIなど)に添削してもらい、論理構成に矛盾がないか、誤字脱字がないかをチェックしてもらうことで質を高めます。

筆記試験対策については、SPIや玉手箱などの主要なWebテスト形式に対応する必要がありますが、今から参考書を全ページ解く時間はありません。

頻出問題や苦手な分野に絞って対策を行いましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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「非言語分野(数学的な問題)」は慣れが必要なので、毎日30分でも問題を解く時間を確保してください。

多くの企業では、足切りラインを超えることが目的となりますので、満点を目指す必要はありません。

まずは「解き方のパターン」を暗記してしまうことが、短期間でスコアを上げるための近道です。

Webテストの対策を急ピッチで進める

Webテストは、自宅で受検するものやテストセンターに出向いて受検するものなどがありますが、いずれにせよ「スピード」と「正確性」が命です。

4年生からのスタートとなると、テスト対策に割ける時間は極めて限られます。

そのため、一冊の参考書を繰り返し解く「反復練習」が最も効果的です。

色々な本に手を出すよりも、自分に合った一冊をボロボロになるまで使い倒すほうが定着率は高まります。

特にSPIは多くの企業で採用されているため、優先順位を高くして取り組みましょう。

また、実際の選考を「練習台」として活用するのも一つの手です。

志望度がそれほど高くない企業の選考でWebテストを受け、本番の環境や時間配分に慣れておくことは非常に有効な対策になります。

テストの結果が使い回せる場合もありますので、結果に自信があるテストセンターのスコアを持っておけば、他社の選考をスキップできるというメリットも生まれます。

実戦を通して感覚を掴み、泥臭くスコアアップを目指す姿勢が、短期間での攻略には不可欠です。

想定質問を中心に面接対策をする

面接は準備が9割と言っても過言ではありません。

特にスタートが遅れた場合、面接官からは「なぜ今の時期まで就活をしていなかったのか」「なぜこの時期にうちを受けたのか」という質問が飛んでくる可能性が高いです。

これに対して動揺せず、ポジティブな理由や反省からの学びとして答えられるように準備しておくことが必須です。

想定問答集を作成し、スマホの録音機能を使って自分の回答を吹き込み、客観的に聞き直す練習を繰り返してください。

話す内容だけでなく、話し方や表情、視線などの非言語情報も評価の大きな対象となります。

鏡の前で練習したり、友人に面接官役を頼んだりして、模擬面接を行うことも効果的です。

「結論から話すこと」「質問の意図を汲み取って的確に答えること」といった基本的なコミュニケーションスキルを磨きましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

面接は会話のキャッチボールです。

暗記した文章を棒読みするのではなく、自分の言葉で熱意を伝えることを意識すれば、テクニック不足を補うことができます。

実際にエントリーする求人情報を探す

準備と並行して、実際に企業へのエントリーを進めていきます。

リクナビやマイナビなどの大手ナビサイトだけでなく、中小企業に特化したサイトや、逆求人型(スカウト型)サイトにも登録しましょう。

スカウト型サイトは、プロフィールを充実させておけば企業からオファーが届くため、自分で探す手間が省ける上に、自分では見つけられなかった企業との出会いが期待できます。

また、大学のキャリアセンターに届いている求人票は、その大学の学生を欲しがっている企業からのものなので、採用確率が高い狙い目です。

さらに、就活エージェントの活用も強くおすすめします。

エージェントは、ネット上には公開されていない非公開求人を持っていたり、企業の採用担当者と直接つながっていたりするため、選考フローの短縮や、面接後のフィードバックなどが受けられます。

4年生からのスタートは情報戦です。

一人で抱え込まず、使えるリソースは全て使い倒すつもりで、複数のチャネルから情報を収集し、選択肢を確保し続けることが成功への鍵となります。

気になる企業があったらエントリーして説明会に参加する

少しでも興味を持った企業があれば、迷わずエントリーボタンを押してください。

「もっと良い企業があるかもしれない」と躊躇している時間はありません。

説明会への参加は、企業の雰囲気を肌で感じる絶好の機会です。

Web説明会であれば移動時間もかかりませんし、アーカイブ配信を行っている企業であれば、倍速再生などで効率的に情報を収集することも可能です。

まずは行動量を増やし、企業との接点を持つことを最優先にしてください。

説明会では、ただ話を聞くだけでなく、積極的に質問をすることも大切です。

特に「4年生の今からでも活躍できる環境があるか」「入社までに準備しておくべきことは何か」といった質問は、意欲のアピールにもつながります。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

説明会参加者限定の選考ルートや、早期選考の案内がある場合もあります。

説明会への参加が内定への近道になるケースも多いため、スケジュールをうまく調整して、一つでも多くの企業の話を聞きに行きましょう。

ESを提出してマナーを含めた面接の準備をする

ESの提出期限は厳守です。

ギリギリになってサーバーが混み合って送信できない、といったトラブルを避けるためにも、余裕を持って提出しましょう。

そして、ESを提出したらすぐに面接の準備に入ります。

面接では、入室から退室までの一挙手一投足が見られています。

ノックの回数、お辞儀の角度、言葉遣いといった基本的なビジネスマナーは、できて当たり前、できていないと減点対象になると心得てください。

特に4年生の場合、社会人に近い立ち居振る舞いが求められることがあります。

YouTubeなどの動画教材を活用して、正しいマナーを確認しておきましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

身だしなみも重要です。スーツのシワ、髪型、靴の汚れなどは、第一印象を大きく左右します。「清潔感」と「誠実さ」を演出できるよう、細部まで気を配ってください。

準備不足による些細なミスで評価を下げるのは非常にもったいないことです。万全の状態で面接に臨めるよう、事前準備を徹底しましょう。

大学4年から就活を始める際の月別の就活スケジュール

最後に、今から内定獲得までの流れをイメージしやすいように、月別のスケジュールを整理しました。

これはあくまで目安ですが、このペース配分を意識することで、今やるべきことが明確になります。

遅れている分、密度を濃くして駆け抜ける必要がありますが、ゴールが見えていれば走りきることができます。

大学3年生の3月

まだ3年生の3月であれば、スタートラインに立ったばかりです。

焦る必要はありませんが、のんびりする暇もありません。

まずはリクルートスーツや鞄、靴などの物理的な準備を整えましょう。

そして、自己分析と業界研究を並行して行い、プレエントリー(資料請求)を大量に行います。

この時期は「広く浅く」情報を集めることが重要です。

多くの企業を知ることで、自分の興味の方向性を探る期間と位置づけてください。

合同説明会などにも積極的に参加しましょう。

大学4年生の4月

いよいよ4年生になり、本格的な選考が始まります。

自己分析を深めつつ、エントリーシートの作成と提出に追われる日々になります。

Webテストの受検も増えてくるでしょう。

この時期は、スケジュール管理が非常に重要になります。

手帳やアプリを活用して、提出期限や面接日程をダブルブッキングしないように注意してください。

まずは数社でも良いのでESを提出し、選考の土俵に乗ることを目標にしましょう。

最初の1社を提出することで、リズムが生まれます。

大学4年生の5月

GW明けからは、面接が一気に本格化します。

書類選考を通過した企業から順次面接が入ってきますので、面接対策に重点を置きましょう。

失敗しても落ち込んでいる暇はありません。

「なぜ落ちたのか」を振り返り、次の面接に活かすPDCAサイクルを高速で回すことが大切です。

また、持ち駒(選考中の企業)が減ってきたと感じたら、追加のエントリーも忘れずに行うことがリスクヘッジになります。

大学4年生の6月

大手企業の選考が解禁され、就活市場が最も盛り上がるピークの時期です。

周囲の友人が内定をもらい始めるかもしれませんが、比較して落ち込む必要はありません。

自分のペースを守りましょう。

この時期は、面接の実践経験も積めてきているはずなので、回答のブラッシュアップを行い、より説得力のあるアピールを目指します。

一つひとつの面接に全力で挑み、内定獲得へのラストスパートをかける時期です。

大学4年生の7月〜9月

「夏採用」と呼ばれる時期に入ります。

大手企業の選考は一段落しますが、優良な中堅・中小企業や、追加募集を行う企業が活発に動いています。

もし内定がまだない場合でも、ここからが本当の勝負です。

これまでの反省を踏まえ、志望業界を広げたり、就活エージェントを積極的に利用したりして、出会いの幅を広げましょう。

内定が出ている場合は、本当にその会社に入社するかどうかの意思決定を行う時期でもあります。

大学4年生の10月〜2月

10月の内定式以降も、「秋採用」「冬採用」として採用活動を継続する企業はあります。

公務員試験からの切り替え組や、留学帰りの学生も参入してくるため、競争率は意外と高いですが、企業側も採用意欲が高い状態です。

ここまで粘ったなら、妥協せずに納得できる企業を探し続けましょう。

内定式を踏まえて「再就活」を決意した人も、この時期に活動を再開します。

卒業直前までチャンスは残されています。

大学4年生の3月

いよいよ卒業目前です。

この時期まで就活を続けている場合、即戦力として期待されるケースもあります。

内定が決まったら、入社に向けた準備(パソコンスキルの習得、生活リズムの調整など)を進めましょう。

もし万が一、希望する企業が見つからなかった場合でも、「既卒」として就活を続けるか、就職留年をするかなどの選択肢は残されています。

人生はここで終わりではありません。

どのような結果であれ、前を向いて次の一歩を踏み出す準備をしてください。

大学4年生から就活を始める時のポイント

大学4年から就活を始める時のポイントは以下の5点です。

大学4年生から就活を始める時のポイント
  • スケジュール管理を徹底する
  • 筆記は苦手分野を中心に対策する
  • 面接練習を徹底する
  • 各選考の振り返りを行う
  • できるだけ多くの企業と接点を持つ
  • 就活エージェントの力を借りる

大学4年生は就活が本格的に始まる時期です。

流れに乗り遅れないために本章で解説するポイントを理解しておきましょう。

時間がなくて困っている就活生にも役立つ情報を記載しています。

ぜひ参考にしていただき、スムーズに就活を進めてください。

スケジュール管理を徹底する

4年からの就活を成功させるには、スケジュール管理を徹底する必要があります。

就活時期は、説明会やエントリーシートの提出、面接練習、OBOG訪問、その他セミナーなどさまざまな予定が入ります。

毎日のように就活の予定に追われることも少なくないため、感覚で乗り切ることはほぼ不可能です。

そのため、カレンダーアプリや手帳を活用したスケジュール管理は必須といえます。

就活の予定に加えて、学業やサークル、アルバイトなどの予定が入ってくる場合は、うまく両立するためにもスケジュール管理は欠かせないでしょう。

筆記は苦手分野を中心に対策する

筆記は苦手分野を中心に対策しましょう。

大学4年生になると、全ての分野を対策する時間がないからです。

学業や卒業論文の制作、面接対策など筆記試験に注力するのが難しくなります。

そこで、苦手分野を克服することをおすすめします。

筆記試験は満点を取る必要はありません。

確実に取れる問題を増やすことが重要です。

苦手分野は、点数アップの余地が多い箇所になります。

最初は苦労すると思いますが、苦手分野を潰すように勉強しましょう。

ただし、筆記試験対策が目的にならないようにしてください。

就活のゴールは、自分が納得いく企業に就職することです。

本末転倒にならないよう注意してください。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

筆記試験対策を行う際は、対策本を使って準備を万全にすることが重要です。

なぜなら、Web上には、過去問などの情報はあまり掲載されていないからです。

基本的なコツなどの情報はつかめるものの、対策を強化するうえでは、やはり過去問を活用した学習は欠かせないでしょう。

対策本を購入すれば、解き方や過去問を一挙に勉強できるため、効率的に対策できるのもメリットです。

就活の選考では筆記対策も欠かさず行う必要があるため、隙間時間を活用しながら本でしっかり準備を進めましょう。

面接練習を徹底する

面接練習も欠かせません。

自信を持って面接に参加することで、自分の魅力が採用担当者にきちんと伝えられるからです。

面接は自分の強みをアピールする貴重な時間になります。

緊張すると自分の実力が発揮できない原因になるでしょう。

そこで、事前に面接対策を徹底してください。

おすすめの面接対策方法
  • 頻出質問に対する想定回答を作成する
  • 大学のキャリアセンターと就活エージェントを利用する。

対策の方法としては、大学のキャリアセンターと就活エージェントの併用が特ににおすすめです。

就活のプロに自分の発言や立ち振る舞いを見てもらうことで、内定獲得に必要なアドバイスが受けられます。

また、現在の面接は対面だけではなくオンラインでも実施されます。

オンライン面接は対面と比較して緊張しにくい環境です。

しかし、パソコンの事前準備や操作が必要になります。

当日に準備すると思わぬトラブルに直面する可能性があるため、オンライン面接の練習もしておきましょう。

各選考の振り返りを行う

各選考の振り返りは必ず行うようにしてください。

改善点を見つけ、行動していくことで成長できるからです。

書類選考に落ちた時や面接が終了した時には、さらに自分が良くなるためのポイントがなかったか確認しましょう。

過去を引きずる必要はありませんが、自分の行動を確かめることで成長に繋がります。

「企業の事業内容が勉強不足だった」「企業と自分の価値観が合わなかったかもしれない」など自分なりに書き出しましょう。

改善点を可視化することで理解しやすくなります。

また、紙に書いておくことで翌日以降の復習がしやすくなるでしょう。

選考のステップが1つ終わるたびに振り返りを実施して、次の選考に活かしてください。

できるだけ多くの企業と接点を持つ

4年から始める就活では、できる限り多くの企業と接点を持つことが重要です。

4年からの就活では、周りと比べて正直出遅れてしまっているため、十分な時間を取ることが難しい傾向にあります。

そのため、就活では常に効率の良さを意識しなければなりません。

効率の良さを求めるのであれば、普段から複数の企業とやり取りし、自分に合った職業をより的確に見極めてみましょう。

企業との接点を増やしておけば、自然と志望企業についての理解も深まるため、企業研究にもつながります。

企業研究によって志望企業に対する理解度を高めることができれば、企業がどのような人材を必要としているかが判断しやすくなり、結果として企業が魅力を感じやすいアピール文章を作成できます。

また、多くの企業と接点を持つことは「大人と話す」良い機会にもつながるため、選考で必要以上に緊張しない対策にもつながるでしょう。

就活エージェントの力を借りる

まずは就活エージェントの力を借りましょう。

選考対策に必要なアドバイスが無料で受けられ、就活が効率よく進むからです。

さらに自分の価値観に合った企業や非公開求人を紹介してくれます。

選考を受けた結果「自分の考えには合わない」となる事態を防止してくれるでしょう。

時間とお金の節約になります。

就活エージェントにはジョブコミットがおすすめです。

大手から中小企業まで幅広い紹介実績があります。

また、就活のスケジュールから面接対策まで総合的なサポートが可能です。

就活を何から始めればいいかわからない就活生でも安心して利用できます。

さらにサービス利用にあたって料金はかかりません。

内定獲得まで就活エージェントを上手に活用し、スムーズに就活を進めましょう。

大学4年生からの就活で意識すること

大学4年から就活をスタートさせる際は、これまでの遅れを取り戻しつつ必要以上に焦らないために、さまざまなことを意識する必要があります。

そのためここからは、大学4年生から始める就活で意識することを紹介していきます。

大学4年生からの就活で意識することは、たとえば以下の3つが挙げられます。

大学4年生からの就活で意識すること
  • 今が一番早いということを意識する
  • 適度にリフレッシュする
  • 過去の自分を責めない

4年からの就活では、急いで準備に取りかかることが不可欠となりますが、不必要に焦っても意味はありません。

焦らず就活に取り組むためにも、意識すべきポイントはしっかり押さえておきましょう。

今が一番早いということを意識する

大学4年生からの就活では、周りの人がすでに内定を持っていたり就活を終えていたりすることもあるため、必要以上に焦って空回りしてしまうことも少なくありません。

どのような場合でも焦りは禁物なので、まずは、「今が一番早い」ということをよく理解する必要があります。

自分にとって一番早いタイミングはほかでもない「今」であるため、重要なのは今すぐ行動することです。

悩んでいる間にも採用活動は進んでいるため、とにかく早めに行動することを意識しましょう。

少しでも早めに行動を起こせば、「あのときすぐに行動しておけばよかった」という失敗や後悔は回避できます。

早めの行動が良い結果をもたらすこともよくあるため、迅速かつ効率的に動くことで結果につなげましょう。

適度にリフレッシュする

4年からの就活では、適度にリフレッシュすることも大事です。

短期間で就活を進めると、焦りやプレッシャーを感じやすくなるため、必要以上にストレスが溜まってしまうことがあります。

プレッシャーによるストレスは、就活においてパフォーマンスの質を落とす原因になります。

選考対策をしようとしても、なかなか良いアピール文章が思いつかなかったり、面接練習に集中できなかったりします。

焦りの心理ばかりが先行し、常にネガティブになってしまう人もいるでしょう。

そのため、適度にリフレッシュする時間を設ければ、プレッシャーをうまく処理しながら就活に集中できるようになります。

趣味に没頭したり家族や友人と出掛けたりするなどの時間を作り、就活によって溜まったストレスは定期的に発散しましょう。

また、寝る間を惜しんで選考対策に臨むとどこかでガタがきてしまうため、よく寝て心身を回復させることも重要です。

過去の自分を責めない

4年からの就活では、過去の自分をあまり責めないようにしてください。

「なぜもっと早く行動していなかったんだ」「4年から就活を始めるなんて、周りと比べて自分はダメ人間だ」などと考えて自責の念に駆られても、過去は変えられません。

自分を責めたところで就活がうまくいくわけでもないため、まずは気持ちの切り替えが重要といえます。

たとえ、4年になるまで一切就活に関わることに取り組んでこなかったとしても、これから準備すれば何とかなるケースは意外と多いです。

それだけ選考のチャンスは複数あるため、気持ちを切り替えて就活に臨めば、何らかの結果にはつながってくるでしょう。

まずはこれまでの経験や自分の強みを活かし、最短で内定を目指すマインドを持つようにしてください。

後ろ向きでいればその姿勢は面接官にも伝わってしまうため、くれぐれも注意しましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

大学4年からの就活で注意したいのは、食わず嫌いしないことです。

4年からの就活は正直準備が早いとはいえず、食わず嫌いして視野を広げない状態でいると、どんどんほかの就活生に置いていかれてしまう可能性があるからです。

「あの業界はきつそう」「就活のサポートサービスはなんだか怪しい」などの食わず嫌いはせず、さまざまな方面に視野を広げ、少しでも有利になるように自ら働きかけることが重要といえます。

知らなかった業界について調べてみれば、意外にも魅力を感じたことで、エントリーできる企業が増えるかもしれません。

食わず嫌いしていたサポートサービスも、試しに利用してみれば、意外にも役立つポイントは多いかもしれません。

出遅れているからこそ視野と行動範囲を柔軟に広げ、積極的に選択肢を増やしていきましょう。

大学4年生からの就活でNGな行動

大学4年生の就活でのNG行動は以下の4つです。

NG行動
  • 自分を客観視せずに進める
  • 独りよがりな就活をする
  • 企業を絞りすぎる
  • 周りと過度に比べる

就活はほとんどの作業を1人で行います。

そのため誤った方向に進んでいても気がつきにくい環境です。

本章で解説するNG行動を理解し、回避することで納得のいく就活になるでしょう。

自分が無意識のうちに上記の4項目に当てはまっていないか確認しながら読み進めてください。

自分を客観視せずに進める

大学4年生の就活でのNG行動の1つ目は自分を客観視せずに進めることです。

自分の性格や強みを理解しないまま就活を進めても、思うように進まないからです。

就活では自己PRや志望動機が頻出の質問とされます

自分のことをきちんと理解していない就活生は、上記の質問に回答できないでしょう。

回答できても抽象的な表現になり採用担当者に伝わりにくい可能性があります。

そのため自己分析は必ず実施しましょう。

自分の強みと弱み、価値観を自覚することで将来のキャリアプランが明確になります。

その結果、採用担当者からの質問にも具体的に回答できるでしょう。

自己分析したことがない就活生は一旦立ち止まり、自己分析から始めてください。

独りよがりな就活をする

大学4年生の就活でのNG行動の2つ目は独りよがりな就活をすることです。

自分勝手な行動を続けていると、間違った方向に進んでいても修正できません。

確かに自分の意思や考えを持って行動することは重要です。

しかし、周囲のアドバイスをすべて無視して行動するのは避けましょう。

周りからの注意は自分では見えていない箇所を指摘してくれるからです。

最初から素直に受け入れるのは難しいでしょう。

まずは、アドバイスされたことを認め、言われた改善点が本当に自分に必要か検討してください。

先輩や両親、就活エージェントからの意見を参考にすることで、効率よく成長できるでしょう。

独りよがりな就活にならないよう注意してください。

企業を絞りすぎる

大学4年生の就活でのNG行動の3つ目は企業を絞りすぎることです。

選択肢が狭くなりエントリーするチャンスが減少します。

就活はある程度の応募数が必要です。

実際にエントリーしてみないと企業との相性が正確にわかりません。

1社にエントリーし、その企業から内定が獲得できれば最高です。

しかし現実はうまくいきません。

「大手企業のみに応募する」「CMで見た企業にしか応募しない」といった判断は危険です。

他の就活生からも人気があるため採用倍率が高くなります

その結果、内定が獲得できない可能性も高くなるでしょう。

中小企業の中にも自分の価値観にマッチする企業はあります

最初から選択肢を絞りすぎないようにしてください。

周りと過度に比べる

大学4年生の就活でのNG行動の4つ目は周りと過度に比べることです。

周囲が順調な様子を聞くと焦りや不安が生まれます。

内定が1つも獲得できていない状況ではメンタルに大きく影響するでしょう。

周りと比較することでモチベーションが上がる性格であれば問題ありません。

しかし、同級生の活躍を知ることでモチベーションに影響する人は注意が必要です。

とくにSNSで充実した就活を送っている人を見つけて落ち込まないようにしましょう。

就活は自分のペースで進めることが重要です。

また、就活のゴールは自分が納得した企業から内定をもらうことです。

他人の就活と競っているわけではないため、自分の計画に沿って就活してください。

大学4年生からの就活でやらなくていいこと

4年からの就活では、かえってやらないほうが良いこともあるため、対策を万全にする際は注意が必要です。

そのためここからは、4年からの就活でやらなくて良いことをまとめていきます。

4年から慌てて就活を始める場合は、時間が限られているからこそ、以下のことは避けましょう。

大学4年生からの就活でやらなくていいこと
  • 長期インターンを探す
  • 業界研究に時間をかけすぎる
  • 一社にこだわりすぎる

必要以上に時間をかけたり、時期的に的外れな対策をしたりすると、次の行動が遅れることでどんどん不利になる可能性があります。

では、詳細をそれぞれチェックしていきましょう。

長期インターンを探す

4年からの就活では、長期インターンを探したり新たに始めたりするのは避けましょう。

長期インターンは、実務経験を積んだうえで企業や業界に対して理解を深められる良い機会ではあるものの、4年からはタイミング的に始めるべきではありません。

本選考の準備に時間がかかってしまうため、長期インターンを探すのではなく、まずは選考対策に時間をかけるべきといえます。

特に4月~5月は、選考が本格的に進むタイミングになるため、優先的に行うべきはESの見直しやテスト対策、模擬面接です。

4月~5月は選考と対策を同時並行で進めなければならず、多忙を極める時期なので、長期インターンに行く時間はないのが実情です。

業界・企業研究をしたいのであれば、説明会に参加したり、OBOG訪問の時間を取ったりするほうが良いでしょう。

業界研究に時間をかけすぎる

4年からの就活では、業界研究に時間をかけすぎるのもNGです。

業界研究に多くの時間を割くと、エントリーが遅れ、応募を受け付けている企業はどんどん減ってしまいます。

そのため、まずは気になる業界からエントリーできる企業を探しつつ、業界研究や企業研究などを並行して進めていく必要があります。

4月に入っても春採用のエントリーを受け付けている企業はある程度絞られてくるため、遅れれば遅れるほど、選択肢は狭まっていきます。

業界研究については、説明会やOBOG訪問を通じて、同時並行で行っていくことが必要です。

確かに業界研究を省くとミスマッチが起こりやすくなるためリスクはありますが、かといってじっくり集中している時間がないことも事実なので、臨機応変に動くことが大切です。

一社にこだわりすぎる

4年から就活をスタートさせる場合は、一社にこだわりすぎるのもNGです。

第一志望を決めたうえでその企業にばかり労力をかけすぎると、もしその企業に落ちてしまったとき、ほかの選考に対応できなくなります。

4年生の4月以降は、ただでさえエントリーできる企業の選択肢が少なくなるため、一社のみに特化して就活を進めるのは危険と言わざるを得ません。

また、一つの業界のみに絞るのもできるだけ避け、いくつかに候補を広げたうえでさまざまな企業にエントリーすることが大切です。

そのうえで、選考対策では一つの企業のみに偏らず、一社ごとに必要な準備をしっかりと進めていきましょう。

一社にこだわりすぎた結果、落ちて持ち駒がなくなってしまうのでは、最終的には春採用のタイミングで内定を獲得できなくなる恐れがあります。

大学3年生も4年からと言わず今すぐ就活を始めよう

大学3年生の人も、4年からと言わず今すぐに就活を始めましょう

就活はどんどん早期化しているため、成功させるためにはとにかく早めに動き出すことが重要です。

大学3年生が今すぐ就活をはじめる主なメリットは以下の4つです。

大学3年生が今すぐ就活をはじめる主なメリット
  • サマーインターンに参加できる
  • 志望する企業を受けれる
  • ガクチカを作れる
  • 早期内定獲得を目指すことができる

サマーインターンに参加できる

大学3年生が今すぐ就活を始めるメリットの一つは、サマーインターンへ参加できることです。

サマーインターンに参加することで、実際の現場を体験することができ、業界や企業への理解を深めることができます。

企業の理念や実際の業務を理解することで、エントリーシートや面接の対策ができ選考突破の可能性が上がります。

また、サマーインターンで他の学生と関わることで、同期の就活状況を知ることができると同時に多くの刺激をもらうことができます。

さらに、就活が早期化している現在、サマーインターンから早期選考に直結することがよくあるので可能な限りサマーインターンには参加するようにしましょう。

志望する企業を受けれる

大学3年生が今から就活を始めることで、志望する企業の選考に参加する機会を得ることができます。

外資系の企業の中には、3年生の1月にエントリーを締め切るような企業もあります。

そのため、3年生の冬から就活を始めた場合「募集がすでに終わってた」というようなことが起こりえます。

3年生の現時点から就活を始めておくことで、気になる企業のエントリー締め切り日を事前に把握することができ、選考に参加することができるでしょう。

ガクチカを作れる

3年生の早期に就活を始めることで、ガクチカを作成することができます。

就活を始めて多くの人は、「ガクチカがない、、」といってガクチカの作成で躓きます。

しかし、3年生の現時点からガクチカ作りに取り組むことで、本選考までに魅力的なガクチカを用意できるでしょう。

ガクチカを作成する方法としては、「現在の活動に力をいれる方法」「新しく活動を始める方法」の二つがあります。

前者の「現在の活動に力をいれる方法」としては、現在行っているサークルやアルバイトの活動において、目標を設定し、それを達成するための課題を意識して行動する方法です。

例えば、全国入賞を目標に日々の練習内容を見返したり、売り上げ達成のために、新商品の開発や広報活動を行うなどです。

後者の「新しく活動を始める方法」としては、ゼミやアルバイトなどがあります。

なかでも、長期インターンを始めるのがおすすめです。

長期インターンでは、実際のビジネスを経験することができるため、圧倒的な実務スキルを身に着けることができます。

そのため、ESで他の学生と差別化できるだけでなく、グループディスカッションでも場をまとめたり、面接で業務について詳しく語ることで、面接官にビジネスの場で活躍するイメージを与えることができるでしょう。

早期内定獲得を目指すことができる

大学3年生から就活を始めることで早期内定を目指すことができます。

就活が早期化している現在では、10月に優良企業から内定をもらうことも珍しくありません。

特に、今の就活生に人気のあるコンサルティングファームや外資系企業などでは、早期選考を積極的に行っており、大学3年生の後期には就活を終了させている学生も多いです。

また、早期に内定を取ることで、自信を持って、大学3年の3月以降に開始する日系大手の選考に挑むことができます。

早期内定獲得にはメリットしかありません。

今すぐに就活を始めて、早期内定を目指しましょう。

大学4年生の就活に関するよくある質問

4年から就活を始める際は、よくある質問をチェックし、事前にわからないことを解決しておくことが重要です。

大学4年からの就活でよくある質問に答えているので参考にしてみてください。

4年から就活を始めるのであれば、遅くとも、5月までには準備・対策に取り掛かりましょう。

それ以上遅くなると、6月を迎える頃には採用枠が埋まる企業が多くなってくるため、かなり出遅れた状態になります。

春採用へのエントリーは難しくなるため、次は夏採用や秋採用、冬採用と照準を絞っていく必要があります。

4月~5月に就活をスタートさせることができれば、まだ春採用にエントリー可能な企業は残っているため、対策次第では6月頃までに内定を勝ち取れる可能性があります。

大学4年からインターンに参加することは可能ではありますが、選考に直結する夏インターンや冬インターンは、主に3年生を対象としています。

そのため、大学4年生がインターンに参加し、早期選考に進むケースはあまり見られません。

また、インターンによっては参加資格として学年を指定している場合があります。

なお、学年不問のインターンに関しては、4年からでも参加は可能です。

基本的に選考に進む目的での参加にはなりませんが、実務を経験することで、スキルを身につけることは可能です。

まとめ

就活に出遅れた大学4年生がやるべきことや就活の流れ、心持ちなどをご紹介しました。

この記事を見た瞬間から行動に移せば、まだまだ間に合います。

まずは、自己分析をし、自分自身の強みや働きたい企業を見つけましょう。

それと同時に、1冊の本を買い、適性検査の対策を始めてください。

就活に関する情報をナビサイトで集め、会社説明会に行き、志望する企業にエントリーしましょう。

面接対策は、大学のキャリアセンターで模擬面接をおこない、面接に慣れてください。

あとは、周りに流されず就活を進めていきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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