新卒は何を選べばいい?新卒におすすめの履歴書のテンプレートと選ぶポイントを紹介!

新卒は何を選べばいい?新卒におすすめの履歴書のテンプレートと選ぶポイントを紹介!

はじめに

新卒で就職活動をしている方にとって、どのような履歴書を選ぶかは重要なポイントの1つです。

履歴書のほとんどである程度のフォーマットは決まっています。

したがって、必要なシーンや記載事項に合わせてさまざまなテンプレートが存在しているのです。

応募先の企業から記載事項について指定がない場合、どのような基準で履歴書を選んだらよいのか悩んでしまう方は多いことでしょう。

そこで今回は、新卒が履歴書を選ぶポイントについて解説します。

新卒におすすめの履歴書のテンプレート

ここからは、新卒におすすめな履歴書のテンプレートについて解説していきます。

応募先の企業担当者にとって、なぜ入社を希望しているのかを知るための「志望動機」、応募者の人柄などを知るための「自己PR」は重要な項目です。

そのため、履歴書を選ぶ際は志望動機と自己PRの記載欄が広いタイプを選ぶように心がけましょう。

なぜなら、記載欄が狭ければ書ける内容は限られてしまい、アピールしたいことも伝わりづらくなってしまうからです。

さっそく、履歴書のテンプレートを市販のものとWeb上のものから選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。

市販のものを選ぶ場合

はじめに、市販の履歴書を選ぶ際は重視したいポイントについて確認していきましょう。

市販の履歴書は文房具店や書店、コンビニエンスストア、スーパーなどさまざまな場所で手に入ります。

簡単に入手できるメリットがある一方で、アルバイト用や転職用など、新卒の就職活動には向かないタイプも一緒に並べられていることが多い点に注意が必要です。

新卒の就職活動に適切な履歴書を選ぶためにも、購入前に内容をしっかりと見極めることが大切です。

市販の履歴書

市販の履歴書は、大きく5種類に分かれます。

・JIS規格
・一般用
・転職用
・アルバイト用
・新卒用

JIS規格は国が定めた標準的な様式で作られているタイプです。

志望動機と自己PR欄が1つにまとめられているため新卒には向きません。

転職用、アルバイト用も志望動機と自己PR欄が狭く記載する項目も少ないです。

新卒の方は選ばないように注意が必要です。

新卒で就職活動をする方は、一般用もしくは新卒用の履歴書を選びましょう。

新卒用は大学の購買や大型の文房具店、書店などで入手できます。

もし購買や文房具店などが開いていない時間帯に履歴書が必要になった場合、コンビニエンスストアや100円ショップで一般用を購入するとよいでしょう。

一般用と新卒用は、ほかのタイプに比べて志望動機や自己PRなど、企業に自身をアピールするための項目が多く組み込まれています。

しかも項目それぞれの記入枠が広めに設けられているため、「書きたいことはたくさんあるのに枠が足りない」と悩むことも避けられるでしょう。

一般用と新卒用に組み込まれている主な項目は、「個人情報」「学歴」「職歴」「資格」などの基本的なもの以外に、以下の9項目があげられます。

・趣味
・特技
・長所
・短所
・健康状態
・志望動機
・自己PR
・通勤時間
・本人希望欄

大学指定の履歴書

新卒用の履歴書は、大学で独自のテンプレートが作成されているケースもあります。

学生が応募先企業にアピールしやすい構成を考えて作られているのです。

加えて、大学のロゴなどが入っていて、市販の新卒用や一般用の履歴書と比べるとオリジナリティを出せるメリットもあります。

また応募先が学歴を重視する企業の場合は、どこの大学出身であるかをわかりやすくアピールすることも可能です。

ただし大学独自のテンプレートのほうが就職に有利というわけではありません。

自分が記載したい内容に合っているものを選ぶとよいでしょう。

Web上のテンプレートを使う場合

つぎに、Web上で展開されているテンプレートを使用する場合の選び方について見ていきましょう。

新卒用の履歴書フォーマットを公開しているサイトは数多くあります。

無料で公開しているもの、有料で購入しなければならないものの両方があります。

Web上に公開されているテンプレートは、好きなものを選び、自身で必要な枚数を印刷できるのです。

新卒用の履歴書を選ぶ場合は人気のものや使いやすそうなものを基準にするのではなく、アピールしたい内容の反映ができるフォーマットを選ぶことが大切です。

自分が何をアピールしたいかで選ぼう

Web上にはさまざまなタイプの新卒用履歴書が公開されています。

まずは自分が応募先企業にどのような点をアピールしたいのかを明確にして、伝えたい内容が書けるテンプレートを選ぶことが大切です。

たとえば、長所を特にアピールしたい場合は長所の記入欄が広いもの、資格の多さで努力できることをアピールしたい場合は資格の記入欄が広いものを選びましょう。

自分がアピールしたい点を明確にせず選んでしまうと、書く内容を思いつかなくて余白が目立ってしまったり、アピールしたい内容を十分に書けなかったりする可能性もあります。

まずは応募先企業に対する気持ちや大学時代に参加したボランティアで得たことなど、自分を知ってもらうために重要なポイントは何かを考えることから始めてみましょう。

新卒に不向きの履歴書のテンプレート

ここからは、新卒の就職活動に向いていない履歴書のテンプレートについて見ていきましょう。

新卒に不向きな履歴書の特徴を把握しておけば、より最適なものを選びやすくなります。

手に入れてから「失敗した」と後悔しないためにも、選ぶ際に気をつけたいポイントについても把握しておきましょう。

新卒に不向きの履歴書として注意したいのは、「JIS規格」のタイプと志望動機や自己PR欄が狭いタイプのものです。

それぞれの理由について詳しく解説していきます。

「JIS規格」履歴書

「JIS規格」の履歴書はコンビニエンスストアや100円ショップ、書店などさまざまな場所で入手できる一般的なタイプです。

JIS規格の履歴書とは国で定められた標準の内容が組み込まれた履歴書を指します。

アルバイトや派遣会社への登録、転職など幅広いシーンで利用できます。

JIS規格の履歴書は職歴欄を広く設定しているのが特徴です。

そのため、これまでの社会経験の豊富さをアピールしたい人にはぴったりです。

ただし新卒の場合は就職の経験がなく、あってもアルバイトの経験のみというケースが多いため、職歴欄の余白が目立ちやすいというデメリットがあります。

新卒の場合は志望動機や自己PRなどの欄は広いほうがアピールしやすいため、JIS規格は選ばないように注意しましょう。

「志望動機」と「自己PR」欄が小さいもの

新卒用の履歴書を選ぶ際は、志望動機と自己PR欄が小さいものを選ばないように注意が必要です。

先ほど紹介したJIS規格の履歴書を含め、転職用やアルバイト用は志望動機と自己PR欄について、十分な大きさが設けられていないケースも多いでしょう。

市販の場合は、一般用もしくは新卒用を選ぶことが大切です。

また、Web上で新卒用の履歴書を検索する場合はテンプレートの内容や構成をしっかりチェックしましょう。

「新卒 履歴書 テンプレート」などのキーワードで検索すれば新卒に適したものが表示される可能性は高いです。

しかし、志望動機と自己PR欄が広いものばかりとは限りません。

志望動機と自己PR欄が小さいものは、十分に自分をアピールできないため避けましょう。

履歴書のテンプレートを使う際の注意点

新卒用のテンプレートを使う際は、自分に合わない履歴書を選ばないように注意しましょう。

特にWebで公開されているものの場合、新卒用であっても応募先企業のジャンルによって内容が異なるテンプレートも存在します。

就職活動を意識し始めたら、早めに市販の履歴書で記載できる内容や、自分に合いそうなテンプレートを公開しているサイトのリサーチをしておきましょう。

また、Web上のテンプレートを使用する際は企業から指定がない限りは手書きで記入することをおすすめします。

パソコン入力でも手書きでも内容は一緒ですが、採用担当者によっては印象が大きく変わってしまう可能性もあります。

さらに、印刷するときはプリンターに入っている通常の用紙を使わないように注意しましょう。

履歴書専用の用紙を使用することによって就職活動に対する姿勢をアピールできたり、しっかりとした人間性を印象づけやすくなったりします。

履歴書のテンプレートを使う際の注意点は、こちらの記事でも紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

履歴書にはさまざまテンプレートがあります。

自分自身についてしっかりアピールしなければならない新卒の就職活動では、どの様式を選ぶかが重要です。

市販の場合は一般用もしくは新卒用を選び、大学オリジナルの様式が販売されている場合はそれを選ぶとよいでしょう。

Web上に公開されているテンプレートは、応募先企業のジャンルやアピールしたいポイントによって内容が大きく異なります。

基本的には職歴欄が広すぎないもの、志望動機や自己PR欄が広く設定されているものを基準に選ぶのがおすすめです。

また、応募先企業に優先してアピールしたいことは何かを明確にしたうえで履歴書を選ぶことも大切です。

特にWeb上のテンプレートを使用する場合は、自分の伝えたい内容を十分に書けるタイプを選びましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます